JP6315256B2 - リアクトル - Google Patents
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Description
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
(1) 本発明の一態様に係るリアクトルは、巻線を巻回してなるコイルと、上記コイル内に配置される部分を有する磁性コアとを備え、上記磁性コアは、上記コイルから突出され、磁路となるサイド本体部と、上記巻線の端部に接続される端子金具と、上記サイド本体部と上記端子金具とを一体に保持するサイド樹脂モールド部とを備える端子付き外側コア部品を含む。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るリアクトルを具体的に説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。
図1〜図3を参照して、実施形態1のリアクトル1Aを説明する。
・全体構成
リアクトル1Aは、図1に示すように、巻線2wを螺旋状に巻回してなるコイル2と、コイル2の内外に配置されて閉磁路を形成する磁性コア3とを備える。リアクトル1Aは、コンバータケースなどの設置対象(図示せず)に取り付けられて使用される。例えば、後述するように液体冷媒4L(図7)に直接曝される箇所に取り付けられて使用される。実施形態1のリアクトル1Aは、コイル2を構成する巻線2wの端部2eに接続される端子金具8Aと磁性コア3の一部(サイド本体部32)とが樹脂(サイド樹脂モールド部328m)によって一体化された部品(端子付き外側コア部品328A)を備える点を特徴の一つとする。以下、リアクトル1Aの主要な構成部材であるコイル2及び磁性コア3の概略、特徴点である端子付き外側コア部品328Aの具体的な構成及び特徴点に基づく主要な効果をまず説明し、その後、リアクトル1Aの各構成の詳細などを順に説明する。
この例に示すコイル2は、図1,後述の図6などに示すように一対のコイル素子2a,2bと、両コイル素子2a,2bを接続する連結部2rとを備える。各コイル素子2a,2bは、巻線2wを螺旋状に巻回して形成された筒体(ここでは角部を丸めた矩形筒状体)である。各コイル素子2a,2bは、各軸方向が平行するように並列(横並び)されている。連結部2rは、コイル素子2a,2bを形成する巻線2wの一部がU字状に屈曲されて形成されている。
この例に示す磁性コア3は、図2、図3に示すように一対の柱状のミドル本体部31,31と、一対の柱状のサイド本体部32,32とを主体とし、これらの本体部31〜32は、主として軟磁性材料によって構成されて磁路を構築する。各ミドル本体部31,31はそれぞれ、横並びされたコイル素子2a,2b(図1)内に挿通配置されて、コイル2内に配置される部分として利用される。各サイド本体部32,32はそれぞれ、コイル2が実質的に配置されずにコイル2から突出された部分である。横並びされた両ミドル本体部31,31を繋ぐようにサイド本体部32,32を組み付けて、これらの本体部31〜32は環状に配置される。
端子付き外側コア部品328Aは、一方のサイド本体部32と、サイド樹脂モールド部328mと、端子金具8Aとを主要構成要素とする。この例では、サイド本体部32は、その柱状の外周面が、一部を除いて、サイド樹脂モールド部328mの構成樹脂に覆われている。端子金具8Aの一部は、この構成樹脂に埋設されている。即ち、端子付き外側コア部品328Aは、上記構成樹脂によって形成されて端子金具8Aの一部を埋設して保持する埋設固定部3280を備える。
端子付き外側コア部品328Aに備える端子金具8Aは、コイル2と、コイル2に電力供給を行う電源などの外部装置(図示せず)との間を電気的に接続する導電部材である。端子金具8Aは、銅や銅合金、アルミニウムやアルミニウム合金といった導電性に優れる金属によって構成され、ボルトなどの締結部材が挿通される貫通孔80hを有する形状のものが代表的である。端子金具8Aの形状、大きさは、リアクトル1Aが設置された状態においてコイル2を構成する巻線2の端部2eと、所定の位置に設けられた外部装置側の端子金具との間を接続可能な範囲で適宜選択することができる。端子金具8Aは、上述の丸型端子ではなく、図3に示すような板状体であると、リアクトル1Aが設置された状態において上記巻線2の端部2eと外部装置側の端子金具との間の距離がある程度大きく、両者が離れている場合でも、両者間を容易に接続できる。
