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JP6151369B2 - サスペンション用アーム部材 - Google Patents

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JP6151369B2
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Description

本発明は、車両に搭載されるサスペンションにおいて、複数の部材を連結するのに利用されるサスペンション用アーム部材に関する。
従来、自動車に搭載されるサスペンションでは、部材と部材とをサスペンション用アーム部材を介在して上下方向等に揺動可能に連結している。サスペンション用アーム部材としては、例えば、ボールジョイントによって車体あるいはアクスルに取り付けられるサスペンションアームや、ストラットとスタビライザとを連結するスタビライザリンク等が挙げられる。そのようなサスペンション用アーム部材は、強度や剛性が要求されるため、一般に鉄製のものが使用されている。一般のスタビライザリンクは、サポートバーが鋼鉄製であるため、樹脂製の部材や、アルミニウム製の部材と比較して重量が重くなっている。
近年、自動車の分野では、原油及びガソリンの高騰などから燃費の向上の要求が高まり、燃費を向上させるために、車体の重量の軽減化が要求されている。車体重量を軽減させるためにサスペンション用アーム部材の重量を軽減化したものとしては、例えば、特許文献1に記載されたプラスチック揺動支持体が知られている。
特許文献1に開示されているプラスチック揺動支持体(サスペンション用アーム部材)は、プラスチック製のベースボディの前後側面にそれぞれ長手方向に細長い4つの中間室を形成し、合計8つの中間室を有している。
その中間室は、プラスチック揺動支持体の前側側面の中央部下側に配置した一対の前側面中央部の中間室と、その一対の前側面中央部の中間室に対して左右外側の上側の線対称な位置にそれぞれ配置した一対の前側面外側の中間室と、後側側面の中央部上側に配置した一対の後側面上側中央部の中間室と、その一対の後側面上側中央部の中間室に対して左右外側の下側の線対称な位置にそれぞれ配置した一対の後側面外側上部の中間室と、から成る。
プラスチック揺動支持体は、前後側面にそれぞれ4つ長手方向に細長い中間室を形成して短手方向に縦断面視してS字形状に形成することにより、断面二次モーメント、及び、全体構造の耐負荷能力を向上させている。
特表2009−541680号公報
しかし、特許文献1に開示されているプラスチック揺動支持体は、前側側面及び後側側面にそれぞれ4つの中間室(中間スペース)を形成し、プラスチックで製造したことにより、軽量化と製造コストの低減を図っているものの、更に軽量化と製造コストの低減の要望がある。
また、そのプラスチック揺動支持体は、側面視して、ベースボディが中心線を中心として上下対称形状に形成されていないので、自動車に搭載して走行させた場合、多方向からの荷重を受けて、上下対称な形状に変形せず、不規則な変形をする。例えば、プラスチック揺動支持体をスタビライザリンクとして自動車に使用した場合は、長手方向に延びる軸回りに正逆回転するので、外接円分の空間がプラスチック揺動支持体の周囲に必要となる。そうすると、スタビライザリンクの周囲に補機類等を配置した場合は、プラスチック揺動支持体が補機類等に当接するので、それを避けるための空間が必要なため、車両レイアウトの設計が行い難いという問題点があった。
また、プラスチック揺動支持体は、両端部の収容エレメント間のサポートバーに形成された中間室が、上中下の3つの横方向ウエブ(リブ)と、2つの結合部とでスクウエアな形状の空間に形成されている。このため、中間室の奥隅に泥砂等が付着した場合は、泥砂等が離脱し難いという問題点があった。
また、プラスチック揺動支持体は、平板状の上中下の3つの横方向ウエブを平行に配置していることにより、軸直交方向からの圧縮力に対しては強いが、上下の横方向ウエブが軸方向にずれる挙動に対しては弱いという問題点があった。
また、プラスチック揺動支持体は、横方向に向けて形成された横方向ウエブと、上下方向に向けて形成された結合ウエブとが交差する箇所が、応力が集中し易く、鋭角コーナーが破損し易いという問題点があった。
そこで、本発明は、前記問題点を解消すべく創案されたものであり、更に軽量で強度を有するサスペンション用アーム部材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るサスペンション用アーム部材は、車両に搭載されるサスペンションの複数の部材を連結する連結部と、当該連結部を両端部にそれぞれに設け長手方向に延設されたサポートバーと、を有するサスペンション用アーム部材であって、前記サポートバーは、長手方向に直交する方向に向けて凹部状に形成された複数の肉抜部を有し、樹脂材料で形成され、前記肉抜部は、前記サポートバーの前面上部に長手方向に形成された複数の前側上部肉抜部と、前記サポートバーの前面下部に長手方向に形成され、前記前側上部肉抜部に対して上下方向に互い違いに配置された複数の前側下部肉抜部と、前記サポートバーの後面上部に長手方向に形成され、前記前側上部肉抜部に対して前後方向に互い違いに配置された複数の後側上部肉抜部と、前記サポートバーの後面下部に長手方向に形成され、前記後側上部肉抜部及び前記前側下部肉抜部に対して互い違いに配置された複数の後側下部肉抜部と、を備え、前記サポートバーの前記肉抜部が形成されている部位は、短手方向に断面視して略S字状または略逆S字状に形成されていることを特徴とする。
