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JP6249122B2 - 水系の微生物抑制方法 - Google Patents

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JP6249122B2 JP2017068251A JP2017068251A JP6249122B2 JP 6249122 B2 JP6249122 B2 JP 6249122B2 JP 2017068251 A JP2017068251 A JP 2017068251A JP 2017068251 A JP2017068251 A JP 2017068251A JP 6249122 B2 JP6249122 B2 JP 6249122B2
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本発明は、水系の微生物抑制方法に関する。
各種工場のプラント冷却水系、紙パルプ水系、廃水処理水系、鉄鋼水系、切削油水系等では、細菌、糸状菌、藻類等から構成されるスライムが系内に発生し、熱効率の低下、通水配管の閉塞、配管金属材質の腐食等のスライム障害を引き起こす原因となる。
そこで、このようなスライム障害を回避するための薬剤が開発されている。特許文献1には、塩素系酸化剤、及びスルファミン酸又はその塩の組み合わせからなるスライム剥離剤が開示され、特許文献2には、臭化アンモニウム及び次亜塩素酸ナトリウムの反応物からなる薬剤が開示されている。
特開2003−267811号公報 特許第3497171号公報
しかし、従来の薬剤よりも更に優れた微生物抑制技術が求められている。例えば、特許文献1に示されるスライム剥離剤は、スライムを剥離して設備表面を洗浄する機能に優れるものの、殺菌効果が不十分である。また、特許文献2に示される薬剤では、一旦スライムが形成されてしまうと、十分な殺菌ができない場合がある。
本発明は、以上の実情に鑑みてなされてものであり、水系の微生物を効率的に抑制することができる方法を提供することである。
(1)本発明は、製紙設備の水系において、塩素系酸化剤、及びスルファミン酸もしくはその塩の組み合わせ、又はクロロスルファミン酸もしくはその塩から選択される1種又は2種以上の薬剤を添加し、前記薬剤を添加した後、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ジクロログリオキシム、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンから選択される1種又は2種以上のスライムコントロール剤を添加する、水系の微生物抑制方法である。
(2)また、本発明は、塩素系酸化剤、及びスルファミン酸もしくはその塩の組み合わせ、又はクロロスルファミン酸もしくはその塩から選択される1種又は2種以上の薬剤と、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ジクロログリオキシム、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンから選択される1種又は2種以上のスライムコントロール剤と、を併用し、製紙設備の水系において、前記薬剤をパルプ貯留部に添加し、前記スライムコントロール剤を抄紙系に添加する工程を有する水系の微生物抑制方法である。
本発明によれば、塩素系酸化剤、及びスルファミン酸もしくはその塩の組み合わせ、又はクロロスルファミン酸もしくはその塩からなる薬剤と、無機系又は有機系のスライムコントロール剤と、を併用することで、水系の微生物を効率的に抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を説明するが、これらに本発明が限定されるものではない。
本発明に係る水系の微生物抑制方法は、所定薬剤及びスライムコントロール剤を併用することで、水系の微生物を効率的に抑制するものである。
スライムコントロール剤は、無機系又は有機系のいずれであってもよく、殺菌作用を呈することで、水系での微生物を抑制する。かかる機能を有するスライムコントロール剤自体は、従来公知であり、幅広く使用することができる。無機系又は有機系のスライムコントロール剤は、いずれかのみを用いてもよく、双方を用いてもよい。
無機系のスライムコントロール剤としては、特に限定されないが、クロラミン、ブロマミン、臭化アンモニウムと次亜塩素酸ナトリウムとの反応物、硫酸アンモニウムと次亜塩素酸塩との反応物、ブロモスルファミン酸等の1種又は2種以上であってよい。なお、臭化アンモニウムと次亜塩素酸ナトリウムとの反応物は、特許文献2に開示されている。
