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JP4288866B2 - 工業用抗菌方法 - Google Patents

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JP4288866B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工業用抗菌方法に関する。さらに詳しくは、本発明は、紙・パルプ工業における製紙工程水、各種工業用の冷却水などのスライムコントロール、製紙用塗工液、ラテックス、ペイント、糊剤、繊維油剤、金属加工油などの防腐処理などを効果的に行うことができる工業用抗菌方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、紙・パルプ工業における抄紙工程や、各種工業における冷却水系には、細菌や真菌によるスライムが発生し、製品の品質低下や、生産効率の低下などの障害をもたらすことが知られている。また、多くの工業製品、例えば、重油スラッジ、金属加工油剤、繊維油剤、ペイント類、各種ラテックス、糊剤などでは、細菌や真菌による腐敗や汚染が発生し、製品を汚損し価値を低下させるなど、好ましくない事態を招いている。
このような微生物による障害を防止するために、これまでにさまざまな抗菌剤が使用されてきた。古くは有機水銀化合物や、塩素化フェノール系化合物などが使用されていたが、これらの薬剤は人体や魚介類に対する毒性が強く、環境汚染を引き起こすために使用が規制されるようになり、最近では比較的低毒性の有機窒素硫黄系化合物、有機ハロゲン系化合物、有機硫黄系化合物などの有機抗菌剤が、工業用抗菌剤として用いられている。有機抗菌剤は、スライムコントロールや防腐を目的として、広く用いられている化合物であり、長期間にわたり対象系内に存在することができる。しかし、有機抗菌剤は殺菌効力が弱いために、静菌効力が利用されることが多く、しかも処理効果を得るためには添加量を多くすることが必要であるという問題点がある。
一方、無機抗菌剤についても、さまざまな検討がなされている。例えば、特開平5−146785号公報においては、冷却水及び高い塩素消費量を有する水性システムにおいて、微生物を殺害し、生物汚染を制御するための方法として、次亜塩素酸ナトリウムなどの酸化体と臭化アンモニウムなどのアンモニウム塩を混合し、その混合物をすぐに水性システムに添加する方法が提案されている。また、特表平10−506835号公報には、生物の増殖を阻害し、特に循環水の生物ファウリングの防止に有用な方法として、酸化剤の希釈液とアミン源の希釈液をあらかじめ製造し、2種の希釈液を同期的に計量して管路に供給する方法が提案されている。これらの方法を製紙工程水系や冷却水系に適用すると、反応性が強いために、強い殺菌・殺カビ効果を発揮するが、速かに分解してしまうほかに、対象系内の有機物と反応して失効しやすいという問題点がある。特に、防腐対象に用いる場合には、長期間にわたって効果が持続しないという問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、紙・パルプ工業における製紙工程水、各種工業用の冷却水などのスライムコントロール、製紙用塗工液、ラテックス、ペイント、糊剤、繊維油剤、金属加工油などの防腐処理などを効果的に行うことができる工業用抗菌方法を提供することを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、臭化アンモニウムと塩素剤を混合してすみやかに対象水系に添加する抗菌方法において、有機抗菌剤を共存させることにより、無機抗菌剤の強い殺菌・殺カビ効力を保ちつつ、同時に効力の持続性を高めることができ、各々を単独で使用する場合に比較して顕著な相乗効果が発揮され、薬剤の少ない添加量で優れたスライムコントロール効果と防腐効果を実現することが可能となることを見いだし、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)臭化アンモニウムと塩素剤(a成分)を混合してすみやかに製紙工程水または製紙用塗工液に添加する抗菌方法において、有機抗菌剤(b成分)を同期的又は逐次的に添加する工業用抗菌方法であって、有機抗菌剤が、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オン、メチレンビスチオシアネート、3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド、オルトフタルアルデヒド、2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライド、へキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン、5,5−ジメチルヒダントイン、エチレンビスチオシアネート、N−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンまたはの金属錯塩、及び1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンからなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物であり、有効塩素濃度として表したa成分の有効濃度とb成分の有効成分濃度の割合が、30:70〜90:10(重量比)であり、有効塩素濃度として表したa成分の有効濃度が0.2〜50mg/L、b成分の有効成分濃度が0.2〜50mg/Lとなるように添加することを特徴とする工業用抗菌方法、及び、
(2)塩素剤が、塩素、次亜塩素酸ナトリウム又は次亜塩素酸カルシウムである第1項記載の工業用抗菌方法、
