JP6156038B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Description
SBDにおいては、アノード電極には低いターンオン電圧が求められるため、仕事関数の低い金属(Ti,Al等)を用いることが必要である。
なお、以下の図面において、図示の便宜上、相対的に正確な大きさ及び厚みに示していない構成部材がある。
また、以下の諸実施形態において、各素子構造を画定するための素子分離工程を適宜行うが、具体的な記載は省略する。素子分離工程では、化合物半導体積層構造の素子分離領域にアルゴン(Ar)等を注入したり、STI(Shallow Trench Isolation)法を用いたりして素子分離を行う。
本実施形態では、化合物半導体装置として、AlGaN/GaN・HEMT及びAlGaN/GaN・SBDが同一基板に集積されたデバイスを開示する。
図1〜図2は、第1の実施形態による化合物半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
化合物半導体積層構造2は、バッファ層2a、電子走行層2b、中間層2c、及び電子供給層2dを有して構成される。
SiC基板1上に、AlNを200nm程度の厚みに、i(インテンショナリ・アンドープ)−GaNを3μm程度の厚みに、i−AlGaNを5nm程度の厚みに、n−AlGaNを30nm程度の厚みに順次成長する。これにより、バッファ層2a、電子走行層2b、中間層2c、及び電子供給層2dが形成される。バッファ層2aとしては、AlNの代わりにAlGaNを用いたり、低温成長でGaNを成長するようにしても良い。
詳細には、先ず、化合物半導体積層構造2の表面を、有機溶剤又は酸・アルカリ等を用いて充分に洗浄する。この化合物半導体積層構造2の表面の洗浄処理により、界面準位の極めて少ない良好な表面(後述する各種電極との界面となる)を得ることができる。
上記のレジストマスクを用いて、第1金属としてNi/Auを、例えば蒸着法により、化合物半導体積層構造2の表面を露出する各開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Niの厚みは30nm程度、Auの厚みは400nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したNi/Auを除去する。以上により、HEMT側にはショットキー電極であるゲート電極3Aが、SBD側には電極層3aが同時形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、上層部分を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、SBD側で電極層3aの上面のみを露出する開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
上記のレジストマスクを用いて、第2金属としてTiを、例えば蒸着法により、電極層3aの上面を露出する開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Tiの厚みは30nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したTiを除去する。以上により、SBD側の電極層3a上のみにキャップ層となる上層部分3bが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、ソース電極4A及びドレイン電極4B、並びにカソード電極4Cを形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを化合物半導体積層構造2の全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、HEMT側でソース電極及びドレイン電極の形成予定部位を、SBD側でカソード電極の形成予定部位をそれぞれ露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、化合物半導体積層構造2の全面に絶縁膜、例えばSiNをプラズマCVD法等により2nm程度〜200nm程度の厚みに堆積する。これにより、パッシベーション膜5が形成される。
詳細には、窒素雰囲気中において、第2金属である高融点金属、ここではTiの融点よりも低い温度、好ましくは400℃程度〜1000℃程度の温度、例えば550℃程度でSiC基板1を熱処理(アニール処理)する。この熱処理により、HEMT側ではソース電極4A及びドレイン電極4Bについて、SBD側ではカソード電極4Cについて、それぞれ電子供給層2dとのオーミックコンタクトが確立し、それぞれオーミック電極となる。それと共に、当該熱処理により、SBD側で上層部分3bのTiが電極層3a内に下方拡散し、Tiが電子供給層2dのAlGaNと電極層3aのNiとの界面に析出して、下層部分3cが形成される。下層部分3cは、例えば1nm程度〜2nm程度の厚みに形成される。電極層3aと上層部分3b及び下層部分3cとにより、ショットキー電極であるアノード電極3Bが形成される。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、化合物半導体装置として、AlGaN/GaN・HEMT及びAlGaN/GaN・SBDが同一基板に集積されたデバイスを開示するが、各電極の構成が異なる点で第1の実施形態と相違する。なお、第1の実施形態の構成部材等と同一のものについては、同符号を付して詳しい説明を省略する。