有機系のスライムコントロール剤としては、特に限定されないが、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド(DBNPA)、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール(DBNE)、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール(BNP)、オルソフタルアルデヒド(OPA)、グルタールアルデヒド、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3オン(ジチオール)、1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテン、1,2−ビス(ブロモアセトキシ)エタン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン又はその金属塩、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン又はその金属塩、4,5−ジクロロ−2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、メチレンビスチオシアネート、ヘキサブロモジメチルスルホン、3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド、ジクロログリオキシム、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、テトラキス−ヒドロキシメチル−ホスホニウム−サルフェート等の1種又は2種以上が挙げられる。
本発明者らは、無機系又は有機系のスライムコントロール剤が、殺菌作用に優れる一方、一旦スライム(微生物のフロック)が形成されてしまうと、スライム内部の微生物を十分に殺菌することができないことに着目した。そこで、本発明では、スライムコントロール剤とともに、所定の薬剤を用いる。
本発明で用いる薬剤は、塩素系酸化剤、及びスルファミン酸もしくはその塩の組み合わせ、又はクロロスルファミン酸もしくはその塩からなる。これらは、スライムの形成を抑制するとともに、たとえスライムが形成されても、スライム中の微生物を囲む粘着成分を分解する機能に優れる。これにより、併用されたスライムコントロール剤が、粘着成分に阻害されずに微生物を殺菌しやすくなるため、微生物抑制の効率が向上すると推測される。なお、上記組み合わせと、クロロスルファミン酸とは、いずれか一方を用いてもよく、双方を用いてもよい。
塩素系酸化剤、及びスルファミン酸もしくはその塩の組み合わせは、特許文献1に開示されたものであってもよい。具体的に、塩素系酸化剤は、塩素系の酸化剤であれば特に限定されず、コスト、取扱性、安全性、水に対する溶解度等の面から、好ましくは次亜塩素酸又はその塩、更に好ましくは次亜塩素酸ナトリウムである。次亜塩素酸ナトリウムとしては、一般に流通している12%次亜塩素酸ナトリウムを用いることができる。
スルファミン酸又はその塩は、特に限定されず、例えば、スルファミン酸、スルファミン酸アンモニウム等であってよい。スルファミン酸はヒドラジンのように有毒ではなく、安全性が高い。
塩素系酸化剤の有効塩素と、スルファミン酸及びその塩の含有割合は、モル比で(塩素系酸化剤の有効塩素):(スルファミン酸及びその塩)が2:1〜1:5、好ましくは2:1〜1:2であるのが望ましい。塩素系酸化剤の有効塩素とは、JIS K0101に準拠した残留塩素測定方法によって測定される塩素である。
上記組み合わせには、より保存安定性を向上する観点で、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリも含まれることが好ましい。
クロロスルファミン酸又はその塩は、特に限定されず、N−クロロスルファミン酸、N,N−ジクロロスルファミン酸の1種以上、又はそれらの1種以上の塩等であってよい。
薬剤及びスライムコントロール剤の上記機能から、薬剤の添加は、スライムコントロール剤の添加と同時又はそれより前に行うことが好ましい。これにより、スライム形成の抑制又は粘着物質の分解が先行してなされるため、スライムコントロール剤の殺菌作用が速やかに奏されやすい。ただし、薬剤の添加がスライムコントロール剤の添加より後であってもよい。
添加について前、同時、後とは、時間的なものに限られず、場所的なものも包含する。例えば、薬剤の添加がスライムコントロールの添加より前に行われることは、薬剤の添加開始後にスライムコントロールの添加を開始する(時間的)態様のみならず、薬剤の添加個所がスライムコントロール剤の添加個所よりも水系の上流である(場所的)態様も包含する。
