JP6150694B2 - ブラシレスモータの駆動装置 - Google Patents
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Description
しかし、PWM周波数を低くすると駆動騒音が大きくなり、また、駆動装置を構成するマイクロコンピュータとして安価(低機能)なマイクロコンピュータを用いる場合、PWM周波数を途中で変更することが難しくなる場合があった。
また、正パルス電圧と逆パルス電圧とを交互に印加する場合、PWMタイマ(三角波)の山タイミングと谷タイミングとの双方でデューティ比の設定を変更する必要が生じるが、安価(低機能)なマイクロコンピュータでは、このようなデューティ比の設定変更を実現することが難しい場合があった。
図1は、本発明に係るブラシレスモータの駆動装置の一例として、自動車用の自動変速機の油圧ポンプシステムを構成するブラシレスモータの駆動に適用した例を示す。
図1に示す油圧ポンプシステムは、変速機構(TM)7やアクチュエータ8にオイルを供給するオイルポンプとして、図外のエンジン(内燃機関)の出力により駆動される機械式オイルポンプ6と、モータで駆動される電動オイルポンプ1とを備えている。
電動オイルポンプ1は、ブラシレスモータ(3相同期電動機)2により駆動され、ブラシレスモータ2は、駆動装置としてのモータ制御装置(MCU)3によって制御される。
モータ制御装置3は、AT制御装置(ATCU)4からの指令に基づいてブラシレスモータ2を駆動制御する。
エンジン運転中は、エンジンで駆動される機械式オイルポンプ6が作動し、機械式オイルポンプ6から変速機構7やアクチェータ8に対してオイルが供給され、このとき、ブラシレスモータ2はオフ状態(停止状態)であって、逆止弁11によって電動オイルポンプ1に向かうオイルの流れは遮断される。
モータ起動指令を受けたモータ制御装置3は、ブラシレスモータ2を起動させて電動オイルポンプ1を回転させ、電動オイルポンプ1によるオイルの圧送を開始させる。
例えば、ブラシレスモータは、ハイブリッド車両などにおいてエンジンの冷却水の循環に用いる電動ウォータポンプを駆動するブラシレスモータとすることができ、ブラシレスモータが駆動する機器をオイルポンプに限定するものではなく、また、ブラシレスモータを自動車に搭載されるモータに限定するものではない。
ブラシレスモータ2を駆動する駆動装置であるモータ制御装置3は、モータ駆動回路212と、A/D変換器213aやマイクロプロセッサ(CPU,MPUなど)を備えたマイクロコンピュータ(マイコン)213bなどを含む制御ユニット213とを備え、制御ユニット213はAT制御装置4との間で通信を行う。
ブラシレスモータ2は、3相DCブラシレスモータであり、スター結線されるU相、V相及びW相の3相巻線215u、215v、215wを、図示省略した円筒状の固定子に備え、該固定子の中央部に形成した空間に永久磁石回転子(ロータ)216を回転可能に備える。
スイッチング素子217a〜217fの制御端子(ゲート端子)は、制御ユニット213に接続され、制御ユニット213は、スイッチング素子217a〜217fのオン、オフをパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)によって制御することで、ブラシレスモータ2に印加する電圧を制御する。
なお、PWMタイマ設定値は、デューティ比が大きいほど大きな値に設定され、デューティ100%ではPWMタイマの最大値、デューティ0%ではPWMタイマの最小値(零)に相当する値に設定される。
正弦波駆動は、各相に正弦波電圧を加えてブラシレスモータ2を駆動する方式である。この正弦波駆動では、回転子が回転することによって発生する誘起電圧(速度起電圧)から回転子の位置情報を得る一方、速度起電圧による回転子位置の検出周期の間で、モータ回転速度に基づき回転子位置を推定し、推定した回転子位置とPWMデューティとから、3相出力設定値を算出し、相間電圧の差で電流の向きと強さとを制御して3相交流電流を各相に流す。
この矩形波駆動では、通電相に対するパルス状の電圧印加によって非通電相に誘起される電圧(変圧器起電圧、パルス誘起電圧)から回転子の位置情報を得て、通電モードの切り替えタイミングを検出する。
