JP6120695B2 - 集塵装置、電気掃除機、自走式掃除機、及び、自走式掃除機と充電台とを含むシステム - Google Patents
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Description
なお、以下では、本発明に係る集塵装置が、自走式掃除機に適用された場合、及び、自走式掃除機と充電台とを含むシステムに適用された場合、を説明しているが、そのような場合に限定されない。また、以下で説明する構成、動作等は、一例にすぎず、そのような構成、動作等に限定されない。また、各図において、同一又は類似するものには、同一の符号を付すか、又は、符号を付すことを省略している。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。また、重複又は類似する説明については、適宜簡略化又は省略している。
以下に、実施の形態1に係る自走式掃除機を説明する。
(概略構造)
以下に、実施の形態1に係る自走式掃除機の概略構造を説明する。
図1は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、底面図である。
図1に示されるように、自走式掃除機500は、中心角度Aが270°の円弧Rと円弧の両端から延長した2つの接線Sによって囲まれる外形の本体1を有する。本体1は、円弧Rと同心の円によって分割される中央部2と外殻部3を有する。
外殻部3は、直角部4と円弧部5とを有する。外殻部3は、中央部2の周りを、図1に示される状態から時計回りに45°、反時計回りに45°の合計90°の範囲で回転可能である。また、直角部4は、外殻部3に上下移動可能に支持される。
駆動輪6a、6bは、後述する駆動輪モーター8a、8bによってそれぞれ独立に駆動され、複数のギヤを連結したギヤ部9a、9bを介して駆動輪モーター8a、8bの回転力が伝達される。中央部2には、駆動輪6a、6bの中間後方に方向転換自在な従動輪10が設けられ、駆動輪6a、6bと従動輪10とによって本体1が支持される。
この右吸込口11aと左吸込口11bは、長方形状を成しており、開口の長手方向が直角部4を構成する右側面24aと左側面24bとのそれぞれに平行に配置される。つまり、右吸込口11aと左吸込口11bは、長手方向が互いに約90°の角度で交わるように配置される。
第2の回転ブラシ12bは、第1の回転ブラシ12aと比較して長い。第2の回転ブラシ12bの直角部4の先端側の端部は、第1の回転ブラシ12aの回転軸の延長線を超えるように延びる。つまり、一方の回転ブラシである第1の回転ブラシ12aの回転軸方向には、他方の回転ブラシである第2の回転ブラシ12bが位置している。
これら回転ブラシ12a、12bは、軸受け14(14a、14b、14c、14d)によって回転自在に軸支された回転ブラシ軸13a、13bと、回転ブラシ軸13a、13bに植毛された毛ブラシ15と、で構成される。
直角部4の先端側に位置する第1の回転ブラシ12aと第2の回転ブラシ12bの軸受け14(14b、14c)は、軸受け固定部材104によって、それぞれ右吸込口11aと左吸込口11bに固定される。
尚、第1の回転ブラシ12aの回転軸方向に伸びる直線と、第2の回転ブラシ12bの回転軸方向に伸びる直線は直交する。
尚、回転ブラシ軸13a、13bもそれぞれ、右吸込口11aと左吸込口11bの長手方向に平行となるように設けられている。
各段差検知センサーは、赤外線を出射する発光部と受光部とで構成され、発光部から出射されて床面で反射した赤外線を受光部で受光することによって、凹状段差の深さを検出する。制御部(図示せず)は、予め設定された基準深さ以上の凹状段差が検出された場合に、本体1の移動方向を転換する。
なお、各段差検知センサーは、赤外線を出射する発光部と受光部とで構成されるものに限らず、接触式スイッチ、超音波送受信器等の他のセンサーであってもよい。
このように構成されることで、回転ブラシ12a、12bを前方にして駆動輪6a、6bが正方向に転動した際に、駆動輪6a、6bが回転ブラシ12a、12bによって掃除された床面を通過することとなり、駆動輪6a、6bに塵埃が付着することが抑制される。
図2及び図3に示されるように、直角部4は、本体1の第1の側面となる平面状の右側面24aと、第2の側面となる平面状の左側面24bを有する。右側面24aと左側面24bが交差する頂角(右側面24aと左側面24bにそれぞれ平行な直線がなす頂角も含む)の角度は約90°である。