薬剤及びスライムコントロール剤の添加個所は、特に限定されない。もっとも、本発明の方法は、スライム障害が検知された個所に、薬剤及びスライムコントロール剤を添加する工程を有することが好ましい。これにより、スライム障害を直接的かつ効率的に解消することができる。従来の方法では、スライム障害が生じた個所に製剤を添加しても、スライムに阻害されて効率的に障害を除去することが困難であったが、本発明では効率的な障害除去が可能である。なお、スライム障害の検知は、常法に沿って行えばよい。
スライム障害が生じやすい個所が特定できている場合、スライム障害が生じやすい個所又はその上流に薬剤を添加し、スライム障害が生じやすい個所にスライムコントロール剤を添加することが好ましい。これにより、スライム障害を効率的に予防することができる。
本発明の方法は、製紙設備の水系において、薬剤をパルプ貯留部に添加し、スライムコントロール剤を抄紙系に添加する工程を有することも好ましい。パルプ貯留部は富栄養状態にあり、スライムが形成されやすいが、ここに薬剤が添加されることでスライム形成が抑制され、その下流(抄紙系を含む)へのスライムの流入が低減する。その結果、抄紙系のスライムコントロール剤が効果的に作用し、微生物を抑制することができる。なお、製紙設備の水系における薬剤及びスライムコントロール剤の添加個所は、これに限られない。
薬剤及びスライムコントロール剤の添加量は、特に限定されず、それぞれ0.2〜500mg/Lであってよい。スライムコントロール剤に対する薬剤の添加量比も特に限定されず、99/1〜5/95(質量比)であってよい。また、スライム障害の程度等の状況に応じて、添加量を適宜変更してもよい。例えば、スライム障害の程度が増した場合、スライムコントロール剤の添加量又は比率を上げても、効率的に殺菌作用が奏されないので、薬剤の添加量又は比率を上げる制御を行ってよい。なお、添加量比は、一定時間内での添加量の比率を指す。
薬剤及びスライムコントロール剤の添加のしかたも特に限定されず、別々に添加してもよく、混合させた後に添加してもよい。薬剤及びスライムコントロール剤の少なくとも一方の添加を、連続的に行ってもよく、間欠的に行ってもよい。なお、薬剤及びスライムコントロール剤は、定量性の観点から、予め濃度調製された溶液(例えば水溶液)の形態であることが好ましい。
本発明の方法が適用される水系は、微生物による障害が生じ得る水系であれば、特に限定されず、各種工場のプラント冷却水系、紙パルプ水系、廃水処理水系、鉄鋼水系、切削油水系等であってよい。
また、本発明の方法では、必要に応じ、殺生物剤、増殖抑制剤、腐食防止剤、銅用防食剤、スケール防止剤、消泡剤、界面活性剤等を更に用いてもよい。
<実施例1>
内径3mmの塩化ビニル製チューブを35℃恒温水槽に通して保温し、そこに培地を8mL/分の量で通した。グルコース2g、硫酸アンモニウム0.35g、リン酸水素二カリウム0.7g、リン酸二水素カリウム0.3g、硫酸マグネシウム7水塩0.05gを、脱塩素した水道水10Lに溶解させた。この溶液に、pH7の0.5Mリン酸緩衝液100mL、菌として、塗工原紙白水を標準培地で培養し10/mL以上の菌数になるよう植菌したものを、上記培地として用いた。チューブの途中にY字管を設けて、表1に示す製剤を添加することができるようにし、4時間添加及び4時間休止のサイクルで製剤を添加した。
7日後にチューブを取り出して割り、チューブ10cm長に付着したスライムを綿棒でふき取り、1mLの滅菌水に分散させ、分散液のATP量を測定した。この結果を表1に示す。なお、ATP量は菌数に比例することが知られている。
Figure 0006249122
CSA:クロロスルファミン酸
DBNE:2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール
ジチオール:4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オン
OPA:オルトフタルアルデヒド
表1に示されるように、クロロスルファミン酸及びスライムコントロール剤を併用した実施例1〜3では、その一方のみを用いた比較例に比べ、添加総量が低いにもかかわらず、ATP量、つまり菌数を顕著に低減でき、スライム付着抑制を効率的に行えたことが分かった。
<実施例2>
塗工原紙を抄造するマシンに発生したピンクスライム(ピンク色を呈するスライムで、紙に移るとピンク色の斑点を生じる)から分離したピンクスライム原因菌Methilobacterium sp.(メチロバクテリウム スピーシーズ)を、標準液体培地で30℃、2日間に亘り培養し、ピンク色の微生物フロックを得た。このフロックを滅菌水で洗浄し、スターラーで砕いて微細フロックを得た。この微細フロックをpH7の1/150Mリン酸緩衝液に分散させ、試験液を得た。この試験液に、表2に示す製剤を添加し、30℃で2時間振とうした後、直ちに亜硫酸を200mg/L添加して、製剤を分解させた。その後、試験液を、滅菌したホモジナイザに入れ、10000rpmで3分間に亘って処理し、菌体を分散させた。分散した菌体の数を寒天平板希釈法で測定した結果を表2に示す。
