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JP6149817B2 - 電子時計 - Google Patents

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JP6149817B2
JP6149817B2 JP2014147772A JP2014147772A JP6149817B2 JP 6149817 B2 JP6149817 B2 JP 6149817B2 JP 2014147772 A JP2014147772 A JP 2014147772A JP 2014147772 A JP2014147772 A JP 2014147772A JP 6149817 B2 JP6149817 B2 JP 6149817B2
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Description

この発明は、電子時計に関する。
従来、夏時間(Daylight Saving Time)の実施期間中に計数、表示する日時を標準時から夏時間にシフトさせることが可能な電子時計がある。この電子時計では、地域ごとの夏時間実施ルールが予め記憶保持され、設定された地域の夏時間実施ルールが読み出されて当該地域における夏時間実施期間において、日時が標準時からシフト時間分だけシフトされて計数、表示される(例えば、特許文献1)。
また、従来、ユーザにより設定された、又は受信された電波により取得された位置情報に基づいて、当該位置に応じた日時(地方時)を表示させる機能を有する電子時計がある。この電子時計では、旅行などで異なるタイムゾーンの地域に移動した際に、ユーザの操作を要さず、又は、容易な操作のみで当該地域の地方時を表示させることが出来る。
しかしながら、ユーザの使い方に応じて特定の場所で夏時間の表示を行わない方が良い場合や、夏時間の実施ルールが変更になって、記憶されている夏時間実施ルールとは異なる状態に手動で切り替える必要が生じる場合がある。これに対し、電子時計には、夏時間への対応を自動で行わせない設定や、手動で夏時間を実施中に設定して所定時間(例えば、1時間)時間をシフトさせる設定が可能なものがある。
特開2011−48777号公報
しかしながら、夏時間への対応を自動で行わせない手動設定が可能な電子時計において、旅行などで異なる地域に移動した場合に手動設定が維持されると、当該旅行先での夏時間の実施有無を考慮した地方時の情報をユーザが容易に取得出来なくなるという課題がある。
この発明の目的は、通常の使用状態に拘わらず移動先での夏時間を考慮した日時情報を容易に取得可能な電子時計を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、
現在の日時を計数する計時手段と、
地域ごとに設定されている夏時間実施ルールを各々記憶する記憶手段と、
夏時間実施情報として、前記夏時間実施ルール又は夏時間の実施有無を指定するユーザ設定の何れかを選択する設定選択手段と、
前記夏時間実施情報を用いて所定の地点での地方時を取得する地方時取得手段と、
を備え、
前記地方時取得手段は、
前記設定選択手段により前記ユーザ設定が選択されている場合に、前回地方時が取得された前地点において計数される地方時と、新たに地方時が取得される新地点において計数される地方時とが等しい所定の範囲内に前記前地点と前記新地点とが属するか否かを判別する移動判別手段と、
前記所定の範囲内に無い場合に、前記夏時間実施ルールに基づいて地方時を取得する夏時間実施情報切替手段と、
を備える
ことを特徴とする電子時計である。
本発明に従うと、通常の使用状態に拘わらず移動先での夏時間を考慮した日時情報を容易に取得することが出来るという効果がある。
本発明の実施形態の電子時計の機能構成を示すブロック図である。 時差テーブルの内容の一部の例を示す図表である。 二次元マップを用いた区域分割の例を示す図である。 GPS日時取得処理の制御手順を示すフローチャートである。 現在地設定処理の制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態の電子時計1の機能構成を示すブロック図である。
電子時計1は、CPU41(Central Processing Unit)(地方時取得手段、設定選択手段、移動判別手段、夏時間実施情報切替手段)と、ROM42(Read Only Memory)(記憶手段)と、RAM43(Random Access Memory)と、発振回路44と、分周回路45と、計時回路46(計時手段)と、表示部47(表示手段)と、表示ドライバ48と、操作部49(操作手段)と、電源部50と、GPS受信処理部51(測位手段)及びその受信アンテナ52などを備える。
