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JP6278610B2 - 光コネクタ用のプラグ、光コネクタ用のジャック、および光コネクタ - Google Patents

光コネクタ用のプラグ、光コネクタ用のジャック、および光コネクタ Download PDF

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Description

本発明は、プラグジャック式の光コネクタの技術に関する。
近年、光ケーブルおよび光コネクタの技術開発が盛んに行われている。例えば、特許文献1は、光ジャック(ジャック)にプラグを挿入し、嵌合すると、プラグの先端部と、プラグを収容する光ジャックのボディ(プラグ収容部)の奥部に組み込まれた光素子とが対向する光コネクタについて開示している。つまり、特許文献1の光コネクタが行う光の伝送は、光ジャックのプラグ収容部の奥部と、そこにまで挿入されたプラグの先端部との間で行われる。
特開平11−109189号公報
光コネクタを使用すると、ごみ、埃、または塵などの異物が、ジャックのプラグ収容部に混入し、光コネクタが行う光の伝送に影響を及ぼす場合がある。ここで、特許文献1の構成では、プラグ収容部の奥部に位置する光素子の付近に異物が入り込んでしまい、プラグを挿入することでその異物を押し込んでしまう可能性がある。その結果、光の伝送の障害(光信号の遮断など)、光素子の損傷などの事態を引き起こすおそれがある。
前記した影響を回避するために、光コネクタの当業者たちは、慣用的に、プラグの挿抜のたびにプラグおよびジャックをクリーニングする。また、光コネクタの未使用時にはプラグおよびジャックに保護キャップを被せたりもする。しかし、光コネクタに関する基本的知識を持たない一般のユーザにとっては、これらの措置をとることは煩雑すぎるため、前記ユーザが屋内外で使用する携帯端末などに光コネクタを導入することは容易でない。
このような事情に鑑みて、本発明は、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光コネクタは、光コネクタ用のプラグおよびジャックを備える。
前記プラグが保持するプラグ側光導波手段内を伝送する光を前記ジャックに対して光結合させるプラグ側光結合部が、前記プラグの側面に配置されている。
前記ジャックが保持するジャック側光導波手段内を伝送する光を前記プラグに対して光結合させるジャック側光結合部が、前記ジャックの内側面に配置されている。
詳細は、後記する。
本発明によれば、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することができる。
未嵌合時におけるプラグおよびジャックを備える光コネクタの一例の全体斜視図である。 嵌合時におけるプラグおよびジャックを備える光コネクタの一例の全体斜視図である。 図2のA−A視断面図であって、嵌合時におけるプラグおよびジャックの一例を上方から視たときの断面を模式的に示した図である。 光結合部の一例の詳細を示す模式図である。 光結合部の他の例の詳細を示す模式図である。 光結合部の他の例の詳細を示す模式図である。 光結合部の機能を説明するための模式図である。 光結合部の他の例の詳細を示す模式図である。 光結合部の他の例の詳細を示す模式図である。 光結合部の他の例の詳細を示す模式図である。 嵌合時におけるプラグおよびジャックの一例を後方から視たときの模式図である。 嵌合時におけるプラグおよびジャックの他の例を後方から視たときの模式図である。 嵌合時におけるプラグおよびジャックが光ファイバおよび光結合部を複数保持しているときの一例を上方から視たときの模式図である。 図13に示す構造を有するプラグおよびジャックを後方から視たときの模式図である。 嵌合時におけるプラグおよびジャックが光ファイバおよび光結合部を複数保持しているときの他の例を上方から視たときの模式図である。 光路変換部を説明するための模式図であり、嵌合時におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応する。 光路変換部の一例の詳細を示す模式図であり、嵌合時におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応する。 光路変換部の他の例の詳細を示す模式図であり、嵌合時におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応する。 光路変換部の他の例の詳細を示す模式図であり、嵌合時におけるプラグを上方から視た図に対応する。 光コネクタが電気信号の伝送も行うときの一例を示す模式図であり、嵌合時におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応する。 ワイパの一例の詳細を示す模式図であり、嵌合時におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応する。 ワイパの他の例の詳細を示す模式図であり、嵌合時におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応する。 ワイパを有するプラグの一例を後方から視たときの模式図である。 ワイパを有するジャックの一例を後方から視たときの模式図である。 ワイパを有するプラグの他の例を後方から視たときの模式図である。 ワイパを有するジャックの他の例を後方から視たときの模式図である。 プラグが備えるシャッタの一例の詳細を示す模式図であり、(a)は、未挿入時におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応し、(b)は、嵌合時におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応し、(c)は、プラグを前方から視た図である。 プラグが備えるシャッタの他の例の図であり、(a)は前方から視た図、(b)は図28(a)のB−B視断面図である。 ジャックが備えるシャッタの一例の詳細を示す模式図であり、(a)は、未挿入時におけるプラグおよびジャックを左方から視た図に対応し、(b)は、嵌合時におけるプラグおよびジャックを左方から視た図に対応し、(c)は、図29A(b)のD−D視断面図である。 ジャックが備えるシャッタの一例の詳細を示す模式図であり、(d)は、嵌合時におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応し、(e)は、図29B(d)のE−E視断面図であり、(f)は、ジャックが備えるシャッタの斜視図である。 ジャックが備えるシャッタの他の例の説明図であり、図29A(a)のC−C視断面図に相当する。 ジャックが備える気流発生機構の一例を示す模式図であり、(a)は、挿入後におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応し、(b)は、図31(a)のプラグおよびジャックを後方から視たときの模式図である。 プラグが備える気流発生機構の一例を示す模式図であり、(a)は、挿入後におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応し、(b)は、図32(a)のプラグおよびジャックを後方から視たときの模式図であり、(c)は、図32(a)、(b)のプラグの他の例である。 プラグが備える気流発生機構の他の例を示す模式図であり、(a)は、挿入後におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応し、(b)は、挿入後における図33(a)のプラグおよびジャックを後方から視たときの模式図であり、(c)は、図33(a)、(b)のプラグおよびジャックの他の例である。 プラグが備える気流発生機構およびジャックが備える気流発生機構を組み合わせた一例を示す模式図であり、(a)は、挿入後におけるプラグおよびジャックを上方から視た図に対応し、(b)は、嵌合時における図34(a)のプラグおよびジャックを後方から視たときの模式図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明の便宜上、プラグをジャックに挿入する方向を「前」または「奥」と呼び、プラグをジャックから抜く方向を「後」と呼ぶ場合があり、上下左右方向は各図に従う。また、「垂直」という語は、「略垂直」の意味を含み、「平行」という語は、「略平行」の意味を含む。
(全体構成)
図1を参照すると、本実施形態の光コネクタ100(以下、単に、「光コネクタ」と呼ぶ。)は、略円柱状の外形を有する樹脂製のプラグ1と、略直方体の外形を有するジャック2とを備える。プラグ1は、ジャック2の内部に挿入される先頭部と、支持部Sと、ケーブル保護部Uとを備える。プラグ1の先頭部の側面には、2つのレンズ(光結合部)11a(11)、11b(11)が備えられているとともに、抜け止め用溝Rが形成されている。レンズ11については後記する。また、支持部Sに対してキーKが形成されている。一方、ジャック2には、嵌合するプラグ1を収容する穴となるプラグ収容部Cが形成されている。図1には、プラグ収容部Cの入口が図示されている。なお、ジャック2の左外側面には、光ファイバケーブルOCが接続されている。
抜け止め用溝Rは、プラグ1の先端部近傍にて、周方向全体に沿って形成された溝(係合溝)である。抜け止め用溝Rに、ジャック2のプラグ収容部Cの奥部近傍に備えられる抜け止め係合部(図示せず)が嵌合時に係合すると、プラグ1の意図しない抜けを防止できる。なお、前記した抜け止め係合部は、例えば、プラグ収容部Cの周方向のほぼ全体に亘る板バネとして構成できる。
支持部Sは、ユーザが把持する部材であり、プラグ1の本体(支持部S以外のプラグ1の構成要素)およびプラグ1から後方へ延びるケーブルを保持する。
ケーブル保護部Uは、ケーブルに固定されており、支持部Sが、後方に移動することを規制する。
キーKは、支持部Sの前端面に形成され、ジャック2のキー溝Hに係合する形状を有する。プラグ1がジャック2に嵌合し(図2参照)、キー溝HにキーKが係合すると、ジャック2に対するプラグ1の挿抜方向(前後方向)の軸周りの位置が決まる。
(光結合部および光ファイバ)
図3を参照して、プラグ1が備えるレンズ11(プラグ側光結合部)、光ファイバ12(プラグ側光導波手段)およびジャック2が備えるレンズ21(ジャック側光結合部)、光ファイバ22(ジャック側光導波手段)について説明する。なお、説明の便宜上、図3において、プラグ1が備えるレンズ11、プラグ1が保持する光ファイバ12は1つだけ図示されている。また、ジャック2が備えるレンズ21、ジャック2が保持する光ファイバ22は1つだけ図示されている。なお、光ファイバ12、22は、それぞれプラグ1内部、ジャック2内部に形成された穴を通過しており、接着剤などを使用してプラグ1およびジャック2に対して固定されている。