Figure 0006249122
DBNPA:2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド
反応物A:臭化アンモニウム水溶液と次亜塩素酸ナトリウム水溶液とを混合したもの
DCG:ジクロログリオキシム
表2に示されるように、クロロスルファミン酸をスライムコントロール剤と併用した実施例では、その一方のみを用いた比較例に比べ、菌数を顕著に低減でき、殺菌を効率的に行えたことが分かった。
<実施例3>
バージンパルプ(LBKP)及び脱墨パルプ(DIP)を配合して、塗工原紙を抄造するマシンでは、脱墨パルプの腐敗を原因とするスライム障害が顕著であった。そこで、臭化アンモニウム水溶液と次亜塩素酸ナトリウム水溶液との反応物を、脱墨パルプのチェストに2mg/L(as Cl2対保有水量)で8回/日、抄紙系に2mg/L(as Cl2)で10分間保持するように3回/日、それぞれ添加した。すると、添加開始後には改善が見られたものの、2週間後から白水サイロにスライムが付着し始め、3週間後にはスライムが原因と見られる斑点が紙に発生し始めた。
次に、脱墨パルプのチェストに、スルファミン酸ナトリウムと次亜塩素酸ナトリウムとの反応物を2mg/L(as Cl2対保有水量)4回/日、抄紙系に臭化アンモニウムと次亜塩素酸ナトリウム水溶液との反応物を2mg/L(as Cl2)で10分間保持するように3回/日、それぞれ添加した。すると、白水サイロでのスライム生成は3週間以上に亘って抑えられ、紙での斑点の発生も大幅に低減した。
なお、スルファミン酸ナトリウムと次亜塩素酸ナトリウムとの反応物を脱墨パルプに2mg/L(as Cl2対保有水量)、抄紙系に5mg/L(as Cl2)で30分間保持するように3回/日でそれぞれ添加しても、2週間後にはスライムが付着し始めた。
これにより、製紙設備の水系において、スルファミン酸ナトリウム及び次亜塩素酸ナトリウムの組み合わせをパルプ貯留部に添加し、スライムコントロール剤を抄紙系に添加することで、添加総量が小さくても、効率的にスライムをコントロールできることが分かった。
<実施例4>
酸化デンプンを糊化し、表面サイズ剤として塗工する系において、糊化後の糊液にBNPを20mg/Lの量で連続して添加し、塗工する循環系にBNPを50mg/L(対流入糊液量)で2時間、3回追加して添加する処理を行った。しかし、5日経過すると、腐敗が進行し、pHが6.5から5.5に低下し、腐敗生成物による発泡が始まった。そこで、循環系に添加するBNPに代えて、クロロスルファミン酸を5mg/L(対流入糊液量)で4時間、3回添加したところ、pHが徐々に上昇し、1日後に6.5まで回復し、発泡が収まった。
これにより、クロロスルファミン酸と、スライムコントロール剤を併用することで、添加総量が低いにもかかわらず、効率的に防腐効果が得られることが分かった。これは、系内に付着したスライムにクロロスルファミン酸が作用し、菌体外ポリマー(粘着成分)を分解した結果、元より添加されているスライムコントロール剤が菌に直接作用して防腐効果を発揮したことによると考えられる。

Claims (2)

  1. 製紙設備の水系において、
    塩素系酸化剤、及びスルファミン酸もしくはその塩の組み合わせ、又はクロロスルファミン酸もしくはその塩から選択される1種又は2種以上の薬剤を添加し、
    前記薬剤を添加した後、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ジクロログリオキシム、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンから選択される1種又は2種以上のスライムコントロール剤を添加する、水系の微生物抑制方法。
  2. 塩素系酸化剤、及びスルファミン酸もしくはその塩の組み合わせ、又はクロロスルファミン酸もしくはその塩から選択される1種又は2種以上の薬剤と、
    2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノール、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ジクロログリオキシム、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンから選択される1種又は2種以上のスライムコントロール剤と、を併用し、
    製紙設備の水系において、前記薬剤をパルプ貯留部に添加し、前記スライムコントロール剤を抄紙系に添加する工程を有する水系の微生物抑制方法。
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