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JP6270592B2 - 自動車のフロア構造 - Google Patents

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JP6270592B2 JP2014072995A JP2014072995A JP6270592B2 JP 6270592 B2 JP6270592 B2 JP 6270592B2 JP 2014072995 A JP2014072995 A JP 2014072995A JP 2014072995 A JP2014072995 A JP 2014072995A JP 6270592 B2 JP6270592 B2 JP 6270592B2
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Description

本発明は、キャブオーバー型あるいはピックアップ型自動車のフロア構造に関し、詳細にはフロアにトンネル部を設けている場合の該トンネル部の衝撃吸収構造の改善に関する。
一般に、キャブオーバー型トラック等の自動車では、乗員用座席の下方にパワーユニットを配設しており、フロアに山形状のトンネル部形成し、走行風を、該トンネル部を介してパワーユニットに導き、冷却するようにしている。
このようなトンネル部を有する従来のフロア構造として、例えば特許文献1に記載された構造がある。この従来構造では、前記トンネル部の前端部に拡張スペースを設けると共に該拡張スペースの周側壁に周方向に延びる複数のビードを形成し、車両衝突時に前記拡張スペースを座屈変形させ、もって衝撃荷重を吸収するようにしている。
特開平8−53073号公報
ところで、前記フロア構造において、山形状のトンネル部に、バッテリとインストルメントパネル内の電装品とを接続するワイヤハーネスを配索するための貫通孔を形成する場合がある。
このようなフロア構造を有する自動車がポール状の障害物に正面衝突した場合、前記トンネル部が座屈変形し、特に前記貫通孔部分が大きく変形するため、前記ワイヤハーネスが断線あるいは圧迫されるおそれがある。
ここで、前記貫通孔の変形を防止するために、貫通孔周辺に補強板を配設することが考えられるが、貫通孔の変形防止効果をあげるには、前記補強板による補強範囲を拡げ、補強板の板厚を大きくする必要があり、コスト,重量が増大するという問題が生じる。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、コスト上昇や重量増大の問題を招くことなくワイヤハーネス用貫通孔の変形を防止し、もってワイヤハーネスの断線あるいは圧迫を防止できる自動車のフロア構造を提供することを課題としている。
本発明は、フロアパネルの、前端部にダッシュパネルが立設され、後部にシート取付け座が上方に段をなすように形成され、車幅方向中央部に前記ダッシュパネルから前記シート取付け座の縦壁部まで車両前後方向に延びる山形状のトンネル部が形成された自動車のフロア構造において、
前記トンネル部の前端部に、斜め上方に傾斜する傾斜壁を設け、前記トンネル部の上壁にワイヤハーネスを挿通させる貫通孔を形成し、該上壁の貫通孔周辺を覆う補強板を該上壁に固定し、該補強板の後端部を前記シート取付け座の縦壁部の下端部付近に位置させたことを特徴としている。
本発明に係る自動車のフロア構造によれば、トンネル部の上壁に貫通孔周辺を覆う補強板を設けると共に該補強板の後端部をシート取付け座の縦壁部の下端部付近に位置させたので、該下端付近が最も強度,剛性の低い最弱部となっている。また前記トンネル部の前端に設けた傾斜壁は、例えばポール状の傷害物に車両の幅方向中央部付近が衝突した場合の衝突力を斜め上方に作用させる機能を有する。
これにより前記貫通孔付近が座屈変形する前に前記トンネル部が前記最弱部を起点として上方に回転するように折れ曲がる折れ変形が安定的に誘発される。その結果、前記ワイヤハーネスの断線あるいは圧迫を回避することができる。
また本発明では、前記トンネル部に傾斜壁を形成し、補強板の後端部をシート取付け座の縦壁部の下端部付近に位置させるだけで前記作用効果を実現できるので、補強範囲の拡大,補強板の板厚増加の必要がなく、従ってコスト,重量の増加を生じることもない。
本発明の実施例1に係るフロア構造が適用されたキャブオーバー型トラックの側面図である。 前記フロア構造を模式的に表す平面図である。 前記フロア構造の斜視図である。 前記フロア構造の断面側面図(図2のIV-IV線断面図)である。 前記フロア構造の衝撃吸収時の変形を説明するための断面側面図である。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図5は、本発明の実施例1によるキャブオーバー型トラックのフロア構造を説明するための図である。本実施例において、前後,左右とは運転席に着座した状態で見た場合の前後,左右を意味している。
