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JP6256536B2 - 熱流束センサモジュールおよびその製造方法 - Google Patents

熱流束センサモジュールおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、熱流束センサモジュールおよびその製造方法に関するものである。
特許文献1に、被測定物における熱流束の面内分布を測定する測定装置が開示されている。この測定装置は、複数のセンサ部が一体化されたセンサモジュールを備えている。センサモジュールは、1つの多層基板の内部に複数のセンサ部が形成されたものである。複数のセンサ部のそれぞれを構成する熱電変換素子は、共通の絶縁基材に形成されている。
特開2016−11950号公報
ところで、本発明者は、被測定物における熱流束の面内分布を測定するためのセンサモジュールとして、次の構造のものを検討した。
センサモジュールは、熱流束を検出する複数のセンサチップと、複数のセンサチップが表面上に配置されるベースフィルムと、複数のセンサチップを保護する保護フィルムとを備える。複数のセンサチップは、互いに間を空けて配置されている。ベースフィルムと保護フィルムの間に複数のセンサチップが挟まれている。
しかし、このような構造の熱流束センサは、隣り合うセンサチップの間であって、ベースフィルムと保護フィルムの間に空気層が存在する場合がある。この場合、下記の通り、被測定物における熱流束の面内分布を正確に測定できないという課題が、本発明者によって見出された。すなわち、空気は、金属や樹脂と比較して、熱伝導率が低い。このため、被測定物からの熱が熱流束センサを通過する際に、熱が空気層を通過しない。熱が複数のセンサチップのそれぞれを選択的に流れる。この結果、センサチップの測定値が、センサチップの場所における本来の熱流束の大きさよりも大きくなる。
本発明は上記点に鑑みて、被測定物における熱流束の面内分布を精度良く測定できる熱流束センサモジュールおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、
熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールであって、
一面(21)を有する第1フィルム(20)と、
互いに間を空けて一面に配置され、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、
第1フィルムの一面側に積層され、第1フィルムとの間に複数のセンサチップを挟む第2フィルム(30)と、
隣り合うセンサチップの間に配置され、空気よりも熱伝導率が高い熱伝導部材(40)とを備え、
熱伝導部材は、第1フィルムと第2フィルムの両方に接している。
この熱流束センサモジュールでは、隣り合うセンサチップの間に配置された熱伝導部材が、第1フィルムと第2フィルムの両方に接している。このため、被測定物からの熱が熱流束センサモジュールを通過する際に、隣り合うセンサチップの間の部位を、熱伝導部材を介して、第1フィルムと第2フィルムの一方から他方へ熱が通過することができる。したがって、隣り合うセンサチップの間であって第1フィルムと第2フィルムの間に空気層が存在する場合と比較して、被測定物における熱流束の面内分布を精度良く測定することができる。
また、請求項3に記載の発明は、
熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールであって、
一面(21)を有する第1フィルム(20)と、
互いに間を空けて一面に配置され、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、
第1フィルムの一面側に積層され、第1フィルムとの間に複数のセンサチップを挟む第2フィルム(30)とを備え、
隣り合うセンサチップの間において、第1フィルムと第2フィルムとが直に接している。
これによれば、被測定物からの熱が熱流束センサを通過する際に、隣り合うセンサチップの間の部位を、第1フィルムと第2フィルムの一方から他方へ熱が通過することができる。したがって、隣り合うセンサチップの間であって、第1フィルムと第2フィルムの間に空気層が存在する場合と比較して、被測定物における熱流束の面内分布を精度良く測定することができる。
また、請求項5に記載の発明は、
熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールの製造方法であって、
一面(21)を有する第1フィルム(20)と、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、第2フィルム(30)と、空気よりも熱伝導率が高い材料で構成されたシート(51)とを用意すること(S1)と、
複数のセンサチップを互いに間を空けて一面に配置し、複数のセンサチップを覆うように、第1フィルムの一面側にシートを積層し、シートのセンサチップ側とは反対側に第2フィルムを積層して積層体(53)を形成すること(S2)と、
積層体の積層方向に、積層体を加熱しながら加圧すること(S3)とを有し、
加圧することにおいては、シートを流動させることにより、隣り合うセンサチップの間に、第1フィルムと第2フィルムの両方に接しており、材料で構成された熱伝導部材(40)を形成する。
このようにして、熱伝導部材を備える熱流束センサモジュールを製造することができる。この熱流束センサモジュールによれば、上述の通り、隣り合うセンサチップの間であって第1フィルムと第2フィルムの間に空気層が存在する場合と比較して、被測定物における熱流束の面内分布を精度良く測定することができる。また、請求項6に記載の発明は、
熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールの製造方法であって、
一面(21を有する第1フィルム(20)と、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、第2フィルム(30)とを用意すること(S1)と、
複数のセンサチップを互いに間を空けて一面に配置し、空気よりも熱伝導率が高い材料(54)を隣り合うセンサチップの間に配置し、複数のセンサチップおよび材料を覆うように、第1フィルムの一面側に第2フィルムを積層して積層体(55)を形成すること(S2)と、
積層体の積層方向に、積層体を加圧すること(S3)とを有し、
加圧することにおいては、隣り合うセンサチップの間に、第1フィルムと第2フィルムの両方に接しており、材料で構成された熱伝導部材(40)を形成する。
このようにして、熱伝導部材を備える熱流束センサモジュールを製造することができる。この熱流束センサモジュールによれば、上述の通り、隣り合うセンサチップの間であって第1フィルムと第2フィルムの間に空気層が存在する場合と比較して、被測定物における熱流束の面内分布を精度良く測定することができる。
また、請求項8に記載の発明は、
熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールの製造方法であって、
一面(21)を有する第1フィルム(20)と、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、第2フィルム(30)とを用意すること(S1)と、
複数のセンサチップを互いに間を空けて一面に配置し、複数のセンサチップを覆うように、第1フィルムの一面側に第2フィルムを積層して積層体(56)を形成すること(S2)と、
積層体の積層方向に、積層体を加熱しながら加圧すること(S3)とを有し、
加圧することにおいては、加圧するための一対の加熱部材(62)の間に積層体(56)を配置するとともに、積層体の第1フィルムと第2フィルムの少なくとも一方側において、積層体と加圧部材との間に、加圧部材よりも変形しやすい加圧補助部材(64)を配置した状態で、積層体を加圧し、加圧によって加圧補助部材が変形することにより、第1フィルムと第2フィルムの少なくとも一方が変形して、隣り合うセンサチップの間において、第1フィルムと第2フィルムとが直に接する状態となる。
このようにして、隣り合うセンサチップの間において、第1フィルムと第2フィルムとが直に接している熱流束センサモジュールを製造することができる。この熱流束センサモジュールによれば、上述の通り、隣り合うセンサチップの間であって第1フィルムと第2フィルムの間に空気層が存在する場合と比較して、被測定物における熱流束の面内分布を精度良く測定することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態における熱流束分布測定装置を示す平面図である。 図1中のII−II断面図である。 表面保護部材が無い状態の図1中の1つのセンサチップの平面図である。 図3中のIV−IV断面図である。 保護フィルムが無い状態の図1中のセンサモジュールの平面図である。 図5中のVI−VI断面図である。 第1実施形態におけるセンサモジュールの製造工程を示すフローチャートである。 第1実施形態の熱圧着工程における各部材の配置を示す断面図である。 第1実施形態の積層前の状態におけるベースフィルムの平面図である。 第1実施形態の熱圧着前の積層状態におけるベースフィルムとセンサチップの図6に対応する断面図である。 比較例1におけるセンサモジュールの断面図であって、ベースフィルム側から保護フィルム側に向かってセンサモジュールを通過する熱流を模式的に示す図である。 比較例1におけるセンサモジュールの断面図であって、保護フィルム側からベースフィルム側に向かってセンサモジュールを通過する熱流を模式的に示す図である。 第1実施形態におけるセンサモジュールの断面図であって、ベースフィルム側から保護フィルム側に向かってセンサモジュールを通過する熱流を模式的に示す図である。 第1実施形態におけるセンサモジュールの断面図であって、保護フィルム側からベースフィルム側に向かってセンサモジュールを通過する熱流を模式的に示す図である。 第2実施形態におけるセンサモジュールの製造工程を示す断面図である。 第3実施形態における熱流束分布測定装置を示す平面図である。 図16中のXVII−XVII断面図である。 第3実施形態の熱圧着工程における各部材の配置を示す断面図である。 第3実施形態におけるセンサモジュールの断面図であって、ベースフィルム側から保護フィルム側に向かってセンサモジュールを通過する熱流を模式的に示す図である。 第3実施形態におけるセンサモジュールの断面図であって、保護フィルム側からベースフィルム側に向かってセンサモジュールを通過する熱流を模式的に示す図である。 第4実施形態の熱圧着工程における各部材の配置を示す断面図である。 第4実施形態におけるセンサモジュールの断面図である。 他の実施形態におけるセンサモジュールの平面図である。 他の実施形態におけるセンサモジュールの平面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態の熱流束分布測定装置1は、熱流束センサモジュール(以下、センサモジュールと呼ぶ)2と、演算装置3とを備えている。
センサモジュール2は、熱流束分布を測定する測定部である。センサモジュール2は、熱流束を検出する複数のセンサチップ10が一体化されている。センサモジュール2の平面形状は、長方形である。センサモジュール2は、ケーブル4を介して、演算装置3に接続されている。センサモジュール2は、センサ信号を出力する。