つまり、右側面24aと左側面24bは、互いの面で形成する頂角が約90°(略直角)となるように配置されている。
更に、駆動輪6a、6bが、第1の側面となる右側面24aと第2の側面となる左側面24bで形成される頂角の二等分線と平行となる方向に転動可能に構成されている。
右側面24aと左側面24bの交差部は、尖った形状で図示されているが、丸く面をつないだ形状とされて、人体、家具等への衝突に伴う怪我、傷つけ等が抑制されるとよい。
制御部(図示せず)は、各近接センサーの信号から壁、障害物等までの距離を検出する。また、制御部(図示せず)は、同一平面にある2つの近接センサーの距離出力を比較することによって、右側面24a又は左側面24bに対する壁面、障害物等の角度を検出する。
なお、各近接センサーは、赤外線を出射する発光部と受光部とで構成されるものに限らず、接触式スイッチ、超音波送受信器等の他のセンサーでもよい。
各近接センサーは、赤外線を出射する発光部と受光部とで構成され、発光部から出射されて反射した赤外線を受光部で受光する。制御部(図示せず)は、本体1の側方又は後方と壁面、障害物等の距離を検出する。
なお、各近接センサーは、赤外線を出射する発光部と受光部とで構成されるものに限らず、接触式スイッチ、超音波送受信器等の他のセンサーでもよい。
また、本体1の上面には、集塵装置カバー33が設けられる。集塵装置カバー33は、後述する集塵装置37を本体1に着脱する際、ヒンジ331を支点に回転して開閉する。
以下に、実施の形態1に係る自走式掃除機の集塵装置の構造を説明する。
図4は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、図1に記載されたBa−Bb線での断面図である。また、図5は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、図1に記載されたCa−Cb線での断面図である。
図4及び図5に示されるように、円弧部5の中心には、送風機34が設けられる。送風機34は、水平回転する複数の回転翼で構成されるファン35を有し、ファン35を回転させて負圧を発生する。空気は、ファン35によって発生する負圧によってファン35の軸方向上側から流入し、ファン35の半径方向に設けられた排気ダクト36から排出される。
集塵装置37の開口部と送風機34の開口部は、シール部材42のV字を形成する異なる面にそれぞれ接する。このように構成することで、集塵装置37と送風機34は、気密を確保した状態で水平方向に摺動可能である。
集塵装置蓋38は、ヒンジ部39を支点に開くことができる。集塵装置蓋38と集塵装置37の接触面には、シール部材(図示せず)が設けられ、気密が確保される。また、集塵装置蓋38には、係止爪(図示せず)が設けられ、係止爪(図示せず)が集塵装置37に係合することで集塵装置蓋38が閉じた状態に維持される。
集塵装置37の上部に設けられた回転駆動板376は円周部が歯状に構成され、集塵装置蓋38が閉じられるとギヤ380と歯合する。
吸引された含塵空気は塵埃分離フィルター40によって塵埃が塵埃分離部371内に捕集される。そして、塵埃分離フィルター40でろ過された空気のみが送風機34に吸引される。なお、自在連結部44は、ゴム、エラストマー樹脂等の弾性部材で構成された蛇腹構造であり、吸込風路43と集塵装置37が近接及び離間した際も気密を確保する。
以下に、実施の形態1に係る自走式掃除機の電気系統の配置を説明する。
図4及び図10に示されるように、円弧部5の後方部には、複数の円筒型の蓄電池45を一体化して樹脂ケースに収納した組電池46が設けられる。複数の蓄電池45は円弧部5の外形に沿って円弧状に配列される。蓄電池45を円弧状に配列することによって、本体1を小型化することができる。
以下に、実施の形態1に係る自走式掃除機の各駆動系の構造を説明する。
図11は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、図1に記載されたDa−Db線での、断面図である。また、図12は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、回転ブラシユニット100の後方斜視図である。また、図13は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、回転ブラシユニット100の左側斜視図である。また、図14は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、回転ブラシユニット100の右側斜視図である。