JP6164038B2 - 発光装置 - Google Patents
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Description
しかし、光透過部材の面積を発光素子の上面の面積よりも小さくすると、発光素子と光透過部材とを接着固定する接着部材が、発光素子と光透過部材との間から溢れて食み出し、その食み出した接着部材が光透過部材の外周端面全体を覆うおそれがある。
光透過部材の外周端面全体を接着部材が覆うと、その接着部材を透過して発光素子の一次光(青色光)が発光装置の外部へ漏れ出てしまう。
そこで、発光素子と光透過部材との間から接着部材が溢れて食み出すのを防止するため、接着部材となる接着剤の分量を少なくすると、発光素子と光透過部材との確実な接着固定が阻害されるという問題がある。
第1の局面は、
基板の表面上に配設された半導体発光素子と、
蛍光体を含有する透明な蛍光体板と、
半導体発光素子の上面と蛍光体板の下面とを接着固定する透明な接着部材と、
半導体発光素子および蛍光体板を囲繞し、光反射性の微粒子を含有する反射層とを備えた発光装置であって、
半導体発光素子の上面の外周縁近傍には、蛍光体板に覆われずに表出した表出部があり、
蛍光体板の外周端面にて、蛍光体板の上面近傍の部分は接着部材に覆われておらず、
表出部は、接着部材を介して反射層に覆われている。
第1の局面では、半導体発光素子の上面の外周縁近傍に、蛍光体板に覆われずに表出した表出部があるため、半導体発光素子の上面の面積よりも蛍光体板の面積が小さくなり、発光装置が取り付けられる外光学系部材(例えば、リフレクタ、レンズなど)を小型化することが可能になる。
蛍光体板の外周端面全体を接着部材が覆うと、その接着部材を透過して半導体発光素子の一次光が発光装置の外部へ漏れ出てしまう。
すると、蛍光体板の表面から放射される光に対して、蛍光体板の外周端面全体を覆う接着部材から放射される一次光が悪目立ちするため、発光品位が著しく低下するという問題がある。
すなわち、接着部材により半導体発光素子の上面と蛍光体板の下面とを接着固定する際に、半導体発光素子と蛍光体板との間から接着部材が溢れて食み出したとしても、その食み出した接着部材が蛍光体板の外周端面全体を覆うことはない。
そのため、第1の局面によれば、接着部材を透過して半導体発光素子の一次光が発光装置の外部へ漏れ出るのを防止可能であり、発光品位が高い発光装置を提供できる。
そのため、半導体発光素子の表出部から放射された光は、その表出部を覆う接着部材を透過し、反射層で反射された後に蛍光体板へ導かれ、蛍光体板から外部へ放射されることから、発光装置の光取り出し効率を向上させることができる。
第2の局面は、第1の局面において、
蛍光体板の外周端面には、蛍光体板の下面と鈍角を成して接続されると共に、蛍光体板の下面側の面積が小さくなるように傾斜した傾斜部が形成されており、
接着部材は、
半導体発光素子の上面と蛍光体板の下面とに挟設された部分と、
表出部および傾斜部を被覆する部分とを備える。
従って、第2の局面によれば、第1の局面の前記作用・効果を確実に得られる。
第3の局面は、第2の局面において、傾斜部は、蛍光体板の外周端面にて、蛍光体板の下面近傍の部分のみに形成されている。
第3の局面では、半導体発光素子と蛍光体板との間から溢れて食み出した接着部材が、傾斜部を覆うにとどまるため、その食み出した接着部材が、蛍光体板の外周端面における上面近傍の部分を覆うのを確実に防止可能になり、第2の局面の前記作用・効果を確実に得られる。
第4の局面は、第1の局面において、
蛍光体板の外周端面には、蛍光体板の下面側をえぐった形状のアンダーカット部が形成されており、
接着部材は、
半導体発光素子の上面と蛍光体板の下面とに挟設された部分と、
表出部およびアンダーカット部を被覆する部分とを備える。
従って、第4の局面によれば、第1の局面の前記作用・効果を確実に得られる。
第5の局面は、第4の局面において、アンダーカット部は、蛍光体板の外周端面にて、蛍光体板の下面近傍の部分のみに形成されている。
第5の局面では、半導体発光素子と蛍光体板との間から溢れて食み出した接着部材が、アンダーカット部を覆うにとどまるため、その食み出した接着部材が、蛍光体板の外周端面における上面近傍の部分を覆うのを確実に防止可能になり、第4の局面の前記作用・効果を確実に得られる。
第6の局面は、第1の局面において、
蛍光体板の外周端面には、蛍光体板の上面側をえぐった形状のアッパーカット部が形成されており、
接着部材は、
半導体発光素子の上面と蛍光体板の下面とに挟設された部分と、
表出部およびアッパーカット部の下部のみを被覆する部分とを備える。