レンズ11、21は、光ファイバ12内を伝送する光および光ファイバ22内を伝送する光に対して互いに光結合を行う。本実施形態での「光結合」とは、嵌合したプラグの光結合部およびジャックの光結合部を介して光の伝送を行うことをいう。レンズ11は、光ファイバ12内を伝送する光をジャック2に効率的に光結合させ、レンズ21は、光ファイバ22内を伝送する光をプラグ1に効率的に光結合させる。光結合部にレンズを採用することで、光結合の機能を高めることができる。
レンズ11、21はそれぞれ、接着剤などを使用してプラグ1、ジャック2に対して固定されている。レンズ11、21は、伝送する光をコリメート光にできるものが好ましい。図3では、レンズ11の外表面と、プラグ1の側面は、面一である。また、レンズ21の外表面と、ジャック2の内側面(つまり、プラグ収容部Cの表面)は、面一である。
光ファイバ12の端部は、レンズ11に接触していてもよいし、または光の伝送が効果的に実現されるようにレンズ11と隙間を空けて配置してもよい。なお、図3では、略円柱状のプラグ1の内部で前後方向に沿って延びている光ファイバ12を左方向に曲げて、光ファイバ12の端部がレンズ11に接触している。
光ファイバ22の端部は、レンズ21に接触していてもよいし、または光の伝送が効果的に実現されるようにレンズ21と隙間を空けて配置してもよい。なお、図3では、ジャック2の内部で光ファイバ22は左右方向に直線状に配置されているが、図13に示すように曲げた形態でも構わない。
レンズ11は、プラグ1の側面(図3では左側面)に配置されている。また、レンズ21は、ジャック2の内側面に配置されており、嵌合時ではキーKとキー溝Hとにより、レンズ11に対して軸周りの位置を一致させることができる。このように側面に配置される構成が、従来例には無い本発明の最大の特徴である。なお、レンズ11とレンズ21との軸方向(前後方向)の位置決めは、プラグ1の先端部をジャック2のプラグ収容部Cの奥部に突き当てることで行われる。
従来例では、プラグの先端部とジャックのプラグ収容部の奥部とで光結合を行う構成を採っていた。よって、ジャックのプラグ収容部に混入した異物の大部分は、プラグ収容部の奥部に蓄積されてしまい、光結合を阻害し、光の伝送に多大な影響を及ぼすことがあった。
本実施形態の構成によれば、レンズ21は、ジャック2の奥部から離れた位置でかつジャック2の内側面に配置されている。このため、異物が蓄積されやすいジャック2の奥部から離れた配置になるとともに、異物の侵入方向となるプラグ挿抜方向(前後方向)とレンズ21の表面が直交する。したがって、従来例と比較して非嵌合時にレンズ表面に異物が蓄積・付着しづらい構成となっている。一方、嵌合時において、レンズ11はジャック2の奥部から離れた位置にあるため、奥部に蓄積されている異物とは所定の距離だけ離れることになる。また、プラグ1をジャック2に挿入するときは、プラグ1の先頭部の先端が、プラグ収容部Cの任意の場所に混入していた異物を奥へ押しやるため、前記異物は、レンズ11、21とは所定の距離だけ離れる。その結果、異物がレンズ11、21に近づく可能性は低く、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することができる。また、プラグ1をジャック2から抜くときも同様である。したがって、従来例のようにプラグ1の挿抜時に、光コネクタのクリーニングや保護キャップの着脱が不要になり、光コネクタに関する基本的知識を持たないユーザでも容易に取り扱えるようになる。よって、屋内外を問わず塵や埃などの異物が多く存在する環境下で使用される携帯端末などの機器に光コネクタを容易に導入できる。
光結合部は、さまざまな形態をとることができる。例えば、図4に示すように、レンズ11の外表面がプラグ1の側面内側に位置して凹部を形成し、レンズ21の外表面がジャック2の内側面内側に位置して凹部を形成してもよい。光結合を十分に実現できるのであれば、レンズ11と、レンズ21との間に隙間を形成してもよい。
また、図5に示すように、レンズ11の外表面がプラグ1の側面外側に位置して凸部を形成し、レンズ21の外表面がジャック2の内側面外側(プラグ収容部Cが占める側。図5において右側)に位置して凸部を形成してもよい。このようなレンズ11、21が突出する構成によれば、嵌合時にレンズ11、21同士を擦ることができ、レンズ11、21に付着した異物を確実に除去できる。
また、図6に示すように、プラグ1の光結合部は、レンズ11を保護する保護部13(プラグ側保護部)を有し、ジャック2の光結合部は、レンズ21を保護する保護部23(ジャック側保護部)を有してもよい。保護部13、23によって、レンズ11、21の破損を確実に防止できる。保護部13、23はそれぞれ、接着剤などを使用してプラグ1、ジャック2に対して固定されている。保護部13、23は、光ファイバ12、22内を伝送する光を透過する材料でかつ好適にはレンズよりも硬い材料で作製できる。こうすることで、保護部13、23による光コネクタの光結合は阻害されない。
保護部13は、プラグ1の側面外側に位置して凸部を形成し、保護部23は、ジャック2の内側面外側に位置して凸部を形成してもよい。このような保護部13、23が突出する構成によれば、嵌合時に保護部13、23同士を擦ることができ、保護部13、23に付着した異物を確実に除去できる。
光結合部に光ファイバから出射した光の径を拡大する機能を持たせることは、おおいに有用である。図7には、プラグ1が備える光結合部としてのボールレンズ111が光ファイバ12の端部と隙間を空けて配置され、ジャック2が備える光結合部としてのボールレンズ211が光ファイバ22の端部と隙間を空けて配置されている構成が図示されている。
ボールレンズ111は、光ファイバ12のコア121からの出射光の伝播光径をほぼレンズの径にまで拡大するとともに、コリメート光にする。拡大されたコリメート光は、ボールレンズ211によって、光ファイバ22のコア221に集光される。
このような伝播光径の拡大により、光結合部同士の嵌合時の位置合わせ精度を緩和できる。また、ボールレンズに異物が付着しても光の伝送がその異物によって遮断される可能性を低減できる。なお、光ファイバとレンズ(ボールレンズ)との距離、レンズの焦点距離、形状などは、光ファイバのNA(Numerical Aperture)を考慮した上で、所望の伝播光径を実現できるように設計される。なお、コリメート光を生成するレンズとしては、ボールレンズの他に対物レンズなどを使用しても構わない。
一方、図8に示すように、レンズ11およびレンズ21を備えず、光ファイバ12の端部および光ファイバ22の端部だけで光結合部を構成することもできる。光ファイバ12の端部がプラグ1の側面内側に位置して凹部を形成し、光ファイバ22の端部がジャック2の内側面内側に位置して凹部を形成してもよい。このような構成すれば、光結合部の設計を単純化でき、かつ部品および実装点数の少なくともいずれかの削減を通じてコストの低減を図ることができる。なお、光ファイバ12の端部は、プラグ1の側面と面一であったり、プラグ1の側面から外側に突出したりしてもよく、プラグ1の側面近傍に位置してもよい。光ファイバ22の端部は、ジャック2の内側面と面一であったり、ジャック2の内側面から外側に突出したりしてもよく、ジャック2の内側面近傍に位置してもよい。
図9は、光結合部の具体的構成の一例を示す。プラグ1の光結合部は、ボールレンズ111(図7参照)と、台座部14と、2つのスプリング15とを備える。ジャック2の光結合部は、ボールレンズ211(図7参照)と、台座部24と、2つのスプリング25とを備える。なお、図9では、光ファイバ12を保持し、プラグ1に固定されているフェルール16と、光ファイバ22を保持し、ジャック2に固定されているフェルール26とが図示されている。
台座部14は、ボールレンズ111の回転が滑らかとなるように左方向(前後方向の垂直方向外側。プラグ1の径方向外側。)へボールレンズ111を支持する。台座部14の中心部には、左右方向(前後方向の垂直方向)に沿った孔14aが形成されており、光結合を阻害しない。
スプリング15は、フェルール16と台座部14との間に配置されており、左方向へ台座部14を弾性的に支持する。
プラグ1の側面には、光ファイバ12用に形成した穴の内壁部端部からその穴の径方向内側に延びるフランジとなるストッパ(係止部)L1が形成されている。ストッパL1は、左側(前後方向の垂直方向外側)からボールレンズ111を係止し、ボールレンズ111の飛び出しを防ぐ。プラグ1の未挿入時では、ボールレンズ111の一部がプラグ1の側面よりも外側に露出している。プラグ1の挿抜時には、スプリング15の付勢作用によりボールレンズ111の露出の程度が、プラグ1の側面とジャック2の内側面との間隔に応じて変化する。そして、ボールレンズ111の一部は、ジャック2の内側面上で擦れて回転する。ボールレンズ111の回転によって、ボールレンズ111に異物が付着していた場合においても、その異物はストッパL1の位置に移動し、結果的に除去される。
ボールレンズ111の回転により、ボールレンズ111に付着した異物のみならずプラグ収容部C内に存在した異物の除去も期待できる。これは、ボールレンズ111の回転に伴い、プラグ収容部C内に存在した異物がボールレンズ111に付着する場合に実現される。また、ボールレンズ111が擦れるときに生じ得るボールレンズ111表面上の傷が、ボールレンズ111の一箇所に集中せず分散する。その結果、光コネクタの光伝送特性の劣化を大幅に抑制できる。また、プラグ1の側面とジャック2の内側面との間隔が非常に小さい場合であっても、スプリング15は収縮するため、ボールレンズ111のジャック2との接触時の圧力は小さくなる。このため、プラグ1を勢いよく挿入するなどして大きな傷を与えかねないボールレンズ111の高圧力の擦れを回避できる。
ストッパL1の形状は、図9に示した形状に限定されず、例えばボールレンズ111の形状に対応する形状であってもよい。また、スプリング15は、1個または3個以上であってもよい。
なお、ジャック2の光結合部を構成する台座部24およびその孔24a、スプリング25は、プラグ1の光結合部の台座部14、孔14a、スプリング15と同様であり、ジャック2の光結合部は、プラグ1の光結合部と同様に機能する。また、ジャック2のストッパL2は、プラグ1のストッパL1と同様に機能する。このため、ジャック2に関する説明を省略する。
図9に例示したようにプラグ1とジャック2の両方に同一の構成を備える必要は必ずしもない。例えばジャック2のみに図9の光結合部を適用し、プラグ1には図4、図5、図6、図7に例示した光結合部の構成を採用しても構わない。その逆に、プラグ1のみに図9の光結合部を適用し、ジャック2には図4、図5、図6、図7に例示した光結合部の構成を採用しても構わない。このような構成とすることで、小型化、低コスト化の利点が生じる。