また、図15は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、軸受け固定部材104の斜視図である。また、図16は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、回転ブラシユニット100の底面側斜視図である。図17は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、回転ブラシユニット100の軸受け固定部材104を外した状態での底面側斜視図である。なお、図13、図14、図16、図17において、回転ブラシ軸13a、13bの毛ブラシ15の図示が省略されている。
軸受け固定部材104は、回転ブラシ収容部101a、101bに係合する係合部106a、106bと、回転ブラシユニット100の支持軸108に回動可能に嵌合する嵌合部107を有する。軸受け固定部材104は、支持軸108を支点として回動し、係合部106a、106bがそれぞれ回転ブラシ収容部101a、101bに設けられた凹状嵌合部109a、109bに嵌合する。
このとき、支持部105aは、支持部103に嵌合された軸受け14bを下側から支持することによって固定する。また、支持部105bは、回転ブラシ収容部101bの直角部4の頂点に対応する端部から駆動伝達部102b側に寄った位置の上面から垂下する支持部(図示せず)に嵌合された軸受け14cを下側から支持することによって固定する。
動力伝達軸111bは、一端を駆動伝達部102b、他方を回転ブラシ収容部101bの上部に設けられた軸受け112bによって軸支される。動力伝達軸111bの先端にはかさ歯ギヤ113bが設けられる。
かさ歯ギヤ113aは、かさ歯ギヤ113bに直角に歯合するように配置されており、かさ歯ギヤ113bの回転が回転軸を90°変換してかさ歯ギヤ113aに伝達される。駆動伝達部102aは、動力伝達軸111aに伝達された動力を回転ブラシ軸13aに伝達する。
そして、動力伝達軸111bの回転によってかさ歯ギヤ113bが回転すると、歯合するかさ歯ギヤ113aが回転し、動力伝達軸111aによって動力が伝達されて回転ブラシ駆動軸110aが回転する。
つまり、回転ブラシ軸13bと回転ブラシ軸13aは同期して回転する。回転ブラシ軸13aに取り付けられた第1の回転ブラシ12aは、第2の回転ブラシ12bと同様に、毛ブラシ15が床面Fに接触する際に本体1の外側から本体1の中心側に向かう方向に回転する。
また、一つのモーター(回転ブラシモーター50)によって、直交して配置された2つの回転ブラシ12a、12bを同期させて回転させることができる。
図4及び図10に示されるように、外殻部3は、中央部2に回転可能に連結される。中央部2は、外殻部3の内部に配置され、外殻部3との連結部には複数の円柱状の転がり部材56が設けられる。外殻部3の中央部2に対する回転可能角度は、90°であり、外殻部3は、中央部2の周りを、図10に示される状態から時計回り、反時計回りにそれぞれ45°の範囲で回転する。
図10に示される状態において、制御部(図示せず)が角度調節モーター57を反時計回りに回転させると、ピニオンギヤ58は、反時計回りに回転し、歯合するラックギヤ59のギヤ部を転がりながらラックギヤ59の右方向に移動する。
ピニオンギヤ58の移動に伴い、角度調節モーター57の固定されている外殻部3は、中央部2の周りを反時計回りに回転する。そして、外殻部3が中央部2の周りを反時計回りに45°回転すると、角度検知センサー(図示せず)がこれを検知し、制御部(図示せず)に信号を出力する。制御部(図示せず)は、その信号を受けて角度調節モーター57を停止する。
また、第1の回転ブラシ12aが本体1の移動方向と直角であるため、壁面Hから第1の回転ブラシ12aの幅に相当する領域も同時に掃除することができ、壁際の床面Fの掃除の効率を更に向上することが可能である。
図10に示される状態において、制御部(図示せず)が角度調節モーター57を時計回りに回転させると、ピニオンギヤ58は、時計回りに回転し、歯合するラックギヤ59のギヤ部を転がりながらラックギヤ59の左方向に移動する。
ピニオンギヤ58の移動に伴い、角度調節モーター57の固定されている外殻部3は、中央部2の周りを時計回りに回転する。そして、外殻部3が中央部2の周りを時計回りに45°回転すると、角度検知センサー(図示せず)がこれを検知し、制御部(図示せず)に信号を出力する。制御部(図示せず)は、その信号を受けて角度調節モーター57を停止する。
