JP6287219B2 - 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
一方、従来のポリアミド樹脂などからなる単一の下引き層を有する電子写真感光体は、残留電位の蓄積が大きく、経時的な感度の大幅な低下や画像のかぶりなどが発生することがある。
また、下引き層もしくは中間層を積層させる方法や、N−アルコキシ(メトキシ)メチル化ナイロンを下引き層もしくは中間層に含有させる方法も行われており、導電性支持体からの電荷の注入を抑制し地汚れ抑制効果を高める手段として有効とされている。(特許文献8〜9)
ば、優れた電子写真感光体特性を有し、かつ画像形成装置に使用した場合に、実際に所望する高画質な画像が得られる電子写真感光体を提供可能になるわけではない。特に近年、耐磨耗性の向上が望まれており、その一つの解決手段として、電荷輸送層に耐摩耗性に優れた結着樹脂を用いて、電荷輸送物質の含有量を減少させることにより、結着樹脂の性能を極力損なわない手法がある。
<1>導電性支持体上に少なくとも下引き層及び感光層を前記導電性支持体側から順に積層して成る電子写真感光体であって、前記下引き層が、直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、並びにポリエーテル成分としてポリテトラメチレンエーテルグリコールを含むポリアミド樹脂を含有する、電子写真感光体。
<2>導電性支持体上に少なくとも下引き層及び感光層を前記導電性支持体側から順に積層して成る電子写真感光体であって、前記下引き層が、直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、並びにポリエーテル成分を含み、エステル結合を有するポリアミド樹脂を含有する、電子写真感光体。
<3>前記ポリアミド樹脂が、前記直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、並びに前記ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分の少なくともいずれか
一方を含むポリアミドブロックと、前記ポリエーテル成分を含むポリエーテルブロックとのブロック共重合ポリアミド樹脂である、<1>又は<2>に記載の電子写真感光体。
<4>前記ブロック共重合ポリアミド樹脂が、下記一般式[1]で表される、<3>に記載の電子写真感光体。
(式[1]中、HSはハードセグメントを表し、ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分の少なくともいずれか一方と、直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいずれか一方とを含むポリアミドブロックを少なくとも一種含むポリマー単位である。SSはソフトセグメントを表し、少なくとも一種のポリエーテル成分を含むポリエーテルブロックを含むポリマー単位である。)
<5>前記一般式[1]で表されるブロック共重合ポリアミド樹脂中のHSとSSがエステル結合で結ばれている、<4>に記載の電子写真感光体。
<6>前記ポリエーテルブロックがポリテトラメチレンエーテルグリコール又はポリプロピレンエーテルグリコールを含む、<3>〜<5>のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
<7>前記下引き層における前記ポリエーテルブロック含有量が4質量%以上である、<3>〜<6>のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
<8>前記ポリアミドブロックが単一構造のラクタム及びアミノカルボン酸の少なくともいずれか一方を重合して得られる、<3>〜<7>のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
<9>前記ブロック共重合ポリアミド樹脂にダイマー酸成分を含まない、<3>〜<8>のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
<10>前記ブロック共重合ポリアミド樹脂にジアミン成分を含まない、<3>〜<9>のいずれか1項に記載の電子写真感光体。
<11><1>〜<10>のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電させる帯電部、帯電した前記電子写真感光体を露光させ静電潜像を形成する露光部、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記電子写真感光体上をクリーニングするクリーニング部からなる群のうち少なくとも一つの部分とを備える、電子写真感光体カートリッジ。
<12><1>〜<10>のいずれか1項に記載の電子写真感光体、前記電子写真感光体を帯電させる帯電部、帯電した前記電子写真感光体を露光させ静電潜像を形成する露光部、前記電子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記電子写真感光体上をクリーニングするクリーニング部を備える、画像形成装置。
以下、本発明の電子写真感光体について詳述する。
<導電性支持体>
感光体に用いる導電性支持体としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料や、金属、カーボン、酸化錫などの導電性粉体を添
加して導電性を付与した樹脂材料や、アルミニウム、ニッケル、ITO(酸化インジウム酸化錫)等の導電性材料をその表面に蒸着又は塗布した樹脂、ガラス、紙等が主として使用される。形態としては、ドラム状、シート状、ベルト状などのものが用いられる。金属材料の導電性支持体に、導電性・表面性などの制御のためや欠陥被覆のために、適当な抵抗値をもつ導電性材料を塗布したものでもよい。
例えば、クロム酸、硫酸、シュウ酸、ホウ酸、スルファミン酸等の酸性浴中で、陽極酸化処理することにより形成されるが、硫酸中での陽極酸化処理がより良好な結果を与える。硫酸中での陽極酸化の場合、硫酸濃度は100−300g/l、溶存アルミニウム濃度は2−15g/l、液温は15−30℃、電解電圧は10−20V、電流密度は0.5−2A/dm2の範囲内に設定されるのが好ましいが、前記条件に限定されるものではない。
上記低温封孔処理の場合に使用されるフッ化ニッケル水溶液濃度は、適宜選べるが、3−6g/lの範囲で使用された場合、より好ましい結果が得られる。また、封孔処理をスムーズに進めるために、処理温度としては、25−40℃、好ましくは30−35℃で、また、フッ化ニッケル水溶液のpHは、4.5−6.5、好ましくは5.5−6.0の範囲で処理するのがよい。pH調節剤としては、シュウ酸、ホウ酸、ギ酸、酢酸、水酸化ナトリウム、酢酸ナトリウム、アンモニア水等を用いることが出来る。処理時間は、被膜の膜厚1μmあたり1−3分の範囲で処理することが好ましい。なお、被膜物性を更に改良するためにフッ化コバルト、酢酸コバルト、硫酸ニッケル、界面活性剤等をフッ化ニッケル水溶液に添加しておいてもよい。次いで水洗、乾燥して低温封孔処理を終える。