従って、第6の局面によれば、第1の局面の前記作用・効果を確実に得られる。
第7の局面は、第6の局面において、アッパーカット部は、蛍光体板の外周端面にて、蛍光体板の上面近傍の部分のみに形成されている。
第7の局面では、半導体発光素子と蛍光体板との間から溢れて食み出した接着部材が、アッパーカット部の下部のみを覆うにとどまるため、その食み出した接着部材が、蛍光体板の外周端面における上面近傍の部分を覆うのを確実に防止可能になり、第6の局面の前記作用・効果を確実に得られる。
第8の局面は、第1〜第7の局面において、間隙を空けて配列された複数個の半導体発光素子を備え、蛍光体板は、複数個の半導体発光素子に対して個別に設けられている。
第8の局面では、半導体発光素子の上面の面積よりも蛍光体板の面積を小さくして、複数個の蛍光体板の間隔を広くすることが可能になるため、チップマウンタを用いて蛍光体板を実装する際に、先に実装した蛍光体板が後に実装する蛍光体板に対して干渉するのを防止できることから、発光装置の製造が容易になる。
第9の局面は、第1〜第7の局面において、
間隙を空けて配列された複数個の半導体発光素子を備え、
複数個の半導体発光素子に対して蛍光体板を1個のみ備え、
蛍光体板の下面には、間隙を覆うように配置形成された凹部が形成されており、
接着部材は、
半導体発光素子の上面と蛍光体板の下面とに挟設された部分と、
表出部および凹部の一部を被覆する部分とを備える。
従って、第9の局面によれば、第1〜第7の局面の前記作用・効果を確実に得られる。
また、各図面では、説明を分かり易くするために、各実施形態の構成部材の寸法形状および配置箇所を誇張して模式的に図示してあり、各構成部材の寸法形状および配置箇所が実物とは必ずしも一致しないことがある。
図1および図2に示すように、第1実施形態の発光装置10は、絶縁基板11、LED(Light Emitting Diode)チップ12(表出部12a)、蛍光体板13(垂直部13a、傾斜部13b)、接着部材14(部分14a,14b)、枠体15、反射層16、光放射面10aを備える。
各LEDチップ12の下面側は、絶縁基板11の表面上に形成されている配線層(図示略)に対して、各種接合方法(例えば、ハンダ付け、スタッドバンプ接合、金属微粒子接合、表面活性化接合など)を用い、電気的に接続されると共に取付固定されている。
各LEDチップ12の上面の外周縁近傍には、蛍光体板13に覆われずに表出した表出部12aがある。
垂直部13aは、各蛍光体板13の上面と垂直に接続されている。
傾斜部13bは、垂直部13aの下端部および蛍光体板13の下面と鈍角を成して接続されると共に、各蛍光体板13の下面側の面積が小さくなるように傾斜している。
各蛍光体板13はそれぞれ、傾斜部13bが各LEDチップ12の上面に対向するように、接着部材14を介して各LEDチップ12上に載置されている。
そして、各蛍光体板13の表面が、発光装置10の光放射面(光放射領域、発光領域、発光部)10aになる。
部分14aは、各LEDチップ12の上面と、各蛍光体板13の下面との間に挟設されており、平坦薄膜状である。
部分14bは、各蛍光体板13に覆われずに表出した各LEDチップ12の上面の外周縁近傍の表出部12aと、各蛍光体板13の傾斜部13bとを被覆する。部分14bの外周面は、各LEDチップ12の上面に向かって裾野状に広がる形状(フィレット状)である。
尚、接着部材14は、透明な(透光性を有する)熱硬化性の合成樹脂材料(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)の接着剤から成る。
尚、枠体15は、光反射性の高い材料(例えば、酸化チタン、酸化アルミニウムなど)の微粒子を含有する白色の合成樹脂材料(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)、光反射性のセラミックス材料(例えば、酸化アルミニウムなど)、光反射性の金属材料(例えば、アルミニウム合金など)などによって形成されている。
そして、反射層16は、各LEDチップ12の外周面と、各蛍光体板13の垂直部13aと、接着部材14の部分14bの外周面と、各LEDチップ12から表出した絶縁基板11の表面と、枠体15の内周壁面とに囲繞された空間内に充填され、各LEDチップ12と各蛍光体板13と接着部材14とを封止すると共に、各LEDチップ12の間隙Sに充填されるように、枠体15の内部に注入されている。
尚、反射層16は、光反射性の高い材料(例えば、酸化チタン、酸化アルミニウムなど)の微粒子を含有する白色の合成樹脂材料(例えば、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂など)によって形成されている。