なお、ここで上下方向、上部及び下部は、任意の方向であって、肉抜部が形成されている面に対する短手方向を上下方向とする。また、前後方向、前側及び後側は、任意の方向であって、凹部状の肉抜部が形成されている深さ方向を前後方向とする。
かかる構成によれば、サスペンション用アーム部材は、凹部状に形成された複数の肉抜部を有し、樹脂材料で形成されていることによって、軽量化することができる。その肉抜部は、サポートバーの前面上部に形成された前側上部肉抜部と、サポートバーの前面下部に前側上部肉抜部に対して上下方向に互い違いに配置された前側下部肉抜部と、サポートバーの後面上部に前側上部肉抜部に対して互い違いに配置された後側上部肉抜部と、サポートバーの後面下部に後側上部肉抜部及び前側下部肉抜部に対して互い違いに配置された後側下部肉抜部と、を備えている。このため、、サスペンション用アームは、サポートバーの前面及び後面に、上下方向及び長手方向に互い違いに肉抜部を配置しているので、肉抜きした分だけサポートバーを形成する樹脂材料を削減してコストダウンと軽量化を図ることができると共に、肉抜部を形成する仕切部位によって強度を向上させることができる。
また、かかる構成によれば、サポートバーは、肉抜部が形成されている部位が、短手方向に断面視して略S字状または略逆S字状に形成されていることによって、肉抜部の剛性を向上させることができる。
また、本発明に係るサスペンション用アーム部材は、車両に搭載されるサスペンションの複数の部材を連結する連結部と、当該連結部を両端部にそれぞれに設け長手方向に延設されたサポートバーと、を有するサスペンション用アーム部材であって、前記サポートバーは、長手方向に直交する方向に向けて凹部状に形成された複数の肉抜部を有し、樹脂材料で形成され、前記肉抜部は、前記サポートバーの前面上部に長手方向に形成された複数の前側上部肉抜部と、前記サポートバーの前面下部に長手方向に形成され、前記前側上部肉抜部に対して上下方向に互い違いに配置された複数の前側下部肉抜部と、前記サポートバーの後面上部に長手方向に形成され、前記前側上部肉抜部に対して前後方向に互い違いに配置された複数の後側上部肉抜部と、前記サポートバーの後面下部に長手方向に形成され、前記後側上部肉抜部及び前記前側下部肉抜部に対して互い違いに配置された複数の後側下部肉抜部と、を備え、前記肉抜部が形成されている部位は、短手方向に断面視して中央部に配置された中間板部と、前記中間板部の両端部から当該中間板部に対して直交する方向で相互に反対方向に向けて形成されたリブ部と、前記リブ部の先端部から当該リブ部に対して直交する方向に平行に形成されたウイング部と、を有し、前記中間板部の板厚をT1、前記リブ部の板厚をT2、前記ウイング部の板厚をT3とすると、前記肉抜部は、T1<T3<T2になるように形成されていること特徴とする。
かかる構成によれば、肉抜部は、中間板部の板厚T1と、リブ部の板厚T2と、ウイング部の板厚T3とが、T1<T3<T2になるように形成されていることにより、強度要件の高い順に樹脂成形時の樹脂流動性を適用させることができる。このため、剛性のあるサポートバーを得ることができる。
また、前記肉抜部が形成されている部位は、短手方向に断面視して中央部に配置された中間板部と、前記中間板部の両端部から当該中間板部に対して直交する方向で相互に反対方向に向けて形成されたリブ部と、前記リブ部の先端部から当該リブ部に対して直交する方向に平行に形成されたウイング部と、を有し、前記中間板部の板厚をT1、前記リブ部の板厚をT2、前記ウイング部の板厚をT3とすると、前記肉抜部は、T1<T3<T2になるように形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、肉抜部は、中間板部の板厚T1と、リブ部の板厚T2と、ウイング部の板厚T3とが、T1<T3<T2になるように形成されていることにより、強度要件の高い順に樹脂成形時の樹脂流動性を適用させることができる。このため、剛性のあるサポートバーを得ることができる。
また、前記肉抜部は、当該肉抜部の開口部から内底部に向けて形成された側壁が、前記開口部に対して拡開する傾斜角度をつけて形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、肉抜部は、開口部から内底部に向けて形成された側壁が、断面視してハの字状に開口部に向けて拡開する傾斜角度をつけて形成されていることにより、樹脂成形後の金型を容易に抜けるようにすることができると共に、肉抜部内に侵入した泥砂等が容易に排出されるようにすることができる。
また、前記側壁は、隣接する肉抜部に対して逆方向に拡開して形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、肉抜部の側壁は、隣接する肉抜部に対して逆方向に拡開していることによって、開口端側のウイング部が倒れるのをトラス効果で抑制するように樹脂成形することができると共に、軸回り方向の強度の均等化を図ることができる。
また、前記傾斜角度は、前記サポートバーの長手方向の中心線に対して91度から100度の範囲内のいずれかの角度からなることが好ましい。
かかる構成によれば、肉抜部の側壁の傾斜角度が、91度から100度の範囲内のいずれかの角度になっていることにより、樹脂成形後の金型を容易に抜けるようにすることができると共に、車両走行中に肉抜部内に侵入した泥砂等が容易に排出されるようにすることができる。また、肉抜部の側壁は、拡開するように傾斜していることによって、サポートバーの強度を向上させることができる。