図10は、図9に示す光結合部の他の構成例を示す。プラグ1の光結合部は、ボールレンズ111と、スプリング15aとを備える。ジャック2の光結合部は、ボールレンズ211と、スプリング25aとを備える。
図10のスプリング15aは、図9に示すスプリング15とは異なり、ボールレンズ111とは(台座部14の厚さよりも)大きな間隔を空けて、左方向へフェルール16を弾性的に支持する。具体的には、フェルール16と一体化したフランジとして機能するストッパL1bと、プラグ1の本体を成形してフランジとして機能するストッパ17との間にスプリング15aを配置して、フェルール16を弾性的に支持する。スプリング15aの径は、フェルール16の径よりも大きく、スプリング15aの内部にフェルール16の端部(破線表示)が挿入されている。
フェルール16の他の端部は、ボールレンズ111を左方向へ支持する。フェルール16の他の端部は、ボールレンズ111の回転を滑らかにする曲面を有するとともに、その中心部には穴が形成されている。その穴の奥部には、光ファイバ12の端部が存在する。
プラグ1の側面には、図9のストッパL1と同様に機能するストッパL1aが形成されている。ストッパL1aは、ボールレンズ111の回転を滑らかにする曲面を有する。
ボールレンズ111に対するスプリング15aの作用は、図9のスプリング15の作用と同様である。フェルール16がスプリング15aの内側にあるため、スプリング15aが収縮すると、フェルール16は、左右方向に安定的に移動することができる。ボールレンズ111に外部から圧力がかかった場合、ストッパL1bは、右方向(前後方向の垂直方向内側。プラグ1の径方向内側。)へ移動し、スプリング15aは縮む。その圧力から解放されると、スプリング15aの付勢作用により、ストッパL1b、フェルール16、およびボールレンズ111は、左方向へ移動し、ボールレンズ111の一部がプラグ1の側面よりも外側に露出する。
図10の構成によれば、スプリング15aの収縮状態とは無関係に、ボールレンズ111と光ファイバ12の端部との距離を所定の距離に維持することができる。その結果、ボールレンズ111からの出射光を常時コリメート光にすることができ、光伝送特性を安定化できる。
ストッパL1aの形状は、図10に示した形状に限定されず、係止機能を保つように任意の形状をとることができる。
なお、ジャック2のスプリング25a、ストッパL2b、ストッパ27、フェルール26は、プラグ1のスプリング15a、ストッパL1b、ストッパ17、フェルール16と同様であり、ジャック2の光結合部は、プラグ1の光結合部と同様に機能する。また、ジャック2のストッパL2aは、プラグ1のストッパL1aと同様に機能する。このため、ジャック2に関する説明を省略する。
図10に例示したようにプラグ1とジャック2の両方に同一の構成を備える必要は必ずしもない。例えばジャック2のみに図10の光結合部を適用し、プラグ1には図4、図5、図6、図7に例示した光結合部の構成を採用しても構わない。その逆に、プラグ1のみに図10の光結合部を適用し、ジャック2には図4、図5、図6、図7に例示した光結合部の構成を採用しても構わない。このような構成とすることで、小型化、低コスト化の利点が生じる。
(プラグの形状について)
本発明は、プラグ1の前後方向の軸周りの位置を一意的に決定できれば、プラグ1がどのような形状であっても適用することができる。例えば、図11に図示するように、これまでに説明した、キーK(図1参照)付きの円柱状のプラグ1の側面にレンズ11を配置し、ジャック2の内側面には、嵌合時にてレンズ11と対向するレンズ21を配置することができる。
また、図12に図示するように、断面が台形の四角柱状のプラグ1の側面の一つにレンズ11を配置し、このプラグ1と嵌合可能なジャック2の内側面には、嵌合時にてレンズ11と対向するレンズ21を配置することができる。プラグ1の形状が、断面が非点対称の柱状であった場合も同様である。プラグ1の形状が非点対称の柱状であれば、キーKとキー溝Hとからなるキー機構を用いなくても、プラグ1の前後方向の軸周りの位置を一意的に決定することができる。
(光伝送経路が複数の場合について)
本発明は、プラグおよびジャックが光ファイバおよび光結合部を複数保持しているときにも適用できる。図13を参照すると、プラグ1およびジャック2は、光ファイバおよび光結合部から構成される光伝送経路を2系統備えている。例えば、光伝送経路の一方(例えば、プラグ1のレンズ11a(11)および光ファイバ12a(12)、ジャック2のレンズ21a(21)および光ファイバ22a(22)からなる光伝送経路)をプラグ1からジャック2への伝送用、他方(例えば、プラグ1のレンズ11b(11)および光ファイバ12b(12)、ジャック2のレンズ21b(21)および光ファイバ22b(22)からなる光伝送経路)をジャック2からプラグ1への伝送用に使用できる。なお、プラグ1は、断面が非点対称の六角形となる六角柱状であるとする。また、プラグ1およびジャック2に導入される光伝送経路が1系統だけであったとしても(図3参照)、WDM(Wavelength Division Multiplexing)技術などを用いて一芯双方向光伝送を実現できる。
図14を参照すると明らかであるが、レンズ11aはプラグ1の右側面に配置されており、レンズ11bはプラグ1の左側面に配置されている。レンズ11bおよびレンズ21bの各々は、レンズ11aおよびレンズ11bに対向する位置に配置されている。このような配置により、プラグ1の上下方向の寸法を小さくしても2系統の光伝送経路を実現することが可能であるため、ジャック2の上下方向の寸法も小さくすることができ(低背化)、光コネクタの小型化を実現できる。
また、図14には、四角柱状のプラグ1の上側の2つの角を切欠いた六角形の形状が図示されており、ジャック2は、プラグ1のこの形状に対応している。このような切り欠きをプラグ1に設けることにより、ユーザがジャック2に対して上下逆さまなどの間違った向きにプラグ1を誤挿入することは無い。その結果、レンズ11aとレンズ21aとの対向、およびレンズ11bとレンズ21bとの対向を確実にすることができる。
図13の場合とは対照的に、図15に示すように、2系統の光伝送経路がプラグ1の左側面に配置されるように構成してもよい。このような構成によれば、ジャック2の外側から接続される光送受信装置はジャック2の片側(例えば、左側)だけに配置すればよく、反対側(例えば、右側)に配置する必要はない。その結果、光ファイバ22aおよび光ファイバ22bの先(左側)に備えられるべき光送受信装置(図示せず)の左右方向の占有領域をほぼ半分にすることができ、実装スペースの低減化を実現できる。
なお、図13〜図15を参照してプラグ1について例示した構成は、ジャック2に適用することもできる。
(光路変換部)
光ファイバから伝送される光の光路を変換する光路変換部について説明する。この説明では、プラグ1に光路変換部を備えた構成について説明するが、ジャック2に光路変換部を備えた構成についても同様に実現できる。
図16を参照すると、プラグ1の内部には、レンズ11と、光ファイバ12の他に、光路変換部18が配置されている。光路変換部18は、光ファイバ12の端部と、レンズ11との間に配置され、光ファイバ12の端部から伝送される光の光路を変換してレンズ11へ光を伝送する。あるいは、レンズ11から伝送される光の光路を変換して光ファイバ12の端部へ光を伝送する。
光ファイバ12は前後方向に平行に延設されており、光ファイバ12の端部から前方へ伝送された光は、光路変換部18によって左方向に進み、レンズ11へ伝送される。レンズ11は、伝送された光に対して、レンズ21との光結合を行う。光路変換部18の具体的構成については、後記する。
光路変換部18を備えることにより、図3に示すように光ファイバ12を曲げることなく、光路変換を行い、レンズ11とレンズ21との光結合を実現できる。一般的に光ファイバの光伝送特性を劣化させることなく、光ファイバの曲率半径を小さくすることとは困難である。よって、図3に示す構成と比較すると、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することができる利点を保ったまま、光ファイバの曲げに起因する光伝送特性の劣化を回避することができる。
さらに、光ファイバ12を曲げずに済むので、プラグ1全体を小型化できる。このことは、ジャック2に対してもあてはまるので、光コネクタ全体を小型化できる。
また、光がレンズ11に入射するときの角度が、レンズ11に対して垂直であるときに、光伝送の効率が最大となる。また、前記した角度が垂直となるような設計は、光コネクタの製造を簡易化する。よって、光伝送の効率が最大となるように光路変換部18を配置することが好ましい。ただし、光結合部での反射光の抑制を優先すべきである場合には、敢えて垂直にする必要はない。
光路変換部は、さまざまな形態をとることができる。例えば、図17に示すように、ミラー18aと、光ファイバ18bとを用いて光路変換部18を構成することができる。
ミラー18aは、前後方向に対して左側に45°の角度をなして配置されている。よって、ミラー18aは、前後方向に延設されている光ファイバ12の端部から前方向に伝送される光を反射させ、左方向に伝送させる。
光ファイバ18bは、例えば、光ファイバ12と同じ材料でできており、左右方向に延設されている。光ファイバ18bの一端は、レンズ11に接続されている。ミラー18aによって反射した光は、光ファイバ18bの他端内に伝送される。光ファイバ18bを伝送した光については、レンズ11とレンズ21とにより光結合が行われる。
図17に示す構成によれば、光ファイバ12だけでなく、光ファイバ18bも曲げることは無いので、光ファイバの曲げに起因する光伝送特性の劣化はない。なお、ミラー18aの代わりにプリズムを用いても同様の効果を実現できる。
また、図18に示すように、光路変換部18として光導波路を採用しても、図17に示す構成が実現できる効果と同様の効果を実現できる。光導波路は、例えばULTEM(登録商標)などのプラスチック成形材料から形成できる。前記光導波路には、前後方向に対して左側に45°の角度をなす傾斜面18cが形成されている。この傾斜面18cには鏡面塗装(太線表示)が施されている。よって、傾斜面18cが、図17のミラー18aと同様に機能する。
図18の構成によれば、図17の構成と比較して、光軸合わせの精度を向上できるとともに、プラグ1の組み立てコストを低減できる。なお、光コネクタの製造上の観点から図18の光路変換部18は、プラグ1の本体またはレンズ11と一体形成することが好ましい。