を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の工業用抗菌方法においては、臭化アンモニウムと塩素剤(a成分)を混合してすみやかに対象水系に添加し、有機抗菌剤(b成分)を同期的又は逐次的に添加する。本発明に用いる塩素剤に特に制限はなく、例えば、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウム、次亜塩素酸カルシウム、塩素化イソシアヌル酸、塩素化イソシアヌル酸ナトリウムなどを挙げることができる。これらの中で、塩素、次亜塩素酸ナトリウム及び次亜塩素酸カルシウムを好適に用いることができる。
本発明方法において、a成分は、臭化アンモニウムと塩素剤を当量の割合で混合することが好ましい。また、臭化アンモニウムと塩素剤は、それぞれ溶液として混合することが好ましい。臭化アンモニウム溶液及び塩素剤溶液の溶媒としては、例えば、水、有機溶媒と水との混合溶媒などを挙げることができる。a成分は徐々に分解する性質があるので、臭化アンモニウムと塩素剤は混合してすみやかに対象水系に添加し、約60分以内に使用することが好ましく、混合後直ちに対象水系に添加することがより好ましい。臭化アンモニウムと塩素剤の混合方法に特に制限はなく、例えば、臭化アンモニウムと塩素剤のそれぞれの希釈液を製造し、2種類の希釈液を同期的に計量して管路中に供給し、あらかじめ決められた比率で該管路内で連続的に混合し、管路内で有効成分を製造しながら、対象水系に連続的に添加することができる。
【0006】
本発明方法において、b成分として用いる有機抗菌剤に特に制限はなく、例えば、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン又はその金属錯塩、5−クロロ−2−メチルー4−イソチアゾリン−3−オン又はその金属錯塩、4,5−ジクロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−o−トリフルオロメトキシフェニル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンなどのイソチアゾロン系化合物、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2,2−ジブロモ−2−ニトロエタノールなどのブロモニトロアルコール系化合物及びこれらのエステル類、N−ブロモアセトアミド、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミドなどのブロモアミド系化合物、メチレンビスチオシアネート、エチレンビスチオシアネートなどのチオシアネート系化合物、1,2−ビス(ブロモアセトキシ)エタン、1,2−ビス(ブロモアセトキシ)プロパン、1,4−ビス(ブロモアセトキシ)−2−ブテンなどのブロモ酢酸エステル系化合物、ヘキサブロモジメチルスルホンなどのブロモスルホン系化合物、テトラクロロイソフタロニトリル、5−クロロ−2,4,6−トリフルオロイソフタロニトリルなどのハロイソフタロニトリル系化合物、メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸鉄(III)、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸アリルなどのカルバメート系化合物、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オン、3,3,4,4,−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドなどの環状硫黄化合物、トリヨードアリルアルコールなどのヨード化合物、ブロモニトロスチレンなどのブロモニトロ化合物、グルタルアルデヒド、オルトフタルアルデヒド、テレフタルアルデヒドなどのアルデヒド系化合物、モノクロログリオキシム、ジクロログリオキシムなどのハログリオキシム系化合物、α−クロロベンズアルドキシム、2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライド、α−クロロベンズアルドキシムアセテートなどのベンズアルドキシム系化合物、5,5−ジメチルヒダントイン、N−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、1−ブロモ−3−クロロヒダントインなどのヒダントイン系化合物、o−クロロフェノール、p−クロロフェノール、2,2'−ジヒドロキシ−5,5'−ジクロロジフェニルメタンなどのクロロフェノール系化合物、トリクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムなどのクロロイソシアヌル酸系化合物、ヒドラジン、カルバジン酸ヒドラジニウム、2−ヒドラジノエタノール、ベンジルヒドラジンなどのヒドラジン系化合物、塩化ベンゼトニウム、ジメチルオクチルデシルアンモニウムクロライド、ジメチルジデシルアンモニウムクロライド、ジメチルオクチル(オクチルジスルファニルメチル)アンモニウムクロライドなどの第四級アンモニウム塩、オクチルクロロメチルジスルファン、オクチル−o−ニトロフェニルジスルファン、ビス(o−トリフルオロメトキシフェニルカルバモイルエチル)ジスルフィドなどのジスルファン系化合物、ポリオキシプロピレンジアミン、ポリオキシプロピレントリアミンなどのポリオキシプロピレンポリアミン系化合物、へキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン、2−クロロ−4,6−ビス(エチルアミノ)−s−トリアジンなどのトリアジン系化合物、ポリ(ビニルベンジルホスホニウム塩)などのホスホニウム塩ポリマーなどを挙げることができる。これらの有機抗菌剤は、1種を単独で用いることができ、あるいは、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
