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JP6164985B2 - 記録装置及びインク残量検知方法 - Google Patents

記録装置及びインク残量検知方法 Download PDF

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Description

本発明は記録装置及びインク残量検知方法に関し、特に、例えば、電極を用いたインクタンク内のインク残量を検知する構成を有するインクジェット記録装置及びインク残量検知方法に関する。
近年、記録用紙などの記録媒体に記録ヘッドの各ノズルからインクを吐出し、そのインクを記録媒体上に付着させて、ドットを形成することにより記録を行うインクジェット記録装置(以下、記録装置)が広く普及している。ここで、記録ヘッドの各ノズルには、ヒータやピエゾ素子といった吐出エネルギー発生素子が設けられており、この素子に電気信号を印加することで、ノズルからインクを吐出させている。
このような記録装置において、記録ヘッドが消費するインクは、記録装置本体に装着されたインクタンクから供給される。従って、記録装置ではインクタンク内のインク量が不足しているにもかかわらず、記録を継続していくと、正規のインク吐出量での吐出ができなくなり、濃度ムラなどの記録画像に欠陥が生じる。さらに、特にヒータを使用してインクを吐出させるサーマル方式の記録装置では、記録ヘッド内にインクがない状態で、ヒータに電気信号が印加された場合、直接ノズル表面に吐出エネルギーの負荷がかかることにより、ヘッド破壊につながる可能性もある。
この問題を解決するため、従来よりこのような記録装置ではインクタンク内のインク残量が少なくなった事を検知する構成を有している。以下、インクタンク内のインク残量が少なくなった事を検知することをインク残量検知と呼ぶことにする。ここで、インク残量検知の手段として、光学方式、メカニカル方式、電極方式が実用化されており、特に電極方式は複雑な構成を必要とせず、安価に構成できるという点から、広く用いられている。
電極方式のインク残量検知は、インクタンクに挿通される一対の電極に対して、電流を通電させた場合に生じる電圧値を測定し、検出した電圧値に対し、閾値電圧値を設け、比較することでインクの有無を検知するものである。しかしながら、電極方式のインク残量検知では実際にはインク無しにも関わらず、記録ヘッドへインクを供給する際に生じたインクタンク内の気泡がタンク内に残存していた場合、電極間が気泡を介して通電してしまうことがある。このため、検出電圧値がインク有りの時と類似した値を示してしまい、実際にはインクが無いにも係らず、インク有りと誤って検知してしまう場合がある。
例えば、大気連通型のインク供給システムにおいては大気を導入することで、平衡を保ちつつ、記録ヘッドへインクを供給している。このときインク消費に伴い導入される外気は通常、インクタンクのインク層では気泡となり、そして空気層に抜けた際に消滅する。しかし、例えば、高いデューティの画像を連続して記録した場合などには、気泡は空気層へ抜けた際にも消滅せずにインクタンク内に残ってしまう場合がある。このようなインクタンク内における泡の発生は他のタイプの供給システムにおいても起こりうる。
特許文献1では、電極方式のインク残量検知において、通電期間中の時刻1及び時刻2(時刻1<時刻2)にて電圧値を測定し、各々閾値電圧値を設け、比較することで、インク有・無・泡の3状態を判別する方法を提案している。
特開2007−268805号公報
特許文献1では、泡状態時の通電時間に対する電圧特性が階段状になる特性を利用している。泡状態時には、通常の測定時間内にはインク有り場合の電圧特性との間に大きな差が生じないので、時刻1において電圧値がある範囲内の中間値を示した場合、さらに電圧値が急激に上昇する時刻まで通電を続ける。そして、時刻2で電圧測定し、所定の閾値電圧値を超えたか否かを確認し、その閾値電圧を超えていた場合には泡状態と判断し、インク無しとみなしている。加えて、その結果、インク有りとみなされた場合でも、繰り返しインク残量検知を実行した際に、時刻1における電圧値が複数回にわたって中間値を示した場合、時刻2における電圧値にかかわらず、インク無しとみなすようにしている。
