JP6146541B2 - めっき鋼板およびその製造方法 - Google Patents
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Description
本願は、2014年11月10日に、日本に出願された特願2014−228436号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
(1)本発明の第一の態様に係るめっき鋼板は、鋼板と、Snめっき層を含むめっき金属層と、化成処理層とを備え、前記めっき金属層が、前記鋼板の表面上に存在し、前記化成処理層が、前記Snめっき層の表面上に存在し、前記化成処理層では、P量が3〜20mg/m2であり、Zr量が5mg/m2超かつ30mg/m2以下であり、前記P量と前記Zr量の比率P/Zrが0.35〜1.00であり、前記化成処理層が、りん酸錫と酸化ジルコニウム(IV)とを含み、
前記化成処理層では、電界放出型電子線マイクロアナライザーのマッピング分析によって得られたZrの平均強度の50%以下の強度を有する面積率が0.1〜10%である。
(2)上記(1)に記載のめっき鋼板では、前記Snめっき層は、前記鋼板の表面上に存在してもよい。
(3)上記(1)に記載のめっき鋼板では、前記めっき金属層は、合金層をさらに備え、この合金層は、前記鋼板の表面上に存在し、前記Snめっき層は、前記合金層の表面上に存在し、前記合金層は、Sn、Niからなる群から選択される少なくとも1種の化学元素と、Feとを含んでもよい。
(4)上記(3)に記載のめっき鋼板では、前記合金層は、FeSn2相、Ni3Sn4相、Fe−Ni系におけるα相、Fe−Ni系におけるγ相からなる群から選択される少なくとも1種の合金を含んでもよい。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか一項に記載のめっき鋼板では、前記Zr量が6mg/m2以上であってもよい。
(6)上記(1)〜(4)のいずれか一項に記載のめっき鋼板では、前記Zr量が8mg/m2以上であってもよい。
(7)上記(1)〜(6)に係るめっき鋼板の製造方法は、鋼板にSnをめっきするSnめっき工程と;前記Snめっき工程後、化成処理液中で前記鋼板に対して陽極電解処理を行う陽極電解処理工程と;前記陽極電解処理工程後、前記化成処理液中で前記鋼板に対して陰極電解処理を行う陰極電解処理工程と;からなり、前記化成処理液は、100ppm〜10000ppmのジルコニウムイオンと、100ppm〜10000ppmのふっ化物イオンと、100ppm〜3000ppmのりん酸イオンと、100ppm〜30000ppmの硝酸イオンとを含み、前記化成処理液の温度が20℃〜60℃であり、化成処理層中のP量が3〜20mg/m2の範囲内で、前記化成処理層中のZr量が5超〜30mg/m2の範囲内で、前記P量と前記Zr量の比率P/Zrが0.35〜1.00の範囲内になるように前記陽極電解処理工程の前記陽極電解処理の条件と前記陰極電解処理工程の前記陰極電解処理の条件を制御する。
(8)上記(7)に記載のめっき鋼板の製造方法は、前記Snめっき工程の前に、Ni、Fe−Niからなる群から選択される少なくとも一種の金属を前記鋼板にめっきするNi含有めっき工程をさらに含んでもよい。
(9)上記(7)または(8)に記載のめっき鋼板の製造方法は、前記陽極電解処理工程を行う前に、前記化成処理液中で前記鋼板に対して陰極電解処理を行う前処理電解工程をさらに含んでもよい。
(10)上記(9)に記載のめっき鋼板の製造方法における前記前処理電解工程では、前記陰極電解処理中の電流密度が0.1〜10A/dm2であり、前記陰極電解処理による通電量が1〜10C/dm2であってもよい。
(11)上記(7)〜(10)のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法における前記陽極電解処理工程では、前記陽極電解処理中の電流密度が0.1A/dm2〜2A/dm2であり、前記陽極電解処理による通電量が0.1C/dm2〜2C/dm2であってもよい。
(12)上記(7)〜(11)のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法における前記陰極電解処理工程では、前記陰極電解処理中の電流密度が1〜20A/dm2であり、前記陰極電解処理による通電量が5〜50C/dm2であってもよい。
(13)上記(7)〜(12)のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法では、前記Zr量が6mg/m2以上であってもよい。
(14)上記(7)〜(13)のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法では、前記Zr量が8mg/m2以上であってもよい。
(15)上記(7)〜(14)のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法では、前記化成処理液のpHが3〜4であってもよい。
図1〜4に示すように、本実施形態に係るめっき鋼板1は、鋼板2と、鋼板2の表面上のめっき金属層3と、めっき金属層3の表面上の化成処理層4とを備える。めっき金属層3は、Snめっき層3aを含み、場合によっては、合金層3bを含む。すなわち、めっき金属層3は、Snめっき層3aからなる場合と、Snめっき層3aと合金層3bとからなる場合とがある。したがって、めっき金属層3は、Snを含む。また、図2及び図4に示すように、化成処理層4は、めっき金属層3の表面上の第1の化成処理層4aと、第1の化成処理層4aの表面上の第2の化成処理層4bとを備えてもよい。
本実施形態では、鋼板2として、種々の鋼板を制限なく使用することができる。例えば、めっき鋼板1を容器に使用する場合には、従来から使用されているアルミキルド鋼や低炭素鋼等の鋼板を鋼板2として問題なく使用できる。また、使用目的に応じて鋼板の厚みや調質度等のグレードを選択すればよい。
合金層3bの量やSnめっき層3aの量は、使用目的に応じて適宜選択すればよいので、限定されない。一般に、合金層3bは、Snめっき層と鋼板との間の電位差を小さくし、腐食電流を減らすため、SnとFeとを含む相で構成されることが多い。このように、合金層3bがSnを含む場合、合金層3b中のSn量は、0.1〜1.6g/m2であるのが一般的である。Snめっき後にSnを溶融させる加熱工程(リフロー処理)を経ると、少なくとも0.1g/m2の量のSnが合金層3b中に不可避的に含まれる。合金層3b中のSn量が1.6g/m2以下であると、曲げ、カーリング等の加工時に合金層3b中に微小なクラックが生じ難くなり、腐食の起点(クラック)を減らすことができる。リフロー処理の最高到達温度は、Snの融点が232℃であるため、232℃〜300℃以下である。このリフロー処理では、主にFeSn2相が形成される。
Snめっき層3aの上に位置する化成処理層4は、りん酸錫と酸化ジルコニウム(IV)とを含む。また、この化成処理層4は、りん酸錫を含む下層(第1の化成処理層4a)と、酸化ジルコニウム(IV)を含む上層(第2の化成処理層4b)とから構成されてもよい。りん酸錫は、酸化ジルコニウム(IV)をSnめっき層3aに接着するためのバインダーとしての役割を有する。化成処理層4がりん酸錫と酸化ジルコニウム(IV)とを含むと、表面構造の制御によってSnめっき層3aの表面を化成処理層4によって適正に覆うことができるので、化成処理層4のバリア性が向上する。
Snめっき層3a中の金属Snの量は、ASTM A630に準拠する電解剥離法によって測定される。この電解剥離法では、アノードに測定すべきめっき鋼板1を使用し、カソードに白金板を使用する。これらアノード及びカソードに1N塩酸中で定電流を流し、電位−時間曲線を作成した後、ファラデーの法則にしたがって金属Snの量を計算する。また、合金層3b中のFe、Ni、Snの量は、上記のASTM A630に準拠する電解剥離法によってめっき鋼板1から金属Snを剥離して得られた鋼板の表面(剥離面)を蛍光X線元素分析法(XRF)によって分析し測定される。さらに、合金層3b中のFeSn2相、Ni3Sn4相、α相、γ相は、薄膜X線回折法によって同定される。
次に、本発明の実施形態に係るめっき鋼板の製造方法について詳述する。
化成処理液中のジルコニウムイオン濃度は、100ppm〜10000ppmである。ジルコニウムイオン濃度が100ppm未満の場合には、核生成、核成長に必要な化成処理液中のジルコニウムイオンが不足し、十分な量の酸化ジルコニウム(IV)を含む化成処理層を得ることができない。一方、ジルコニウムイオン濃度が10000ppmを超える場合には、化成処理層が極度に成長し、化成処理層に過剰なむらを誘発する。
化成処理層中のZr量を増加させるためには、例えば、化成処理液中のジルコニウムイオン濃度や硝酸イオン濃度、陰極電解の電流密度や通電量を上記の範囲内で増やす。
化成処理皮膜の分析用試料を、めっき鋼板の板幅方向におけるエッジの各々から板幅の1/4の距離だけ離れた位置(2ヶ所)と、めっき鋼板の板幅の中心(1ヶ所)とから採取した。また、この採取位置は、めっき鋼板の圧延方向のエッジから1m以上離れていた。
Zr及びPの量を蛍光X線元素分析法にて測定した。検量線の作成には、予めICP発光分析装置でZr量及びP量を測定しておいた既知のサンプルを使用した。測定面積は、20mmΦであった。また、XPSにて深さ方向に元素の存在状態を分析した。XPSでは、ULVAC−PHI社製Quantum2000を使用した。測定条件は、以下の通りである。
X線源 :AlKα
X線出力:15kV、25W
測定面積:100μmΦ
真空度 :2.1×10−7Pa
スパッタ速度:17.6nm/分(SiO2換算のスパッタ速度)
<塗装なしの耐食性>
耐食性試験液には、0.1%チオ硫酸ナトリウム水溶液と0.1N硫酸を体積比1:2に混合した水溶液を用いた。めっき鋼板から直径35mmの円形試験片を切り出し、耐食性試験液を入れた耐熱瓶の口にその試験片を乗せ固定した。この耐熱瓶に対して121℃で60分の熱処理を行った後、試験片の腐食面積を測定した。耐熱瓶の口の面積に対する試験片の腐食面積の割合から耐食性を評価した。耐熱瓶の口の面積は、試験片が耐食性試験液に触れる面積を意味する。
缶内面に相当する面における評価材(めっき鋼板)の耐食性を評価するために、UCC(アンダーカッティング・コロージョン)試験を行った。めっき鋼板の表面にエポキシフェノール系塗料を、50mg/dm2塗布し、205℃で10分間焼き付けた。さらに、180℃で10分間の追い焼きを行った。この塗装板から50mm×50mmの大きさの試料を切出した。カッターの刃が地鉄に達するようなクロスカット(グリッド状の切れ込み)を試料表面の塗膜に入れ、試料の端面及び裏面を塗料でシールした。その後、この試料を、1.5%くえん酸と1.5%塩化ナトリウムとからなる55℃の試験液中に、大気開放下で96時間浸漬した。試料に対し水洗と乾燥とを行った後速やかに、カット部近傍及び平面部を含むように試料にテープを貼り、試料からテープを剥がした。その後、耐食性を評価するために、カット部近傍及び平面部を観察し、カット部近傍にピッティング腐食があるかどうかと、平面部の塗膜が剥がれているかどうかを確認した。
めっき鋼板に、エポキシフェノール系塗料を5g/m2塗布し、最高到達温度が180℃となるように焼付けた。このめっき鋼板から、5mm×100mmの大きさの試験片を2枚切出した。この2枚の試験片の間に5mm×90mm×0.05mmの大きさのナイロン接着フィルムを挟み、加熱と圧力とにより試験片の塗装面とナイロン接着フィルムを接着した。結果として、2つの試験片の長手方向の端部にナイロン接着フィルムがない領域が残った。これら領域の各々が試験片の長手方向(ナイロン接着フィルムの長手方向)と直角になるように、かつ、試験片の幅方向(ナイロン接着フィルムの幅方向)に垂直な断面において試験片がT字形状を形成するように、それら領域を曲げた。その領域を引張試験機のチャックでつかみ、200mm/minで引張って剥離強度(Tピール強度)を測定した。このTピール強度は、試験片の幅5mm当たりの強度である。Tピール強度が4kgf(4kg/5mm)を超える場合には、めっき鋼板の塗膜密着性が高いと決定した。一方で、Tピール強度が4kgf(4kg/5mm)以下である場合には、めっき鋼板の塗膜密着性が低いと決定した。
2 鋼板
3 めっき金属層
3a Snめっき層
3b 合金層(合金化層)
4 化成処理層(化成処理皮膜)
4a 第1の化成処理層(第1の化成処理皮膜)
4b 第2の化成処理層(第2の化成処理皮膜)
Claims (15)
- 鋼板と、
Snめっき層を含むめっき金属層と、
化成処理層と
を備え、
前記めっき金属層は、前記鋼板の表面上に存在し、
前記化成処理層は、前記Snめっき層の表面上に存在し、
前記化成処理層では、P量が3〜20mg/m2であり、Zr量が5mg/m2超かつ30mg/m2以下であり、
前記P量と前記Zr量の比率P/Zrが0.35〜1.00であり、
前記化成処理層は、りん酸錫と酸化ジルコニウム(IV)とを含み、
前記化成処理層では、電界放出型電子線マイクロアナライザーのマッピング分析によって得られたZrの平均強度の50%以下の強度を有する面積率が0.1〜10%である
ことを特徴とするめっき鋼板。 - 前記Snめっき層は、前記鋼板の表面上に存在する
ことを特徴とする請求項1に記載のめっき鋼板。 - 前記めっき金属層は、合金層をさらに備え、
この合金層は、前記鋼板の表面上に存在し、
前記Snめっき層は、前記合金層の表面上に存在し、
前記合金層は、Sn、Niからなる群から選択される少なくとも1種の化学元素と、Feとを含む
ことを特徴とする請求項1に記載のめっき鋼板。 - 前記合金層は、FeSn2相、Ni3Sn4相、Fe−Ni系におけるα相、Fe−Ni系におけるγ相からなる群から選択される少なくとも1種の合金を含む
ことを特徴とする請求項3に記載のめっき鋼板。 - 前記Zr量が6mg/m2以上である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のめっき鋼板。 - 前記Zr量が8mg/m2以上である
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のめっき鋼板。 - 鋼板にSnをめっきするSnめっき工程と;
前記Snめっき工程後、化成処理液中で前記鋼板に対して陽極電解処理を行う陽極電解処理工程と;
前記陽極電解処理工程後、前記化成処理液中で前記鋼板に対して陰極電解処理を行う陰極電解処理工程と;
からなり、
前記化成処理液は、100ppm〜10000ppmのジルコニウムイオンと、100ppm〜10000ppmのふっ化物イオンと、100ppm〜3000ppmのりん酸イオンと、100ppm〜30000ppmの硝酸イオンとを含み、前記化成処理液の温度が20℃〜60℃であり、
化成処理層中のP量が3〜20mg/m2の範囲内、前記化成処理層中のZr量が5超〜30mg/m2の範囲内、前記P量と前記Zr量の比率P/Zrが0.35〜1.00の範囲内になるように前記陽極電解処理工程の前記陽極電解処理の条件と前記陰極電解処理工程の前記陰極電解処理の条件を制御する
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法。 - 前記Snめっき工程の前に、Ni、Fe−Niからなる群から選択される少なくとも一種の金属を前記鋼板にめっきするNi含有めっき工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項7に記載のめっき鋼板の製造方法。 - 前記陽極電解処理工程を行う前に、前記化成処理液中で前記鋼板に対して陰極電解処理を行う前処理電解工程をさらに含む
ことを特徴とする請求項7又は8に記載のめっき鋼板の製造方法。 - 前記前処理電解工程では、前記陰極電解処理中の電流密度が0.1〜10A/dm2であり、前記陰極電解処理による通電量が1〜10C/dm2である
ことを特徴とする請求項9に記載のめっき鋼板の製造方法。 - 前記陽極電解処理工程では、前記陽極電解処理中の電流密度が0.1A/dm2〜2A/dm2であり、前記陽極電解処理による通電量が0.1C/dm2〜2C/dm2である
ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法。 - 前記陰極電解処理工程では、前記陰極電解処理中の電流密度が1〜20A/dm2であり、前記陰極電解処理による通電量が5〜50C/dm2である
ことを特徴とする請求項7〜11のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法。 - 前記Zr量が6mg/m2以上である
ことを特徴とする請求項7〜12のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法。 - 前記Zr量が8mg/m2以上である
ことを特徴とする請求項7〜12のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法。 - 前記化成処理液のpHが3〜4である
ことを特徴とする請求項7〜14のいずれか一項に記載のめっき鋼板の製造方法。
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