【0007】
本発明方法においては、上記の有機抗菌剤の中で、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン又はその金属錯塩(MIT)、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン又はその金属錯塩(CMIT)、4,5−ジクロロ−2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン(DOIT)、1,2−べンゾイソチアゾリン−3−オン(BIT)などのイソチアゾロン化合物、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オン(ジチオール)、メチレンビスチオシアネート(MBTC)、5−クロロ−2,4,6−トリフルオロイソフタロニトリル(CFIPN)、3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド(TCS)、オルトフタルアルデヒド(OPA)、グルタルアルデヒド(GA)などのジアルデヒド化合物、2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライド(HPGHC)及びへキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン(トリアジン)を特に好適に用いることができる。
本発明方法において、b成分として用いる有機抗菌剤の製剤形態に特に制限はなく、例えば、水、有機溶媒、各種混合溶媒などを用いて調製された液剤、粉剤、乳化剤、フロアブル剤、ホスト化合物によって包接された包接化合物などを挙げることができる。
【0008】
本発明方法において、a成分とb成分は、別々の添加装置を用いて添加することが好ましい。a成分とb成分の添加順序に特に制限はなく、同時に両成分を添加することができ、あるいは、逐次的に両成分を添加することもできる。a成分とb成分を逐次的に添加する場合、添加順序の先後に制限はなく、a成分、b成分のいずれを先に添加することもできるが、相乗効果を十分に発揮させるためには、両者の系内濃度が維持される期間の時間差が60分以内であることが好ましく、30分以内であることがより好ましい。a成分とb成分を添加する場所は、対象となる微生物が成長している工程又はその前工程に添加することが好ましい。
本発明方法において、a成分とb成分の割合に特に制限はないが、a成分の有効濃度とb成分の有効成分濃度の割合が、5:95〜95:5(重量比)であることが好ましく、30:70〜90:10(重量比)であることがより好ましい。a成分の有効濃度とb成分の有効成分濃度の割合が5:95(重量比)未満であっても、95:5(重量比)を超えても、a成分とb成分の相乗効果が十分に発現しないおそれがある。
本発明方法において、a成分とb成分の添加量に特に制限はなく、対象水系に応じて適宜選択することができるが、a成分の有効濃度は、0.02〜100mg/Lであることが好ましく、0.2〜50mg/Lであることがより好ましい。また、b成分の有効成分濃度は、0.1〜100mg/Lであることが好ましく、0.2〜50mg/Lであることがより好ましい。本発明方法を実施する場合には、あらかじめ対象水系の試料に対する抗菌試験を行って、a成分とb成分の適当な添加量を設定することが好ましい。
本発明方法において、a成分とb成分の相乗効果が発揮される機構の詳細は明らかではないが、a成分により微生物が部分的な損傷を受け、さらにb成分の作用により致命的な損傷にいたるものと推定される。スライムなどの微生物は、系内の水が入れ替わっても同じ場所に残存するので、a成分の作用時期とb成分の作用時期に時間差があっても、a成分による部分的な損傷に続いて、b成分による致命的な損傷が与えられると考えられる。
【0009】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例によりなんら限定されるものではない。
なお、参考例4、実施例1〜3、5〜7及び比較例1〜10において、スライム付着防止効果は、下記の方法により評価した。
塩化ビニル樹脂製の内径180mm、内部容積3,000mLの静止した外部シリンダーと、この外部シリンダー内に同軸的に設置されたSUS304製の外径80mmの内部シリンダーを組み合わせたトルク式スライム付着試験装置を用いた。この装置は、中間タンクに連続供給された人工白水が、循環ポンプによって上部のシリンダーに送られ、シリンダーのオーバーフローは中間タンクに戻り、人工白水が循環する構造になっている。本試験では、人工白水を滞留時間20分間となるように供給した。内部シリンダーを100rpmで回転させ、ブルックフィールド式トルクメータ[東機産業(株)、RE500H型]で内部シリンダの回転トルクを測定した。
時間の経過とともに内部シリンダにスライムが付着すると、内部シリンダ表面の摩擦抵抗が増大し、回転トルクの値が上昇する。この原理を利用して、1分ごとに回転トルクの値をパーソナルコンピュータに自動記録し、回転トルクの値が上昇しはじめる時間をスライム付着開始時間とした。抗菌剤を添加した場合のスライム付着開始時間から、抗菌剤を添加しない場合のスライム付着開始時間を差し引いた値を遅延時間とし、スライム付着防止効果の指標とした。