図3〜図5は、第2の実施形態による化合物半導体装置の製造方法の主要工程を示す概略断面図である。
詳細には、先ず、化合物半導体積層構造2の表面を、有機溶剤又は酸・アルカリ等を用いて充分に洗浄する。この化合物半導体積層構造2の表面の洗浄処理により、界面準位の極めて少ない良好な表面(後述する各種電極との界面となる)を得ることができる。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
本実施形態では、ゲート電極及び電極層の材料として、仕事関数の高い金属であるNi,Pt,Cu等を含有する材料(第1金属)を用いる。ここでは、Ni/Au(Niが下層でAuが上層)を第1金属として例示する。
Ni/Au12を、例えばスパッタ法により、開口11a,11bを埋め込むように絶縁膜11上に堆積する。Niの厚みは30nm程度、Auの厚みは400nm程度とする。
本実施形態では、上層部分の材料として、第1金属よりも仕事関数の低い高融点金属であるTi,Mo,Ta,W等を含有する材料(第2金属)を用いる。ここでは、Tiを第2金属として例示する。
Tiを、例えばスパッタ法により、絶縁膜11上の全面に堆積する。Tiの厚みは30nm程度とする。堆積したTi上にレジストを塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、SBD側の開口11bの上方に位置整合する部位を覆うようにレジストを残す。以上により、レジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、ゲート電極及び電極層を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストをNi/Au12及び上層部分13b上に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、HEMT側でゲート電極の形成予定部位を、SBD側で上層部分13bをそれぞれ覆うようにレジストを残す。以上により、レジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、絶縁膜11の全面に絶縁膜、例えばSiO2をCVD法等により500nm程度の厚みに堆積する。これにより、層間絶縁膜14が形成される。
詳細には、層間絶縁膜14の全面にレジストを塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、HEMT側ではソース電極の形成予定部位及びドレイン電極の形成予定部位を、SBD側ではカソード電極の形成予定部位をそれぞれ露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、電極材料として、例えばTi/Al(Tiが下層でAlが上層)を、例えばスパッタ法により、開口15a,15b,15c内を埋め込むように層間絶縁膜14上に堆積する。Tiの厚みは20nm程度、Alの厚みは200nm程度とする。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、窒素雰囲気中において、第2金属である高融点金属、ここではTiの融点よりも低い温度、好ましくは400℃程度〜1000℃程度の温度、例えば650℃程度でSiC基板1を熱処理(アニール処理)する。この熱処理により、HEMT側ではソース電極15A及びドレイン電極15Bについて、SBD側ではカソード電極15Cについて、それぞれ電子供給層2dとのオーミックコンタクトが確立する。それと共に、当該熱処理により、SBD側で上層部分13bのTiが電極層13a内に下方拡散し、Tiが電子供給層2dのAlGaNと電極層13aのNiとの界面に析出して、下層部分13cが形成される。下層部分13cは、例えば1nm程度〜2nm程度の厚みに形成される。電極層13aと上層部分13b及び下層部分13cとにより、アノード電極13Bが形成される。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、化合物半導体装置として、AlGaN/GaN・HEMT及びAlGaN/GaN・SBDが同一基板に集積されたデバイスを開示するが、化合物半導体積層構造がSBD側で異なる点で相違する。なお、第1の実施形態の構成部材等と同一のものについては、同符号を付して詳しい説明を省略する。
図6〜図8は、第3の実施形態による化合物半導体装置の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
化合物半導体積層構造21は、バッファ層21a、電子走行層21b、中間層21c、電子供給層21d、及びn−GaN層21eを有して構成される。
SiC基板1上に、AlNを200nm程度の厚みに、i(インテンショナリ・アンドープ)−GaNを3μm程度の厚みに、i−AlGaNを5nm程度の厚みに、n−AlGaNを30nm程度の厚みに、n−GaNを200nm程度の厚みに順次成長する。これにより、バッファ層21a、電子走行層21b、中間層21c、電子供給層21d、及びキャップ層21eが形成される。バッファ層21aとしては、AlNの代わりにAlGaNを用いたり、低温成長でGaNを成長するようにしても良い。
