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JP6163508B2 - ログハウス - Google Patents

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JP6163508B2
JP6163508B2 JP2015046777A JP2015046777A JP6163508B2 JP 6163508 B2 JP6163508 B2 JP 6163508B2 JP 2015046777 A JP2015046777 A JP 2015046777A JP 2015046777 A JP2015046777 A JP 2015046777A JP 6163508 B2 JP6163508 B2 JP 6163508B2
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広道 鎌田
広道 鎌田
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Description

本発明は、設計の自由度を向上させたログハウスに関する。
ログハウスとは、丸太、製材その他これに類する木材(以下「ログ材」とする)を水平に積み上げる丸太組構法によって、ログハウスの壁(以下「ログ壁」とする)を構築し、上部に屋根を設けた建造物である。
近年の法改正により、二階建てのログハウスや、準防火地域でのログハウスの建築が可能となり、ログハウスの施主の要望も多種多様となっている。
しかし、ログハウスは構造上、壁全体が柱の役割も果たしているため、大きな窓を設ける際などに、設計上制限が生じる。
また、小屋部分等の精密な加工が必要な部位については、仮組みをした後に、再度ログ材単体となるように分解し、再度ログ壁の上部に積み上げる等の工程が必要で、工期が長くなることが多かった。そこで、工期を短縮するため、屋切りパネルで形成された切妻屋根を事前に作成した後にログ壁に取り付ける特許文献1等のログハウスが提供されている。
特開平4−153433号公報
前述のように、ログハウスを建てる際には、設計上の制限や、工期の長期化といった問題が生じる。
そこで、本発明においては、設計の自由度を上げながらも、工期の長期化を防ぐことのできるログハウスの提供を課題とする。
(第1の発明)
本願における第1の発明は、
断面が非長方形のログ材24を水平方向に積層して丸太組構法によって一階部分2のログ
壁23を構成するログハウス1において、
前記ログ壁23の上端に、断面形状の成幅より長い長方形の部材を用いて梁32及び桁31が設置されているとともに、
前記ログ壁23の上端と、前記梁32及び桁31の下端とは、密着して連結されていることを特徴とする。
ここで、桁31とは、屋根の棟木51に対して平行に設けられた部材であり、梁32とは、桁31と交わる水平部材とする。また、梁32及び桁31として用いる部材としては、断面が長方形の部材であれば制限はないが、梁32、桁31及びログ材24等を連結するにあたって、構造計算を容易にするために、日本工業標準調査会(JIS)又は一般社団法人日本農林規格協会(JAS協会)等の規格品が望ましい。
また、部材の材質は、建物の構造や外観等、総合的に判断して決定するが、無垢材であったとしても、集成材であったとしてもよい。
梁32と桁31との連結方法は、金物を用いても、ほぞ及びほぞ穴による連結方法であってもよく、強度を保つことが出来れば制限はない。また、梁32及び桁31とログ壁23の最上段のログ材24との連結方法についても同様に、強度を保つことが出来れば制限はない。
(第2の発明)
本願における第2の発明は、第1の発明に加え、前記梁32及び桁31の成が前記ログ材24の成より大きいことを特徴とする。
部材の曲げ剛性は成の二乗に比例し、2つの部材を積み重ねて一つの部材として見たときの曲げ剛性は、一つずつの部材の曲げ剛性を足し合わせたものである。そのため、2本のログ材24を積み重ねて形成した成と同じ成の部材を梁32や桁31として使用することで、曲げ剛性を向上させることができる。
(第3の発明)
本願における第3の発明は、第1の発明又は第2の発明に加え、前記梁32及び桁31の上に二階部分4を軸組工法で形成するとともに、該梁32と桁31を基にして二階の床を形成したことを特徴とする。
(第4の発明)
本願における第4の発明は、第1の発明又は第2の発明に加え、前記梁32及び桁31の上に小屋部分5を軸組工法で形成したことを特徴とする。
ここで、小屋部分5の造りは和風小屋組であっても洋風小屋組であっても梁32と桁31の上に設けることの出来る小屋組であれば制限はない。また、屋根の形状についても特に制限はない。
長方形の部材を使用することで、ログ材のような非長方形の部材よりも多くの金物を使用できることになり、1階よりも上の部分の設計に自由度が増す。特に、梁及び桁に使用する部材として、規格品を用いることで、規格品の金物を用いることができ、複雑な構造計算が容易になる。更に、このような構成にすることによって、熟練度の低い設計者であっても構造的に問題のない建物を比較的簡便に設計することができる。また、金物を用いることで、プレカットができ、現場での加工作業が不要になるため、工期の短縮が可能となる。
また、曲げ剛性を向上できるため、1階に開口部を設けた際に、開口部の上から梁までを複数本のログ材で支えるよりも、1本のログ材の成よりも高い本発明における部材を用いて支える方が、開口部の上から梁までの全長を短くすることができる。そのため、開口部を広くとることが可能となり、設計の自由度が増す。曲げ剛性が向上するということは、壁面の面積あたりの強度が増すということでもあるので、開口部を横方向に広くとることも可能となる。