演算装置3は、マイクロコンピュータ、メモリ、その他の周辺回路を備える。演算装置3は、予め設定されたプログラムに従って所定の演算を行う。演算装置3は、センサモジュール2からのセンサ信号に基づいて、熱流束分布を演算する。演算装置3は、図示しない表示装置に、演算した熱流束分布を表示させる。
図2に示すように、センサモジュール2は、ベースフィルム20と、複数のセンサチップ10と、保護フィルム30とを備える。ベースフィルム20が第1フィルムに相当する。保護フィルム30が第2フィルムに相当する。
ベースフィルム20は、熱可塑性のポリイミドで構成されている。ベースフィルム20は、一面21とその反対側の他面22とを有する。一面21が複数のセンサチップ10と接している。
複数のセンサチップ10は、ベースフィルム20の一面21に配置されている。複数のセンサチップ10は、一列に直線状に並んでいる。複数のセンサチップ10のそれぞれは、互いに間を空けている。複数のセンサチップ10のそれぞれは、センサチップ10の内部を通過する熱の熱流束の大きさに応じたセンサ信号を出力する。1つのセンサチップ10の平面形状は四角形である。
複数のセンサチップ10は、後述の通り、それぞれの絶縁基材に第1、第2熱電部材が形成されている。複数のセンサチップ10のそれぞれは、互いに間を空けて配置されているため、複数のセンサチップ10のそれぞれの絶縁基材は、互いに離れて配置されている。
保護フィルム30は、ベースフィルム20の一面21側に積層される。保護フィルム30は、複数のセンサチップ10を覆っている。すなわち、保護フィルム30は、ベースフィルム20との間に、複数のセンサチップ10を挟んでいる。保護フィルム30は、熱可塑性のポリイミド樹脂で構成されている。保護フィルム30は、一面31とその反対側の他面32とを有する。一面31がセンサチップ10に接している。
ベースフィルム20と保護フィルム30は、センサモジュール2の外形をなしている。ベースフィルム20と保護フィルム30は、熱可塑性のポリイミドで構成されているが、これ以外の熱可塑性樹脂で構成されていてもよい。
図3、4に示すように、センサチップ10は、絶縁基材100、表面保護部材110、裏面保護部材120が一体化され、この一体化されたものの内部で第1、第2熱電部材130、140が交互に直列に接続された構造を有する。表面保護部材110の外側の表面がセンサチップ10の一面10aである。裏面保護部材120の外側の表面がセンサチップ10の他面10bである。
絶縁基材100、表面保護部材110、裏面保護部材120は、フィルム状であって、熱可塑性樹脂等の可撓性を有する樹脂材料で構成されている。
絶縁基材100は、表面100aと裏面100bとを有する。絶縁基材100は、その厚さ方向に貫通する複数の第1、第2ビアホール101、102が形成されている。第1、第2ビアホール101、102に互いに異なる熱電材料で構成された第1、第2熱電部材130、140が埋め込まれている。熱電材料としては、半導体材料や金属材料が挙げられる。
絶縁基材100の表面100aに配置された表面導体パターン111によって第1、第2熱電部材130、140の一方の接続部が構成されている。絶縁基材100の裏面100bに配置された裏面導体パターン121によって第1、第2熱電部材130、140の他方の接続部が構成されている。
一面10aから他面10bに向かう方向にて、熱流束がセンサチップ10を通過する。このとき、センサチップ10の一面10a側と他面10b側に温度差が生じる。すなわち、第1、第2熱電部材130、140の一方の接続部と他方の接続部に温度差が生じる。これにより、ゼーベック効果によって第1、第2熱電部材130、140に熱起電力が発生する。センサチップ10は、この熱起電力、具体的には、電圧をセンサ信号として出力する。なお、このとき発生する電流をセンサ信号として用いてもよい。
図5に示すように、ベースフィルム20の一面21には、複数の配線23が形成されている。複数の配線23は、複数のセンサチップ10のそれぞれと電気的に接続されている。
複数の配線23は、銅箔が所望の配線パターンにされたものである。複数の配線23は、他の金属によって構成されていてもよい。
複数の配線23は、複数のセンサチップ10のそれぞれを演算装置3に対して並列に接続するように、配置されている。具体的には、1つのセンサチップ10は、2本の配線23a、23bと接続されている。2本の配線の一方は、基準電位線23aである。2本の配線の他方は、出力線23bである。基準電位線23aは、複数のセンサチップ10で共通とされている。出力線23bは、複数のセンサチップ10毎に形成されている。
図5、6に示すように、センサチップ10は、接続部24を介して、配線23と接続されている。接続部24は、銀錫合金の金属焼結体で構成されている。接続部24は、図示しないが、センサチップ10のチップ側端子に接続されている。接続部24は、配線23と接続されている。
図2に示すように、センサモジュール2は、さらに、熱伝導部材40を備える。熱伝導部材40は、隣り合うセンサチップ10の間であって、ベースフィルム20と保護フィルム30の間に配置されている。熱伝導部材40は、ベースフィルム20と保護フィルム30の間のうちセンサチップ10を除く部位に配置されている。
熱伝導部材40は、空気よりも熱伝導率が高い部材である。本実施形態では、熱伝導部材40は、ポリエーテルイミドで構成されている。熱伝導部材40は、他の熱可塑性樹脂で構成されていてもよい。他の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリイミドなどが挙げられる。空気の熱伝導率は、0.024W/(m・K)程度である。ポリエーテルイミドの熱伝導率は、0.22W/(m・K)である。ポリエチレンの熱伝導率は、0.41W/(m・K)である。ポリイミドの熱伝導率は0.28−0.34W/(m・K)である。
熱伝導部材40は、ベースフィルム20と保護フィルム30の両方に接している。より具体的には、熱伝導部材40のベースフィルム20側の表面は、その全域がベースフィルム20の一面21と接している。熱伝導部材40の保護フィルム30側の表面は、その全域が保護フィルム30の一面31と接している。
また、熱伝導部材40は、両隣のセンサチップ10と接している。具体的には、熱伝導部材40は、センサチップ10の側面の全域と接している。
このように、熱伝導部材40は、ベースフィルム20、保護フィルム30、センサチップ10に密着している。このため、隣り合うセンサチップ10の間には、空気が存在していない。
次に、本実施形態のセンサモジュール2の製造方法について説明する。
図7に示すように、用意工程S1と、積層工程S2と、熱圧着工程S3とが、この記載順に行われる。
用意工程S1では、図8に示すように、ベースフィルム20と、複数のセンサチップ10と、保護フィルム30と、熱伝導部材40用のシート51とを用意する。
このとき、図9に示すように、ベースフィルム20は、その表面上に、複数の配線23と、接続部を形成する接続部材料としての銀錫ペースト52とが配置されたものが用意される。複数の配線23は、導体箔がエッチング加工されて形成される。銀錫ペースト52は、銀粉末と錫粉末の金属粉末に溶媒を加えてペースト状にしたものである。
複数のセンサチップ10は、感度係数(すなわち、校正係数)が予め測定されたものが用意される。シート51は、熱圧着工程S3によって熱伝導部材40となるシート状の熱伝導材料である。シート51は、ポリエーテルイミドで構成されている。
積層工程S2では、図8に示すように、ベースフィルム20と、複数のセンサチップ10と、シート51と、保護フィルム30とを、この記載順に下から積層して積層体53を形成する。
このとき、図10に示すように、銀錫ペースト52を介して、センサチップ10と配線23とが接触した状態となる。すなわち、銀錫ペースト52がセンサチップ10とベースフィルム20の間に挟まれた状態となる。
熱圧着工程S3では、図8に示すように、加熱プレス機によって積層体53を加熱しながら積層体53の積層方向に加圧する。このとき、積層体53のベースフィルム20側と保護フィルム30側の両側に、離型フィルム61、プレス板62が配置された状態とされる。離型フィルム61としては、ポリテトラフルオロエチレンで構成されたフィルムなどが用いられる。この状態で、積層体53が加熱プレス機熱盤63に挟まれる。加熱温度は、保護フィルム30とベースフィルム20とシート51が軟化する温度である。具体的には、加熱温度は、210−350℃である。圧力は、1−10MPaである。
この熱圧着工程S3では、シート51が軟化して、隣り合うセンサチップ10の間に流動する。これにより、図2に示すように、隣り合うセンサチップ10の間に、熱伝導部材40が形成される。熱伝導部材40は、ベースフィルム20と保護フィルム30の両方に密着する。センサチップ10の一面10aは、保護フィルム30と密着する。センサチップ10の他面10bは、ベースフィルム20と密着する。このようにして、ベースフィルム20と、複数のセンサチップ10と、熱伝導部材40と、保護フィルム30とが熱圧着される。
さらに、銀錫ペースト52の銀粉末と錫粉末との金属粉末が固相焼結する。これにより、銀錫合金の金属焼結体で構成された接続部24が形成される。
次に、本実施形態の熱流束分布測定装置1を用いた被測定物の熱流束分布の測定方法について説明する。
センサモジュール2を被測定物に取り付ける。例えば、センサモジュール2の表面に粘着シートを接着する。粘着シートを介して、センサモジュール2を被測定物の表面に貼り付ける。または、被測定物と放熱部材との間に、センサモジュール2を挟む。これにより、熱流束分布の測定を開始することができる。
センサモジュール2を被測定物に取り付けると、複数のセンサチップ10のそれぞれからがセンサ信号が出力される。演算装置3は、それらのセンサ信号に基づいて、熱流束分布を求める。表示装置は、演算装置3が求めた熱流束分布を表示する。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)本実施形態のセンサモジュール2と、比較例1のセンサモジュールJ2とを比較する。
図11、12に示すように、比較例1のセンサモジュールJ2は、熱伝導部材40を有していない点が、本実施形態のセンサモジュール2と異なる。
センサモジュールJ2は、ベースフィルム20と、複数のセンサチップ10と、保護フィルム30とが積層された積層体を一体化させることで製造される。積層体の一体化後において、ベースフィルム20および保護フィルム30が平坦に近い形状とされる。このため、センサモジュールJ2は、隣り合うセンサチップ10の間であって、ベースフィルム20と保護フィルム30の間に空気層70が存在する。
ここで、一般的な金属の熱伝導率は、数十W/(m・K)−数百W/(m・K)である。空気の熱伝導率は、0.024W/(m・K)程度である。このように、空気は、金属や樹脂と比較して、熱伝導率がはるかに低い。
このため、センサモジュールJ2を用いた場合、被測定物における熱流束の面内分布を正確に測定できない。すなわち、センサモジュールJ2では、図11、12に示すように、被測定物からの熱がセンサモジュールJ2を通過する際に、熱が空気層を通過しない。熱が複数のセンサチップ10のそれぞれを選択的に流れる。この結果、それぞれのセンサチップ10の測定値が、それぞれのセンサチップ10の場所における本来の熱流束の大きさよりも大きくなる。なお、図11は、センサモジュールJ2のベースフィルム20側が被測定物側であるときの熱流を示す図である。図12は、センサモジュールJ2の保護フィルム30側が被測定物側であるときの熱流を示す図である。
このように、比較例1のセンサモジュールJ2を用いると、被測定物からの熱の流れ方が、センサモジュールJ2を通過する際に変わってしまう。このため、比較例1のセンサモジュールJ2で測定した熱流束の面内分布は、被測定物の熱流束の面内分布と異なる。特に、隣り合うセンサチップ10の間隔が不揃いの状態とされているときでは、比較例1のセンサモジュールJ2で測定した熱流束の面内分布は、被測定物の熱流束の面内分布と大きく異なる。
これに対して、本実施形態のセンサモジュール2は、隣り合うセンサチップ10の間に配置された熱伝導部材40が、ベースフィルム20と保護フィルム30の両方に接している。このため、図13に示すように、被測定物からの熱がセンサモジュール2を通過する際に、隣り合うセンサチップ10の間の部位を、熱伝導部材40を介して、ベースフィルム20側から保護フィルム30側へ熱が通過することができる。図13は、センサモジュール2のベースフィルム20側が被測定物側であるときの熱流を示す図である。同様に、図14に示すように、隣り合うセンサチップ10の間の部位を、熱伝導部材40を介して、保護フィルム30側からベースフィルム20側へ熱が通過することができる。図14は、センサモジュール2の保護フィルム30側が被測定物側であるときの熱流を示す図である。
このように、本実施形態のセンサモジュール2は、熱を選択的にではなく、一様に通過させることができる。したがって、これによれば、比較例1のセンサモジュールJ2と比較して、被測定物における熱流束の面内分布を精度良く測定することができる。
(2)本実施形態のセンサモジュール2は、複数のセンサチップ10を用いている。このため、複数のセンサチップ10を配置することで、大面積のセンサモジュール2を容易に製造することができる。また、複数のセンサチップ10をベースフィルム20および保護フィルム30と一体化する前に、センサチップ10の検査を行うことができ、内部構造に初期不良が生じたセンサチップ10を排除できる。また、一体化する前に、複数のセンサチップ10のそれぞれの感度係数を測定することができる。これにより、所望の感度係数を有するセンサチップ10を選択して配置することができる。
(3)本実施形態では、センサモジュール2の製造において、接続部24を形成するための接続部材料として、銀錫ペースト52を用いる。熱圧着工程S3で、銀錫ペースト52の銀粉末と錫粉末との金属粉末を焼結させる。これにより、銀錫合金の金属焼結体で構成された接続部24を形成する。
ここで、本実施形態と異なり、接続部材料として半田を用いた場合、熱圧着工程S3で、加熱によって半田が溶融し、加圧によってセンサチップ10にずれが生じる。
これに対して、本実施形態によれば、熱圧着工程S3で、接続部材料が溶融しない。このため、センサチップ10がベースフィルム20、保護フィルム30に対してずれることを抑制することができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、第1実施形態に対して、センサモジュール2の製造方法を変更したものである。
本実施形態では、積層工程S2において、図15(a)に示すように、プレス板62の上に、離型フィルム61、ベースフィルム20を配置する。その後、ベースフィルム20の一面21に、複数のセンサチップ10を配置する。
その後、図15(b)に示すように、空気よりも熱伝導率が高い熱伝導材料54をスクリーン印刷によって選択的に塗布する。選択的に塗布する場所は、ベースフィルム20の一面21のうち複数のセンサチップ10が配置されていない領域である。換言すると、選択的に塗布する場所は、ベースフィルム20の一面21のうち隣り合うセンサチップ10の間である。本実施形態では、熱伝導材料54として、Aステージ状のエポキシ樹脂を用いる。Aステージは、熱硬化性樹脂の未硬化状態を意味する。なお、熱伝導材料として、他の熱硬化性樹脂を用いてもよい。
その後、図15(c)に示すように、ベースフィルム20の一面21側に、保護フィルム30を配置する。これにより、積層体55を形成する。
その後、熱圧着工程S3において、図15(c)に示すように、加熱プレス機によって積層体55を加熱しながら加圧する。このときの加熱温度は、160−350℃である。圧力は、1−10MPaである。
これにより、熱伝導材料54が硬化する。この結果、図2に示すように、隣り合うセンサチップ10の間に、熱伝導部材40が形成される。このように、本実施形態の製造方法によっても、図2に示す構造のセンサモジュール2を製造することができる。
(第3実施形態)
図16、17に示すように、本実施形態は、第1実施形態に対して、センサモジュール2の構造が異なる。
図17に示すように、本実施形態のセンサモジュール2は、隣り合うセンサチップ10の間において、ベースフィルム20と保護フィルム30とが直に接している。換言すると、複数のセンサチップ10が配置されていない領域において、ベースフィルム20の一面21と保護フィルム30の一面31とが直に接している。保護フィルム30は、複数のセンサチップ10およびベースフィルム20に対して、隙間無く密着している。
本実施形態のセンサモジュール2の製造方法は、第1実施形態に対して次のように変更する。
用意工程S1では、図18に示すように、ベースフィルム20と、複数のセンサチップ10と、保護フィルム30とを用意する。
積層工程S2では、図18に示すように、ベースフィルム20と、複数のセンサチップ10と、保護フィルム30とを、この記載順に下から積層して積層体56を形成する。
熱圧着工程S3では、図18に示すように、加熱プレス機によって積層体56を加熱しながら加圧する。このとき、積層体56のベースフィルム20側と保護フィルム30側の両側に、離型フィルム61、プレス板62が配置された状態とされる。さらに、保護フィルム30側において、離型フィルム61とプレス板62の間に、緩衝材64が配置された状態とされる。この状態で、積層体56が加熱プレス機熱盤63に挟まれる。加熱温度は、保護フィルム30とベースフィルム20が軟化する温度である。具体的には、加熱温度は、280−350℃である。圧力は、1−10MPaである。
緩衝材64は、保護フィルム30への加圧を補助する加圧補助部材である。すなわち、緩衝材64は、加熱プレス機の圧力を分散させて保護フィルム30を加圧するための部材である。緩衝材64は、保護フィルム30の軟化温度で変質しない高耐熱性を有する。
緩衝材64は、熱圧着工程S3での加圧時に変形する。すなわち、緩衝材64は、1−10MPaの圧力に対して緩衝効果を有する部材である。緩衝材64としては、金属繊維を用いた布である日本精線社製の商品名「ナスロン」、三菱製紙社製の商品名「RAB」、日本ゴア社製の商品名「ハイパーシート」などが挙げられる。
熱圧着工程S3では、緩衝材64によって、保護フィルム30のうちセンサチップ10と非接触の領域が、ベースフィルム20側へ押される。これにより、保護フィルム30がセンサチップ10の形状に沿って変形する。この結果、図17に示すように、保護フィルム30がセンサチップ10とベースフィルム20の両方に密着する。
本実施形態のセンサモジュール2は、隣り合うセンサチップ10の間において、ベースフィルム20と保護フィルム30とが直に接している。このため、図19に示すように、被測定物からの熱がセンサモジュール2を通過する際に、隣り合うセンサチップ10の間の部位を、ベースフィルム20から保護フィルム30へ熱が通過することができる。図19は、センサモジュール2のベースフィルム20側が被測定物側であるときの熱流を示す図である。同様に、図20に示すように、被測定物からの熱が熱流束センサモジュール2を通過する際に、隣り合うセンサチップ10の間の部位を、保護フィルム30からベースフィルム20へ熱が通過することができる。図20は、センサモジュール2の保護フィルム30側が被測定物側であるときの熱流を示す図である。したがって、本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、熱圧着工程S3において、積層体56の保護フィルム30側に、緩衝材64を配置する。積層体56のベースフィルム20側には、緩衝材64を配置しない。積層体56のベースフィルム20側は、平滑なプレス板62によって加圧される。このため、センサモジュール2のベースフィルム20側の表面を平坦にすることができる。よって、被測定物のセンサモジュール2が設置される設置面が平坦な場合、被測定物とセンサモジュール2とを密着させることができる。これにより、正確な熱流束の面内分布の測定が可能となる。
(第4実施形態)
本実施形態は、第3実施形態に対して、センサモジュール2の製造方法を変更したものである。
本実施形態では、熱圧着工程S3において、図21に示すように、積層体56のベースフィルム20側と保護フィルム30側の両側に、緩衝材64を配置している。
これにより、図22に示すように、センサチップ10が配置されていない領域において、保護フィルム30とベースフィルム20の両方が変形して、保護フィルム30の一面31とベースフィルム20の一面21とが密着する。
本実施形態によれば、保護フィルム30の変形がセンサチップ10の厚みに追従できないほど、センサチップ10が厚い場合であっても、保護フィルム30とベースフィルム20とを接触させることができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、センサモジュール2において、複数のセンサチップ10が直線状に配置されていたが、これに限定されない。図23に示すように、複数のセンサチップ10は円状に配置されていてもよい。この場合、センサモジュール2の平面形状を円環形状とすることができる。図24に示すように、複数のセンサチップ10は、面状、すなわち、マトリックス状に配置されていてもよい。この場合、センサモジュール2の平面形状を四角形状とすることができる。
(2)第2実施形態では、熱圧着によって、ベースフィルム20、複数のセンサチップ10、熱伝導部材40および保護フィルム30を一体化させたが、これに限定されない。加熱を伴わない加圧によって、一体化させてもよい。この場合、例えば、接着剤によって、これらを一体化させればよい。
(3)第1、第2実施形態の熱圧着工程S3において、第3、第4実施形態の熱圧着工程S3と同様に、緩衝材64を用いてもよい。緩衝材64を用いることで、隙間を減らすことができる。
(4)上記各実施形態では、接続部材料として銀錫ペースト52を用いたが、これに限定されない。接続部材料として、銀粉末と錫粉末の組合せ以外の他の金属粉末を用いてもよい。すなわち、接続部24は、銀錫合金以外の金属焼結体で構成されていてもよい。なお、熱圧着工程S3でのセンサチップ10のずれを抑制するためには、金属粉末として、固相焼結するものを用いることが好ましい。
(5)第1、第2実施形態では、隣り合うセンサチップ10の間に、空気が存在していなかったが、これに限定されない。空気が層状でなければ、空気がわずかに存在していてもよい。すなわち、熱伝導部材40と各フィルム20、30との間や、熱伝導部材40とセンサチップ10との間に、隙間が存在していてもよい。この場合であっても、少なくとも熱伝導部材40がベースフィルム20と保護フィルム30の両方に接していれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。なお、センサチップと熱伝導部材との間の隙間を減らすためには、第1、第2実施形態のように、熱伝導部材40がセンサチップ10と接していることが好ましい。
(6)本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能であり、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記各実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、熱流束センサモジュールは、第1フィルムと、複数のセンサチップと、第2フィルムと、熱伝導部材とを備える。熱伝導部材は、第1フィルムと第2フィルムの両方に接している。
また、第2の観点によれば、熱伝導部材は、センサチップと接している。これによれば、センサチップと熱伝導部材との間の隙間を減らすことができる。
また、第3の観点によれば、熱流束センサモジュールは、第1フィルムと、複数のセンサチップと、第2フィルムとを備える。隣り合うセンサチップの間において、第1フィルムと第2フィルムとが直に接している。
また、第4の観点によれば、第1面には、複数のセンサチップのそれぞれと接続される複数の配線が形成されている。センサチップは、金属焼結体で構成された接続部を介して、配線と接続されている。
この接続部は、第1フィルムと、複数のセンサチップと、第2フィルムとの積層体を加熱加圧する際に、金属粉末が焼結することで形成される。接続部を金属焼結体で構成することで、積層体を加熱加圧する際に、センサチップが第1、第2フィルムに対してずれることを抑制することができる。
また、第5の観点によれば、熱流束センサモジュールの製造方法は、用意することと、積層体を形成することと、積層体を加熱しながら加圧することとを有する。用意することにおいては、第1フィルムと、複数のセンサチップと、第2フィルムと、シートとを用意する。積層体を形成することにおいては、複数のセンサチップを第1フィルムの一面に配置する。第1フィルムの一面側にシートを積層する。シートのセンサチップ側とは反対側に第2フィルムを積層する。加圧することにおいては、シートを流動させることにより、隣り合うセンサチップの間に、第1フィルムと第2フィルムの両方に接しており、熱伝導部材を形成する。
また、第6の観点によれば、熱流束センサモジュールの製造方法は、用意することと、積層体を形成することと、積層体を加圧することとを有する。用意することにおいては、第1フィルムと、複数のセンサチップと、第2フィルムとを用意する。積層体を形成することにおいては、複数のセンサチップを互いに間を空けて一面に配置する。空気よりも熱伝導率が高い材料を隣り合うセンサチップの間に配置する。複数のセンサチップおよび材料を覆うように、第1フィルムの一面側に第2フィルムを積層する。加圧することにおいては、隣り合うセンサチップの間に、第1フィルムと第2フィルムの両方に接しており、熱伝導部材を形成する。
また、第7の観点によれば、第6の観点において、加圧することにおいては、加熱しながら加圧する。このようにしてもよい。
また、第8の観点によれば、熱流束センサモジュールの製造方法は、用意することと、積層体を形成することと、積層体を加熱しながら加圧することとを有する。用意することにおいては、第1フィルムと、複数のセンサチップと、第2フィルムとを用意する。積層体を形成することにおいては、複数のセンサチップを互いに間を空けて一面に配置する。複数のセンサチップを覆うように、第1フィルムの一面側に第2フィルムを積層する。加圧することにおいては、加圧するための一対の加熱部材の間に積層体を配置する。積層体の第1フィルムと第2フィルムの少なくとも一方側において、積層体と加圧部材との間に、加圧部材よりも変形しやすい加圧補助部材を配置する。この状態で、積層体を加圧する。この加圧によって加圧補助部材が変形する。これにより、第1フィルムと第2フィルムの少なくとも一方が変形する。隣り合うセンサチップの間において、第1フィルムと第2フィルムとが直に接する状態となる。
また、第9の観点によれば、第5、第7、第8の観点において、用意することにおいては、複数のセンサチップに接続される複数の配線が一面に形成された第1フィルムを用意する。積層体を形成することにおいては、配線とセンサチップとを金属粉末を介して接触させる。加圧することにおいては、金属粉末を焼結させることにより、センサチップと配線とを接続する金属焼結体で構成された接続部を形成する。
このように、接続部を形成する材料として金属粉末を用いる。積層体を加熱しながら加圧する際に、この金属粉末を焼結させて接続部を形成する。これにより、積層体を加熱しながら加圧する際に、センサチップが第1、第2フィルムに対してずれることを抑制することができる。
2 センサモジュール
10 センサチップ
20 ベースフィルム
30 保護フィルム
40 熱伝導部材

Claims (9)

  1. 熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールであって、
    一面(21)を有する第1フィルム(20)と、
    互いに間を空けて前記一面に配置され、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、