詳細には、n−GaN層21e上の全面にレジストを塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、n−GaN層21eの表面でSBD側を覆いHEMT側を露出するレジストマスクを形成する。
このレジストマスクを用いて、n−GaN層21eをドライエッチングする。ドライエッチングには、塩素系のエッチングガスを用いる。n−GaN層21eは、HEMT側の部分が除去され、SBD側の部分のみが残存する。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、化合物半導体積層構造21の表面を、有機溶剤又は酸・アルカリ等を用いて充分に洗浄する。この化合物半導体積層構造21の表面の洗浄処理により、界面準位の極めて少ない良好な表面(後述する各種電極との界面となる)を得ることができる。
上記のレジストマスクを用いて、第1金属としてNi/Auを、例えば蒸着法により、化合物半導体積層構造21の表面を露出する各開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Niの厚みは30nm程度、Auの厚みは400nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したNi/Auを除去する。以上により、HEMT側には電子供給層21d上にゲート電極3Aが、SBD側にはn−GaN層21e上に電極層3aが同時形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、上層部分を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、SBD側で電極層3aの上面のみを露出する開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
上記のレジストマスクを用いて、第2金属としてTiを、例えば蒸着法により、電極層3aの上面を露出する開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Tiの厚みは30nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したTiを除去する。以上により、SBD側の電極層3a上のみにキャップ層となる上層部分3bが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、ソース電極及びドレイン電極、並びにカソード電極を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを化合物半導体積層構造21の全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、HEMT側でソース電極及びドレイン電極の形成予定部位を、SBD側でカソード電極の形成予定部位をそれぞれ露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、化合物半導体積層構造21の全面に絶縁膜、例えばSiNをプラズマCVD法等により2nm程度〜200nm程度の厚みに堆積する。これにより、パッシベーション膜5が形成される。
詳細には、窒素雰囲気中において、第2金属である高融点金属、ここではTiの融点よりも低い温度、好ましくは400℃程度〜1000℃程度の温度、例えば550℃程度でSiC基板1を熱処理(アニール処理)する。この熱処理により、HEMT側ではソース電極4A及びドレイン電極4Bについて、SBD側ではカソード電極4Cについて、それぞれ電子供給層2dとのオーミックコンタクトが確立する。それと共に、当該熱処理により、SBD側で上層部分3bのTiが電極層3a内に下方拡散し、Tiが電子供給層2dのAlGaNと電極層3aのNiとの界面に析出して、下層部分3cが形成される。下層部分3cは、例えば1nm程度〜2nm程度の厚みに形成される。電極層3aと上層部分3b及び下層部分3cとにより、アノード電極3Bが形成される。
本実施形態では、第1の実施形態と同様に、化合物半導体装置として、AlGaN/GaN・HEMT及びAlGaN/GaN・SBDが同一基板に集積されたデバイスを開示するが、化合物半導体積層構造がSBD側で異なる点で相違する。なお、第1の実施形態の構成部材等と同一のものについては、同符号を付して詳しい説明を省略する。
図9〜図10は、第4の実施形態による化合物半導体装置の製造方法の主要工程を示す概略断面図である。
詳細には、化合物半導体積層構造2上の全面にレジストを塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、SBD側のアノード電極の形成予定部位のみを露出する開口を有するレジストマスクを形成する。
このレジストマスクを用いて、電子供給層2dを所定深さまでドライエッチングする。ドライエッチングには、塩素系のエッチングガスを用いる。これにより、電子供給層2dには、SBD側のアノード電極の形成予定部位に電極用リセス2Aが形成される。電子供給層2dのエッチング残量は、AlGaN/GaN・SBDの素子としての要求性能に依存する。
詳細には、先ず、化合物半導体積層構造2の表面を、有機溶剤又は酸・アルカリ等を用いて充分に洗浄する。この化合物半導体積層構造2の表面の洗浄処理により、界面準位の極めて少ない良好な表面(後述する各種電極との界面となる)を得ることができる。
