JP6276885B2 - 面状照明装置、液晶表示装置及びその組立方法 - Google Patents
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Description
このような課題に対して、フレーム124に対する光学シート18の位置決めを、タブ180a及び凹部124cを用いることなく行う構造を採用することで、フレーム124の厚みを薄くし狭額縁化を可能とする発明がなされている。又、フレーム124を金属フレームに置換する構造も開発されている(例えば、特許文献4参照)。
しかしながら、金属フレームを採用した場合には、導光板を組付ける際に、金属フレームに対して導光板を位置決めすべく両者を接触させると、合成樹脂材料からなる導光板から微細な樹脂の粉(コンタミ)が発生し、照明光の均一性を低下させる等、面状照明装置としての信頼性を損なう恐れがある。又、金属フレームと点状光源の配線基板との絶縁性を確保するための対策が、別途必要となる。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の面状照明装置は、フレームを構成する底部と樹脂部とによって、導光板、光源及び光学シートといった面状照明装置の構成要素の保持及び位置決めを行うものである。底部は板金からなることによりフレームに必要な強度を確保する。又、樹脂部を導光板の入光面に対向するように配置し、フレームに導光板を組付ける際に、入光面に対向する樹脂部が導光板と接触して位置決めされることで、コンタミの発生が抑制されるものである。又、金属部分と光源の配線基板との絶縁性を確保するものとなる。更に、本面状照明装置がLCDと組合せて用いられる場合の、LCDの固定面積を、樹脂部によって広く確保するものとなる。そして、フレームの、導光板の入光面側辺及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々には、樹脂部を備えないことで、この一対の辺における狭額縁化が図られるものである。
本項に記載の面状照明装置は、導光板の入光面及び入光面に対向する端面の端部同士を結ぶ一対の側端面と第1の側壁との間には、反射シート及びその他の部材が配置されないことで、上記(1)と同等の作用が得られるものである。
本項に記載の面状照明装置は、第1の側壁間の寸法よりも、これに対応する導光板の幅寸法の方が小さく設定された状態で、必要な構成部品が一体に保持される構成を有するものである。
本項に記載の面状照明装置は、上記(3)項において、導光板の入光面及び入光面に対向する端面の端部同士を結ぶ一対の側端面の少なくとも一方とこれに対向する第1の側壁との間に空間が生じる態様で、必要な構成部品が一体に保持される構成を有するものである。
本項に記載の面状照明装置は、第1の側壁の端面が導光板の出射面の有効エリアを規定する遮光シートを介して導光板の出射面側に積層される液晶パネルの載置面となることから、液晶パネルが、第1の側壁によって面状照明装置に支持固定されるものである。
本項に記載の面状照明装置は、導光板の入光面に対向する樹脂部が含まれる辺よりも長く構成された、樹脂部を備えない部分に係る、導光板の入光面側辺及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺において、狭額縁化が図られるものである。
(7)上記(1)から(6)項において、前記フレームには、前記入光面と対向する端面に対向する樹脂部が含まれる面状照明装置(請求項4)。
本項に記載の面状照明装置は、樹脂部を導光板の入光面及び入光面と対向する端面の各々に対向するように配置し、フレームに導光板を組付ける際に、導光板の入光面及び入光面と対向する端面の各々が、樹脂部と接触して位置決めされるものである。又、特に導光板の入光面と対向する端面からの漏れ光を、この端面と対向する樹脂部により導光板へと反射させることで、導光板の主面からの光の出射効率を高めることに寄与するものとなる。
(8)上記(1)から(7)項において、前記フレームの底部を構成する板金の板厚が0.1mm〜0.2mmである面状照明装置(請求項5)。
本項に記載の面状照明装置は、フレームの底部を構成する板金の板厚が0.1mm〜0.2mmであることにより、必要な構成部品が一体に保持され、かつ、必要な強度が確保される構成を有するものである。