第1工程(図3(A)(B)参照):蛍光体の微粒子を含有した透明材料(透光性材料)の板材Pを、ダイシング装置のダイシングブレードDaによって切削加工し、断面略V字状の溝を板材Pの表面に碁盤目状(図示略)に穿設した後に切断分離させ、板材Pから各蛍光体板13を作製する。
ここで、ダイシングブレードDaの断面形状は、各蛍光体板13の傾斜部13bの形状に対応している。
次に、ディスペンサ(図示略)またはスクリーン印刷装置(図示略)を用い、各LEDチップ12の上面のみに、接着部材14を形成するための液状の接着剤を塗布する。
続いて、チップマウンタ(図示略)を用い、各LEDチップ12の上方に各蛍光体板13を対向させる。
次に、恒温槽(図示略)に収容して加熱処理を施し、接着部材14を熱硬化させることにより、各LEDチップ12と各蛍光体板13とを接着部材14を介して接着固定する。
ここで、部分14aの膜厚は、各LEDチップ12と各蛍光体板13とを確実に固定可能であれば薄いほどよく、望ましくは10μm以下、特に望ましくは2μm以下にすればよい。
ここで、各LEDチップ12と各蛍光体板13との間から溢れて食み出した接着剤は、各蛍光体板13の傾斜部13bを覆うにとどまり、各蛍光体板13の垂直部13aは接着部材14によって覆われることなく表出した状態になる。
すると、硬化した反射層16が接着剤として機能し、各LEDチップ12および各蛍光体板13と絶縁基板11と枠体15とが反射層16を介して接着固定される。
また、各LEDチップ12の間隙Sにも硬化した反射層16が充填される。
第1実施形態の発光装置10によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
LEDチップ12の上面の外周縁近傍には、蛍光体板13に覆われずに表出した表出部12aがある。
蛍光体板13の外周端面における垂直部13a(蛍光体板13の上面近傍の部分)は接着部材14に覆われていない。
LEDチップ12の表出部12aは、接着部材14を介して反射層16に覆われている。
発光装置10では、LEDチップ12の上面の外周縁近傍に蛍光体板13に覆われずに表出した表出部12aがあるため、LEDチップ12の上面の面積よりも蛍光体板13の面積が小さくなり、発光装置10が取り付けられる外光学系部材(例えば、リフレクタ、レンズなど)を小型化することが可能になる。
蛍光体板13の外周端面全体を接着部材14が覆うと、その接着部材14を透過してLEDチップ12の一次光が発光装置10の外部へ漏れ出てしまう。
すると、蛍光体板13の表面から放射される白色光に対して、蛍光体板13の外周端面全体を覆う接着部材14から放射される一次光(青色光)が悪目立ちするため、発光品位が著しく低下するという問題がある。
すなわち、接着部材14によりLEDチップ12の上面と蛍光体板13の下面とを接着固定する際に、LEDチップ12と蛍光体板13との間から接着部材14が溢れて食み出したとしても、その食み出した接着部材14が蛍光体板13の外周端面全体を覆うことはない。
そのため、第1実施形態によれば、接着部材14を透過してLEDチップ12の一次光が発光装置10の外部へ漏れ出るのを防止可能であり、発光品位が高い発光装置10を提供できる。
そのため、LEDチップ12の表出部12aから放射された光は、その表出部12aを覆う接着部材14の部分14bを透過し、反射層16で反射された後に蛍光体板13へ導かれ、蛍光体板13から外部へ放射されることから、発光装置10の光取り出し効率を向上させることができる。
接着部材14は、LEDチップ12の上面と蛍光体板13の下面とに挟設された部分14aと、LEDチップ12の表出部12aおよび蛍光体板13の傾斜部13bを被覆する部分14bとを備える。
そのため、発光装置10では、LEDチップ12と蛍光体板13との間から溢れて食み出した接着部材14が、蛍光体板13の傾斜部13bを覆うにとどまるため、その食み出した接着部材14が、蛍光体板13の垂直部13a(蛍光体板13の外周端面における上面近傍の部分)を覆うのを確実に防止可能になり、前記[1−2]の作用・効果を確実に得られる。
第1実施形態では、LEDチップ12の上面の面積よりも蛍光体板13の面積を小さくして、個々の蛍光体板13の間隔(間隙Sの幅)を広くすることが可能になるため、チップマウンタを用いて蛍光体板13を実装する際に、先に実装した蛍光体板13が後に実装する蛍光体板13に対して干渉するのを防止できることから、発光装置10の製造が容易になる。
