JP6260453B2 - 車室内照明装置 - Google Patents
車室内照明装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6260453B2 JP6260453B2 JP2014107507A JP2014107507A JP6260453B2 JP 6260453 B2 JP6260453 B2 JP 6260453B2 JP 2014107507 A JP2014107507 A JP 2014107507A JP 2014107507 A JP2014107507 A JP 2014107507A JP 6260453 B2 JP6260453 B2 JP 6260453B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- color temperature
- light emitting
- brightness
- emitting unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
Description
また、人間には生体リズムがあり、光がこの生体リズムに大きな影響を与えるといわれている。この人間の生体リズムにとって好ましい光環境を生成するため、事務所や住宅等において時間帯によって照明の照度を調節する照明システムが提案されている(例えば、特許文献3を参照。)。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記発光部は、発光色の異なる複数の光源を備え、前記駆動手段は、前記光源毎に予め計測された所定の駆動電力と明るさとの対応に基づいて補正した駆動電力を各前記光源に供給することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記車室内に配設され、前記発光部の発する光を伝搬させると共に光をその周囲面から放射する導光体を備えることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、使用者の操作によって発光の色温度及び明るさを調節する手動調節手段を備え、前記制御手段は、前記手動調節手段によって調節された発光の色温度及び明るさとするように前記発光部に前記発光制御信号を送信することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記発光部による発光色の色温度は、高色温度、中色温度及び低色温度の3段階に調節可能であり、前記発光部の明るさは、前記発光部又は前記導光体から放射される光による照度が高照度、中照度及び低照度となるように3段階に調節可能であり、前記制御手段は、各前記時間帯に対応して前記色温度及び前記照度の段階を組み合わせて前記発光部に前記発光制御信号を送信することを要旨とする。
前記発光部は、発光色の異なる複数の光源を備え、前記駆動手段は、前記光源毎に予め計測された所定の駆動電力と明るさとの対応に基づいて補正した駆動電力を各前記光源に供給する場合には、光源の種類が異なったり、光源(例えば、LED素子)毎の発光特性のばらつきがあったりしても、光源毎の特性の差異が駆動手段により補正されるため、制御手段は光源毎の特性を調整する必要がなく、制御手段から送られる発光制御信号によって定まる色温度及び明るさの発光を得ることができる。これによって、複数の発光部を備える場合であっても、1つの制御手段により統一された発光色及び明るさとなるようにすることができる。また、発光部を交換しても同一の発光色及び明るさを得ることができるため、保守を容易にすることができる。
前記車室内に配設され、前記発光部の発する光を伝搬させると共に光をその周囲面から放射する導光体を備える場合には、発光部の発する光を車室内に敷設される導光体に導くことができるため、発光部からの直接照明だけでなく、導光体を介して意匠的な間接照明やイルミネーションを実現することができる。
使用者の操作によって発光の色温度及び明るさを調節する手動調節手段を備え、前記制御手段は、前記手動調節手段によって調節された発光の色温度及び明るさとするように前記発光部に前記発光制御信号を送信する場合には、時間帯によって発光色及び明るさが自動的に制御されるだけでなく、使用者(乗員)が気分や好みに応じた快適な照明に設定したり調節したりすることが可能になる。
前記発光部による発光色の色温度は、高色温度、中色温度及び低色温度の3段階に調節可能であり、前記発光部の明るさは、前記発光部又は前記導光体から放射される光による照度が高照度、中照度及び低照度となるように3段階に調節可能であり、前記制御手段は、各前記時間帯に対応して前記色温度及び前記照度の段階を組み合わせて前記発光部に前記発光制御信号を送信する場合には、予め時間帯毎に定めた色温度の段階と照度の段階とに制御する簡単な方法によって、乗員の生体リズムに合わせた照明を容易に生成することができる。
ここで示される事項は例示的なもの及び本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
本実施形態に係る車室内照明装置は、図1に示すように、車室内に設けられ、発光の色温度及び明るさを調節可能な発光部1と、車室内に配設され、時刻情報を取得する時計手段2と、時計手段2により現在時刻を取得し、1日の時間帯に対応して設定された色温度及び明るさとするように発光部1を制御する制御手段3と、を備える。また、発光部1の発する光を伝搬させると共に光をその周囲面から放射する導光体5を備えて構成することができる。更に、使用者(乗員)の操作によって発光の色温度及び明るさを調節する手動調節手段4を備えることができる。
導光体5として、樹脂材料を用いて棒状に形成された導光棒や、板状に形成された導光板等、種々の形状の導光体を利用可能である。このような導光体5の一方の端面に発光部1の発する光を入射し、導光体5の周囲面から放射される光により照明することができるため、任意の形状の照明を構成することが可能になる。更に、導光体5から放射される光を内装部材等に反射させる間接的な照明としてもよい。
発光部1は、図2に示したような車室内の各部位に、1又は2以上備えることができる。複数の発光部1を備える場合、その種類や構成は異なるものであってもよい。また、一部の発光部1の発する光により直接的な照明を行い、他の発光部1の発する光は導光体5を介して放射されるように構成することができる。
駆動手段12には、使用する光源の種類や構造、特性等により、所望の色温度及び明るさが得られるように、各光源11に対する供給電力を補正する機能を備えることが可能である。