本項に記載の面状照明装置は、第2の側壁によって樹脂部の強度を補完することにより、フレームの強度の更なる向上が図られる。第2の壁部は、樹脂部の外側面を覆うように配置されていても良く、又、樹脂部の外側面と内側面との間に食い込むようにして配置されていても良い。いずれの場合であっても、フレームに導光板を組付ける際に、樹脂部が導光板と接触して位置決めされることで、コンタミの発生が抑制されるものである。
本項に記載の面状照明装置は、フレームの樹脂部と底部とが、インサートモールド成形により一体化されることで、金属と樹脂との混成フレームが構成され、上述の作用が得られるものである。
本項に記載の面状照明装置は、樹脂部から導光板の入光面に向かって突出する第1の突起が、導光板の入光面に当接することで、樹脂部と導光板との間に光源を配置するための空間を確保し、かつ、樹脂部と導光板との位置決めを行うものである。従って、第1の突起は、光源を避け、かつ、樹脂部と導光板との位置決めが可能な位置に設けられるものであり、例えば、導光板の平面視で、入光面の一端部、両端部及び中間部等の適切な位置に対向するようにして配置される。
本項に記載の面状照明装置は、導光板の入光面から、導光板の入光面に対向して配置されるフレームの、樹脂部に向かって突出する第2の突起が、樹脂部に当接することで、樹脂部と導光板との間に光源を配置するための空間を確保し、かつ、樹脂部と導光板との位置決めを行うものである。従って、第2の突起は、光源を避け、かつ、樹脂部と導光板との位置決めが可能な位置に設けられるものであり、例えば、導光板の平面視で、入光面の一端部又は両端部、中間部等の適切な位置に配置される。又、上記(11)項の第1の突起と組合わせて用いられることとしても良く、この場合、第1の突起部と第2の突起部とが対向しない位置に設けられていても良く、第1の突起部と第2の突起部とが対向する位置に設けられ、互いに突き合わされることとしても良い。
本項に記載の面状照明装置は、フレームの第1の側壁に沿って配置される遮光シートにより、導光板の出射面の有効エリアを規定するものである。この遮光シートは、第1の側壁の端面及び外側面を少なくとも覆うように一体に形成され、第1の側壁の外側面において必要な接触面積が確保されることで、第1の側壁に対する位置決め固定がなされる。かつ、第1の側壁の外側面を覆う部分と一体に形成された、第1の側壁の端面を覆う部分により、第1の側壁に沿った、導光板及び導光板の出射面側に配置される光学シートと第1の側壁との隙間からの、面状照明装置の外部への光漏れや内部へのコンタミ等異物の侵入を抑制するものである。又、第1の側壁の端面を覆う部分を、導光板の出射面側に配置される光学シートにまで伸ばして固定することとすれば、当該部分と光学シートとが固定されると共に、第1の側壁に沿った導光板の有効エリアを規定するものとなる。
本項に記載の面状照明装置は、遮光シートの表面に粘着剤層が設けられていることで、第1の側壁や、光学シートに対して接着固定されるものである。しかも、少なくとも第1の側壁の外側面に配置される部分の外側表面には、粘着剤層が設けられていないことから、遮光シートを第1の側壁の外側表面に固定した状態で、遮光シートの第1の側壁の外側面に配置される部分の外側表面が、面状照明装置のハンドリング(持ち運び)を阻害する粘着性を備えず、ハンドリング性が損なわれることはない。
本項に記載の面状照明装置は、遮光シートの表面に粘着剤層が設けられていることで、第1の側壁や、光学シートに対して接着固定されるものである。しかも、第1の側壁の外側面に配置される部分の外側表面の粘着層が、フィルムによって覆い隠されていることで、遮光シートを第1の側壁の外側表面に固定した状態で、遮光シートの第1の側壁の外側面に配置される部分の外側表面が、面状照明装置のハンドリング(持ち運び)を阻害する粘着機能を発揮せず、ハンドリング性が損なわれることはない。
(16)対向する一対の主面の一方を光の出射面とする導光板と、該導光板の入光面に対向して配置される光源と、前記導光板の前記出射面側に配置される光学シートと、これらの構成要素を収納するためのフレームとを含む面状照明装置であって、