また、前記肉抜部の各角部は、それぞれ所定の曲率半径で丸められていることが好ましい。
かかる構成によれば、肉抜部の各角部は、それぞれ所定の曲率半径で丸められていることによって、その角部に他の部材等が衝突した際に、角部に応力が集中して破損するのを抑制することができる。
また、前記樹脂材料は、PA66、PA6、PPS、POMのいずれかを含むエンプラまたはスーパーエンプラからなることが好ましい。
かかる構成によれば、樹脂材料は、エンプラまたはスーパーエンプラからなることにより強度及び耐熱性を向上させることができる。
また、前記樹脂材料には、繊維強化材が添加されていることが好ましい。
かかる構成によれば、樹脂材料は、繊維強化材が添加されていることにより、剛性及び温度に対する強度を向上させることができる。
本発明は、更に軽量で強度を有するサスペンション用アーム部材を提供することができる。
本発明の実施形態に係るサスペンション用アーム部材の一部断面を有する正面図である。 (a)は図1のA−A拡大断面図、(b)はサスペンション用アーム部材の連結部の拡大底面図である。 (a)はサスペンション用アーム部材のサポートバーの側面図、(b)は図3(a)のB−B断面図である。 (a)は図3(a)のC−C断面図、(b)は図3(b)のD−D断面図である。 (a)は図3(a)のE−E断面図、(b)は図3(a)のF−F断面図、(c)は図3(a)のG−G断面図、(d)は図3(a)のF−F断面図である。 肉抜部の形状を示す要部拡大断面図である。
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施形態に係るサスペンション用アーム部材Sについて説明する。
なお、図1に示すサスペンション用アーム部材Sは、設置する車両に設置状態や、取付位置によってその向きが変化する。このため、便宜上、サスペンション用アーム部材Sにおいて、サポートバー1を長手方向に配置した場合を基準として、サポートバー1に形成された肉抜部10の深さ方向を前後方向、サポートバー1の肉抜部10の短手方向を上下方向、連結部2,2が配置されている側を左右として以下説明する。
<サスペンションの構成>
まず、本発明の実施形態に係るサスペンション用アーム部材Sを説明する前に、本発明が適用されるサスペンション(図示省略)について説明する。
サスペンション(図示省略)は、例えば、自動車や二輪車や電車等の車両で、車体をその上に載せて、車輪からの振動を緩衝させる装置であって、サスペンション用アーム部材Sを備えている。
<サスペンション用アーム部材の構成>
サスペンション用アーム部材Sは、車両に搭載されたサスペンション(図示省略)に備えられたアーム形状の部材であり、このほかリンクあるいはロッドといわれている部材も含む。サスペンション用アーム部材Sは、例えば、サスペンションアームあるいはスタビライザリンク等である。サスペンション用アーム部材Sは、後記するサポートバー1を有してサスペンション(図示省略)に使用される部材であればよく、サスペンションの形式、種類、使用される箇所等は特に限定されない。以下、スタビライザリンクの場合を例に挙げて本発明を説明する。
図1に示すように、サスペンション用アーム部材Sは、車両に搭載されるサスペンションの複数の部材を連結する一対の連結部2,2と、この連結部2,2を両端部にそれぞれに設けて長手方向に延設されたサポートバー1と、を有するアーム形状(リンク形状)の部材である。サスペンション用アーム部材Sは、両端部の連結部2,2のハウジング部2aに、後記するボールシート3と、ボールシート3に回動自在に内設されたボール部4aを有するスタッドボルト4と、ボール部4aへ塵挨等が侵入するのを防止するダストブーツ5と、がそれぞれ設置されている。
サスペンション用アーム部材Sは、例えば、全長L1(図4(b)参照)が330mm程度の長さに形成されている。サスペンション用アーム部材Sは、いわゆるPA66、PA6、PPS、POMのいずれかを含むエンプラまたはスーパーエンプラの樹脂材料で形成されている。その樹脂材料には、グラスファイバー、カーボンファイバー等の細い繊維等から成る繊維強化材が添加されて、強度が向上されている。樹脂材料における繊維強化材の含有率は、強化効果及び高温(80℃)強度が常温(23℃)と比較して、50%以下にならないようにするために、25%以上が好ましい。また、繊維強化材の含有率は、成形性で射出成形機のライフを考慮し、上限を60%程度とする。
ここで、「エンプラ」とは、耐熱性が100℃以上で引張強度が50MPa以上、曲げ弾性率が2.4GPa以上で、構造用及び機械部材に適合している高性能プラスチックをいう。また、「スーパーエンプラ」とは、エンプラの中でも耐熱性がさらに高く、150℃以上の高温でも長期使用できるものをいう。
PA66は、ポリアミド系樹脂で、ナイロン66ともいわれている。PA66は、合成繊維であって、ポリアミド系樹脂の中では結晶化度が高く、物性のバランスがとれたエンプラでもあり、PA6と比較して、耐熱性及び機械的強度により優れている。PA66は、機械的強度のバランス、耐薬品性に優れ、ナイロン系樹脂(ポリアミド系樹脂)の中で最も優れた機械的強度がある。また、PA66は、充填剤により強化が可能であり、ガラス繊維などを充填して、機械的強度・剛性・熱変形温度などを大きく向上させることが可能である。