また、第2の回転ブラシ12bが本体1の移動方向と直角であるため、壁面Iから第2の回転ブラシ12bの幅に相当する領域も同時に掃除することができ、壁際の床面Fの掃除の効率を更に向上することが可能である。
つまり、第1の回転ブラシ12aと比較して長く構成された第2の回転ブラシ12bの設けられている部分である左側面24bを、移動方向の前方又は後方となるように本体1を動かすことによって、回転ブラシ12a、12bで掃除することができる面積を広くすることができる。
尚、壁面に沿わして本体1を移動する場合で説明したが、壁面に沿って移送しない場合も上記の効果が奏されることは言うまでも無い。
図20に示されるように、本体1の左側面24bは、壁面Hに接する。第2の回転ブラシ12bの毛ブラシ15が左側面24bの外側に突出するように、回転ブラシ軸13bの位置と毛ブラシ15の長さが設定される。また、左側面24bが壁面Hに接する状態において、毛ブラシ15は、床面Fの隅部に達する。このように構成されることによって、壁際まで確実に掃除することができる。
図4及び図10に示されるように、一対の駆動輪6a、6bには、それぞれ駆動輪モーター8a、8bがギヤ部9a、9bを介して連結され、一体化した駆動部ユニットが構成される。一対の駆動輪6a、6bは、本体後方側に設けられたヒンジ部(図示せず)を支点に回転可能に支持される。
この駆動部ユニットは、バネ(図示せず)によって、駆動輪6a、6bを駆動輪開口部7a、7bから突出する方向に力を受ける。本体1が床面Fから持ち上げられると、駆動部ユニットはバネによって力を受けるため、駆動輪開口部7a、7bからの駆動輪6a、6bの突出量が増加する。
(直角部の動作)
図4に示されるように、直角部4は、外殻部3に上下移動可能に支持される。外殻部3には複数のガイド60が設けられ、直角部4は、ガイド60に沿って上下移動する。また、凸状段差にさしかかった際には、第2の回転ブラシ12bが凸状段差によって力を受けて、回転ブラシユニット100が固定された直角部4が上方向に移動する。
制御部(図示せず)は、境界部に出射された赤外線の反射光を受光部で検知することによって、直角部4の変位を検出する。制御部(図示せず)は、直角部4が凸状段差に乗り上げたときは、これを乗り越えるように駆動輪6a、6bを制御する。
また、凹状段差に落ちたときは、駆動輪6a、6bを停止した後に反転させて、凹状段差からの脱出動作を行うように制御する。
図18に示されるように、本体1が柔らかい毛が植毛された絨毯J上を移動すると、駆動輪6a、6bと従動輪10は、本体1の重量を狭い接触面積によって支持するため、絨毯Jの中に沈み込む。
このような構成によって、絨毯J上を移動する状態でも絨毯J上の塵埃を掃除することができる。また、塵埃吸込口に回転ブラシ12a、12bが設けられているため、毛ブラシ15が絨毯Jの内部に侵入し、絨毯Jの内部に入り込んだ塵埃も掻き出して掃除することができる。
(自走式掃除機の動作)
図22〜図42は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、動作を示す図である。
図22〜図42において、破線は、本体1の動作前の状態を示す。操作者が本体1の掃除動作を設定すると、制御部(図示せず)は、送風機34を動作させて、右吸込口11aと左吸込口11bから吸引を開始する。
また、制御部(図示せず)は、回転ブラシモーター50を動作させて、回転ブラシ12a、12bを回転させる。また、制御部(図示せず)は、所定の動作アルゴリズムに基づいて駆動輪モーター8a、8bをそれぞれ駆動して、本体1を移動させる。
なお、図22〜図42では、床面Fを上方から見た際に、壁面Lが壁面Kの右側にある場合を示しているが、壁面Lが壁面Kの左側にある場合でも、同様に動作することが可能である。
制御部(図示せず)は、これら3つの近接センサーの信号から、前側の左側面近接センサー25bが最も近接していることを認識する。また、制御部(図示せず)は、前側の左側面近接センサー25bと後側の左側面近接センサー26bの距離出力の差から、左側面24bが壁面Kを基準として傾斜していることを認識する。
そして、制御部(図示せず)は、両近接センサーの距離出力の差が0で且つ両近接センサーが接触を検知するように駆動輪6a、6bを転動させて、左側面24bを壁面Kに接触させる。
このとき、左側の第2の回転ブラシ12bは、壁際の床面Fに毛ブラシ15を接触させて、壁際の床面Fの塵埃を掻き出す。そして、塵埃は、左吸込口11bから吸引される。