人工白水として、活性炭カラムで残留塩素を除去した市水に、溶性デンプン142mg/L、硫酸アンモニウム11.6mg/Lとなるように溶解したpH7.0の液を用いた。なお、同じ組成の人工白水を培地として振盪培養した複数の細菌種からなる集殖培養液を、連続供給する人工白水中で(3±1)×107CFU/mLとなるように人工白水に連続添加した。また、この人工白水の温度は、シリンダー内の温度が30±1℃となるように供給ラインで制御した。この人工白水に、抗菌剤を添加することなく試験した場合、スライム付着開始時間は70時間であった。
a成分及びb成分は、所定の濃度がスライム試験装置内で15分間維持される(以下、「15分間維持濃度」と呼ぶ。)ように、1日に3回、すなわち8時間ごとに、微量定量ポンプと注入タイマーを用いて人工白水供給ラインに自動注入した。なお、薬剤の溶解及び希釈には超純水を用いた。
【0010】
実施例1
a成分として、2.5重量%臭化アンモニウム水溶液100重量部と1重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液170重量部を混合して、直ちに人工白水供給ラインに注入を開始し、スライム試験装置内における有効濃度2mg/Lが15分間維持されるように、混合液の注入を15分間維持した。次いで、b成分として、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの金属錯塩混合物の水溶液[ローム・アンド・ハース社、ケーソン886]を、有効成分濃度2mg/Lが15分間維持されるように、人工白水供給ラインに注入した。以後、8時間ごとに同じ注入を繰り返した。なお、a成分の有効濃度は、JIS K 0102 33.2にしたがって、ジエチル−p−フェニレンジアンモニウム(DPD)比色法により測定した。
スライム付着開始時間は200時間であり、遅延時間は130時間であった。
実施例2
b成分として、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オンを用いた以外は、実施例1と同じ試験を行った。
実施例3
b成分として、メチレンビスチオシアネートを用いた以外は、実施例1と同じ試験を行った。
参考例
b成分として、5−クロロ−2,4,6−トリフルオロイソフタロニトリルを用い、その15分間維持濃度を4mg/Lとした以外は、実施例1と同じ試験を行った。
実施例5
b成分として、3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドを用いて、その15分間維持濃度を4mg/Lとした以外は、実施例1と同じ試験を行った。
実施例6
b成分として、2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライドを用いて、その15分間維持濃度を3mg/Lとした以外は、実施例1と同じ試験を行った。
実施例7
b成分として、オルトフタルアルデヒドを用いて、その15分間維持濃度を3mg/Lとした以外は、実施例1と同じ試験を行った。
【0011】
比較例1
a成分として、2.5重量%臭化アンモニウム水溶液100重量部と1重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液170重量部を混合して、直ちに人工白水供給ラインに注入を開始し、スライム試験装置内における有効濃度2mg/Lが15分間維持されるように、混合液の注入を15分間維持した。以後、8時間ごとに同じ注入を繰り返した。スライム付着開始時間は100時間であり、遅延時間は30時間であった。
比較例2
a成分の15分間維持濃度を有効濃度として4mg/Lとした以外は、比較例1と同じ試験を行った。
比較例3
a成分の15分間維持濃度を有効濃度として6mg/Lとした以外は、比較例1と同じ試験を行った。
比較例4
a成分を注入することなく、b成分として5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの金属錯塩混合物の水溶液[ローム・アンド・ハース社、ケーソン886]を注入し、その有効成分の15分間維持濃度を5mg/Lとした以外は、実施例1と同じ試験を行った。
比較例5
b成分として、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オンを用いた以外は、比較例4と同じ試験を行った。
比較例6
b成分として、メチレンビスチオシアネートを用いた以外は、比較例4と同じ試験を行った。
比較例7
b成分として、5−クロロ−2,4,6−トリフルオロイソフタロニトリルを用いて、その15分間維持濃度を7mg/Lとした以外は、比較例4と同じ試験を行った。
比較例8
b成分として、3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドを用いて、その15分間維持濃度を7mg/Lとした以外は、比較例4と同じ試験を行った。
比較例9
b成分として、2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライドを用いた以外は、比較例4と同じ試験を行った。
比較例10
b成分として、オルトフタルアルデヒドを用いた以外は、比較例4と同じ試験を行った。
参考例4、実施例1〜3、5〜7及び比較例1〜10の結果を、第1表に示す。
【0012】
【表1】
Figure 0004288866
【0013】
[注]
a成分:臭化アンモニウム水溶液と次亜塩素酸ナトリウム水溶液を混合
ClMIT:5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの金属錯塩混合物の水溶液[ローム・アンド・ハース社、ケーソン886]
ジチオール:4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オン