PA6は、ポリアミド樹脂であり、ナイロン6ともいわれている。PA6は、融点が225℃、耐熱温度が80〜140℃、比重が1.13で、色は乳白色で、耐摩耗性、耐寒冷性、耐衝撃性、耐油性、耐アルカリ性に優れている。
PPSは、ポリフェニレンサルファイド樹脂であり、フェニル基(ベンゼン環)とイオウ(S)が交互に繰り返される分子構造を持った高性能の樹脂である。PPSは、結晶性樹脂で非常に耐熱性が高く(連続使用温度240℃程度)、連続使用温度は200℃〜220℃、高荷重(1.82MPa)での荷重たわみ温度が260℃以上と耐熱性に優れ,引っ張り強さや曲げ強さが大きい。PPSは、成形時の収縮率が0.3〜0.5%と小さく寸法安定性がよい。また、PPSは、機械的強度、剛性、難燃性、耐薬品性、電気特性及び寸法安定性等が優れている。
POMは、ポリアセタールであり、バランスの取れた機械的性質を持つ結晶性樹脂で、特に耐疲労性に極めて優れている。耐摩擦・摩耗性、耐薬品性、耐クリープ性、寸法安定性に優れ、吸水性も少ない。
<サポートバーの構成>
図4(a)、(b)に示すように、サポートバー1は、左右端部の連結部2,2間に設けられたロッド形状の部位であり、樹脂材料によって連結部2,2に一体形成されている。サポートバー1は、長手方向(左右方向)に直交する方向(前後方向)に向けて凹部状に形成され、上下二段に配置された複数の肉抜部10と、正面視して肉抜部10の左右両側から左右端部の連結部2に亘って一列に形成された端部側肉抜部15と、を有している。
サポートバー1は、例えば、平面視して、中央部の前後方向の長さL2が26.2mm程度で最も長く、連結部2寄りの端部(首部1e)の前後方向の長さL3が20.83mmで最も細く形成されて、中央部から両端部側に亘って段々と縮小するように形成されている。サポートバー1は、例えば、側面視して、中央部の上下方向の高さH1が19.6mm程度で最も長く、左右端の上下方向の高さH2が15.40mmで最も細く形成されて、中央部から両端に亘って段々と細くなるように形成されている。また、図5(a)〜(c)に示すように、サポートバー1は、肉抜部10等の平面が交差する全ての各角部10dに、それぞれ後記するアールRa,Rb、または、球アール面Rcが形成されて、所定の曲率半径で丸められている。
図5(b)〜(c)に示すように、サポートバー1の肉抜部10が形成されている部位は、縦断面視して略S字状(略己字状)または略逆S字状(略逆己字状)に形成されている。そのサポートバー1の肉抜部10が形成されている部位は、それぞれ後記する中間板部10eと、リブ部10fと、ウイング部10gと、を有している。サポートバー1は、縦断面視して略S字状または略逆S字状に形成されていることにより、縦断面視してI字状のものと比較して、X軸方向及びY軸方向に対して、中心軸から離間した距離の位置にリブ部10f及びウイング部10gを配置されている。このため、サポートバー1は、外力が負荷された場合、外力を分散させて弾性的に吸収することができるので、外形寸法を抑制して小型化することが可能である。
<肉抜部の構成>
図1に示すように、肉抜部10は、サポートバー1の前面及び後面と、連結部2,2の外周面とにそれぞれ形成された断面視して凹部形状の空間であり、サスペンション用アーム部材Sの軽量化を目的として形成されている。肉抜部10は、前側上部肉抜部11と、前側下部肉抜部12と、後側上部肉抜部13と、後側下部肉抜部14と、端部側肉抜部15と、を備えて構成されている。
図3(b)に示すように、肉抜部10は、この肉抜部10の開口部10aから内底部10bに向けて形成された側壁10cが、断面視してハの字状に開口部10aに向けて拡開する傾斜角度θをつけて形成されている。その傾斜角度θは、サポートバー1の左右(長手)方向の中心線に対して91度から100度の範囲内のいずれかの角度に形成されている。このため、肉抜部10は、内底部10bから開口部10aに向けて口径が徐々に大きくなるように拡開して形成されている。
なお、図1、図3(b)及び図4(b)では、便宜上、開口部10a及び側壁10cを直線で表現して省略しているが、実際は、開口部10aの開口端と底端とにズレ(段差)がある。
<前側上部肉抜部の構成>
図3(a)に示すように、前側上部肉抜部11は、サポートバー1の前面上部1aに長手方向に、後側上部肉抜部13(図1参照)を形成することが可能な設置間隔を介して一列に形成された4つの肉抜部10から構成されている。前側上部肉抜部11は、左右(長手)方向の中央部を中心として、その左右の中央部寄りの位置に配置された一対の第1前側上部肉抜部11aと、この一対の第1前側上部肉抜部11aの連結部2,2寄りの位置に配置された一対の第2前側上部肉抜部11bと、を左右対称に配置して構成されている。4つの前側上部肉抜部11の左右方向の長さL11は、全て同じ長さであり、例えば、20mmである。
前側上部肉抜部11は、サポートバー1の高さ寸法が、中央部の上下方向の高さH1から両端部の長さH2に向かって徐々に減少するのに合わせて、4つの前側上部肉抜部11の上下方向の高さH11a,H11bもそれに比例して減少するように形成されている。各前側上部肉抜部11は、サポートバー1の中央側の高さH11aが、連結部2,2側の高さH11bよりも高く形成されて、横方向に長い台形に形成されている。つまり、各前側上部肉抜部11は、上側のウイング部10gが、水平方向に延びる中間板部10eに対して、サポートバー1の中央側から連結部2,2側に向けて低くなるように傾斜して形成されている。
