JP6259805B2 - ロータ及びモータ - Google Patents
ロータ及びモータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6259805B2 JP6259805B2 JP2015247798A JP2015247798A JP6259805B2 JP 6259805 B2 JP6259805 B2 JP 6259805B2 JP 2015247798 A JP2015247798 A JP 2015247798A JP 2015247798 A JP2015247798 A JP 2015247798A JP 6259805 B2 JP6259805 B2 JP 6259805B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor cores
- pair
- rotor
- claw
- shaped magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
この構成によれば、コギングトルクを低減することができるモータを提供することができる。
図1に示すように、モータ1のモータケース2は、有底筒状に形成された筒状ハウジング3と、該筒状ハウジング3のフロント側(図1中、左側)の開口部を閉塞するフロントエンドプレート4とを有している。また、筒状ハウジング3のリア側(図1中、右側)の端部には、回路基板等の電源回路を収容した回路収容ボックス5が取着されている。
第1組付体SA1は、図2及び図3に示すように、対の第1及び第2ロータコア21,22と、界磁磁石としての環状磁石23と、背面補助磁石24、極間磁石25とを備える。尚、図2及び図3中の実線で示す矢印は各磁石23,24,25の磁化方向(S極からN極向き)を示している。
上記のように構成されたモータ1は、回路収容ボックス5内の電源回路を介してセグメントコンダクタ(SC)巻線8に駆動電流が供給されると、ステータ6でロータ11を回転させるための磁界が発生され、ロータ11が回転駆動される。
本実施形態のモータ1のロータ11は、対の第1及び第2ロータコア21,22を備えた第1組付体SA1と、対の第3及び第4ロータコア31,32を備えた第2組付体SA2とが積層された所謂タンデム構造とされる。そして、対の第1及び第2ロータコア21,22と、対の第3及び第4ロータコア31,32とが周方向にずれる態様で配置される。ここで、所謂永久磁石界磁のランデル型構造のロータでは、ロータの表面磁束に高調波を含みやすく、コギングトルクが大きくなる虞がある。そのため、対のロータコア21,22及び対のロータコア31,32のそれぞれで発生するコギングトルクの位相がずれることとなるため、位相のずれたコギングトルク同士で打ち消し合うことができ、合成コギングトルクを低減させて振動の発生を抑えられる。
(1)複数対のロータコアである第1及び第2ロータコア21,22と第3及び第4ロータコア31,32は、同磁極のロータコア22,31同士が隣接して配置され、各対のロータコア21,22、31,32間で周方向にずれる態様で配置されるため、対のロータコア21,22及び対のロータコア31,32で発生するコギングトルクの位相がずれることとなるため、位相のずれたコギングトルク同士で打ち消し合うことができ、合成コギングトルクを低減させて振動の発生を抑えることができる。
・上記実施形態では、特に言及していないが、例えばロータ11の磁極数とステータ6のスロット数との最小公倍数をMSとし、n=1又は2とした場合に、180°×n/MS−5°≦θ≦180°×n/MS+5°の範囲に設定することが望ましい。たとえば、最小公倍数MS=12とした場合でn=1の場合、ずれ角度θは、10°≦θ≦20°(図5中Y1)の範囲に設定される。また、最小公倍数MS=12とした場合でn=2の場合、ずれ角度θは、40°≦θ≦50°(図5中Y1)の範囲に設定される。このような構成とすることで、図5に示すようにコギングトルクを50%まで低減させることができる。
(付記1)回転軸に沿って配列された複数対のロータコアと、各対のロータコア間に配置され、軸方向に沿って磁化された界磁磁石と、を備え、各対のロータコアは、円盤状のコアベースの外周部から突出するとともに軸方向に沿って互いに逆方向に延出形成され、周方向に沿って交互に配置された複数の爪状磁極をそれぞれ有し、前記複数対のロータコアは、同磁極のロータコア同士が隣接して配置され、前記各対のロータコア間で周方向にずれる態様で配置され、前記各対のロータコア間において軸方向に異極が隣接しないように、前記各対のロータコア間で周方向にずれていることを特徴とするロータ。
この構成では、各対のロータコア間での周方向へのずれ角度θは、極対数をPとしたときに、0<θ≦50°/Pの範囲に設定されるため、図4に示すように鎖交磁束量の低下、つまりトルクの低下を抑えつつ、コギングトルクを低減させることができる。
この構成では、各対のロータコア間での周方向へのずれ角度θは、0<θ≦35°/Pの範囲に設定されるため、図4に示すように鎖交磁束量の低下、つまりトルクの低下をより抑えつつ、コギングトルクを低減させることができる。
この構成では、各対のロータコア間での周方向へのずれ角度θは、0<θ≦20°/Pの範囲に設定されるため、図4に示すように鎖交磁束量の低下、つまりトルクの低下を更に抑えつつ、コギングトルクを低減させることができる。
