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JP6217389B2 - Fm受信装置、fm受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、受信技術に関し、特にFM信号を受信するFM受信装置、FM受信方法に関する。
FM受信機においてFM検波した信号がバズビート等の妨害を受けると、信号の品質が悪化する。これに対応するために、インターキャリア方式のテレビジョン信号受信回路では、音声検波回路にて得られた音声信号に、自動周波数調整回路によって直交検波されたPM成分を加算することによって、音声信号に含まれたバズ成分を打ち消している(例えば、特許文献1)。
特開平9−139900号公報
ダイレクト・コンバージョン方式等の直交検波器が備えられたFM受信機では、FM検波後のビートノイズが生じる。この影響を低減するために、例えば、AFC(Automatic Frequency Control)によってFM検波信号の直流成分、つまり、受信RF信号とローカル発振信号との周波数差が検出される。さらに、検出した周波数差によって、受信RF信号の周波数と同一になるようにローカル発振器の周波数が調節される。これにより、周波数差dfが小さくなるので、ビートノイズの周波数も小さくなり、ビートノイズが音声として聞こえにくくなる。
一方、業務用無線機では、CTCSS(Continuous Tone Coded Squelch System)やDCS(Digital−Coded Squelch)などのトーンスケルチ方式が使用されることがある。これらのトーンスケルチ方式では可聴帯域よりも低い周波数の信号を使用する。そのため、トーンスケルチ方式に対して、前述のAFC方式を使用した場合、トーンスケルチ用の信号にAFCが追従してしまうので、FM検波後のトーンスケルチ用の信号が減衰したり歪んだりしてしまう。その結果、スケルチが誤動作する。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、FM検波した信号におけるビートノイズの影響を低減する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のFM受信装置は、FM信号を直交検波する直交検波器と、直交検波器において直交検波がなされたFM信号をFM検波することによって、検波信号を生成するFM検波部と、FM検波部において生成した検波信号をもとに、直交検波器において使用されるローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、ローカル発振信号を出力すべきローカル発振器へ制御信号をフィードバックするAFC部と、FM検波部において生成された所定のタイミングの検波信号を基準値とし、基準値と検波信号の差分信号を生成する差分計算部と、差分計算部において生成した差分信号と、FM検波部において生成した検波信号とを加算する加算部と、を備える。
本発明の別の態様は、FM受信方法である。この方法は、FM信号を直交検波するステップと、直交検波がなされたFM信号をFM検波することによって、検波信号を生成するステップと、生成した検波信号をもとに、直交検波するステップにおいて使用されるローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、ローカル発振信号を出力すべきローカル発振器へ制御信号をフィードバックするステップと、所定のタイミングにおいて生成した検波信号を基準値として記憶するステップと、生成した検波信号基準値との差分信号を生成するステップと、生成した差分信号と、生成した検波信号とを加算するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、FM検波した信号におけるビートノイズの影響を低減できる。
本発明の実施例に係る受信装置の構成を示す図である。 図1の直交検波部から出力される信号のスペクトラムを示す図である。 図1のFM検波部から出力される信号のスペクトラムを示す図である。 図4(a)−(d)は、図1のFM検波部の動作概要を示す図である。 図1の受信装置による受信手順を示すフローチャートである。
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例は、ダイレクト・コンバージョンにて、トーンスケルチ用の信号をFM検波するFM受信装置に関する。ここで、直交検波はアナログにてなされ、FM検波はデジタルにてなされる。アナログのデバイスにおいて、誤差が生じるので、直交検波器での原点とFM検波器での原点とは完全に一致せず、直交検波器の直交度も完全に90度とするのは困難である。原点がずれている場合に、無変調の受信信号の周波数とローカル発振器の発振周波数とがずれれば、位相により復調信号が振動する。これがビートノイズに相当する。なお、ダイレクト・コンバージョンではなく、ヘテロダイン方式にて、無線周波数よりも低い中間周波数に変換された後に直交検波を実行する場合、直交検波もデジタル処理が可能であり、その場合は原点ずれや直交度ずれといった問題が生じず、ビートノイズも生じない。