しかしながら、通電期間中はインク有りの泡状態にいずれにおいても、時間経過とともに電圧値が徐々に増加し、飽和してしまうため、通電期間を延長することにより電極間の非導通状態を観測するのが困難である。また、測定期間の観点から考えると、通電期間を延長することは、インク全色分の測定が完了するまでに長い時間を要してしまうことを意味する。また、繰り返し中間電位を検出することにより、泡状態を判別する方法においては、インク残量検知の再実行が必要なので、判別結果が出るまでに時間を要するという問題がある。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、電極を用いてインクタンクのインク残量の有無を正確にかつ短時間に検知することが可能な記録装置及びインク残量検知方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は次のような構成からなる。
即ち、2つの電極を内部に備えたインクタンクと、前記2つの電極の一方の電極に電流を供給することにより、前記2つの電極間の電圧を測定する測定手段と、前記測定手段により測定された電圧が第1の閾値電圧以上の場合は前記インクタンクにはインク無しと判断し、前記測定された電圧が前記第1の閾値電圧よりも低い第2の閾値電圧以下の場合は前記インクタンクにはインク有りと判断する判断手段と、前記測定手段により測定された電圧が前記第2の閾値電圧より高く、かつ前記1の閾値電圧より低い場合は、前記2つの電極間に蓄積された電荷を放電させた後、前記測定手段に再度、測定を行わせるよう制御する制御手段とを有することを特徴とする。
さらに本発明を別の側面から見れば、2つの電極を内部に備えたインクタンクを備えた記録装置におけるインク残量検知方法であって、前記2つの電極の一方の電極に電流を供給し、前記2つの電極間の電圧を測定する測定工程と、前記測定された電圧が第1の閾値電圧以上の場合は前記インクタンクにはインク無しと判断し、前記測定された電圧が前記第1の閾値電圧よりも低い第2の閾値電圧以下の場合は前記インクタンクにはインク有りと判断する判断工程と、前記測定された電圧が前記第2の閾値電圧より高く、かつ前記第1の閾値電圧より低い場合は、前記2つの電極間に蓄積された電荷を放電させた後、再度、前記測定工程による測定を行わせるよう制御する制御工程とを有することを特徴とするインク残量検知方法を備える。
従って本発明によれば、インク残量の有無を正確にかつ短時間に検知できるという効果がある。つまり、2つの閾値と測定電圧と比較して、インク残量の有無の検知の判断が難しい場合にのみ、インク残量の再検査を行うので、たいていの場合には再検査なく、短時間に検知がなされる。また、インク残量の有無の検知の判断が難しい場合にのみ、インク残量の再検査を行うことでより正確な検知が可能になる。
本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の内部構成を示す概略側断面図である。 電極方式のインク残量検知の構成を示す図である。 定電流発生回路の詳細な構成を示した図である。 図3のポイント310において測定される電圧波形の一例を示す図である。 図1に示した記録装置の制御構成を示したブロック図である。 電極方式のインク残量検知の制御構成を示すブロック図であり、図5に示した囲み部分551の詳細な構成である。 インク残量検知におけるタイムチャートを示した図である。 充電・放電・開放を順に行ったときのポイント610における電圧波形を示した図である。 インクと電極を含めた部分の電気的関係を示す等価回路を示す図である。 通常シーケンスにおける充電時間T1、閾値電圧Vt0、閾値電圧Vt1の決定方法を示した図である。 泡検知シーケンスにおける充電時間T1’、放電時間T2’、閾値電圧Vt2の決定方法を示した図である。 インク残量検知の通常シーケンスを示したフローチャートである。 泡検知シーケンスを示すフローチャートである。 インク残量検知のタイムチャートである。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。なお、既に説明した部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
以下に用いる記録ヘッド用の素子基板(ヘッド基板)とは、シリコン半導体からなる単なる基体を指し示すものではなく、各素子や配線等が設けられた構成を差し示すものである。
さらに、基板上とは、単に素子基板の上を指し示すだけでなく、素子基板の表面、表面近傍の素子基板内部側をも示すものである。また、本発明でいう「作り込み(built-in)」とは、別体の各素子を単に基体表面上に別体として配置することを指し示している言葉ではなく、各素子を半導体回路の製造工程等によって素子板上に一体的に形成、製造することを示すものである。
<インクジェット記録装置の説明(図1)>
図1に本発明の代表的な実施例であるインクジェット記録装置の全体構成を示す概略斜視図を示す。
