JP6124262B2 - 電源装置 - Google Patents
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Description
またこの発明に係る電源装置は、並列接続されたN台のDC/DCコンバータと、該各DC/DCコンバータを制御する制御装置とを備えて、一定電圧の直流電圧を出力する。上記各DC/DCコンバータは、半導体スイッチング素子およびリアクトルを有するチョッパ回路部と、該リアクトルに流れるリアクトル電流を検出する電流検出手段とを備える。上記制御装置は、上記各リアクトル電流の総和である出力電流に応じて、第1制御モードを含む複数の制御モードから1つを選択して、上記各DC/DCコンバータに対し、運転要否と運転時の電流指令を決定して制御する。上記第1制御モードは、上記N台のDC/DCコンバータ内の複数台を運転し、その内の少なくとも1台を、上記半導体スイッチング素子をゼロ電流スイッチングさせるソフトスイッチングコンバータとして運転するものである。そして、上記制御装置は、上記出力電流に応じて上記各DC/DCコンバータに対し運転要否と運転時の上記電流指令を決定する処理を、所定の繰り返し周期で行い、上記DC/DCコンバータの運転台数の切り替え時における上記出力電流の安定に要する時間に基づいて、上記繰り返し周期が決定されるものである。
以下、この発明の実施の形態1による電源装置を図に基づいて以下に説明する。図1は、この発明の実施の形態1による電源装置の構成を、入出力部に接続される各種機器と共に示した回路図である。
電源装置1はハイブリッド車あるいは電気自動車に搭載される降圧DC/DCコンバータ等に用いられる。図1に示すように、電源装置1の入力側には高電圧バッテリ2が、出力側には低電圧バッテリ3が接続され、電源装置1は高電圧バッテリ2から低電圧バッテリ3へ降圧動作による電力変換を行い、出力側の電圧を一定に保つように動作する。
インバータ5は、電動発電機10を駆動する際に、すなわち電動発電機10が電動機として動作する際には、高電圧バッテリ2の直流電力を三相交流電力に変換して電動発電機10を駆動する。そしてインバータ5は、電動発電機10を発電機として回生動作させる際には、電動発電機10で生成された三相交流の回生電力を直流電力に変換して高電圧バッテリ2を充電する。
入力フィルタ部6は2つのコンデンサ61、63およびリアクトル62にて構成される。第1DC/DCコンバータ7は、2直列の半導体スイッチング素子(以下、単にスイッチング素子)71、72と、スイッチング素子71、72の接続点に接続された電流平滑用のリアクトル73と、リアクトル73に直列接続されリアクトル73に流れるリアクトル電流ILaを検出する電流検出手段としての電流検出回路74とを有する。第2DC/DCコンバータ8は、第1DC/DCコンバータ7と同じ回路構成であり、2直列のスイッチング素子81、82と、電流平滑用のリアクトル83と、リアクトル83に流れるリアクトル電流ILbを検出する電流検出手段としての電流検出回路84とを有する。
なお、各スイッチング素子71、72、81、82は、自己消弧型の半導体スイッチング素子、この場合MOSFETから成り、それぞれダイオードが逆並列に接続されて構成される。
図2に示すように、複数台均等モードの変換効率ηを示す効率曲線αおよび単駆動モードの変換効率ηを示す効率曲線βは、それぞれ変換効率ηの極大値を2個有する。効率曲線αでは、Iout=iα1の時、変換効率ηは第1極大値αdm(点P2)となり、Iout=iα2(>iα1)の時、変換効率ηは第2極大値である最大値αmax(点P3)となる。効率曲線βでは、Iout=iβ1の時、変換効率ηは第1極大値βdm(点P1)となり、Iout=iβ2(>iβ1)の時、変換効率ηは第2極大値である最大値βmax(点Q)となる。
η(Iout)=(Vout・Iout)
/(Vout・Iout+Ploss(Iout))
・・・式(1)
Ploss(Iout)=a(Iout)2+b(Iout)+c ・・・式(2)
dη(Iout)/d(Iout)=0
から、Iout=(c/a)1/2 ・・・式(3)
また式(2)において、出力電流Ioutに対して固定の損失cは、主にリアクトル73、83の鉄損である。単駆動モードではリアクトル83の鉄損が発生しないため、
cα≒2(cβ) ・・・式(4)