図4および図5に示すように、第2実施形態の発光装置20は、絶縁基板11、LEDチップ12(表出部12a)、蛍光体板21(垂直部21a、傾斜部21b)、接着部材14(部分14a,14b)、枠体15、反射層16、光放射面20aを備える。
第2実施形態の発光装置20において、第1実施形態の発光装置10と異なるのは以下の点だけである。
蛍光体板21は、配列された3個のLEDチップ12の上面と各LEDチップ12の間隙Sとを合わせたものより一回り小さな平面視矩形の略平板状であり、蛍光体板21の外周端面には、垂直部21aおよび傾斜部21bが形成されている。
傾斜部21bは、垂直部21aの下端部および蛍光体板21の下面と鈍角を成して接続されると共に、蛍光体板21の下面側の面積が小さくなるように傾斜している。
蛍光体板21の材質は、蛍光体板13と同じである。
蛍光体板21は、傾斜部21bが各LEDチップ12の上面に対向するように、接着部材14を介して各LEDチップ12上に載置されている。
そして、蛍光体板21の表面が、発光装置20の光放射面20aになる。
接着部材14の部分14aは、各LEDチップ12の上面と、蛍光体板21の下面との間に挟設されており、平坦薄膜状である。
接着部材14の部分14bは、蛍光体板21に覆われずに表出した各LEDチップ12の上面の外周縁近傍の表出部12aと、蛍光体板21の傾斜部21bとを被覆する。
そして、反射層16は、各LEDチップ12の外周面と、蛍光体板21の垂直部21aと、接着部材14の部分14bの外周面と、各LEDチップ12から表出した絶縁基板11の表面と、枠体15の内周壁面とに囲繞された空間内に充填され、各LEDチップ12と蛍光体板21と接着部材14とを封止すると共に、各LEDチップ12の間隙Sに充填されるように、枠体15の内部に注入されている。
第1工程(図6(A)(B)参照):蛍光体の微粒子を含有した透明材料の板材Pを、ダイシング装置のダイシングブレードDaによって切削加工し、断面略V字状の溝を板材Pの表面に碁盤目状(図示略)に穿設した後に切断分離させ、板材Pから蛍光体板21を作製する。
ここで、ダイシングブレードDaの断面形状は、蛍光体板21の傾斜部21bの形状に対応している。
次に、ディスペンサまたはスクリーン印刷装置を用い、各LEDチップ12の上面のみに、接着部材14を形成するための液状の接着剤を塗布する。
続いて、チップマウンタを用い、各LEDチップ12の上方に蛍光体板21を対向させる。
次に、恒温槽に収容して加熱処理を施し、接着部材14を熱硬化させることにより、各LEDチップ12と蛍光体板21とを接着部材14を介して接着固定する。
それと同時に、各LEDチップ12と蛍光体板21との間から溢れて食み出した接着剤は、その表面張力により接着部材14の部分14bを形成する。
ここで、各LEDチップ12と蛍光体板21との間から溢れて食み出した接着剤は、蛍光体板21の傾斜部21bを覆うにとどまり、蛍光体板21の垂直部21aは接着部材14によって覆われることなく表出した状態になる。
すると、硬化した反射層16が接着剤として機能し、各LEDチップ12および蛍光体板21と絶縁基板11と枠体15とが反射層16を介して接着固定される。
第2実施形態の発光装置20によれば、第1実施形態の発光装置10における前記[1−1]〜[1−3]と同様の作用・効果を得られる。
図7および図8に示すように、第3実施形態の発光装置30は、絶縁基板11、LEDチップ12(表出部12a)、蛍光体板31(傾斜部31a、アンダーカット部31b)、接着部材14(部分14a,14b)、枠体15、反射層16、光放射面30aを備える。
第3実施形態の発光装置30において、第1実施形態の発光装置10と異なるのは以下の点だけである。
蛍光体板31は、配列された3個のLEDチップ12の上面と各LEDチップ12の間隙Sとを合わせたものより一回り小さな平面視矩形の略平板状であり、蛍光体板31の外周端面には、傾斜部31aおよびアンダーカット部31bが形成されている。
アンダーカット部31bは、傾斜部31aの下端部および蛍光体板31の下面と接続され、蛍光体板31の外周端面を断面略円弧状にえぐった形状である。
蛍光体板31の材質は、蛍光体板13と同じである。
蛍光体板31は、アンダーカット部31bが各LEDチップ12の上面に対向するように、接着部材14を介して各LEDチップ12上に載置されている。
そして、蛍光体板31の表面が、発光装置30の光放射面30aになる。
接着部材14の部分14aは、各LEDチップ12の上面と、蛍光体板31の下面との間に挟設されており、平坦薄膜状である。
接着部材14の部分14bは、蛍光体板31に覆われずに表出した各LEDチップ12の上面の外周縁近傍の表出部12aと、蛍光体板31のアンダーカット部31bとを被覆する。