このように形成されている4つの前側上部肉抜部11は、サポートバー1の長手方向の中央部を中心として、左側に配置された2つの前側上部肉抜部11と、右側に配置された2つの前側上部肉抜部11とが、対称形状に形成されて対称に配置されている。
図3(b)に示すように、前側上部肉抜部11は、サポートバー1が、中央部の前後方向の長さL2が最長で、首部1eの前後方向の長さL3が最短になるように形成されている。これに伴って、中央部寄りの位置に配置された前側上部肉抜部11の深さD11が、首部1e寄りに配置された前側上部肉抜部11の深さD11よりも深く形成されている。
<前側下部肉抜部の構成>
図3(a)、(b)に示すように、前側下部肉抜部12は、サポートバー1の前面下部1bに長手方向に形成され、前側上部肉抜部11に対して上下方向に互い違いに配置された5つの肉抜部10から構成されている。この前側下部肉抜部12は、サポートバー1の長手方向の中央部から後側下部肉抜部14(図4(a)参照)を形成することが可能な設置間隔を介して横一列に形成されている。前側下部肉抜部12は、長手方向の中央部を中心として、その中央部に配置された第1前側下部肉抜部12aと、第1前側下部肉抜部12aの左右の連結部2,2寄りの位置に配置された一対の第2前側下部肉抜部12bと、第2前側下部肉抜部12bの左右の連結部2,2寄りの位置に配置された一対の第3前側下部肉抜部12cと、を左右対称に配置して構成されている。5つの前側下部肉抜部12は、中央部寄りの位置に配置された第1前側下部肉抜部12a及び第2前側下部肉抜部12bの左右方向の長さが、前記前側上部肉抜部11と同じ長さL11であり、最も連結部2,2寄りに配置された第3前側下部肉抜部12cの長さが、長さL11よりも長い長さL12(例えば、30mm)に形成されている。
前側下部肉抜部12は、前側上部肉抜部11と同様に、サポートバー1の高さ寸法が、中央部の上下方向の高さH1から両端部の長さH2に向かって徐々に減少するのに合わせて、5つの前側下部肉抜部12の上下方向の高さH12a,H12bもそれに比例して減少するように形成されている。中央部の第1前側下部肉抜部12aは、長方形に形成されている。前側下部肉抜部12において、第1前側下部肉抜部12a以外の第2前側下部肉抜部12b及び第3前側下部肉抜部12cは、前側上部肉抜部11と同様に、サポートバー1の中央側の高さH12aが、連結部2,2側の高さH12bよりも高く形成されて、横方向に長い台形に形成されている。つまり、第2前側下部肉抜部12b及び第3前側下部肉抜部12cは、下側のウイング部10gが、水平方向に延びる中間板部10eに対して、サポートバー1の中央側から連結部2,2側に向けて低くなるように傾斜して形成されている。このため、それぞれ左右一対の第2前側下部肉抜部12b及び第3前側下部肉抜部12cは、第1前側下部肉抜部12aを中心として、対称形状なものが左右対称に配置されている。
図4(a)、(b)に示すように、前側下部肉抜部12は、サポートバー1を横断面視して、中央部に配置された第1前側下部肉抜部12aを中心として左右の首部1eに向かって、その第1前側下部肉抜部12aから第1後側下部肉抜部14a、第2前側下部肉抜部12b、第2後側下部肉抜部14b、第3前側下部肉抜部12cの順で形成されている。このように前側下部肉抜部12は、横断面視して、中央部に前後方向の長さL2が最長の第1前側下部肉抜部12aが配置されて、左右の首部1e側に前後方向の長さL3が最短の第3前側下部肉抜部12cが配置されて、中央部から首部1e側に向かって縮小するように凹凸状に連続形成されている。
<後側上部肉抜部の構成>
図3(b)に示すように、後側上部肉抜部13は、サポートバー1の後面上部1cに長手方向に形成され、前側上部肉抜部11に対して前後方向に互い違いに連続配置された複数の肉抜部10から成る。この後側上部肉抜部13(13a〜13c)は、図4(b)に示すように、横断面視して、その前側下側に配置される前記した前側下部肉抜部12(図4(a)参照)と対称に形成されている。このため、詳しい説明は、省略する。
<後側下部肉抜部の構成>
図4(a)に示すように、後側下部肉抜部14は、サポートバー1の後面下部1dに長手方向に形成され、後側上部肉抜部13(図4(b)参照)及び前側下部肉抜部12に対して互い違いに配置された複数の肉抜部10から成る。この後側下部肉抜部14(14a,14b)は、横断面視して、その前側上側に配置される前記した前側上部肉抜部11(図3(b)参照)と対称に形成されている。このため、詳しい説明は、省略する。
<側壁の構成>
図1に示すように、各側壁10cは、肉抜部10を前後方向から見て、左右の内側面に形成された仕切り壁であり、上下方向に向けて形成されている。図3(b)に示すように、側壁10cは、隣接する肉抜部10に対して逆方向に拡開して形成されている(図4(a)参照)。側壁10cの板厚は、後記するリブ部10fの板厚T2と同様に、2mm程度の厚さに形成されている。
<角部の構成>
図5(a)〜(c)に示すように、サポートバー1において、各角部10dには、アールRa,Rb、または、球アール面Rcが必ず形成されている。サポートバー1は、角部10dにアールRa,Rb、または、球アール面Rc(図6参照)が形成されていることにより、外力が角部10dに負荷された際に、応力が局部的に集中するのを防止している。
図5(a)〜(c)に示すように、肉抜部10の外側に角部10dには、例えば、R=0.5程度のアールRaが形成されている。