前記フレームには、板金からなる底部と、前記導光板の前記入光面と対向する端面に対向する樹脂部とが含まれ、前記導光板の入光面側辺及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々と対向する部分には樹脂部を備えておらず、
前記フレームの底部の、前記導光板の入光面側及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々に沿って、前記底部から一体に立ち上がる第1の側壁が設けられ、
前記導光板の出射面と対向する主面側の、前記導光板と前記フレームの底部との間には平板状の反射シートが配置され、前記導光板の入光面及び入光面に対向する端面の端部同士を結ぶ一対の側端面と前記第1の側壁との間には反射シートが配置されず、
前記樹脂部の、前記導光板の前記入光面と対向する端面との対向面よりも、前記第1の側壁の、前記導光板の入光面側及び入光面に対向する端面の端部間を結ぶ一対の端面との対向面の方が、反射率が低い面状照明装置(請求項8)。
本項に記載の面状照明装置は、フレームを構成する底部と樹脂部とによって、導光板、光源及び光学シートといった面状照明装置の構成要素の保持及び位置決めを行うものである。底部は板金からなることによりフレームに必要な強度を確保する。又、樹脂部を導光板の入光面と対向する端面に対向するように配置し、フレームに導光板を組付ける際に、入光面と対向する端面に対向する樹脂部が導光板と接触して位置決めされることで、コンタミの発生が抑制されるものである。又、金属部分と光源の配線基板との絶縁性を確保するものとなる。更に、本面状照明装置がLCDと組合せて用いられる場合の、LCDの固定面積を、樹脂部によって広く確保するものとなる。そして、フレームの、導光板の入光面側辺及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々には、樹脂部を備えないことで、この一対の辺における狭額縁化が図られるものである。
又、本項に記載の面状照明装置は、第1の側壁が、フレームの底部の、導光板の入光面側辺及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々に沿って、底部から一体に立ち上がるようにして設けられることで、この一対の辺の各々に対応する導光板の端面からの漏れ光を、第1の側壁によって導光板へと反射し、導光板の主面からの光の出射効率を高めることに寄与するものとなる。
しかも、樹脂部の、導光板の入光面に対向する対向面よりも、第1の側壁の、導光板の入光面側及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺との対向面の方が、反射率が低いことで、導光板の側端面での光の反射等の影響を受けて出射光の均一性が低下する等の影響を低減するものとなる。そして、出射光の均一性の低下が抑制されることで、導光板の出射面の「有効エリア」が広がる。その結果、導光板の出射面の端縁部近傍に、不可避的に生じてしまう「非有効エリア」が狭まることによる狭額縁化が図られ、上述のごときフレームによる狭額縁化と相まって、より一層の狭額縁化が促進される。又、第1の側壁によって、フレームの強度の更なる向上が図られる。
本項に記載の液晶表示装置は、上記(1)から(12)、(16)のいずれか1項記載の面状照明装置の、導光板の出射面側に積層される液晶パネルが、面状照明装置によって照らされることで、いわゆるバックライト型の液晶表示装置が構成されるものである。
そして、導光板の出射面の有効エリアを規定する遮光シートが用いられている。なお、この遮光シートの、液晶パネルに対向する第1面と導光板に対向する第2面との双方に粘着剤層が設けられている場合には、遮光シートを介して、液晶パネルと面状照明装置が固定されるものである。この遮光シートの第1面は、液晶パネルの、面状照明装置と対向する面における面状照明装置のフレームの第1の側壁の端面と対向する部分に貼付されていることで、平坦な液晶パネルに対して遮光シートが確実に位置決めされる。この状態で、面状照明装置に液晶パネルが積層されることで、遮光シートの接着不良による位置ずれが生じ難く、組立時の作業性も良好となる。