図19には、光結合部の機能を兼ねた光路変換部が成形部品Fとして図示されている。成形部品Fは、ULTEMなどのプラスチック成形材料でできている。成形部品Fは、プラグ1の本体に設けられた穴に収容されている。図19を参照すれば明らかであるが、成形部品Fの表面の一部は、プラグ1の前記した穴の表面の一部と当接しているので、プラグ1の前記した穴に収容されている成形部品Fは回転できず、成形部品Fの位置決めが確実になっている。
成形部品Fは、レンズF1と、レンズF2と、傾斜面F3とを備える。レンズF1は、光ファイバ12の端部と対向し、光ファイバ12から伝送された光を集光する。レンズF2は、ジャック2の光結合部(図示せず)と対向し、光結合を行う。傾斜面F3は、前後方向に対して左側に45°の角度をなしている。レンズF1を介して前方向に伝送された光は、傾斜面F3により左方向に反射し、レンズF2に到達する。
ULTEM製の成形部品Fの屈折率は、約1.6である。また、成形部品Fと、プラグ1の前記した穴との隙間は空気でできている。このため、傾斜面F3による反射は、高反射材のコーティングがなくても全反射となる。なお、傾斜面F3に鏡面塗装を施してもよく、この場合にはより屈折率の小さい材料で成型部品を形成しても、90度光路変換(全反射)機能を実現することができる。
図19の構成によれば、光路変換部が光結合部の機能を兼ねているので、プラグの製造に要する部品点数を削減し、光コネクタの製造工程を簡略化並びにコストの低減を図ることができる。
(光伝送と電気伝送との共用伝送)
本発明は、光コネクタが電気伝送を行う手段を備えた場合にも適用できる。例えば、図20に図示するように、プラグ1が電気信号配線E1を備え、ジャック2が電気端子E2を備える。嵌合時に電気信号配線E1と電気端子E2が接続することで光伝送とともに電気伝送もできる。電気伝送を行うことで、例えば光伝送が不得意な高効率な電力供給ラインを確保することができる。図20ではプラグ1の側面およびジャック2の内側面にて電気伝送を行うが、プラグ1の先端部で行ってもよい。
また、プラグ1およびジャック2の形状は、USB(Universal Serial Bus)などの既存のコネクタと接続互換性を持たせるように設計できる。この場合、既存のコネクタまたは既存のケーブルに対して本発明の光コネクタを使用でき、ユーザの利便性が向上する。
(プラグおよびジャックが備えるワイパ)
図21を参照して、プラグ1が備えるワイパ19(プラグ側ワイパ)およびジャック2が備えるワイパ29(ジャック側ワイパ)について説明する。
ワイパ19は、プラグ1を挿抜するときにレンズ21の表面に接触し、プラグ1の挿抜中にレンズ21の表面を掃く。ワイパ19は、プラグ1の側面のうち、レンズ11よりも前方に配置されている。ただし、プラグ1の挿抜時にワイパ19がレンズ21と接触すれば、ワイパ19をプラグ1の周方向に関して任意の位置に配置することができる。ワイパ19を備えることで、プラグ1の挿抜時にレンズ21の表面を掃くので、レンズ21から異物を確実に除去するという効果を奏する。特に、レンズ11と、レンズ21とが擦れ合わない場合(図4参照)において、大きな効果を奏する。
ワイパ19は、例えば、不織布、ゴムまたはテフロン(登録商標)といった材料で作製することができる。このような材料を用いれば、プラグ1の側面に容易に取り付けることができるとともに、レンズ21の表面を傷つけずに掃くので、光コネクタ全体の耐久性を向上できる。
一方、ワイパ29は、プラグ1を挿抜するときにレンズ11の表面に接触し、プラグ1の挿抜中にレンズ11の表面を掃く。ワイパ29は、ジャック2の内側面のうち、レンズ21よりも後方に配置されている。ただし、プラグ1の挿抜時にワイパ29がレンズ11と接触すれば、ワイパ29をプラグ収容部Cの周方向に関して任意の位置に配置することができる。なお、ワイパ29に関する効果は、ワイパ19と同様である。
なお、ワイパは、プラグ1およびジャック2の両方に備える必要は無く、いずれか一方にだけ備えてもよい。
図22を参照すると、プラグ1およびジャック2が複数(図22では2系統)の光伝送経路を備えているときは、各レンズ(11a、11b、21a、21b)に対応するワイパ(19a(19)、19b(19)、29a(29)、29b(29))を備えることができる。図22に示す構成は、図13に示す構成に対して、4つのワイパを備えたものに等しい。
ワイパ19a、19b、29a、29bの各々は、プラグ1を挿抜するときにレンズ21a、21b、11a、11bの表面に接触し、プラグ1の挿抜中にこれらのレンズの表面を掃く。このような構成により、すべてのレンズから異物を確実に除去するという効果を奏する。
図23に示すプラグ1の構成は、図22に示すプラグ1の構成に等しい。図24に示すジャック2の構成は、図22に示すジャック2の構成に等しい。図23、図24を参照すると、ワイパ19a、19b、29a、29bの上下方向の幅が、レンズ11a、11b、21a、21bの上下方向の幅よりも大きいことがわかる。よって、ワイパ19a、19b、29a、29bは、対応するレンズ21a、21b、11a、11bの表面全体を掃くという効果を奏する。なお、説明の便宜上、ワイパ19a、19b、29a、29bの各々の寸法は同一であり、レンズ21a、21b、11a、11bの各々の寸法は同一であるとするが、前記した効果を奏すれば、レンズおよびワイパの寸法は異なっていてもよい。
図25、図26に示すように、ワイパは、円柱状のプラグ1およびそのプラグ1と嵌合するジャック2(図1参照)にも使用することができる。図25を参照すると、円柱状のプラグ1が備えるワイパ19cは、レンズ21を掃くことができるようにレンズ11よりも前方に配置され、かつ、周方向全体に亘って径方向外側に所定距離だけ延びている。また、図26を参照すると、円柱状のプラグ1と嵌合するジャック2が備えるワイパ29cは、レンズ11を掃くことができるようにレンズ21よりも後方に配置され、かつ周方向全体に亘って径方向外側に所定距離だけ延びている。このような構成により、レンズ11、21のみならずプラグ1全体から異物を確実に除去するという効果を奏する。
(プラグおよびジャックが備えるシャッタ)
図27〜図30を参照して、プラグ1またはジャック2にシャッタ31またはシャッタ41を配置する実施形態について説明する。なお、本実施形態では、プラグ1は円柱状であり、ジャック2のプラグ収容部Cは、プラグ1の形状に対応している。
図27に示す実施形態において、プラグ1は、シャッタ31(プラグ側シャッタ)と、スプリング32(プラグ側付勢部)とを備える。シャッタ31は、円筒状を呈しており、プラグ1が挿通しており、プラグ1の側面を摺動する。シャッタ31は、その後端部において、周方向全体に亘って径方向外側に延在するフランジ部31aを備える。シャッタ31の軸方向の長さは、プラグ1の未挿入時において、シャッタ31の内側面がレンズ11を覆うことができる長さである(図27(a)参照)。
図27(c)に示すように、シャッタ31の内径は、塵、埃などの異物の侵入を防ぐという観点から、プラグ1の先頭部の径に略等しい。また、シャッタ31の外径は、ジャック2の開口径(図27(c)において一点鎖線で図示)、つまり、プラグ収容部Cの入口部の径よりも大きい。
スプリング32は、プラグ1に対して後方に移動したシャッタ31を前方向へ付勢する手段であり、プラグ1が挿通しており、略円筒状の支持部Sの内側に配置されている。スプリング32の前端部は常時、シャッタ31のフランジ部31aに当接している。スプリング32の後端部は常時、支持部Sの内側において径方向外側に延在するプラグ1の段差部に当接している。よって、スプリング32は常時、シャッタ31を前方向に付勢する。
プラグ1の未挿入時において、シャッタ31は、スプリング32の付勢作用により、前方に力を受けている。しかしながら、シャッタ31のフランジ部31aが、支持部Sの前端部にて径方向内側に延在しているフランジ部に係止される。よって、シャッタ31は、所定の位置に定まり、シャッタ31がプラグ1から抜けることは無い。
図27(a)に示すように、プラグ1の未挿入時において、シャッタ31は、レンズ11を覆っている(シャッタ閉状態)。よって、シャッタ31は、プラグ1の未挿入時において、異物のレンズ11近辺への侵入を抑制できる、ユーザがレンズ11を直接手で触れることを回避できる、などのようにレンズ11を確実に保護できる。
プラグ1がジャック2にある程度挿入されると、シャッタ31の前端部は、ジャック2の後面部のうちプラグ収容部Cの入口部の周辺部分に当接する。プラグ1をさらに挿入すると、シャッタ31は、スプリング32を収縮させるとともにプラグ1に対して後方向(プラグ1の抜出方向)へ摺動する。その結果、シャッタ31がレンズ11の位置から離れ(シャッタ開状態)、レンズ11がシャッタ31から露出する。
図27(b)に示すように、プラグ1とジャック2との嵌合時には、シャッタ31は、プラグ1に対して可動する範囲で最も後方向へ摺動して支持部Sの内側に収容され、レンズ11は、レンズ21に対向する。また、プラグ1をジャック2から抜き出すと、スプリング32が伸張することで、シャッタ31は、プラグ1に対して前方向に摺動し、レンズ11を覆う。
すでに述べたように、本実施形態の光コネクタ100は、レンズ11をプラグ1の側面に配置しており、レンズ21をジャック2の内側面に配置する構成をとる。このため、プラグ1の挿抜方向とシャッタ31の摺動方向とを同一にすることができる。よって、プラグ1の挿抜というユーザの通常操作に連動してシャッタ31をプラグ1の挿抜方向に摺動させ、レンズ11に対してシャッタ31を開閉するという、従来に無い優れた特徴を実現できる。ユーザがプラグ1の挿抜という通常操作を行うだけで、未挿入時においてシャッタ31を閉じてレンズ11を保護することと、嵌合時においてシャッタ31を開いてレンズ11、21を光結合させることとが両立される。その結果、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することができる。
従来の光コネクタは、プラグの先端部とジャックのプラグ収容部の奥部とで光結合を行っていた。このため、シャッタを取り付けるのであれば、プラグの挿抜方向と直交する方向に摺動するシャッタを構成しなければならない。その結果、シャッタの開閉を実現する機構が複雑にならざるを得ず、コストの増大化および信頼性の低下を招いてしまう。本実施形態の光コネクタ100は、プラグ1の側面とジャック2の内側面とで光結合を行う構成を採用している。このため、上記のように所要部品点数の少ない極めて簡易な構造で、プラグ1の挿抜というユーザの通常操作に連動したシャッタ31の開閉動作を実現できる。
図28に示すように、シャッタ31に関する実施形態の他の例として、シャッタ31は、プラグ1の挿抜中にレンズ11の表面に接触して掃くワイパ33(プラグ側シャッタ用ワイパ)を備える。ワイパ33は、円筒状のシャッタ31と中心が一致する環状を呈しており、例えば、不織布であればよい。ワイパ33は、例えば、接着剤を用いてシャッタ31の前端部に貼設されている。ワイパ33の内径は、シャッタ31の内径よりも若干小さい。