、インパクト加工、しごき加工等の非切削アルミニウム基体を用いる場合、処理により、表面に存在した汚れや異物等の付着物、小さな傷等が無くなり、均一で清浄な基体が得られるので好ましい。
導電性支持体と後述する感光層との間には、下引き層を設ける。下引き層としては、樹脂、樹脂に金属酸化物等の粒子を分散したものなどが用いられる。これらは単独として用いてもよいし、又はいくつかの樹脂、金属酸化物等の粒子を同時に用いてもよい。
下引き層に用いられる金属酸化物粒子の例としては、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄等の1種の金属元素を含む金属酸化物粒子、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の複数の金属元素含む金属酸化物粒子が挙げられる。1種類の粒子のみを用いていてもよいし、複数の種類の粒子を混合して用いてもよい。これらの金属粒子の中で、酸化チタン及び酸化アルミニウムが好ましく、特に酸化チタンが好ましい。酸化チタン粒子は、その表面に、酸化錫、酸化アルミニウム、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、酸化珪素等の無機物、又はステアリン酸、ポリオール、シリコーン等の有機物による処理を施されていてもよい。酸化チタン粒子の結晶型としては、ルチル、アナターゼ、ブルッカイト、アモルファスのいずれも用いることが出来る。また、複数の結晶状態のものが含有されていてもよい。
本発明の下引き層は、直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、並びにポリエーテル成分としてポリテトラメチレンエーテルグリコールを含むポリアミド樹脂を含有する。又は、直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、並びにポリエーテル成分を含み、エステル結合を有するポリアミド樹脂を含有する。ジカルボン酸成分は、直鎖状及び分岐鎖状の成分を両方含んでいてもよく、環状鎖は直鎖及び分岐鎖のいずれにも含まれない。また、ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分を両方含んでいてもよい。
ポリエーテル成分を含むポリエーテルブロックとのブロック共重合ポリアミド樹脂であることが電気特性及び接着性の点から更に好ましく、前記ブロック共重合ポリアミド樹脂が、下記一般式[1]で表されることが特に好ましい。
−[HS−SS]n−
(式[1]中、HSはハードセグメントを表し、ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分の少なくともいずれか一方と、直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいずれか一方とを含むポリアミドブロックを少なくとも一種含むポリマー単位である。SSはソフトセグメントを表し、少なくとも一種のポリエーテル成分を含むポリエーテルブロックを含むポリマー単位である。)
前記ラクタムおよび前記アミノカルボン酸としては、炭素数は、経済性、入手の容易さの観点から通常2以上、好ましくは4以上、更に好ましくは6以上である。上限は、通常20以下、好ましくは16以下、更に好ましくは12以下である。
ム化合物、6−アミノカプロン酸、7−アミノヘプタン酸、9−アミノノナン酸、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸などのアミノカルボン酸が挙げられる。経済性、入手の容易さの観点から、カプロラクタム、ドデカンラクタム、11−アミノウンデカン酸、12−アミノドデカン酸が好ましい。また、ラクタムおよびアミノカルボン酸は、複数成分を用いることができるが、単一成分(単一構造)であることが好ましく、ポリアミドブロックは単一構造のラクタム及びアミノカルボン酸の少なくともいずれか一方を重合して得られることがより好ましい。
前記直鎖状又は分岐鎖状ジカルボン酸としては、炭素数は、経済性、入手の容易さの観点から通常2以上、好ましくは3以上、更に好ましくは4以上である。上限は、通常32以下、好ましくは26以下、更に好ましくは22以下である。
好ましくは3mol%以上、更に好ましくは5mol%以上、特に好ましくは10mol%以上である。上限は通常、ポリアミド樹脂全体の50mol%以下、好ましくは45mol%以下、更に好ましくは40mol%以下、特に好ましくは30mol%以下である。
ポリエーテルブロックは、ポリエーテル成分が含まれていればよい。ポリエーテル成分とは、例えば、ポリエチレングリコール(PEG)、ポリプロピレングリコール(PPG)、ポリテトラメチレングリコール(PTMG)などのポリC2〜6アルキレングリコール、ポリC2〜4アルキレングリコールなどが挙げられる。これらのうち、ポリエーテルブロックには、低吸水性の観点から、ポリプロピレングリコール(PPG)またはポリテトラメチレングリコール(PTMG)が含まれることが好ましく、PPGとPTMGを共に含んでいてもよい。これらは、複数成分を用いることができる。ポリエーテルブロックに含まれていてもよい他の成分としては、例えばジカルボン酸、トリカルボン酸等が挙げ
られる。
ポリエーテル成分量は、下限は、通常15重量%以上、30重量%以上が好ましく、70重量%以上がより好ましい。上限は、通常90重量%以下、80重量%以下が好ましい。
直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分量は合計で、下限は、通常0.5重量%以上、1重量%以上が好ましく、2重量%以上がより好ましい。上限は、通常20重量%以下、10重量%以下が好ましい。
SSの数平均分子量は、下限は、通常100以上、接着性の観点から好ましくは300以上、更に好ましくは500以上である。上限は、通常10000であり、溶剤可溶性の観点から好ましくは6000以下、さらに好ましくは4000以下である。
HSとSSとの割合(質量比)は、HS/SSの上限は通常85/15以下であり、ポリアミド樹脂の接着性の観点から、好ましくは70/30以下、さらに好ましくは50/50以下、特に好ましくは45/55以下である。HS/SSの下限は、耐衝撃性、機械的強度、熱的特性の観点から通常10/90以上、好ましくは15/85以上、更に好ましくは20/80以上、特に好ましくは25/75以上である。
前記ポリアミド樹脂の融点又は軟化点は、下限は、通常75℃以上であり、電子写真感光体の乾燥最低温度の観点から好ましくは90℃以上、さらに好ましくは100℃以上である。上限は、通常160℃以下であり、電子写真感光体の乾燥最高温度の観点から好ましくは140℃以下、さらに好ましくは130℃以下である。
6や特開2002−371189に開示されているような公知の方法を用いることができる。