    前記第1フィルムの前記一面側に積層され、前記第1フィルムとの間に前記複数のセンサチップを挟む第2フィルム(30)と、
    隣り合う前記センサチップの間に配置され、空気よりも熱伝導率が高い熱伝導部材(40)とを備え、
    前記熱伝導部材は、前記第1フィルムと前記第2フィルムの両方に接している熱流束センサモジュール。
  2. 前記熱伝導部材は、前記センサチップと接している請求項1に記載の熱流束センサモジュール。
  3. 熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールであって、
    一面(21)を有する第1フィルム(20)と、
    互いに間を空けて前記一面に配置され、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、
    前記第1フィルムの前記一面側に積層され、前記第1フィルムとの間に前記複数のセンサチップを挟む第2フィルム(30)とを備え、
    隣り合う前記センサチップの間において、前記第1フィルムと前記第2フィルムとが直に接している熱流束センサモジュール。
  4. 前記第1面には、前記複数のセンサチップのそれぞれと接続される複数の配線(23)が形成されており、
    前記センサチップは、金属焼結体で構成された接続部(24)を介して、前記配線と接続されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱流束センサモジュール。
  5. 熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールの製造方法であって、
    一面(21)を有する第1フィルム(20)と、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、第2フィルム(30)と、空気よりも熱伝導率が高い材料で構成されたシート(51)とを用意すること(S1)と、
    前記複数のセンサチップを互いに間を空けて前記一面に配置し、前記複数のセンサチップを覆うように、前記第1フィルムの前記一面側に前記シートを積層し、前記シートの前記センサチップ側とは反対側に前記第2フィルムを積層して積層体(53)を形成すること(S2)と、
    前記積層体の積層方向に、前記積層体を加熱しながら加圧すること(S3)とを有し、
    前記加圧することにおいては、前記シートを流動させることにより、隣り合う前記センサチップの間に、前記第1フィルムと前記第2フィルムの両方に接しており、前記材料で構成された熱伝導部材(40)を形成する熱流束センサモジュールの製造方法。
  6. 熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールの製造方法であって、
    一面(21を有する第1フィルム(20)と、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、第2フィルム(30)とを用意すること(S1)と、
    前記複数のセンサチップを互いに間を空けて前記一面に配置し、空気よりも熱伝導率が高い材料(54)を隣り合う前記センサチップの間に配置し、前記複数のセンサチップおよび前記材料を覆うように、前記第1フィルムの前記一面側に前記第2フィルムを積層して積層体(55)を形成すること(S2)と、
    前記積層体の積層方向に、前記積層体を加圧すること(S3)とを有し、
    前記加圧することにおいては、隣り合う前記センサチップの間に、前記第1フィルムと前記第2フィルムの両方に接しており、前記材料で構成された熱伝導部材(40)を形成する熱流束センサモジュールの製造方法。
  7. 前記加圧することにおいては、加熱しながら加圧する請求項6に記載の熱流束センサモジュールの製造方法。
  8. 熱流束の面内分布を測定する熱流束センサモジュールの製造方法であって、
    一面(21)を有する第1フィルム(20)と、熱流束を検出する複数のセンサチップ(10)と、第2フィルム(30)とを用意すること(S1)と、
    前記複数のセンサチップを互いに間を空けて前記一面に配置し、前記複数のセンサチップを覆うように、前記第1フィルムの前記一面側に前記第2フィルムを積層して積層体(56)を形成すること(S2)と、
    前記積層体の積層方向に、前記積層体を加熱しながら加圧すること(S3)とを有し、
    前記加圧することにおいては、加圧するための一対の加圧部材(62)の間に積層体(56)を配置するとともに、前記積層体の前記第1フィルムと前記第2フィルムの少なくとも一方側において、前記積層体と前記加圧部材との間に、前記加圧部材よりも変形しやすい加圧補助部材(64)を配置した状態で、前記積層体を加圧し、前記加圧によって前記加圧補助部材が変形することにより、前記第1フィルムと前記第2フィルムの少なくとも一方が変形して、隣り合う前記センサチップの間において、前記第1フィルムと前記第2フィルムとが直に接する状態となる熱流束センサモジュールの製造方法。
  9. 前記用意することにおいては、前記複数のセンサチップに接続される複数の配線(23)が前記一面に形成された前記第1フィルムを用意し、
    前記積層体を形成することにおいては、前記配線と前記センサチップとを金属粉末(52)を介して接触させ、
    前記加圧することにおいては、前記金属粉末を焼結させることにより、前記センサチップと前記配線とを接続する金属焼結体で構成された接続部(24)を形成する請求項5、7、8のいずれか1つに記載の熱流束センサモジュールの製造方法。
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