プラグ1をジャック2に挿入すると、シャッタ31がプラグ1に対して後方向へ摺動する。その際、ワイパ33は、プラグ1の側面に沿って捲れるので、プラグ1の挿入を妨げることなく、シャッタ31から露出することになるレンズ11を掃くことができる。また、プラグ1をジャック2から抜き出すと、スプリング32によってシャッタ31がプラグ1に対して前方向へ摺動する。その際、ワイパ33は、プラグ1の側面に沿って捲れるので、プラグ1の抜き出しを妨げることなく、シャッタ31によって覆われることになるレンズ11を掃くことができる。
したがって、プラグ1の挿抜というユーザの通常操作に連動したシャッタ31の開閉動作によって、ワイパ33がレンズ11の表面を掃くので、レンズ11から異物を確実に除去できる。
また、図28に示すワイパ33は、周方向全体に亘ってシャッタ31の前端部に貼設されているので、プラグ1の挿抜によって、レンズ11だけでなく、プラグ1の先頭部の側面全体を掃く。その結果、ジャック2に対するプラグ1の挿抜方向の軸周りの位置を固定する角度固定機構、例えば、プラグ1に備えたキーとジャック2に備えたキー溝とからなるキー機構を備えなくても、レンズ11から異物を確実に除去できる。
なお、キー機構などの角度固定機構を備えていれば、レンズ11の表面を含むプラグ1の側面の一部領域だけを掃くようにワイパ33の形状を変更してもよい。
なお、プラグ1の形状は、円柱状に限定されず、楕円柱状でもよいし、四角柱状、台形柱状、その他の柱状としてもよい。ジャック2のプラグ収容部Cの形状は、プラグ1の形状に対応させればよい。
図29Aおよび図29Bに示す実施形態において、ジャック2は、シャッタ41(ジャック側シャッタ)と、スプリング42(ジャック側付勢部)とを備える。図29B(f)に示すように、シャッタ41は、略円柱状を呈しており、ジャック2の内側面を摺動する。シャッタ41は、その側面上端部および側面下端部において軸方向に関して一部に亘って上方向および下方向にそれぞれ延在する凸設部41aを備える。この凸設部41aは好適にはレンズ21と対向しない位置に形成する(図29Aでは周方向に90度ずれて設けられている)。シャッタ41の軸方向の長さは、プラグ1の未挿入時において、シャッタ41の側面がレンズ21を覆うことができる長さである(図29A(a)参照)。なお、シャッタ41の軸方向の長さは、レンズ21を覆う必要最低限の長さであることが好ましい。
シャッタ41の径は、塵、埃などの異物の侵入を防ぐという観点から、ジャック2のプラグ収容部Cの穴径に略等しい。
ジャック2の内側面において、シャッタ41の凸設部41aと周方向に関して係合する凹状の凹設部2aが形成されている。凹設部2aは、軸方向に関して所定長さ分だけ形成されているので、凸設部41aは、凹設部2aの内部に入った状態で軸方向に移動可能であり、よって、シャッタ41は、ジャック2の内側面に対して軸方向に摺動することができる。
スプリング42は、ジャック2に対して前方に移動したシャッタ41を後方向へ付勢する手段であり、ジャック2のプラグ収容部Cに配置されている。スプリング42の前端部は常時、ジャック2のプラグ収容部Cの最深部に当接している。スプリング42の後端部は、シャッタ41の前端部に当接している。よって、スプリング42は常時、シャッタ41を後方向に付勢する。
プラグ1の未挿入時において、シャッタ41は、スプリング42の付勢作用により、後方に力を受けている。しかしながら、シャッタ41の凸設部41aが、ジャック2の凹設部2aの後端部に係止される。よって、シャッタ41は、所定の位置に定まり、シャッタ41がジャック2から抜けることは無い。また、図29B(e)に示すように、凹設部2a(シャッタ41の凸設部41a)はレンズ21と軸方向に90度ずれた位置に配置されている。このような配置とすることで、シャッタ41の抜け止め機能と嵌合時のレンズ11とレンズ21との近接(対向面の最適な間隔での対向)の両立が可能になり、光コネクタの光結合効率を高めることができる。
図29A(a)に示すように、プラグ1の未挿入時において、シャッタ41は、レンズ21を覆っている(シャッタ閉状態)。よって、シャッタ41は、プラグ1の未挿入時において、異物のレンズ21近辺への侵入を抑制できるなど、レンズ21を確実に保護できる。
プラグ1がジャック2にある程度挿入されると、プラグ1の先端部がシャッタ41の後端部に当接する。プラグ1をさらに挿入すると、シャッタ41は、スプリング42を収縮させるとともに前方向(ジャック奥部方向)へ摺動する。その結果、シャッタ41がレンズ21の位置から離れ(シャッタ開状態)、レンズ21がシャッタ41から露出する。
図29A(b)に示すように、プラグ1とジャック2との嵌合時には、シャッタ41は、ジャック2に対してプラグ収容部Cの最深部の少し後方にまで摺動し、レンズ21は、レンズ11に対向する。また、プラグ1をジャック2から抜き出すと、スプリング42が伸張することで、シャッタ41は、ジャック2に対して後方向に摺動し、レンズ21を覆う。
すでに述べたように、本実施形態の光コネクタ100は、プラグ1の挿抜方向とシャッタ31の摺動方向とを同一にすることができるので、プラグ1の挿抜というユーザの通常操作に連動してシャッタ41をプラグ1の挿抜方向に摺動させ、レンズ21に対してシャッタ41を開閉するという、従来に無い優れた特徴を実現できる。ユーザがプラグ1の挿抜という通常操作を行うだけで、未挿入時においてシャッタ41を閉じてレンズ21を保護することと、嵌合時においてシャッタ41を開いてレンズ11、21を光結合させることとが両立される。その結果、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することができる。
また、すでに述べた従来の光コネクタと異なり、本実施形態の光コネクタ100によれば、上記のように所要部品点数の少ない極めて簡易な構造で、プラグ1の挿抜というユーザの通常操作に連動したシャッタ41の開閉動作を実現できる。
図30に示すように、シャッタ41に関する実施形態の他の例として、シャッタ41は、プラグ1の挿抜中にレンズ21の表面に接触して掃くワイパ43(ジャック側シャッタ用ワイパ)を備える。ワイパ43は、扇状を呈しており、ワイパ43の頂点は、円柱状のシャッタ41の中心と一致する。ワイパ43は、例えば、不織布であればよい。ワイパ43は、例えば、接着剤を用いてシャッタ31の後端部に貼設されている。ワイパ43の半径は、シャッタ41の半径よりも若干大きい。
プラグ1をジャック2に挿入すると、シャッタ41が前方向へ摺動する。その際、ワイパ43は、ジャック2の内側面に沿って捲れ、プラグ1の挿入を妨げることなく、シャッタ41から露出することになるレンズ21を掃くことができる。また、プラグ1をジャック2から抜き出すと、スプリング42によってシャッタ41が後方向へ摺動する。その際、ワイパ43は、ジャック2の内側面に沿って捲れるので、プラグ1の抜き出しを妨げることなく、シャッタ41によって覆われることになるレンズ21を掃くことができる。
したがって、プラグ1の挿抜というユーザの通常操作に連動したシャッタ41の開閉動作によって、ワイパ43がレンズ21の表面を掃くので、レンズ21から異物を確実に除去できる。
なお、プラグ1の形状は、円柱状に限定されず、楕円柱状でもよいし、四角柱状、台形柱状、その他の柱状としてもよい。ジャック2のプラグ収容部Cの形状は、プラグ1の形状に対応させればよい。
また、シャッタ31を備えるプラグ1と、シャッタ41を備えるジャック2とから構成される光コネクタを実現し、レンズ11、21の両方を保護することができる。
(プラグおよびジャックが備える気流発生機構)
図31〜図34を参照して、光結合部から異物をより確実に除去するための気流発生機構を備えるプラグ1、ジャック2の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、プラグ1が備える光結合部は、ボールレンズ112であり、ジャック2が備える光結合部は、ボールレンズ212である。
図31に示す実施形態において、ジャック2は、ジャック2の内側面にて、ボールレンズ212の露出表面を通って軸方向へ延在している気流用溝51(ジャック側気流用溝)を形成している。気流用溝51は、プラグ収容部Cの入口部から最深部にまで延在している。しかしながら、後記する気流による異物除去が機能すれば、気流用溝51を最深部にまで延在させなくてもよい。なお、図31(a)、(b)に示すプラグ1は円柱状であり、ジャック2のプラグ収容部Cの形状は、プラグ1の形状に対応している。
図31(b)に示すように、気流用溝51の深さ、つまり左右方向における長さを、ボールレンズ212の半径よりも少し大きな長さに設計することが好ましい。そして、ボールレンズ212の略右半分が気流用溝51内に露出するようにボールレンズ212を配置することが好ましい。また、気流用溝51の幅、つまり上下方向における長さを、ボールレンズ212の有効ビーム経路を考慮して、ボールレンズ212の直径の80%〜100%の範囲に設計することが好ましい。
図31(a)に示すように、プラグ1およびジャック2が嵌合する直前の位置までプラグ1がジャック2に挿入されると、プラグ1の挿入に起因する気流がジャック2のプラグ収容部C内に発生する。ここで、プラグ1の径とプラグ収容部Cの穴径とは略等しいので、気流用溝51が存在する領域を除いて、挿入後のプラグ1の側面とジャック2の内側面との間にある隙間はほとんど存在しない。必要であれば、例えばプラグ1の側面またはジャック2の内側面に周方向のほぼ全体に亘ってワイパ33,34(図28、図30参照)に類似する部材を設けて前記隙間を塞ぎ、気流用溝51以外に外部に通じる通気孔を無くすとよい。また、シャッタ31(図27参照)を備えることで同様の効果を得るようにしても構わない。
プラグ1の側面とジャック2の内側面との間に元からある隙間に対して、上記のように設計された気流用溝51内の空間は十分に大きい。よって、プラグ収容部C内に発生した気流は、気流用溝51のうちボールレンズ212よりも前側部分に集中する。前記集中した気流は、所定の圧力を以って気流用溝51内を後方向に向かって進み、ボールレンズ212の表面を通過して、プラグ収容部Cの入口部から外部に放出される(図31(a)に図示された矢印参照)。
したがって、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ212に付着した異物を吹き飛ばして除去できる。その結果、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することができる。前記気流は、プラグ1の挿入というユーザの通常操作のみで生じるものであるため、ユーザに特別な操作を要求することはない。