となる。また出力電流Ioutの2次の損失は主に抵抗成分であり、その係数aについては、
aβ≒2(aα) ・・・式(5)
となる。
効率曲線α、βにおいて、変換効率ηが第1極大値となる点P2、P1は、スイッチング素子71、72、81、82がゼロ電流スイッチングにてスイッチングされ、電源装置1の全損失Plossからスイッチング損失が減少するときである。
リアクトル電流が不連続となるとき、即ち、スイッチング素子71、72、81、82を流れる電流がスイッチングのタイミングでゼロとなるときゼロ電流スイッチングが成立する。不連続状態のリアクトル電流の波形を、連続状態の波形と共に図3に示す。なお、制御に用いるリアクトル電流や出力電流の電流値は、制御周期の例えば1周期の平均値を用いる。
また単駆動モードの効率曲線βでは、第1DC/DCコンバータ7のみ運転しているため、リアクトル電流iLaが不連続で、第1DC/DCコンバータ7の各スイッチング素子71、72のゼロ電流スイッチングが成立する。
このため効率曲線α、βにおいて、変換効率ηが第1極大値となる点P2、P1の出力電流Ioutであるiα1、iβ1について、以下の式(7)が成立する。
不連続モードは、出力電流Ioutがiβ1以上の電流範囲に適用され、第1DC/DCコンバータ7の各スイッチング素子71、72がゼロ電流スイッチングするように制御する、即ち第1DC/DCコンバータ7をソフトスイッチングコンバータとして運転する。コントローラ13は、リアクトル電流iLaが不連続となる電流指令ILa*を用いて第1DC/DCコンバータ7を制御し、要求されている出力電流Iout(出力電流指令Iref)から電流指令ILa*を差し引いた残りの電流値を電流指令ILb*に用いて第2DC/DCコンバータ8を制御する。
この不連続モードの期間では、第1DC/DCコンバータ7でのスイッチング損失の低減効果が継続され、スイッチング損失分の低減効果が効率に与える影響が大きい出力電流範囲では、複数台均等モードや単駆動モードよりも変換効率ηが高くなる。
コントローラ13は、出力電流Ioutの昇順に、単駆動モード、不連続モード、複数台均等モードの順に切替選択するように、単駆動モードと不連続モードとの切り替えに用いる出力電流Ioutの閾値Is、および不連続モードと複数台均等モードとの切り替えに用いる出力電流Ioutの閾値Id(>Is)を予め設定して保持している。
電源装置1は、出力電圧Voutを一定に制御するものであるが、入力電圧Vinは高電圧バッテリ2の状態などによって変化する。このため、コントローラ13は、入力電圧毎に、閾値Is、Idを閾値電流テーブルとして保持し、電圧センサ15で検出された入力電圧Vinに基づき適切な閾値を選択して用いる。
まず、電流検出回路74、84で検出したリアクトル電流の和から出力電流Ioutを検出する(S1)。次に、出力電流Ioutを閾値Idと比較して(S2)、出力電流Ioutが閾値Idより低い時は、さらに出力電流Ioutを閾値Isと比較する(S3)。出力電流Ioutが閾値Is以下の時は単駆動モードを選択し(S4)、出力電流Ioutが閾値Isより高い時は不連続モードを選択する(S5)。また、ステップS2において、出力電流Ioutが閾値Id以上の時は、複数台均等モードを選択する(S6)。
また、僅かな電流差で頻繁に制御モードが切り替わり電源装置1の動作が不安定になるのを防止するため、各閾値Is、Idにはヒステリシス幅を設けても良い。
コントローラ13による第1、第2DC/DCコンバータ7、8の制御は、電圧コントローラ20を用いた電圧フィードバック制御と、電流コントローラ21、22を用いた電流フィードバック制御とで構成される。即ち、コントローラ13は、電圧センサ16で検出した出力電圧Voutによる電圧フィードバック制御と、電流検出回路74、84で検出されたリアクトル電流ILa、ILbによる電流フィードバック制御とによりDuty比を決定して制御信号を生成し、第1、第2DC/DCコンバータ7、8をPWM制御する。
一方、第2DC/DCコンバータ8の電流指令ILb*は0に設定され、電流コントローラ22は第2DC/DCコンバータ8のDuty比Db(=0)を生成する。
そして、第1DC/DCコンバータ7では、スイッチング素子71、72がDuty比Daに応じたオン時間で駆動され、第2DC/DCコンバータ8では、スイッチング素子81、82がオフ状態に固定される。
そして、電流検出回路74で検出されたリアクトル電流ILaを電流指令ILa*から減算した偏差を電流コントローラ21に入力する。電流コントローラ21は、入力された偏差が0となるように第1DC/DCコンバータ7のDuty比Daを生成する。
そして、第1DC/DCコンバータ7では、スイッチング素子71、72がDuty比Daに応じたオン時間で駆動され、第2DC/DCコンバータ8では、スイッチング素子81、82がDuty比Dbに応じたオン時間で駆動される。
そして、電流検出回路74で検出されたリアクトル電流ILaを電流指令ILa*から減算した偏差を電流コントローラ21に入力し、電流コントローラ21は、入力された偏差が0となるように第1DC/DCコンバータ7のDuty比Daを生成する。また、電流検出回路84で検出されたリアクトル電流ILbを電流指令ILb*から減算した偏差を電流コントローラ22に入力し、電流コントローラ22は、入力された偏差が0となるように第2DC/DCコンバータ8のDuty比Dbを生成する。
そして、第1DC/DCコンバータ7では、スイッチング素子71、72がDuty比Daに応じたオン時間で駆動され、第2DC/DCコンバータ8では、スイッチング素子81、82がDuty比Dbに応じたオン時間で駆動される。
図6は不連続判定回路12の論理回路図であり、図7は不連続判定回路12の各部の出力波形図である。
図6に示すように、不連続判定回路12は、電圧値V(IL)を微分する微分回路25と、電圧値V(IL)が0であることを判断する論理回路26aと、微分回路25からの微分値25aが0であることを判断する論理回路26bと、AND回路31とを備える。
また、リアクトル電流ILaを電圧変換した電圧値V(IL)の波形を図7(a)に、電圧値V(IL)を時間微分した微分値(dV(IL)/dt)25aの波形を図7(b)に、論理回路26bの出力30bの波形を図7(c)に、それぞれ示す。
また、微分回路25は、電圧値V(IL)を時間微分した微分値25aを出力する。論理回路26bでは、論理回路26aと同様に、コンパレータ27bは微分値25aとV2とを比較し、コンパレータ28bは微分値25aとV1とを比較する。そして、AND回路29bの出力30bは、微分値25aが、V2<微分値25a≦V1のときにHiとなる。
コントローラ13は、不連続判定回路12により不連続状態と判定された場合に、その時のリアクトル電流ILaの電流平均値を、不連続電流値Idisとして取得する。
なお、不連続判定回路12は、リアクトル電流が不連続か否かを判定するものであれば良く、上記構成に限るものではない。
さらに、各制御モードの切り替えは、予め設定された閾値にて行い、高い変換効率を実現できる制御モードを容易に切替選択して第1、第2DC/DCコンバータ7、8を信頼性良く制御できる。
上記実施の形態1では、制御装置14は、不連続判定回路12を備えて不連続電流値Idisを取得したが、不連続電流値Idisは演算により取得しても良い。
降圧動作を行う第1DC/DCコンバータ7では、リアクトル電流ILaの電流リプルΔILは、PWM制御のスイッチング周波数fswと、リアクトル73のインダクタンス値Lとを用いて、以下の式(8)で演算できる。
ΔIL=(Vin−Vout)・(Vout/Vin)/(fsw・L)
・・・式(8)
これにより電源装置1は、不連続判定回路12を不要にして簡易な構成で高い変換効率を実現できる。
次に、この発明の実施の形態3による電源装置について説明する。図8は、この発明の実施の形態3による電源装置の構成を、入出力部に接続される各種機器と共に示した回路図である。
この実施の形態3では、第1、第2DC/DCコンバータ7、8にそれぞれ温度検出回路75、85を設け、第1、第2DC/DCコンバータ7、8の回路上の位置で温度を検出する。温度検出回路75、85で検出された各温度T1、T2はコントローラ13に入力される。
コントローラ13には、各電流検出回路74、84で検出されたリアクトル電流ILa、ILbの電流値と、電圧センサ15、16で検出した入力電圧Vin、出力電圧Voutの電圧値と、不連続判定回路12の判定結果と、温度検出回路75、85で検出された各温度T1、T2とが入力され、出力電圧Voutが一定の目標電圧となるように、第1DC/DCコンバータ7および第2DC/DCコンバータ8をPWM制御する。
その他の構成は上記実施の形態1と同様である。