更に、発光部1の発光により間接照明とするような場合には、背面等の周囲内装部材によって照度は異なってくる。このため、発光部1又は導光体5が配設される部位によって、反射部材の色や反射率に応じた補正を、補正手段121において行うようにしてもよい。
上記補正手段121は、発光素子の種類や発光素子毎の特性等に対応して設定された変換テーブルや変換回路等により構成することができる。
制御手段3は、ハードウェア、ソフトウェアのいずれによって実現されてもよく、好適には、図示しないCPU、メモリ(ROM、RAM等)、入出力回路等を備えるマイクロコントローラ(マイクロコンピュータ)を中心に、入出力インターフェース等周辺回路を備えることにより構成することができる。また、プログラム可能な論理回路、ゲートアレーその他の論理回路を用いて構成されてもよい。このマイクロコントローラ等に、時計手段2が内蔵されていてもよい。
手動調節手段4の具体的な構成は特に問わない。また、使用者による色温度及び明るさの指定方法及び調節範囲も特に問わず、例えば、発光部1の各光源11の明るさを混合することにより調節可能な範囲で、選択させるようにすることができる。また、制御手段3は、発光色を切り替える際に、発光を一旦フェードアウトするように制御してもよい。
図5は、CIE(国際照明委員会)によって定義されている周知のxy色度図である。図中、右側から左下がりに描かれている線は黒体軌跡であり、線上各点に色温度(単位はK(ケルビン))が示されている。実際の光源はこの黒体軌跡からずれがあるため、黒体軌跡を基準とした等色温度線によって色温度(相関色温度)が求められる。
本車室内照明装置は、車室内において、人体リズムに合わせて乗員に快適感を与える照明を行うことを目的としている。このため、発光の色温度及び明るさを調節可能な発光部1を用いることによって、1日の時間帯毎に照明の色温度及び照度を変化させることを基本として制御を行う。
睡眠時に相当する時間帯(例えば0〜6時)においては、極めて低い低色温度且つ低照度とすることによって包まれ感を与えることができる。
覚醒時に相当する時間帯(例えば6〜8時)においては、最も高い高色温度且つ高照度の照明を短時間照射することによって、活動に向けた覚醒感を与えることができる。
活動時に相当する時間帯(例えば8〜18時)においては、高〜中色温度且つ高〜中照度とすることによって、集中感を与えることができる。
帰宅時に相当する時間帯(例えば18〜21時)においては、中色温度且つ中照度の照明とすることによって、疲れを癒すリラックス感を与えることができる。
くつろぎ時に相当する時間帯(例えば21〜24時)においては、低色温度且つ低照度の照明とすることによって、よりリラックス感を与えることができる。
制御手段3は、照明の色温度及び照度を切り替える際は、瞬時に新たな色温度及び照度に切り替えるように制御することができる。また、色温度及び照度を切り替える際の制御方法は前記に限られず、例えば、切り替え前の色温度及び照度を、所定の時間を掛けて漸次変化させて、切り替え後の色温度及び照度に変えても良い。更に、発光をフェードアウトして任意の明るさまで暗くしてから、切り替え後の色温度及び照度に変化させるように制御してもよい。
また、生体リズムに合わせた時間帯によって色温度を変化させるだけでなく、それを基本として、運転中と駐車中、夜間の運転時と昼間の運転時、運転開始からの経過時間等の条件によって、照明の色温度及び照度を変化させるように制御することができる。例えば、活動量が高まるとされる照明色(例えば、寒色系の色)とすることで、運転中に眠気が生じることを抑制する効果が期待できる。
2;時計手段、3;制御手段、4;手動調節手段、5、5b、5d、5e、5f;導光体。
Claims (5)
- 車室内に設けられ、光源及びその駆動手段を具備する発光部と、
時刻情報を取得する時計手段と、
前記時計手段により現在時刻を取得し、1日の時間帯に対応して設定された色温度及び明るさに対応する発光制御信号を前記発光部に送信する制御手段と、
を備え、
前記駆動手段は、前記制御手段から受信した前記発光制御信号に基づき、前記発光部の配設部位及び特性に対応した補正を行うことにより、前記光源を前記設定された色温度及び明るさとなるように駆動することを特徴とする車室内照明装置。 - 前記発光部は、発光色の異なる複数の光源を備え、
前記駆動手段は、前記光源毎に予め計測された所定の駆動電力と明るさとの対応に基づいて補正した駆動電力を各前記光源に供給する請求項1記載の車室内照明装置。 - 前記車室内に配設され、前記発光部の発する光を伝搬させると共に光をその周囲面から放射する導光体を備える請求項1又は2に記載の車室内照明装置。
- 使用者の操作によって発光の色温度及び明るさを調節する手動調節手段を備え、
前記制御手段は、前記手動調節手段によって調節された発光の色温度及び明るさとするように前記発光部に前記発光制御信号を送信する請求項1乃至3のいずれかに記載の車室内照明装置。 - 前記発光部による発光色の色温度は、高色温度、中色温度及び低色温度の3段階に調節可能であり、
前記発光部の明るさは、前記発光部又は前記導光体から放射される光による照度が高照度、中照度及び低照度となるように3段階に調節可能であり、
前記制御手段は、各前記時間帯に対応して前記色温度及び前記照度の段階を組み合わせて前記発光部に前記発光制御信号を送信する請求項1乃至4のいずれかに記載の車室内照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014107507A JP6260453B2 (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 車室内照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014107507A JP6260453B2 (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 車室内照明装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015221655A JP2015221655A (ja) | 2015-12-10 |
JP6260453B2 true JP6260453B2 (ja) | 2018-01-17 |
Family
ID=54784939