また、それと同時に、角度調節モーター57を反時計回りに回転して、外殻部3を中央部2の周りを反時計回りに回転させる。ここで、中央部2の信地回転の速度と外殻部3の回転の速度を同一にすることによって、左側面24bが壁面Kと接触しながら、駆動輪6a、6bの転動方向を変更することができる。
ここで、信地回転とは、床面F上において、ほぼ同じ位置に本体1が留まった状態で、中央部2のみが回転する動きのことを言う。つまり本体1の動きは、床面F上を移動していないが、同じ位置に留まった状態で向きを変える。
本体1は、左側面24bを壁面Kに接触させながら、壁面Kに沿って本体1の略全長に相当する距離だけ移動する。このように移動することで、左側の第2の回転ブラシ12bは、壁際の床面Fに毛ブラシ15を接触させて、床面Fと壁面Kの境界部に押し当て、壁際の床面Fの塵埃を掻き出して捕集することができる。
特に、壁面に沿って掃除する際に、本体1がこのように前進と後退を繰り返しながら移動することで、左側の第2の回転ブラシ12bは、壁際の床面Fに毛ブラシ15を接触させて、塵埃を掻き出して左吸込口11bが捕集することを確実に行うことができる。
図30は、本体1が壁面K沿いを移動して隅部Mに到達した状態を示す。制御部(図示せず)は、図29の状態、つまり、左側面24bが壁面Kに接触し且つ駆動輪6a、6bの転動方向が壁面Kと平行の状態で、駆動輪6a、6bを正方向に転動(前進方向に転動)する。
制御部(図示せず)は、両近接センサーが、同じ距離出力である場合は、壁面Lが壁面Kと直角であると認識することができる。壁面Lが壁面Kと直角でないと認識した場合は、制御部(図示せず)は、掃除漏れが発生する可能性があることを警告する信号を出力する。また、壁面Kと壁面Lとの角度に応じた動作アルゴリズムに切り替えて、掃除を続行する。
このとき、右吸込口11a及び左吸込口11bは、左側面24b側に加えて右側面24a側も壁面に沿い、壁面Kと壁面Lと床面Fによって形成される3つの境界部に沿って含塵空気が吸引され、隅部M周辺の床面Fに堆積した塵埃が捕集される。隅部Mに留まる時間は、2〜3秒程度が好ましい。
このように、隅部Mに予め設定された基準時間だけ留まることで、隅部Mの塵埃を確実に捕集することができる。
このように、壁面Kに沿って往復動作することで、回転ブラシ12a、12bによって、隅部Mの周辺に付着した塵埃の捕集を確実にすることができる。
制御部(図示せず)は、図32の状態、つまり、右側面24aが壁面Lに接触し、左側面24bが壁面Kに接触した状態で、中央部2を反時計回りに45°回転し、それと同時に外殻部3を時計回りに45°回転する。
また、それと同時に、角度調節モーター57を時計回りに回転して、外殻部3を中央部2の周りを時計回りに回転させる。ここで、中央部2の信地回転の速度と外殻部3の回転の速度を同一にすることによって、右側面24aが壁面Lと接触しながら、駆動輪6a、6bの転動方向を変更することができる。つまり、本体1を隅部Mに留めた状態で、駆動輪6a、6bの転動方向を変更することができる。
制御部(図示せず)は、図33の状態、つまり、駆動輪6a、6bの転動方向が壁面K及び壁面Lを基準として45°になった状態で、駆動輪6a、6bを負方向に転動(後退方向に転動)し、その後正方向に転動(前進方向に転動)し、本体1の全長の略半分に相当する距離を往復する。このように、壁面Kに沿った往復動作の後に異なる方向の往復動作を行うことで、回転ブラシ12a、12bによって、隅部Mの周辺に付着した塵埃の捕集を確実にすることができる。
また、それと同時に、角度調節モーター57を時計回りに回転して、外殻部3を中央部2の周りを時計回りに回転させる。ここで、中央部2の信地回転の速度と外殻部3の回転の速度を同一にすることによって、右側面24aが壁面Lと接触しながら、駆動輪6a、6bの転動方向を変更することができる。
つまり、本体1を隅部Mに留めた状態で、駆動輪6a、6bの転動方向を変更することができる。
このように、壁面Kに沿った往復動作の後に異なる方向の往復動作を複数の方向で行うことで、回転ブラシ12a、12bによって、隅部Mの周辺に付着した塵埃の捕集を確実にすることができる。
本体1は、右側面24aを壁面Lに接触させながら、壁面Lに沿って移動する。このとき、左吸込口11bが駆動輪6a、6bの後方に位置するため、駆動輪6a、6bは、掃除の済んでいない床面Fを移動することになる。
そこで、制御部(図示せず)は、本体1を隅部Mから約50cm程度壁面Lに沿って移動させた後に一時停止し、以下の手順で、右吸込口11aが駆動輪6a、6bの前方に位置するように、右吸込口11a及び左吸込口11bと駆動輪6a、6bの位置関係を変更する。
