JP6190685B2 - 蓋付カップ容器 - Google Patents
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Description
この蓋付カップ容器によれば、レバー片をヒンジ部回りに回動操作することで、切刃を利用してシール材を開封することが可能とされている。
(1)本発明に係る蓋付カップ容器は、開口部がシール材で密封された有底筒状のカップ体と、前記カップ体に被着され、前記シール材を覆う天壁部を有する蓋体と、前記天壁部の上方に配置され、前記天壁部に形成された貫通孔を通じて前記シール材を破断して開封する開封部材と、を備え、前記開封部材は、ヒンジ部を介して前記天壁部に連結された切刃支持体と、前記切刃支持体のうち前記貫通孔の上方に位置する先端部に形成され、前記シール材に向けて突出した切刃と、を備え、前記蓋体には、容器軸方向に沿う前記切刃と前記シール材との間で、前記貫通孔の内側に向かって突出し、前記シール材の変形を規制する規制片が形成され、前記規制片は、容器軸方向から見た平面視で前記切刃と容器軸方向に重なるように形成されていると共に、弾性変形可能に形成されていることを特徴とする。
特に、切刃とシール材との間には、蓋体から貫通孔の内側に向かって規制片が突出しているので、開封前の段階で、例えば落下等による衝撃が加わることでシール材が上方に膨らんだとしても、規制片が該シール材のうち貫通孔と対向する部分の変形を規制して、切刃にシール材が接触することを抑制できる。従って、シール材に例えば孔が開く等の不都合が生じることを抑制でき、開封前における密封性の信頼性を向上することができる。
また、規制片が平面視で切刃と容器軸方向に重なっているので、開封前の段階で、シール材が切刃に対して接触することをより効果的に抑制することができる。
さらに、開封時、規制片が切刃支持体の回動操作に伴って移動する切刃に対して接触したとしても、規制片は切刃によって押されて弾性変形する。そのため、切刃によるシール材の破断を規制片が何ら阻害する必要がないので、開封を確実に行える。また、切刃を下方から広く覆うように規制片を形成することもできるので、開封前におけるシール材と切刃との接触をさらに効果的に抑制することができる。
(蓋付カップ容器の構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態の蓋付カップ容器1は、内部に図示しない内容物が収容され、開口部10がシール材5で密封された有底筒状のカップ体2と、このカップ体2に被着され、シール材5を覆う天壁部22を有する蓋体3と、天壁部22の上方に配置され、天壁部22に形成された貫通孔22aを通じてシール材5を破断して開封する開封部材4と、を備えている。
連結板21の下面には、周方向に間隔をあけて配置された当接リブ片24が装着筒部20に対しても連結された状態で形成されている。連結板21は、この当接リブ片24を介してシール材5を間に挟みながらフランジ部13の上面に重なっている。
但し、当接リブ片24は必須なものではなく、連結板21がシール材5を間に挟みながら直接フランジ部13の上面に重なっていても良い。また、当接リブ片24は環状に形成されていても良い。なお、当接リブ片24を環状に形成した場合には、フランジ部13と連結板21との間の密封性を高めることができ好ましい。
図示の例では、貫通孔22aは、径方向に沿った長さが周方向に沿った長さよりも僅かに長い平面視矩形状に形成されている。なお、貫通孔22aの周縁部のうち径方向外側に位置する外縁部は、突出壁部23の後述する内壁23bに達し、貫通孔22aの周縁部のうち径方向内側に位置する内縁部は、容器軸Oよりも径方向外側に位置している。
なお、突出壁部23については、後に説明する。
さらに、レバー片30のうちヒンジ部32との接続部分から先端部30aに至る部分には、内容物を通過させる流出口34が形成されている。但し、流出口34は必須なものではなく、形成しなくても良い。
なお、図示の例では、第1突出壁部23A及び第2突出壁部23Bは、外壁23a及び内壁23bを有し、これら外壁23a及び内壁23bの上端部同士が連結された二重壁構造とされている。
具体的には、規制片40は、第1突出壁部23Aにおける内壁23bのうち、レバー片30の先端部30aの径方向外側に位置する部分から径方向内側に向かって突出するように形成されている。図示の例では、規制片40は弾性変形可能な薄肉とされ、平面視半円形状に形成されていると共に、平面視で切刃31よりも径方向内側に突出するように形成されている。これにより、規制片40は切刃31の先端部31aの一部(周方向中央部)を下方から覆っており、これによって規制片40と切刃31とは容器軸O方向に重なった状態とされている。