図において、1は本実施例フロア構造を備えたキャブオーバー型トラックである。該トラック1の車体フレーム2は、左,右のサイドメンバ2a,2aと、該両メンバ2a,2aの前端部同士を接続するクロスメンバ2b、及びその他のクロスメンバ(図示せず)を有する。該車体フレーム2の、前部上にはキャビン3が搭載され、後部上には荷台4が搭載され、また該車体フレーム2の前記キャビン3下方付近にはパワーユニット5が搭載されている。なお、6aは前輪、6bは後輪である。
前記キャビン3は、フロアパネル3a,バックパネル3b,左,右のサイドパネル3c,3c,フロントパネル3d,及びルーフパネル3eを有する。前記サイドパネル3cにはドア開口3fが形成され、該ドア開口3fはドア7で開閉される。
また、前記フロアパネル3aの前端部にはダッシュパネル3gが接続されている。該ダッシュパネル3gはフロアパネルの一部をなす下部パネル3hと上方に立ち上がる縦パネル3iを有し、該縦パネル3iの上部にはインストルメントパネル9が配設されている。前記フロアパネル3aの前縁3a′は前記下部パネル3hの後縁3h′にスポット溶接により結合されている。
また前記フロアパネル3aの後部にはシート取付け座3jが上方に段をなすように形成されている。このシート取付け座3jは、メンテナンス開口3mを有し、該開口を覆うようにシート8が搭載される座面3kと、該座面3kと前記フロアパネル3aの後端部とを接続する縦壁部3nとを有する。
さらにまた、前記フロアパネル3a,及び前記ダッシュパネル3gの車幅方向中央部には、該ダッシュパネル3gの前記縦パネル3iから前記シート取付け座3jの縦壁部3nまで車両前後方向に延びる山形状のトンネル部10が形成されている。このトンネル部10は上壁10aと、該上壁10aの左,右縁部と前記フロアパネル3a及び前記ダッシュパネル3gの下部パネル3hとを接続する左,右の側壁10b,10bを有する。そして前記トンネル部10の前端部には、前記上壁10aを斜め上方に傾斜させてなる傾斜壁10cが形成されており、前記左,右の側壁10b,10bの前端部は前記傾斜壁10cに沿うように上方に拡大されている。なお、前記トンネル部10は、ダッシュパネル3g,フロアパネル3aのプレス成形時に同時に形成されたものである。
前記トンネル部10の上壁10aには、ワイヤハーネス11を挿通させる貫通孔10dが形成されており、該貫通孔10dの周縁にはワイヤハーネス11に密着するように装着されたグロメット13の嵌合溝13aが嵌合している。なお、前記ワイヤハーネス11は前記パワーユニット5近傍に配置されたバッテリと前記インストルメントパネル9内に配置れた電装部品とを連結するものである。
さらに前記上壁10aには,前記貫通孔10dの周辺を覆う補強板12が溶接固定されている。この補強板12は前記上壁10aの形状に合わせた長方形平板状のものであり、前記貫通孔10dより大径で、前記グロメット13の周縁部との干渉を避けるための逃げ孔12aが形成されている。この補強板12の後端部12bは、前記シート取付け座3jの縦壁部3nの下端部3n′の近傍に位置している。
本実施例に係る自動車のフロア構造によれば、トンネル部10の上壁10aに、貫通孔10dの周辺を覆う補強板12を設けると共に該補強板12の後端部12bをシート取付け座3jの縦壁部3nの下端部3n′付近に位置させたので、該下端部3n′付近が最も強度,剛性の低い最弱部となっている。またトンネル部10の前端に設けた傾斜壁10cは、ポール状の傷害物Aに車両の幅方向略中央部が衝突した場合の衝突力Fを斜め上方に作用させる機能を有する。
これにより前記貫通孔10d付近が座屈変形する前に前記トンネル部10が前記最弱部3n′を起点として上方に回転するように折れ曲がる折れ変形が安定的に誘発され(図5参照)、その結果、前記ワイヤハーネス11の断線あるいは圧迫を回避することができる。
また本実施例では、前記トンネル部10に傾斜壁10cを形成し、補強板12の後端部12bをシート取付け座3jの縦壁部3nの下端部3n′付近に位置させるだけで前記作用効果を実現できるので、補強範囲の拡大,補強板の板厚増加の必要がなく、従ってコスト,重量の増加を生じることもない。
3a フロアパネル
3g ダッシュパネル
3j シート取付け座
3n 縦壁部
3n′ 縦壁部の下端部
10 トンネル部
10a 上壁
10c 傾斜壁
10d 貫通孔
11 ワイヤハーネス
12 補強板
12b 補強板の後端部

Claims (1)

  1. フロアパネルの、前端部にダッシュパネルが立設され、後部にシート取付け座が上方に段をなすように形成され、車幅方向中央部に前記ダッシュパネルから前記シート取付け座の縦壁部まで車両前後方向に延びる山形状のトンネル部が形成された自動車のフロア構造において、
    前記トンネル部の前端部に、斜め上方に傾斜する傾斜壁を設け、
    前記トンネル部の上壁にワイヤハーネスを挿通させる貫通孔を形成し、
    該上壁の貫通孔周辺を覆う補強板を該上壁に固定し、
    該補強板の後端部を前記シート取付け座の縦壁部の下端部付近に位置させた
    ことを特徴とする自動車のフロア構造。
JP2014072995A 2014-03-31 2014-03-31 自動車のフロア構造 Active JP6270592B2 (ja)

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