コイル2を構成する巻線2wの端部2eと端子金具8Aとの接続には、抵抗溶接、レーザ溶接、TIG(Tungsten Inert Gas)溶接などの各種の溶接、半田付け、ロウ付け、圧着、振動溶着などを利用することができる。列挙した方法によって、巻線2wの構成材料と端子金具8Aの構成材料とが直接接合される、又は半田などの導電性接合材料を含んで実質的に直接接合される。ここでは、抵抗溶接を行っている。上記巻線2wの端部2eと端子金具8Aとの接合面積は、適宜選択することができ、大きいほど、両者を強固に接合できる。この例に示すように導体が平角線である巻線2wを利用すると、板状の端子金具8Aとの接合面積を確保し易く、上述の直接接合された形態、又は実質的に直接接合された形態を構築し易い。また、このような直接接合された形態などは、コイル2と端子金具8Aとの接続にボルトなどの締結部材などが不要であり、部品点数を削減できる。
U字コア部品30Uは、一対のミドル本体部31,31と、他方のサイド本体部32と、連結樹脂モールド部30mとを主要構成要素とする。この例に示すU字コア部品30Uは、他方のサイド本体部32の内端面32e(図3)と一対のミドル本体部31,31の一方の端面31e,31eとを図3の矢印に示すように接合させてU字状の中間部品とし、この中間部品の全周が連結樹脂モールド部30mの構成樹脂に実質的に覆われて、図2に示すようにU字状の外形を有する。上記中間部品の外形と、連結樹脂モールド部30mの外形とを相似状とせず、全く異ならせることもできる。
端子付き外側コア部品328Aにおけるサイド樹脂モールド部328mによる被覆領域及びU字コア部品30Uにおける連結樹脂モールド部30mによる被覆領域は、適宜選択することができる。各樹脂モールド部30m,328mはサイド本体部32及びミドル本体部31の少なくとも一部を覆う。かつ、端子付き外側コア部品328Aでは、サイド樹脂モールド部328mは、一方のサイド本体部32に対して端子金具8Aが着脱不可能になるように端子金具8Aの一部を覆って固定する。上記被覆領域が大きいほど、各樹脂モールド部30m,328mを備える効果を得易い。即ち、サイド本体部32やミドル本体部31の機械的保護、環境からの保護(例えば、液体冷媒4Lなどとの接触による腐食防止)、コイル2との間の絶縁性の向上、端子金具8Aとの間の絶縁性の向上、リアクトル1Aの周辺部品との間の絶縁性の向上、端子金具8Aの強固な保持などの効果を得ることができる。
サイド樹脂モールド部328mの構成樹脂の厚さ、連結樹脂モールド部30mの構成樹脂の厚さはいずれも適宜選択することができる。例えば、上記構成樹脂の厚さは、0.1mm以上3mm以下が挙げられる。ここでは、被覆対象であるサイド本体部32の各面、上述の中間部品の各面を覆う上記構成樹脂の厚さは、概ね一様である。但し、サイド樹脂モールド部328mにおいて上述の端子金具8Aを保持する部分の上記構成樹脂の厚さが、サイド本体部32におけるその他の個所と比較して厚く、この肉厚部分がサイド本体部32の外方に突出している。この肉厚部分が埋設固定部3280をなす。埋設固定部3280を構成する樹脂の厚さが局所的に厚いことで、端子金具8Aとリアクトル1Aの周辺部品との絶縁性を高められる。また、この例では、埋設固定部3280において二つの端子金具8A,8Aとの間に介在される突条329を有する。この突条329によって、端子金具8A,8A間の絶縁性を高められる。
リアクトル1Aは、代表的には、組合体10(図1)の作製⇒コイル2と端子金具8Aとの接続、という過程を経て製造することができる。具体的には、コイル2、磁性コア3(ここでは端子付き外側コア部品328A,U字コア部品30U)を用意し、コイル2と磁性コア3とを組み付けて組合体10を作製する。コア部品328A,30Uは、後述するようにインサート成形などを利用して適宜作製しておく。この例では、U字コア部品30Uにコイル2を支持させた状態でU字コア部品30Uと端子付き外側コア部品328Aとを接続可能であり、組み付け作業を容易に行える。また、この例では、両コア部品328A,30Uがスライド連結部303s,323s(後述、図2)を有することで、両コア部品328A,30Uの位置決めを精度よく行えながら、コイル2と磁性コア3とを容易に組み付けられる。
リアクトル1Aは、以下の理由(1)、(2)によって、コイル2と端子金具8Aとの接続を精度よく行える。また、リアクトル1Aは、以下の理由(3)、(4)によって、組立作業性にも優れる。
(1) 磁性コア3の一部と端子金具8Aとを一体物(端子付き外側コア部品328A)とすることで、端子金具や端子台が磁路を形成する部分と独立した部品である場合と異なり、磁性コア3に対する端子金具8Aの位置ずれが実質的に生じ得ない。