ここで、正弦波駆動において位置検出のために検出する速度起電圧は、モータ回転速度の低下に伴って出力レベルが低下するため、低回転域では位置検出の精度が低下する。一方、矩形波駆動において位置検出のために検出するパルス誘起電圧は、モータ停止状態を含む低回転域においても検出可能であり、低回転域でも位置検出の精度を維持できる。
また、制御ユニット213は、正弦波駆動では十分な精度で位置情報を検出できない低回転領域では、矩形波駆動でブラシレスモータ2を制御する。なお、正弦波駆動では十分な精度で位置情報を検出できない低回転領域には、設定値よりもモータ回転速度が低い領域、及び、モータ起動時が含まれる。
更に、制御ユニット213は、ブラシレスモータ2のPWM制御において、例えば、モータ回転速度の検出値と目標モータ回転速度との偏差に応じてPWM制御のデューティ比を決定して、実際のモータ回転速度を目標モータ回転速度に近づける。
図3は、矩形波駆動制御における制御ユニット213の機能ブロック図である。
制御ユニット213は、PWM発生部251、ゲート信号切替部252、通電モード決定部253、比較部254、電圧閾値切替部255、電圧閾値学習部256、非通電相電圧選択部257を備えている。
通電モード決定部253は、モータ駆動回路212の通電モードを決定するモード指令信号を出力するデバイスであり、比較部254が出力するモード切替トリガ信号をトリガとして通電モードを6通りに切り替える。
そして、通電モード決定部253は、比較部254が出力するモード切替トリガ信号に応じて、第1通電モードM1〜第6通電モードM6のいずれか1つを指令するモード指令信号を出力する。
電圧閾値切替部255は、非通電相のパルス誘起電圧と閾値との比較に基づく通電モードの切り替え制御における前記閾値として、各通電モードに対応する値を順次切り替えて出力し、閾値の切り替えタイミングは、通電モード決定部253の出力であるモード指令信号に基づき決定される。
尚、非通電相の端子電圧は、厳密にはグランドGND−端子間の電圧であるが、本実施形態では、中性点の電圧を検出し、この中性点の電圧とグランドGND−端子間電圧との差を求めて、端子電圧Vu,Vv,Vwとする。
また、電圧閾値学習部256は、通電モードの切り替えタイミングの判定に用いる閾値を更新して記憶するデバイスである。
そこで、電圧閾値学習部256は、通電モードの切り替えを行う所定磁極位置でのパルス誘起電圧を検出し、当該検出結果に基づいて電圧閾値切替部257が記憶する閾値を修正する閾値の学習処理を実施する。
比較部254は、非通電相の電圧が閾値に達したときに次の通電モードへの切り替えを実施する角度を検出したことを示す信号を出力し、係る信号に基づき通電モード決定部253は通電モードの切り替えを実行する。
ここで、第1通電モードM1では、U相上段のスイッチング素子217a及びV相下段のスイッチング素子217d以外のスイッチング素子217についてはオフに制御することができるが、本実施形態では、図4及び図5に示したように、V相上段のスイッチング素子217cを、V相下段のスイッチング素子217dを駆動するPWM波と逆位相のPWM波で駆動する相補制御方式を採用している。
なお、第1通電モードM1以外でも相補制御方式により、下流側相の上段(上アーム)のスイッチング素子及び下段(下アーム)のスイッチング素子のオン、オフをPWM制御する。
また、スイッチング素子217d(PWMパルス信号)をオン、オフさせるタイミングを検出するためのPWMタイマ(PWMキャリア)の周波数を、PWM周波数(PWM周期)の2倍の周波数である24kHzに設定してある。これにより、PWM周期の1周期はPWMタイマの2周期で構成されることになり、本願では、PWM周期の1周期に含まれるPWMタイマの2周期を前半周期と後半周期と称するものとする。
PWMタイマは三角波として設定され、PWMタイマの周波数がPWM周期の2倍の周波数に設定される場合、PWMの1周期当たり2つの谷タイミング又は2つの山タイミングが発生することになり、PWMタイマの谷タイミング又は山タイミングを中心としたオン、オフタイミングの検出は、前半周期と後半周期とでそれぞれ独立して行える。
図4に示す例では、PWM周期は12kHzで、PWMタイマの周波数は2倍の24kHzに設定され、前半周期でのPWM制御におけるデューティ比と、後半周期でのPWM制御におけるデューティ比とが個別に設定される。