この構成では、各対のロータコア間での周方向へのずれ角度θは、0<θ≦θm/2の範囲に設定されるため、極間磁石による磁束の整流効果が作用し、図7に示すように磁極から他の磁極への短絡磁束をより抑えることができる。
Claims (4)
- 回転軸に沿って配列された複数対のロータコアと、
各対のロータコア間に配置され、軸方向に沿って磁化された界磁磁石と、
を備え、
各対のロータコアは、円盤状のコアベースの外周部から突出するとともに周方向幅一定で軸方向に沿って互いに逆方向に延出形成され、周方向に沿って交互に配置された複数の爪状磁極をそれぞれ有し、前記爪状磁極の周方向端面間の隙間が軸方向に沿って直線状をなすように形成され、
前記複数対のロータコアは、同磁極のロータコア同士が隣接して配置され、前記各対のロータコア間で周方向にずれる態様で配置され、
前記各対のロータコア間において軸方向に異極が当接しないように、前記各対のロータコア間で周方向にずれており、
前記各対のロータコア間での周方向へのずれ角度θは、磁極数とロータと対向するステータのスロット数との最小公倍数をMSとし、n=1又は2とした場合に、180°×n/MS−5°≦θ≦180°×n/MS+5°の範囲に設定されることを特徴とするロータ。 - 回転軸に沿って配列された複数対のロータコアと、
各対のロータコア間に配置され、軸方向に沿って磁化された界磁磁石と、
を備え、
各対のロータコアは、円盤状のコアベースの外周部から突出するとともに軸方向に沿って互いに逆方向に延出形成され、周方向に沿って交互に配置された複数の爪状磁極をそれぞれ有し、
前記複数対のロータコアは、同磁極のロータコア同士が隣接して配置され、前記各対のロータコア間で周方向にずれる態様で配置され、
前記各対のロータコア間において軸方向に異極が当接しないように、前記各対のロータコア間で周方向にずれており、
前記各対のロータコア間において同極の前記爪状磁極の先端同士がずれて当接し、前記各対のロータコア間において同極の前記爪状磁極の基端同士がずれて当接しているとともに、
前記各対のロータコア間での周方向へのずれ角度θは、磁極数とロータと対向するステータのスロット数との最小公倍数をMSとし、n=1又は2とした場合に、180°×n/MS−5°≦θ≦180°×n/MS+5°の範囲に設定されることを特徴とするロータ。 - 回転軸に沿って配列された複数対のロータコアと、
各対のロータコア間に配置され、軸方向に沿って磁化された界磁磁石と、
を備え、
各対のロータコアは、円盤状のコアベースの外周部から突出するとともに軸方向に沿って互いに逆方向に延出形成され、周方向に沿って交互に配置された複数の爪状磁極をそれぞれ有し、
各対のロータコアは、周方向に隣り合う前記爪状磁極の間において前記周方向に隣り合う爪状磁極と同極性が対向するように磁化された極間磁石が配置されているとともに、前記爪状磁極の径方向内側面に前記爪状磁極と同極性が対向するように磁化された背面補助磁石が配置されており、
前記複数対のロータコアは、同磁極のロータコア同士が隣接して配置され、前記各対のロータコア間で周方向にずれる態様で配置され、
前記各対のロータコア間において軸方向に異極が当接しないように、前記各対のロータコア間で周方向にずれており、
前記各対のロータコア間において同方向に磁化されて軸方向に隣接する前記極間磁石が周方向にずれた位置態様であるとともに、
前記各対のロータコア間での周方向へのずれ角度θは、前記極間磁石の周方向幅θmとしたときに、0<θ≦θm/2の範囲に設定されることを特徴とするロータ。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のロータを備えたことを特徴とするモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015247798A JP6259805B2 (ja) | 2015-12-18 | 2015-12-18 | ロータ及びモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015247798A JP6259805B2 (ja) | 2015-12-18 | 2015-12-18 | ロータ及びモータ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011241284A Division JP2013099163A (ja) | 2011-10-31 | 2011-11-02 | ロータ及びモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016036256A JP2016036256A (ja) | 2016-03-17 |
JP6259805B2 true JP6259805B2 (ja) | 2018-01-10 |
Family
ID=55523810
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015247798A Active JP6259805B2 (ja) | 2015-12-18 | 2015-12-18 | ロータ及びモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6259805B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114362396A (zh) * | 2021-12-29 | 2022-04-15 | 大连船用推进器有限公司 | 高效率低振动低噪声铜转子电动机 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0543749U (ja) * | 1991-11-14 | 1993-06-11 | アスモ株式会社 | 回転磁界型電動機の回転子 |