第1の実施の形態におけるログハウスの正面図。 第1の実施の形態における、床天井部及び床天井部、連結する一階部分のログ壁最上段付近及び二階部分の柱の最下端付近の断面図。 第2の実施の形態におけるログハウスの正面図。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本実施の形態に係るログハウス1は、丸太組構法で建築された一階部分2と、一階部分2の上に設けられた一階の天井かつ二階の床となる床天井部3と、床天井部3の上に設けられた軸組構法で建築された二階部分4と、二階部分4を覆うように設けられた小屋部分5とからなる、二階建ての木造混構造住宅である。ここで、丸太組構法とは、ログ材24を水平に積み上げることにより壁を設ける工法をいい(ログハウス告示基準(国土交通省告示台百四十一号))、軸組構法とは柱41や梁32などの線状の部材で構成する工法をいう。
また、本実施形態において、水平かつ屋根の棟木51と平行な方向を横方向とし、水平かつ屋根の棟木51と垂直な部材を縦方向とする。
(一階部分2)
一階部分2は、地面に打設された基礎21と、基礎21の上に載設され基礎21に対して図示しないアンカーボルトで固定された土台22と、土台22の上に構築されたログ材24からなるログ壁23とからなる。ログ壁23の最上段に設けられたログ材24が床天井部3と連結される。
ログ壁23は平行にログ材24を組む、平行面25と、直角にログ材24を交差させて組む交差部26と、交差部26からログ材24の小口側端部までのノッチエンド部27とからなる。
(床天井部3)
図2に示すように、床天井部3は、ログ壁23の最上段に設けられたログ材24の上面に設けられており、横方向に積み上げられた1本の桁31と、縦方向に積み上げられた1本の梁32と、梁32に設けられた溝に嵌められた根太33と、梁32、桁31及び根太33の上面に設けられた床板34とからなる。
床天井部3とログ壁23とを連結させるため、ログ壁23の交差部26の上部に位置する床天井部3の上面から、交差部26まで、ボルト35が通されている。
ここで、梁32と桁31とは断面形状が同じ長方形の木材からなり、成はログ材24のそれよりも高い。桁31は、ノッチエンド部27までの長さを有しており、梁32はノッチエンド部27の手前までの長さを有しており、桁31の先端部分の側面と、梁32の端面とが密着する。ここで、前述の梁32と桁31とが密着する面を、図示しない接合面とする。桁31の接合面には、梁受け金物36が設けられており、梁32の接合面には、梁受け金物36が挿入されるように図示しない溝が設けられている。梁受け金物36と溝とを嵌合させ、梁受け金物36と梁32とが離れないように、梁32の側面から、梁受け金物36に達するようにネジで止める。
(二階部分4)
二階部分4は、軸組構法によって形成されており、柱41と柱41の上端に水平にかけられた二階梁44と、同じく水平にかけられ二階梁44に対して垂直に設けられた二階桁43と、梁32、桁31、柱41、二階梁44及び二階桁43によって形成された面を構成する壁42とで形成されている。二階部分4を構成する柱41の底面は交差部26の上部に位置する床天井部3の上面に設置されており、図示しない金物で連結されている。
(小屋部分5)
小屋部分5は、二階部分4の上部に設けられており、和風小屋組となっている。
小屋部分5は、二階桁43の上面に下端部分がかけられた垂木52と、垂木52の上端部分がかかる棟木51と、垂木52及び棟木51の間に平行に設けられた母屋53と、二階梁の上面に垂直に設置され、棟木51及び母屋53を支える梁束54とからなる。
垂木52には、二階桁43と係合するように切り欠きが設けられている。また、梁束54には、二階梁44と連結する面に図示しないほぞが設けられており、二階梁44には、梁束54と連結する面に図示しないほぞ穴が設けられており、ほぞとほぞ穴とを組み合わせることで、二階梁44の上面に梁束54が設けられている。
(第2の実施形態)
図3は第2の実施形態を表しており、二階部分4を小屋部分5とした以外は第1の実施形態と同じ構成とした。
第2の実施形態においては、前述の桁31の上面に屋根の垂木52がかけられており、前述の梁32の上面に小屋部分5の梁束54に対して垂直に設置されている。
1 ログハウス 2 一階部分
3 床天井部 4 二階部分
5 小屋部分 21 基礎
22 土台 23 ログ壁
24 ログ材 25 平行面
26 交差部 27 ノッチエンド部
31 桁 32 梁
33 根太 34 床板
35 ボルト 36 梁受け金物
41 柱 42 壁
43 二階桁 44 二階梁
51 棟木 52 垂木
53 母屋 54 梁束

Claims (4)

  1. 断面が非長方形のログ材を水平方向に積層して丸太組構法によって一階部分のログ壁を構成するログハウスであって、
    前記ログ壁の上端に、断面形状の成幅より長い長方形の部材を用いて梁及び桁が設置されているとともに、
    前記ログ壁の上端と、前記梁及び桁の下端とは、密着して連結されていることを特徴とするログハウス。
  2. 前記梁及び桁の成は前記ログ材の成より大きいことを特徴とする請求項1記載のログハウス。
  3. 前記梁及び桁の上に二階部分を軸組構法で形成するとともに、該梁と桁とを基にして二階の床を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のログハウス。
  4. 前記梁及び桁の上に小屋部分を軸組構法で形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のログハウス。
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