実際には2段階法と、1段階法の2つの方法が用いられる。2段階法では、まずポリアミドブロックを製造し、第2段階でポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを結合する。1段階法では、ポリアミド先駆体と、連鎖制限剤と、ポリエーテルとを混合する。基本的に種々の長さのポリエーテルブロックとポリアミドブロックとを有するポリマーが得られ、各種の反応物がランダムに(統計的に)反応し、ポリマー鎖中に分布する。1段階法でも2段階法でも触媒の存在下で実施するのが好ましい。1段階法ではポリアミドブロックも作られる。すなわち、前記ポリアミド樹脂をポリアミドブロックとポリエーテルブロックとを結合する任意の手段で生成できる。
体がジカルボン酸で既に構成される場合には、ジアミンの化学当量を過剰に用いる。反応は一般に180〜300℃、好ましくは200〜260℃で行い、反応器内の圧力は5〜30バールとし、約2時間これを維持する。反応器を脱気して圧力をゆっくりと下げ、過剰な水は例えば1,2時間の蒸留で除去する。
ジルコニウム又はハフニウムを表し、Rは、1〜24個の炭素原子を有する線形又は枝分れしたアルキル基を示し、互いに同一でも異なっていてもよい)。
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、エチルヘキシル、デシル、ドデシル又はヘキサドデシル等である。好ましい触媒はR基はC1〜C8アルキル基(互いに同一でも、異なっていてもよい)テトラアルコキシドである。このような触媒の例としては特に
Zr(OC2H5)4、Zr(O−isoC3H7)4、Zr(OC4H9)4、Zr(OC5H11)4、Zr(OC6H13)4、Hf(OC2H5)4、Hf(OC4H9)4又はHf(OisoC3H7)4が挙げられる。
ことができるが、一種又は複数のテトラアルコキシドと、式:(R1O)pYで表される一
種又は複数のアルカリ金属又はアルカリ土類金属のアルコラートとの組み合せにすることもできる(ここで、R1は炭化水素残基、好ましくはC1〜C24、更に好ましくはC1〜C8アルキル残基を表し、Yはアルカリ金属又はアルカリ土類金属を表し、pはYの原子価である)。混合触媒として組合わさるこのアルカリ金属又はアルカリ土類金属アルコラート及びジルコニウム又はハフニウムテトラアルコキシドの量は広範囲で変えることができるが、アルコラートのモル比がテトラアルコキシドのモル比とほぼ同じになるような量のアルコラート及びテトラアルコキシドを用いるのが好ましい。
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、シクロヘキサンカルボン酸、フェニル酢酸、安息香酸、サリチル酸、蓚酸、マロン酸、琥珀酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸及びクロトン酸にすることができる。酢酸及びプロピオン酸が特に好ましく、Mはジルコニウムであるのが有利である。これらの塩はジルコニル塩とよぶことができる。はこのジルコニウムと有機酸との塩又は上記錯塩はプロセス中にZrO++を放出すると考えられるが、この説明に縛られるものではない。酢酸ジルコニル(zirconyl acetate)の名称で市販の製品が用いられ、その使用量はM(OR)4誘導体と同じである。
リアミド先駆体がジカルボン酸で既に構成される場合には、ジアミンの化学当量を過剰に用いる。反応は一般に180〜300℃、好ましくは200〜260℃で行い、反応器内の圧力は5〜30バールとし、約2時間これを維持する。反応器を脱気して圧力をゆっくりと下げ、過剰な水は例えば1,2時間の蒸留で除去する。
端基との反応と、アミド結合の形成及び水の除去とが一緒に始まる。反応混合物中の水を蒸留によってできるだけ除去した後、必要に応じて触媒を導入してポリアミドブロックのポリエーテルブロックへの結合を完成させる。この第2段階は好ましくは少なくとも5mmHg(650Pa)の減圧下で反応物及び得られたコポリマーが溶融状態にあるような温度で攪拌しながら実施する。この温度は例えば100〜400℃、一般に200〜300℃でよい。溶融ポリマーから攪拌器に加わるトルクを測定するか、攪拌器の消費電力を測定することによって反応をモニターし、このトルク又は消費電力値によって反応の終点を決定する。触媒とはエステル化によってポリアミドブロックをポリエーテルブロックに結合させる任意の化合物を意味する。プロトン性触媒が好ましい。
本発明の感光体は、導電性支持体上に感光層を有する。本発明の感光体には、電荷発生層(電荷発生材料を含む層)と電荷輸送層(電荷輸送材料を含む層)を含む積層型の感光層を有する積層型感光体、あるいは電荷発生材料と電荷輸送材料を同一の感光層中に含む単層型感光体がある。
[電荷発生層]
積層型感光層(機能分離型感光層)の電荷発生層は、電荷発生材料を含有すると共に、通常はバインダー樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷発生層は、例えば、電荷発生材料及びバインダー樹脂を溶媒又は分散媒に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)、また、逆積層型感光層の場合には電荷輸送層上に塗布、乾燥して得ることができる。
アニン類;などが使用される。3価以上の金属原子への配位子の例としては、上に示した酸素原子、塩素原子の他、水酸基、アルコキシ基などが挙げられる。特に感度の高いX型、τ型無金属フタロシアニン、A型、B型、D型等のチタニルフタロシアニン、バナジルフタロシアニン、クロロインジウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニン、ヒドロキシガリウムフタロシアニン等が好適である。なお、ここで挙げたチタニルフタロシアニンの結晶型のうち、A型、B型についてはW.HellerらによってそれぞれI相、II相として示されており(Zeit. Kristallogr.159(1982)173)、A型はβ型とも呼ばれ、安定型として知られているものである。D型はY型とも呼ばれる準安定型で、CuKα線を用いた粉末X線回折において、回折角2θ±0.2゜が27.3゜に明瞭なピークを示すことを特徴とする結晶型である。
また、電荷発生層の膜厚は、通常0.1μm以上、好ましくは0.15μm以上であり、通常1μm以下、好ましくは0.6μm以下である。
積層型感光体の電荷輸送層は、電荷輸送物質、バインダー樹脂と、必要に応じて使用さ
れるその他の成分とを含有する。このような電荷輸送層は、具体的には、電荷輸送物質等とバインダー樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には電荷発生層上に、また、逆積層型感光層の場合には下引き層上に塗布、乾燥して得ることができる。
多価アルコール成分としては、ポリオキシプロピレン(2.2)−2,2 − ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2.2)−2,2 − ビス(
