JP6292774B2 - セラミック多孔質体 - Google Patents
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Description
成形後、焼成されることにより多数の気孔を有するセラミック多孔質体とされ、
前記セラミック多孔質体は、前記気孔の直径が前記殻孔の直径より大きく、直径が3μm以上の大きさの前記気孔の体積割合が10%以下であり、直径が1μm未満の大きさの前記気孔の体積割合が15%以下であり、前記気孔の体積割合が60%以上であることを特徴とする。
前記セラミック多孔質体用組成物は、殻に多数の細孔である殻孔を有する珪藻土と、水酸化カルシウムとからなり、
前記気孔の直径は、前記殻孔の直径より大きく、
直径が3μm以上の大きさの前記気孔の体積割合が10%以下であり、直径が1μm未満の大きさの前記気孔の体積割合が15%以下であり、前記気孔の体積割合が60%以上であることを特徴とする。
珪藻土と水酸化カルシウムとの合計を100質量%とした場合の水酸化カルシウムの割合を横軸、焼成温度を縦軸としたグラフにおいて、
水酸化カルシウムの割合が15質量%未満であり、焼成温度が1050〜1250°Cであり、
直径が3μm以上の前記気孔が10%以下の体積割合で存在している場合の第1曲線で囲まれた第1範囲を設定し、
直径が1μm未満の前記気孔が15%以下の体積割合で存在している場合の第2曲線で囲まれた第2範囲を設定し、
前記気孔が60%以上の体積割合で存在している場合の第3曲線で囲まれた第3範囲を設定し、
前記第1範囲、前記第2範囲及び前記第3範囲内の前記セラミック多孔質体用組成物を用いるとともに、前記第1範囲、前記第2範囲及び前記第3範囲内の温度で前記成形品を焼成することを特徴とする。
前記第2範囲内の前記セラミック多孔質体用組成物を用いるとともに、前記第2範囲内の温度で成形品を焼成することが好ましい。
前記第3範囲内の前記セラミック多孔質体用組成物を用いるとともに、前記第3範囲内の温度で成形品を焼成することが好ましい。
試験1は、珪藻土に添加するカルシウム成分の種類の選定に関する。
試験2は、組成物の焼成温度の選定に関する。
試験3は、珪藻土に添加する水酸化カルシウムの量と、焼成温度との関係に関する。
試験4は、得られたセラミック多孔質体を使用し、水の懸濁物をろ過した結果に関する。
用意した珪藻土の特性を表1に示す。水酸化カルシウムはJIS工業用消石灰1号を使用した。使用した珪藻土の組成、水酸化カルシウムの組成及び炭酸カルシウムの組成を表2に示す。
図1より、炭酸カルシウムを使用したセラミック多孔質体は1160°Cで焼成を行っても、気孔分布のピークは気孔の直径1μm付近である。これは元の珪藻土の殻孔が残存している、あるいは、残存している量が多いものと考えられる。一方、水酸化カルシウムを使用したセラミック多孔質体は、気孔分布のピークがより気孔の直径の大きい側へシフトしている。これは、珪藻土の殻孔が残存していない、あるいは残存している量が少ないものと考えられる。この結果から、今回の課題に対しては、水酸化カルシウムを用いる方が好ましい。
SiO2質原料とカルシウム質原料との反応ということでは、例えば、オートクレーブ処理により珪酸カルシウムを製造する場合、カルシウム質原料として、炭酸カルシウムではなく、水酸化カルシウムが通常用いられる。このSiO2−CaO−H2O系での低温時の反応において、炭酸カルシウムは化学的に安定で反応し難く、より反応性の高い水酸化カルシウムが選択されているものと考えられる。
珪藻土が93.5質量%であり、水酸化カルシウムが6.5質量%のセラミック多孔質体用組成物を用い、試験1と同様にして成形体を用意した。これを最高温度700°C、950°C、1100°C、1160°C又は1200°Cで焼成し、セラミック多孔質体を得た。
図2及び図3からわかるように、珪藻土と水酸化カルシウムとからなるセラミック多孔質体用組成物は、最高温度が700°Cでは未だ十分な焼成が行われておらず、最高温度が950°Cでも珪藻土の殻孔が残存し、好ましくない。一方、図4〜6からわかるように、このセラミック多孔質体用組成物は、最高温度を1100〜1200°Cとすることにより、珪藻土の殻孔が残存しておらず、あるいは残存する量が少なく、珪藻土の殻と殻との間に所望の径の気孔を生じさせており、好ましい。
表3に示す割合で珪藻土と水酸化カルシウムとを乾式混合し、セラミック多孔質体用組成物である組成物1〜6とした。
図7〜17より、珪藻土と水酸化カルシウムとによりセラミック多孔質体用組成物を構成すれば、このセラミック多孔質体用組成物を成形後、焼成することにより、気孔の直径が珪藻土の殻孔の直径よりも大きいセラミック多孔質体を得ることができることが確認できる。
珪藻土と水酸化カルシウムとの焼成時の反応においては、まず、珪藻土と水酸化カルシウムのガラス化反応が殻孔部分で選択的に起き、これにより、殻孔が溶融し塞がっているものと思われる。このとき、殻孔部分以外の珪藻土のSiO2は、そのままクリストバライト化しているものと考えられる。続いて反応が進むと、珪藻土の殻が全体として焼成収縮していくと考えられる。この反応は、水酸化カルシウムの量が多いほど、あるいは、焼成温度が高いほど、起こりやすいようである。
珪藻土が93.5質量%であり、水酸化カルシウムが6.5質量%のセラミック多孔質体用組成物を用い、試験1と同様にして成形体を用意した。これを最高温度1160°Cで焼成し、セラミック多孔質体を得た。このセラミック多孔質体をろ過試験に供した。図25にはろ過前の試験液の粒度分布を示す。図26にはろ過後の試験液の粒度分布を示す。
A1、A11…第1範囲
C2、C21、C22…第2曲線
A2、A21、A22…第2範囲
C3、C31…第3曲線
A3、A31…第3範囲
Claims (3)
- セラミック多孔質体用組成物から製造され、多数の気孔を有するセラミック多孔質体において、
前記セラミック多孔質体用組成物は、殻に多数の細孔である殻孔を有する珪藻土と、水酸化カルシウムとからなり、
前記気孔の直径は、前記殻孔の直径より大きく、
直径が3μm以上の大きさの前記気孔の体積割合が10%以下であり、直径が1μm未満の大きさの前記気孔の体積割合が15%以下であり、前記気孔の体積割合が60%以上であることを特徴とするセラミック多孔質体。 - 直径が3μm以上の大きさの前記気孔の体積割合が5%以下であり、直径が1μm未満の大きさの前記気孔の体積割合が10%以下であり、前記気孔の体積割合が62%以上である請求項1記載のセラミック多孔質体。
- 強度が5MPa以上である請求項1又は2記載のセラミック多孔質体。
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