尚、前半周期又は後半周期におけるデューティ比100%は、PWM周期の1周期の半分の時間に相当するパルス幅、換言すれば、指令デューティ比の50%に相当することになる。
即ち、前半周期及び後半周期におけるデューティ比のx%(0%<x%<100%)から100%への切り替えと、前半周期及び後半周期におけるデューティ比の100%からx%への切り替えとはPWMタイマの谷タイミングに限定され、前半周期及び後半周期におけるデューティ比の0%からx%への切り替えと、前半周期及び後半周期におけるデューティ比のx%から0%への切り替えとはPWMタイマの山タイミングに限定される。
更に、0%<x%<100%の範囲内でのx%の変更は、PWMタイマの谷タイミング又は山タイミングの一方に限定され、本実施形態では、PWMタイマの山タイミングで行わせる。このように、マイクロコンピュータ213bは、機能上の制約があることで安価なマイコンである。
なお、制御ユニット213は、後半周期で指令デューティ比相当のパルス幅となるタイマ設定値を与え、前半周期でデューティ比0%相当のタイマ設定値を与えることができる。
指令デューティ比が40%から増えて50%に達した場合、前半周期におけるデューティ比は100%となり、前半周期だけのPWM制御では、50%よりも高い指令デューティ比に応じたパルス幅に制御できない。
なお、指令デューティ比が50%よりも低いときに、後半周期のデューティ比を指令デューティ比×2に設定し、前半周期のデューティ比を0%に設定する一方、指令デューティ比が50%を超えたときに、後半周期のデューティ比を100%に設定し、前半周期のデューティ比を(指令デューティ比−50%)×2に設定することができる。
ここで、指令デューティ比が50%未満から50%よりも高い値に切り替わると、PWMタイマの谷タイミングを中心としてパルスのオン、オフタイミングを検出する処理から、PWMタイマの山タイミングを中心としてパルスのオン、オフタイミングを検出する処理に切り替える。
なお、指令デューティ比が50%未満である場合、PWMタイマの谷タイミングを中心としてパルス幅が増減し、PWMタイマの谷タイミングを中心とする期間で通電モードに対応する通電が行われるので、ブラシレスモータ2の位置情報を取得するための非通電相の誘起電圧の検出は、PWMタイマの谷タイミングで行わせる。
図4には、非通電相であるW相の電圧検出タイミングを、二重丸で示してある。
つまり、最低オンデューティ比を下回るデューティ比でブラシレスモータ2を駆動すると、通電モードの切り替えのための位置情報の検出精度が低下し、通電モードの切り替えが行えなくなったり、通電モードの切り替えが過剰に早く行われたり逆に過剰に遅れてしまったりして、ブラシレスモータ2が脱調してしまう可能性がある。
しかし、オンデューティ比を最低オンデューティ比以上に制限すると、最低オンデューティ比で駆動するときのブラシレスモータ2の回転速度が、制御可能なモータ回転速度の最低値となり、ブラシレスモータ2の回転速度を十分に低下させることができなくなる場合がある。
この場合、前半周期で最低オンデューティ比(最低オンパルス幅)に設定するときのPWMタイマの谷タイミングでパルス誘起電圧の検出を行え、PWM周期毎に位置情報を十分な精度で取得できる。
詳細には、図5では、最低オンデューティ比を20%とし、第1通電モードM1において、指令デューティ比が40%から10%に切り替えられる場合を例示する。
また、後半周期の谷タイミングを中心として、第1通電モードM1における通電方向とは逆のV相からU相に向けて電流を流すための指令デューティ比10%相当のパルス幅(後半周期におけるデューティ比20%相当のパルス幅)を設定し、このパルス幅の間だけ、U相の上段スイッチング素子217aをオフし、U相の下段スイッチング素子217bをオンすることで、デューティ比10%でV相からU相に向けて電流を流す。
これにより、PWMの1周期内で、オンデューティ比20%相当の時間だけU相からV相に向けて電流を流す処理と、オンデューティ比10%相当の時間だけV相からU相に向けて電流を流す処理との双方が行われ、PWMの1周期の平均としては、オンデューティ比10%相当の時間だけU相からV相に向けて電流を流す処理を行った場合と略同等の磁力(回転トルク)を発生させることになり、更に、前半周期の谷タイミングを中心とする最低オンデューティ比相当のパルス幅のときに、非通電相のパルス誘起電圧を検出して通電モードの切り替えのための位置情報の取得が行える。
また、上記構成では、PWM周期の1周期がPWMタイマの2周期で構成されるから、PWMタイマの谷タイミング又は山タイミングのいずれか一方でデューティ比の設定を変更することで、PWM周期の1周期当たり2回のデューティ比変更を行ってPWM周期の1周期で正方向及び負方向の電圧印加を行え、デューティ比の変更が谷タイミング又は山タイミングのいずれか一方に限定されるマイコンを用いることができる。
このため、デューティ比の変更が谷タイミング又は山タイミングのいずれか一方に限定され、PWM周波数の変更が困難である安価なマイクロコンピュータを用いて、低回転域で非通電相に誘起されるパルス誘起電圧を検出してモータの位置情報を取得し、ブラシレスモータ2の回転速度の低速化を図ることができる。
図6のフローチャートは、制御ユニット213によるPWM制御の流れを示し、このフローチャートに示すルーチンは、PWMタイマの谷タイミング毎に制御ユニット213により割り込み処理される。
周期カウンタは初期値が0で、後述するように、本ルーチンの実施毎(PWMタイマの谷タイミング毎)に0→1→0→1・・・に順次切り替えられる。
そして、制御ユニット213は、周期カウンタの値が0であれば次回のデューティ比の更新タイミングが前半周期のデューティ比に切り替えるタイミングであり、周期カウンタの値が1であれば次回のデューティ比の更新タイミングが後半周期のデューティ比に切り替えるタイミングであると判断する。
次いで、制御ユニット213は、ステップS103へ進み、オンデューティ比の指令値(目標オンデューティ比)が、所定値Y(%)以上であるか否かを判断する。
制御ユニット213は、ステップS103で、指令オンデューティ比が所定値Y(Y=50%)以上であると判断すると、ステップS104へ進み、通電パターンAに従ってPWM制御を実施する。
なお、通電パターンAでは、PWMタイマの山タイミングを中心にパルスのオン、オフタイミングを検出する設定とし、前半周期においてPWMタイマの山タイミングを中心にオフパルス幅(オフデューティ比)を制御させる構成とし、これにより、後半周期のオンパルスの前後に連続して前半周期のオンパルスが出力されるようにする。
なお、前半周期のオンデューティ比を100%とし、後半周期のオンデューティ比を(指令デューティ比−50)×2に設定することができる。
そして、通電パターンAを選択している場合、制御ユニット213は、ステップS110へ進み、非通電相の電圧のA/D変換起動タイミングとして、次回の山タイミング、つまり、後半周期であってオンデューティ比100%に制御される山タイミング)を設定する。
つまり、通電パターンAでは、PWMタイマの山タイミングを中心にオン、オフタイミングが検出され、かつ、後半周期のデューティ比が100%に設定れるので、後半周期の山タイミング毎に非通電相の電圧をサンプリングする。
また、通電パターンA以外(後述する通電パターンB,C)では、PWMタイマの谷タイミングを中心にパルスのオン、オフタイミングが検出されるので、谷タイミングにおいて非通電相の電圧をサンプリングする。
ステップS112で、制御ユニット213は、次のデューティ比(PWMタイマ設定値)の更新タイミングでの更新値(レジスタ値)を、上流側の相のデューティ比については、上流側の後半周期の設定デューティ比に設定し、また、下流側の相のデューティ比については、下流側の後半周期の設定デューティ比に設定する。
ステップS113で、制御ユニット213は、周期カウンタの値を1から0にデクリメントし、次のステップS114では、通電パターンAに従ってデューティ比の設定がなされているか否かを判断する。
そして、制御ユニット213は、通電パターンAに従ってデューティ比を設定している場合に、ステップS114からステップS115へ進んで、前回の山タイミングにおいてA/D変換された非通電相の電圧を取得する。
ここで、制御ユニット213は、PWMタイマの谷タイミング毎に、前半周期のデューティ比設定と後半周期についてのデューティ比の設定とを交互に行う。例えば、時刻t1の谷タイミングで、制御ユニット213は、次の谷タイミング(時刻t2)においてデューティ比を後半周期用として100%に上げるべく、レジスタに100%を設定する。また、時刻t2で、制御ユニット213は、次の谷タイミング(時刻t3)でデューティ比を後半周期の100%から前半周期の60%に下げるべく、レジスタに60%を設定する。
尚、第1通電モードM1では、上流側であるU相のスイッチング素子217a、217bについては通電をPWM制御しないので、これらのスイッチング素子217a、217bのPWM制御における前半周期及び後半周期のデューティ比は0%に設定され、上記の前半周期及び後半周期のデューティ比設定は、下流側のV相のスイッチング素子217c、217dについて通電をPWM制御するための設定である。
ステップS105で、制御ユニット213は、指令デューティ比(目標デューティ比)が所定値X以上であるか否かを判断する。ここで、所定値Xは、非通電相の電圧を検出するための最低オンデューティ比(最小オンパルス幅)である。
通電パターンBでは、PWMタイマの谷タイミングを中心としてパルスのオン、オフタイミングを検出し、前半周期において指令デューティ比に従い谷タイミングを中心とするパルス幅のPWM制御を行わせ、後半周期のデューティ比を0%に設定する。
具体的には、そのときの通電モードにおける上流側の相のスイッチング素子217についてはPWM制御を行わないので、上流側の相のスイッチング素子217のPWM制御の前半周期及び後半周期のデューティ比についてはそれぞれ0%に設定する。一方、下流側の相のスイッチング素子217のPWM制御における前半周期については、指令デューティ比×2をデューティ比に設定し、後半周期については、デューティ比0%に設定する。
また、制御ユニット213は、ステップS101で周期カウンタの値が1であると判断すると、ステップS112へ進むが、通電パターンBに従ってデューティ比の設定がなされていた場合には、次のデューティ比の更新タイミング(次の山タイミング)において、下流側相のデューティ比の設定が、前半周期のデューティ比である「指令デューティ比×2」から後半周期のデューティ比0%に切り替えられることになる。
そして、制御ユニット213は、通電パターンBに従ってデューティ比を設定している場合に、ステップS115を迂回して本ルーチンを終了させることで、非通電相の電圧の取得は行わない。通電パターンBで、制御ユニット213は、ステップS111にて非通電相の電圧を取得するためである。
時刻t1の谷タイミングで図6のフローチャートに示したルーチンの割り込み処理が実施されると、次の山タイミング(時刻t2)においてデューティ比を0%から前半周期のデューティ比(=指令デューティ比×2)にまで立ち上げる設定を行い、更に、次の谷タイミング(時刻t3)にて非通電相の電圧のA/D変換を起動させる設定を行う。
制御ユニット213は、ステップS105で、指令デューティ比(目標デューティ比)が所定値X(最低オンデューティ比)を下回っていると判断すると、ステップS107へ進み、通電方法としてパターンCに従ったデューティ比の設定を行う。
更に、ステップS107で、制御ユニット213は、そのときの通電モードにおける上流側の相の後半周期において、そのときの通電モードでの通電方向とは逆方向に、PWM周期の1周期当たり「所定値X−指令デューティ比」に相当する時間だけ通電させるためのデューティ比設定を行う。
尚、前後半の設定を入れ替え、上流側相の後半周期のデューティ比を0%に、上流側相の前半周期のデューティ比を「所定値X−指令デューティ比」×2に、下流側相の後半周期のデューティ比を所定値X×2に、下流側相の前半周期のデューティ比を0%に設定することができる。
つまり、非通電相の電圧を検出させるには、少なくとも所定値X(最低デューティ比)で相通電させる必要があるが、この場合、オンデューティ比が指令デューティ比よりも高くなって、指令デューティ比に見合う回転速度にブラシレスモータ2を制御できなくなる。
また、制御ユニット213は、通電パターンCの選択状態で、テップS101で周期カウンタの値が1であると判断してステップS112へ進むと、次のデューティ比(PWMタイマ設定値)の更新タイミングである山タイミングでの更新値(レジスタ値)を、上流側の相のデューティ比については、デューティ比0%から「所定値X−指令デューティ比」×2に立ち上げ、下流側の相のデューティについては、所定値X×2から0%に立ち下げる設定を行う。
ここでは、PWMタイマの周波数を20kHz、PWM周期を10kHzとし、かつ、第1通電モードM1において指令デューティ比が15%で、所定値X(最低デューティ比)が20%である場合を例示する。
時刻t1の谷タイミングにて、制御ユニット213は、次の山タイミング(時刻t2)で、下流側相のデューティ比を0%から40%に引き上げ、また、上流側相のデューティ比を10%から0%に引き下げる設定を行い、更に、次回の谷タイミング(時刻t3)にて、非通電相の電圧のA/D変換を起動させる設定を行う。
これにより、下流側相のデューティ比が40%に設定される前半周期では、第1通電モードM1に対応してU相からV相に電流を流し、上流側相のデューティが10%に設定される後半周期では、第1通電モードM1での通電方向とは逆にV相からU相に電流を流し、前半周期と後半周期との平均として、PWMの1周期当たりデューティ比15%に相当する時間だけU相からV相に電流を流したことになる。
なお、最低デューティ比(下限オンデューティ比)である所定値X(%)は、電圧のA/D変換をPWMタイマの谷タイミング起動させる場合に、係る起動からA/D変換完了までの時間、及び、相通電開始直後の電圧がリンギング波形を示す時間に基づき、通電期間中にA/D変換を完了でき、かつ、リンギング時間が経過してからA/D変換が開始されるように設定する。
そこで、例えば、通電パターンBから通電パターンCへの切り替えは指令デューティ比が所定値X(最低デューティ比)を下回ったときに実施し、通電パターンCから通電モードBへの切り替えは、指令デューティ比が「所定値X+オフセット分α」よりも大きくなったときに行わせる設定として、通電パターンBと通電パターンCとの間でのハンチングを抑制することができる。
例えば、図10に示すように、上段スイッチング素子のオン、オフタイミングを検出するための第1PWMタイマと、下段スイッチング素子のオン、オフタイミングを検出するための第2PWMタイマとを設けることで、デッドタイムを設けることができる。
そこで、通電パターンAと通電パターンBとの間の切り替えを、指令デューティ比と所定値Y(%)との比較に基づいて行わせるときに、所定値Yを、50%よりもデッドタイム分だけ小さい値とすることができる。
また、好ましい実施形態を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
(イ)
PWM制御により多相ブラシレスモータを駆動する駆動装置であって、非通電相に誘起されるパルス誘起電圧に応じてパルス電圧を印加する相を順次切り替える駆動装置において、
PWMキャリアの周波数を、前記ブラシレスモータを駆動するPWM周波数のN倍(Nは2以上の整数)とするとともに、前記PWMキャリアのN周期分のPWM出力の組み合わせによって前記ブラシレスモータの印加電圧を制御する構成であって、
前記PWMキャリアのN周期分のPWM出力の組み合わせパターンをデューティ比に応じて切り替える、ブラシレスモータの駆動装置。
上記発明によると、デューティ比の増減に応じて、PWMキャリアの1周期分のPWM出力で指令デューティ比に見合う出力を発生させたり、PWMキャリアの2周期分の合計PWM出力で指令デューティ比に見合う出力を発生させたり、正方向に電流を流す周期と逆方向に電流を流す周期とを設定したりすることで、指令デューティ比に見合う出力を発生させる。
PWM制御により多相ブラシレスモータを駆動する駆動装置であって、非通電相に誘起されるパルス誘起電圧に応じてパルス電圧を印加する相を順次切り替える駆動装置において、
PWMキャリアの周波数を、前記ブラシレスモータを駆動するPWM周波数の2倍とし、PWMキャリアの2周期それぞれでのPWM出力の組み合わせで前記ブラシレスモータの印加電圧を制御する構成とし、
前記組み合わせのパターンを、指令デューティ比が50%よりも高いか否か、及び、指令デューティ比が所定の最低デューティ比(<50%)よりも高いか否かに応じて3パターンのいずれかに設定する、ブラシレスモータの駆動装置。
上記発明によると、PWM周期が前半周期と後半周期とに分けられ、この前半周期でのデューティ比と後半周期でのデューティ比との組み合わせで、指令デューティ比に相当する出力を発生させ、かつ、指令デューティ比が、50%及び最低デューティ比(<50%)によって区分される3領域のいずれに該当するかによって組み合わせパターンを選択する。