4 −ヒドロキシフェニル)プロパン等のビスフェノールA のアルキレン(炭素数2〜3)オキサイド(平均付加モル数1〜10)付加物、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、水添ビスフェノールA 、ソルビトール、又はそれらのアルキレン(炭素数2
〜3)オキサイド(平均付加モル数1〜10)付加物、芳香族ビスフェノール等が挙げられ、これらの1種以上を含有するものが好ましい。
これらのポリエステル樹脂のうち、好ましいのは下記式(A)で示される構造単位を有する、全芳香族系のポリエステル樹脂(ポリアリレート樹脂)である。
の整数を表す。Yは、単結合、酸素原子、硫黄原子、又はアルキレン基を表す)。
上記式(A)中、Ar1〜Ar4は、それぞれ独立に、置換基を有してもよいアリーレン基を表す。アリーレン基が有する炭素数としては、通常6以上、好ましくは7以上、また、その上限は、通常20以下、好ましくは10以下、より好ましくは8以下である。炭素数が多すぎる場合、製造コストが高くなり、電気特性も悪化する恐れがある。
一方、Ar1及びAr2は、それぞれ独立して、置換基の数は0以上2以下が好ましく
、耐磨耗性の観点から置換基を有さないことがより好ましい。
uが1の場合に好ましいジカルボン酸残基の具体的としては、ジフェニルエーテル−2
,2'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−2,3'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−2,4'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−3,3'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−3,4'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸残基等が挙げられる。これらの中でも、ジカルボン酸成分の製造の簡便性を考慮すれば、ジフェニルエーテル−2,2'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル
−2,4'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸残基がより好ましく、ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸残基が特に好ましい。
、テレフタル酸残基、トルエン−2,5−ジカルボン酸残基、p−キシレン−2,5−ジカルボン酸残基、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸残基、ナフタレン−2,3−ジカルボン酸残基、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸残基、ビフェニル−2,2'−ジカルボ
ン酸残基、ビフェニル−4,4'−ジカルボン酸残基が挙げられ、好ましくは、フタル酸
残基、イソフタル酸残基、テレフタル酸残基、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸残基、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸残基、ビフェニル−2,2'−ジカルボン酸残基、ビ
フェニル−4,4'−ジカルボン酸残基であり、特に好ましくは、イソフタル酸残基、テ
レフタル酸残基であり、これらのジカルボン酸残基を複数組み合わせて用いることも可能である。
単層型感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質に加えて、積層型感光体の電荷輸送層と同様に、膜強度確保のためにバインダー樹脂を使用して形成する。具体的には、電荷発生物質と電荷輸送物質と各種バインダー樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作製し下引き層上に塗布、乾燥して得ることができる。
電荷発生物質は、積層型感光体の電荷発生層について説明したものと同様のものが使用できる。但し、単層型感光体の感光層の場合、電荷発生物質の粒子径を十分に小さくする必要がある。具体的には、通常1μm以下、好ましくは0.5μm以下の範囲とする。
単層型感光層の膜厚は、通常5μm以上、好ましくは10μm以上、また、通常100μm以下、好ましくは50μm以下の範囲である。
積層型感光体、単層型感光体ともに、感光層又はそれを構成する各層には、成膜性、可撓性、塗布性、耐汚染性、耐ガス性、耐光性等を向上させる目的で、周知の酸化防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、電子吸引性化合物、レベリング剤、可視光遮光剤等の添加物を含有させても良い。
保護層の電気抵抗は、通常109Ω・cm以上、1014Ω・cm以下の範囲とする。電気抵抗が該範囲より高くなると、残留電位が上昇しカブリの多い画像となってしまう一方、前記範囲より低くなると、画像のボケ、解像度の低下が生じてしまう。また、保護層は像露光の際に照射される光の透過を実質上妨げないように構成されなければならない。
次に、本発明の電子写真感光体を用いたドラムカートリッジ、画像形成装置について、装置の一例を示す図1に基づいて説明する。
図1において、1はドラム状感光体であり、矢印方向に所定の周速度で回転駆動される。感光体1はその回転過程で帯電手段2により、その表面に正または負の所定電位の均一帯電を受け、ついで露光部3において像露光手段により潜像形成のための露光が行われる。
、離型性を向上させる為にシリコーンオイル等の離型剤を供給する構成としてもよく、バネ等により互いに強制的に圧力を加える構成としてもよい。
現像行程はカスケード現像、1成分絶縁トナー現像、1成分導電トナー現像、二成分磁気ブラシ現像などの乾式現像方式や湿式現像方式などが用いられる。
クリーニングにはブラシクリーナー、磁気ブラシクリーナー、静電ブラシクリーナー、磁気ローラクリーナー、ブレードクリーナーなどが用いられる。
本発明に係る電子写真感光体を用いたカートリッジは、上記感光体1と、帯電手段2、露光部3、現像手段4及びクリーニング手段6からなる群のうち少なくとも一の部分とを備えていればよい。
また、本発明に係る電子写真感光体、帯電手段2、露光部3、現像手段4及びクリーニ
ング手段6を備える画像形成装置に適用することも可能である。
攪拌機、温度計、トルクメーター、圧力計、窒素ガス導入口、圧力調整装置及びポリマー取り出し口を備えた5リットルの圧力容器に12−アミノドデカン酸400.0g及びアジピン酸100.0gを仕込んだ。容器を十分窒素置換した後、窒素ガスを流速500mL/分で供給しながら徐々に加熱した。攪拌は速度50rpmで行った。3時間かけて室温から240℃まで昇温し、230℃で4時間重合を行い、ナイロン12のオリゴマーを合成した。