そして、反射層16は、各LEDチップ12の外周面と、蛍光体板31の傾斜部31aと、接着部材14の部分14bの外周面と、各LEDチップ12から表出した絶縁基板11の表面と、枠体15の内周壁面とに囲繞された空間内に充填され、各LEDチップ12と蛍光体板31と接着部材14とを封止すると共に、各LEDチップ12の間隙Sに充填されるように、枠体15の内部に注入されている。
第1工程(図9(A)参照):蛍光体の微粒子を含有した透明材料の板材Pを、ダイシング装置のダイシングブレードDbによって切削加工し、断面略U字状の溝Uを板材Pの表面に碁盤目状(図示略)に穿設する。
ここで、ダイシングブレードDbの断面形状は、蛍光体板31のアンダーカット部31bの形状に対応している。
ここで、ダイシングブレードDaの断面形状は、蛍光体板31の傾斜部31aの形状に対応している。
次に、ディスペンサまたはスクリーン印刷装置を用い、各LEDチップ12の上面のみに、接着部材14を形成するための液状の接着剤を塗布する。
続いて、チップマウンタを用い、各LEDチップ12の上方に蛍光体板31を対向させる。
次に、恒温槽に収容して加熱処理を施し、接着部材14を熱硬化させることにより、各LEDチップ12と蛍光体板31とを接着部材14を介して接着固定する。
それと同時に、各LEDチップ12と蛍光体板31との間から溢れて食み出した接着剤は、その表面張力により接着部材14の部分14bを形成する。
ここで、各LEDチップ12と蛍光体板31との間から溢れて食み出した接着剤は、蛍光体板31のアンダーカット部31bを覆うにとどまり、蛍光体板31の傾斜部31aは接着部材14によって覆われることなく表出した状態になる。
すると、硬化した反射層16が接着剤として機能し、各LEDチップ12および蛍光体板31と絶縁基板11と枠体15とが反射層16を介して接着固定される。
第3実施形態の発光装置30によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
すなわち、接着部材14によりLEDチップ12の上面と蛍光体板31の下面とを接着固定する際に、LEDチップ12と蛍光体板31との間から接着部材14が溢れて食み出したとしても、その食み出した接着部材14が蛍光体板31の外周端面全体を覆うことはない。
そのため、第3実施形態によれば、接着部材14を透過してLEDチップ12の一次光が発光装置30の外部へ漏れ出るのを防止可能であり、発光品位が高い発光装置30を提供できる。
そのため、LEDチップ12の表出部12aから放射された光は、その表出部12aを覆う接着部材14の部分14bを透過し、反射層16で反射された後に蛍光体板31へ導かれ、蛍光体板31から外部へ放射されることから、発光装置30の光取り出し効率を向上させることができる。
接着部材14は、LEDチップ12の上面と蛍光体板31の下面とに挟設された部分14aと、LEDチップ12の表出部12aおよび蛍光体板31のアンダーカット部31bを被覆する部分とを備える。
そのため、発光装置30では、LEDチップ12と蛍光体板13との間から溢れて食み出した接着部材14が、蛍光体板31のアンダーカット部31bを覆うにとどまるため、その食み出した接着部材14が、蛍光体板31の傾斜部31a(蛍光体板13の外周端面における上面近傍の部分)を覆うのを確実に防止可能になり、前記[3−2]の作用・効果を確実に得られる。
図10および図11に示すように、第4実施形態の発光装置40は、絶縁基板11、LEDチップ12(表出部12a)、蛍光体板41(垂直部41a、アンダーカット部41b、凹部41c)、接着部材14(部分14a〜14c)、枠体15、反射層16、光放射面40aを備える。
第4実施形態の発光装置40において、第1実施形態の発光装置10と異なるのは以下の点だけである。
蛍光体板41は、配列された3個のLEDチップ12の上面と各LEDチップ12の間隙Sとを合わせたものより一回り小さな平面視矩形の略平板状である。
蛍光体板41の外周端面には、垂直部41aおよびアンダーカット部41bが形成されている。
蛍光体板41の下面には、2個の凹部41cが形成されている。
アンダーカット部41bは、垂直部41aの下端部および蛍光体板41の下面と接続され、蛍光体板41の外周端面を断面略円弧状にえぐった形状である。
2個の凹部41cは、断面略U字状の直線溝状であり、蛍光体板41の下面に平行に穿設されている。
蛍光体板41は、アンダーカット部41bおよび凹部41cが各LEDチップ12の上面に対向するように、接着部材14を介して各LEDチップ12上に載置されている。
蛍光体板41の2個の凹部41cはそれぞれ、各LEDチップ12の間隙Sを覆うように配置形成されている。