本項に記載の液晶表示装置は、面状照明装置のフレームの、底部から一体に立ち上がる前記第1の側壁間の幅寸法よりも、これに対応する液晶パネルの幅寸法の方が大きいことで、液晶パネルに対する遮光シートの貼付可能な範囲が拡大し、この拡大に応じて遮光シートの幅寸法も拡大するものである。すなわち、液晶パネルの、面状照明装置と対向する面における面状照明装置のフレームの第1の側壁の端面と対向する部分に、遮光シートが、一対の第1の側壁の外面よりも外側から導光板の出射面の有効エリアの外縁部に至る範囲に、貼付されるものである。このように、遮光シートの幅寸法が拡大することで、液晶表示装置の組立時の作業性が良好となる。又、遮光シート自体の取り扱い性が向上し、粘着強度も向上するものとなる。
(20)上記(19)項の液晶表示装置の組立方法において、前記面状照明装置のフレームの、前記底部から一体に立ち上がる前記第1の側壁間の幅寸法よりも、これに対応する前記液晶パネルの幅寸法の方を大きく設定し、前記液晶パネルの、前記面状照明装置と対向する面における前記面状照明装置のフレームの前記第1の側壁の端面と対向する部分に、前記遮光シートを、前記一対の第1の側壁の外面よりも外側から前記導光板の出射面の前記有効エリアの外縁部に至る範囲まで貼付する液晶表示装置の組立方法。
そして、上記(19)(20)項に記載の、液晶表示装置の組立方法によれば、各々、上記(17)(18)項の液晶表示装置に対応する作用を奏するものである。
(21)対向する一対の主面の一方を光の出射面とする導光板と、該導光板の入光面に対向して配置される光源と、前記導光板の前記出射面側に配置される光学シートと、前記導光板の出射面の有効エリアを規定する遮光シートと、これらの構成要素を収納するためのフレームとを含む面状照明装置と、
前記導光板の出射面側に積層される液晶パネルとを備え、
前記遮光シートは、前記液晶パネルに対向する第1面と前記導光板に対向する第2面との双方に粘着剤層が設けられ、前記液晶パネルの、前記面状照明装置と対向する面における前記面状照明装置のフレームの前記第1の側壁の端面と対向する部分に、前記遮光シートの第1面が貼付されている液晶表示装置。
(22)対向する一対の主面の一方を光の出射面とする導光板と、該導光板の入光面に対向して配置される光源と、前記導光板の前記出射面側に配置される光学シートと、前記導光板の出射面の有効エリアを規定する遮光シートと、これらの構成要素を収納するためのフレームとを含む面状照明装置と、
前記導光板の出射面側に配置される液晶パネルとを用意し、
該液晶パネルの前記面状照明装置と対向する面の、前記面状照明装置のフレームにおける前記第1の側壁の端面と対向する部分に、前記遮光シートを貼付し、その後に、前記液晶パネルと前記面状照明装置とを、前記遮光シートにより固定する液晶表示装置の組立方法。
なお、導光板12の出射面12aと対向する主面12b側には、反射シート118が固定されている。
フレーム16には、アルミ合金やステンレス等の金属製板材を板金成形してなる底部16Maと、導光板12の入光面12c、及び、入光面12cと対向する端面12eの各々に対向する一対の樹脂部16Ra、16Rbとが含まれている。底部16Maの厚みは、例えば、0.1mm〜0.2mmである。一方、樹脂部16Ra、16Rbは、例えば矩形断面の棒状部材であり、白色樹脂により成形されることで、樹脂部16Ra、16Rbと対向する導光板12の端面12c、12eからの漏れ光を効率的に導光板12へと反射し、導光板12の主面12aからの光の出射効率を高めることに寄与するものとなる。
そして、フレーム16の樹脂部16Ra、16Rbと、底部16Ma、第1の側壁16Ma及び第2の側壁16Mcとは、インサートモールド成形により一体化されている。
なお、図1(c)に示されるように、導光板12の、入光面12c及び入光面12cに対向する端面12eの端部同士を結ぶ一対の側端面12fと、第1の側壁16Mbとは、間隔を空けて配置されている(導光板12が、第1の側壁16Mbの一方に片寄って配置され、あるいはそのようなずれが生じたような場合には、一方側の第1の側壁16Mbと、これに対向する一方側の側端面12fとの間隔が狭まり、その分だけ、他方側の第1の側壁16Mbと、これに対向する他方側の側端面12fとの間隔が広がることは、理解されるであろう)。又、図1(b)に示されるように、導光板の端面12eと樹脂部16Rbとは、間隔を空けて配置されている。一方、導光板12の入光面12cは光源14に密着しており、光源14と、樹脂部16Raとは、間隔を空けて配置されている。