肉抜部10のウイング部10gの辺、及び、リブ部10f(内底部10b)の辺を形成する角部10dには、例えば、アールRaよりも大きいR=1mmあるいはR=1mm以上(好ましくはR=1mm〜3mm)の曲率半径からなるアールRbが形成されている。
また、図6に示すように、肉抜部10のリブ部10f(内底部10b)と側壁10cと中間板部10eとが交差する角部10dと、リブ部10f(内底部10b)とリブ部10fとウイング部10gとが交差する角部10dとは、アール面の曲率半径をR=1mmあるいはR=1mm以上(好ましくはR=1mm〜3mm)からなる球アール面Rcが形成されている。
<中間板部の構成>
図2(a)に示すように、中間板部10eは、短手方向に断面視して略S字状または略逆S字状に形成されたサポートバー1の上下方向の中央部に水平に配置された厚板状の部位である。この中間板部10eは、サポートバー1おいて、縦断面視して中央部に配置されていることにより、外力が負荷された際に、大きなモーメントが負荷されない位置に配置されているので、厚さを薄くすることが可能になっている。このため、中間板部10eは、2mm以上の板厚T1に形成されて、ウイング部10gよりも薄く形成されている。中間板部10eは、更に具体的には、例えば、2.1mm程度の板厚T1で形成されている。
<リブ部の構成>
図5(a)〜(c)に示すように、リブ部10fは、中間板部10eの両端部からその中間板部10eに対して直交する方向で相互に反対方向(上方向または下方向)に向けて形成された厚板状の部位であり、中間板部10eとウイング部10gとの間に形成されている。リブ部10fは、中間板部10eよりも薄く、例えば、2.0mm程度の板厚T2に形成されている。
<ウイング部の構成>
図5(a)〜(c)に示すように、ウイング部10gは、リブ部10fの先端部からそのリブ部10fに対して直交する方向に形成され、中間板部10eに対して平行に形成された厚板状の部位である。ウイング部10gは、外力が負荷された場合、中心部から離れている分だけ中間板部10eよりも大きなモーメントがかかるため、中間板部10eよりも厚く形成されている。ウイング部10gは、具体的な一例を挙げると、3.0mmの板厚T3で形成されている。
サポートバー1は、中間板部10eの板厚をT1(2mm以上で、好ましくは2〜3mm)、リブ部10fの板厚をT2(1mm以上で、好ましくは1〜2mm)、ウイング部10gの板厚をT3(3mm以上で、好ましくは3〜4mm)とすると、肉抜部10が、
T1<T3<T2
になるように形成されている。
<端部側肉抜部の構成>
図1及び図3(a)、(b)に示すように、端部側肉抜部15は、前記肉抜部10と同様に、サスペンション用アーム部材Sの軽量化を目的として形成された窪みである。端部側肉抜部15は、サポートバー1の両端部の首部1e近傍から連結部2の外周に形成されたフランジ部2dに亘って左右仕切壁15aを介して形成されている。凹部形状に形成された端部側肉抜部15は、左右方向の仕切りを形成する左右仕切壁15aと、上下方向の壁を形成する上下壁部15bと、前後方向の仕切りを形成する前後仕切壁15cと、から形成されている。
端部側肉抜部15において、左右仕切壁15aと前後仕切壁15cとは略同一な厚さ(例えば2mm程度の厚さ)に形成されて、上下壁部15bの厚さ(例えば3mm程度)よりも薄く形成されている。
左右仕切壁15aは、前後仕切壁15cの左右方向の端部、及びハウジング部2aの外周部から所定間隔を介して前後方向に向けて真っすぐに形成された平板状の立壁から成る。
上下壁部15bは、サポートバー1の首部1e及び連結部2のフランジ部2dの上下表面を形成する横壁であり、前記したウイング部10gから左右方向に連続して形成されている。
前後仕切壁15cは、前後方向に背中合わせの状態で形成された端部側肉抜部15を前後に区画する縦壁であり、平面視してサポートバー1の中心線に沿って形成されている。
<連結部の構成>
図1に示すように、連結部2,2は、サスペンション部材を連結する部位であり、サポートバー1の両端部にそれぞれ形成されている。連結部2は、サポートバー1の両端部に一体形成された略容器形状のハウジング部2aと、ハウジング部2a内に形成された凹状部2bと、凹状部2bの内底に形成された取付孔2cと、ハウジング部2aの外周部に形成されたフランジ部2dと、を有している。例えば、右側の連結部2は、左側の連結部2に対して対称な形状に形成されている。
ハウジング部2aは、スタッドボルト4のボール部4aを回動自在に支持するボールシート3が嵌着される部位であり、略有底円筒状に形成されている。
凹状部2bは、円柱形状の窪みから成り、サポートバー1が延設されている方向に対して直交する方向に形成されている。
取付孔2cは、ボールシート3の下端面に突出形成されたリベット状の熱加締部3aが挿入されて取り付けられる貫通孔であり、複数形成されている。
フランジ部2dは、ハウジング部2aの外周部に形成された略厚板状の補強部位であり、平面視して略Cリング状に形成されている。フランジ部2dは、ハウジング部2aの外周部に形成されていることにより、連結部2の強度を保っている。フランジ部2dには、端部側肉抜部15(図5(d)参照)が前後方向に開口した状態に形成されている。
≪シートボールの構成≫
ボールシート3は、スタッドボルト4のボール部4aを回動自在に軸支するビボット軸受を形成する軸受部材である。ボールシート3は、リベット形状の複数の熱加締部3aと、潤滑油を溜めるための油溜部3bと、ボール部4aの形状に合わせて形成された球面部3cと、凹状部2bの開口縁部に配置される鍔部3dと、を有している。