図1に示すように、キャリッジ102にはインクジェット記録ヘッド(以下、記録ヘッド)101を搭載される。キャリッジ102は、キャリッジモータ(不図示)と駆動ベルト114、シャフト112からなる駆動機構に連結されており、記録媒体115の搬送方向(図中矢印)と直交する走査方向に記録ヘッド101を走査することができる。
キャリッジ102に対向する面にはエンコーダスケール111が設けられており、エンコーダ113が発した光をエンコーダスケール111に照射して、その透過光に基づいてキャリッジ102の走査位置に関する信号を出力する。
また、記録ヘッド101の吐出口(不図示)が形成された吐出面に対向してプラテン104が設けられており、記録ヘッド101を搭載したキャリッジ102が往復移動される。これと同時に、記録ヘッド101に記録信号を与えてインクを吐出することによって、プラテン上に搬送された記録媒体115に記録が行われる。
記録ヘッド101の往復移動範囲内で、かつ、記録媒体115の通過範囲外の領域である非記録領域には、回復ユニット135が、記録ヘッド101のインク吐出面と対面するように配置されている。
記録ヘッド101から吐出されるインクの色に対応して、複数の独立したインクを貯留するインクタンク131が、インクタンク供給ユニット132に着脱可能に装着される。インクタンク131をインクタンク供給ユニット132に装着することで、インクタンク131内に収納された各色のインクを、インクチューブ133を介して、記録ヘッド101の各ノズル列に独立して供給することが可能となる。インクタンク供給ユニット132とインクタンク131との装着部分には一対の電極134が備えられる。
<電極方式のインク残量検知の構成(図2〜図4)>
図2は電極方式のインク残量検知の構成を示す図である。
図1において示した一対の電極134は、図2(a)において、電極134a、電極134bとして示されて、これらは平行にインクタンク供給ユニット132に配設されている。ここで、電極134aはインクが貯留されたインクタンク内からインクをインクチューブ133を介して記録ヘッド101に供給する内部が中空状のピンであり、電極134bは外気をチューブ205を介してインクタンク内に導入する内部が中空状のピンである。また、一方の電極134aは定電流発生回路206が接続されており、他方の電極134bは接地されている。さらに、電極134aには電極間の電圧値を測定するための電圧測定回路207が接続されている。
インクタンク131はインクタンク供給ユニット132に装着される。インクタンク131にはゴムパッキンが設けられており、電極134a、134bをインクタンク131に挿入した際に、挿入部から内部のインクが漏れ出すことを防いでいる。また、インクタンクには遮断壁211が設けられおり、インクタンク装着時には、電極134bは遮断壁211により取り囲こまれる構造となっている。
記録ヘッドにてインクが消費されると、電極134aからインクが抽出され、電極134bからは抽出されたインク量に対応する空気が導入される。インクの消費が進むと、インクタンク内のインクの液面が低下する。インク残量検知においては、遮断壁211よりもインクの水位が高い状態212をインク有り(図2(b))、低い状態213をインク無(図2(c))とみなす。なお、図2(d)はインク液面の低下時に泡が発生している様子を示す図である。
図3は図2の定電流発生回路206の回路構成の一例を示す回路図である。また、図4は図3のポイント310において測定される電圧波形の一例を示す図である。
インク残量検知時には、スイッチ301をONし、定電流発生回路206から電極134aへ定電流を供給する。この構成では、定電流値は10μA、またポイント302の電圧は3Vである。また、電圧測定回路207はA/Dコンバータを用いており、図4に示すように測定要求信号Reqのパルスが立ち上がるタイミングでポイント310の電圧値をサンプリング測定する。
ここで、電極134aと電極134bとの間にインクが無いの場合には、2つの電極間は非導通であるため、定電流発生回路のポイント302と同電位となるため、電圧測定回路ではポイント302の電圧値が検出される(図4(a))。
一方、インク有りの場合には、2つの電極間がインクを介して通電するため、電圧測定回路207では(インクの抵抗値)×(定電流値)の電圧値と、通電時間に依存して容量成分に蓄積される電荷による電圧値の和が検出される。そのため、インク有の場合はポイント302の電圧値3Vよりも低い電圧が検出され(図4(b))、所定の閾値電圧値を設けることにより、インク有と無の状態を検知することが可能である。ただし、インクの抵抗値はインク量やインクの組成などによってある程度違いが生じるため、誤検知を防止するため閾値電圧値は、インク無とみなされるポイント302の電圧値に近付けた値(Vt0)を設定する(図4(d))。
通常、インクタンク内の遮断壁211よりもインクの液面が低い状態213時には、電極間が非導通となるが、図2(d)に示すようにインクタンク内に気泡がたまった状態(以下、泡状態)では、電極間が気泡を介して通電してしまう。このため、インク無の状態においても、中間的な電位となり、インク無しを正確に検知できない場合が存在する(図4(c))。
<インクジェット記録装置の制御構成(図5)>
図5は図1に示した記録装置の制御構成を示したブロック図である。
ホスト装置501から送信された制御コマンドや記録データは、コントロール基板521に配置されるASIC522内のインタフェース(I/F)回路505によって受信される。また、ROM503は、CPU502が動作するためのプログラムや記録ヘッド101の制御に必要な各種テーブル、クリーニングやインク充填動作により各タンク内にインクが供給されている状態において定電流印加時に発生する電極間の基準電圧値を格納する。CPU502は、ROM503に予め格納されているプログラムや、ホスト装置501からI/F回路505を介して入力される制御コマンドに従って記録装置全体の制御を行う。
インタフェース(I/F)回路505によって受信された記録データは画像処理回路506に送られ、記録方法に応じた様々な画像処理が施され、例えば、DRAMのようなRAM504へ格納される。RAM504はカラムデータを格納するプリントバッファや、CPU502が実行するための作業領域、ホスト装置501からインタフェース回路505を介して受信した制御データや記録データを一時的に保持する受信バッファを備える。
タイミング信号出力回路510は、エンコーダ113から出力されたキャリッジ102の位置情報の信号を受信後、画像処理回路506や記録データ転送制御回路508、ヒートパルス生成回路509に対し、各回路が動作するためのタイミング信号を出力する。
タイミング信号出力回路510のタイミング信号に従って、画像処理回路506はRAM504から記録データを読み出し、記録データ転送制御回路508に転送する。記録データ転送制御回路508は記録データを受信すると、記録ヘッドの駆動方法に応じたデータ処理を行い、ヘッド駆動データを生成し、一度SRAM(不図示)に格納する。ヒートパルス生成回路509は分割パルス幅変調駆動法に基づいてヒートパルスを生成する。ヘッド駆動データのSRAMからの読み出しとヒートパルスの生成はタイミング信号出力回路510からのタイミング信号に基づいて行われ、記録ヘッド101へ出力される。
装置本体駆動回路531は、モータ532の駆動やセンサ(不図示)の制御を行なう。図5における囲み部分551は電極方式のインク残量検知の構成を示しており、後述する図6と合わせて説明する。
<電極方式のインク残量検知の制御構成(図6)>
図6は電極方式のインク残量検知の制御構成を示すブロック図であり、図5に示した囲み部分551の詳細な構成である。
測定選択回路544は定電流発生回路(定電流源)206、定電流を通電するためのスイッチ(SW1)602、検知を行うインクタンクを選択するためのタンクセレクタ604、放電のためにGNDと接続するスイッチ(SW2)603から構成される。これらはインク残量測定制御回路541からの制御信号に基づき動作する。電圧測定回路207はAD値測定制御回路611とA/Dポート612とを含む。AD値測定制御回路611はインク残量測定制御回路541からの測定要求信号Reqの送出タイミングに従い、A/Dポート612からポイント610の電圧値をAD値として読み出す。取得された電圧値はインク残量測定制御回路541内のレジスタ(不図示)に格納され、CPU502による閾値電圧との比較の際、このレジスタを参照し比較が行われる。
インク残量測定制御回路541は測定選択回路544とAD値測定制御回路611を制御している。ここで、タンクセレクタ604は信号Inksel0、Inksel1によって選択する測定する色を切換える。例えば、これらの信号が両方ともレベル“Low”である場合(00b)の場合はインクタンクY(イエロインクを収容)が選択される。スイッチ(SW1)602は信号Inkonがレベル“H”であるときONとなり、タンクセレクタ604において信号Inksel0、Inksel1によって指定されるインク色のインクタンクへ接続される。これにより、定電流発生回路206より所定のインクタンクへ定電流が供給される。AD値測定制御回路611は測定要求信号Reqが発生するとAD値を読み出し、その読み出されたAD値をインク残量測定制御回路541へ出力する。スイッチ(SW2)603は信号Inkdisがレベル“H”のときにONとなり、接地側に接続される。