上記のレジストマスクを用いて、第1金属としてNi/Auを、例えば蒸着法により、化合物半導体積層構造2の表面を露出する各開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Niの厚みは30nm程度、Auの厚みは400nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したNi/Auを除去する。以上により、HEMT側には電子供給層2d上にゲート電極3Aが、SBD側には電子供給層2dの電極用リセス2Aを埋め込む電極層3aが同時形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、上層部分を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、SBD側で電極層3aの上面のみを露出する開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
上記のレジストマスクを用いて、第2金属としてTiを、例えば蒸着法により、電極層3aの上面を露出する開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Tiの厚みは30nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したTiを除去する。以上により、SBD側の電極層3a上のみにキャップ層となる上層部分3bが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、ソース電極4A及びドレイン電極4B、並びにカソード電極4Cを形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを化合物半導体積層構造2の全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、HEMT側でソース電極及びドレイン電極の形成予定部位を、SBD側でカソード電極の形成予定部位をそれぞれ露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、化合物半導体積層構造2の全面に絶縁膜、例えばSiNをプラズマCVD法等により2nm程度〜200nm程度の厚みに堆積する。これにより、パッシベーション膜5が形成される。
詳細には、窒素雰囲気中において、第2金属である高融点金属、ここではTiの融点よりも低い温度、好ましくは400℃程度〜1000℃程度の温度、例えば550℃程度でSiC基板1を熱処理(アニール処理)する。この熱処理により、HEMT側ではソース電極4A及びドレイン電極4Bについて、SBD側ではカソード電極4Cについて、それぞれ電子供給層2dとのオーミックコンタクトが確立する。それと共に、当該熱処理により、SBD側で上層部分3bのTiが電極層3a内に下方拡散し、Tiが電子供給層2dのAlGaNと電極層3aのNiとの界面に析出して、下層部分3cが形成される。下層部分3cは、例えば1nm程度〜2nm程度の厚みに形成される。電極層3aと上層部分3b及び下層部分3cとにより、アノード電極3Bが形成される。
本実施形態では、化合物半導体装置として、同一基板にE-mode・AlGaN/GaN・HEMT及びD-mode・AlGaN/GaN・HEMTが集積されたデバイスを開示する。なお、第1の実施形態の構成部材等と同一のものについては、同符号を付して詳しい説明を省略する。
図11〜図12は、第5の実施形態による化合物半導体装置の製造方法の主要工程を示す概略断面図である。
詳細には、先ず、化合物半導体積層構造2の表面を、有機溶剤又は酸・アルカリ等を用いて充分に洗浄する。この化合物半導体積層構造2の表面の洗浄処理により、界面準位の極めて少ない良好な表面(後述する各種電極との界面となる)を得ることができる。
上記のレジストマスクを用いて、第1金属としてNi/Auを、例えば蒸着法により、化合物半導体積層構造2の表面を露出する各開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Niの厚みは30nm程度、Auの厚みは400nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したNi/Auを除去する。以上により、E-mode・HEMT側にはゲート電極22Aが、D-mode・HEMT側には電極層22aが同時形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、上層部分を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、D-mode・HEMT側で電極層22aの上面のみを露出する開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