(2) 上記一体物をコイル2との組付部品とすることで、コイル2に対する磁性コア3の位置決めを行うと、コイル2に対する端子金具8Aの位置決めが自動的になされる。その結果、コイル2に対する端子金具8Aの位置精度とコイル2に対する磁性コア3の位置精度とを同程度の高精度にできる。
(4) 上記一体物をコイル2との組付部品とすることで、コイル2と磁性コア3との組み付け時に、コイル2に対する端子金具8Aの位置決めを別途行う必要が無く、この位置決めに要する時間が実質的に生じない。
以下、リアクトル1Aの各構成の詳細、その他の利用可能な構成などを列挙して説明する。
コイル2は、代表的には、接続部の無い1本の連続する巻線2wを螺旋状に巻回して構成される。各コイル素子2a,2bは互いに同一の巻数であり、両コイル素子2a,2bは電気的に直列に接続される。コイル素子2a,2bの端面形状は、上述の角筒状などの他、円環状など、適宜変更することができる。
図3を用いて、磁性コア3の主体となるミドル本体部31及びサイド本体部32の構成材料、製造方法を詳細に説明する。
サイド樹脂モールド部328m及び連結樹脂モールド部30mの構成材料には、適宜な樹脂を利用できる。特に、磁性コア3は、コイル2の近傍に配置されることから、上記構成材料は絶縁性樹脂が好ましい。具体的な樹脂は、PPS樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂、液晶ポリマー(LCP)、ナイロン6、ナイロン66、ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂などの熱可塑性樹脂が挙げられる。上記樹脂に、窒化珪素(Si3N4)、アルミナ(Al2O3)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ほう素(BN)、炭化珪素(SiC)、ムライトなどのセラミックスからなるフィラーを含有することができる。列挙したセラミックスのフィラーを1種以上含有する樹脂とすることで、サイド樹脂モールド部328m及び連結樹脂モールド部30mの放熱性や絶縁性などを高められる。フィラーの組成によっては、振動・騒音抑制効果も期待できる。
・・スライド連結部
その他、この例に示す端子付き外側コア部品328A及びU字コア部品30Uは、相互に係合するスライド連結部323s,303s(図2)を備える。スライド連結部323s,303sは、コイル2の軸方向及びコイル素子2a,2bの横並び方向(図1、図2では左右方向)の双方向に直交する方向(図2では上下方向)に端子付き外側コア部品328A及びU字コア部品30Uをスライドさせることで両者の機械的な連結を可能にする部分である。この例では、端子付き外側コア部品328Aに備えるスライド連結部323sを上下方向に延びる突条とし、U字コア部品30Uに備えるスライド連結部303sを上下方向に延び、上記突条が嵌め込まれる溝としているが、両者が逆でもよい。また、この例では、図2の上方から、U字コア部品30Uのスライド連結部303s(溝)を端子付き外側コア部品328Aのスライド連結部323s(突条)に沿わせたときに、U字コア部品30Uの位置決めを行う当たり止め突起(図示せず)を端子付き外側コア部品328Aの端面に備える。当たり止め突起は、端子付き外側コア部品328Aの端面からミドル本体部31側に向かって突出する突条であり、両コア部品328A,30Uを連結したとき、U字コア部品30Uの下方縁に接するように設けられている。この当たり止め突起に当接するまで、U字コア部品30Uを端子付き外側コア部品328Aに対してスライドすることで、両コア部品328A,30Uを容易に環状に組み付けられる。また、この連結によって両コア部品328A,30Uは、環状に組み付けた状態を維持できる。
その他、この例に示す端子付き外側コア部品328A及びU字コア部品30Uはそれぞれ、設置対象への取付部325,305(図2)を備える(図7の側面図も参照)。ここでは、取付部325,305は、端子付き外側コア部品328Aの外方、及びU字コア部品30Uのサイド本体部32の外方に突出した突片であり、ボルト45(図7)が挿通されるボルト孔325h,305hを備える。取付部325,305の個数(ここでは合計4個)、形成位置は適宜選択することができる。ここでは、取付部325,305はサイド本体部32,32における上下方向の中間部に設けられているが、例えば、端子付き外側コア部品328A及びU字コア部品30Uの設置面と面一になるように下方側に設けることができる。ここでは、ボルト孔325h,305hは、金属筒で形成している。金属筒は、サイド樹脂モールド部328m、連結樹脂モールド部30mの構成樹脂よりも高強度であるため、ボルト45からの締付力を十分に受けられる。