MBTC:メチレンビスチオシアネート
CFIPN:5−クロロ−2,4,6−トリフルオロイソフタロニトリル
TCS:3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド
HPGHC:2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライド
OPA:オルトフタルアルデヒド
BIT:1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン
トリアジン:へキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン
第1表から明らかなように、実施例の遅延時間は、対応するa成分又はb成分のみを用いた比較例よりも低い合計添加濃度であっても、比較例の遅延時間より長く、人工白水を用い、実機の白水循環系をシミュレートした本試験系において、a成分とb成分を併用すると、各々を単独で使用する場合に比べて、顕著なスライム付着防止効果が発揮されている。
実施例8〜12及び比較例11〜12(白水に対する殺菌試験)
塗工紙を抄造している製紙工場から採取したpH7.5、COD120mgO/Lの白水を用いて、殺菌試験を行った。この白水の寒天平板希釈法による生菌数は6.4×107CFU/mLであった。また、この白水中の細菌相を、細菌rDNAの塩基配列によって解析したところ、リーメレラ属、シュードモナス属、アシドポラックス属及びアルカリゲネス属が優占菌種として検出された。
実施例1と同様にして調製したa成分と、b成分として4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オンを用い、白水にa成分の有効濃度と有効成分濃度の合計量が5mg/Lになるように添加し、30℃で30分間振盪したのち、直ちに生残菌数を寒天平坂希釈法によって測定した。結果を第2表に示す。
【0014】
【表2】
Figure 0004288866
【0015】
第2表に見られるように、臭化アンモニウムと次亜塩素酸ナトリウムを混合して調製したa成分と4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オンを併用すると、各々の成分を単独に用いた場合に比べて、広い範囲において強力な殺菌効果が発揮されることが明らかである。
実施例13(デンプンスラリーに対する増殖抑制効力試験)
塗工原紙を製造している抄紙機から採取した製紙用デンプンスラリーを用いて、増殖抑制効力試験を行った。このスラリーは、pH7.5、寒天平板希釈法によって測定した生菌数は8.5×104CFU/mLであり、細菌相を細菌rDNAの塩基配列によって調べたところ、シュードモナス属、アルカリゲネス属及びバチラス属が優占菌種として検出された。
この製紙用デンプンスラリーに、実施例1と同様にして調製したa成分を有効濃度が15mg/Lになるように添加し、b成分として5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを有効成分濃度が15mg/Lになるように添加し、30℃の恒温培養器に5日間保存したのち、生残菌数を寒天平板希釈法によって調べたところ、3.4×102CFU/mLであった。
実施例14
a成分を有効濃度が10mg/Lになるように添加し、b成分として2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの有効成分濃度が5mg/L、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの有効成分濃度が15mg/Lになるように添加した以外は、実施例13と同じ試験を行った。
実施例15
a成分を有効濃度が27mg/Lになるように添加し、b成分として4,5−ジクロロ−2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンを有効成分濃度が3mg/Lになるように添加した以外は、実施例13と同じ試験を行った。
実施例16
a成分を有効濃度が10mg/Lになるように添加し、b成分として1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンを有効成分濃度が20mg/Lになるように添加した以外は、実施例13と同じ試験を行った。
実施例17
a成分を有効濃度が15mg/Lになるように添加し、b成分としてグルタルアルデヒドを有効成分濃度が10mg/L、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを有効成分濃度が5mg/Lになるように添加した以外は、実施例13と同じ試験を行った。
実施例18
a成分を有効濃度が15mg/Lになるように添加し、b成分としてへキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジンを有効成分濃度が15mg/Lになるように添加した以外は、実施例13と同じ試験を行った。
【0016】
比較例13
a成分のみを、有効濃度が30mg/Lになるように添加した以外は、実施例13と同じ試験を行った。
比較例14
a成分を添加することなく、b成分として5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを有効成分濃度が30mg/Lになるように添加した以外は、実施例13と同じ試験を行った。
比較例15
b成分として2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンを用いた以外は、比較例14と同じ試験を行った。
比較例16