これは、次に行う右吸込口11a及び左吸込口11bと駆動輪6a、6bの位置関係の変更によって掃除漏れとなる床面Fが発生することを回避するための動作である。
また、それと同時に、右側の駆動輪6aを正方向に転動(前進方向に転動)し、左側の駆動輪6bを負方向に転動(後退方向に転動)することで、中央部2を反時計回りに180°信地回転する。この動作によって、図37における本体1の位置する場所と同じ場所で、回転ブラシ12a、12bを駆動輪6a、6bと比較して前側、つまり隅部Mから遠ざかる側に配置することができる。
また、壁面L沿いを更に移動した後に現れる次の隅部での掃除に、対応することができる。なお、外殻部3の回転と中央部2の信地回転は、同時でなくても構わないが、同時である方が回転ブラシ12a、12bと駆動輪6a、6bの位置関係の変更に要する時間を節約できるため好ましい。
例えば、外殻部3に塵埃吸込口を1つ備えたものでも、実施の形態1に係る自走式掃除機500と同様の効果を得られることは、言うまでもない。実施の形態1に係る自走式掃除機500のように、外殻部3に壁面と平行な側面を備えたり隅部の床面の壁面交差角度に応じた角部を備えたりすることで、壁際の床面又は隅部の床面に塵埃吸込口を近接することができるため、掃除漏れを更に少なくすることが可能となる。
また、実施の形態1に係る自走式掃除機500のように、長手方向が互いに異なる複数の塵埃吸込口を備えることで、複数箇所を同時に掃除することができるため、掃除効率を更に向上することが可能となる。
例えば、外殻部3を中央部2の周りを360°回転するものでも、実施の形態1に係る自走式掃除機500と同様の効果を得られることは、言うまでもない。実施の形態1に係る自走式掃除機500のように、外殻部3が回転する範囲を制限することで、集塵装置37の後方に蓄電池45等を設けることができ、自走式掃除機500を小型化することが可能となる。
例えば、中央部2を移動する駆動輪6a、6bとは別に、中央部2を信地回転する機構を備えたものでも、実施の形態1に係る自走式掃除機500と同様の効果を得られることは、言うまでもない。
実施の形態1に係る自走式掃除機500のように、中央部2の回転中心を通る直線上に2つの駆動輪6a、6bを備えたことで、中央部2を移動する機構と中央部2を信地回転する機構を兼用することができ、自走式掃除機500を小型化することが可能となる。
例えば、塵埃吸込口に何も備えなかったり、回転ブラシ12a、12bと塵埃受け16a、16bのどちらか一方だけを備えたり、他の部材を備えたものでも、実施の形態1と同様の効果を得られることは、言うまでもない。
実施の形態1に係る自走式掃除機500のように、塵埃吸込口に回転ブラシ12a、12bと塵埃受け16a、16bを備えることで、床面の塵埃、特に壁際の床面の塵埃を確実に掃除できるため、掃除漏れを更に少なくすることが可能となる。
また、実施の形態1に係る自走式掃除機500のように、塵埃吸込口に回転ブラシ12a、12bを備えることで、絨毯上も掃除することができ、掃除漏れを更に少なくすることが可能となる。
例えば、直角部4を固定したり、直角部4の底面を前方が高くなるように傾斜させたものでも、実施の形態1と同様の効果を得られることは、言うまでもない。
実施の形態1に係る自走式掃除機500のように、直角部4を上下移動することで、確実に凸状段差を乗り越えることが可能となる。また、実施の形態1に係る自走式掃除機500のように、直角部4を上下移動することで、絨毯上も掃除することができ、掃除漏れを更に少なくすることが可能となる。
また、従動輪10に代えて、摺動性の高いクッション部材を備えても良い。その場合には、本体1の前方が持ち上がった際に、クッション部材が床面Fに当接し、本体1の底面が損傷することが抑制される。
また、実施の形態1に係る自走式掃除機500は、駆動輪6a、6bの転動方向に対する塵埃吸込口の長手方向の角度が最適化されるように塵埃吸込口角度変更手段を制御する制御手段を備えることによって、床面の隅部等の狭い空間を掃除する際に本体1の移動方向の転換と前後進を繰り返す必要がなくなり、掃除効率を向上することができる。
以下に、実施の形態1に係る自走式掃除機の塵埃分離部371に捕集された塵埃を圧縮しながら集塵部372に移動する場合の動作を説明する。
図43〜図49は、実施の形態1に係る自走式掃除機500の、集塵装置37内での塵埃の状態を示す図である。
図43は、吸気口373から含塵空気を吸引している状態を示す。制御部(図示せず)は、送風機34を動作させる際には、集塵部372側に向かう状態で除塵体374を停止させる。含塵空気が吸引されると塵埃分離部吸入弁381が塵埃分離部371の内側に回動して風路を開く。空気は送風機34に吸引されて、塵埃分離フィルター40の下方に流れ、塵埃Dsは塵埃分離フィルター40に捕捉される。
塵埃分離部371内に流入した含塵空気は、塵埃分離部371の湾曲側面に沿って流れて塵埃は遠心力を受けるため、塵埃の一部は塵埃分離フィルター40に捕捉されず、塵埃の一部は集塵部372に捕集される。
除塵体374の回転によって塵埃分離フィルター40から掻き取られずに、塵埃分離部371内に塵埃が残った場合でも、除塵体374の回転が複数回繰り返されることで、掻き取り及び圧縮が確実化される。
例えば、実施の形態1に係る自走式掃除機500は、角度調節モーター57を回転させて、2つの平面、つまり右側面24aと左側面24bで形成される頂角の二等分線と駆動輪6a、6bの転動方向の相対角度を変更するものであるが、頂角の二等分線と転動方向が平行の状態で固定されても良い。
このような場合でも、制御部(図示せず)が図34及び図35に示されるように動作させることで、床面の隅部等の狭い空間に塵埃吸込口を到達させることができ、掃除漏れを少なくすることができる。また、前進と後退を繰り返すことで、間欠的に壁沿いを掃除することも可能である。
以下に、実施の形態2に係る自走式掃除機を説明する。
なお、実施の形態1に係る自走式掃除機と重複する説明については、適宜簡略化あるいは省略する。
以下に、実施の形態2に係る自走式掃除機の概略構造を説明する。
図50は、実施の形態2に係る自走式掃除機500の、平面図である。
図50に示されるように、自走式掃除機500の円弧部5の側面の右方近接センサー27cと右後方近接センサー28cは、図2に示される右方近接センサー27aと右後方近接センサー28aの位置とは異なる位置に配置されており、後述する塵埃吸引口開閉弁216に重ならない位置に配置される。
以下に、実施の形態2に係る自走式掃除機の集塵装置の構造を説明する。
図51は、実施の形態2に係る自走式掃除機500の、図50に記載されたBa−Bb線での断面図である。また、図52は、実施の形態2に係る自走式掃除機500の、図50に記載されたCa−Cb線での断面図である。また、図53は、実施の形態2に係る自走式掃除機500の、除塵体円板382の斜視図である。また、図54は、実施の形態2に係る自走式掃除機500の、集塵装置蓋38を開けた状態での除塵体383と移送体384の配置を示す平面図である。
塵埃分離フィルター402は、塵埃分離部371の底面部の略中央に配置され、円錐台形に構成される。塵埃分離フィルター402の湾曲側面部はナイロン等の樹脂繊維のメッシュによって構成され、表面に付着した塵埃は横方向から力を受けると容易に除去される。塵埃分離部371と集塵部372を覆う集塵装置蓋38は、ヒンジ部39を支点にして開閉可能に構成され、係止手段(図示せず)によって閉じた状態が保持される。
集塵装置37の開口部と送風機34の開口部は、シール部材42のV字を形成する異なる面にそれぞれ接する。このように構成されることで、集塵装置37と送風機34は、気密を確保した状態で水平方向に摺動可能である。
以下に、実施の形態2に係る自走式掃除機の塵埃分離部371に捕集された塵埃を圧縮しながら集塵部372及び拡張部389に移動する場合の動作を説明する。
図55〜図62は、実施の形態2に係る自走式掃除機500の、集塵装置37内での塵埃の状態を示す図である。
図55及び図56は、吸気口373から含塵空気を吸引している状態を示す。制御部(図示せず)は、送風機34を動作させる際には、除塵体円板382を停止させる。図55及び図56では、除塵体383が集塵部372側に向かう状態で停止しているが、送風機34の駆動時の除塵体383及び移送体384の停止位置は特に規定されない。
また、集塵部372の深さを浅くすることによって、自走式掃除機500の本体1の高さを低く抑えることができるとともに、集塵部372の外側に拡張部389を設けることによって、集塵容量を大きくすることができる。
なお、実施の形態2に係る自走式掃除機500は、塵埃分離フィルター402を円錐台形に構成しているが、円筒形状に構成しても良い。このように構成することによって、フィルター面積を広くして風路の圧力損失を低減することができる。
以下に、実施の形態3に係る自走式掃除機を説明する。
なお、実施の形態1及び実施の形態2に係る自走式掃除機と重複する説明については、適宜簡略化あるいは省略する。