CPU41は、各種演算処理を行い、電子時計1の全体動作を統括制御する。CPU41は、ROM42から読み出された制御プログラムをRAM43にロードして日時の表示や各種機能に係る演算制御や表示などの各種動作処理を行う。また、CPU41は、GPS受信処理部51を動作させて、測位衛星からの電波の受信により求められた日時情報や位置情報を取得する。
ROM42は、マスクROMや書き換え可能な不揮発性メモリなどであり、予め格納された制御プログラムや初期設定データが記憶されている。制御プログラムの中には、測位衛星から各種情報を取得するための各種処理の制御に係るプログラム421が含まれる。また、初期設定データとしては、例えば、区分けされた世界の各地がそれぞれ属するタイムゾーンに係る情報や夏時間実施ルールに係る情報を記憶した時差テーブル422が含まれる。この時差テーブル422については、後述する。
RAM43は、SRAMやDRAMなどの揮発性のメモリであり、CPU41に作業用のメモリ空間を提供して一時データを記憶すると共に、各種設定データを記憶する。各種設定データには、電子時計1のホーム都市設定や、日時の計数、表示における夏時間の適用可否に係る設定が含まれる。
発振回路44は、予め定められた所定の周波数信号を生成して出力する。この発振回路44には、例えば、水晶発振器が用いられている。
分周回路45は、発振回路44から入力された周波数信号を計時回路46やCPU41が利用する周波数の信号に分周して出力する。この出力信号の周波数は、CPU41による設定に基づいて変更することが可能であっても良い。また、発振回路44の周波数のまま出力しても良い。
計時回路46は、入力された信号の回数を計数して初期値に加算することで現在の日時を計数する。計時回路46としては、ソフトウェア的にRAMに記憶させる値を変更させるものであっても良いし、或いは、専用のカウンタ回路を備えていても良い。計時回路46の計数する日時は、特には限られないが、所定のタイミングからの累積時間、UTC日時(協定世界時)、又は予め設定されたホーム都市の日時(地方時)などのうち何れかである。また、この計時回路46の計数する日時自体は、必ずしも年月日、時分秒の形式で保持される必要がない。
表示部47は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や有機EL(Electro-Luminescent)ディスプレイなどの表示画面を備え、ドットマトリクス方式及びセグメント方式の何れか又はこれらの組み合わせにより日時や各種機能に係るデジタル表示動作を行う。表示ドライバ48は、表示画面の種別に応じた駆動信号をCPU41からの制御信号に基づいて表示部47に出力して表示画面上に表示を行わせる。
操作部49は、ユーザからの入力操作を受け付けて、当該入力操作に応じた電気信号を入力信号としてCPU41に出力する。この操作部49には、例えば、押しボタンスイッチやりゅうずスイッチが含まれる。
或いは、表示部47の表示画面にタッチセンサが設けられ、当該タッチセンサへのユーザの接触動作に係る接触位置や接触態様に応じた操作信号を出力するタッチパネルとして機能させることで、表示部47と操作部49とが一体的に設けられても良い。
電源部50は、電子時計1の動作に係る電力を所定の電圧で各部に供給する。電源部50には、ここでは、ソーラバッテリと二次電池が用いられている。ソーラバッテリは、ソーラパネルに入射した光により起電力を生じてCPU41などの各部に電力供給を行うと共に、余剰電力が生じた場合には、当該電力により二次電池に蓄電する。一方、ソーラパネルへの外部からの入射光量により発電可能な電力が消費電力に対して不足している場合には、二次電池から電力が供給される。
GPS受信処理部51は、受信アンテナ52を介して測位衛星からの電波に同調してC/Aコードを同定、捕捉することで当該電波を受信し、測位衛星が送信する航法メッセージを復調、復号して必要な情報を取得する。また、GPS受信処理部51は、測位情報の取得時には、複数の衛星に対して航法メッセージの復調、復号を行い、得られたデータを用いて現在位置を算出して現在位置情報として出力する。GPS受信処理部51としては、通常、専用の処理回路が一チップで形成されたモジュールが用いられ、CPU41、ROM42及びRAM43とは別個に、制御を行うCPU、及び設定データや測位衛星の予測軌道情報などを記憶する記憶部を備える。GPS受信処理部51は、電源部50から直接電力が供給され、そのオンオフがCPU41の制御信号により切り替えられる。
次に、本実施形態の電子時計1における表示日時への夏時間適用動作について説明する。
電子時計1では、操作部49へのユーザによる入力操作に基づいて、夏時間の適用設定を自動モード(AUTO)、手動適用モード(DST)及び手動解除モード(STD)の何れかに切替可能となっている。この設定は、RAM43に記憶される。手動適用モード(DST)及び手動解除モード(STD)では、ユーザの入力操作により夏時間の実施有無が設定(ユーザ設定)される。
夏時間の適用設定が切り替えられた場合や、新たに日時情報が取得された場合、この夏時間の適用設定が参照されて、表示対象の地域(所定の地点)の地方時に対して当該設定に応じた夏時間実施情報が取得され、必要に応じて標準時から夏時間へのシフトが行われて新たな日時データとされたり、表示に用いられたりする。
図2は、時差テーブル422の内容の一部の例を示す図表である。
自動モードで夏時間実施情報として日時データに対して適用される夏時間実施ルールは、この時差テーブル422に記憶されている。この時差テーブル422では、予め、世界各地を複数の区域に分割した当該区域ごとに時差及び夏時間実施ルールが設定されている。夏時間実施ルールには、夏時間の実施期間とシフト時間とが含まれる。また、この時差テーブル422では、少なくともタイムゾーン及び夏時間実施ルールのうち何れかが異なる地点が異なる地域となるように設定された地域ごとに、当該地域に固有の地域番号が振られている。この地域は、タイムゾーンや夏時間実施ルールに加えて、国や州といった所定の行政単位ごとに区切られていても良い。
各区域は、例えば、地理的に略均等な範囲で分割設定(即ち、地理座標、即ち緯度経度に従ってそれぞれ等間隔など)される。従って、タイムゾーンや夏時間実施ルールの設定範囲よりも十分小さい面積で世界を均等に分割していくことで、各区域の境界を容易に設定し、且つ、異なるタイムゾーン又は夏時間実施ルールの地点を微小な誤差範囲内で異なる区域に含ませることが出来る。
この場合の各区域の範囲又は境界を示すデータは、時差テーブル422にまとめて記憶されていても良いし、別途、地理座標(緯度経度)を区域や地域番号に変換して取得する二次元マップ(世界地図)を備えて、取得された区域に応じた時差や夏時間実施ルールの情報が参照されることとしても良い。
図3は、二次元マップを用いた区域分割の例を示す図である。
ここでは、例えば、世界の一部を8×12のマトリクスにより96区域に分割した例を示している。これらの96区域には、各マトリクス要素の下段に示したG11〜G20の10の地域番号の何れかが割り当てられている。このように地理座標から容易に区域や地域番号を取得して時差テーブル422を参照し、当該区域に応じた時差や夏時間実施ルールを取得することが出来る。この区域の分割は、数が多いほどタイムゾーンや夏時間実施ルールの適用境界に沿っての分割が可能になる一方、処理やメモリ容量の増大に繋がるので、電子時計1の処理能力に応じて適宜設定される。
図2では、UTC日時(GMT)に対して時差が+10時間の区域のうち4つと、+9.5時間の区域のうち2つの設定が示され、また、+9時間の区域のうち1つの設定(日本の設定に対応)が示されている。ここでは、地域番号が互いに異なる区域についてのみ例示しているが、複数の区域が同一の地域に属することが出来る。
夏時間の実施期間としては、ここでは、実施期間の種別に応じた期間番号が示されている。例えば、夏時間期間が「0」の場合には、夏時間が実施されていないことを示している。また、夏時間期間が「11」の場合には、例えば、10月の第1日曜午前2時から4月の第1日曜午前3時までの期間に実施されることを示す。この場合、期間号と実際の期間とを対応させる図示略の対照表が設けられて、期間番号に対応する実施期間が参照される。或いは、時差テーブル422にこれらの期間が直接記憶されていても良い。
シフト時間は、夏時間の実施期間中における標準時からのシフト量を示す。このシフト時間としては、夏時間が実施されない場合に「0」が記憶され、実施される場合には、「0」以外の値が記憶される。夏時間の適用設定が手動適用モードである場合、当該地域が元々夏時間実施地域である場合には、このシフト時間のみが読み出されて用いられる。一方、元々夏時間の実施地域でない地域において夏時間が手動で適用されている場合には、所定の初期値、例えば、+1時間のシフトがなされる。この初期値は、操作部49へのユーザの入力操作により変化させることが可能であっても良い。
GPS衛星からの電波受信によりUTC日時が取得された場合、これらの二次元マップと時差テーブル422とが参照されて、予め電子時計1で設定されている位置(都市)や当該電波受信により併せて取得された現在位置に基づいて、時差(TZ)及び夏時間に係るシフト量(ST)が取得される。そして、現在位置の属する地域の地方時(LT)が、LT=UTC+TZ+STにより求められる。
次に、電子時計1における日時修正動作について説明する。
図4は、本実施形態の電子時計1で実行されるGPS日時取得処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
このGPS日時取得処理は、例えば、一日に一回最初所定の条件を満たしたタイミングで定期的に実行されたり、操作部49への入力操作に基づいて随時実行されたりする。この所定の条件としては、例えば、屋外の太陽光に相当する強度の光量でソーラバッテリによる発電起電力が得られたタイミングとすることが出来る。
GPS日時取得処理が開始されると、図4(a)に示すように、CPU41は、GPS受信処理部51を動作させて、GPS受信処理部51のCPUにGPS衛星などの測位衛星からの電波受信を開始させて日時を算出させ、当該算出された日時に係る情報を取得する(ステップS101)。また、CPU41は、現在位置情報を取得する(ステップS102)。この位置情報は、GPS受信処理部51の測位動作によりGPS受信処理部51で算出された場合には、当該GPS受信処理部51から取得され、GPS受信処理部51から取得されない場合には、この時点で電子時計1において設定され、RAM43に記憶されている都市の位置を取得する。
CPU41は、後述する地方時変換処理を実行する(ステップS103)。それから、CPU41は、計時回路46の日時を修正し、表示部47に表示させている日時の修正を行う(ステップS104)。そして、CPU41は、GPS日時取得処理を終了する。
ステップS103の処理で地方時変換処理が呼び出されると、図4(b)に示すように、CPU41は、現在の夏時間適用設定が手動適用モード(DST)又は手動解除モード(STD)の何れかであるか否かを判別する(ステップS301)。何れでもないと判別された場合には(ステップS301で“NO”)、CPU41は、現在の夏時間適用設定である自動モード(AUTO)のまま、ステップS102の処理で取得された現在位置に応じた時差と夏時間実施ルールを適用して地方時を算出する(ステップS304)。そして、CPU41は、地方時変換処理を終了して処理をGPS日時取得処理に戻す。
手動適用モード(DST)又は手動解除モード(STD)の何れかであると判別された場合には(ステップS301で“YES”)、CPU41は、ステップS102の処理で取得された現在位置(新地点)が、前回取得された位置(前地点)から所定の範囲内であるか否かを判別する(ステップS302)。所定の範囲としては、ここでは、例えば、同一の地域番号の地域内であることとすることが出来る。
現在位置と前回位置とが所定の範囲内に無いと判別された場合には(ステップS302で“NO”)、CPU41は、夏時間適用設定を自動モード(AUTO)に変更し、現在位置に応じた時差と夏時間実施ルールを適用して地方時を算出する(ステップS304)。
一方、現在位置と前回位置とが所定の範囲内にあると判別された場合には(ステップS302で“YES”)、CPU41は、夏時間適用設定を現在の設定、即ち、手動適用モード(DST)又は手動解除モード(STD)のまま維持し、時差テーブル422から現在位置に応じた時差を取得して、時差及び夏時間の反映を行った地方時を算出する(ステップS303)。そして、CPU41は、地方時変換処理を終了して処理をGPS日時取得処理に戻す。
図5は、本実施形態の電子時計1で実行される現在地設定処理のCPU41による制御手順を示すフローチャートである。
この現在地設定処理は、上述のGPS日時取得処理のステップS101の処理を省略した点を除き、GPS日時取得処理と同一であり、個々の処理内容に係る説明を省略する。
即ち、この現在地設定処理は、測位衛星からの日時情報の取得とは関係なく、ユーザ操作や外部からの位置情報受信などに応じて現在地情報が設定されたタイミングで実行され、当該現在地と、元の位置との差に応じた地方時の算出が行われる。
以上のように、本実施形態の電子時計1は、現在の日時を計数する計時回路46と、地域ごとに設定されている夏時間実施ルールを各々記憶するROM42と、CPU41とを備える。CPU41は、夏時間実施情報として、前記夏時間実施ルール又は夏時間の実施有無を指定するユーザ設定の何れかを選択し(設定選択手段)、この夏時間実施情報を用いて所定の地点での地方時を取得する(地方時取得手段)。更に、CPU41は、夏時間実施情報としてユーザ設定が選択されている場合に、前回地方時が取得された前地点において計数される地方時と、新たに地方時が取得される新地点において計数される地方時とが等しい所定の範囲内に前地点と新地点とが属するか否かを判別し(移動判別手段)、所定の範囲内に無い場合に、夏時間実施ルールに基づいて地方時を取得する(夏時間実施情報切替手段)。
このような構成により、ローカルに夏時間実施ルールが変更されて手動で夏時間実施有無に係る設定がなされている場合などに、移動先で適切に夏時間実施ルールが適用される。また、ユーザが一時的に夏時間の設定を解除していた場合でも、移動先などで用途が変化するような場合には、一度手動設定から夏時間実施ルールを適用した通常の表示に戻すことで、正確な地方時を表示させて混乱を招かないようにすることが出来る。即ち、通常の使用状態に拘わらず移動先での夏時間を考慮した日時情報を容易に取得することが出来る。
また、現在位置情報を取得するGPS受信処理部51を備え、CPU41は、GPS受信処理部51により現在位置情報が取得された場合に当該現在位置情報に応じた地方時を取得する。従って、ユーザが移動した場合には、即座に夏時間実施ルールを用いて地方時を算出する必要があるか判別して必要が有る場合には切り替えることが出来るので、移動先で不正確な夏時間表示が行われることを避けることが出来る。
また、所定の範囲は、前地点と同一の夏時間実施ルールが適用され、且つ、前地点と同一のタイムゾーンに属する範囲であることとすることで、地方時が変更されない場合には夏時間実施情報を変更させない一方で、地方時が変更される場合には、確実に夏時間実施情報として夏時間実施ルールを適用して正確な夏時間表示を行わせることが出来る。
また、所定の範囲は、更に、あらかじめ定められた行政単位内であるように設定されることで、隣国などで将来的に異なる夏時間実施ルールが設定され得るような場合に対応しやすい設定とすることが出来る。
また、夏時間実施ルールは、地理座標に従って、各々、所定の範囲の内外を跨がない区域ごとに記憶されて、新地点の位置情報が取得されると、当該位置の地理座標に対応する夏時間実施ルールが読み出されるので、位置と夏時間実施ルールとの対応関係が複雑にならず、簡便な処理で必要な夏時間実施ルールを読み出すことが出来る。
また、取得された地方時を表示する表示部47を備え、CPU41は、表示部47による表示が更新されるごとに地方時を取得するので、地方時の表示を略リアルタイムで正確な現在位置に基づくものとすることが出来る。
また、夏時間の実施有無に係るユーザ設定を入力するための操作部49を備えるので、夏時間の実施ルールが変更された場合に加えて、ユーザが所定の箇所で一時的に夏時間表示を調整したい場合に、容易に操作可能であると共に、このような操作の後に現在位置が移動した場合に、容易且つ確実に正確な地方時を計数、表示させることが出来る。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、上記実施の形態では、全ての区域に対してそれぞれ時差や夏時間実施ルールに係る情報を設定して時差テーブル422に記憶させたが、各地域についての時差や夏時間実施ルールに係る情報のみを設定し、地域番号に基づいてこれらの情報が参照されても良い。この場合、即ち、地域と区域とが等しく設定され、地理座標が直接地域番号に変換されて、当該地域番号に基づいた情報参照が行われても良い。
また、上記実施の形態では、各区域を略均等になるように分割したが、同国、同州内などで夏時間実施ルールが広く変化しない部分については、細かく区切らないこととしても良い。また、二次元マップを用いて区域や地域番号を同定する場合には、境界が特定の緯度線や経度線に沿わずに設定されても比較的容易に処理を行うことが出来る。
また、上記実施の形態では、夏時間の実施有無を定める設定は、ユーザの操作部49への入力操作により行われたが、Bluetooth(登録商標)などの通信手段を介して外部機器から設定が取得可能であっても良い。
また、上記実施の形態では、地域番号の変化に応じて夏時間実施有無に係るユーザ設定から夏時間実施ルールへの切り替えを行ったが、これに限られない。同一の地域内であっても、所定距離以上の移動や他の区域への移動などに応じて切り替えを行っても良い。
また、上記実施の形態では、取得された地方時を表示させる場合について説明したが、取得された地方時がアラーム機能などの各種報知動作に用いられるために計数されるだけであっても良い。
また、上記実施の形態では、GPS衛星からの電波を受信する電波時計を例に挙げて説明したが、位置情報の取得、設定が可能であれば、測位衛星からの電波を受信する構成は必要無く、日時の修正は、例えば、長波長帯の標準電波の受信や携帯基地局からの日時情報などによっても良い。
また、上記実施の形態では、デジタル表示機能を備えた表示部47について説明したが、日時の表示が可能な電子時計であれば、指針などを用いて当該指針の指し示す向きにより表示を行うアナログ式電子時計であっても良い。
その他、上記実施の形態で示した構成や制御内容及びその手順などの具体的な細部は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
<請求項1>
現在の日時を計数する計時手段と、
地域ごとに設定されている夏時間実施ルールを各々記憶する記憶手段と、
夏時間実施情報として、前記夏時間実施ルール又は夏時間の実施有無を指定するユーザ設定の何れかを選択する設定選択手段と、
前記夏時間実施情報を用いて所定の地点での地方時を取得する地方時取得手段と、
を備え、
前記地方時取得手段は、
前記設定選択手段により前記ユーザ設定が選択されている場合に、前回地方時が取得された前地点において計数される地方時と、新たに地方時が取得される新地点において計数される地方時とが等しい所定の範囲内に前記前地点と前記新地点とが属するか否かを判別する移動判別手段と、
前記所定の範囲内に無い場合に、前記夏時間実施ルールに基づいて地方時を取得する夏時間実施情報切替手段と、
を備える
ことを特徴とする電子時計。
<請求項2>
現在位置情報を取得する測位手段を備え、
前記地方時取得手段は、前記測位手段により前記現在位置情報が取得された場合に当該現在位置情報に応じた地方時を取得する
ことを特徴とする請求項1記載の電子時計。
<請求項3>
前記所定の範囲は、前記前地点と同一の前記夏時間実施ルールが適用され、且つ、当該前地点と同一のタイムゾーンに属する範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子時計。
<請求項4>
前記所定の範囲は、更に、あらかじめ定められた行政単位内であることを特徴とする請求項3記載の電子時計。
<請求項5>
前記夏時間実施ルールは、地理座標に従って、各々、前記所定の範囲の内外を跨がない区域ごとに記憶され、前記新地点の地理座標に対応する前記夏時間実施ルールが読み出されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子時計。
<請求項6>
前記地方時取得手段により取得された地方時を表示する表示手段を備え、
前記地方時取得手段は、前記表示手段による表示が更新されるごとに前記地方時を取得する
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電子時計。
<請求項7>
前記ユーザ設定を入力するための操作手段を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電子時計。
1 電子時計
41 CPU
42 ROM
421 プログラム
422 時差テーブル
43 RAM
44 発振回路
45 分周回路
46 計時回路
47 表示部
48 表示ドライバ
49 操作部
50 電源部
51 GPS受信処理部
52 受信アンテナ

Claims (7)

  1. 現在の日時を計数する計時手段と、
    地域ごとに設定されている夏時間実施ルールを各々記憶する記憶手段と、
    夏時間実施情報として、前記夏時間実施ルール又は夏時間の実施有無を指定するユーザ設定の何れかを選択する設定選択手段と、
    前記夏時間実施情報を用いて所定の地点での地方時を取得する地方時取得手段と、
    を備え、
    前記地方時取得手段は、
    前記設定選択手段により前記ユーザ設定が選択されている場合に、前回地方時が取得された前地点において計数される地方時と、新たに地方時が取得される新地点において計数される地方時とが等しい所定の範囲内に前記前地点と前記新地点とが属するか否かを判別する移動判別手段と、
    前記所定の範囲内に無い場合に、前記夏時間実施ルールに基づいて地方時を取得する夏時間実施情報切替手段と、
    を備える
    ことを特徴とする電子時計。
  2. 現在位置情報を取得する測位手段を備え、
    前記地方時取得手段は、前記測位手段により前記現在位置情報が取得された場合に当該現在位置情報に応じた地方時を取得する
    ことを特徴とする請求項1記載の電子時計。
  3. 前記所定の範囲は、前記前地点と同一の前記夏時間実施ルールが適用され、且つ、当該前地点と同一のタイムゾーンに属する範囲であることを特徴とする請求項1又は2記載の電子時計。
  4. 前記所定の範囲は、更に、あらかじめ定められた行政単位内であることを特徴とする請求項3記載の電子時計。
  5. 前記夏時間実施ルールは、地理座標に従って、各々、前記所定の範囲の内外を跨がない区域ごとに記憶され、前記新地点の地理座標に対応する前記夏時間実施ルールが読み出されることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電子時計。
  6. 前記地方時取得手段により取得された地方時を表示する表示手段を備え、
    前記地方時取得手段は、前記表示手段による表示が更新されるごとに前記地方時を取得する
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の電子時計。
  7. 前記ユーザ設定を入力するための操作手段を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の電子時計。
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