また、異物除去が最も有用となる嵌合直前時というタイミングでジャック2内の異物除去を実現できる。つまり、一般ユーザにとってクリーニングが困難なジャック2の内側面に備えられた光結合部のクリーニングは、プラグ1の挿入という、プラグ1およびジャック2の嵌合に必要な操作そのもので、嵌合直前のたびに最も有効なタイミングで実行できる。
このように非常に簡易な気流通過用の溝を設けるだけで、光結合部のクリーニングを実現できるのは、プラグ1の側面およびジャック2の内側面に光結合部を備える本発明ならではの特徴である。プラグの先端部に光結合部を備える従来の光コネクタに関しては、このように簡易化された気流通過用の溝では気流方向を有効に制御できないので、気流によって光結合部の表面をクリーニングすることはできない。
ここで、気流用溝51内に存在するボールレンズ212の露出部分が、ジャック2の内側面内側(ジャック2が占める側。図31において左側)に配置されるように、ボールレンズ212を配置するとよい。換言すれば、ボールレンズ212の右側の頂点部が、ジャック2の内側面よりも所定距離だけ、ジャック2に挿入された円柱状のプラグ1の径方向外側に位置するように、気流用溝51内に存在するボールレンズ212の露出部分を配置するとよい(ボールレンズ212のプラグ1からの後退)。このような配置によれば、ボールレンズ212の右側の頂点部と、プラグ1の側面との間に気流の通り道を適切なサイズで確保できるので、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ212に付着した異物をより効率よく吹き飛ばして除去できる。
また、ジャック2の光結合部にボールレンズ212を採用することで、ボールレンズ212の形状に応じて気流の通り道は狭小化する。このため、ボールレンズ212を通過する時の気流の流速は、ボールレンズ212を通過する前後の気流の流速に比べて増大する。よって、ボールレンズ212とプラグ1の側面との間を通過する気流は、ボールレンズ212に付着した異物をより勢いよく吹き飛ばして除去できる。
なお、プラグ1の形状は、円柱状に限定されず、楕円柱状でもよいし、四角柱状、台形柱状、その他の柱状としてもよい。ジャック2のプラグ収容部Cの形状は、プラグ1の形状に対応させればよい。
また、気流用溝51の形状は、前後方向に沿った直線状であることに限定されず、例えば、螺旋状など他の形状でもよい。
また、本実施形態に採用できる光結合部はボールレンズに限定されず、例えば、表面が平らなレンズも適用できる。
図32に示す実施形態において、プラグ1は、プラグ1の側面にて、ボールレンズ112の露出表面を通って軸方向へ延在している気流用溝52(プラグ側気流用溝)を形成している。気流用溝52は、プラグ1の先端部から支持部Sに到達するまで延在している。しかしながら、後記する気流による異物除去が機能すれば、支持部Sに到達するまで延在させなくてもよい。なお、図32(a)、(b)に示すプラグ1は円柱状であり、ジャック2のプラグ収容部Cの形状は、プラグ1の形状に対応している。
図32(b)に示すように、気流用溝52の深さ、つまり左右方向における長さを、ボールレンズ112の半径よりも少し大きな長さに設計することが好ましい。そして、ボールレンズ112の略左半分が気流用溝52内に露出するようにボールレンズ112を配置することが好ましい。また、気流用溝52の幅、つまり上下方向における長さを、ボールレンズ112の有効ビーム経路を考慮して、ボールレンズ112の直径の80%〜100%の範囲に設計することが好ましい。
図32(a)に示すように、プラグ1およびジャック2が嵌合する直前の位置までプラグ1がジャック2に挿入されると、プラグ1の挿入に起因する気流がジャック2のプラグ収容部C内に発生する。ここで、図31に示す実施形態と同様、気流用溝52が存在する領域を除いて、挿入後のプラグ1の側面とジャック2の内側面との間にある隙間はほとんど存在しない。必要であれば、例えばプラグ1の側面またはジャック2の内側面に周方向のほぼ全体に亘ってワイパ33,34(図28、図30参照)に類似する部材を設けて前記隙間を塞ぎ、気流用溝52以外に外部に通じる通気孔を無くすとよい。また、シャッタ31(図27参照)を備えることで同様の効果を得るようにしても構わない。
プラグ1の側面とジャック2の内側面との間に元からある隙間に対して、上記のように設計された気流用溝52内の空間は十分に大きい。よって、プラグ収容部C内に発生した気流は、気流用溝52のうちボールレンズ112よりも前側部分に集中する。前記集中した気流は、所定の圧力を以って気流用溝52内を後方向に向かって進み、ボールレンズ112の表面を通過して、プラグ収容部Cの入口部から外部に放出される(図32(a)に図示された矢印参照)。
したがって、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ112に付着した異物を吹き飛ばして除去できる。その結果、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することができる。前記気流は、プラグ1の挿入というユーザの通常操作のみで生じるものであるため、ユーザに特別な操作を要求することはない。
また、異物除去が最も有用となる嵌合直前時というタイミングで、ジャック2内に挿入されたプラグ1の気流用溝52内の異物除去を実現できる。このように非常に簡易な気流通過用の溝を設けるだけで、光結合部のクリーニングを実現できるのは、プラグ1の側面およびジャック2の内側面に光結合部を備える本発明ならではの特徴である。プラグの先端部に光結合部を備える従来の光コネクタに関しては、このように簡易化された気流通過用の溝では気流を有効に制御できないので、気流によって光結合部の表面をクリーニングすることはできない。
ここで、気流用溝52内に存在するボールレンズ112の露出部分が、プラグ1の側面内側に配置されるように、ボールレンズ112を配置するとよい。換言すれば、ボールレンズ112の左側の頂点部が、プラグ1の側面よりも所定距離だけ、円柱状のプラグ1の径方向内側に位置するように、気流用溝52内に存在するボールレンズ112の露出部分を配置するとよい(ボールレンズ112のジャック2からの後退)。このような配置によれば、ボールレンズ112の左側の頂点部と、ジャック2の内側面との間に気流の通り道を適切なサイズで確保できるので、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ112に付着した異物をより効率よく吹き飛ばして除去できる。
また、プラグ1の光結合部にボールレンズ112を採用することで、ボールレンズ112の形状に応じて気流の通り道は狭小化する。このため、ボールレンズ112を通過する時の気流の流速は、ボールレンズ112を通過する前後の気流の流速に比べて増大する。よって、ボールレンズ112とジャック2の内側面との間を通過する気流は、ボールレンズ112に付着した異物をより勢いよく吹き飛ばして除去できる。
なお、プラグ1の形状は、円柱状に限定されず、楕円柱状でもよいし、四角柱状、台形柱状、その他の柱状としてもよい。ジャック2のプラグ収容部Cの形状は、プラグ1の形状に対応させればよい。
また、気流用溝52の形状は、前後方向に沿った直線状であることに限定されず、例えば、螺旋状など他の形状でもよい。また、図32(c)に示すように、円柱状のプラグ1の一部を前後方向に沿って切欠いて、ボールレンズ112の一部を露出させ、気流用溝52aからなる気流の通り道を確保してもよい。
また、本実施形態に採用できる光結合部はボールレンズに限定されず、例えば、表面が平らなレンズにも適用できる。
図33に示す実施形態において、気流用溝52を有しているプラグ1は、図32に示すプラグ1の変形例であり、円柱状ではなく、台形柱状を呈する(図33(b)参照)。ジャック2のプラグ収容部Cの形状は、図33のプラグ1が呈する台形柱状に対応する形状になっている。よって、図33のプラグ1およびジャック2からなる光コネクタ100は、ジャック2に対するプラグ1の挿抜方向の軸周りの位置を固定する角度固定機構を実現できる。プラグ1の形状およびジャック2の形状によれば、プラグ1の挿入開始時から嵌合時までの間、ジャック2に対するプラグ1の挿抜方向の軸周りの位置は決定される。つまり、前記角度固定機構によって、プラグ1の周方向の挿入角度を一定に保つことができる。
図32に示す実施形態の場合と同様にして、気流用溝52内に存在するボールレンズ112の露出部分は、プラグ1の側面内側に配置されるように、ボールレンズ112を配置するとよい。換言すれば、ボールレンズ112の左側の頂点部が、プラグ1の側面よりも所定距離だけ、台形柱状のプラグ1の内部側に位置するように、気流用溝52内に存在するボールレンズ112の露出部分を配置するとよい。
図33(a)に示すように、プラグ1およびジャック2が嵌合する直前の位置までプラグ1がジャック2に挿入されると、プラグ1の挿入に起因する気流がジャック2のプラグ収容部C内に発生する。図32に示す実施形態の場合と同様にして、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ112に付着した異物を吹き飛ばして除去できる。
さらに、図33によれば、光コネクタ100の角度固定機構によって、プラグ1の挿入後に、ジャック2のボールレンズ212が気流用溝52内の空間に対して開放されている。よって、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ112の表面だけでなく、ボールレンズ212の表面も通過して、プラグ収容部Cの入口部から外部に放出される(図33(a)に図示された矢印参照)。したがって、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ112に付着した異物だけでなく、ボールレンズ212に付着した異物も吹き飛ばして除去できる。その結果、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することができる。
換言すれば、プラグ1に気流用溝52という1つの溝を備えるだけの構成で、一般ユーザにとってクリーニングが困難なジャック2の内側面に備えられた光結合部のクリーニングと、プラグ1の側面に備えられた光結合部のクリーニングとを、プラグ1の挿入といった、プラグ1およびジャック2の嵌合に必要な操作そのもので、嵌合直前のたびに実行できる。
