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JP6145678B2 - 点灯装置、照明器具、及び照明システム - Google Patents

点灯装置、照明器具、及び照明システム Download PDF

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JP6145678B2 JP2013206584A JP2013206584A JP6145678B2 JP 6145678 B2 JP6145678 B2 JP 6145678B2 JP 2013206584 A JP2013206584 A JP 2013206584A JP 2013206584 A JP2013206584 A JP 2013206584A JP 6145678 B2 JP6145678 B2 JP 6145678B2
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Description

本発明は、点灯装置、照明器具、及び照明システムに関し、より詳細には、光量又は色温度を調整可能な点灯装置、照明器具、及び照明システムに関する。
従来、位相制御式調光器から入力される調光信号にしたがって、色調の異なる複数のLED負荷を有する発光部を制御するLED駆動回路があった(例えば特許文献1参照)。
位相制御式調光器は、交流電源と直列に接続されたスイッチング素子を、交流電源電圧のある位相角でオンさせることによって、正弦波形の一部をカットしたような交流電圧を生成し、この交流電圧を調光信号としてLED駆動回路に出力する。LED駆動回路は、位相制御式調光器から入力された調光信号に基づいて、複数のLED負荷に流す電流をそれぞれ調整することによって、調色および調光を行っていた。
特開2012−134001号公報
上記特許文献1に記載されたLED駆動回路では、電圧変動やノイズなどによって交流電源電圧に歪みが重畳されると、位相制御式調光器から出力される調光信号にも歪みが重畳されてしまい、発光部から出力される光が変動する可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みて為され、出力光の変動を抑制しつつ、制御の追従性を向上させた点灯装置、照明器具、及び照明システムを提供することを目的とする。
本発明の点灯装置は、交流直流変換部と、電圧変換部と、第1信号発生部と、第2信号発生部と、測定部と、制御部とを備えたことを特徴とする。前記交流直流変換部は、交流電源から入力される交流電圧の導通角を調整することによって生成した設定信号を出力する外部の設定器から前記設定信号が入力され、前記設定信号を整流、平滑して所定電圧値の直流電圧に変換する。前記電圧変換部は、前記交流直流変換部から出力される直流電圧の電圧値を変換して、固体発光素子を有する光源モジュールに出力する。前記第1信号発生部は、前記設定信号の導通角の大きさに対応したデューティ比のPWM信号を発生する。前記第2信号発生部は、前記PWM信号を平滑することによって前記PWM信号のデューティ比に応じた電圧値の直流電圧を発生する。前記測定部は、前記交流直流変換部から出力される直流電圧の変動値を測定する。前記制御部は、前記第2信号発生部が発生した直流電圧に前記測定部によって測定された変動値をフィードバックした結果に基づいて、前記電圧変換部の出力を制御する。
この点灯装置において、前記制御部は、前記第2信号発生部が発生した直流電圧に、前記測定部によって測定された変動値を重畳させて得た指令値に基づいて前記電圧変換部の出力を制御することも好ましい。
この点灯装置において、前記制御部は、前記測定部によって測定された変動値の絶対値が所定の閾値未満であれば、前記第2信号発生部が発生した出力電圧をもとに前記電圧変換部の出力を制御するように構成されることも好ましい。さらに、前記制御部は、前記測定部によって測定された変動値の絶対値が前記閾値以上であれば、前記第2信号発生部が発生した直流電圧に前記測定部によって測定された変動値をフィードバックした結果に基づいて、前記電圧変換部の出力を制御するように構成されることも好ましい。
本発明の照明器具は、上述した何れかの点灯装置を備えたことを特徴とする。
本発明の照明器具は、固体発光素子を有する光源モジュールと、上述した何れかの点灯装置を備えたことを特徴とする。
この照明器具において、前記光源モジュールを複数備え、複数の前記光源モジュールの各々は、他の前記光源モジュールと、前記固体発光素子の順方向電圧の合計値が異なることも好ましい。
この照明器具において、前記光源モジュールを複数備え、複数の前記光源モジュールの各々は、他の前記光源モジュールと色温度が異なる前記固体発光素子を備えることも好ましい。
本発明の照明システムは、上述した何れかの照明器具と、設定器とを備えたことを特徴とする。前記設定器は、交流電源から入力される交流電圧の導通角を調整することによって生成した設定信号を前記照明器具に出力する。
本発明の点灯装置によれば、第2信号発生部は、PWM信号を平滑することによってデューティ比に応じた直流電圧を発生しているから、交流電圧に歪みが重畳されることでPWM信号のデューティ比が変動した場合でも、第2信号発生部から出力される直流電圧が変動するのを抑制できる。したがって、電源変動やノイズなどによって交流電源から入力される交流電圧に歪みが重畳されたとしても、光源モジュールから出力される光の変動を抑制できる。また、ユーザが設定器を操作して設定信号の導通角を低下させた場合に、交流直流変換部の出力電力が、光源モジュールを点灯させるのに必要な電力を下回ると、交流変換部の出力電圧が所定電圧値から低下することになる。本発明の点灯装置によれば、制御部は、測定部が測定した変動値を第2信号発生部が発生した直流電圧にフィードバックした結果に基づいて、電圧変換部の出力を制御しているので、設定器の設定変更に追随させて光出力を変化させることができ、制御の追従性を向上させることができる。
本発明の照明器具では、意図しない出力光の変動を抑制しつつ、制御の追従性を向上させた照明器具を実現できる。
本発明の照明システムでは、意図しない出力光の変動を抑制しつつ、制御の追従性を向上させた照明システムを実現できる。
本実施形態の点灯装置の概略的なブロック回路図である。 本実施形態の点灯装置の調光・調色特性を説明する説明図である。 本実施形態の点灯装置の動作を説明する波形図であり、(a)は整流回路3の出力電圧の波形図、(b)はPWM信号の波形図、(c)は平滑回路8の出力電圧の波形図、(d)は測定回路14の出力電圧の波形図である。 本実施形態の点灯装置の動作を説明する説明図である。 本実施形態の点灯装置の動作を説明する波形図である。 本実施形態の点灯装置の動作を説明する波形図である。 本実施形態の点灯装置の別の回路構成を示した概略的なブロック回路図である。 本実施形態の点灯装置の動作を説明する波形図である。 本実施形態の照明器具の概略的な断面図である。
本発明に係る点灯装置、及び、それを用いた照明器具並びに照明システムの実施形態を図1〜図9に基づいて説明する。
本実施形態の点灯装置1は、交流直流変換部2と、第2コンバータ回路51a,51bと、PWM信号発生回路7と、平滑回路8と、第1制御回路9と、測定回路14とを備える。
また、本実施形態の点灯装置1は、第1電源回路10と、起動回路11と、第2制御回路12と、第2電源回路13と、フィルタ回路15と、ドライブ回路52a,52bを、さらに備え、光源モジュール6a,6bを点灯させる。
フィルタ回路15の入力側には、設定器20を介して、AC100Vの交流電源100が接続されている。フィルタ回路15の出力側には整流回路3が接続されている。
本実施形態の点灯装置1は2種類の光源モジュール6a,6bを点灯させる。光源モジュール6aは、それぞれ色温度が約2000Kの光を放射する複数個の発光ダイオード61(固体発光素子)を備える。これら複数個の発光ダイオード61は直列又は並列に接続されており、これら複数個の発光ダイオード61をケース(図示せず)に収納することによって、光源モジュール6aとしてモジュール化されている。
光源モジュール6bは、それぞれ色温度が約8000Kの光を発光する複数個の発光ダイオード62(固体発光素子)を備える。これら複数個の発光ダイオード62は直列又は並列に接続されており、これら複数個の発光ダイオード62をケース(図示せず)に収納することによって、光源モジュール6bとしてモジュール化されている。
本実施形態では、光源モジュール6aと光源モジュール6bとで照射光の色温度が互いに異なっており、光源モジュール6aからの照射光と光源モジュール6bからの照射光とを混色した光(混色光)が照射される。
設定器20は、光源モジュール6aからの照射光と光源モジュール6bからの照射光とを混色した光(混色光)の光量及び色温度を、ユーザが設定するために用いられる調光器である。設定器20は、交流電源100と直列に接続されたサイリスタなどのスイッチング素子(図示せず)と、交流電源電圧の半周期ごとにスイッチング素子を導通させる位相角をユーザが設定するための設定ボリューム(図示せず)を備える。設定器20は、交流電源電圧の半周期ごとに、設定ボリュームにより設定された位相角がくると、スイッチング素子を導通させ、次のゼロクロスまでスイッチング素子の導通状態を継続させることで、交流電源100から点灯装置1に電力を供給させている。したがって、交流電源電圧のゼロクロスから設定ボリュームで設定された位相角がくるまでは、交流電源100から点灯装置1に電力が供給されなくなり、正弦波形の一部をカットしたような交流電圧が生成される。このように、交流電源100から点灯装置1に入力される交流電圧の導通角を調整することによって生成された設定信号が、設定器20から点灯装置1に出力される。本実施形態の点灯装置1では、設定信号の導通角に比例して混色光の光量及び色温度を変化させており、図2に示すような調色・調光カーブにしたがって調光及び調色を行っている。ここで、導通角とは、設定器20が備えるスイッチング素子が導通している位相角の範囲のことをいい、例えば図5の時刻t1以前は導通角が150度、時刻t1以後は導通角が30度となっている。
本実施形態の点灯装置1に用いられる設定器20はリーディングエッジ方式であるが、設定器20はトレーリングエッジ方式でもよい。トレーリングエッジ方式の場合、設定器20は、交流電圧のゼロクロスから設定ボリュームで設定された位相角に達するまではスイッチング素子を導通させ、設定ボリュームで設定された位相角から次のゼロクロスまではスイッチング素子をオフさせる。これにより、交流電源電圧の半周期ごとに、設定ボリュームで設定された位相角から次のゼロクロスまで正弦波形の一部がカットされたような交流電圧が設定器20から点灯装置1に出力される。
交流直流変換部2は、設定器20から入力される設定信号を整流、平滑して、所定電圧値の直流電圧に変換する。本実施形態の交流直流変換部2は、設定器20から入力される交流電圧を全波整流する整流回路3と、整流回路3の出力を平滑する第1コンバータ回路4とを備える。
整流回路3は例えばダイオードブリッジ回路で構成される。整流回路3は、フィルタ回路15を介して入力される交流電圧(設定信号)を全波整流して出力する。
第1コンバータ回路4は、例えばフライバック・コンバータのようなスイッチング電源である。第1コンバータ回路4は、整流回路3の出力電圧をスイッチング素子(図示せず)でスイッチングすることによって、所定電圧値の直流電圧V2に変換する。
第1コンバータ回路4の出力電圧V2は、第2制御回路12にフィードバックされている。第2制御回路12は、フィードバックされた出力電圧V2が予め設定された電圧値に一致するように、第1コンバータ回路4が備えるスイッチング素子(図示せず)のオン/オフを制御する。この第2制御回路12には第1電源回路10から動作に必要な電力が供給される。
第1電源回路10には、フライバック・コンバータからなる第1コンバータ回路4の一次側又は二次側から直流電圧が供給される。第1電源回路10は、第1コンバータ回路4から供給される直流電圧を、電圧レベルが一定の直流電圧に変換して、第2制御回路12に供給する。
起動回路11は、例えば整流回路3の出力電圧が一定レベルを超えると、第1電源回路10を起動して、電圧変換動作を開始させる。
PWM信号発生回路7(第1信号発生部)には、設定器20から点灯装置1に入力された設定信号が、整流回路3によって全波整流された後に入力されている。図3(a)は整流回路3から出力される電圧信号V1の波形図であり、図3(b)はPWM信号発生回路7から出力されるPWM信号V3の波形図である。PWM信号発生回路7は、電圧信号V1と所定の基準値との高低を比較する。この基準値は、電圧信号V1がゼロか否かを検出するために用いられる基準値であり、ノイズレベルよりもやや大きい所定の電圧値に設定されている。PWM信号発生回路7は、電圧信号V1が上記の基準値を超えると、出力の電圧レベルをLレベルからHレベルに切り替え、電圧信号V1が基準値以下になると、出力の電圧レベルをHレベルからLレベルに切り替える。したがって、PWM信号発生回路7から出力されるPWM信号V3は、設定器20のスイッチング素子が導通している位相角の範囲(導通角)ではHレベルとなり、設定器20のスイッチング素子が非導通となっている位相角の範囲(非導通角)ではLレベルとなる。よって、PWM信号発生回路7は、設定器20から入力される設定信号の導通角に対応したデューティ比のPWM信号V3を出力する。
平滑回路8(第2信号発生部)は、例えばPWM信号発生回路7の出力端子と回路のグランドとの間に抵抗器とコンデンサとを直列に接続したRC積分回路(図示せず)で構成されている。PWM信号発生回路7から入力されたPWM信号V3はRC積分回路によって平滑され、RC積分回路を構成するコンデンサの両端に、PWM信号V3のデューティ比に応じた電圧レベルの直流電圧V4が発生し、この直流電圧V4は第1制御回路9に出力される。本実施形態では、平滑回路8を構成するRC積分回路の時定数が、PWM信号V3の1周期(交流電圧の半周期)の時間に比べて十分大きい値に設定されているので、図3(c)に示すように直流電圧V4はほぼ一定の直流電圧となる。時定数の設定によって、平滑回路8から出力される直流電圧V4のリップル率は非常に小さい値となっているから、直流電圧V4を取り込むタイミングがずれることによって発生する取り込み値の誤差は抑制されている。したがって、PWM信号V3の各周期で、第1制御回路9が直流電圧V4を取り込むタイミングが多少ずれていてもよいし、第1制御回路9が、直流電圧V4の読み取り値の平均値を求める処理を不要にできる。
測定回路14(測定部)は、第1コンバータ回路4から出力される直流電圧V2の変動値V5を測定し、変動値V5の測定結果を第1制御回路9に出力する。定常時は、第2制御回路12が第1コンバータ回路4の出力電圧V2を所定電圧値に制御しているので、図3(d)に示すように、測定回路14によって測定された変動値V5は、ほぼゼロになる。
本実施形態の点灯装置1は、2種類の光源モジュール6a,6bを点灯させるように構成されており、光源モジュール6aを点灯させる点灯回路5aと、光源モジュール6bを点灯させる点灯回路5bを備えている。
点灯回路5aは、電圧変換部たる第2コンバータ回路51aと、ドライブ回路52aを備える。また点灯回路5bは、電圧変換部たる第2コンバータ回路51bと、ドライブ回路52bを備える。
第2コンバータ回路51a,51bは例えばスイッチング電源(フォワードコンバータ或いはバックコンバータ)で構成されており、2つの第2コンバータ回路51a,51bは第1コンバータ回路4の出力端子に並列的に接続されている。
ドライブ回路52aは、第1制御回路9から入力される制御信号に応じて、第2コンバータ回路51aが備えるスイッチング素子(図示せず)のオン/オフを制御する。第2コンバータ回路51aは、第1コンバータ回路4の出力電圧V2をスイッチングすることによって、出力電圧V2を制御信号に応じた電圧レベルに変換し、光源モジュール6aに出力する。
ドライブ回路52bは、第1制御回路9から入力される制御信号に応じて、第2コンバータ回路51bが備えるスイッチング素子(図示せず)のオン/オフを制御する。第2コンバータ回路51bは、第1コンバータ回路4の出力電圧V2をスイッチングすることによって、出力電圧V2を制御信号に応じた電圧レベルに変換し、光源モジュール6bに出力する。
第1制御回路9は例えばマイクロコンピュータ(ルネサスエレクトロニクス株式会社製のRL78/I1Aなど)を用いて実現される。第1制御回路9には第2電源回路13から動作に必要な電力が供給される。第2電源回路13は、第1コンバータ回路4の出力電圧を第1制御回路9に適合した電圧レベルに変換して、第1制御回路9に供給する。
第1制御回路9は、平滑回路8から出力される直流電圧V4、及び、測定回路14が測定した変動値V5をそれぞれA/D変換して取り込むA/D変換部(図示せず)を備え、所定のタイミングで直流電圧V4及び変動値V5をA/D変換して取り込む。
第1制御回路9は、平滑回路8が発生した直流電圧V4に、測定回路14によって測定された変動値V5をフィードバックした結果に基づいて、指令値を決定する。第1制御回路9はメモリ(図示せず)を備え、このメモリには、指令値に対して、第2コンバータ回路51aの出力電力、及び、第2コンバータ回路51bの出力電力をそれぞれ関連付けたテーブルが予め記憶されている。第1制御回路9は、直流電圧V4と変動値V5をもとに指令値を決定すると、上記のテーブルを参照して第2コンバータ回路51a,51bの出力電力を求め、ドライブ回路52a,52bに制御信号を出力する。ドライブ回路52aは、第1制御回路9から入力される制御信号をもとに、第2コンバータ回路51aの出力を制御して、光源モジュール6aの光出力を変化させる。同様に、ドライブ回路52bは、第1制御回路9から入力される制御信号をもとに、第2コンバータ回路51bの出力を制御して、光源モジュール6bの光出力を変化させる。
このように、第1制御回路9は、直流電圧V4及び変動値V5の読み込み値から決定した指令値をもとに第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御し、光源モジュール6a,6bの光出力を変化させることで、混色光の色温度及び光出力比を変化させる。図2は本実施形態の点灯装置1が混色光の光出力比及び色温度を変化させる調光・調色カーブの一例である。図2に示す調光・調色カーブにおいて、光出力比が0%から90%までの調光・調色カーブは、白熱灯の場合の調光カーブに一致するように設定されている。
ここで、図2に示した調光・調色カーブの縦軸を第2コンバータ回路51a,51bの出力電力とし、横軸を電圧信号V1の導通角又は実効値、或いは、調光レベルに置き換えて示した点灯装置1の静特性を図4の実線L1に示す。なお、図4中の実線L2は、電圧信号V1の実効値、又は、電圧信号V1の導通角に対して第1コンバータ回路4から供給可能な最大電力値を示している。
この点灯装置1の動作を図4及び図6に基づいて説明する。図6の時刻t1までは、電圧信号V1の導通角が150度に設定されている。導通角が150度の場合、図4に示すように、第2コンバータ回路51a,51bの出力電力の合計P2は、第1コンバータ回路4から供給可能な最大電力P1を下回っているため、第1コンバータ回路4の出力電圧V2は所定電圧値に制御されている。
一方、図6の時刻t1において、ユーザが設定器20を操作して、設定信号V1の導通角を150度から30度に急減させた場合、導通角の減少によって、第1コンバータ回路4から供給可能な最大電力はP3に減少する。導通角の減少に応じてPWM信号V3のデューティ比が小さくなるため、平滑回路8の出力電圧V4が低下し、それに応じて第1制御回路9が第2コンバータ回路51a,51bの出力電力を低下させる。ここで、リップル率を抑制するために平滑回路8の時定数は大きい値に設定されているので、平滑回路8の出力電圧V4は緩やかに低下する。
第1制御回路9が平滑回路8の出力電圧V4のみに基づいて第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御する場合、第2コンバータ回路51a,51bの出力を低下させる制御が遅れ、第2コンバータ回路51a,51bの出力電力の合計が第1コンバータ回路4から供給可能な最大電力P3を上回る可能性がある(図4中に斜線で示す領域)。第2コンバータ回路51a,51bの出力が、第1コンバータ回路4から供給可能な最大電力P3を上回ると、図5に示すように、第1コンバータ回路4の出力電圧V2が所定電圧値を維持できず、出力電圧V2が所定電圧値から急激に減少してしまう。その後、第2コンバータ回路51a,51bの出力を低下させる制御が行われ、第2コンバータ回路51a,51bの出力電力の合計が第1コンバータ回路4から供給可能な最大電力P3を下回ると、第1コンバータ回路4の出力電圧V2が一定電圧に制御される。
なお、第1コンバータ回路4からの供給電力が不足する状態が継続すると、第1コンバータ回路4の出力電圧V2が低下し続け、第2コンバータ回路51a,51bの動作に影響するだけでなく、光源モジュール6a,6bの点灯に必要な電圧を下回る可能性もある。そのため、光源モジュール6a,6bに供給する電流を安定的に制御できない可能性があり、光源モジュール6a,6bの不点灯が発生したり、ちらつきが発生する可能性がある。ここで、第1コンバータ回路4の供給能力を大きくすることで、第1コンバータ回路4の供給電力が不足しないようにした場合、定常時には過剰な供給能力を第1コンバータ回路4に持たせることになり、第1コンバータ回路4を構成する回路部品の大型化やコストアップを招いてしまう。
それに対して本実施形態では、第1制御回路9が、平滑回路8の出力電圧V4に、測定回路14が測定した変動値V5をフィードバックした結果に基づいて、第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御している。具体的には、第1制御回路9は、平滑回路8の出力電圧V4に、測定回路14が測定した変動値V5を重畳させて得た値(V4+V5)をもとに、第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御する。第2コンバータ回路51a,51bの出力電力の合計に対して第1コンバータ回路4の供給能力が不足すると、第1コンバータ回路4の出力電圧V2が所定電圧値よりも低下し、変動値V5は負の値となる。よって、出力電圧V4に変動値V5を重畳させた値(V4+V5)は出力電圧V4に比べて小さい値となり、第1制御回路9は、第2コンバータ回路51a,51bの出力を低下させるように制御するから、導通角の低下に光源モジュール6a,6bの出力を追従させることができる。よって、第1コンバータ回路4の供給能力の不足がより短い時間で解消され、第2コンバータ回路51a,51bの出力の合計が第1コンバータ回路4の出力電力の最大値を下回るので、第1コンバータ回路4の出力電圧V2が元の値(所定電圧値)に制御される。
以上のように、本実施形態の点灯装置1は、光源モジュール6a,6bと、交流直流変換部2と、第2コンバータ回路51a,51b(電圧変換部)と、PWM信号発生回路7(第1信号発生部)と、平滑回路8(第2信号発生部)と、測定回路14(測定部)と、第1制御回路9(制御部)とを備える。光源モジュール6a,6bは固体発光素子を有する。交流直流変換部2は、交流電源100から入力される交流電圧の導通角を調整することによって生成した設定信号を出力する外部の設定器20から設定信号が入力され、設定信号を整流、平滑して所定電圧値の直流電圧に変換する。第2コンバータ回路51a,51bは、交流直流変換部2から出力される直流電圧の電圧値を変換して光源モジュール6a,6bに出力する。PWM信号発生回路7は、設定信号の導通角の大きさに対応したデューティ比のPWM信号V3を発生する。平滑回路8は、PWM信号V3を平滑することによってPWM信号V3のデューティ比に応じた電圧値の直流電圧を発生する。測定回路14は、交流直流変換部2から出力される直流電圧V2の変動値V5を測定する。第1制御回路9は、平滑回路8が発生した直流電圧V4に、測定回路14によって測定された変動値V5をフィードバックした結果に基づいて、第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御する。
電源電圧の電圧変動やノイズによって設定信号に歪みが重畳されることで、PWM信号V3のデューティ比が変化したとしても、平滑回路8はPWM信号V3を平滑しているので、平滑回路8から出力される出力電圧V4が変動するのを抑制できる。したがって、交流電源100から入力される交流電圧に歪みが重畳された場合でも、光源モジュール6a,6bから出力される光の変動を抑制できる。また、ユーザが設定器20を操作して設定信号の導通角を低下させた場合に、交流直流変換部2の出力電力が、光源モジュール6a,6bを点灯させるのに必要な電力を下回ると、交流直流変換部2の出力電圧が所定電圧値から低下することになる。本実施形態の点灯装置1によれば、交流直流変換部2の供給電力が不足することで交流直流変換部2の出力電圧V2が低下した場合、第1制御回路9が、出力電圧V2の変動値V5をフィードバックして第2コンバータ回路51a,51bの出力を調整しているので、設定器20の設定に光源モジュール6a,6bの光出力を追従させることができる。また、第1制御回路9が、第2コンバータ回路51a,51bの出力を調整することによって、第2コンバータ回路51a,51bの出力電力の合計が交流直流変換部2の出力電力の最大値をより短い時間で下回ることになり、交流直流変換部2の供給能力が不足している状態がより短い時間で解消されるから、光源モジュール6a,6bの不点灯やちらつきの発生を抑制できる。
また本実施形態の点灯装置1では、第1制御回路9は、平滑回路8が発生した直流電圧V4に、測定回路14によって測定された変動値V5を重畳させて得た指令値(V4+V5)に基づいて第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御している。
ユーザが設定器20を操作して設定信号の導通角を低下させた場合に、交流直流変換部2の出力電力が、光源モジュール6a,6bを点灯させるのに必要な電力を下回ると、交流直流変換部2の出力電圧が所定電圧値から低下することになる。本実施形態では、第1制御回路9が、出力電圧V2の変動値V5を平滑回路8の出力電圧V4に重畳して得た指令値に基づいて第2コンバータ回路51a,51bの出力を調整しているので、設定器20の設定に光源モジュール6a,6bの光出力を追従させることができる。また、第1制御回路9が、第2コンバータ回路51a,51bの出力を調整することによって、交流直流変換部2の供給能力が不足している状態がより短い時間で解消されるから、光源モジュール6a,6bの不点灯やちらつきの発生を抑制できる。
ところで、図1に示す回路構成の点灯装置1では、第1制御回路9が、平滑回路8の出力電圧V4と、測定回路14が測定した変動値V5とを取り込み、出力電圧V4に変動値V5をフィードバックする演算を行っている。それに対して、図7に回路構成を示した点灯装置1では、平滑回路8の出力電圧V4に変動値V5をフィードバックするフィードバック回路18を備え、出力電圧V4に変動値V5をフィードバックした電圧V7を第1制御回路9に出力している。
図7に回路構成を示した点灯装置1は、測定回路14とフィードバック回路18とを除いて、図1に回路構成を示した点灯装置1と共通の構成要素を有しているので、共通の構成要素には同じ符号を付して、その説明は省略する。
測定回路14はCR微分回路16と反転増幅回路17とを備える。
CR微分回路16は、第1コンバータ回路4の出力端子に一端が接続されたコンデンサC1と、コンデンサC1の他端と回路のグランドとの間に接続された抵抗R1,R2の直列回路とを備える。抵抗R1,R2の接続点には、第1コンバータ回路4の出力電圧V2の変動値を、抵抗R1,R2の抵抗比で分圧した電圧V6が発生する。
反転増幅回路17はオペアンプA1と抵抗R3,R4とを備える。抵抗R3は、抵抗R1,R2の接続点と、オペアンプA1の反転入力端子との間に接続される。抵抗R4は、オペアンプA1の反転入力端子と出力端子との間に接続される。
反転増幅回路17は、抵抗R1,R2の接続点の電圧V6を、抵抗R3,R4の抵抗比で定まる増幅率で、反転増幅した電圧を変動値V5として出力する。
フィードバック回路18は、オペアンプA2と、抵抗R5と、コンデンサC2と、ダイオードD1とを備える。抵抗R5は、オペアンプA1の出力端子と、オペアンプA2の反転入力端子との間に接続される。コンデンサC2は、オペアンプA2の反転入力端子と出力端子との間に接続される。ダイオードD1のカソードはオペアンプA2の出力端子に接続され、ダイオードD1のアノードは平滑回路8の出力端子に接続されている。また、オペアンプA2の非反転入力端子には、所定の閾値電圧E1(E1>0)を出力する定電圧回路19が接続されている。
定常状態では第1コンバータ回路4の出力電圧がほぼ一定に制御されているので、測定回路14の出力電圧V5はほぼゼロになり、オペアンプA2の出力電圧V7はハイになり、ダイオードD1は非導通の状態となる。この場合、第1制御回路9に入力される電圧V8は、平滑回路8の出力電圧V4とほぼ同じになり、定常時において、第1制御回路9は、平滑回路8の出力電圧V4をもとに第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御する。
一方、設定器20の設定変更によって、設定器20から点灯装置1に入力される設定信号の導通角が急減し、第1コンバータ回路4の供給電力が不足すると、第1コンバータ回路4の出力電圧V2が所定電圧値から低下する。図8は、時刻t11で設定信号の導通角が150度から30度に急減する場合の、第1コンバータ回路4の出力電圧V2、平滑回路8の出力電圧V4、CR微分回路16の出力電圧V6の時間変化を示している。第1コンバータ回路4の供給電力が不足することによって、第1コンバータ回路4の出力電圧V2が急減すると、測定回路14の出力電圧V5が増加する。第1コンバータ回路4の出力電圧V2が減少すると、CR微分回路16の出力電圧V6が低下し、測定回路14の出力電圧V5が増加する。時刻t12において測定回路14の出力電圧V5が閾値電圧E1を上回ると、オペアンプA2の出力電圧V7は出力電圧V5と閾値電圧E1との誤差増幅によって低下する。オペアンプA2の出力電圧V7が、平滑回路8の出力電圧V4からダイオードD1の順方向電圧を差し引いた電圧まで低下すると、ダイオードD1がオンになり、出力電圧V7とダイオードD1の順電圧VD1の和である電圧V8(V8=V7+VD1)が第1制御回路9に入力される。第1制御回路9は、この電圧V8に基づいて第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御しており、第2コンバータ回路51a,51bの出力を低下させる。第1制御回路9が第2コンバータ回路51a,51bの出力を減少させる制御を行うことによって、第1コンバータ回路4の供給電力が不足する状態が解消されると、第1コンバータ回路4の出力電圧V2が所定電圧値に制御される(時刻t13)。第1コンバータ回路4の出力電圧V2が所定電圧値に制御されると、測定回路14によって測定される変動値V5がほぼゼロになり、第1制御回路9は、平滑回路8の出力電圧をもとに第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御する状態となる。
この点灯装置1では、第1コンバータ回路4の出力電圧V2が変動すると、フィードバック回路18によって変動値V5が閾値電圧E1に相当する一定電圧となるように電圧V8を変化させ、その電圧V8が第1制御回路9に入力される。したがって、第1制御回路9が出力電圧V4に変動値V5をフィードバックする演算処理を行う必要が無く、第1制御回路9による演算処理の処理量が軽減される。
なお、定電圧回路19から出力される閾値電圧E1の設定により、測定回路14が測定した変動値V5を、平滑回路8の出力電圧V4にフィードバックする補正処理を、どの時点から有効にするかを決定することができる。また、定常状態において第1コンバータ回路4の出力電圧V2は多少変動するが、定常状態での出力電圧V2の誤差分よりも閾値電圧E1を大きい値に設定することで、定常状態で発生する誤差が平滑回路8の出力電圧V4にフィードバックされにくくなる。
上述のように、図7に回路構成を示した点灯装置1では第1制御回路9が以下のような動作を行うように構成されている。すなわち、第1制御回路9は、測定回路14によって測定された変動値V5の絶対値が所定の閾値(閾値電圧E1)未満であれば、平滑回路8の出力電圧V4をもとに第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御する。さらに、第1制御回路9は、測定回路14が測定した変動値V5の絶対値が閾値(閾値電圧E1)以上であれば、平滑回路8の出力電圧V4に、変動値V5をフィードバックした結果に基づいて、第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御する。
電源電圧の電圧変動やノイズによって設定信号に歪みが重畳されることで、PWM信号V3のデューティ比が変化したとしても、平滑回路8はPWM信号V3を平滑しているので、平滑回路8から出力される出力電圧V4が変動するのを抑制できる。第1コンバータ回路4の出力電圧V2の変動値V5が閾値電圧E1未満であれば、第1制御回路9は平滑回路8の出力電圧V4をもとに第2コンバータ回路51a,51bの出力を制御している。したがって、電源電圧の電圧変動やノイズによって設定信号に歪みが重畳された場合でも、光源モジュール6a,6bから出力される光の変動を抑制できる。また、ユーザが設定器20を操作して設定信号の導通角を低下させた場合に、交流直流変換部2の出力電力が、光源モジュール6a,6bを点灯させるのに必要な電力を下回ると、交流直流変換部2の出力電圧V2が所定電圧値から低下することになる。そして、変動値V5が閾値電圧E1以上になると、第1制御回路9が、平滑回路8の出力電圧V4に変動値V5をフィードバックして第2コンバータ回路51a,51bの出力を調整しているので、設定器20の設定に光源モジュール6a,6bの光出力を追従させることができる。また、第1制御回路9が、第2コンバータ回路51a,51bの出力を調整することによって、交流直流変換部2の供給能力が不足している状態がより短い時間で解消されるから、光源モジュール6a,6bの不点灯やちらつきの発生を抑制できる。
なお、本実施形態で説明した点灯装置1は光源モジュール6a,6bを複数(例えば2個)備え、複数の光源モジュール6a,6bの各々は、他の光源モジュールと色温度が異なる固体発光素子(発光ダイオード61,62)を備えている。色温度が異なる光源モジュール6a,6bの光出力を変化させることで、調光と調色の両方を行うことができる。
なお、発光ダイオード61および発光ダイオード62は、それぞれLEDチップが発する光をそのまま利用するものであってもよいし、波長変換部材により、LEDチップの光の一部を波長変換して、LEDチップが発する光と波長変換部材が発する光とを混色した光を利用するものであってもよい。この場合、発光ダイオード61および発光ダイオード62に同じLEDチップを用いても、異なる波長変換部材を用いることで、発光ダイオード61および発光ダイオード62が互いに異なる色温度の光を発することができる。
また、本実施形態の点灯装置1において、複数の光源モジュール6a,6bの各々が、他の光源モジュールと、固体発光素子の順方向電圧の合計値が異なるようにしてもよい。順方向電圧が異なる光源モジュール6a,6bの光出力を変化させることで、調光制御を行うことができる。
なお、本実施形態で例示した光源モジュール6a,6bの色温度や、出力光の調光カーブは一例であって、光源モジュール6a,6bの色温度や、出力光の調光カーブは本実施形態に限定されず、適宜変更が可能である。また、設定器20から出力される設定信号の導通角に対して、第1コンバータ回路4から供給可能な電力の特性カーブ(図4参照)も一例であり、また簡略化して図示しており、図4の特性に限定されない。また光源モジュール6a,6bは固体発光素子として発光ダイオードを備えているが、固体発光素子として発光ダイオード以外の素子、例えば電界発光素子(Electroluminescence)などの素子を備えていてもよい。
次に、本実施形態の点灯装置1を用いた照明器具30の一例について図9を参照して説明する。
本実施形態の照明器具30は、例えば、天井材40に埋め込み配置される。
照明器具30は、複数の光源モジュール6a,6bを収納する第1ケース31と、点灯装置1の構成部品を収納する第2ケース32を備える。
第1ケース31は、例えば鉄、アルミニウム、ステンレスなどの金属で、下面が開口した円筒状に形成されている。第1ケース31の下端部には、径方向における外向きに突出する外鍔33が一体に設けられている。第1ケース31の底壁(図9における上側壁)の内面には、光源モジュール6a,6bが実装された実装基板34が、光源モジュール6a,6bを開口側に向けた状態で取り付けられている。第1ケース31の開口部分は光拡散板35で塞がれており、光源モジュール6a,6bから照射された光は光拡散板35を透過して、外部に照射される。光拡散板35は光を拡散させる機能を有しており、光源モジュール6a,6bから照射された光は光拡散板35によって拡散され、所望の照明領域に照射される。
第1ケース31は、天井材40に形成された取付用の孔41に下側から挿入され、外鍔33の上面を孔41の周縁部に接触させた状態で、天井材40に固定される。
第2ケース32は、例えば鉄、アルミニウム、ステンレスなどの金属で、箱状に形成されており、天井材40の上側に載置されている。第2ケース32の下部の両端にはスタンド36が取り付けられており、スタンド36を介して天井材40の上面に第2ケース32が載置された状態では、第2ケース32の下面と天井材40の上面との間に隙間が設けられている。
第1ケース31からは、光源モジュール6a,6bに電気的に接続された電線37が引き出され、電線37の先端にはコネクタ37aが接続されている。また、第2ケース32からは、第2コンバータ回路51a,51bの出力端に電気的に接続された電線38が引き出され、電線38の先端にはコネクタ38aが接続されている。コネクタ37aとコネクタ38aとが接続されると、第2コンバータ回路51aと光源モジュール6aの間が電気的に接続され、第2コンバータ回路51bと光源モジュール6bの間が電気的に接続される。
本実施形態の照明器具30は、上述した点灯装置1を備えており、意図しない出力光の変動を抑制したり、出力光の応答性を改善した照明器具を実現できる。
また本実施形態の照明システムは、上述した点灯装置1と、交流電源100から入力される交流電圧の導通角を調整することによって生成した設定信号を点灯装置1に出力する設定器20とを備える。照明システムは、上述した点灯装置1を備えているので、意図しない出力光の変動を抑制したり、出力光の応答性を改善した照明システムを実現できる。
なお、本発明の精神と範囲に反することなしに、広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は、特定の実施形態に制約されない。
1 点灯装置
2 交流直流変換部
3 整流回路
4 第1コンバータ回路
6a,6b 光源モジュール
7 PWM信号発生回路(第1信号発生部)
8 平滑回路(第2信号発生部)
9 第1制御回路(制御部)
14 測定回路(測定部)
20 設定器
30 照明器具
51a,51b 第2コンバータ回路(電圧変換部)
61,62 発光ダイオード(固体発光素子)
100 交流電源
V2 出力電圧
V4 出力電圧
V5 変動値

Claims (8)

  1. 交流電源から入力される交流電圧の導通角を調整することによって生成した設定信号を出力する外部の設定器から前記設定信号が入力され、前記設定信号を整流、平滑して所定電圧値の直流電圧に変換する交流直流変換部と、
    前記交流直流変換部から出力される直流電圧の電圧値を変換して、固体発光素子を有する光源モジュールに出力する電圧変換部と、
    前記設定信号の導通角の大きさに対応したデューティ比のPWM信号を発生する第1信号発生部と、
    前記PWM信号を平滑することによって前記PWM信号のデューティ比に応じた電圧値の直流電圧を発生する第2信号発生部と、
    前記交流直流変換部から出力される直流電圧の変動値を測定する測定部と、
    前記第2信号発生部が発生した直流電圧に前記測定部によって測定された変動値をフィードバックした結果に基づいて、前記電圧変換部の出力を制御する制御部
    とを備えたことを特徴とする点灯装置。
  2. 前記制御部は、前記第2信号発生部が発生した直流電圧に、前記測定部によって測定された変動値を重畳させて得た指令値に基づいて前記電圧変換部の出力を制御することを特徴とする請求項1記載の点灯装置。
  3. 前記制御部は、前記測定部によって測定された変動値の絶対値が所定の閾値未満であれば、前記第2信号発生部が発生した出力電圧をもとに前記電圧変換部の出力を制御するように構成され、
    前記制御部は、前記測定部によって測定された変動値の絶対値が前記閾値以上であれば、前記第2信号発生部が発生した直流電圧に前記測定部によって測定された変動値をフィードバックした結果に基づいて、前記電圧変換部の出力を制御するように構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の点灯装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の点灯装置を備えたことを特徴とする照明器具。
  5. 固体発光素子を有する光源モジュールと、請求項1乃至3の何れか1項に記載の点灯装置を備えたことを特徴とする照明器具。
  6. 前記光源モジュールを複数備え、
    複数の前記光源モジュールの各々は、他の前記光源モジュールと、前記固体発光素子の順方向電圧の合計値が異なることを特徴とする請求項5記載の照明器具。
  7. 前記光源モジュールを複数備え、
    複数の前記光源モジュールの各々は、他の前記光源モジュールと色温度が異なる前記固体発光素子を備えることを特徴とする請求項5記載の照明器具。
  8. 請求項4乃至7の何れか1項に記載の照明器具と、
    交流電源から入力される交流電圧の導通角を調整することによって生成した設定信号を前記照明器具に出力する設定器
    とを備えたことを特徴とする照明システム。
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