≪スタッドボルトの構成≫
スタッドボルト4は、連結部2に回動自在に配置される軸部と、連結用ボルトの機能を果たす金属製ボルトである。このスタッドボルト4は、基端側に形成されてボールジョイントを形成するボール部4aと、ダストブーツ5の先端側開口部5aが嵌合されるブーツ係合溝4bと、不図示のサスペンション部材の雌ねじ部が螺着される雄ねじ部4cと、を有している。なお、雄ねじ部4cの基端部には、連結したサスペンション部材が緩むのを防止する回り止め突起(図示省略)が形成されている。
≪ダストブーツの構成≫
ダストブーツ5は、ボール部4aの上部外周部位を覆うゴム製ブーツであり、上下左右方向へ収縮自在にボールシート3とスタッドボルト4とに設けられている。ダストブーツ5は、先端側に形成された先端側開口部5aと、基端側に形成された基端側開口部5bと、先端側開口部5aと基端側開口部5bとの間に形成された変形可能なカバー部5cと、を有している。ダストブーツ5内には、ボール部4aを潤滑させるためのボールジョイント用のグリスが注入されている。
≪作用≫
次に、各図を参照して、本発明の実施形態に係るサスペンション用アーム部材Sの作用を説明する。
図1に示すサスペンション用アーム部材Sのサポートバー1は、繊維強化材が添加されたPA66、PA6、PPS、POMのいずれかを含むエンプラまたはスーパーエンプラからなる樹脂材料を樹脂成形して形成される。このため、サポートバー1は、強度、剛性、及び耐熱性を備えている。そのサポートバー1は、凹部状に形成された複数の肉抜部10及び端部側肉抜部15を有し、樹脂材料で形成されていることによって、肉抜きした分だけサポートバー1を形成する樹脂材料を削減して軽量化とコストダウンを図ることができる。また、サポートバー1は、肉抜部10を形成する仕切部位によって強度を向上させることができる。
また、図1及び図3(a)、(b)に示すように肉抜部10は、サポートバー1の前面上部1aに長手方向に形成された前側上部肉抜部11と、サポートバー1の前面下部1bに前側上部肉抜部11に対して上下方向に互い違いに配置された前側下部肉抜部12と、サポートバー1の後面上部1cに前側上部肉抜部11に対して前後方向に互い違いに配置された後側上部肉抜部13と、サポートバー1の後面下部1dに後側上部肉抜部13及び前側下部肉抜部12に対して互い違いに配置された後側下部肉抜部14と、を備えている。
このため、サスペンション用アーム部材Sは、サポートバー1の前面及び後面に、上下方向及び長手方向に互い違いに肉抜部10を配置しているので、肉抜きした分だけサポートバー1を形成する樹脂材料を削減してコストダウンと軽量化を図ることができる。
また、サポートバー1は、多数形成された肉抜部10及び端部側肉抜部15が、上下及び左右方向に中心線を中心として対称に配置されていることにより、外力が負荷させた場合、その外力をサポートバー1全体でバランスよく吸収させることができる。
図5(b)〜(c)に示すように、サポートバー1は、肉抜部10が形成されている部位が、短手方向に断面視して略S字状または略逆S字状に形成されていることにより、肉抜部10の剛性を向上させることができる。
図2(a)に示すように、肉抜部10は、中間板部10eの板厚T1と、リブ部10fの板厚T2と、ウイング部10gの板厚T3とが、T1<T3<T2になるように形成されていることにより、強度要件の高い順に樹脂成形時の樹脂流動性を適用させることができる。このため、剛性のあるサポートバー1を得ることができる。
図3(b)に示すように、肉抜部10は、この肉抜部10の開口部10aから内底部10bに向けて形成された側壁10cが、開口部10aに対して断面視してハの字状に拡開するように傾斜角度θをつけて形成されている。このため、サポートバー1は、樹脂成形後に金型を抜く際に容易に抜くことができるので、バリ等が形成されるのを解消することができると共に、金型作業の作業性を向上させることができる。
また、側壁10cは、隣接する肉抜部10に対して逆方向に拡開して形成されていることにより、開口端側のウイング部10gが倒れるのをトラス効果によって抑制するように樹脂成形することができると共に、軸回り方向の強度の均等化を図ることができる。
また、サスペンション用アーム部材Sは、図1に示すように、サポートバー1の両端部に設けられたスタッドボルト4,4をサスペンション部材(図示省略)の雌ねじ部に螺合することにより、サスペンション部材に連結されて、車体の低部に配置される。このため、自動車が走行中に、肉抜部10内に泥砂等が侵入したとしても、肉抜部10が拡開する91度〜100度の傾斜角度θをつけて形成されているので、自動車の振動によって泥砂等を自動的に排出させることができる。
そして、自動車が走行した場合、サポートバー1には、サスペンション部材を介在して上下左右及び回転方向の外力が負荷される。
また、図3(b)に示すように、各肉抜部10の各角部10dは、それぞれ所定の曲率半径(アールRa,Rb、球アール面Rc)で丸められていることによって、自動車走行中に角部10dに他の部材等が衝突した際に、角部10dに応力が集中して破損するのを抑制することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。
前記実施形態では、サスペンション用アーム部材Sの一例としてスタビライザリンクを例に挙げて説明したが、サスペンションに使用されるアーム形状のものであればよく、用途や設置箇所等は特に限定されない。