その他、この例に示す端子付き外側コア部品328A及びU字コア部品30Uはそれぞれ、サイド本体部32の内端面32eを覆う樹脂から構成される端面30eから突出し、コイル2(図1)を組み付けたとき、コイル素子2a,2b(図1)間に介在される仕切り部327,307(図2)を備える。仕切り部327,307によって、コイル素子2a,2b間の絶縁性を高められる。
その他、リアクトル1Aは、動作時の物理量を測定するためのセンサ7(後述の図5参照)を備える形態とすることができる。センサ7の詳細は実施形態2で説明する。
図4〜図7を参照して、実施形態2のリアクトル1B及び使用例を説明する。実施形態2のリアクトル1Bは、上述の実施形態1のリアクトル1Aに対して、接合層62(図5、図7)と放熱板6(図4、図5、図7)とを更に備える。特に、コイル2と磁性コア3との組合体10と放熱板6とが接合層62で固定されて(図7)、一体物となっている(図4)。また、実施形態2のリアクトル1Bでは、磁性コア3が、各ミドル本体部31,31(図6)がそれぞれミドル樹脂モールド部310m,310m(図6)で覆われた一対の内側コア部品310,310(図6)と、各サイド本体部32,32(図4〜図6)がそれぞれサイド樹脂モールド部328m,320m(図4〜図6)で覆われた一対の外側コア部品328B,320(図4〜図6)とを備える。即ち、リアクトル1Bでは、磁性コア3が合計四つのコア部品328B,320,310,310を備える。更に、リアクトル1Bは、センサ7(図6)も備える。以下、各コア部品及びこの構成の効果、接合層62、放熱板6、センサ7及びこれらを備える効果を順に説明する。
この例に示す外側コア部品320は、端子付き外側コア部品328Bと同様に、他方のサイド本体部32の内端面32eの一部がサイド樹脂モールド部320mから露出しており(図6)、その他はサイド樹脂モールド部320mの構成樹脂によって概ね均一的な厚さで覆われている。内側コア部品310は、ミドル本体部31の外周面の実質的に全体がミドル樹脂モールド部310mの構成樹脂によって覆われている。この例では、ミドル本体部31の端面31eの一部がミドル樹脂モールド部310mから露出している。この露出部分(ここでは円形状)は、樹脂モールド部の成形時にミドル本体部31を支持していた支持部材によって形成されている。この露出部分は、外側コア部品328B,320によって塞がれるが、例えば、本体部31,32同士を接合する接着剤の充填空間として利用することができる。
リアクトルの一例として、その設置面のうち、少なくともコイル2の設置面に接合層を備える形態とすることができる。この例に示すように接合層62は、リアクトル1Bの設置面の実質的に全域に対して設けられていると(図5)、放熱板6に対する安定した固定や、放熱板6に対する接触面積の増大に起因する放熱性の向上などが期待できて好ましい。接合層62の構成材料は、代表的には、リアクトル1Bの使用時における最高到達温度に対して軟化しない程度の耐熱性を有する樹脂(接着剤)が好ましく、更にリアクトル1Bと設置対象との絶縁性を高めるために絶縁性樹脂が好ましい。具体的な樹脂は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、不飽和ポリエステルなどの熱硬化性や、PPS樹脂、LCPなどの熱可塑性の絶縁性樹脂が挙げられる。この絶縁性樹脂に、上述のセラミックスのフィラーが含有された形態とすると、放熱性や絶縁性などを向上させられる。接合層62の熱伝導率は、0.1W/m・K以上、更に1W/m・K以上、特に2W/m・K以上であると、熱伝導性に優れて好ましい。接合層62は、例えばシート状のものを用いたり、塗布やスプレーしたりして形成するとよい。
リアクトルの一例として、使用時に発熱するコイル2の任意の箇所に配置される放熱板を備える形態とすることができる。この例に示すリアクトル1Bは、コイル2の設置面に配置される放熱板6を備える。