なお、図33(c)に示すように、光コネクタ100の角度固定機構として、周方向の右側にて径方向外側に延在しているキー53をプラグ1に備え、キー53に対応するキー溝54をジャック2に備えるキー機構を採用してもよい。キー53は、プラグ1の側面上で、プラグ1の先端部から支持部Sに到達するまで形成されている。キー溝54は、嵌合時には、キー53全体を受容できる。前記キー機構を採用し、プラグ1をジャック2に挿入すると、図33(a)および(b)に示す構成と同様にして、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ112に付着した異物だけでなく、ボールレンズ212に付着した異物を吹き飛ばして除去できる。
なお、図31に示した、ジャック2に気流用溝51を備えた実施形態に対して、前記角度固定機構をプラグ1およびジャック2に備えるように構成してもよい。これにより、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ212に付着した異物だけでなく、ボールレンズ112に付着した異物を吹き飛ばして除去できる。よって、ジャック2の内側面に備えられた光結合部のクリーニングと、プラグ1の側面に備えられた光結合部のクリーニングとをまとめて実現できる。
図34に示す実施形態において、プラグ1は、図31の実施形態で説明した気流用溝51を有しており、ジャック2は、図32に示す実施形態で説明した気流用溝52を有している。また、図33(c)に示す実施形態と同様に、プラグ1は、プラグ1の先端部から支持部Sに到達するまで形成されているキー53を備え、ジャック2は、キー53に対応するキー溝54を備えることで、光コネクタ100の角度固定機構を実現する。
図34(a)に示すように、プラグ1およびジャック2が嵌合する直前の位置までプラグ1がジャック2に挿入されると、プラグ1の挿入に起因する気流がジャック2のプラグ収容部C内に発生する。ここで、キー53およびキー溝54によって、ジャック2に挿入されるプラグ1の軸方向の位置が決まっている。このため、プラグ1の挿入後において、気流用溝51と気流用溝52とを常時対向させることができ、したがって、気流用溝51および気流用溝52が一体化した空間部を形成することができる。
プラグ1の側面とジャック2の内側面との間に元からある隙間に対して、上記のように設計された前記空間部は十分に大きい。よって、プラグ収容部C内に発生した気流は、気流用溝51のうちボールレンズ212よりも前側部分に集中する。前記集中した気流は、所定の圧力を以って前記空間部内を後方向に向かって進み、ボールレンズ112、212の表面を通過して、プラグ収容部Cの入口部から外部に放出される(図34(a)に図示された矢印参照)。
したがって、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ112に付着した異物だけでなく、ボールレンズ212に付着した異物を吹き飛ばして除去できる。その結果、光コネクタが行う光の伝送に異物が影響を及ぼす可能性を大幅に低減することができる。
ここで、図34に示す実施形態では、図34(b)に示すように、気流用溝52内に存在するボールレンズ112の露出部分と、気流用溝51内に存在するボールレンズ212の露出部分とが嵌合時にて微小距離内に近づくように、ボールレンズ112をプラグ1の内部に配置し、ボールレンズ212をジャック2の内部に配置できる。具体的には、ボールレンズ112の左側の頂点部がプラグ1の外径よりもわずかに内側に位置するようにボールレンズ112をプラグ1の内部に配置できる。また、ボールレンズ212の右側の頂点部がジャック2の内側面よりもわずかに内側(ジャック2が占める側)に位置するようにボールレンズ212をジャック2の内部に配置できる。
上記のようにボールレンズ112が配置され、プラグ1の気流用溝52をほとんど塞いでしまう場合であっても、プラグ1の挿入中は気流用溝52と部分的に対向している、ジャック2に設けた気流用溝51が気流の通り道として機能する(図34(a)参照)。このため、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ112に付着した異物を吹き飛ばして除去できる。
同様にして、上記のようにボールレンズ212が配置され、ジャック2の気流用溝51をほとんど塞いでしまう場合であっても、プラグ1の挿入中は気流用溝51と部分的に対向している、プラグ1に設けた気流用溝52が気流の通り道として機能する(図34(a)参照)。このため、プラグ1の挿入に起因して発生した気流は、ボールレンズ212に付着した異物を吹き飛ばして除去できる。
さらに、図31〜図33に示すような、プラグ1またはジャック2のいずれかに気流用溝を設ける場合と比較して、プラグ1およびジャック2の両方に気流用溝51、52を設ける図34に示す実施形態では、嵌合時にはボールレンズ112、212同士を近接させることができる。一般的に、光結合の効率は、嵌合時における2つの光結合部間の距離が小さいほど向上する。よって、図34に示す実施形態によれば、ボールレンズ112、212間の光結合の効率をより向上させることができる。
ボールレンズ112、212に付着した異物を除去するクリーニング作用は、ボールレンズ112、212同士が対向する直前まで、つまり、プラグ1とジャック2とが嵌合する直前まで機能する。このため、異物除去が最も有用となる嵌合直前時というタイミングに至るまでボールレンズ112、212に付着した異物を除去できる。
なお、ジャック2の気流用溝51が気流の通り道として十分機能しなくなる場合であっても、プラグ1の気流用溝52が気流の通り道として機能でき、異物除去のクリーニング作用は維持される。よって、図34に示すように、気流用溝51がプラグ収容部Cの最深部にまで延在している必要はない。さらに、図31〜図33に示す実施形態と比較して、プラグ収容部Cの入口部から前方向に延在する気流用溝51の距離をさらに短くすることができる。より具体的には、気流用溝51は、ボールレンズ212よりも少し前方まで延在していればよい。
≪その他≫
プラグ1内の光ファイバ12は、光伝送特性のことを考慮すれば直線状に配置することが好ましいが、レンズ11などの光結合部に光を伝送することができれば、光ファイバ12を任意の形状に曲げてプラグ1内に配置できる。二芯式の光コネクタの場合、一体化した2本のプラグ内にある2本の光ファイバを交差させて対応するプラグの側面上の光結合部に向かって延びるように配置することができる。このような配置にすれば、光ファイバをそれほど曲げる必要がないため、光伝送特性の劣化を抑制できる。なお、ジャック2内の光ファイバ22についても同様のことがあてはまる。
プラグ1内を伝送する光がレンズ11などの光結合部に向かって伝送する場合、レンズ11に向かう光がレンズ11の側面に対して垂直からだけでなく斜めから入射するようになっていてもよい。つまり、レンズ11の側面に光を斜めから入射するように光ファイバ12または光路変換部18を配置することができる。このような構成であっても、レンズ11とジャック2のレンズ21との光結合を実現できる。このような構成とすることにより、光結合部での反射光の影響を低減することができる。なお、ジャック2のレンズ21などの光結合部についても同様のことがあてはまる。
図27に示す実施形態において、プラグ1が備えるスプリング32を磁石(プラグ側付勢部)に置き換えることができる。これにより、スプリング32の付勢作用ではなく、磁石の付勢作用により、プラグ1のシャッタ31を前後方向に摺動させることができる。また、スプリング32と前記磁石とを併用してもよい。
また、図29Aおよび図29Bに示す実施形態において、ジャック2が備えるスプリング42を磁石(ジャック側付勢部)に置き換えることができる。これにより、スプリング42の付勢作用ではなく、磁石の付勢作用により、プラグ1のシャッタ41を前後方向に摺動させることができる。また、スプリング42と前記磁石とを併用してもよい。
また、図27〜図30に示す実施形態で説明したシャッタと、図31〜図34に示す実施形態で説明した気流用溝を両方組み込んだ光コネクタを実現できる。
また、本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
その他、本発明の構成要素の形状、材質、機能などについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
100 光コネクタ
1 プラグ(光コネクタ用のプラグ)
2 ジャック(光コネクタ用のジャック)
11 レンズ(プラグ側光結合部)
12 光ファイバ(プラグ側光導波手段)
13 保護部(プラグ側保護部)
15 スプリング
18 光路変換部
19 ワイパ(プラグ側ワイパ)
21 レンズ(ジャック側光結合部)
22 光ファイバ(ジャック側光導波手段)
23 保護部(ジャック側保護部)
25 スプリング
29 ワイパ(ジャック側ワイパ)
31 シャッタ(プラグ側シャッタ)
32 スプリング(プラグ側付勢部)
33 ワイパ(プラグ側シャッタ用ワイパ)
41 シャッタ(ジャック側シャッタ)
42 スプリング(ジャック側付勢部)
43 ワイパ(ジャック側シャッタ用ワイパ)
51 気流用溝(ジャック側気流用溝)
52 気流用溝(プラグ側気流用溝)
111 ボールレンズ
211 ボールレンズ

Claims (21)

  1. 光コネクタ用のプラグであって、
    前記プラグは、プラグ側光導波手段を保持しており、
    前記プラグ側光導波手段内を伝送する光をジャックに対して光結合させるプラグ側光結合部が、前記プラグの側面に配置されており、
    さらに前記プラグは、
    前記プラグの側面のうち、前記プラグ側光結合部よりも前記プラグの挿抜方向に関して前方に配置され、前記プラグを挿抜するときに前記ジャックが備えるジャック側光結合部の表面に接触するプラグ側ワイパ、を有する構成と、
    前記プラグが挿通しており、前記プラグの側面を摺動するプラグ側シャッタと、前記プラグ側シャッタを前記プラグの挿入方向に付勢するプラグ側付勢部と、を有し、前記プラグの未挿入時において、前記プラグ側シャッタは、前記プラグ側付勢部に付勢されて、前記プラグ側光結合部を覆う位置にあり、前記プラグの挿入時において、前記プラグ側シャッタは、前記ジャックのプラグ収容部の入口部の周辺に当接することで前記プラグの抜出方向に摺動して前記プラグ側光結合部を露出させる位置に移動する、ようになっている構成と、
    の少なくともいずれかの構成を備える
    ことを特徴とする光コネクタ用のプラグ。
  2. 前記プラグ側光結合部の表面は、前記プラグの側面から前記プラグの側面外側に突出している
    ことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ用のプラグ。
  3. 前記プラグ側光結合部は、前記プラグの側面近傍に配置されている前記プラグ側光導波手段の端部を有して構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光コネクタ用のプラグ。