そして、蛍光体板41の表面が、発光装置40の光放射面40aになる。
部分14aは、各LEDチップ12の上面と、蛍光体板41の下面との間に挟設されており、平坦薄膜状である。
部分14bは、蛍光体板41に覆われずに表出した各LEDチップ12の上面の外周縁近傍の表出部12aと、蛍光体板41のアンダーカット部41bとを被覆する。
部分14cは、蛍光体板41の凹部41cに覆われた各LEDチップ12の上面の外周縁近傍と、凹部41cの内壁面の一部とを被覆する。部分14cの外周面は、各LEDチップ12の上面に向かって裾野状に広がる形状である。
そして、反射層16は、各LEDチップ12の外周面と、蛍光体板41の垂直部41aと、接着部材14の部分14bおよび部分14cの外周面と、各LEDチップ12から表出した絶縁基板11の表面と、枠体15の内周壁面とに囲繞された空間内に充填され、各LEDチップ12と蛍光体板41と接着部材14とを封止すると共に、各LEDチップ12の間隙Sに充填されるように、枠体15の内部に注入されている。
第1工程(図12(A)参照):蛍光体の微粒子を含有した透明材料の板材Pを、ダイシング装置のダイシングブレードDbによって切削加工し、断面略U字状の溝を平行に穿設した後に切断分離させ、板材Pから蛍光体板41を作製する。
ここで、ダイシングブレードDbの断面形状は、蛍光体板41のアンダーカット部41bおよび凹部41cの形状に対応している。
次に、ディスペンサまたはスクリーン印刷装置を用い、各LEDチップ12の上面のみに、接着部材14を形成するための液状の接着剤を塗布する。
続いて、チップマウンタを用い、各LEDチップ12の上方に蛍光体板41を対向させる。
次に、恒温槽に収容して加熱処理を施し、接着部材14を熱硬化させることにより、各LEDチップ12と蛍光体板41とを接着部材14を介して接着固定する。
それと同時に、各LEDチップ12と蛍光体板41との間から溢れて食み出した接着剤は、その表面張力により接着部材14の部分14bおよび部分14cを形成する。
ここで、各LEDチップ12と蛍光体板41との間から溢れて食み出した接着剤は、蛍光体板41のアンダーカット部41bおよび凹部41cを覆うにとどまり、蛍光体板41の垂直部41aは接着部材14によって覆われることなく表出した状態になる。
すると、硬化した反射層16が接着剤として機能し、各LEDチップ12および蛍光体板41と絶縁基板11と枠体15とが反射層16を介して接着固定される。
第4実施形態の発光装置40によれば、第1実施形態の発光装置10における前記[1−1]〜[1−3]と同様の作用・効果を得られる。
蛍光体板41の下面には、間隙Sを覆うように配置形成された凹部41cが形成されている。
接着部材14は、LEDチップ12の上面と蛍光体板41の下面とに挟設された部分14aと、LEDチップ12の表出部12aおよび蛍光体板41の凹部41cの一部を被覆する部分14cとを備える。
図13および図14に示すように、第5実施形態の発光装置50は、絶縁基板11、LEDチップ12(表出部12a)、蛍光体板51(傾斜部51a、アッパーカット部51b、アッパーカット部51bの上部51c)、接着部材14(部分14a,14d,14e)、枠体15、反射層16、光放射面50aを備える。
第5実施形態の発光装置50において、第1実施形態の発光装置10と異なるのは以下の点だけである。
蛍光体板51は、配列された3個のLEDチップ12の上面と各LEDチップ12の間隙Sとを合わせたものより一回り小さな平面視矩形の略平板状であり、蛍光体板51の外周端面には、傾斜部51aおよびアッパーカット部51bが形成されている。
アッパーカット部51bは、傾斜部51aの上端部および蛍光体板51の上面と接続され、蛍光体板51の外周端面を断面略円弧状にえぐった形状である。
蛍光体板51の材質は、蛍光体板13と同じである。
蛍光体板51はその下面が各LEDチップ12の上面に対向するように、接着部材14を介して各LEDチップ12上に載置されている。
そして、蛍光体板51の表面が、発光装置50の光放射面50aになる。
すなわち、第5実施形態の蛍光体板51は、第3実施形態の蛍光体板31を裏返したものである。
部分14aは、各LEDチップ12の上面と、蛍光体板51の下面との間に挟設されており、平坦薄膜状である。
部分14dは、蛍光体板51に覆われずに表出した各LEDチップ12の上面の外周縁近傍の表出部12aと、蛍光体板51の傾斜部51aとを被覆する。
部分14eは、蛍光体板51のアッパーカット部51bの下部のみを被覆する。