また、上記実施の形態1と同様の閾値Is、Idを保持して出力電流Ioutに応じて制御モードを切替選択する。コントローラ13による制御モード決定動作を、図9に示すフローチャートに基づいて以下に説明する。
次に、出力電流Ioutを閾値Idと比較して(S2)、出力電流Ioutが閾値Idより低い値の時は、さらに出力電流Ioutを閾値Isと比較する(S3)。出力電流Ioutが閾値Is以下の時は単駆動モードを選択し(S4)、出力電流Ioutが閾値Isより高い値の時は不連続モードを選択する(S5)。また、ステップS2において、出力電流Ioutが閾値Id以上の時は、複数台均等モードを選択する(S6)。
なお、期間Tは、制御モードの切り替え、特に第1、第2DC/DCコンバータ7、8の運転台数の切り替え時において、検出される出力電流Ioutが安定するのに要する時間に基づいて設定される。これにより、制御モードの切り替え時に発生する共振や振動による出力電流Ioutの一時的な変動により制御モードを頻繁に切り替えることが防止でき決定動作が信頼性良く行える。
また、僅かな電流差で頻繁に制御モードが切り替わり電源装置1の動作が不安定になるのを防止するため、各閾値Is、Idにはヒステリシス幅を設けても良い。
上記各実施の形態では、電源装置1は、2台のDC/DCコンバータである第1、第2DC/DCコンバータ7、8を並列接続して備えたが、3台以上のDC/DCコンバータを並列接続して備えても良い。この実施の形態による電源装置は、N台(3台以上)のDC/DCコンバータが並列接続され、制御装置14は、上記実施の形態1と同様に、出力電流Ioutに応じて単駆動モード、不連続モード、複数台均等モードの制御モードを切替選択して各DC/DCコンバータを制御する。即ち、予め設定された閾値Is、Id(>Is)を保持して、出力電流Ioutが、閾値Is以下の時は単駆動モードを選択し、閾値Id以上の時は複数台均等モードを選択する。そして、出力電流Ioutが閾値Isより高く閾値Idより低い時は不連続モードを選択する。
また、不連続モードの制御については、N台のDC/DCコンバータ内のk台を運転し、その内、(k−1)台をソフトスイッチングコンバータとして運転する。そして、出力電流Ioutが上昇するとDC/DCコンバータの運転台数を増加させる。
即ち、(k−1)台のDC/DCコンバータに対して、それぞれリアクトル電流iLが不連続となる電流値(不連続電流値Idis)を取得し、この不連続電流値Idisを各DC/DCコンバータの電流指令IL*とする。そして、残りの出力電流をk台目のDC/DCコンバータが出力するように運転する。これにより効果的にスイッチング損失の低減が図れる。
閾値Ikは、例えば、図2で示したiβ1の(k−1)倍で設定される。また、僅かな電流差で頻繁に制御モードが切り替わり電源装置の動作が不安定になるのを防止するため、各閾値Ikにヒステリシス幅を設けても良い。
12 不連続判定回路、13 コントローラ、14 制御装置、
71,72 スイッチング素子、73 リアクトル、74 電流検出回路、
75 温度検出回路、81,82 スイッチング素子、83 リアクトル、
84 電流検出回路、85 温度検出回路。
Claims (12)
- 並列接続されたN台のDC/DCコンバータと、該各DC/DCコンバータを制御する制御装置とを備えて、一定電圧の直流電圧を出力する電源装置において、
上記各DC/DCコンバータは、半導体スイッチング素子およびリアクトルを有するチョッパ回路部と、該リアクトルに流れるリアクトル電流を検出する電流検出手段とを備え、
上記制御装置は、上記各リアクトル電流の総和である出力電流に応じて、第1制御モードを含む複数の制御モードから1つを選択して、上記各DC/DCコンバータに対し、運転要否と運転時の電流指令を決定して制御し、
上記第1制御モードは、上記N台のDC/DCコンバータ内の複数台を運転し、その内の少なくとも1台を、上記半導体スイッチング素子をゼロ電流スイッチングさせるソフトスイッチングコンバータとして運転するものであり、
上記制御装置は、
上記リアクトル電流の瞬時値およびその時間微分値が共に0である不連続状態を検出して上記リアクトル電流が不連続と判定することで、検出された上記リアクトル電流が不連続か否かを判定する判定回路を備え、
上記第1制御モードを選択時に、上記ソフトスイッチングコンバータに対し、上記判定回路の結果に基づいて、上記リアクトル電流が不連続となる該リアクトル電流の平均値を上記電流指令に決定する
ことを特徴とする電源装置。 - 並列接続されたN台のDC/DCコンバータと、該各DC/DCコンバータを制御する制御装置とを備えて、一定電圧の直流電圧を出力する電源装置において、
上記各DC/DCコンバータは、半導体スイッチング素子およびリアクトルを有するチョッパ回路部と、該リアクトルに流れるリアクトル電流を検出する電流検出手段とを備え、
上記制御装置は、上記各リアクトル電流の総和である出力電流に応じて、第1制御モードを含む複数の制御モードから1つを選択して、上記各DC/DCコンバータに対し、運転要否と運転時の電流指令を決定して制御し、
上記第1制御モードは、上記N台のDC/DCコンバータ内の複数台を運転し、その内の少なくとも1台を、上記半導体スイッチング素子をゼロ電流スイッチングさせるソフトスイッチングコンバータとして運転するものであり、
上記制御装置は、上記出力電流に応じて上記各DC/DCコンバータに対し運転要否と運転時の上記電流指令を決定する処理を、所定の繰り返し周期で行い、上記DC/DCコンバータの運転台数の切り替え時における上記出力電流の安定に要する時間に基づいて、上記繰り返し周期が決定される
ことを特徴とする電源装置。 - 上記制御装置は、上記第1制御モードを選択時に、上記ソフトスイッチングコンバータに対し、上記リアクトル電流が不連続となるように上記電流指令を決定することを特徴とする請求項2に記載の電源装置。
- 上記制御装置は、検出された上記リアクトル電流が不連続か否かを判定する判定回路を備え、その判定結果に基づいて、上記リアクトル電流が不連続となる該リアクトル電流の平均値を上記ソフトスイッチングコンバータの上記電流指令に決定することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
- 上記判定回路は、上記リアクトル電流の瞬時値およびその時間微分値が共に0である不連続状態を検出して上記リアクトル電流が不連続と判定する論理回路から成ることを特徴とする請求項4に記載の電源装置。
- 上記制御装置は、上記ソフトスイッチングコンバータに対し、入力電圧と出力電圧と上記リアクトルのインダクタンスとに基づいて、上記リアクトル電流が不連続となる該リアクトル電流の平均値を演算して上記電流指令に決定することを特徴とする請求項3に記載の電源装置。
- 上記第1制御モードは、上記N台のDC/DCコンバータ内のk台を運転し、その内、(k−1)台を上記ソフトスイッチングコンバータとして運転するものであって、
上記制御装置は、上記第1制御モードを選択時に、上記出力電流の昇順にkを2からNまで増加させて上記DC/DCコンバータの運転台数を切り替えることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の電源装置。 - 上記複数の制御モードは、上記第1制御モードと、上記N台のDC/DCコンバータ内の1台のみを運転する第2制御モードと、上記N台のDC/DCコンバータの全てに対し、上記各電流指令を同等に決定して運転する第3制御モードとを有し、
上記制御装置は、上記出力電流の昇順に、上記第2制御モード、上記第1制御モード、上記第3制御モードの順に切替選択することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電源装置。 - 上記各DC/DCコンバータの温度を検出する手段を備え、
上記制御装置は、各検出温度の内、少なくとも1つが基準値を超えると、上記出力電流に拘わらず上記第3制御モードを選択することを特徴とする請求項8に記載の電源装置。 - 上記制御装置は、上記第1制御モードにおける上記DC/DCコンバータの運転台数の切り替えを、予め設定された上記出力電流の閾値に基づいて行い、該閾値にヒステリシス幅を設けたことを特徴とする請求項7に記載の電源装置。
- 上記制御装置は、上記複数の制御モード間の切り替えを、予め設定された上記出力電流の閾値に基づいて行い、該閾値にヒステリシス幅を設けたことを特徴とする請求項8に記載の電源装置。
- 上記電源装置の電力変換効率を示す曲線が極大値となるときの上記出力電流の値に基づいて、上記出力電流の上記閾値が設定されることを特徴とする請求項10または請求項11に記載の電源装置。
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