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014107507A Active JP6260453B2 (ja) | 2014-05-23 | 2014-05-23 | 車室内照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6260453B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6307533B2 (ja) * | 2016-02-05 | 2018-04-04 | 矢崎総業株式会社 | 車内照明装置 |
JP6650619B2 (ja) | 2016-03-10 | 2020-02-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明システム及び移動体 |
JP6706795B2 (ja) | 2016-07-28 | 2020-06-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 照明システム及び移動体 |
JP6848687B2 (ja) * | 2017-05-26 | 2021-03-24 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用照明装置 |
WO2019159275A1 (ja) * | 2018-02-15 | 2019-08-22 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御装置 |
DE102018207754B4 (de) * | 2018-05-17 | 2021-12-09 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Verfahren und System zum Einstellen von Lichtverhältnissen eines Fahrzeugs und Fahrzeug |
JP7131302B2 (ja) | 2018-10-31 | 2022-09-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車室内照明装置 |
JP2023043047A (ja) * | 2021-09-15 | 2023-03-28 | 豊田合成株式会社 | 発光装置 |
KR20230064398A (ko) * | 2021-11-03 | 2023-05-10 | 현대자동차주식회사 | 모빌리티의 실내 조명 제어 시스템 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000252084A (ja) * | 1999-02-26 | 2000-09-14 | Matsushita Electric Works Ltd | 照明システム |
JP2006021568A (ja) * | 2004-07-06 | 2006-01-26 | Toyota Motor Corp | 光源装置 |
JP4779916B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2011-09-28 | 豊田合成株式会社 | 車両用の照明装置 |
JP4951369B2 (ja) * | 2007-02-23 | 2012-06-13 | パナソニック株式会社 | 照明装置及び照明システム |
JP2009096388A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Toyota Boshoku Corp | 車両用室内照明器具及び車両用室内照明構造 |
-
2014
- 2014-05-23 JP JP2014107507A patent/JP6260453B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015221655A (ja) | 2015-12-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6260453B2 (ja) | 車室内照明装置 | |
JP6802803B2 (ja) | 混合スペクトルを用いる多重チャネルランプシステムおよび方法 | |
JP5263841B2 (ja) | 照明装置 | |
US9662409B2 (en) | Combinatorial light device for general lighting and lighting with beneficial wavelengths | |
EP2608639A1 (en) | Illumination device | |
WO2008069101A1 (ja) | 光源、光源システムおよび照明装置 | |
JP2009259639A (ja) | 照明装置 | |
JP6256689B2 (ja) | 照明器具 | |
EP3335527A1 (en) | Sleepy light | |
KR20150098176A (ko) | 조명기구 | |
US12005267B2 (en) | Illumination apparatus | |
JP6233585B2 (ja) | 照明器具 | |
JP7618024B2 (ja) | Led照明システム | |
EP2640164A1 (en) | Light source ignition device and lighting apparatus | |
JP5743960B2 (ja) | 制御装置及び照明装置 | |
CN108980682B (zh) | 照明器具 | |
JP5669093B2 (ja) | 照明器具 | |
JP5663055B2 (ja) | 点灯装置及び照明装置 | |
JP2013131363A (ja) | 照明装置およびコントローラ | |
JP2016143591A (ja) | 照明装置およびそれを用いた照明器具 | |
JP2024019636A (ja) | 照明制御システム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160823 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171114 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171127 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6260453 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |