JP6138567B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
しかし、溝内溝の溝幅や溝深さに制限を設けると、排水性能を十分に確保することが難しくなる。
本発明は、排水性能を確保しつつ、陸部のタイヤ軸方向の剛性を向上させることを課題とする。
本発明の請求項1に記載の空気入りタイヤでは、底溝の長手方向の中間部の互いに対向する溝壁同士を連結部で連結していることから、底溝の中間部の溝幅方向(タイヤ軸方向)の変形が抑制される。これにより、周方向溝に隣接する陸部において、底溝の中間部に対応した位置でのタイヤ軸方向の剛性が向上する。
また、上記空気入りタイヤでは、連結部によって底溝の中間部の溝幅方向の変形を抑制できるため、底溝の溝幅や溝深さを深くして底溝の排水容量を確保することができる。
以上のことから、請求項1に記載の空気入りタイヤによれば、排水性能を確保しつつ、陸部のタイヤ軸方向の剛性を向上させることができる。
本発明の請求項2に記載の空気入りタイヤでは、連結部の上面を周方向溝の底面と同じ高さにすることで、周方向溝に隣接する陸部のタイヤ軸方向の剛性を確保しつつ、周方向溝内を流れる水の排水性能も確保することができる。
本発明の請求項3に記載の空気入りタイヤでは、底溝の中間部を周方向溝の溝幅の中央に配置していることから、周方向溝及び底溝内の排水をスムーズに流すことができる。
本発明の請求項4に記載の空気入りタイヤでは、周方向溝の底面を溝幅の中央から端部に向かって浅くなるように傾斜または湾曲させていることから、摩耗により周方向溝の底面の端部が接地面になった後、摩耗の進展と共に周方向溝に隣接する両陸部の陸部幅が広がる。これにより、両陸部のタイヤ軸方向の剛性が向上すると共に両陸部の路面との接地面積が増大する。
また、上記空気入りタイヤでは、底溝の曲げられた端部を周方向溝の底面の端部に到達させていることから、上記のように、摩耗により周方向溝の底面の端部が接地面になった後に、底溝の曲げられた端部の開口縁部(エッジ)がエッジ効果を発揮し、ウエット性能が向上する。
以下、本発明の第1実施形態に係る空気入りタイヤについて説明する。
第1実施形態に係る空気入りタイヤ(以下、単に「タイヤ」と記載する。)10は、主に乗用車用に用いられるタイヤである。なお、本発明は、乗用車用の空気入りタイヤに限定されるものではなく、その他の用途の空気入りタイヤに用いてもよい。例えば、ライトトラック用、航空機用、及び、建築車両用などの空気入りタイヤなどに用いてもよい。
また、符号CLはタイヤ10のタイヤ軸方向の中心を通りタイヤ軸方向に直角な面である赤道面(以下、適宜「タイヤ赤道面」と記載する。)を示している。
なお、本実施形態では、タイヤ軸方向に沿ってタイヤ赤道面CLに近い側を「タイヤ軸方向内側」、タイヤ軸方向に沿ってタイヤ赤道面CLから遠い側を「タイヤ軸方向外側」と記載する。
図1に示すように、タイヤ10の路面との接地部位を構成するトレッド12には、タイヤ赤道面CL上にタイヤ周方向に沿って直線状に延びるセンター周方向溝14が設けられている。なお、本実施形態のセンター周方向溝14は、本発明の底溝が設けられる周方向溝の一例である。
トレッド12のセンター周方向溝14とショルダー周方向溝16との間には、センター陸部18が形成されている。このセンター陸部18は、センター周方向溝14に隣接している。なお、本実施形態のセンター陸部18は、本発明の周方向溝に隣接する陸部の一例である。
一方、トレッド12のショルダー周方向溝16のタイヤ軸方向外側には、ショルダー陸部20が形成されている。
切り欠き部22は、溝状とされ、ショルダー周方向溝16からセンター周方向溝14に向かって延び、センター陸部18内で終端している(閉止されている)。また、本実施形態の切り欠き部22は、センター陸部18の表面18Sからショルダー周方向溝16の底面16Aまで形成されている、すなわち、センター陸部18の高さ全体に亘って形成されている。なお、本発明は、上記構成に限定されず、切り欠き部22は、少なくともセンター陸部18の表面18S側に形成されていればよい。
また、センター陸部18には、切り欠き部22の終端部22Aからセンター周方向溝14に向かって延びる第1センターサイプ24が形成されている。この第1センターサイプ24は、切り欠き部22とともにタイヤ周方向に間隔をあけて複数設けられている。なお、本実施形態の第1センターサイプ24は、本発明のサイプの一例である。
また、センター陸部18には、タイヤ周方向に隣接する切り欠き部22間にショルダー周方向溝16からセンター周方向溝14に向かって延びる第2センターサイプ28が形成されている。
なお、ここでいう「サイプ」は、接地時に壁面同士が接触して閉じる程度の溝幅に設定された細溝を指している。また、サイプ以外の溝は、接地時に壁面同士が接触しない溝幅に設定されている。
ショルダーラグ溝32は、ショルダー周方向溝16側(タイヤ赤道面CL側)の端部32Aがショルダー陸部20内で終端している。
ショルダー陸部20には、ショルダーラグ溝32の端部32Aからショルダー周方向溝16に向かって延びる第1ショルダーサイプ34が形成されている。
第1ショルダーサイプ34は、ショルダー陸部20のショルダー周方向溝16側の側壁20Aに開口している。
また、ショルダー陸部20は、接地面内において、タイヤ周方向に一定間隔で形成されたショルダーラグ溝32及び第1ショルダーサイプ34によってタイヤ周方向に複数に区画されている。言い換えると、ショルダー陸部20は、接地面内において、ショルダーラグ溝32及び第1ショルダーサイプ34によって区画された複数のブロック状陸部38により構成されている。
図1及び図2に示すように、センター周方向溝14の底面14Aには、センター周方向溝14に沿って延びる底溝40が設けられている。この底溝40は、センター周方向溝14に該センター周方向溝14の延びる方向(本実施形態ではタイヤ周方向)に間隔をあけて複数配置されている。なお、本実施形態の底溝40は、本発明の底溝の一例である。
一方、底溝40の長手方向の中間部40Dは、センター周方向溝14の溝幅の中央(以下、適宜「溝中心」と記載する。)に配置されている。なお、本発明はこの構成に限定されず、中間部40Dは、センター周方向溝14の溝幅の中央よりも片側寄りに配置されてもよい。
また、本実施形態では、底溝40の曲げられた端部40Bよりも中間部40Dの溝幅が広くなっている。なお、本発明はこの構成に限定されず、端部40Bよりも中間部40Dの溝幅が狭くなっていてもよく、端部40Bと中間部40Dの溝幅が同じでもよい。
図5に示すように、連結部42は、底溝40の底面40Cから隆起し、溝壁40Aと一体的に形成されている。また、連結部42は、トレッド12を形成するゴム材と同じゴム材で形成されている。なお、本発明はこの構成に限定されず、連結部42とトレッド12を異なるゴム材(別のゴム材)で構成してもよく、例えば、連結部42をトレッド12よりも硬いゴム材で構成してもよい。
なお、本発明はこの構成に限定されず、連結部42の上面42Aは、センター周方向溝14の底面14Aに到達しない、すなわち、底面14Aよりも低い位置に配置してもよい。なお、上面42Aを底面14Aよりも低い位置にした場合には、底溝40内を流れる水が連結部42を越えやすくなり、水流がスムーズになる。
また、図1に示すように、連結部42は、第1センターサイプ24に対応した位置に設けられている。なお、ここでいう「対応した位置」とは、連結部42が第1センターサイプ24のタイヤ軸方向に設けられていることを指している。
底溝40の端部40Bは、タイヤ周方向に隣接する第1センターサイプ24間に対応した位置に設けられている。なお、ここでいう「対応した位置」とは、端部40Bがタイヤ周方向に隣接する第1センターサイプ24間のタイヤ軸方向に設けられていることを指している。
図2に示すように、底溝40の両端部40Bは、各々タイヤ軸方向の逆方向に曲がっている。また、底溝40の端部40Bは、タイヤ周方向に隣接する第1センターサイプ24間に配設されている。
また、本実施形態では、底溝40の底面40Cとショルダー周方向溝16の底面16Aとが略同じ高さとされている。すなわち、センター周方向溝14は、ショルダー周方向溝16よりも浅くなっている。
タイヤ10では、センター周方向溝14の底面14Aに底溝40を設けていることから、センター周方向溝14の深さをショルダー周方向溝16よりも浅くしても排水性能を確保することができる。特に、センター周方向溝14の深さをショルダー周方向溝16よりも浅くしつつ底溝40を設けることで、直進走行時における排水性能を確保しつつ、センター周方向溝14を浅くした分、センター陸部18のタイヤ軸方向に沿った断面の面積が増えるため、タイヤ軸方向の剛性が向上する。
また、連結部42の上面42Aをセンター周方向溝14の底面14Aと同じ高さにすることで、センター周方向溝14に隣接する両センター陸部18のタイヤ軸方向の剛性を確保しつつ、センター周方向溝14内を流れる水の排水性能も確保することができる。
センター周方向溝14の底面14Aを溝幅の中央から端部に向かって浅くなるように湾曲させていることから、摩耗によりセンター周方向溝14の底面14Aの端部が接地面になった後、摩耗の進展と共にセンター周方向溝14に隣接する両センター陸部18の陸部幅が広がる。これにより、両センター陸部18のタイヤ軸方向の剛性が向上すると共に両センター陸部18の路面との接地面積が増大する。
また、第1実施形態では、トレッド12に周方向溝を3つ設けているが、本発明はこの構成に限定されず、トレッドに周方向溝を1つのみ設けてもよく、2つ設けてもよく、4つ以上設けてもよい。この場合には、底溝40は、周方向溝の少なくとも1つに設ければよい。
12 トレッド
14 センター周方向溝(周方向溝)
14A 底面
18 センター陸部(周方向溝に隣接する陸部)
24 第1センターサイプ(サイプ)
26 スロープ部(傾斜部)
40 底溝
40A 溝壁
40B 端部
42 連結部
42A 上面
CL タイヤ赤道面
S タイヤ周方向
W タイヤ軸方向
Claims (4)
- トレッドに設けられ、タイヤ周方向に沿って延びる周方向溝と、
前記周方向溝の底面に該周方向溝の延びる方向に間隔をあけて複数設けられ、前記周方向溝に沿って延び、両端部が前記周方向溝の延びる方向と交差する方向にそれぞれ曲げられた底溝と、
前記底溝の長手方向の中間部に配設され、互いに対向する溝壁同士を連結する連結部と、
を有する空気入りタイヤ。 - 前記連結部の上面は、前記周方向溝の底面と同じ高さにある、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記底溝の中間部は、前記周方向溝の溝幅の中央に配置されている、請求項1または請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記周方向溝の底面は、溝幅の中央から端部に向かって浅くなるように傾斜または湾曲し、
前記底溝の曲げられた端部は、前記周方向溝の底面の端部に到達している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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