又、図1に示されるように、フレーム16の、導光板12の入光面12cに対向する樹脂部16Raが含まれる辺よりも、樹脂部を備えない部分に係る、導光板12の入光面12c側の辺、及び、入光面12cに対向する端面12e側の辺の、端部間を結ぶ一対の辺の方が、長く構成されている。
なお、光源14の配線基板132は、フレーム16の樹脂部16Raの上面に対して、両面テープ130で固定されている。
これに対し、図4(b)の例に係る遮光シート20は、第1の側壁16Mbの外側面に配置される部分20aの外側表面(第1面201)にも粘着層が設けられているが、この部分がフィルム30によって覆い隠されている。よって、図4(a)の例と同様に、ハンドリング性が損なわれることはない。
この場合において、面状照明装置10のフレーム16の、第1の側壁16Mb間の幅寸法W16(図1(b)も参照)よりも、これに対応するLCD110の幅寸法W100の方を大きく設定することが好ましい。これにより、LCD110の、面状照明装置10と対向する面110aにおける、第1の側壁16Mbの端面と対向する部分に、遮光シート20を、一対の第1の側壁16Mbの外面よりも外側から導光板12の出射面12cの有効エリアの外縁部に至る範囲(図5(b)に、遮光シート20の幅寸法W20で示す。)まで、貼付することが望ましい。
すなわち、本発明の実施の形態によれば、フレーム16を構成する底部16Maと、樹脂部16Ra、16Rbとによって、導光板12、光源14及び光学シート18といった面状照明装置10の構成要素の保持及び位置決めを行うものである。そして、底部16Maは板金からなることにより、フレーム16に必要な強度を確保することが可能となる。又、樹脂部16Ra、16Rbを導光板12の入光面12c及び入光面と対向する端面12eの各々に対向するように配置し、フレーム16に導光板12を組付ける際に、樹脂部16Ra、16Rbが導光板12と接触して位置決めされることで、コンタミの発生が抑制されるものである。そして、フレーム16の、導光板12の入光面12c側の辺、及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々には、図1(c)に示されるように、樹脂部16Ra、16Rbを備えないことで、この一対の辺における、フレームの厚みは第1の側壁16Mbの厚み(例えば、0.1mm〜0.2mm)となり、面状照明装置10の狭額縁化が図られるものである。しかも、導光板12の入光面12cに対向する樹脂部16Raが含まれる辺よりも長く構成された、樹脂部16Ra、16Rbを備えない部分に係る、導光板12の入光面12c側の辺、及び、入光面12cに対向する端面12e側の辺の、端部間を結ぶ一対の辺において、狭額縁化が図られるものである。
なお、図示は省略するが、フレーム16が、第1の側壁16Mb及び第2の側壁16Mcの一方又は双方を備えないこととすれば、金属製のフレーム部分が減少して、フレーム16の軽量化を促進することが可能である。よって、強度と重量とのバランスを考慮して、第1の側壁16Mb及び第2の側壁16Mcの有無を検討することが望ましい。
そして、遮光シート20は、LCD110に対向する第1面201と、導光板12に対向する第2面202との双方に粘着剤層が設けられているため、遮光シート20を介して、LCD110と面状照明装置10が固定されるものである。この遮光シート20の第1面201は、LCD110の、面状照明装置10と対向する面110aにおける、第1の側壁16Mbの端面と対向する部分に、面状照明装置10に対して積層される以前に貼付されることで(図5(a)参照)、平坦なLCD110に対して遮光シート20が確実に位置決めされる。この状態で、面状照明装置10にLCD110が積層されることで(図5(b)参照)、遮光シート20の接着不良による位置ずれが生じ難く、組立時の作業性も良好となる。
なお、詳しい説明は省略するが、図5で説明した、液晶表示装置100を構成する手順は、本説明に係る構造を有する面状照明装置10以外にも、適用可能である。例えば、フレーム16の構成が、従来の有底枠状の樹脂製フレーム124(図6参照)を有するものや、板金フレームのみを備える面状照明装置への適用においても、同様の作用効果を奏するものとなることは、理解されるであろう。又、樹脂部16Raを導光板12の入光面12cにのみ対向するように配置した場合には、導光板12の入光面12cとそれに対抗する樹脂部16Raとの間で、上述したような作用効果を奏するものであることは、理解されるであろう。