  4. 前記プラグ側光結合部は、前記プラグの側面に配置され、前記プラグ側光導波手段内を伝送する光を前記ジャックに対して光結合させるレンズを有して構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光コネクタ用のプラグ。
  5. 前記プラグ側光結合部は、前記プラグの側面に配置され、前記プラグ側光導波手段内を伝送する光を透過するプラグ側保護部を有して構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光コネクタ用のプラグ。
  6. 前記プラグ側光結合部は、
    前記プラグ側光導波手段内を伝送する光を前記ジャックに対して光結合させるボールレンズと、
    前記ボールレンズを、前記プラグの挿抜方向の垂直方向外側に付勢するスプリングと、
    を有し、
    前記プラグの側面には、前記プラグの挿抜方向の垂直方向外側から前記ボールレンズを係止する係止部が形成されており、
    前記スプリングによって前記プラグの挿抜方向の垂直方向外側に付勢された前記ボールレンズが前記係止部によって係止されるとともに、前記ボールレンズの一部は前記プラグの側面に露出する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光コネクタ用のプラグ。
  7. 前記プラグ側光導波手段の端部と、前記プラグ側光結合部との間に配置され、前記プラグ側光導波手段の端部から伝送される光の光路を変換して前記プラグ側光結合部へ光を伝送し、または、前記プラグ側光結合部から伝送される光の光路を変換して前記プラグ側光導波手段の端部へ光を伝送する光路変換部、を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の光コネクタ用のプラグ。
  8. 前記光路変換部は、
    前記プラグ側光導波手段の端部から出射され、前記プラグの挿抜方向に平行な光の光路を、前記プラグの挿抜方向に垂直な方向に変換する
    ことを特徴とする請求項7に記載の光コネクタ用のプラグ。
  9. 前記プラグが前記プラグ側シャッタを備える場合において、
    前記プラグ側シャッタは、前記プラグの側面を摺動することで前記プラグ側光結合部の表面に接触するプラグ側シャッタ用ワイパを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ用のプラグ。
  10. 前記プラグの側面にて、前記プラグの先端部から、前記プラグ側光結合部の露出表面を通り、前記プラグの抜出方向側へ延在しているプラグ側気流用溝を有しており、
    前記プラグを前記ジャックに挿入することに起因して前記ジャックのプラグ収容部内で発生した気流が前記プラグ側気流用溝内を通過する
    ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の光コネクタ用のプラグ。
  11. 光コネクタ用のジャックであって、
    前記ジャックは、ジャック側光導波手段を保持しており、
    前記ジャック側光導波手段内を伝送する光をプラグに対して光結合させるジャック側光結合部が、前記ジャックの内側面に配置されており、
    さらに前記ジャックは、
    前記ジャックの内側面のうち、前記ジャック側光結合部よりも前記プラグの挿抜方向に関して後方に配置され、前記プラグを挿抜するときに前記プラグが備えるプラグ側光結合部の表面に接触するジャック側ワイパ、を有する構成と、
    前記ジャックのプラグ収容部内に配置されており、前記ジャックの内側面を摺動するジャック側シャッタと、
    前記ジャック側シャッタに対して前記プラグの抜き出し方向に付勢するジャック側付勢部と、を備え、
    前記プラグの未挿入時にて、前記ジャック側シャッタは、前記ジャック側付勢部によって付勢されて前記ジャック側光結合部を覆う位置にあり、
    前記プラグの挿入時にて、前記ジャック側シャッタは、挿入された前記プラグと当接することで前記プラグの挿入方向に摺動して前記ジャック側光結合部を露出させる位置に移動する、ようにする構成と、
    の少なくともいずれかの構成を備える
    ことを特徴とする光コネクタ用のジャック。
  12. 前記ジャック側光結合部の表面は、前記ジャックの内側面から前記ジャックの内側面外側に突出している
    ことを特徴とする請求項11に記載の光コネクタ用のジャック。
  13. 前記ジャック側光結合部は、前記ジャックの内側面近傍に配置されている前記ジャック側光導波手段の端部を有して構成されている
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の光コネクタ用のジャック。
  14. 前記ジャック側光結合部は、前記ジャックの内側面に配置され、前記ジャック側光導波手段内を伝送する光を前記プラグに対して光結合させるレンズを有して構成されている
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の光コネクタ用のジャック。
  15. 前記ジャック側光結合部は、前記ジャックの内側面に配置され、前記ジャック側光導波手段内を伝送する光を透過するジャック側保護部を有して構成されている
    ことを特徴とする請求項11から請求項14のいずれか一項に記載の光コネクタ用のジャック。
  16. 前記ジャック側光結合部は、
    前記ジャック側光導波手段内を伝送する光を前記プラグに対して光結合させるボールレンズと、
    前記ボールレンズを、前記ジャックの内側面外側に付勢するスプリングと、を有し、
    前記ジャックの内側面には、前記ジャックの内側面外側から前記ボールレンズを係止する係止部が形成されており、
    前記スプリングによって前記ジャックの内側面外側に付勢された前記ボールレンズが前記係止部によって係止されるとともに、前記ボールレンズの一部は前記ジャックの内側面に露出する
    ことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の光コネクタ用のジャック。
  17. 前記ジャックが前記ジャック側シャッタを備える場合において、
    前記ジャック側シャッタは、前記ジャックの内側面を摺動することで前記ジャック側光結合部の表面に接触するジャック側シャッタ用ワイパを備える
    ことを特徴とする請求項11に記載の光コネクタ用のジャック。
  18. 前記ジャックの内側面にて、前記ジャックのプラグ収容部の入口部から、前記ジャック側光結合部の露出表面を通り、前記プラグの挿入方向側へ延在しているジャック側気流用溝を有しており、
    前記プラグを前記ジャックに挿入することに起因して前記ジャックのプラグ収容部内で発生した気流が前記ジャック側気流用溝内を通過する
    ことを特徴とする請求項11から請求項17のいずれか一項に記載の光コネクタ用のジャック。
  19. 光コネクタ用のプラグおよびジャックを備える光コネクタであって、
    前記プラグが保持するプラグ側光導波手段内を伝送する光を前記ジャックに対して光結合させるプラグ側光結合部が、前記プラグの側面に配置されており、
    前記ジャックが保持するジャック側光導波手段内を伝送する光を前記プラグに対して光結合させるジャック側光結合部が、前記ジャックの内側面に配置されており、
    さらに、前記プラグは、
    前記プラグの側面のうち、前記プラグ側光結合部よりも前記プラグの挿抜方向に関して前方に配置され、前記プラグを挿抜するときに前記ジャックが備えるジャック側光結合部の表面に接触するプラグ側ワイパ、を有する構成と、
    前記プラグが挿通しており、前記プラグの側面を摺動するプラグ側シャッタと、前記プラグ側シャッタを前記プラグの挿入方向に付勢するプラグ側付勢部と、を有し、前記プラグの未挿入時において、前記プラグ側シャッタは、前記プラグ側付勢部に付勢されて、前記プラグ側光結合部を覆う位置にあり、前記プラグの挿入時において、前記プラグ側シャッタは、前記ジャックのプラグ収容部の入口部の周辺に当接することで前記プラグの抜出方向に摺動して前記プラグ側光結合部を露出させる位置に移動する、ようになっている構成と、
    の少なくともいずれかの構成を備える
    ことを特徴とする光コネクタ。
  20. 光コネクタ用のプラグおよびジャックを備える光コネクタであって、
    前記プラグが保持するプラグ側光導波手段内を伝送する光を前記ジャックに対して光結合させるプラグ側光結合部が、前記プラグの側面に配置されており、
    前記ジャックが保持するジャック側光導波手段内を伝送する光を前記プラグに対して光結合させるジャック側光結合部が、前記ジャックの内側面に配置されており、
    さらに前記ジャックは、
    前記ジャックの内側面のうち、前記ジャック側光結合部よりも前記プラグの挿抜方向に関して後方に配置され、前記プラグを挿抜するときに前記プラグが備えるプラグ側光結合部の表面に接触するジャック側ワイパ、を有する構成と、
    前記ジャックのプラグ収容部内に配置されており、前記ジャックの内側面を摺動するジャック側シャッタと、
    前記ジャック側シャッタに対して前記プラグの抜き出し方向に付勢するジャック側付勢部と、を備え、
    前記プラグの未挿入時にて、前記ジャック側シャッタは、前記ジャック側付勢部によって付勢されて前記ジャック側光結合部を覆う位置にあり、
    前記プラグの挿入時にて、前記ジャック側シャッタは、挿入された前記プラグと当接することで前記プラグの挿入方向に摺動して前記ジャック側光結合部を露出させる位置に移動する、ようにする構成と、
    の少なくともいずれかの構成を備える
    ことを特徴とする光コネクタ。
  21. 前記光コネクタは、前記ジャックに対する前記プラグの挿抜方向の軸周りの位置を固定する角度固定機構を備えており、
    前記プラグが、前記プラグの側面にて、前記プラグの先端部から、前記プラグ側光結合部の表面を通り、前記プラグの抜出方向側へ延在しているプラグ側気流用溝を有する構成と、前記ジャックが、前記ジャックの内側面にて、前記ジャックのプラグ収容部の入口部から、前記ジャック側光結合部の表面を通り、前記プラグの挿入方向側へ延在しているジャック側気流用溝を有する構成と、の少なくともいずれかの構成を、前記光コネクタは備えており、
    前記プラグを前記ジャックに挿入することに起因して前記ジャックのプラグ収容部内で発生した気流が、前記プラグ側気流用溝および前記ジャック側気流用溝の少なくともいずれかの内部を通過する
    ことを特徴とする請求項19または請求項20に記載の光コネクタ。
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