次に、上述したように構成された蓋付カップ容器1を使用する場合について説明する。
まず、図4に示すように、レバー片30の基端部30bを引き上げ操作して、ヒンジ部32を中心にレバー片30を回動させる。これにより、ヒンジ部32を中心にレバー片30の先端部30a及び切刃31を下方移動させることができる。この際、切刃31は規制片40を押し下げるように弾性変形させながら、図3に示す移動軌跡L(ヒンジ部32を中心とした回動軌跡)に沿って下方移動する。そして、下方移動した切刃31は、天壁部22の貫通孔22aを通過した後、図4に示すように、シール材5に接触して該シール材5を破断する。これにより、蓋付カップ容器1の開封作業を行うことができる。
従って、シール材5に例えば穿孔が形成されたり、シール材5が破断したりする等の不都合が生じることを抑制することができる。その結果、開封前における密封性の信頼性を向上することができる。
また、開封時、規制片40は、上述したように切刃31によって押されて弾性変形するので、該切刃31によるシール材5の破断を規制片40が何ら阻害することがない。従って、規制片40が形成されていても開封を確実に行うことができる。なお、規制片40は薄肉であり、抵抗少なく弾性変形するので、レバー片30の回動操作を抵抗少なく容易に行える。
なおこの場合には、開封時、切刃31がヒンジ部32を中心に回動した際に、切刃31の先端部31aと規制片40とが接触しないように構成することが可能である。従って、規制片40に剛性を持たせることができ、シール材5の膨出をより確実に防止することができる。加えて、レバー片30の回動操作をよりスムーズに行えると共に、回動操作時における操作力が、途中で規制片40を弾性変形させることに費やされないので、例えば僅かな操作力であってもシール材5をより良好に破断することができる。
また、例えば、規制片40の径方向内端部が切刃31の先端部31aの真下に位置し、規制片40の径方向内端部と切刃31の先端部31aとが容器軸O方向に重なる構成のように、規制片40を切刃31よりも径方向内側に突出させなくてもよい。この場合であっても、規制片40を利用して、開封前の段階で、シール材5が上方に膨らみ、切刃31に接触することを抑制することができる。
さらに、規制片40は切刃31とシール材5との間に位置していれば良い。従って、規制片40と切刃31とが容器軸O方向に重なっていなくても良く、規制片40が貫通孔22aの内側に向かって突出することで、シール材5のうち貫通孔22aと対向する部分の変形を規制できれば良い。
例えば、基端部(根元部)がヒンジ部32に連結され、先端部に切刃31が形成された切刃支持体であっても構わない。この場合には、例えば切刃支持体の先端部を下方に押し下げ操作することで、ヒンジ部32を中心に切刃32を下方移動させることができる。従って、同様の作用効果を奏功することができる。
1…蓋付カップ容器
2…カップ体
3…蓋体
4…開封部材
5…シール材
22…蓋体の天壁部
22a…貫通孔
30…切刃支持体(レバー片)
30a…レバー片の先端部
31…切刃
32…ヒンジ部
40…規制片
Claims (2)
- 開口部がシール材で密封された有底筒状のカップ体と、
前記カップ体に被着され、前記シール材を覆う天壁部を有する蓋体と、
前記天壁部の上方に配置され、前記天壁部に形成された貫通孔を通じて前記シール材を破断して開封する開封部材と、を備え、
前記開封部材は、
ヒンジ部を介して前記天壁部に連結された切刃支持体と、
前記切刃支持体のうち前記貫通孔の上方に位置する先端部に形成され、前記シール材に向けて突出した切刃と、を備え、
前記蓋体には、容器軸方向に沿う前記切刃と前記シール材との間で、前記貫通孔の内側に向かって突出し、前記シール材の変形を規制する規制片が形成され、
前記規制片は、容器軸方向から見た平面視で前記切刃と容器軸方向に重なるように形成されていると共に、弾性変形可能に形成されていることを特徴とする蓋付カップ容器。 - 請求項1に記載の蓋付カップ容器において、
前記規制片と前記切刃とは、破断可能な連結部を介して連結されていることを特徴とする蓋付カップ容器。
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