JP4003416B2 (ja) * | 2001-07-11 | 2007-11-07 | 松下電器産業株式会社 | モータ |
JP2003339129A (ja) * | 2002-05-17 | 2003-11-28 | Mitsubishi Electric Corp | 永久磁石式回転電機 |
JP2007228677A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Hitachi Ltd | 発電装置及び回転電機 |
JP4888770B2 (ja) * | 2006-11-17 | 2012-02-29 | 富士電機株式会社 | 永久磁石モータの回転子 |
JP5479008B2 (ja) * | 2009-09-18 | 2014-04-23 | 株式会社ミツバ | ブラシレスモータ |
JP5147928B2 (ja) * | 2010-11-24 | 2013-02-20 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 回転電機および電気自動車 |
-
2015
- 2015-12-18 JP JP2015247798A patent/JP6259805B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016036256A (ja) | 2016-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5739651B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
WO2013047076A1 (ja) | 回転電機 | |
JP2017229136A (ja) | アキシャルギャップモータ用ロータ及びアキシャルギャップモータ | |
JP5865174B2 (ja) | ブラシレスモータ | |
JP5964679B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP5869306B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP5801693B2 (ja) | モータ | |
JP2013099163A (ja) | ロータ及びモータ | |
JP7263971B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP6259805B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP2013021774A (ja) | モータ | |
JP5855903B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP2013169073A (ja) | ロータ及びモータ | |
JP5973601B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP5848097B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP6100538B2 (ja) | モータ | |
JP6151171B2 (ja) | ステータ構造およびブラシレスモータ | |
JP6175350B2 (ja) | モータ | |
JP2014103777A (ja) | ロータ及びモータ | |
JP2018023273A (ja) | 単相モータ | |
JP6662008B2 (ja) | ステータ、モータ及びステータの製造方法 | |
JP6244414B2 (ja) | ランデル型ロータ及びランデル型モータ | |
JP5840919B2 (ja) | ロータ及びモータ | |
JP6540353B2 (ja) | モータ | |
JP5814159B2 (ja) | ロータ及びモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170113 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170704 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170719 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171128 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171211 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6259805 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |