[go: up one dir, main page]

JP6150674B2 - 垂直面の施工作業装置及び施工作業方法 - Google Patents

垂直面の施工作業装置及び施工作業方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6150674B2
JP6150674B2 JP2013175936A JP2013175936A JP6150674B2 JP 6150674 B2 JP6150674 B2 JP 6150674B2 JP 2013175936 A JP2013175936 A JP 2013175936A JP 2013175936 A JP2013175936 A JP 2013175936A JP 6150674 B2 JP6150674 B2 JP 6150674B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
construction work
traveling
travel
suspended
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013175936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015045148A (ja
Inventor
勝清 下村
勝清 下村
竜生 片重
竜生 片重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kashiwabara Corporation
Original Assignee
Kashiwabara Corporation
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kashiwabara Corporation filed Critical Kashiwabara Corporation
Priority to JP2013175936A priority Critical patent/JP6150674B2/ja
Priority to TW103105985A priority patent/TWI620859B/zh
Publication of JP2015045148A publication Critical patent/JP2015045148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6150674B2 publication Critical patent/JP6150674B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)

Description

本発明は、構築物に沿って取り付けられる走行レールと、この走行レールに装備される可動吊持機と、この可動吊持機によって吊持される作業床その他の懸吊物を備え、該構築物の垂直面(施工作業面に同じ)に対する保守点検その他の施工作業をおこなう垂直面の施工作業装置及び施工作業方法に係り、詳しくは、地上又は基面からの足場構築が困難な特定屋外貯蔵タンク、高層煙突等の構築物に対する詳細点検その他の施工作業をおこなうために、施工作業面が2次元平面又は3次元平面(曲面)の何れからなるものであっても軌道形成可能な走行レールを用い、該走行レールに装備した可動吊持機から懸吊物を吊下し、該懸吊物を施工作業面に対峙させ、かつ、移動可能に構設した垂直面の施工作業装置及び施工作業方法に関する。
ここで、特定屋外貯蔵タンクとは直径80m程度の原油備蓄タンク、洋上原油備蓄タンク又は原油貯蔵船に代表される構築物をいうものである。この場合の施工作業面は、主にそれらの側板(2次元平面又は3次元平面からなる垂直面)である。
なお、作業床又は作業台と、移動足場や吊り足場と言うときの足場は互換的に指称される場合がある。また、上下移動と昇降移動は互換的に使用する。
従来より、高層建築物等の構築物の垂直面(特に外壁)に対して作業床を構設しておこなう施工作業において、横方向又は上下方向に移動可能な吊り足場を用いる移動足場装置が知られている。
この種の移動足場装置を概観すると、構築物に沿って取り付けられる走行レールと、この走行レールに装備された可動吊持機と、この可動吊持機によって昇降可能に吊持した作業床(吊り足場)を構成要素とするものがある。
ここで、可動吊持機をラック・アンド・ピニオン駆動によりレール走行させるラックレール式移動吊り足場装置が知られている(例えば、特許文献1、2及び3を参照)。ただし、ゴンドラを吊ることができない。また、走行レールは水平方向又は垂直方向に直線敷設され、作業台(吊り足場に同じ)の上下移動は言わば梯子移動に類するものであり、長いスパンの走行移動や大面積の平面移動は考慮されていない。
また、作業床としてゴンドラを用いる移動足場装置が知られている(例えば、特許文献4、5及び6を参照)。施工方法としては所謂ゴンドラ工法であって、走行レールにケージ要素であるゴンドラを用いて可動吊持し、高層ビルの外装工事に有用な移動足場を提案するものである。走行レールは作業エリアごとのスパンで水平方向に直線敷設され、作業完了後はクレーン等で一体に吊り上げ、次の作業エリアの上部に移動設置するものとされている。ただし、構造が大掛かりで、ビルの屋上部にしか設置できない。また、施工作業面が曲面であるような構築物に対する曲線軌条の敷設による走行移動や勾配移動はよる施工作業は考慮されていない。
一方、タンクの作業床を提案したものが知られている(例えば、特許文献7を参照)。