センサ7は、例えば、温度センサ、電流センサ、電圧センサ、磁束センサ、加速度センサなどが挙げられる。この例に示すセンサ7は、サーミスタといった感熱素子を備える温度センサであり、感熱素子を保護する保護部(例えば、樹脂などのチューブ)と、感熱素子からの情報を外部に伝える配線72とを備える一体部材としている(図5、図6)。ここでは、センサ7の配置位置を両コイル素子2a,2bの間とし、リアクトル1Bは、上記一体部材を上記の所定の配置位置に保持するセンサ保持部材75を備える。センサ保持部材75は、仕切り部307,327(図6)に掛止される爪部を有しており、センサ保持部材75をコイル素子2a,2bの間に挿入し、上記爪部を仕切り部307,327に引っ掛けることで、上記一体部材の配置位置が実質的にずれず、所定の配置位置を良好に維持できる。また、センサ保持部材75によってセンサ7の一部が覆われる構成としている。こうすることで、センサ7は、例えば、液体冷媒4Lに接触し難く、リアクトル1Bの物理量を適切に測定し易い。センサ7を更にエポキシ系接着剤、アクリル系接着剤などの接着剤によってセンサ保持部材75の所定の配置位置に固定する形態としたり、センサ保持部材75を用いずにセンサ7を上記接着剤のみで所定の配置位置に固定する形態としたりすることができる。センサ保持部材75は、サイド樹脂モールド部328mなどと同様に絶縁性樹脂で構成されることで、仕切り部307,327と同様にコイル素子2a,2bの間の絶縁性を高められる。
実施形態2のリアクトル1Bは、設置対象に取り付けると、コイル2の設置面と設置対象との間に放熱板6を介在できる。従って、リアクトル1Bは、実施形態1のリアクトル1Aが奏する上述の効果に加えて、放熱性にも優れる。特に、リアクトル1Bは、接合層62によって組合体10(特にコイル2)と放熱板6とが強固に固定されて、コイル2の熱だけでなく磁性コア3の熱をもリアクトル1Bの設置対象に効率よく、かつ均一的に伝えられ、放熱性により優れる。放熱板6は組合体10の支持部材としても利用でき、放熱板6を備えるリアクトル1Bは、組合体10の一体物としての強度や剛性を高められると期待される。更に、リアクトル1Bでは、センサ7によってリアクトル1B(特にコイル2)の温度などを適切に測定でき、冷却状態を適切に制御して高い放熱性を維持できる。
図7を参照して実施形態2のリアクトル1Bの使用状態の一例を説明する。図7は、分かり易いように冷却ケース4を断面で示し、リアクトル1Bは側面を簡略化して示す。リアクトル1Bは、例えば、コイル2と磁性コア3との組合体10が冷却ケース4に収納され、ケース4内に固定されて利用される。ケース4は、その内部に液体冷媒4Lが供給及び排出される容器であり、液体冷媒4Lをケース4内に供給する供給口40iと、ケース4内の液体冷媒4Lをケース4外に排出する排出口40oと、組合体10を収納しかつ液体冷媒4Lを貯留可能な空間と、組合体10を固定する固定部(ここではボルト45が取り付けられるボルト穴を有するボス42)とを備える。液体冷媒4Lは、外部の冷却器(図示せず)によって適宜冷却され所定の温度にされて、ポンプなどの供給機構(図示せず)によって供給口40iからケース4内に供給される。ケース4内に導入された液体冷媒4Lは、組合体10に接触して、リアクトル1Bを冷却する。組合体10に接触して昇温した液体冷媒4Lは、排出口40oからケース4外へ排出され、上述の冷却器などに戻される。このように適宜な供給機構を利用することで、液体冷媒4Lをケース4内に循環供給することができる。このようなケース4は、例えば、コンバータケースに一体に形成される。
図8〜図10を参照して、実施形態3のリアクトル1Cを説明する。サイド樹脂モールド部328mの成形時に端子金具8Aが一体化された端子付き外側コア部品328A,328Bを備える実施形態1,2とは異なり、実施形態3のリアクトル1Cは、サイド樹脂モールド部328mの成形後に、その構成樹脂によって端子金具8Cが固定されて端子金具8Cを保持する端子付き外側コア部品328Cを備える。以下、この相違点を中心に説明し、実施形態1,2と重複する構成及び効果は説明を省略する。
リアクトル1Cに備える端子付き外側コア部品328Cは、サイド樹脂モールド部328mの構成樹脂によって形成されて、端子金具8Cを保持する固定部を備える。この例では、固定部は、端子金具8Cに設けられた円筒状の固定孔82hに挿通される軸部3282(図9,図10)と、軸部3282に連続して設けられて、固定孔82hの直径よりも大きい部分を有する頭部3283とを備える。いわば、軸部3282及び頭部3283がリベットの軸及び頭部となり、端子金具8Cは、リベット結合された状態である。更に、この例では、端子付き外側コア部品328Cは、サイド樹脂モールド部328mの構成樹脂によって形成されて、端子金具8Cに設けられた別の二つの貫通孔(固定孔84h,84h)にそれぞれ挿通される突起(回転防止突起3284,3284)を備える。これら固定孔84h,84hと突起3284,3284とが、端子金具8Cの回転を防止する回転防止部として機能すると共に、固定部としても機能する。即ち、この端子金具8Cは、固定孔82h,84hに挿通された軸部3282,突起3284によって掛止されると共に、頭部3283によって軸部3282,突起3284からの抜け(脱落)が防止され、更には回転も防止される。このような固定部によって、端子付き外側コア部品328Cは、実施形態1の端子付き外側コア部品328Aなどと同様に端子金具8Cを強固に保持する。
次に、端子付き外側コア部品328Cの製造方法を説明する。まず、図9に示すように、所定の位置に所定の大きさ及び形状の固定孔82h,84hが形成された端子金具8Cを用意する。また、インサート成形などを利用して、サイド本体部32がサイド樹脂モールド部328mで覆われ、この樹脂モールド部328mの所定の位置に所定の大きさ及び形状の軸部3282,回転防止突起3284が一体に成形されたコア成形品を用意する。
実施形態3のリアクトル1Cは、端子金具8Cと、サイド本体部32を備えるコア成形品とがリアクトル1Cの製造過程では独立しているものの、最終的にサイド樹脂モールド部328mの構成樹脂によって一体化された端子付き外側コア部品328Cをコイル2との組付部品とする。即ち、リアクトル1Cは、端子付き外側コア部品328Aを備えるリアクトル1Aなどと同様の組付部品点数とすることができる。従って、実施形態1で述べた理由(1)〜(4)により、リアクトル1Cは、コイル2と端子金具8Cとの接続を精度よく行える上に、組立作業性にも優れる。また、上記コア成形品は、端子金具8Cを備えておらず、単純な外形を有するため、サイド本体部32を金型に配置してインサート成形などすることで容易に製造できて製造性に優れる。更に、上記コア成形品では、サイド樹脂モールド部328mの成形時に、サイド本体部32に対して端子金具8Cがずれるということも無い。
端子金具8Cの回転を防止可能な別の形態として、固定孔82hが非円形孔(例えば、三角形、四角形などの多角形状、楕円などの異形状)であり、固定部の軸部が上記非円形孔に相似形状な柱状である形態が挙げられる。この形態は、リベット結合に用いる固定孔82hが一つであっても、端子金具8Cを固定できながら、回転も防止できる。
端子金具8Cの回転を防止可能な別の形態として、固定孔82hと固定部(軸部3282,頭部3283)との組を複数備える形態とすることが挙げられる。例えば、固定孔84hに挿通された上述の回転防止突起3284の端部を溶融して頭部を形成してもよい。この形態は、頭部3283による抜け止めをより確実に行えて、端子金具8Cをより強固に支持できる上に、端子金具8Cの回転を防止できる。なお、実施形態3で説明したように上記のリベット結合をなす組を一つとすれば、溶融箇所を少なくできる。
上述の固定孔82hは、その軸方向に一様な径を有する円筒孔である場合を説明した。固定孔をその軸方向に径が異なる段付き孔(図示せず)とすることができる。この段付き孔は、端子金具8Cの表面側に配置される径を、同裏面側(サイド本体部32側)に配置される径よりも大きくすることで(大径とすることで)、上記表面側に配置される大径の孔を埋めるように形成された頭部3283によって抜け止め及び固定を行える。この場合、頭部3283は、端子金具8Cの表面と面一になるように形成されていても問題ない。しかし、段付き孔を有する場合も、頭部3283の一部が端子金具8Cの表面から突出するように形成されていれば、端子金具8Cをより強固に固定できる。
実施形態3では、磁性コア3に関して、端子付き外側コア部品328Cにおける端子金具8Cの固定に関する点以外の構成は、実施形態2のリアクトル1Bと同様に四つのコア部品を備える形態を示しているが、実施形態1のリアクトル1Aと同様に二つのコア部品を備える形態とすることができる。この点は、後述する実施形態4についても同様である。
実施形態3では、サイド樹脂モールド部328mの一部を溶融して、端子金具8Cを固定する形態を説明した。その他、実施形態4のリアクトルとして、端子金具8Dがサイド樹脂モールド部328mの構成樹脂からなる掛止部によって固定された端子付き外側コア部品328Dを備える形態とすることができる。以下、掛止部を備える端子付き外側コア部品328Dを詳細に説明し、実施形態1〜3と重複する構成及び効果は説明を省略する。
図11に示す端子付き外側コア部品328Dは、サイド樹脂モールド部328mの構成樹脂によって形成されて、端子金具8Dを保持する掛止部を備える。この例では、掛止部は、端子金具8Dが嵌め込まれて圧入されることで端子金具8Dを機械的に保持する部分(挟持突起3288,3288)を備える。