Claims (9)
- 対向する一対の主面の一方を光の出射面とする導光板と、該導光板の入光面に対向して配置される光源と、前記導光板の前記出射面側に配置される光学シートと、これらの構成要素を収納するためのフレームとを含む面状照明装置であって、
前記フレームには、板金からなる底部と、前記導光板の前記入光面に対向する樹脂部とが含まれ、前記導光板の入光面側辺及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々と対向する部分には樹脂部を備えておらず、
前記フレームの底部の、前記導光板の入光面側及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々に沿って、前記底部から一体に立ち上がる第1の側壁が設けられ、
前記導光板の出射面と対向する主面側の、前記導光板と前記フレームの底部との間には平板状の反射シートが配置され、前記導光板の入光面及び入光面に対向する端面の端部同士を結ぶ一対の側端面と前記第1の側壁との間には反射シートが配置されないことを特徴とする面状照明装置。 - 前記第1の側壁間の寸法よりも、これに対応する前記導光板の幅寸法の方が小さく設定されていることを特徴とする請求項1記載の面状照明装置。
- 前記フレームの、前記導光板の前記入光面に対向する樹脂部が含まれる辺よりも、前記樹脂部を備えない部分に係る、導光板の入光面側辺及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の方が長いことを特徴とする請求項1又は2記載の面状照明装置。
- 前記フレームには、前記導光板の前記入光面と対向する端面に対向する樹脂部が含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 前記フレームの底部を構成する板金の板厚が0.1mm〜0.2mmであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 前記フレームの底部の、前記導光板の入光面側及び入光面に対向する辺の各々に沿って、前記底部から一体に立ち上がる第2の側壁が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 前記フレームの前記樹脂部と前記底部とは、インサートモールド成形により一体化されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 対向する一対の主面の一方を光の出射面とする導光板と、該導光板の入光面に対向して配置される光源と、前記導光板の前記出射面側に配置される光学シートと、これらの構成要素を収納するためのフレームとを含む面状照明装置であって、
前記フレームには、板金からなる底部と、前記導光板の前記入光面と対向する端面に対向する樹脂部とが含まれ、前記導光板の入光面側辺及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々と対向する部分には樹脂部を備えておらず、
前記フレームの底部の、前記導光板の入光面側及び入光面に対向する辺の端部間を結ぶ一対の辺の各々に沿って、前記底部から一体に立ち上がる第1の側壁が設けられ、
前記導光板の出射面と対向する主面側の、前記導光板と前記フレームの底部との間には平板状の反射シートが配置され、前記導光板の入光面及び入光面に対向する端面の端部同士を結ぶ一対の側端面と前記第1の側壁との間には反射シートが配置されず、
前記樹脂部の、前記導光板の前記入光面と対向する端面との対向面よりも、前記第1の側壁の、前記導光板の入光面側及び入光面に対向する端面の端部間を結ぶ一対の端面との対向面の方が、反射率が低いことを特徴とする面状照明装置。 - 請求項1から8のいずれか1項記載の面状照明装置と、
前記導光板の出射面側に積層される液晶パネルと、
前記導光板の出射面の有効エリアを規定する遮光シートとを備えることを特徴とする液晶表示装置。
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