攪拌機、温度計、トルクメーター、圧力計、窒素ガス導入口、圧力調整装置及びポリマー取り出し口を備えた5リットルの圧力容器に12−アミノドデカン酸600.0g及びアジピン酸100.0gを仕込んだ。容器を十分窒素置換した後、窒素ガスを流速500mL/分で供給しながら徐々に加熱した。攪拌は速度50rpmで行った。3時間かけて室温から240℃まで昇温し、230℃で4時間重合を行い、ナイロン12のオリゴマーを合成した。
攪拌機、温度計、トルクメーター、圧力計、窒素ガス導入口、圧力調整装置及びポリマー取り出し口を備えた5リットルの圧力容器に12−アミノドデカン酸800.02g、XYX型のトリブロックポリエーテルジアミン(HUNTSMAN社製のXTJ−542、全アミン:1.95meq/g)1049.30g、アジピン酸150.68g、次亜
リン酸ナトリウムの35.55質量%水溶液2.81g及び酸化防止剤(トミノックス917)5.00gを仕込んだ。容器内を十分窒素置換した後、窒素ガスを流速500mL/分で供給しながら徐々に加熱を行った。攪拌は速度50rpmで行った。4時間かけて室温から225℃まで昇温し、225℃で10時間重合を行った。次に、攪拌を停止し、ポリマー取り出し口から溶融状態の無色透明のポリマーを紐状に抜き出し、水冷した後、ペレタイズして、約1.68kgのポリアミド樹脂IIIのペレットを得た。
攪拌機、温度計、トルクメーター、圧力計、窒素ガス導入口、圧力調整装置及びポリマー取り出し口を備えた5リットルの圧力容器に11−アミノウンデカン酸490.0g及びアジピン酸100.0gを仕込んだ。容器を十分窒素置換した後、窒素ガスを流速500mL/分で供給しながら徐々に加熱した。攪拌は速度50rpmで行った。3時間かけて室温から240℃まで昇温し、230℃で4時間重合を行い、ナイロン12のオリゴマーを合成した。
・ポリアミド樹脂V:PA−100 T&K TOKA株式会社製
・ポリアミド樹脂VI:PA−105A T&K TOKA株式会社製
・ポリアミド樹脂VII:PA−201 T&K TOKA株式会社製
・ポリアミド樹脂VIII:FR−101 株式会社 鉛市製
・ポリアミド樹脂IX:FR−301 株式会社 鉛市製
・ポリアミド樹脂X:TXM−78A T&K TOKA株式会社製
・ポリアミド樹脂XI:TXM−80A T&K TOKA株式会社製
・ポリアミド樹脂XII:特許文献 特開2011−170041号公報 実施例に記載の
共重合ポリアミド
本実施例で使用するポリアミド樹脂に含まれるブロックと結合の有無を表−1に示す。(○:有り,×:無し)
[実施例1]
以下の手順に従い、電子写真感光体の1形態である感光体シートを作製した。初めに、下引き層用分散液は、次のようにして製造した。即ち、平均一次粒子径40nmのルチル型酸化チタン(石原産業社製「TTO55N」)と、該酸化チタンに対して3質量%のメチルジメトキシシラン(東芝シリコーン社製「TSL8117」)とを、高速流動式混合混練機((株)カワタ社製「SMG300」)に投入し、回転周速34.5m/秒で高速混合して得られた表面処理酸化チタンを、メタノール/1−プロパノールの混合溶媒中でボールミルにより分散させることにより、疎水化処理酸化チタンの分散スラリーとした。該分散スラリーと、メタノール/1−プロパノール/トルエンの混合溶媒、及び、ポリアミド樹脂Iを加熱しながら撹拌、混合してポリアミド樹脂を溶解させた後、超音波分散処
理を行なうことにより、メタノール/1−プロパノール/トルエンの質量比が6/1/3で、疎水性処理酸化チタン/ポリアミド樹脂Iを質量比3/1で含有する、固形分濃度1
8.0%の下引き層用分散液とした。
次に、CuKα線によるX線回折においてブラッグ角(2θ±0.2)が27.3゜に強い回折ピークを示し、図2に示す粉末X線回折スペクトルを有するオキシチタニウムフタロシアニン10質量部を1,2−ジメトキシエタン150質量部に加え、サンドグラインドミルにて粉砕分散処理を行い、顔料分散液を作製した。こうして得られた160質量部の顔料分散液をポリビニルブチラール(電気化学工業(株)製、商品名#6000C)の5質量%1,2−ジメトキシエタン溶液100質量部に加え、適量の1,2−ジメトキシエタンを加え、最終的に固形分濃度4.0質量%の電荷発生層形成用塗布液を作製した。
次に、電荷輸送物質として特開2002−80432号公報中の実施例1に示された、下記式(CTM-1)で表わされる構造を主成分とする、幾何異性体の化合物群からなる混合
物を50質量部、下記繰り返し構造からなるポリアリレートA(PAR-A、粘度平均分子量
41,000)100質量部、及びレベリング剤としてシリコーンオイル0.05質量部を、テトラヒドロフランとトルエンとの混合溶媒(テトラヒドロフラン80質量%、トルエン20質量%)640質量部に混合し、電荷輸送層形成用塗布液を調製した。
電子写真学会測定標準に従って作製された電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、電子写真学会編、コロナ社、404−405頁記載)を使用し、上記感光体を
アルミニウム製ドラムに貼り付けて円筒状にし、アルミニウム製ドラムと感光体のアルミニウム基体との導通を取った上で、ドラムを一定回転数で回転させ、帯電、露光、電位測定、除電のサイクルによる電気特性評価試験を行った。
上記<感光体シート作成方法>で用いた、アルミ蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムの代わりに、厚さ0.5mmのアルミ板を用いた以外は<感光体シート作成方法>と同様に接着性試験用感光体PE1を作製した。
この接着性試験用感光体上に、NTカッターを用いて、5mm間隔で縦に3本、横に4本切り込みを入れ、2×3の6マスを作製した。その上からセロテープ(登録商標)(ニチバン製)を貼り付け、接着面に対し90゜に引き上げることで、感光層の接着性を試験した。これを5箇所行い、計30マスのうち、支持体上に残存した感光層のマス数の割合を残存率として評価した。残存したマス数が多いほど残存率は高く、接着性は良好である。結果を表−3に示す。表−3中、厚さ0.5mmのアルミ板を用いた感光体の結果は、実施例1pで示した。以下アルミ板を用いた結果については、「実施例p」「比較例p」と標記する。
実施例1の電荷輸送層形成用塗布液に用いた結着樹脂のポリアリレートA(PAR-A)の代
わりに、下記繰り返し構造からなるポリアリレートB(PAR-B)を100質量部とした以外
は、実施例1と同様にして感光体シートSE2、及び接着性試験用感光体PE2を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の電荷輸送層形成用塗布液に用いた結着樹脂のポリアリレートA(PAR-A)の代
わりに、下記繰り返し構造からなるポリアリレートC(PAR-C)を100質量部とした以外
は、実施例1と同様にして感光体シートSE3、及び接着性試験用感光体PE3を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例3の電荷輸送物質CTM-1の代わりに、電荷輸送物質として特開2009−205
04号公報中の製造例4に示された下記式(CTM-2)で表わされる構造を主成分とする、
幾何異性体の化合物群からなる混合物を50質量部とした以外は、実施例3と同様にして感光体シートSE4、及び接着性試験用感光体PE4を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂II
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSE5、及び接着性試験用感光体PE5を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例4の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂II
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSE6、及び接着性試験用感光体PE6を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂IIIを用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSE7、及び接着性試験用感光体PE7を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例4の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂IIIを用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSE8、及び接着性試験用感光体PE8を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂IV
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSE9、及び接着性試験用感光体PE9を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例4の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂IV
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSE10、及び接着性試験用感光体PE10を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂IIIとポリアミド樹脂XIIを質量比1/3でブレンドして使用した以外は、実施例1と同様に
して感光体シートSE11、及び接着性試験用感光体PE11を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂Vを用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP1、及び接着性試験用感光体PP1を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
[比較例2]
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂VI
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP2、及び接着性試験用感光体PP2を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂VIIを用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP3、及び接着性試験用感光体PP3を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例4の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂VIIを用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP4、及び接着性試験用感光体PP4を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂VIIIを用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP5、及び接着性試験用感光体PP5
を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂IX
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP6、及び接着性試験用感光体PP6を
作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂Xを用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP7、及び接着性試験用感光体PP7を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
[比較例8]
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂XI
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP8、及び接着性試験用感光体PP8を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例1の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂XIIを用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP9、及び接着性試験用感光体PP9を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例2の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂XI
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP10、及び接着性試験用感光体PP10を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例3の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂XI
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP11、及び接着性試験用感光体PP11を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