上記のレジストマスクを用いて、第2金属としてTiを、例えば蒸着法により、電極層22aの上面を露出する開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Tiの厚みは30nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したTiを除去する。以上により、D-mode・HEMT側の電極層22a上のみにキャップ層となる上層部分22bが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、ソース電極23A及びドレイン電極23B、並びにソース電極23C及びドレイン電極23Dを形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを化合物半導体積層構造2の全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、E-mode・HEMT側及びD-mode・HEMT側でソース電極及びドレイン電極の形成予定部位をそれぞれ露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、化合物半導体積層構造2の全面に絶縁膜、例えばSiNをプラズマCVD法等により2nm程度〜200nm程度の厚みに堆積する。これにより、パッシベーション膜5が形成される。
詳細には、窒素雰囲気中において、第2金属である高融点金属、ここではTiの融点よりも低い温度、好ましくは400℃程度〜1000℃程度の温度、例えば550℃程度でSiC基板1を熱処理(アニール処理)する。この熱処理により、E-mode・HEMT側ではソース電極23A及びドレイン電極23Bについて、D-mode・HEMT側ではソース電極23C及びドレイン電極23Dについて、それぞれ電子供給層2dとのオーミックコンタクトが確立する。それと共に、当該熱処理により、D-mode・HEMT側で上層部分22bのTiが電極層22a内に下方拡散し、Tiが電子供給層2dのAlGaNと電極層22aのNiとの界面に析出して、下層部分22cが形成される。下層部分22cは、例えば1nm程度〜2nm程度の厚みに形成される。電極層22aと上層部分22b及び下層部分22cとにより、ゲート電極22Bが形成される。
本実施形態では、第5の実施形態と同様に、化合物半導体装置として、同一基板にE-mode・AlGaN/GaN・HEMT及びD-mode・AlGaN/GaN・HEMTが集積されたデバイスを開示する。本実施形態は、いわゆるMIS型構造とされている点で第5の実施形態と相違する。なお、第5の実施形態の構成部材等と同一のものについては、同符号を付して詳しい説明を省略する。
図14〜図15は、第6の実施形態による化合物半導体装置の製造方法の主要工程を示す概略断面図である。
詳細には、先ず、化合物半導体積層構造2の表面を、有機溶剤又は酸・アルカリ等を用いて充分に洗浄する。この化合物半導体積層構造2の表面の洗浄処理により、界面準位の極めて少ない良好な表面(後述する各種電極との界面となる)を得ることができる。
詳細には、ゲート電極及び電極層を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストをゲート絶縁膜24上に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、E-mode・HEMT側及びD-mode・HEMT側でそれぞれゲート電極の形成予定部位を露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
上記のレジストマスクを用いて、第1金属としてNi/Auを、例えば蒸着法により、ゲート絶縁膜24の表面を露出する各開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Niの厚みは30nm程度、Auの厚みは400nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したNi/Auを除去する。以上により、E-mode・HEMT側にはゲート電極22Aが、D-mode・HEMT側には電極層22aが同時形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、上層部分を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、D-mode・HEMT側で電極層22aの上面のみを露出する開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
上記のレジストマスクを用いて、第2金属としてTiを、例えば蒸着法により、電極層22aの上面を露出する開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Tiの厚みは30nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したTiを除去する。以上により、D-mode・HEMT側の電極層22a上のみにキャップ層となる上層部分22bが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、ゲート絶縁膜24上の全面にレジストを塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、ゲート絶縁膜24の表面において、E-mode・HEMT側及びD-mode・HEMT側のソース電極及びドレイン電極の形成予定部位をそれぞれ露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、ソース電極23A及びドレイン電極23B、並びにソース電極23C及びドレイン電極23Dを形成するためのレジストマスクを形成する。