b成分として3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドを用いた以外は、比較例14と同じ試験を行った。
比較例17
b成分としてグルタルアルデヒドを用いた以外は、比較例14と同じ試験を行った。
比較例18
b成分として1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンを用いた以外は、比較例14と同じ試験を行った。
比較例19
b成分としてへキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジンを用いた以外は、比較例14と同じ試験を行った。
比較例20
a成分、b成分ともに添加することなく、実施例13と同じ試験を行った。
実施例13〜18及び比較例13〜20の結果を、第3表に示す。
【0017】
【表3】
Figure 0004288866
【0018】
[注]
a成分:臭化アンモニウム水溶液と次亜塩素酸ナトリウム水溶液を混合
CMIT:5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン
MIT:2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン
DOIT:4,5−ジクロロ−2−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン
BIT:1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン
GA:グルタルアルデヒド
トリアジン:へキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン
TCS:3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド
第3表に見られるように、a成分の有効濃度とb成分の有効成分濃度の合計量が30mg/Lの条件で比較すると、製紙用デンプンスラリーにおいて、a成分とb成分を併用した実施例13〜実施例18においては、各々の成分を単独で使用した比較例13〜19に比べて生残菌数が顕著に少なく、殺菌、増殖抑制能力に優れていることが明らかである。
実施例19(抄紙マシンにおけるスライムコントロール)
白水pHが7〜8、白水温度35〜40℃の条件で塗工原紙を製造している抄紙マシンにおいて、a成分単独、2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライド単独、又は、a成分と2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライドを併用してスライムコントロールを行い、その処理効果を比較した。
添加濃度は、いずれも白水循環系における有効濃度が7mg/Lを15分間維持できるように、1日に3回、すなわち8時間ごとに白水サイロのファンポンプサクション部分に添加した。a成分の有効濃度と2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライドの有効成分濃度は、重量比で5:2とした。
この結果、a成分単独では、15日目から白水サイロにスライムが付着し、20日目から紙に斑点が発生し始めた。2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライド単独では、10日目から白水サイロにスライムが付着し、14日目にはスライムによる断紙が発生した。一方、a成分と2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライドを併用すると、30日間スライムの付着は皆無であり、良好なスライムコントロール効果が発揮された。
【0019】
【発明の効果】
本発明の工業用抗菌方法によれば、紙・パルプ工業における製紙工程水、各種工業用の冷却水などのスライムコントロール、製紙用塗工液、ラテックス、ペイント、糊剤、繊維油剤、金属加工油などの防腐処理などを効果的に行うことができる。

Claims (2)

  1. 臭化アンモニウムと塩素剤(a成分)を混合してすみやかに製紙工程水または製紙用塗工液に添加する抗菌方法において、有機抗菌剤(b成分)を同期的又は逐次的に添加する工業用抗菌方法であって、有機抗菌剤が、4,5−ジクロロ−1,2−ジチオラン−3−オン、メチレンビスチオシアネート、3,3,4,4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド、オルトフタルアルデヒド、2−(p−ヒドロキシフェニル)グリオキシヒドロキシモイルクロライド、へキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−s−トリアジン、5,5−ジメチルヒダントイン、エチレンビスチオシアネート、N−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンまたはの金属錯塩、及び1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンからなる群から選ばれる1種又は2種以上の化合物であり、有効塩素濃度として表したa成分の有効濃度とb成分の有効成分濃度の割合が、30:70〜90:10(重量比)であり、有効塩素濃度として表したa成分の有効濃度が0.2〜50mg/L、b成分の有効成分濃度が0.2〜50mg/Lとなるように添加することを特徴とする工業用抗菌方法。
  2. 塩素剤が、塩素、次亜塩素酸ナトリウム又は次亜塩素酸カルシウムである請求項1記載の工業用抗菌方法。
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