実施例4の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂XI
を用いた以外は、実施例1と同様にして感光体シートSP12、及び接着性試験用感光体PP12を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−2及び表−3に示した。
)の絶対値が小さく良好な電気特性を示している。これは、実施例1s、実施例5s、実施例7s、実施例9sに用いられているポリアミド樹脂に含まれるポリアミドブロックが単一のアミノカルボン酸の重合で構成されているためと考えられる。比較例3sに用いられて
いるポリアミド樹脂に含まれるポリアミドブロックはジアミンとジカルボン酸との重合で未反応となったアミノ基末端又はカルボキシシル基末端が電気特性の悪化へ影響を与えていると思われる。比較例8sは、感光体シートが作成可能であり評価が可能であった中で
は著しく電気特性が悪化している。これは比較例8sに用いられているポリアミド樹脂が
カルボキシル基末端を有しているため電気的な偏りが生じたためである。
アリレート樹脂(PAR-C)と電荷輸送物質(CTM-2)を組み合わせた剥がれやすい組成である感光層の場合には、感光層と電荷発生層の接着性が非常に悪く、乾燥直後に感光層が浮き上がっている様子が確認された。一方、実施例4p及び6p、では感光層の接着性が著しく改善されていることがわかる。実施例8pは、残存率は0であるが、電荷輸送層で剥離しており、下引き層と隣接する基体及び電荷発生層との接着が確認でき、比較例4pとは異なる結果であった。また下引き層中におけるポリエーテルブロックの含有量が多い方が、良好な接着性を示すことがわかる。
実施例1の電荷輸送層形成用塗布液に用いた結着樹脂のポリアリレートA(PAR−A
)の代わりに、下記繰り返し構造からなるポリカーボネートD(PCR−D)を100質量部とした以外は、実施例1と同様にして接着性試験用感光体PE12を作製した。これらの
感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−4に示した。
実施例12の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂IIを用いた以外は、実施例12と同様にして接着性試験用感光体PE13を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−4に示した。
[実施例14]
実施例12の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂IVを用いた以外は、実施例12と同様にして接着性試験用感光体PE14を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−4に示した。
実施例12の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂Vを用いた以外は、実施例12と同様にして接着性試験用感光体PP13を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−4に示した。
[比較例14]
実施例12の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂VIIIを用いた以外は、実施例12と同様にして接着性試験用感光体PP14を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−4に示した。
実施例12の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂IXを用いた以外は、実施例12と同様にして接着性試験用感光体PP15を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−4に示した。
[比較例16]
実施例12の下引き層用分散液に用いたポリアミド樹脂Iの代わりに、ポリアミド樹脂XIIを用いた以外は、実施例12と同様にして接着性試験用感光体PP16を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−4に示した。
実施例5の下引き層用分散液の代わりに、実施例5における疎水性処理酸化チタンを用いずに作成した下引き層用塗布液を用い、下引き層の厚みを0.1μmにした以外は、実施例1と同様にして感光体シートSE12、及び接着性試験用感光体PE15を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−5及び表−6に示した。
実施例7の下引き層用分散液の代わりに、実施例7における疎水性処理酸化チタンを用いずに作成した下引き層用塗布液を用い、下引き層の厚みを0.1μmにした以外は、実施例1と同様にして感光体シートSE13、及び接着性試験用感光体PE16を作製した。これらの感光体を実施例1と同様に評価し、結果を表−5及び表−6に示した。
[実施例17]
表面が鏡面仕上げされた外径30mm、長さ260.5mm、肉厚0.75mmのアルミニウム製シリンダー上に、実施例1で用いた下引き層形成用塗布液、電荷発生層用塗布液及び電荷輸送層用塗布液を、浸漬塗布法により順次塗布し、乾燥後の膜厚がそれぞれ、1.5μm、0.4μm、21μmとなるように、下引き層、電荷発生層、電荷輸送層を形成し、感光体ドラムDE1を得た。
画像特性試験は、ヒューレットパッカード社製カラープリンターHP Color LaserJet 4650dn(クリーニングブレード、カウンター当接方式)を用いて行った。
作製した感光体ドラムとトナーとをシアン色用のプロセスカートリッジに装着し、このカートリッジをプリンターに装着した。温度10℃、湿度15%環境下(LL環境下と称することがある)で、10,000枚の画像形成を行い、ゴースト、かぶり、濃度低下、フィルミング(FLと略することがある)、クリーニング不良(CLと略することがある)、膜減り性の評価を行った。結果を表−7に示す。
初期感光体ドラムの膜厚をFisher Scope膜厚計にて測定し、10,000枚印刷後の膜厚を同じくFisher Scope膜厚計にて測定し、その差を測ることにより、1,000枚あたりの膜減りを求めた。
また、クリーニング不良(CL)、フィルミング(FL)、画像品質について、以下の通りランク付けを行った。なお、カブリは目視評価により行った。
「クリーニング不良」項目
◎:まったくクリーニング不良が発生していない。
○:うっすらとクリーニング不良の発生が確認できるが、実用上使用可能なレベル。
△:クリーニング不良の発生が確認できるが、実用上使用可能なレベル。
×:全面にクリーニング不良が発生しており、実用上問題のあるレベル。
◎:まったくフィルミングが発生していない。
○:うっすらとフィルミングの発生が確認できるが、実用上使用可能なレベル。
△:フィルミングの発生が確認できるが、実用上使用可能なレベル。
×:全面にフィルミングが発生しており、実用上問題のあるレベル。
◎:画像異常が全く観察されず良好である。
○:ゴースト、LL環境下での濃度不良、地肌部の汚れなどがわずかに観察されるが、実用上問題なく良好である。
△:ゴースト、LL環境下での濃度不良、地肌部の汚れなどが観察されるが、実用上使用可能なレベルである。
×:ゴースト、LL環境下での濃度不良、地肌部の汚れなどが明らかで、実用上問題がある。
実施例17で用いた電荷輸送層用塗布液に使用したポリアリレートA(PAR-A)の代わり
に、ポリアリレートC(PAR-C)を使用した。即ち、実施例3で使用した電荷輸送層用塗布
液を用いた以外は、実施例17と同様にして、感光体ドラムDE2を得た。
[比較例17]
実施例17で用いた下引き層形成用塗布液に使用したポリアミド樹脂Iの代わりに、ポ
リアミド樹脂XIIを使用した、即ち、比較例9で使用した下引き層形成用塗布液を用いた
以外は、実施例17と同様にして、感光体ドラムDP1を得た。
実施例17で用いた電荷輸送層用塗布液に使用したポリアリレートA(PAR-A)の代わり
に、ポリカーボネートD(PCR−D)を使用した電荷輸送層用塗布液を用いた以外は、実施例17と同様にして、感光体ドラムDP2を得た。
た。これは、接着性の悪化による、電気特性不良が原因と考えられる。
実施例17で用いたアルミニウム製シリンダーの代わりに、表面が鏡面仕上げされた外径30mm、長さ376mm、肉厚0.75mmのアルミニウム製シリンダーを用いた以外は実施例17と同様にして感光体ドラムDE4を作製した。
[実施例21]
実施例20で用いた電荷輸送層用塗布液に使用したポリアリレートA(PAR-A)の代わり
に、ポリカーボネートD(PCR−D)を使用した電荷輸送層用塗布液を用いた以外は実施例20と同様にして感光体ドラムDE5を作製した。
実施例20で用いた下引き層形成用塗布液に使用したポリアミド樹脂Iの代わりに、ポ
リアミド樹脂XIIを使用した、即ち、比較例17で使用した下引き層形成用塗布液を用い
、更に電荷輸送層用塗布液に使用したポリアリレートA(PAR-A)の代わりに、下記繰り返
し構造からなるポリカーボネートE(PCR―E)を使用した電荷輸送層用塗布液を用いた以
外は実施例20と同様にして感光体ドラムDP2を作製した。
ROLINE Pro 9800PS−E用のブラックドラムカートリッジに装着した。次に、特開2007−213050の現像用トナーAの製造方法(乳化重合凝集法)に従って製造した現像用トナー(体積平均粒径7.05μm、Dv/Dn=1.14、平均円形度0.963)をブラックトナーカートリッジに搭載した。これらのドラムカートリッジ、トナーカートリッジを上記プリンターに装着した。
4連タンデム
カラー36ppm、モノクロ40ppm
1200dpi
接触ローラ帯電(直流電圧印加)
LED露光
除電光あり
温度25℃、湿度50%の条件下、約5%の印字面積を有するテキスト文書を30,
000枚の画像形成を行った。その時の画像特性試験の結果を表−8示す。
,000枚印刷後も、良好な画像特性を示した。しかし、比較例18の感光体ドラムDP2
ドラムの端部に小さな膜剥がれが発生し、それが原因で画像の端部に汚れが見られ、実使用上問題のある結果となった。
表−2〜表−8結果から、本発明の構成を採用することにより良好な接着性を示し、同時に良好な電気特性をも安定的に示すことがわかる。また、これらの感光体は、画像特性も良好な結果を示した。
Claims (9)
- 導電性支持体上に少なくとも下引き層及び感光層を前記導電性支持体側から順に積層し
て成る電子写真感光体であって、
前記下引き層がポリアミド樹脂を含有し、該ポリアミド樹脂が重合成分として、直鎖状
及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいずれか一方、ラクタム成分及びアミノカ
ルボン酸成分の少なくともいずれか一方、ポリエーテル成分、並びにエステル結合を有す
る、電子写真感光体。 - 前記ポリアミド樹脂が、前記直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいず
れか一方、並びに前記ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分の少なくともいずれか一方
を含むポリアミドブロックと、前記ポリエーテル成分を含むポリエーテルブロックとのブ
ロック共重合ポリアミド樹脂である、請求項1に記載の電子写真感光体。 - 前記ブロック共重合ポリアミド樹脂が、下記一般式[1]で表される、請求項2に記載
の電子写真感光体。
−[HS−SS]n− ・・・[1]
(式[1]中、HSはハードセグメントを表し、ラクタム成分及びアミノカルボン酸成分
の少なくともいずれか一方と、直鎖状及び分岐鎖状のジカルボン酸成分の少なくともいず
れか一方とを含むポリアミドブロックを少なくとも一種含むポリマー単位である。SSは
ソフトセグメントを表し、少なくとも一種のポリエーテル成分を含むポリエーテルブロッ
クを含むポリマー単位である。) - 前記一般式[1]で表されるブロック共重合ポリアミド樹脂中のHSとSSがエステル
結合で結ばれている、請求項3に記載の電子写真感光体。 - 前記ポリエーテルブロックがポリテトラメチレンエーテルグリコール又はポリプロピレ
ンエーテルグリコールを含む、請求項2〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体。 - 前記下引き層における前記ポリエーテルブロック含有量が4質量%以上である、請求項
2〜5のいずれか1項に記載の電子写真感光体。 - 前記ポリアミドブロックが単一構造のラクタム及びアミノカルボン酸の少なくともいず
れか一方を重合して得られる、請求項2〜6のいずれか1項に記載の電子写真感光体。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、前記電子写真感光体を帯電さ
せる帯電部、帯電した前記電子写真感光体を露光させ静電潜像を形成する露光部、前記電
子写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記電子写真感光体上をクリ
ーニングするクリーニング部からなる群のうち少なくとも一つの部分とを備える、電子写
真感光体カートリッジ。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子写真感光体、前記電子写真感光体を帯電させ
る帯電部、帯電した前記電子写真感光体を露光させ静電潜像を形成する露光部、前記電子
写真感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記電子写真感光体上をクリー
ニングするクリーニング部を備える、画像形成装置。
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