ビートノイズを低減するためには、無変調の受信信号の周波数とローカル発振器の発振周波数とを一致させればよい。そのためのAFCは、FM検波信号のDCオフセットがゼロとなるように、ローカル発振器の発振周波数を制御する。ここで、通常の音声信号により変調された信号に対して、AFCが反応しないように、フィードバック制御の伝達関数が設定される。音声信号の音声周波数は、一般的に300Hz〜3000Hzといわれている。FMによる通信の場合、300Hz以下の周波数に、さまざまな制御信号を重畳させる場合がある。この制御信号は、CTCSSやDCSのような低速データに相当する。しかしながら、AFCによって、300Hz以下の制御信号にも反応するので、制御信号の成分が減衰する方向になる。
これに対応するために本実施例のFM受信装置は、FM検波信号をもとにAFCを実行することによって、ローカル発振器の周波数を制御するとともに、AFCの制御信号をFM検波信号に加算する。この加算によって、減衰した制御信号の成分が増加する。
図1は、本発明の実施例に係る受信装置100の構成を示す。受信装置100は、アンテナ10、直交検波部12、第1ADC部14、第2ADC部16、FM検波部18、AFC部20、DAC部22、ローカル発振器24、制御部26、差分計算部28、加算部30を含む。直交検波部12は、第1増幅部40、分配部42、第1ミキサ44、第1LPF部46、第2増幅部48、移相部50、第2ミキサ52、第2LPF部54、第3増幅部56を含む。AFC部20は、第3LPF部60、第4増幅部62を含む。
アンテナ10は、図示しない送信装置からのRF(Radio Frequency)信号を受信する。RF信号には、FM変調がなされており、かつCTCSSやDCSなどのトーンスケルチ方式が使用されている。アンテナ10は、受信したRF信号を第1増幅部40へ出力する。第1増幅部40は、LNA(Low Noise Amplifier)であり、アンテナ10からのRF信号を増幅する。第1増幅部40は、増幅したRF信号を分配部42へ出力する。分配部42は、第1増幅部40からのRF信号を2系統に分離する。分配部42は、分離したRF信号を第1ミキサ44、第2ミキサ52へ出力する。
ローカル発振器24は、DAC部22からの制御信号に応じてローカル発振信号の周波数を調節し、周波数が調節されたローカル発振信号を第1ミキサ44、移相部50へ出力する。ここで、ローカル発振器24は、制御信号の電圧が高くなるほど、ローカル発振信号の周波数を高くする。移相部50は、ローカル発振器24からのローカル発振信号を90度位相シフトする。移相部50は、位相シフトしたローカル発振信号を第2ミキサ52へ出力する。
第1ミキサ44は、分配部42からのRF信号とローカル発振器24からのローカル発振信号とを乗算することによって、ベースバンドの同相成分信号(以下、「I信号」という)を生成する。第1ミキサ44は、I信号を第1LPF部46へ出力する。第2ミキサ52は、分配部42からのRF信号と移相部50からのローカル発振信号とを乗算することによって、ベースバンドの直交成分信号(以下、「Q信号」という)を生成する。第2ミキサ52は、Q信号を第2LPF部54へ出力する。
第1LPF部46は、第1ミキサ44からのI信号のうち遮断周波数以上の周波数の信号を除去することによって帯域制限を実行する。第1LPF部46は、低域成分のI信号(以下、これもまた「I信号」という)を第2増幅部48へ出力する。第2LPF部54は、第2ミキサ52からのQ信号のうち遮断周波数以上の周波数の信号を除去することによって帯域制限を実行する。第2LPF部54は、低域成分のQ信号(以下、これもまた「Q信号」という)を第3増幅部56へ出力する。第2増幅部48は、第1LPF部46からのI信号を増幅して、第1ADC部14へ出力する。第3増幅部56は、第2LPF部54からのQ信号を増幅して、第2ADC部16へ出力する。ここで、直交検波部12は、アナログのデバイスであり、例えば1チップで構成される。
直交検波部12は、ダイレクト・コンバージョンを実行しており、第1ミキサ44、第2ミキサ52、第2増幅部48、第3増幅部56がアナログ回路で構成される場合、それらから発生した不要な直流成分が、I信号およびQ信号に重畳される。図2は、直交検波部12から出力される信号のスペクトラムを示す。ここでは、RF信号が無変調であり、かつRF信号とローカル発振信号との周波数差dfがある場合のI信号およびQ信号のスペクトラムを示す。0Hzの部分に、直交検波部12の内部で発生した不要直流成分があり、dfの部分に、RF信号がある。図1に戻る。
第1ADC部14は、第2増幅部48からのI信号に対してアナログ/デジタル変換を実行する。第1ADC部14は、デジタル信号に変換したI信号(以下、これもまた「I信号」という)をFM検波部18へ出力する。第2ADC部16は、第3増幅部56からのQ信号に対してアナログ/デジタル変換を実行する。第2ADC部16は、デジタル信号に変換したQ信号(以下、これもまた「Q信号」という)をFM検波部18へ出力する。
FM検波部18は、I信号とQ信号、つまり直交検波がなされたFM信号をFM検波する。FM検波として、例えば、Arctan検波が実行される。Arctan検波では、I信号およびQ信号のそれぞれを三角形の2辺として、その角度が導出される。単位時間あたりの角度の変化が角速度、つまり周波数になるので、FM変調の復調が可能になる。
図3は、FM検波部18から出力される信号のスペクトラムを示す。図示のごとく、不要直流成分によってdfの周波数とその高調波にビートノイズが発生する。前述のごとく、RF信号が無変調であり、ローカル発振信号と周波数差dfがある場合、直交検波部12の内部で発生した不要直流成分がI信号およびQ信号に重畳され、検波信号にビートノイズが現われる。また、直交検波部12からのI信号およびQ信号と、FM検波部18のそれぞれの直交座標上の原点はかならずしも一致しない。これは、直交検波部12を構成しているダイレクト・コンバージョンチップはアナログ動作であるので、ばらつきがあるためである。ここで、直交検波とFM検波の原点位置の違いの大きさがビートノイズの音量に比例し、周波数ずれがビート周波数の基本周波数となる。
なお、直交検波部12として、ダイレクト・コンバージョンの代わりに、ヘテロダイン方式が使用されていれば、周波数が低いので、直交検波器はデジタル化が可能になる。その際、直交検波器とFM検波器とのオフセットずれが生じることはない。しかしながら、アナログのダイレクト・コンバージョンを実行するとともに、Arctan検波を実行する場合には、周波数ずれによるビートノイズが発生してしまうので、周波数差を小さくするためにAFCが必要になる。
以下では、FM検波部18の動作をさらに詳しく説明する。図4(a)−(d)は、FM検波部18の動作概要を示す。図4(a)は、直交検波部12の原点とFM検波部18の原点とが一致している場合のコンスタレーションを示す。RF信号とローカル発振信号との周波数がずれると、周波数のずれに応じた速さで直交座標上のポイントが回転する。図4(b)は、検出信号の時間変化を示す。周波数のずれが一定であれば、回転の速度は一定である。Arctan検波は、角度の変化を検出するので、回転の速度が一定であれば、一定の値が出力される。これが、検波信号のDCオフセットになる。
図4(c)は、直交検波部12の原点とFM検波部18の原点とが一致していない場合のコンスタレーションを示す。図中の「P0」は直交検波部12の原点を示し、「P1」はFM検波部18の原点を示し、「P2」は検波信号を示す。RF信号とローカル発振信号との周波数がずれると、周波数のずれに応じた速さで直交座標上のポイントが回転する。図4(d)は、検出信号の時間変化を示す。周波数のずれが一定であれば、回転の速度は一定である。Arctan検波は、角度の変化を検出するが、直交座標上の原点が一致しないので、回転の速度が一定であっても、FM検波部18により検出される角度が異なるので、変化分が変調される。その結果、図示のごとく、原点ずれによるビートノイズが生じている。図1に戻る。
第3LPF部60は、FM検波部18において生成した検波信号に対して、低域通過処理を実行する。これは、検波信号の平均値を導出することに相当する。そのため、第3LPF部60において、検波信号の直流成分、つまりRF信号とローカル発振信号との周波数差が検出される。第4増幅部62は、第3LPF部60からの信号を増幅することによって、制御信号を生成する。第4増幅部62における増幅によって、AFCループのゲインが決められる。このように、AFC部20は、FM検波部18において生成した検波信号をもとに、直交検波において使用されるローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成する。つまり、AFC部20は、ローカル発振器24の周波数とRF信号の周波数とを同一にするための制御を実行する。
ここでは、AFC制御を具体的に説明する。RF信号の周波数finとローカル発振信号の周波数floが一致した場合の検出信号の電圧が中心電圧V0とされる。周波数差(flo−fin)がプラスの場合に検出信号の電圧がV0よりも高くなり、かつローカル発振器24へ入力される制御信号の電圧が上がると発振周波数が高くなる場合、周波数差(flo−fin)がプラスになると、検出信号の電圧がV0よりも高くなる。その結果、ローカル発振信号の周波数を下げるために、制御信号の電圧を下げるような制御がなされる。これにより、周波数差dfが0になり、ビートノイズの周波数も0Hzとなるので、音声として聞こえなくなる。AFCを実行すると、CTCSSやDCSといった可聴周波数よりも低い周波数の変調信号が重畳されたFM信号においてもAFCが反応し、これが復調信号を打ち消す動作となり、CTCSSやDCSが減衰もしくはひずむ。
DAC部22は、第4増幅部62からの制御信号をデジタル/アナログ変換して、アナログ信号の制御信号(以下、これもまた「制御信号」という)をローカル発振器24へ出力する。つまり、AFC部20は、ローカル発振信号を出力すべきローカル発振器24へ制御信号をフィードバックする。
制御部26は、受信装置100の電源がオンになったタイミング、受信装置100がRF信号の受信を開始したタイミングを検出する。これらのタイミングは、「開始タイミング」と総称される。開始タイミングの検出には公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。制御部26は、処理の開始タイミングを差分計算部28に指示する。このように制御部26は、差分計算部28の動作を制御する。
差分計算部28は、第3LPF部60からの信号、つまり第3LPF部60において低域通過処理した検波信号を入力する。差分計算部28は、制御部26によって指示される処理の開始タイミングにおいて、第3LPF部60において低域通過処理した検波信号を基準値として取得して、記憶する。差分計算部28は、基準値を記憶した後、第3LPF部60において低域通過処理した検波信号と基準値との差分を差分信号として順次生成する。つまり、差分計算部28は、FM検波部18において生成した検波信号をもとに、基準値との差分信号を生成する。差分計算部28は、差分信号を加算部30へ出力する。
加算部30は、差分計算部28において生成した差分信号と、FM検波部18において生成した検波信号とを加算する。これは、AFC部20によるFM検波部18の出力電圧変動をキャンセルする動作に相当する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
以上の構成による受信装置100の動作を説明する。図5は、受信装置100による受信手順を示すフローチャートである。制御部26が受信開始を検出すれば(S10のY)、差分計算部28は、基準値を取得する(S12)。制御部26が受信開始を検出しなければ(S10のN)、差分計算部28は、第3LPF部60の出力値−基準値を計算することによって差分信号を生成する(S14)。差分計算部28は、差分信号を出力する(S16)。
本実施例によれば、AFCによって、RF信号の周波数とローカル発振信号の周波数とが近くなるので、ビートノイズを低減できる。また、低域透過処理した検波信号と基準値との差分を検波信号に加算するので、トーンスケルチ用の信号の減衰を抑制できる。また、処理の開始タイミングの低域透過処理した検波信号を基準値として記憶するので、処理の精度を向上できる。また、ダイレクト・コンバージョン型のFM受信装置において、I信号およびQ信号に重畳される不要直流成分によって発生するビートノイズの影響を低減できる。また、FM検波後の音声信号における低周波信号がAFCによって歪む、また減衰することも低減できる。また、トーンスケルチ用の信号がRF信号に含まれている場合に、AFCがこの信号に追従して、FM検波後のトーンスケルチ用の信号が減衰したり歪んだりしてしまうことに対して、差分信号を加算するので、トーンスケルチ用の信号を戻すことができる。また、トーンスケルチ用の信号が戻されるので、スケルチ動作を正常に実行できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
10 アンテナ、 12 直交検波部、 14 第1ADC部、 16 第2ADC部、 18 FM検波部、 20 AFC部、 22 DAC部、 24 ローカル発振器、 26 制御部、 28 差分計算部、 30 加算部、 40 第1増幅部、 42 分配部、 44 第1ミキサ、 46 第1LPF部、 48 第2増幅部、 50 移相部、 52 第2ミキサ、 54 第2LPF部、 56 第3増幅部、 60 第3LPF部、 62 第4増幅部、 100 受信装置。

Claims (3)

  1. FM信号を直交検波する直交検波器と、
    前記直交検波器において直交検波がなされたFM信号をFM検波することによって、検波信号を生成するFM検波部と、
    前記FM検波部において生成した検波信号をもとに、直交検波器において使用されるローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、ローカル発振信号を出力すべきローカル発振器へ制御信号をフィードバックするAFC部と、
    前記FM検波部において生成された所定のタイミングの検波信号を基準値とし、前記基準値と検波信号の差分信号を生成する差分計算部と、
    前記差分計算部において生成した差分信号と、前記FM検波部において生成した検波信号とを加算する加算部と、
    を備えることを特徴とするFM受信装置。
  2. 前記差分計算部の動作を制御する制御部をさらに備え、
    前記AFC部は、
    前記FM検波部において生成した検波信号に対して、低域通過処理を実行する低域通過フィルタを備え
    前記制御部は、受信開始の処理の開始タイミングを前記所定のタイミングとして前記差分計算部に指示し、
    前記差分計算部は、前記所定のタイミングにおいて、前記低域通過フィルタからの信号を基準値として取得するとともに、前記低域通過フィルタからの信号と基準値との差分を差分信号として順次生成することを特徴とする請求項1に記載のFM受信装置。
  3. FM信号を直交検波するステップと、
    直交検波がなされたFM信号をFM検波することによって、検波信号を生成するステップと、
    生成した検波信号をもとに、直交検波するステップにおいて使用されるローカル発振信号の周波数を制御するための制御信号を生成し、ローカル発振信号を出力すべきローカル発振器へ制御信号をフィードバックするステップと、
    所定のタイミングにおいて生成した検波信号を基準値として記憶するステップと、
    生成した検波信号と前記基準値との差分信号を生成するステップと、
    生成した差分信号と、生成した検波信号とを加算するステップと、
    を備えることを特徴とするFM受信方法。
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