上述した2つのスイッチ(SW1,SW2)602、603により電極に対して、充電・放電・開放の3状態を切換えることが可能である。例えば、スイッチ(SW1)602をONにし、スイッチ(SW2)603をOFFした場合は充電状態、SW1をOFF、SW切2をONした場合は放電状態、SW1をOFF、SW2をOFFした場合は開放状態となる。なお、スイッチ(SW1)602を第1のスイッチ、スイッチ(SW2)603を第2のスイッチともいう。
<インク残量検知におけるタイムチャート(図7)>
図7はインク残量検知におけるタイムチャートである。
図7において、(a)はインク残量測定制御回路541の制御信号の変化を示し、(b)はスイッチ(SW1)602とスイッチ(SW2)603の状態と電極の状態を示し、(c)はポイント610における電圧波形の様子を示している。
図7(a)では、信号Inksel1とInksel0との間が“00b”であり、イエロインク(Y)を収容したインクタンクが選択されている。区間P1では期間T0の間信号Indon0とInkdisとがレベル“Low”であり、図7(b)に示すようにスイッチ(SW1)とスイッチ(SW2)はOFFとなり、電極は開放状態になる。
次に、区間P2では期間T1の間、信号Indon0のレベルは“High”に、信号Inkdisのレベルが“Low”になり、図7(b)に示すように、スイッチ(SW1)はON、スイッチ(SW2)はOFFとなり、電極は充電状態になる。最後に、区間P3では期間T2の間、信号Indon0はレベル“Low”に、信号Inkdisがレベル“High”になり、図7(b)に示すように、スイッチ(SW1)はOFF、スイッチ(SW2)はONとなり、電極は放電状態になる。
ここで、電圧値の取得は電極が開放状態にある期間(区間P1)T0内の時間t0で行われ(t0は開放状態が終了する所定時間前、例えば、64μs前)、そのときのポイント610の電圧値Vs0がAD値として取得される。また、電圧値の取得は充電期間T1(区間P2)内の時間t1でも行われ(t1は充電状態が終了する所定時間前、例えば、64μs前)、電圧値Vs1がAD値として取得される。取得AD値はインク残量測定制御回路541内のレジスタ1とレジスタ2にそれぞれ格納される。
取得AD値のVs1に対して、閾値電圧Vt0と比較して、インクの有無を判断する。また、区間P1〜P3は繰り返し可能である(P4以降)。
<充電・放電・開放を順に行ったときのポイント610での電圧波形(図8、図9)> 図8は充電・放電・開放を順に行ったときのポイント610における電圧波形を示した図である。図8(a)において、(1)〜(3)は異なる放電時間で、充電・放電・開放を順に行ったときのポイント610において測定される電圧波形の一例を示している。また、図8(b)は充電時に電極間に蓄積された電荷が、放電時に抜けていく様子を示している。これらの図において、実線はインク有りの場合に測定される電圧と電荷量の変化の波形を示し、一点鎖線は泡状態の場合に測定される電圧と電荷量の波形を示している。
まず、インク有りの場合の波形(実線)について説明する。
十分放電が行われた場合、図8(b)における時間Tn+2までには、電極間の電荷が十分に放電されるため、開放時の電位はほとんど現れることはない(図8(a)の(1))。また、十分に放電がなされていない場合、図8(b)の時間Tn、Tn+1に示されるように、電極間の電荷が十分に放電されていないため、開放時の残留電荷による電位が生じる(図8(a)の(2)、(3))。
次に、泡状態の場合の波形(破線)について説明する。
図8(b)の時間Tn+2に注目すると、インク有りの場合には十分であった放電時間も泡状態の場合においては不十分であり残留電荷があるため、開放時に残留電荷による電位が発生する(図8(a)の(1))。図8(b)の時間Tn、Tn+1に注目すると、泡状態時の残留電荷量はインク有りの場合に比べて多い。このため、開放時に残留電荷により発生する電位はインク有りの場合に比べて高くなる(図8(a)の(2)、(3))。
図9はインクと電極を含めた部分の電気的関係を示す等価回路を示す図である。図9に示すように、インクや泡の電気的特性は容量成分Cと抵抗成分Rとで表すことができる。ここで、泡状態においては電極とインクとの接触面積が減少するため、泡状態の抵抗成分Rbはインク有りの抵抗成分Riよりも大きくなりRb>Riとなる。一方、泡状態の容量成分Cbとインク有の容量成分CiはCb≒Ciである。このため、図8(b)に示すように、抵抗成分の違いにより電荷の放電曲線に差が生じる。
次に、上記のような放電曲線の違いによる残留電荷によって発生する電圧値を用いて、インク有りと泡状態とを判別する方法について説明する。
<通常シーケンスにおける充電時間(T1)、閾値電圧(Vt0)、
閾値電圧(Vt1)の決定方法(図10)>