そして、反射層16は、各LEDチップ12の外周面と、蛍光体板51のアッパーカット部51bの上部51cと、接着部材14の部分14dおよび部分14eの外周面と、各LEDチップ12から表出した絶縁基板11の表面と、枠体15の内周壁面とに囲繞された空間内に充填され、各LEDチップ12と蛍光体板51と接着部材14とを封止すると共に、各LEDチップ12の間隙Sに充填されるように、枠体15の内部に注入されている。
第1工程(図15(A)参照):第3実施形態の第1工程と同じである。
ここで、ダイシングブレードDbの断面形状は、蛍光体板51のアッパーカット部51bの形状に対応している。
ここで、ダイシングブレードDaの断面形状は、蛍光体板51の傾斜部51aの形状に対応している。
次に、ディスペンサまたはスクリーン印刷装置を用い、各LEDチップ12の上面のみに、接着部材14を形成するための液状の接着剤を塗布する。
続いて、チップマウンタを用い、各LEDチップ12の上方に蛍光体板51を対向させる。
次に、恒温槽に収容して加熱処理を施し、接着部材14を熱硬化させることにより、各LEDチップ12と蛍光体板51とを接着部材14を介して接着固定する。
それと同時に、各LEDチップ12と蛍光体板51との間から溢れて食み出した接着剤は、その表面張力により接着部材14の部分14dおよび部分14eを形成する。
ここで、各LEDチップ12と蛍光体板51との間から溢れて食み出した接着剤は、蛍光体板51のアッパーカット部51bの下部を覆うにとどまり、アッパーカット部51bの上部51cの内壁面は接着部材14によって覆われることなく表出した状態になる。
すると、硬化した反射層16が接着剤として機能し、各LEDチップ12および蛍光体板51と絶縁基板11と枠体15とが反射層16を介して接着固定される。
第5実施形態の発光装置50によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
すなわち、接着部材14によりLEDチップ12の上面と蛍光体板51の下面とを接着固定する際に、LEDチップ12と蛍光体板51との間から接着部材14が溢れて食み出したとしても、その食み出した接着部材14が蛍光体板51の外周端面全体を覆うことはない。
そのため、第5実施形態によれば、接着部材14を透過してLEDチップ12の一次光が発光装置50の外部へ漏れ出るのを防止可能であり、発光品位が高い発光装置50を提供できる。
そのため、LEDチップ12の表出部12aから放射された光は、その表出部12aを覆う接着部材14の部分14d,14eを透過し、反射層16で反射された後に蛍光体板51へ導かれ、蛍光体板51から外部へ放射されることから、発光装置50の光取り出し効率を向上させることができる。
そのため、発光装置50では、LEDチップ12と蛍光体板51との間から溢れて食み出した接着部材14が、アッパーカット部51bの下部のみを覆うにとどまるため、その食み出した接着部材14が、アッパーカット部51bの上部51c(蛍光体板51の外周端面における上面近傍の部分)を覆うのを確実に防止可能になり、前記[5−2]の作用・効果を確実に得られる。
図16に示すように、第6実施形態の発光装置60は、絶縁基板11、LEDチップ12(表出部12a)、蛍光体板61(傾斜部61a)、接着部材14(部分14a,14f)、枠体15、反射層16、光放射面60aを備える。
第6実施形態の発光装置60において、第2実施形態の発光装置20と異なるのは以下の点だけである。
蛍光体板61は、配列された3個のLEDチップ12の上面と各LEDチップ12の間隙Sとを合わせたものより一回り小さな平面視矩形の略平板状であり、蛍光体板61の外周端面には傾斜部61aが形成されている。
蛍光体板61の材質は、蛍光体板21と同じである。
蛍光体板61は、傾斜部61aが各LEDチップ12の上面に対向するように、接着部材14を介して各LEDチップ12上に載置されている。
すなわち、蛍光体板61において、蛍光体板21と異なるのは、垂直部21aが省かれている点だけである。
部分14aは、各LEDチップ12の上面と、蛍光体板61の下面との間に挟設されており、平坦薄膜状である。
部分14fは、蛍光体板61に覆われずに表出した各LEDチップ12の上面の外周縁近傍の表出部12aと、蛍光体板61の傾斜部61aとを被覆し、蛍光体板61の外周端面全体を覆っている。部分14fの外周面は、各LEDチップ12の上面に向かって裾野状に広がる形状である。
そして、反射層16は、各LEDチップ12の外周面と、接着部材14の部分14fの外周面と、各LEDチップ12から表出した絶縁基板11の表面と、枠体15の内周壁面とに囲繞された空間内に充填され、各LEDチップ12と蛍光体板61と接着部材14とを封止すると共に、各LEDチップ12の間隙Sに充填されるように、枠体15の内部に注入されている。
図17に示すように、第7実施形態の発光装置70は、絶縁基板11、LEDチップ12(表出部12a)、蛍光体板61(傾斜部61a)、接着部材14(部分14a,14g)、枠体15、反射層16、光放射面70aを備える。
第7実施形態の発光装置70において、第6実施形態の発光装置60と異なるのは以下の点だけである。
部分14aは、各LEDチップ12の上面と、蛍光体板61の下面との間に挟設されており、平坦薄膜状である。
部分14gは、各LEDチップ12の上面と、蛍光体板61の傾斜部61aの下部とを被覆する。部分14gの外周面は、各LEDチップ12の上面に向かって裾野状に広がる形状である。
そして、反射層16は、各LEDチップ12の外周面と、蛍光体板61の傾斜部61aの上部と、接着部材14の部分14gの外周面と、蛍光体板61に覆われずに表出した各LEDチップ12の上面の外周縁近傍の表出部12aと、各LEDチップ12から表出した絶縁基板11の表面と、枠体15の内周壁面とに囲繞された空間内に充填され、各LEDチップ12と蛍光体板61と接着部材14とを封止すると共に、各LEDチップ12の間隙Sに充填されるように、枠体15の内部に注入されている。
本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、前記各実施形態と同等もしくはそれ以上の作用・効果を得ることができる。
また、蛍光体板13,21,41の垂直部13a,21a,41aを、蛍光体板13,21,41の上面に対して適宜な角度を成すように形成された傾斜部に置き換えてもよい。
その場合、蛍光体板13,21,31,41,51,61および枠体15の平面形状は、LEDチップ12の配置に合わせて適宜変更すればよい。
その場合には、蛍光体板13,21,31,41,51,61の表面の微細な凹凸により、蛍光体板の表面から放射される光が散乱されるため、発光装置10,20,30,40,50,60,70の光放射面10a,20a,30a,40a,50a,60a,70aにおける色度の面内分布を均一化することが可能になり、色度ムラの発生を抑制できる。
尚、蛍光体板の表面に微細な凹凸を形成するには、各種粗面加工法(例えば、プレス加工、サンドブラスト加工、エッチング加工など)を用いればよい。
10a,20a,30a,40a,50a,60a,70a…光放射面
11…絶縁基板
12…LEDチップ(半導体発光素子)
12…LEDチップ
13,21,31,41,51,61…蛍光体板
13b,21b…傾斜部
14…接着部材
14a〜14e…接着部材14の部分
15…枠体(光反射部材)
16…反射層(光反射部材)
31b,41b…アンダーカット部
51b…アッパーカット部
51c…アッパーカット部51bの上部
Claims (4)
- 基板の表面上に配設された半導体発光素子と、
蛍光体を含有する透明な蛍光体板と、
前記半導体発光素子の上面と前記蛍光体板の下面とを接着固定する透明な接着部材と、
前記半導体発光素子および前記蛍光体板を囲繞し、光反射性の微粒子を含有する反射層と
を備えた発光装置であって、
前記半導体発光素子の上面の外周縁近傍には、前記蛍光体板に覆われずに表出した表出部があり、
前記蛍光体板の外周端面にて、前記蛍光体板の上面近傍の部分は前記接着部材に覆われておらず、
前記表出部は、前記接着部材を介して前記反射層に覆われている発光装置であって、
前記蛍光体板の外周端面には、前記蛍光体板の上面側をえぐった形状のアッパーカット部が形成されており、
前記接着部材は、
前記半導体発光素子の上面と前記蛍光体板の下面とに挟設された部分と、
前記表出部および前記アッパーカット部の下部のみを被覆する部分とを備えた発光装置。 - 前記アッパーカット部は、前記蛍光体板の外周端面にて、前記蛍光体板の上面近傍の部分のみに形成されている、
請求項1に記載の発光装置。 - 間隙を空けて配列された複数個の前記半導体発光素子を備え、
前記蛍光体板は、複数個の前記半導体発光素子に対して個別に設けられている、
請求項1または請求項2に記載の発光装置。 - 間隙を空けて配列された複数個の前記半導体発光素子を備え、
複数個の前記半導体発光素子に対して前記蛍光体板を1個のみ備え、
前記蛍光体板の下面には、前記間隙を覆うように配置形成された凹部が形成されており、
前記接着部材は、
前記半導体発光素子の上面と前記蛍光体板の下面とに挟設された部分と、
前記表出部および前記凹部の一部を被覆する部分とを備えた、
請求項1または請求項2に記載の発光装置。
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