レジストをゲート絶縁膜24の全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、ゲート絶縁膜24の開口24a,24b,24c,24dをそれぞれ露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、窒素雰囲気中において、第2金属である高融点金属、ここではTiの融点よりも低い温度、好ましくは400℃程度〜1000℃程度の温度、例えば550℃程度でSiC基板1を熱処理(アニール処理)する。この熱処理により、E-mode・HEMT側ではソース電極23A及びドレイン電極23Bについて、D-mode・HEMT側ではソース電極23C及びドレイン電極23Dについて、それぞれ電子供給層2dとのオーミックコンタクトが確立する。それと共に、当該熱処理により、D-mode・HEMT側で上層部分22bのTiが電極層22a内に下方拡散し、Tiが電子供給層2dのAlGaNと電極層22aのNiとの界面に析出して、下層部分22cが形成される。下層部分22cは、例えば1nm程度〜2nm程度の厚みに形成される。電極層22aと上層部分22b及び下層部分22cとにより、ゲート電極22Bが形成される。
本実施形態では、第6の実施形態と同様に、化合物半導体装置として、同一基板にE-mode・AlGaN/GaN・HEMT及びD-mode・AlGaN/GaN・HEMTが集積されたMIS型構造のデバイスを開示する。本実施形態は、化合物半導体積層構造がE-mode・HEMT側で異なる点で第6の実施形態と相違する。なお、第6の実施形態の構成部材等と同一のものについては、同符号を付して詳しい説明を省略する。
図16〜図18は、第7の実施形態による化合物半導体装置の製造方法の主要工程を示す概略断面図である。
詳細には、化合物半導体積層構造2上の全面にレジストを塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、E-mode・HEMT側のゲート電極の形成予定部位のみを露出する開口を有するレジストマスクを形成する。
このレジストマスクを用いて、電子供給層2dを所定深さまでドライエッチングする。ドライエッチングには、塩素系のエッチングガスを用いる。これにより、電子供給層2dには、E-mode・HEMT側のゲート電極の形成予定部位に電極用リセス2Bが形成される。電極用リセスは、エッチング部位で電子供給層2dが残存するようにしても、或いは電子走行層2bに達するまで形成しても良い。
詳細には、先ず、化合物半導体積層構造2の表面を、有機溶剤又は酸・アルカリ等を用いて充分に洗浄する。この化合物半導体積層構造2の表面の洗浄処理により、界面準位の極めて少ない良好な表面(後述する各種電極との界面となる)を得ることができる。
詳細には、ゲート電極及び電極層を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストをゲート絶縁膜24上に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工する。これにより、E-mode・HEMT側にはゲート電極の形成予定部位である電極用リセス2Bの上方に位置整合する部位を露出する開口が、D-mode・HEMT側にはゲート電極の形成予定部位を露出する開口がそれぞれ形成される。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
上記のレジストマスクを用いて、第1金属としてNi/Auを、例えば蒸着法により、ゲート絶縁膜24の表面を露出する各開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Niの厚みは30nm程度、Auの厚みは400nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したNi/Auを除去する。以上により、E-mode・HEMT側にはゲート絶縁膜24を介して電極用リセス2Bを埋め込むゲート電極22Aが、D-mode・HEMT側にはゲート絶縁膜24上に電極層22aが同時形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、先ず、上層部分を形成するためのレジストマスクを形成する。レジストを全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、D-mode・HEMT側で電極層22aの上面のみを露出する開口を形成する。以上により、当該開口を有するレジストマスクが形成される。
上記のレジストマスクを用いて、第2金属としてTiを、例えば蒸着法により、電極層22aの上面を露出する開口内を含むレジストマスク上に堆積する。Tiの厚みは30nm程度とする。リフトオフ法により、レジストマスク及びその上に堆積したTiを除去する。以上により、D-mode・HEMT側の電極層22a上のみにキャップ層となる上層部分22bが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、ゲート絶縁膜24上の全面にレジストを塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、ゲート絶縁膜24の表面において、E-mode・HEMT側及びD-mode・HEMT側のソース電極及びドレイン電極の形成予定部位をそれぞれ露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、ソース電極23A及びドレイン電極23B、並びにソース電極23C及びドレイン電極23Dを形成するためのレジストマスクを形成する。レジストをゲート絶縁膜24の全面に塗布し、リソグラフィーによりレジストを加工して、ゲート絶縁膜24の開口24a,24b,24c,24dをそれぞれ露出する各開口を形成する。以上により、当該各開口を有するレジストマスクが形成される。