通常シーケンスにおける充電時間(T1)、閾値電圧(Vt0)、別の閾値電圧(Vt1)は以下のような方法を用いて決定することができる。
図10は通常シーケンスにおける充電時間(T1)、閾値電圧(Vt0:第1の閾値電圧)、別の閾値電圧(Vt1:第2の閾値電圧)を決定する方法を説明する図である。
図10において、閾値電圧(Vt0)はインク無しを判別する閾値電圧であり、飽和電圧(ここでは3V)付近に設定されるべきものである。ここで、泡検知シーケンスを導入するに際して、インク残量検知の通常シーケンスに閾値電圧(Vt0)に加えて、第1の閾値電圧より低い別の閾値電圧(Vt1:第2の閾値電圧)を追加する。追加の理由は、インク有りと泡状態では図4に示したように中間的な電圧が検出され、泡検知シーケンスを導入した際に、測定電圧が閾値電圧以下(V≦Vt0)となる毎に泡検知シーケンスを実行すると、測定時間が長くなり非効率であるからである。
この実施例では、電極がインクに十分に含浸している状態において、任意の充電期間T1内の時間t1で測定される電圧値Vfに変動分ΔVfを加えた値Vf+ΔVfを別の閾値電圧(Vt1)として設定する。閾値電圧(Vt1)を設けることにより、確実にインク有りとみなせる電圧値が測定された(V<Vt1)場合には、インク有りとみなし、インク残量検知シーケンスを終了することができる。なお、前述のように泡状態では抵抗成分が大きいため、測定電圧がVt1より小さくなることはない。一方、電極がインクに十分に含浸している状態の電圧からずれが生じた(V≧Vt1)場合には、泡による通電が疑われるため、泡検知シーケンスへ移行する制御を実行することができる。
<泡検知シーケンスにおける充電時間(T1’)、放電時間(T2’)、
閾値電圧(Vt2)の決定方法(図11)>
泡検知シーケンスにおける充電時間(T1’)、放電時間(T2’)、閾値電圧(Vt2:第3の閾値電圧)は以下のような方法を用いて決定することができる。
図11は泡検知シーケンスにおける充電時間(T1’)、放電時間(T2’)、閾値電圧(Vt2)を決定する方法を説明する図である。
まず、図11(a)に示すように、
(1)泡状態とインク有りとを判別する閾値電圧Vt2を任意の値に設定し、
(2)Vc>Vt2の条件を満たす任意のVcを設け、泡状態で通電し、充電を行い、電圧値がVcとなるまで充電を行う。
次に、図11(b)に示すように、
(3)インク有りで通電して時間T1’充電し、その後、放電を行う。この放電は、その後開放した時の(開放期間T0内の時間t0における)電圧値が十分に放電したとみなせる電圧値Vdとなるまで実施する。このときの放電時間をT2tmpとする。
さらに、図11(c)に示すように、
(4)泡状態で通電して時間T1’の充電し、時間T2tmpの放電をし、開放した時の(開放期間T0内の時間t0における)電圧値Voを測定する。
(5)Vo≧Vt2である場合、放電時間をさらに調整し、Vo=Vt2+ΔVとなるときの放電時間T2’を求める。一方、Vo<Vt2である場合、(2)での電圧値Vcを大きな値に設定し、(2)〜(5)を繰り返すことで、Vo=Vt2+ΔVとなるときの放電時間T2’を求める。ただし、Vcは飽和電圧(ここでは3V)以下に設定することが好ましく、Vcが飽和電圧を越えてしまう場合は、(1)の閾値電圧Vt2を低く設定し直す必要がある。
以上、(1)〜(5)を実行することで、充電時間(T1’)、放電時間(T2’)、閾値電圧(Vt2)を決定することができる。
<インク残量検知のフローチャート(図12〜図13)>
図12はインク残量検知の通常シーケンスを示したフローチャートである。
まず、ステップS1201では前回検出以降、所定のインク量を消費したかどうかを調べ、所定のインク量が消費されたことが確認されると場合、処理はステップS1202へ進み、放電シーケンスを実行する。その後、ステップS1203へ進み、スイッチ(SW1)602とスイッチ(SW2)603をOFFして開放状態にする。
次に処理はステップS1204において、開放期間T0中の時間t0において電圧測定を行う。このときの測定電圧値をVs0とする。さらに、ステップS1205では、スイッチ(SW1)602をON、スイッチ(SW2)603をOFFにして充電状態とし、さらに、ステップS1206では、充電期間T1中の時間t1において電圧測定を行う。このときの測定電圧値をVs1とする。
ステップS1207では、測定電圧値Vs1と第1の閾値電圧Vt0を比較する(第1の比較)。その比較の結果、Vs1≧Vt0(第1の閾値電圧以上)であった場合、処理はステップS1209に進み、インクなしと判断して処理を終了する。これに対して、Vs1<Vt0であった場合、処理はステップS1208へ進む。ステップS1208では、測定電圧値Vs1と第2の閾値電圧Vt1を比較する(第2の比較)。その比較の結果、Vs1≦Vt1(第2の閾値電圧以下)であった場合、処理はステップS1210に進み、インク有りと判断して処理を終了する。これに対して、Vs1>Vt1である場合、処理はステップS1211に進み、泡検知シーケンスを実行する。これにより、再度電極間の電圧を測定する。
