JP6238237B2 - 鞍乗り型車両の変速操作伝達装置及び変速機 - Google Patents
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Description
この変速操作伝達装置の場合、シフトペダルのアップ操作時やダウン操作時に、入力側部材と出力側部材が圧縮方向や引っ張り方向に相対変位すると、その相対変位を変位検出センサによって検出することができる。
また、旋回部(36a)からの延出長さの長い延出部(36c)は、延出長さの短い延出部(36b)に比較して、小さな入力荷重によってコイルスプリング(36)に大きなトルクを作用させることができる。したがって、シフトペダル(25)の操作荷重を小さくすることができる。
この場合、運転者が操作荷重を加え難いシフトペダル(25)の押し上げ操作時には、押し下げ操作時に比較して小さい操作トルクで変速を行うことができる。
この場合、コイルスプリング(36)の旋回部(36a)やその旋回部(36a)を支持する部分の重量が下方側に付加されるため、変速操作伝達装置(28)の重心が低くなってアンバランスになり難い。したがって、変速操作伝達装置(28)の円滑な作動を得ることができる。
この場合、シフトペダル(25)の操作時にシフトペダル(25)の操作部や運転者の足がコイルスプリング(36)の旋回部(36a)を被う部分と干渉しにくくなる。
また、この発明によれば、コイルスプリングの一端側の延出部と他端側の延出部の旋回部からの延出長さが異なっているため、入力側部材を圧縮側に動かした場合と、引っ張り側に動かした場合の操作荷重を異なるものに設定することができる。
同図に示すように、入力側部材29は、後端部にシフトペダル25との連結点P1を有する入力ロッド31と、入力ロッド31に保持される係合プレート32と、を備えている。入力ロッド31の軸方向の略中央位置には、当接フランジ31aが一体に形成されている。係合プレート32は、入力ロッド31の当接フランジ31aよりも後方側のロッド部31bの外周面に摺動自在に嵌合される係止フランジ32aと、係止フランジ32aから当接フランジ31aの外側を跨いで前方に延出する延出片32bと、を備えている。延出片32bの前端部には、延出片32bを板厚方向に貫通する係合孔33が形成されている。入力ロッド31と係合プレート32とは、当接フランジ31aと係止フランジ32aとで当接することにより、軸方向に沿った入力荷重を伝達し得るようになっている。
また、コイルスプリング36の旋回部36aは、筒状ブロック34内の円筒状の支持壁38に嵌合される等して、筒状ブロック34に係止されている。したがって、旋回部36aは、出力側部材30と一体になって軸方向に沿って変位する。
したがって、シフトペダル25の押し下げ操作や押し上げ操作の有無は、これらのマイクロスイッチ39A,39Bによって検出することができる。
なお、この実施形態においては、マイクロスイッチ39A,39Bは筒状ブロック34内の中心軸線cよりも下方位置に配置されている。
また、この実施形態においては、変速機20は、変速機構を有する変速機本体の他、変速操作軸23と、入力アーム24と、変速操作伝達装置28とを含んでいる。
この他の実施形態に係る変速操作伝達装置128は、基本的な構成は上記の実施形態とほぼ同様であるが、コイルスプリング36の第2の延出部36cを係止する部分と第1の延出部36bと当接可能な部分が一体の入力側ブロック131によって形成されている点が異なっている。なお、図中の符号50は、入力側ブロック131の圧縮側と引っ張り側の変位をマイクロスイッチ39A,39Bの中間位置に伝達するための伝達ロッドである。
また、上記の実施形態においては、入力側部材29と出力側部材30の相対変位を検出する変位検出センサがマイクロスイッチ39A,39Bによって構成されているが、変位検出センサはこれに限らず、例えば、近接スイッチ等によって構成するようにしても良い。
また、この発明を適用する車両は、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)に限らず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪の小型車両も含まれる。
23…変速操作軸(変速機本体の変速操作部)
25…シフトペダル
27…ペダル軸(シフトペダルの操作部)
28…変速操作伝達装置
29…入力側部材
30…出力側部材
36…コイルスプリング
36a…旋回部
36b…第1の延出部(延出部)
36c…第2の延出部(延出部)
39A,39B…マイクロスイッチ(変位検出センサ)
40…反力生成手段
Claims (6)
- シフトペダル(25)に連結される入力側部材(29)と、
変速機本体の変速操作部(23)に連結される出力側部材(30)と、
前記入力側部材(29)と前記出力側部材(30)の間に圧縮側反力と引っ張り側反力を作用させる反力生成手段(40)と、
前記反力生成手段(40)の反力に抗した前記入力側部材(29)と前記出力側部材(30)の相対変位を検出する変位検出センサ(39A,39B)と、
を備えた鞍乗り型車両の変速操作伝達装置(28)において、
前記反力生成手段(40)は、旋回部(36a)の一端側と他端側とに延出部(36b,36c)が設けられたコイルスプリング(36)を有し、前記コイルスプリング(36)の前記旋回部(36a)が前記入力側部材(29)と前記出力側部材(30)のいずれか一方に係止されるとともに、
前記コイルスプリング(36)の一端側の延出部(36b)と他端側の延出部(36c)とは、前記旋回部(36a)からの延出長さが異なっており、
一端側と他端側の前記延出部(36b,36c)は、それぞれ前記入力側部材(29)と前記出力側部材(30)のいずれか他方に一体変位可能に係止されることを特徴とする鞍乗り型車両の変速操作伝達装置。 - 前記コイルスプリング(36)の前記旋回部(36a)は、前記入力側部材(29)の操作入力方向と交差する姿勢で前記入力側部材(29)と前記出力側部材(30)のいずれか一方に係止されていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の変速操作伝達装置。
- 前記コイルスプリング(36)の一端側の前記延出部(36b)と他端側の前記延出部(36c)のうち、前記シフトペダル(25)が押し上げ操作されたときに押圧される側の延出部(36c)は、前記シフトペダル(25)が押し下げ操作されたときに押圧される側の延出部(36b)よりも長く形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両の変速操作伝達装置。
- 前記コイルスプリング(36)の旋回部(36a)は、車両搭載状態において、前記延出部(36b,36c)よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両の変速操作伝達装置。
- 前記入力側部材(29)と出力側部材(30)とは、車両搭載状態において、前記シフトペダル(25)の操作部よりも下方に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両の変速操作伝達装置。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の変速操作伝達装置を備えることを特徴とする鞍乗り型車両の変速機。
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