レジストマスクは、所定の薬液を用いたウェット処理又は酸素プラズマを用いたアッシング処理により、除去される。
詳細には、窒素雰囲気中において、第2金属である高融点金属、ここではTiの融点よりも低い温度、好ましくは400℃程度〜1000℃程度の温度、例えば550℃程度でSiC基板1を熱処理(アニール処理)する。この熱処理により、E-mode・HEMT側ではソース電極23A及びドレイン電極23Bについて、D-mode・HEMT側ではソース電極23C及びドレイン電極23Dについて、それぞれ電子供給層2dとのオーミックコンタクトが確立する。それと共に、当該熱処理により、D-mode・HEMT側で上層部分22bのTiが電極層22a内に下方拡散し、Tiが電子供給層2dのAlGaNと電極層22aのNiとの界面に析出して、下層部分22cが形成される。下層部分22cは、例えば1nm程度〜2nm程度の厚みに形成される。電極層22aと上層部分22b及び下層部分22cとにより、ゲート電極22Bが形成される。
本実施形態では、第1〜第7の実施形態から選ばれた1種の化合物半導体装置を適用した電源装置を開示する。
図19は、第8の実施形態による電源装置の概略構成を示す結線図である。
一次側回路31は、交流電源34と、いわゆるブリッジ整流回路35と、複数(ここでは4つ)のスイッチング素子36a,36b,36c,36dとを備えて構成される。また、ブリッジ整流回路35は、スイッチング素子36eを有している。
二次側回路22は、複数(ここでは3つ)のスイッチング素子37a,37b,37cを備えて構成される。
一方、二次側回路32のスイッチング素子37a,37b,37cは、シリコンを用いた通常のMIS・FETとされている。
本実施形態では、第1〜第7の実施形態から選ばれた1種の化合物半導体装置を適用した高周波増幅器を開示する。
図20は、第9の実施形態による高周波増幅器の概略構成を示す結線図である。
ディジタル・プレディストーション回路41は、入力信号の非線形歪みを補償するものである。ミキサー42aは、非線形歪みが補償された入力信号と交流信号をミキシングするものである。パワーアンプ43は、交流信号とミキシングされた入力信号を増幅するものであり、第1〜第7の実施形態から選ばれた1種における化合物半導体装置のAlGaN/GaN・HEMTを有している。なお図20では、例えばスイッチの切り替えにより、出力側の信号をミキサー42bで交流信号とミキシングしてディジタル・プレディストーション回路41に送出できる構成とされている。
第1〜第9の実施形態では、化合物半導体装置としてAlGaN/GaN・HEMT及びAlGaN/GaN・SBDを例示した。化合物半導体装置としては、AlGaN/GaN・HEMT及びAlGaN/GaN・SBD以外にも、以下のようなデバイスに適用できる。
本例では、化合物半導体装置として、InAlN/GaN・HEMT及びInAlN/GaN・SBDを開示する。
InAlNとGaNは、組成によって格子定数を近くすることが可能な化合物半導体である。この場合、上記した第1〜第7の実施形態では、電子走行層がi−GaN、中間層がi−InAlN、電子供給層がn−InAlNで形成される。また、この場合のピエゾ分極がほとんど発生しないため、2次元電子ガスは主にInAlNの自発分極により発生する。
本例では、化合物半導体装置として、InAlGaN/GaN・HEMT及びInAlGaN/GaN・SBDを開示する。
GaNとInAlGaNは、後者の方が前者よりも組成によって格子定数を小さくすることができる化合物半導体である。この場合、上記した第1〜第7の実施形態では、電子走行層がi−GaN、中間層がi−InAlGaN、電子供給層がn−InAlGaNで形成される。
前記金属層上に、前記第1金属よりも仕事関数が低い金属である第2金属を形成する工程と、
前記第2金属の融点よりも低い温度で熱処理を行い、下層部分に前記第2金属が析出してなる第1電極を形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
前記熱処理により、前記第1電極の形成と共に前記第3電極を前記半導体層とオーミック接触させることを特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
前記第1領域において、前記第1金属層上に前記第1金属よりも仕事関数が低い金属である第2金属を形成する工程と、
前記半導体層の上方において、前記第1領域には第3金属の第3金属層を、前記第2領域には前記第3金属の第4金属層を形成する工程と、
前記第2金属の融点よりも低い温度で熱処理を行い、前記第1領域には、前記第1金属層の下層部分に前記第2金属が析出してなる第1ショットキー電極、及び前記第3金属層が前記半導体層とオーミック接触してなる第1オーミック電極を、前記第2領域には、前記第2金属層の第2ショットキー電極、及び前記第4金属層が前記半導体層とオーミック接触してなる第2オーミック電極を形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
前記半導体層の上方に形成された第1電極と
を含み、
前記第1電極は、第1金属の金属層に、Ti,Mo,Ta,Wから選ばれた少なくとも1種である第2金属が熱拡散されており、下層部分に前記第2金属が析出していることを特徴とする半導体装置。