図13は泡検知シーケンスを示すフローチャートである。
まず、ステップS1221で放電シーケンスを実行し、次に、ステップS1222ではスイッチ(SW1)602とスイッチ(SW2)603をOFFにして開放状態にする。ステップS1223では、開放期間T0中の時間t0において電圧測定を行う。このときの測定電圧値をVs0とする。ステップS1224では、スイッチ(SW1)602をON、スイッチ(SW2)603をOFFして充電状態にする。
次に、処理はステップS1225において、充電期間T1’中の時間t1において電圧測定を行う。このときの電圧値をVs1とする。ステップS1226では、スイッチ(SW1)602をOFF、スイッチ(SW2)603をONにして放電期間T2’の間、接地放電状態にする。その後、ステップS1227では、スイッチ(SW1)602をOFF、スイッチ(SW2)603をOFFして開放状態にする。さらに、ステップS1228では、開放期間T0中の時間t0において電圧測定を行う。このときの測定電圧値をVs0とする。
ステップS1229では測定電圧値Vs0と第3の閾値電圧Vt2とを比較する(第3比較)。ここで、Vs0≧Vt2(第3の閾値以上)であった場合、ステップS1231に進み、泡状態(インク無し)と判断し、その後処理を終了する。これに対して、Vs0<Vt2であった場合、ステップS1230に進み、インク有と判断し、その後処理を終了する。
<インク(Vt2)(図14)>
図14はインク残量検知のタイムチャートを示し、図14(a)は通常シーケンス(図12)におけるタイムチャートであり、図14(b)は泡検知シーケンス(図13))におけるタイムチャートである。図14(a)、図14(b)それぞれにおいて、上からインク残量測定制御回路541の制御信号の変化、スイッチ(SW1)とスイッチ(SW2)の状態と電極の状態、泡状態におけるポイント610における電圧波形の様子を示している。
図14(a)に示すように、充電期間(P2)に取得したAD値Vs1が、Vt1<Vs1<Vt0であるため、インク残量検知は泡検知シーケンスへ移行する。図14(b)に示すように、開放期間(P4)に取得したAD値Vs0が、Vt2<Vs0であり、泡と判断できるため、インク無しと判断し、処理を終了する。
従って以上説明した実施例に従えば、通常シーケンスにおいては2つの閾値電圧を用いてインクの有無を判断し、さらに、泡が存在し、その判断が疑わしい場合には泡検知シーケンスを実行して、インクの状態を再検査することができる。
具体的には、一対の電極に対し、充電、放電、開放へ順に接続状態を切換え、通常のシーケンスでは充電時に、泡検知シーケンスでは開放時に電圧値を測定する。そして、その電圧値に対し各々の閾値電圧を設け、比較することにより、インクタンク内のインクが内部で発生した泡により電極間が短絡された状態においても、泡による短絡と判断する。
このような構成を採用することで、より信頼性の高いインク残量検知を行うことができる。これにより、不要な電流が回路に流れることを確実に回避することができ、より信頼性の高いヒータ駆動制御が可能となるという利点もある。

Claims (12)

  1. 2つの電極を内部に備えたインクタンクと、
    前記2つの電極の一方の電極に電流を供給することにより、前記2つの電極間の電圧を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された電圧が第1の閾値電圧以上の場合は前記インクタンクにはインク無しと判断し、前記測定された電圧が前記第1の閾値電圧よりも低い第2の閾値電圧以下の場合は前記インクタンクにはインク有りと判断する判断手段と、
    前記測定手段により測定された電圧が前記第2の閾値電圧より高く、かつ前記1の閾値電圧より低い場合は、前記2つの電極間に蓄積された電荷を放電させた後、前記測定手段に再度、測定を行わせるよう制御する制御手段とを有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記インクタンクからのインクにより記録を行うインクジェット記録ヘッドと、
    前記測定手段による測定のために前記2つの電極の一方の電極に電流を供給する供給手段と、
    前記測定手段により測定された電圧を前記第1の閾値電圧と比較する第1の比較手段と、
    前記測定手段により測定された電圧を前記第2の閾値電圧と比較する第2の比較手段とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御手段は、前記インクタンクの再度の測定において前記測定手段により測定された電圧を第3の閾値電圧と比較する第3の比較手段を含み、
    前記判断手段は、前記第3の比較手段による比較の結果、前記測定された電圧が前記第3の閾値電圧以上の場合には、前記インクタンクにはインク無しと判断し、前記再度の測定により前記測定された電圧が前記第3の閾値電圧より低い場合には、前記インクタンクにはインク有りと判断することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記供給手段から前記一方の電極に供給される電流のONとOFFを行う第1のスイッチと、
    前記一方の電極の接地への接続のONとOFFを行う第2のスイッチとをさらに有し、
    前記供給手段は定電流源を有し、
    前記2つの電極の内の他方の電極は接地されており、
    前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとは互いに接続されており、
    前記測定手段は、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチとの間において電圧を測定することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記2つの電極の状態は、
    (1) 前記第1のスイッチがOFFにあり、かつ、前記第2のスイッチがOFFにあるときは開放状態にあり、
    (2) 前記第1のスイッチがONにあり、かつ、前記第2のスイッチがOFFにあるときは充電状態にあり、
    (3) 前記第1のスイッチがOFFにあり、かつ、前記第2のスイッチがONにあるときは放電状態にあることを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記2つの電極の状態は、前記第1のスイッチと前記第2のスイッチのONとOFFの組み合わせにより、前記開放状態と前記充電状態と前記放電状態とが順に繰り返されることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記充電状態において前記測定手段により測定された電圧を、前記第1の比較手段において前記第1の閾値電圧、及び、前記第2の比較手段において前記第2の閾値電圧と比較することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記制御手段の制御による前記インクタンクの再度の測定においては、前記開放状態と前記充電状態と前記放電状態とが順に続き、再び、前記開放状態になったときに前記測定手段により測定された電圧を前記第3の比較手段において、前記第3の閾値電圧と比較することを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  9. 予め定められたインク量が消費される毎にインク残量検知を行うことを特徴とする請求項乃至8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 異なる色のインクを貯留する前記インクタンクを複数、備え、
    前記複数のインクタンクの内、インク残量の検知を行うインクタンクを選択する選択手段をさらに有することを特徴とする請求項2乃至9のいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 前記選択手段は、前記インク残量の検知を行うインクタンクを前記供給手段と前記測定手段に接続することを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
  12. 2つの電極を内部に備えたインクタンクを備えた記録装置におけるインク残量検知方法であって、
    前記2つの電極の一方の電極に電流を供給し、前記2つの電極間の電圧を測定する測定工程と、
    前記測定された電圧が第1の閾値電圧以上の場合は前記インクタンクにはインク無しと判断し、前記測定された電圧が前記第1の閾値電圧よりも低い第2の閾値電圧以下の場合は前記インクタンクにはインク有りと判断する判断工程と、
    前記測定された電圧が前記第2の閾値電圧より高く、かつ前記第1の閾値電圧より低い場合は、前記2つの電極間に蓄積された電荷を放電させた後、再度、前記測定工程による測定を行わせるよう制御する制御工程とを有することを特徴とするインク残量検知方法。
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