次に、端子付き外側コア部品328Dの製造方法を説明する。所定の位置に所定の大きさ及び形状の固定孔86h、切欠88,88が形成された端子金具8Dを用意する。また、インサート成形などを利用して、サイド本体部32がサイド樹脂モールド部328mで覆われ、この樹脂モールド部328mの所定の位置に所定の大きさ及び形状の掛止突起3286、挟持突起3288,3288が一体に成形されたコア成形品を用意する。
実施形態4のリアクトルは、端子金具8Dと、サイド本体部32を備えるコア成形品とがリアクトルの製造過程では独立しているものの、最終的にサイド樹脂モールド部328mの構成樹脂によって一体化された端子付き外側コア部品328Dをコイル2との組付部品とする。即ち、実施形態4のリアクトルは、端子付き外側コア部品328Aを備えるリアクトル1Aなどと同様の組付部品点数とすることができる。従って、実施形態1で述べた理由(1)〜(4)により、実施形態4のリアクトルは、コイル2と端子金具8Dとの接続を精度よく行える上に、組立作業性にも優れる。また、上記コア成形品は、端子金具8Dを備えておらず、製造性に優れる上に、端子金具8Dとコア成形品との一体化に当たり、溶融といった加熱工程が不要である。この実施形態4のリアクトルは、例えば、端子金具8Dの全長が短く、振動時に共振する可能性が低い場合や、コイル2と設置対象との接続強度が十分に高い場合などに利用できると期待される。
挟持突起3288,3288の少なくとも一方をフック形状(端子金具Dの側面から表面に回り込むL字形状など)とすることができる。この場合、端子金具8Dの抜け(サイド本体部32の外方に向かう抜け。図11の紙面手前側に向かう方向の抜け。)をより効果的に防止できる。フック形状の突起は、成形の他、切削などを行うことで形成できる。
実施形態2では、接合層62と放熱板6との双方を備える形態を説明した。その他、実施形態5のリアクトルとして、接合層62のみを備える形態とすることができる。この形態も、接合層62は、コイル2の設置面、更にはリアクトルの設置面の実質的に全域に対して設けられていると、設置対象に対する安定した固定や放熱性の向上などが期待できる。実施形態5のリアクトルを設置対象に接合するまでの間には、接合層62の表面に離型材を取り付けておくと、接合層62の表面を清浄に維持できて好ましい。設置対象に実施形態5のリアクトルを設置するときに離型材を外し、接着剤に応じた固化(硬化)処理(不要な場合もある)を行うとよい。
実施形態2では、リアクトル1Bの収納対象として、コンバータケースに一体に設けられた冷却ケース4を説明した。実施形態6のリアクトルとして、コンバータケースとは独立しており、コンバータケースに取り付けられる冷却ケース4を備える形態とすることができる。
実施形態1では、I字状のコア部品(端子付き外側コア部品328A)とU字状のコア部品(U字コア部品30U)とを備える形態、実施形態2〜4では、複数のI字状のコア部品(内側コア部品310,310、外側コア部品328A,328B,328C,328D,320)を備える形態を説明した。その他、実施形態7のリアクトルとして、一方のミドル本体部31と一方のサイド本体部32とがL状に組み付けられた状態で樹脂モールド部に覆われた端子付きL字コア部品と、他方のミドル本体部31と他方のサイド本体部32とがL状に組み付けられた状態で樹脂モールド部に覆われたL字コア部品とを備える形態とすることができる。即ち、磁性コア3が合計二つのL字コア部品を備える形態とすることができる。
実施形態1〜7では、磁性コア3の主要構成部品のいずれもが樹脂モールド部を備える形態を説明した。その他、実施形態8のリアクトルとして、磁性コアが樹脂モールド部を備えていない部分を有する形態とすることができる。即ち、実施形態8のリアクトルとは、図6などに示すコイル2と、端子付き外側コア部品328A〜328Dのいずれかと、図3に示すミドル本体部31,31及び他方のサイド本体部32とを備える形態、図6などに示すコイル2と、上述の端子付きL字コア部品と、図3に示す他方のミドル本体部31及び他方のサイド本体部32とを備える形態などが挙げられる。いずれの形態も、樹脂モールド部の成形が不要な部分を有するため、磁性コアの製造性に優れる。