この作業床の特徴構成は、ウインドガーダー上を支点としてタンク外周を旋回する移動足場であって、該移動足場は旋回足場とその下方に連結された吊り足場からなり、旋回足場は駆動用のメインキャスタと軌道旋回用のガイドキャスタを有し、吊り足場は多段足場と梯子を有している。
ここでの吊り足場は、スライドユニットを介して旋回足場に保持され、かつ、タンク外周面に対して離接(進退)可能に保持され、タンク外周面に設備された消火装置立上がり管、散水装置立上がり管、散水ノズル等の障害物を回避して周回移動できるようにしている。なお、吊り足場の各作業デッキの連結は連結プレートを用いて組立て、解体できるとしている。しかしながら、この移動足場装置は旋回足場と吊り足場を直列的に連結して上下2段構成としたかなり重厚な装備となっており、その構設と移動操作は容易というわけにはゆかないと推認される。
特公平5−54551号公報 特開平1−244068号公報 実開平6−6597号公報 特開平8−28031号公報 特開平7−166692号公報 特開平6−173437号公報 特開2001−3561号公報
これら従来例は、概して走行レール、可動吊持機ないしは走行駆動手段、吊り足場を有して垂直面に対する移動足場装置及び移動足場工法を提案するものとなっている。
しかしながら、地上又は基面からの足場構築が困難な特定屋外貯蔵タンク、高層煙突等の構築物に対する詳細点検その他の施工作業をおこなうための手法として、そのまま適用できるものとはなっていない(現状での公的要請に対する問題解決を含む)。
本発明が解決しようとする問題点(現状での公的要請を含む)として以下を挙げることができる。
(1)施工作業面が2次元平面又は3次元平面(曲面)の何れからなるものであっても、長いスパンで(例えばタンク全周に及ぶ)走行レールを軌道形成可能とする点。とくに、曲線軌条を水平敷設又は勾配敷設するものは見当たらない。
(2)懸吊物が縦横斜め(水平方向、垂直方向又は合成方向)に移動する場合の機器的対応(駆動系制御)のありかたを考慮すべき点。
(3)走行レールに装備した可動吊持機から吊下する懸吊物として、吊り足場以外に自走検査機器を考慮すべき点。
(4)当然のことながら、「特定屋外貯蔵タンクの側板の詳細点検に係るガイドライン〔平成25年3月29日;消防危第48号及び消防危第49号〕」に準拠した目的、作用効果を具備する点。
こうしたなかで、本発明者らは、特に、直径80m程度の原油備蓄タンク、洋上原油備蓄タンク又は原油貯蔵船に代表される構築物に対して、主にそれらの側板(2次元平面又は3次元平面からなる垂直面)を施工作業面とするときの現場対応技術について鋭意研究開発を進めてきた。
本発明はその成果物のひとつであって、走行レールについて、軌道形成要素が直線軌条又は曲線軌条の何れであっても、長いスパンで水平敷設はもとより勾配敷設も選択可能とするとともに、足場移動に関与する駆動系の制御を見直した新たな装置構成により施工作業方法を革新するものである。
この場合、公知技術の一部を転用するとしても、上記問題点を解消しなければ、地上又は基面からの足場構築が困難な構築物における大面積の施工作業面に対する詳細点検その他の施工作業は困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、上記課題を解消し、地上又は基面からの足場構築が困難な特定屋外貯蔵タンク、高層煙突等の構築物に対する詳細点検その他の施工作業をおこなうために、施工作業面が2次元平面又は3次元平面(曲面)の何れからなるものであっても軌道形成可能な走行レールを用い、該走行レールに装備した可動吊持機から懸吊物を吊下し、該懸吊物を施工作業面に対峙させ、かつ、移動可能に構設した垂直面の施工作業装置及び施工作業方法を提供するものである。
課題を解決するために本発明は、構築物に沿って取り付けられる走行レールと、この走行レールに装備される可動吊持機と、この可動吊持機によって吊持される作業床その他の懸吊物を備え、該構築物の垂直面(施工作業面に同じ)に対する保守点検その他の施工作業をおこなう垂直面の施工作業装置において、
地上又は基面からの足場構築が困難な特定屋外貯蔵タンク、高層煙突等の構築物に対する詳細点検その他の施工作業をおこなうために、施工作業面が2次元平面又は3次元平面(曲面)の何れからなるものであっても軌道形成可能な走行レールを用い、該走行レールに装備した可動吊持機から懸吊物を吊下し、該懸吊物を施工作業面に対峙させ、かつ、移動可能に構設した垂直面の施工作業装置であって、
前記走行レールが直線軌条又は曲線軌条からなる軌道形成要素であって、トラスレールの下面にラックギヤからなる歯車部材を固設してラックレールを形成したものであり、
前記可動吊持機がピニオンギヤを形成した走行輪要素であって、少なくとも1の走行駆動輪を有するものであり、
前記懸吊物が、懸吊索を介して吊持された作業用ゴンドラおよび/または繋留索を介して繋留保持された自走検査機器であり、
前記可動吊持機をラック・アンド・ピニオン駆動によりレール走行させ、前記懸吊物を昇降又は平面走行させるそれぞれの駆動源に対して個々の移動又は挙動を連係可能に制御出力する駆動系制御手段
を具備したことを特徴とするものである。
また、構築物に沿って取り付けられる走行レールと、この走行レールに装備される可動吊持機と、この可動吊持機によって吊持される作業床その他の懸吊物を備え、該構築物の垂直面(施工作業面に同じ)に対する保守点検その他の作業をおこなう垂直面の施工作業方法において、
地上又は基面からの足場構築が困難な特定屋外貯蔵タンク、高層煙突等の構築物に対する詳細点検その他の施工作業をおこなうために、施工作業面が2次元平面又は3次元平面(曲面)の何れからなるものであっても軌道形成可能な走行レールを用い、該走行レールに装備した可動吊持機から懸吊物を吊下し、該懸吊物を施工作業面に対峙させ、かつ、移動可能に駆動制御しながらおこなう垂直面の施工作業方法であって、
前記走行レールを直線軌条又は曲線軌条からなる軌道形成要素として、トラスレールの下面にラックギヤからなる歯車部材を固設してラックレールを形成するとともに、構築物の躯体頂部や壁面に沿って水平敷設し、又は昇降階段に沿って勾配敷設し、
前記可動吊持機をピニオンギヤを形成した走行輪要素として、少なくとも1の走行駆動輪を配設し、
前記懸吊物として作業用ゴンドラおよび/または自走検査機器を吊持又は繋留保持し、
前記可動吊持機をラック・アンド・ピニオン駆動によりレール走行させ、前記懸吊物を昇降又は平面走行させるそれぞれの駆動系に対して個々の移動又は挙動を連係可能に制御しながら、施工作業を推進するようにしたことを特徴とするものである。
本発明は以上の構成よりなるものであり、これによれば以下に列挙する効果を奏する。
(1)曲線軌条を水平敷設して軌道形成することにより、可動吊持機のレール走行は水平面曲線移動が可能である。
(2)曲線軌条を勾配敷設して軌道形成することにより、可動吊持機のレール走行は垂直面勾配移動が可能である。
(3)可動吊持機をラック・アンド・ピニオン駆動によりレール走行させるので、走行移動の際に空転や滑りがなく、安全装置(停止ロック装置)の装着も容易である。
(4)自走検査機器は走行駆動輪から繋留索を介して繋留保持されているので落下防止が確保されている。
(5)全体として、地上又は基面からの足場構築が困難な構築物の施工作業面が2次元平面又は3次元平面(曲面)の何れからなるものであっても軌道形成可能な走行レールを用いるので、作業用ゴンドラおよび/または自走検査機器を懸吊物として、長いスパンを走行し、かつ、大面積にわたる詳細点検その他の施工作業が効率的に推進できる。
したがって、本発明の適用範囲は、至適には地上又は基面からの足場構築が困難な特定屋外貯蔵タンク、高層煙突等の構築物に対する詳細点検その他の施工作業に関するものであるが、もちろん高層建築物に対する適用も考慮されてよい。所謂ゴンドラ工法が適用される施工作業面に対して柔軟に対応可能であり、汎用性が高いという利点がある。
第1実施例装置Xの斜視説明図である。 ラックレールに可動吊持機を装着した状態を示す説明図である。 同じくラック・アンド・ピニオン駆動の歯合状態を示す縦断面視説明図である。 同じく横断面視説明図である。 第2実施例装置Yの斜視説明図である。 第3実施例装置Zの斜視説明図である。 第1実施例装置Xにおけるゴンドラのみの構成例(Xa )を示す斜視説明図である。 第2実施例装置Yにおけるゴンドラのみの構成例(Ya )を示す斜視説明図である。 第3実施例装置Zにおけるゴンドラのみの構成例(Za )を示す斜視説明図である。 第1実施例装置Xにおける自走検査機器のみの構成例(Xb1)を示す斜視説明図である。 第2実施例装置Yにおける自走検査機器のみの構成例(Yb1)を示す斜視説明図である。 第3実施例装置Zにおける自走検査機器のみの構成例(Zb1)を示す斜視説明図である。 第1実施例装置Xにおける自走検査機器のみの他の構成例(Xb2)を示す斜視説明図である。 第2実施例装置Yにおける自走検査機器のみの他の構成例(Yb2)を示す斜視説明図である。 第3実施例装置Zにおける自走検査機器のみの他の構成例(Zb2)を示す斜視説明図である。
本発明を実施するための形態は、上記構成の垂直面の施工作業装置又は施工作業方法のそれぞれにおいて、
構築物が原油備蓄タンクであり、施工作業面が3次元平面からなる側板内面(内頂板に同じ)又は側板外面(外壁面に同じ)であり、
走行レールの軌道形成が、躯体頂部のトップアングルや外壁面のウインドガーダーに沿って曲線軌条を水平敷設するものである。
また、上記構成の垂直面の施工作業装置又は施工作業方法のそれぞれにおいて、
構築物が原油備蓄タンクであり、施工作業面が3次元平面からなる側板外面(外壁面に同じ)であり、
走行レールの軌道形成が、外階段の主桁に沿って曲線軌条を勾配敷設するものである。
また、上記構成の垂直面の施工作業装置又は施工作業方法のそれぞれにおいて、
構築物が洋上原油備蓄タンク又は原油貯蔵船であり、施工作業面が2次元平面又は3次元平面からなる側板外面(外壁面に同じ)であり、
走行レールの軌道形成が、躯体頂部のトップアングルに沿って直線軌条又は曲線軌条を水平敷設するものであり、海面には組立式ポンツーン(簡易浮き床に同じ)を仮設するものである。
また、上記構成の垂直面の施工作業装置又は施工作業方法のそれぞれにおいて、
可動吊持機が、走行駆動輪を介して1対の走行従動輪を離間設置し、これらの間をロッド連結したものであり、
懸吊物が作業用ゴンドラと自走検査機器であって、該作業用ゴンドラは前記走行従動輪からそれぞれ吊下した懸吊索を介して吊持され、該懸吊索を巻取り・巻戻しする昇降駆動手段を搭載したものであり、該自走検査機器は前記走行駆動輪から繋留索を介して繋留保持され、該走行駆動輪には該繋留索を巻取り・巻戻しする緊急ロック式巻取装置又はセーフティフック装置を搭載したものであり、
駆動系制御手段が、前記可動吊持機のレール走行と、前記作業用ゴンドラの昇降と、前記自走検査機器の平面走行とを連係可能にそれぞれの駆動系を連動制御するものとしている。
また、上記構成の垂直面の施工作業装置又は施工作業方法のそれぞれにおいて、
可動吊持機が、走行駆動輪を介して1対の走行従動輪を離間設置し、これらの間をロッド連結したものであり、
懸吊物が作業用ゴンドラであって、前記走行従動輪からそれぞれ吊下した懸吊索を介して吊持され、該懸吊索を巻取り・巻戻しする昇降駆動手段を搭載したものであり、
駆動系制御手段が、前記可動吊持機のレール走行と前記作業用ゴンドラの昇降とを連係可能にそれぞれの駆動系を独立制御するものである。
また、上記構成の垂直面の施工作業装置又は施工作業方法のそれぞれにおいて、
可動吊持機が、走行駆動輪のみからなるものであり、
懸吊物が自走検査機器であって、前記走行駆動輪から繋留索を介して繋留保持され、該走行駆動輪には該繋留索を巻取り・巻戻しする緊急ロック式巻取装置又はセーフティフック装置を搭載したものであり、
駆動系制御手段が、前記可動吊持機のレール走行と前記自走検査機器の平面走行とを連係可能にそれぞれの駆動系を連動制御するものである。
本発明の一実施例を添付図面を参照して以下説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の第1実施例である垂直面の施工作業装置(以下、第1実施例装置X)の斜視説明図である。
図2は、ラックレールに可動吊持機を装着した状態を示す説明図である。
図3は、同じくラック・アンド・ピニオン駆動の歯合状態を示す縦断面視説明図である。
図4は、同じく横断面視説明図である。
図示のとおり、実施例装置Xは、浮屋根式原油備蓄タンク6(フローティングルーフタンクに同じ)の側板内面61(内頂板に同じ)を施工作業面とする装置構成を示している〔図1〕。その構設手順を以下<A>〜<E>に説明する。
<A>躯体頂部のトップアングル62に沿って、曲線軌条からなるラックレール1を水平敷設する。図示の取付方法はブラケット13支持である〔図2〕。ラックレール1は、トラスレール11の下面にラックギヤからなる歯車部材12を固設してなり、直線軌条又は曲線軌条からなる軌道形成要素としたものである。
より具体的には、トラスレール11の下面に鋼板を歯形にレーザーカットしてラックギア12を形設したものを溶接して固設し、直線軌条の軌道形成はもとより、タンク円周と同半径の曲率に曲げ加工して曲線軌条の軌道形成を可能とする〔図2〕。また、トラスレールの下面に波形鋼板を固着して直線軌条とし、鋼板を折り曲げ、かつ、千鳥点溶接してトラスレールの彎曲に合わせて曲線軌条とする場合も考慮してよい〔図示省略〕。
<B>曲線ラックレール1に3連構成の可動吊持機2を設置する。中央の走行駆動輪21を介して1対の走行従動輪22;22 を離間設置し、これらの間をロッド24;24 連結したものである〔図1〕。個々の可動吊持機2〔1個の走行駆動輪21、1対(2個)の走行従動輪22;22 〕の躯体構造はトロッコである〔図3、図4〕。走行駆動輪21にはギアードモータ〔図示省略〕を付設している。
<C>懸吊物3は作業用ゴンドラ31と自走検査機器32である〔図1〕。
<C−1>作業用ゴンドラ31は走行従動輪22;22 からそれぞれ吊下した懸吊索4;4を介して吊持され、該懸吊索4;4を巻取り・巻戻しする昇降駆動手段311 (好適にはウインチ)を搭載したものである。
<C−2>自走検査機器32は走行駆動輪21から繋留索5を介して繋留保持され、該走行駆動輪21には該繋留索5を巻取り・巻戻しする緊急ロック式巻取装置又はセーフティフック装置〔図示省略〕を搭載したものである。
<D>駆動系制御手段〔図1中の符号(9)〕は、可動吊持機2のレール走行と、作業用ゴンドラ31の昇降と、自走検査機器32の平面走行とを連係可能にそれぞれの駆動系を連動制御するものとしている。それぞれの駆動源はモータであり、制御される変量は回転数である。作業員による手動操作であるか、遠隔操作であるかは問わないが、自走検査機器32の走行制御(方向転換を含む)については遠隔操作である。
<E>そして、可動吊持機2をラック・アンド・ピニオン駆動によりレール走行させ、かつ、作業用ゴンドラ31を昇降移動および/または自走検査機器32を平面走行させながら施工作業を推進するものである。当然のことながら、施工作業において、懸吊物3(作業用ゴンドラ31および/または自走検査機器32)が屋根板(フローティングルーフ)に負荷を与えることがない。
なお、図示を省略するが、実施例装置Xの装置構成は、浮屋根式原油備蓄タンク6(フローティングルーフタンクに同じ)の側板外面(外壁面)を施工作業面とする場合も同様である。この場合、外壁面(63)のウインドガーダー(64)に沿って、曲線軌条からなるラックレール(1)を水平敷設する。
(実施例2)
図5は、本発明の第2実施例である垂直面の施工作業装置(以下、第2実施例装置Y)の斜視説明図である。
図示のとおり、第2実施例装置Yは、浮屋根式原油備蓄タンク6(フローティングルーフタンクに同じ)の側板外面63(外壁面に同じ)を施工作業面とする装置構成を示している〔図5〕。その構設手順を以下<a>〜<e>に説明する。
<a>外階段65の主桁〔図示省略〕に沿って、曲線軌条からなるラックレール1を勾配敷設する。
<b>曲線ラックレール1に3連構成の可動吊持機2を設置する。中央の走行駆動輪21を介して1対の走行従動輪22;22 を離間設置し、これらの間をロッド24;24 連結したものである〔図5〕。個々の可動吊持機2〔1個の走行駆動輪21、1対(2個)の走行従動輪22;22 〕の躯体構造はトロッコである〔図3及び図4参照〕。走行駆動輪にはギアードモータ〔図示省略〕を付設している。
<c>懸吊物3は作業用ゴンドラ31と自走検査機器32である〔図5〕。
<c−1>作業用ゴンドラ31は走行従動輪22;22 からそれぞれ吊下した懸吊索4;4を介して吊持され、該懸吊索4;4を巻取り・巻戻しする昇降駆動手段311 (好適にはウインチ)を搭載したものである。当然のことながら、勾配移動しながらゴンドラ31を水平維持するには、左右の懸吊索4;4の長さは個々に調整されることになる。
<c−2>自走検査機器32は走行駆動輪21から繋留索5を介して繋留保持され、該走行駆動輪21には該繋留索5を巻取り・巻戻しする緊急ロック式巻取装置又はセーフティフック装置〔図示省略〕を搭載したものである。
<d>駆動系制御手段〔図示省略〕は、可動吊持機2のレール走行と、作業用ゴンドラ31の昇降と、自走検査機器32の平面走行とを連係可能にそれぞれの駆動系を連動制御するものとしている。それぞれの駆動源はモータであり、制御される変量は回転数である。作業員による手動操作であるか、遠隔操作であるかは問わないが、自走検査機器32の走行制御(方向転換を含む)については遠隔操作である。
<e>そして、可動吊持機2をラック・アンド・ピニオン駆動によりレール走行させ、かつ、作業用ゴンドラ31を昇降移動および/または自走検査機器32を平面走行させながら施工作業を推進するものである。当然のことながら、施工作業において、懸吊物3(作業用ゴンドラ31および/または自走検査機器32)を吊り変えることなく、縦横斜め(水平方向、垂直方向又は合成方向)に移動可能である。
(実施例3)
図6は、本発明の第3実施例である垂直面の施工作業装置(以下、第3実施例装置Z)の斜視説明図である。
図示のとおり、第3実施例装置Zは、海上に浮く洋上原油備蓄タンク7の側板外面71(外壁面に同じ)を施工作業面とする装置構成を示している〔図6〕。その構設手順を以下<イ>〜<ホ>に説明する。
<イ>トップアングル72に沿って、直線軌条からなるラックレール1を水平敷設する。
図示の取付方法はブラケット13支持である〔図2参照〕。
<ロ>直線ラックレール1に3連構成の可動吊持機2を設置する。中央の走行駆動輪21を介して1対の走行従動輪22;22 を離間設置し、これらの間をロッド24;24 連結したものである〔図6〕。個々の可動吊持機2〔1個の走行駆動輪21、1対(2個)の走行従動輪22;22 〕の躯体構造はトロッコである〔図3及び図4参照〕。走行駆動輪にはギアードモータ〔図示省略〕を付設している。
<ハ>懸吊物3は作業用ゴンドラ31と自走検査機器32である〔図6〕。
<ハ−1>作業用ゴンドラ31は走行従動輪22;22 からそれぞれ吊下した懸吊索4;4を介して吊持され、該懸吊索4;4を巻取り・巻戻しする昇降駆動手段311 (好適にはウインチ)を搭載したものである。
<ハ−2>自走検査機器32は走行駆動輪21から繋留索5を介して繋留保持され、該走行駆動輪21には該繋留索5を巻取り・巻戻しする緊急ロック式巻取装置又はセーフティフック装置〔図示省略〕を搭載したものである。
<ニ>駆動系制御手段〔図示省略〕は、可動吊持機2のレール走行と、作業用ゴンドラ31の昇降と、自走検査機器32の平面走行とを連係可能にそれぞれの駆動系を連動制御するものとしている。それぞれの駆動源はモータであり、制御される変量は回転数である。作業員による手動操作であるか、遠隔操作であるかは問わないが、自走検査機器32の走行制御(方向転換を含む)については遠隔操作である。
<ホ>そして、可動吊持機2をラック・アンド・ピニオン駆動によりレール走行させ、かつ、作業用ゴンドラ31を昇降移動および/または自走検査機器32を平面走行させながら施工作業を推進するものである。当然のことながら、施工作業において、懸吊物3(作業用ゴンドラ31および/または自走検査機器32)が海面に接することがない。なお、作業終了時には、懸吊物3は組立式ポンツーン8(簡易浮き床)に降ろして定置固定する。
上記実施例1〜3において、懸吊物3を作業用ゴンドラ31および自走検査機器32としてそれぞれ図示しているが、もちろん作業形態としては作業用ゴンドラ31のみの場合も自走検査機器32のみの場合もあり得る。
図7、図8及び図9に、それぞれの実施例装置(X,Y,Z)におけるゴンドラ31のみの構成例(Xa ,Ya ,Za )を示す。
図10、図11及び図12に、それぞれの実施例装置(X,Y,Z)における自走検査機器32のみの構成例(Xb1,Yb1,Zb1)を示す。
これらの構成例(Xa ,Ya ,Za ;Xb1,Yb1,Zb1)における場合に、可動吊持機2の3連構成〔21,22,(23),24〕に変更はない。
なお、自走検査機器32のみで構成する場合には、可動吊持機2は走行駆動輪21(駆動トロッコ)のみの単独構成とすることもできる。
図13、図14及び図15に、それぞれの実施例装置(X,Y,Z)における自走検査機器32のみの他の構成例(Xb2,Yb2,Zb2)を示す。
従来、自走検査機器32のみによる施工作業(代表的には溶接線の非破壊検査、側板の外面腐食や内面腐食の検査)では、クレーン等から索条(命綱)を吊下して機器に結び落下防止対策としてきたが、洋上では無理であり、これひとつをとってみても本発明の構成は革新的であり、格別の効果に疑いはないものである。
本発明は、地上又は基面からの足場構築が困難な特定屋外貯蔵タンク、高層煙突等の構築物に対する詳細点検その他の施工作業の実施において有用である。
もちろん高層建築物に対する適用も考慮されてよく、所謂ゴンドラ工法が適用される施工作業面に対して柔軟に対応可能であり、汎用性が高いという利点があり、斯界において貢献が期待できる。
1 走行レール(ラックレール)
11 トラスレール
12 歯車部材(ラックギア)
13 ブラケット
2 可動吊持機
21 走行駆動輪
22 走行従動輪
23 ピニオンギア
24 ロッド
3 懸吊物
31 作業用ゴンドラ
311 昇降駆動手段(ウィンチ)
32 自走検査機器
4 懸吊索
5 繋留索
6 原油備蓄タンク
61 側板内面(内頂板)
62 トップアングル
63 側板外面(外壁面)
64 ウインドガーダー
65 外階段
7 洋上原油備蓄タンク
71 側板外面(外壁面)
72 トップアングル
8 組立式ポンツーン(簡易浮き床)
9 駆動系制御手段

X 垂直面の施工作業装置(第1実施例装置)
Y 垂直面の施工作業装置(第2実施例装置)
Z 垂直面の施工作業装置(第3実施例装置)

Xa 第1実施例装置Xにおけるゴンドラのみの構成例
Ya 第2実施例装置Yにおけるゴンドラのみの構成例
Za 第3実施例装置Zにおけるゴンドラのみの構成例

Xb1 第1実施例装置Xにおける自走検査機器のみの構成例
Yb1 第2実施例装置Yにおける自走検査機器のみの構成例
Zb1 第3実施例装置Zにおける自走検査機器のみの構成例

Xb2 第1実施例装置Xにおける自走検査機器のみの他の構成例
Yb2 第2実施例装置Yにおける自走検査機器のみの他の構成例
Zb2 第3実施例装置Zにおける自走検査機器のみの他の構成例

Claims (14)

  1. 構築物に沿って取り付けられる走行レールと、この走行レールに装備される可動吊持機と、この可動吊持機によって吊持される作業床その他の懸吊物を備え、該構築物の垂直面(施工作業面に同じ)に対する保守点検その他の施工作業をおこなう垂直面の施工作業装置において、
    地上又は基面からの足場構築が困難な特定屋外貯蔵タンク、高層煙突等の構築物に対する詳細点検その他の施工作業をおこなうために、施工作業面が2次元平面又は3次元平面(曲面)の何れからなるものであっても軌道形成可能な走行レールを用い、該走行レールに装備した可動吊持機から懸吊物を吊下し、該懸吊物を施工作業面に対峙させ、かつ、移動可能に構設した垂直面の施工作業装置であって、
    前記走行レールが直線軌条又は曲線軌条からなる軌道形成要素であって、トラスレールの下面にラックギヤからなる歯車部材を固設したラックレールを形成したものであり、
    前記可動吊持機がピニオンギヤを形成した走行輪要素であって、少なくとも1の走行駆動輪を有するものであり、
    前記懸吊物が、懸吊索を介して吊持された作業用ゴンドラおよび/または繋留索を介して繋留保持された自走検査機器であり、
    前記可動吊持機をラック・アンド・ピニオン駆動によりレール走行させ、前記懸吊物を昇降又は平面走行させるそれぞれの駆動源に対して個々の移動又は挙動を連係可能に制御出力する駆動系制御手段
    を具備したことを特徴とする垂直面の施工作業装置。
  2. 構築物が原油備蓄タンクであり、施工作業面が3次元平面からなる側板内面(内頂板に同じ)又は側板外面(外壁面に同じ)であり、
    走行レールの軌道形成が、躯体頂部のトップアングルや外壁面のウインドガーダーに沿って曲線軌条を水平敷設するものである請求項1記載の垂直面の施工作業装置。
  3. 構築物が原油備蓄タンクであり、施工作業面が3次元平面からなる側板外面(外壁面に同じ)であり、
    走行レールの軌道形成が、外階段の主桁に沿って曲線軌条を勾配敷設するものである請求項1記載の垂直面の施工作業装置。
  4. 構築物が洋上原油備蓄タンク又は原油貯蔵船であり、施工作業面が2次元平面又は3次元平面からなる側板外面(外壁面に同じ)であり、
    走行レールの軌道形成が、躯体頂部のトップアングルに沿って直線軌条又は曲線軌条を水平敷設するものであり、海面には組立式ポンツーン(簡易浮き床に同じ)を仮設するものである請求項1記載の垂直面の施工作業装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の垂直面の施工作業装置において、
    可動吊持機が、走行駆動輪を介して1対の走行従動輪を離間設置し、これらの間をロッド連結したものであり、
    懸吊物が作業用ゴンドラと自走検査機器であって、該作業用ゴンドラは前記走行従動輪からそれぞれ吊下した懸吊索を介して吊持され、該懸吊索を巻取り・巻戻しする昇降駆動手段を搭載したものであり、該自走検査機器は前記走行駆動輪から繋留索を介して繋留保持され、該走行駆動輪には該繋留索を巻取り・巻戻しする緊急ロック式巻取装置又はセーフティフック装置を搭載したものであり、
    駆動系制御手段が、前記可動吊持機のレール走行と、これににともなう前記作業用ゴンドラの昇降と、前記自走検査機器の平面走行とを連係可能にそれぞれの駆動系を連動制御するものであることを特徴とする垂直面の施工作業装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の垂直面の施工作業装置において、
    可動吊持機が、走行駆動輪を介して1対の走行従動輪を離間設置し、これらの間をロッド連結したものであり、
    懸吊物が作業用ゴンドラであって、前記走行従動輪からそれぞれ吊下した懸吊索を介して吊持され、該懸吊索を巻取り・巻戻しする昇降駆動手段を搭載したものであり、
    駆動系制御手段が、前記可動吊持機のレール走行と前記作業用ゴンドラの昇降とを連係可能にそれぞれの駆動系を独立制御するものであることを特徴とする垂直面の施工作業装置。
  7. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の垂直面の施工作業装置において、
    可動吊持機が、走行駆動輪のみからなるものであり、
    懸吊物が自走検査機器であって、前記走行駆動輪から繋留索を介して繋留保持され、該走行駆動輪には該繋留索を巻取り・巻戻しする緊急ロック式巻取装置又はセーフティフック装置を搭載したものであり、
    駆動系制御手段が、前記可動吊持機のレール走行と前記自走検査機器の平面走行とを連係可能にそれぞれの駆動系を連動制御するものであることを特徴とする垂直面の施工作業装置。
  8. 構築物に沿って取り付けられる走行レールと、この走行レールに装備される可動吊持機と、この可動吊持機によって吊持される作業床その他の懸吊物を備え、該構築物の垂直面(施工作業面に同じ)に対する保守点検その他の作業をおこなう垂直面の施工作業方法において、
    地上又は基面からの足場構築が困難な特定屋外貯蔵タンク、高層煙突等の構築物に対する詳細点検その他の施工作業をおこなうために、施工作業面が2次元平面又は3次元平面(曲面)の何れからなるものであっても軌道形成可能な走行レールを用い、該走行レールに装備した可動吊持機から懸吊物を吊下し、該懸吊物を施工作業面に対峙させ、かつ、移動可能に駆動制御しながらおこなう垂直面の施工作業方法であって、
    前記走行レールを直線軌条又は曲線軌条からなる軌道形成要素として、トラスレールの下面にラックギヤからなる歯車部材を固設したラックレールを形成するとともに、構築物の躯体頂部や壁面に沿って水平敷設し、又は昇降階段に沿って勾配敷設し、
    前記可動吊持機をピニオンギヤを形成した走行輪要素として、少なくとも1の走行駆動輪を配設し、
    前記懸吊物として作業用ゴンドラおよび/または自走検査機器を吊持又は繋留保持し、
    前記可動吊持機をラック・アンド・ピニオン駆動によりレール走行させ、前記懸吊物を昇降又は平面走行させるそれぞれの駆動系に対して個々の移動又は挙動を連係可能に制御しながら、施工作業を推進するようにしたことを特徴とする垂直面の施工作業方法。
  9. 構築物が原油備蓄タンクであり、施工作業面が3次元平面からなる側板内面(内頂板に同じ)又は側板外面(外壁面に同じ)であり、
    躯体頂部のトップアングルや外壁面のウインドガーダーに沿って曲線軌条を水平敷設することにより走行レールを軌道形成するようにした請求項8記載の垂直面の施工作業方法。
  10. 構築物が原油備蓄タンクであり、施工作業面が3次元平面からなる側板外面(外壁面に同じ)であり、
    外階段の主桁に沿って曲線軌条を勾配敷設することにより走行レールを軌道形成するようにした請求項8記載の垂直面の施工作業方法。
  11. 構築物が洋上原油備蓄タンク又は原油貯蔵船であり、施工作業面が2次元平面又は3次元平面からなる側板外面(外壁面に同じ)であり、
    走行レールの軌道形成が、躯体頂部のトップアングルに沿って直線軌条又は曲線軌条を水平敷設することにより走行レールを軌道形成するとともに、海面には組立式ポンツーン(簡易浮き床に同じ)を仮設するようにした請求項8記載の垂直面の施工作業方法。
  12. 請求項8乃至11のいずれか1項記載の垂直面の施工作業方法において、
    可動吊持機が、走行駆動輪を介して1対の走行従動輪を離間設置し、これらの間をロッド連結したものであり、
    懸吊物が作業用ゴンドラと自走検査機器であって、該作業用ゴンドラは前記走行従動輪からそれぞれ吊下した懸吊索を介して吊持され、該懸吊索を巻取り・巻戻しする昇降駆動手段を搭載したものであり、該自走検査機器は前記走行駆動輪から繋留索を介して繋留保持され、該走行駆動輪には該繋留索を巻取り・巻戻しする緊急ロック式巻取装置又はセーフティフック装置を搭載したものであり、
    前記可動吊持機のレール走行と、これににともなう前記作業用ゴンドラの昇降と、前記自走検査機器の平面走行とを連係可能にそれぞれの駆動系を連動制御するようにしたことを特徴とする施工作業方法。
  13. 請求項8乃至11のいずれか1項記載の垂直面の施工作業方法において、
    可動吊持機が、走行駆動輪を介して1対の走行従動輪を離間設置し、これらの間をロッド連結したものであり、
    懸吊物が作業用ゴンドラであって、前記走行従動輪からそれぞれ吊下した懸吊索を介して吊持され、該懸吊索を巻取り・巻戻しする昇降駆動手段を搭載したものであり、
    前記可動吊持機のレール走行と前記作業用ゴンドラの昇降とを連係可能にそれぞれの駆動系を独立制御するようにしたことを特徴とする垂直面の施工作業方法。
  14. 請求項8乃至11のいずれか1項記載の垂直面の施工作業方法において、
    可動吊持機が、走行駆動輪のみからなるものであり、
    懸吊物が自走検査機器であって、前記走行駆動輪から繋留索を介して繋留保持され、該走行駆動輪には該繋留索を巻取り・巻戻しする緊急ロック式巻取装置又はセーフティフック装置を搭載したものであり、
    前記可動吊持機のレール走行と前記自走検査機器の平面走行とを連係可能にそれぞれの駆動系を連動制御するようにしたことを特徴とする垂直面の施工作業方法。
JP2013175936A 2013-08-27 2013-08-27 垂直面の施工作業装置及び施工作業方法 Active JP6150674B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013175936A JP6150674B2 (ja) 2013-08-27 2013-08-27 垂直面の施工作業装置及び施工作業方法
TW103105985A TWI620859B (zh) 2013-08-27 2014-02-24 Vertical working device and construction method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013175936A JP6150674B2 (ja) 2013-08-27 2013-08-27 垂直面の施工作業装置及び施工作業方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015045148A JP2015045148A (ja) 2015-03-12
JP6150674B2 true JP6150674B2 (ja) 2017-06-21

Family

ID=52670860

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013175936A Active JP6150674B2 (ja) 2013-08-27 2013-08-27 垂直面の施工作業装置及び施工作業方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6150674B2 (ja)
TW (1) TWI620859B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106812307B (zh) * 2017-03-31 2023-03-24 中国化学工程第七建设有限公司 一种钢筋混凝土结构的施工装置
CN109850774B (zh) * 2018-12-29 2024-01-26 中建八局第一建设有限公司 一种手动吊篮机构
CN110101344B (zh) * 2019-06-17 2020-12-25 广东长海建设工程有限公司 一种悬吊式建筑外墙清洁装置
CN112460477A (zh) * 2019-09-09 2021-03-09 南京扬子石油化工设计工程有限责任公司 大型立式储罐
CN111021705A (zh) * 2019-12-23 2020-04-17 上海建工五建集团有限公司 应用于曲面的吊篮及其施工方法
CN111779288B (zh) * 2020-07-16 2021-10-26 安徽滁鑫市政工程有限公司 一种建筑工程施工用吊篮
CN112900903B (zh) * 2021-01-26 2023-06-09 广西泽圣建设工程有限公司 一种高稳定高楼建筑施工用保护装置及其保护方法
CN113187237A (zh) * 2021-05-27 2021-07-30 江西省富煌钢构有限公司 一种钢结构建筑基础地面施工处理系统
CN113788444A (zh) * 2021-09-17 2021-12-14 沪东中华造船(集团)有限公司 一种lng薄膜型储罐围护系统安装用吊篮及使用方法
CN116446631A (zh) * 2022-01-10 2023-07-18 广东博智林机器人有限公司 吊篮装置
CN115108464B (zh) * 2022-05-31 2023-08-04 中国化学工程第三建设有限公司 一种双层罐内罐壁板吊装组对装置及组对方法
CN115788003B (zh) * 2022-12-16 2025-03-07 中国建筑第二工程局有限公司 一种建筑施工用高空防坠结构
CN117868455B (zh) * 2024-03-08 2024-05-17 山西建筑工程集团有限公司 联体爬升分体下降式脚手架

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328960Y2 (ja) * 1972-07-12 1978-07-20
US3991842A (en) * 1975-07-25 1976-11-16 Chicago Bridge & Iron Company Movable vacuum secured apparatus for inclined or vertical surfaces
JPS5725945Y2 (ja) * 1977-03-15 1982-06-05
JPS59179925U (ja) * 1983-05-20 1984-12-01 株式会社石井鐵工所 大型円筒形タンクの外階段
JP2580734Y2 (ja) * 1992-06-22 1998-09-17 米山工業株式会社 移動吊り足場装置
SE502696C2 (sv) * 1994-04-20 1995-12-11 Warner Tollo Ab Anordning vid arbetsställningar
JPH08105843A (ja) * 1994-10-06 1996-04-23 Japan Steel & Tube Constr Co Ltd 貯槽内壁溶接部の検査方法及びその自動検査装置
TW305902B (en) * 1996-03-25 1997-05-21 Komeyama Kogyo Kk Movable scaffold apparatus, overhang moving structures and hanger rails therefor
JPH1086889A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 停泊地内大型浮体工事用資機材搬出入設備および浮き桟橋
JPH11336316A (ja) * 1998-05-28 1999-12-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 壁面移動装置および壁面移動システム
JP3921649B2 (ja) * 1998-09-02 2007-05-30 株式会社石井鐵工所 二重殻タンクの内槽側板構築法
JP2000318986A (ja) * 1999-05-10 2000-11-21 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 作業用昇降装置
JP2006233486A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Nihon Bisoh Co Ltd 横行式作業装置およびこれによる作業方法
JP4741403B2 (ja) * 2006-04-20 2011-08-03 新日本製鐵株式会社 ガスホルダー用ゴンドラ装置,ガスホルダー側壁に対するアクセス方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015045148A (ja) 2015-03-12
TW201508143A (zh) 2015-03-01
TWI620859B (zh) 2018-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6150674B2 (ja) 垂直面の施工作業装置及び施工作業方法
CN103291076B (zh) 弧形框架内多层次钢桁架分片逆向吊装施工方法
CN101117793A (zh) 钢结构管道拱桥浮拖施工方法
CN206722429U (zh) 一种屋面彩钢压型板运输系统
CN201033707Y (zh) 一种攀爬机导轨架及具有该导轨架的输电线路铁塔攀爬机
CN201038657Y (zh) 一种输电线路铁塔攀爬机
JP2010121284A (ja) 鉄骨構造物の建方工法
CN102674131A (zh) 用于从燃气轮机辅助间移除扭矩变换器和启动马达的设备
CN103603504A (zh) 超高层建筑机电大口径立管随主体进度吊装施工的方法
CN105692470A (zh) 内爬式塔吊及其操作方法
CN109653481A (zh) 一种悬挂导轨式高空操作平台及制作方法
CN102367650A (zh) 一种钢管拱桥的施工方法
CN105735223B (zh) 一种用于自升式钻井平台桩腿转向滑移接桩的工艺
CN205294665U (zh) 一种基于工程力学的起重塔吊
CN203961317U (zh) 可滑移单榀及多榀桁架胎架
CN209066905U (zh) 一种反撑式悬挑卸料平台
JP2006233486A (ja) 横行式作業装置およびこれによる作業方法
CN106638300A (zh) 跨越式桥梁检修系统
CN202263324U (zh) 一种子母线阵接力泵系统
CN113137072B (zh) 高空轨道移动钢平台施工工法
CN209603469U (zh) 一种悬挂导轨式高空操作平台
JP2006044927A (ja) 鉄塔組立及び解体用簡易吊上げ装置とその装置による吊上げ工法
CN104060809A (zh) 一种屋面采光玻璃钢架安装设备及其运行方法
CN104563805A (zh) 排线提升式防火卷帘
KR100530351B1 (ko) 신축가능한 교량점검용 차량

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160615

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170317

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170523

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6150674

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250