また、サポートバー1は、前側上部肉抜部11、前側下部肉抜部12、後側上部肉抜部13及び後側下部肉抜部14を有するものであればよく、肉抜部10の数、大きさ及び形状はサスペンション用アーム部材Sの大きさ等によって適宜変更しても構わない。
例えば、肉抜部10は、サポートバー1が大きい場合、その大きさに応じて、肉抜部10の左右方向の数を増やしたり、肉抜部10を上下方向に三段、四段、五段等に適宜増設したりしても構わない。
1 サポートバー
1a 前面上部
1b 前面下部
1c 後面上部
1d 後面下部
2 連結部
10 肉抜部
10a 開口部
10b 内底部
10c 側壁
10d 角部
10e 中間板部
10f リブ部
10g ウイング部
11 前側上部肉抜部
12 前側下部肉抜部
13 後側上部肉抜部
14 後側下部肉抜部
Ra,Rb アール
Rc 球アール面
S サスペンション用アーム部材
T1 中間板部の板厚
T2 リブ部の板厚
T3 ウイング部の板厚
θ 傾斜角度

Claims (9)

  1. 車両に搭載されるサスペンションの複数の部材を連結する連結部と、
    当該連結部を両端部にそれぞれに設け長手方向に延設されたサポートバーと、を有するサスペンション用アーム部材であって、
    前記サポートバーは、長手方向に直交する方向に向けて凹部状に形成された複数の肉抜部を有し、樹脂材料で形成され、
    前記肉抜部は、前記サポートバーの前面上部に長手方向に形成された複数の前側上部肉抜部と、
    前記サポートバーの前面下部に長手方向に形成され、前記前側上部肉抜部に対して上下方向に互い違いに配置された複数の前側下部肉抜部と、
    前記サポートバーの後面上部に長手方向に形成され、前記前側上部肉抜部に対して前後方向に互い違いに配置された複数の後側上部肉抜部と、
    前記サポートバーの後面下部に長手方向に形成され、前記後側上部肉抜部及び前記前側下部肉抜部に対して互い違いに配置された複数の後側下部肉抜部と、
    を備え
    前記サポートバーの前記肉抜部が形成されている部位は、短手方向に断面視して略S字状または略逆S字状に形成されているサスペンション用アーム部材。
  2. 車両に搭載されるサスペンションの複数の部材を連結する連結部と、
    当該連結部を両端部にそれぞれに設け長手方向に延設されたサポートバーと、を有するサスペンション用アーム部材であって、
    前記サポートバーは、長手方向に直交する方向に向けて凹部状に形成された複数の肉抜部を有し、樹脂材料で形成され、
    前記肉抜部は、前記サポートバーの前面上部に長手方向に形成された複数の前側上部肉抜部と、
    前記サポートバーの前面下部に長手方向に形成され、前記前側上部肉抜部に対して上下方向に互い違いに配置された複数の前側下部肉抜部と、
    前記サポートバーの後面上部に長手方向に形成され、前記前側上部肉抜部に対して前後方向に互い違いに配置された複数の後側上部肉抜部と、
    前記サポートバーの後面下部に長手方向に形成され、前記後側上部肉抜部及び前記前側下部肉抜部に対して互い違いに配置された複数の後側下部肉抜部と、
    を備え
    前記肉抜部が形成されている部位は、短手方向に断面視して中央部に配置された中間板部と、
    前記中間板部の両端部から当該中間板部に対して直交する方向で相互に反対方向に向けて形成されたリブ部と、
    前記リブ部の先端部から当該リブ部に対して直交する方向に平行に形成されたウイング部と、を有し、
    前記中間板部の板厚をT1、前記リブ部の板厚をT2、前記ウイング部の板厚をT3とすると、前記肉抜部は、
    T1<T3<T2
    になるように形成されているサスペンション用アーム部材。
  3. 前記肉抜部が形成されている部位は、短手方向に断面視して中央部に配置された中間板部と、
    前記中間板部の両端部から当該中間板部に対して直交する方向で相互に反対方向に向けて形成されたリブ部と、
    前記リブ部の先端部から当該リブ部に対して直交する方向に平行に形成されたウイング部と、を有し、
    前記中間板部の板厚をT1、前記リブ部の板厚をT2、前記ウイング部の板厚をT3とすると、前記肉抜部は、
    T1<T3<T2
    になるように形成されている請求項1に記載のサスペンション用アーム部材。
  4. 前記肉抜部は、当該肉抜部の開口部から内底部に向けて形成された側壁が、前記開口部に対して拡開する傾斜角度をつけて形成されている請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のサスペンション用アーム部材。
  5. 前記側壁は、隣接する肉抜部に対して逆方向に拡開して形成されている請求項4に記載のサスペンション用アーム部材。
  6. 前記傾斜角度は、前記サポートバーの長手方向の中心線に対して91度から100度の範囲内のいずれかの角度からなる請求項4または請求項5に記載のサスペンション用アーム部材。
  7. 前記肉抜部の各角部は、それぞれ所定の曲率半径で丸められている請求項1または請求項2に記載のサスペンション用アーム部材。
  8. 前記樹脂材料は、PA66、PA6、PPS、POMのいずれかを含むエンプラまたはスーパーエンプラからなる請求項1または請求項2に記載のサスペンション用アーム部材。
  9. 前記樹脂材料には、繊維強化材が添加されている請求項8に記載のサスペンション用アーム部材。
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