前記指令デューティ比が50%よりも高いときに、前半周期と後半周期とのいずれか一方のデューティ比を100%とし、他方のデューティ比を(指令デューティ比−50%)×2とし、前記指令デューティ比が50%よりも低く最低デューティ比よりも高いときに、前半周期と後半周期とのいずれか一方のデューティ比を指令デューティ比×2のデューティ比とし、前記指令デューティ比が最低デューティ比よりも低いときに、前半周期と後半周期とのいずれか一方のデューティ比を最低デューティ比×2として正方向に電流を流し、他方のデューティ比を(最低デューティ比−指令デューティ比)×2として逆方向に電流を流す、請求項(ロ)記載のブラシレスモータの駆動装置。
上記発明によると、指令デューティ比が50%よりも高いか否かに応じて、前半周期と後半周期とのいずれか一方でPWM出力を発生させるか、双方でのデューティ比の合計として指令デューティ比を実現するかを選択する。更に、指令デューティ比が最低デューティ比を下回る場合には、非通電相の電圧検出などが行えなくなる場合があるので、最低デューティ比で正方向に電流を流すと共に、この最低デューティ比での制御で指令デューティ比を超える分だけ逆方向に電流を流して、最低デューティ比を下回る指令デューティ比での駆動を実現させる。
PWM制御により多相ブラシレスモータを駆動する駆動装置であって、非通電相に誘起されるパルス誘起電圧に応じてパルス電圧を印加する相を順次切り替える駆動装置において、
PWMキャリアの周波数を、前記ブラシレスモータを駆動するPWM周波数の2倍とし、
PWM周期の1周期を構成するPWMキャリアの2周期のうちの前半周期で正方向に電流を流すパルス電圧を印加し、後半周期で負方向に電流を流すパルス電圧を印加する、ブラシレスモータの駆動装置。
上記発明によると、PWM周期の1周期はPWMキャリアの2周期で構成されるから、正方向に電流を流すパルス電圧のためのデューティ比設定と、正方向に電流を流すパルス電圧のためのデューティ比設定とを、PWMキャリアの谷タイミング又は山タイミングのいずれか一方で行わせることができ、デューティ比の変更タイミングが谷タイミング又は山タイミングのいずれか一方に限定されるマイクロコンピュータを用い、低回転域でブラシレスモータを駆動できる。
Claims (3)
- 多相ブラシレスモータを駆動する駆動装置であって、
前記駆動装置は、
PWM周期の1周期当たりのオン時間割合である指令デューティ比に応じた値とPWMキャリアの値とを比較してスイッチング制御するPWM制御と、パルス電圧を印加する相の選択パターンを非通電相に誘起されるパルス誘起電圧に応じて順次切り替える制御とを行うとともに、
前記PWMキャリアの周期を前記PWM周期の半分に設定し、
前記指令デューティ比が設定デューティ比(<50%)を下回るとき、前記PWM周期の1周期を構成する前記PWMキャリアの2周期のうちの一方周期において、前記設定デューティ比に相当する時間だけ前記選択パターンに対応する方向に電流を流し、他方周期において前記指令デューティ比と前記設定デューティ比との差に相当する時間だけ前記選択パターンに対応する方向とは逆方向に電流を流す、ブラシレスモータの駆動装置。 - 前記駆動装置は、
前記PWMキャリアの谷タイミングと山タイミングとのいずれか一方で、通電時間を制御する、請求項1記載のブラシレスモータの駆動装置。 - 前記駆動装置は、
前記指令デューティ比が50%以上であるときに、前記PWM周期の1周期を構成する前記PWMキャリアの2周期のうちの一方周期でのデューティ比を100%に制御するとともに、他方周期でのデューティ比を前記指令デューティ比と50%との差の2倍に制御し、
前記指令デューティ比が50%を下回り前記設定デューティ比以上であるときに、前記PWM周期の1周期を構成する前記PWMキャリアの2周期のうちの一方周期でのデューティ比を前記指令デューティ比の2倍に制御するとともに、他方周期でのデューティ比を0%に制御し、
前記指令デューティ比が前記設定デューティ比を下回るときに、前記PWM周期の1周期を構成する前記PWMキャリアの2周期のうちの一方周期でのデューティ比を前記設定デューティ比の2倍に制御するとともに、他方周期でのデューティ比を前記設定デューティ比と前記指令デューティ比との差の2倍に制御する、
請求項1又は請求項2記載のブラシレスモータの駆動装置。
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