前記第2電極は、前記第1金属からなることを特徴とする付記11又は12に記載の半導体装置。
前記高圧回路はトランジスタを有しており、
前記トランジスタは、
半導体層と、
前記半導体層の上方に形成された第1電極と
を含み、
前記第1電極は、第1金属の金属層に、Ti,Mo,Ta,Wから選ばれた少なくとも1種である第2金属が当該第2金属の融点よりも低い温度で熱拡散されており、下層部分に前記第2金属が析出していることを特徴とする電源装置。
トランジスタを有しており、
前記トランジスタは、
半導体層と、
前記半導体層の上方に形成された第1電極と
を含み、
前記第1電極は、第1金属の金属層に、Ti,Mo,Ta,Wから選ばれた少なくとも1種である第2金属が当該第2金属の融点よりも低い温度で熱拡散されており、下層部分に前記第2金属が析出していることを特徴とする高周波増幅器。
2,21 化合物半導体積層構造
2a,21a バッファ層
2b,21b 電子走行層
2c,21c 中間層
2d,21d 電子供給層
21e n−GaN層
2A,2B 電極用リセス
3A,13A,22A,22B ゲート電極
3B,13B アノード電極
3a,13a,22a 電極層
3b,13b,22b 上層部分
3c,13c,22c 下層部分
4A,15A,23A,23C ソース電極
4B,15B,23B,23D ドレイン電極
4C,15C カソード電極
5 パッシベーション膜
11 絶縁膜
11a,11b,15a,15b,15c,24a,24b,24c,24d 開口
12 Ni/Au
14 層間絶縁膜
24 ゲート絶縁膜
31 一次側回路
32 二次側回路
33 トランス
34 交流電源
35 ブリッジ整流回路
36a,36b,36c,36d,36e,37a,37b,37c スイッチング素子
41 ディジタル・プレディストーション回路
42a,42b ミキサー
43 パワーアンプ
Claims (10)
- 半導体層の上方に、開口を有する絶縁膜を形成する工程と、
前記開口を埋め込むように、前記絶縁膜上に第1金属を堆積する工程と、
前記第1金属上の前記開口の上方に位置整合する部位のみに、前記第1金属よりも仕事関数が低い金属である第2金属を形成する工程と、
前記第1金属を加工して、前記第2金属下に前記開口を前記第1金属で埋め込む金属層を形成する工程と、
前記第2金属の融点よりも低い温度で熱処理を行い、下層部分に前記第2金属が析出してなる第1電極を形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第2金属は、Ti,Mo,Ta,Wから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1金属は、Ni,Pt,Cuから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体層の上方に、前記金属層と共に前記第1金属の第2電極を形成する工程を更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体層上に第3電極を形成する工程を更に含み、
前記熱処理により、前記第1電極の形成と共に前記第3電極を前記半導体層とオーミック接触させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 前記金属層を形成する前に、前記半導体層の表面を洗浄する工程を更に含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記半導体層は、化合物半導体積層構造であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
- 半導体層の上方において、第1領域には第1開口を、第2領域には第2開口をそれぞれ有する絶縁膜を形成する工程と、
前記第1開口及び前記第2開口を埋め込むように、前記絶縁膜上に第1金属を堆積する工程と、
前記第1金属上の前記第1開口の上方に位置整合する部位のみに、前記第1金属よりも仕事関数が低い金属である第2金属を形成する工程と、
前記第1金属を加工して、前記第1領域には前記第2金属下で前記第1開口を前記第1金属で埋め込む第1金属層を、前記第2領域には前記第2開口を前記第1金属で埋め込む第2金属層を形成する工程と、
前記半導体層の上方において、前記第1領域には第3金属の第3金属層を、前記第2領域には前記第3金属の第4金属層を形成する工程と、
前記第2金属の融点よりも低い温度で熱処理を行い、前記第1領域には、前記第1金属層の下層部分に前記第2金属が析出してなる第1ショットキー電極、及び前記第3金属層が前記半導体層とオーミック接触してなる第1オーミック電極を、前記第2領域には、前記第2金属層の第2ショットキー電極、及び前記第4金属層が前記半導体層とオーミック接触してなる第2オーミック電極を形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 前記第2金属は、Ti,Mo,Ta,Wから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
- 前記第1金属は、Ni,Pt,Cuから選ばれた少なくとも1種であることを特徴とする請求項8又は9に記載の半導体装置の製造方法。
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