実施形態1〜8のリアクトル1A〜1Cなどは、通電条件が、例えば、最大電流(直流):100A〜1000A程度、平均電圧:100V〜1000V程度、使用周波数:5kHz〜100kHz程度である用途に好適に利用できる。この用途の代表例として、実施形態1〜8のリアクトル1A〜1Cなどは、電気自動車やハイブリッド自動車などに載置されるコンバータの構成部品や、このコンバータを備える電力変換装置の構成部品といった車載部品に好適に利用することができる。以下、図12,図13を参照して、実施形態1のリアクトル1Aなどを車載用電力変換装置に適用した例を簡単に説明する。
2 コイル
2a,2b コイル素子 2r 連結部 2w 巻線 2e 端部
3 磁性コア
30U U字コア部品 310 内側コア部品
320 外側コア部品
328A,328B,328C,328D 端子付き外側コア部品
31 ミドル本体部 31e 端面 31m,32m コア片
31g ギャップ材
32 サイド本体部 32e 内端面
30m 連結樹脂モールド部 310m ミドル樹脂モールド部
320m,328m サイド樹脂モールド部
3280 埋設固定部 3282 軸部 3283 頭部 3284 回転防止突起
3286 掛止突起 3288 挟持突起 3288e 上端面
3288s 傾斜面
30e 端面
303s,323s スライド連結部
313t 薄肉部 323t 筒状部
305,325 取付部 305h,325h ボルト孔
307,327 仕切り部 329 突条
4 冷却ケース 4L 液体冷媒 45 ボルト
40i 供給口 40o 排出口 41 取付面(内底面) 42 ボス
6 放熱板 62 接合層
7 センサ 72 配線 75 センサ保持部材
8A,8C,8D 端子金具 8e 端部 80h 貫通孔
82h,84h,86h 固定孔 88 切欠 88e 縁面
1100 電力変換装置 1110 コンバータ
1111 スイッチング素子 1112 駆動回路 L リアクトル
1120 インバータ
1150 給電装置用コンバータ 1160 補機電源用コンバータ
1200 車両 1210 メインバッテリ 1220 モータ
1230 サブバッテリ 1240 補機類 1250 車輪
Claims (5)
- 巻線を巻回してなるコイルと、
前記コイル内に配置される部分を有する磁性コアと、
前記コイルの設置面に配置される放熱板とを備え、
前記磁性コアは、
前記コイルから突出され、磁路となるサイド本体部と、
前記巻線の両端部にそれぞれ接続され、互いに並列される二つの端子金具と、
前記サイド本体部と前記両端子金具とを一体に保持するサイド樹脂モールド部とを備える端子付き外側コア部品を含み、
前記端子付き外側コア部品は、前記サイド樹脂モールド部の樹脂によって形成されて、前記両端子金具の一部を埋設して保持する埋設固定部を備え、
前記埋設固定部は、二つの前記端子金具の間に介在される突条を備えるリアクトル。 - 巻線を巻回してなるコイルと、
前記コイル内に配置される部分を有する磁性コアとを備え、
前記磁性コアは、
前記コイルから突出され、磁路となるサイド本体部と、
前記巻線の両端部にそれぞれ接続され、互いに並列される二つの端子金具と、
前記サイド本体部と前記両端子金具とを一体に保持するサイド樹脂モールド部とを備える端子付き外側コア部品を含み、
前記端子付き外側コア部品は、前記サイド樹脂モールド部の樹脂によって形成されて、前記両端子金具の一部を埋設して保持する埋設固定部を備え、
前記埋設固定部は、二つの前記端子金具の間に介在される突条を備えるリアクトル。 - 前記磁性コアは、前記コイル内に配置される一対のミドル本体部と、これら両ミドル本体部の一端を連結する前記サイド本体部と、前記コイルから突出され、前記両ミドル本体部の他端を連結する別のサイド本体部とによって環状の閉磁路を構成し、
前記別のサイド本体部と前記一対のミドル本体部との少なくとも一部を覆ってこれらを一体に保持する連結樹脂モールド部を備える請求項1又は請求項2に記載のリアクトル。 - 前記磁性コアは、前記コイル内に配置される一対のミドル本体部と、これら両ミドル本体部の一端を連結する前記サイド本体部と、前記コイルから突出され、前記両ミドル本体部の他端を連結する別のサイド本体部とによって環状の閉磁路を構成し、
前記別のサイド本体部と、この別のサイド本体部の少なくとも一部を覆うサイド樹脂モールド部とを備える外側コア部品と、
前記ミドル本体部と、前記ミドル本体部の少なくとも一部を覆うミドル樹脂モールド部とを備える内側コア部品とを含む請求項1又は請求項2に記載のリアクトル。 - 前記コイルの設置面に配置される接合層を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のリアクトル。
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