以下に、実施の形態3に係る自走式掃除機と充電台とを含むシステムの構造を説明する。
図63は、実施の形態3に係る自走式掃除機500と充電台201とを含むシステムの、一部断面を含む平面図である。また、図64は、実施の形態3に係る自走式掃除機500と充電台201とを含むシステムの、図63に記載されたCa−Cb線での断面図である。また、図65は、実施の形態3に係る自走式掃除機500と充電台201とを含むシステムの、一部断面を含む平面図である。また、図66は、実施の形態3に係る自走式掃除機500と充電台201とを含むシステムの、図65に記載されたCa−Cb線での断面図である。
充電台201は、本体1の受電側充電端子200を介して、本体1の蓄電池45に電力を供給するL字型の充電台である。充電台201は、受電側充電端子200に接続して電力を供給する一対の給電側充電端子202と、交流電流から直流電流を発生して、給電側充電端子202に給電する電源部203と、受電側充電端子200と給電側充電端子202の接続を検知して、電源部203を動作させる充電台制御部204を有する。
以下に、実施の形態3に係る自走式掃除機と充電台とを含むシステムの動作を説明する。
自走式掃除機500の本体1内の制御部(図示せず)は、掃除動作中に集塵装置37内の塵埃が予め設定された基準量以上蓄積されたことを検知すると、掃除動作を終了して蓄電池45の充電を行うために、充電台201の位置に移動する。集塵装置37内の塵埃の量を検知する手段として、除塵体回転モーター379の負荷の変化を電流量によって計測する手段が設けられてもよく、また、塵埃分離部371、あるいは集塵部372の一部が赤外線を透過する材料で構成され、透過型赤外線センサーによって塵埃の有無を検知する手段が設けられてもよい。
以下に、実施の形態4に係る自走式掃除機を説明する。
なお、実施の形態1〜実施の形態3に係る自走式掃除機と重複する説明については、適宜簡略化あるいは省略する。
以下に、実施の形態4に係る自走式掃除機の集塵装置の構造を説明する。
図67は、実施の形態4に係る自走式掃除機500の、集塵装置カバー33を取り外した状態での平面図である。
図67に示されるように、集塵装置蓋38の上部に、塵埃分離部371内の除塵体374を回転させるための除塵体回転ノブ390が設けられる。除塵体回転ノブ390は手動で回転させることを容易にするために、外周部に凹凸を有する。
Claims (24)
- 内面の一部に第1開口が形成され、吸気口から吸引されて流入する含塵空気を塵埃と清浄空気に分離し、清浄空気をフィルタで覆われた第2開口から排出する塵埃分離部と、
前記第1開口に連通し、内側に塵埃を蓄積する集塵部と、
回転中心軸が前記塵埃分離部に設けられ、回転動作によって、前記フィルタに付着する塵埃を除去するとともに、除去した塵埃を前記集塵部に前記第1開口を介して移動させる板状の除塵体と、
前記除塵体が回転する領域において前記吸気口と前記集塵部との間に設けられ、前記除塵体が前記フィルタから引き剥がした塵埃を前記集塵部に留める塵埃移送板と、を有し、
前記除塵体は、前記回転動作によって、前記吸気口から前記第1開口に到達すると、該除塵体の一部が前記集塵部に入り、前記塵埃移送板と干渉すると屈曲しながら回転し、該塵埃移送板と干渉しなくなると元の形状に戻る構成である、
ことを特徴とする集塵装置。 - 内面の一部に第1開口が形成され、吸気口から吸引されて流入する含塵空気を塵埃と清浄空気に分離し、清浄空気をフィルタで覆われた第2開口から排出する塵埃分離部と、
前記第1開口に連通し、内側に塵埃を蓄積する集塵部と、
回転中心軸が前記塵埃分離部に設けられ、回転動作によって、前記フィルタに付着する塵埃を除去するとともに、除去した塵埃を前記集塵部に前記第1開口を介して移動させる板状の除塵体と、
回転中心軸が前記塵埃分離部に設けられ、前記除塵体が前記フィルタから引き剥がした塵埃を前記回転動作によって前記第1開口を介して前記集塵部に移送する板状の移送体と、を有し、
前記移送体は、前記回転動作によって、前記吸気口から前記第1開口に到達すると、該移送体の一部が前記集塵部に入り、前記第1開口から離れると、前記塵埃分離部に戻る構成である、
ことを特徴とする集塵装置。 - 前記フィルタは、円筒状又は円錐台状であり、前記除塵体の内側に同軸で設けられ、前記フィルタの中心軸が前記除塵体の回転中心と同軸である、
ことを特徴とする請求項2に記載の集塵装置。 - 前記塵埃分離部には、該塵埃分離部の内側に向かって突出し、前記第1開口に向かって延びる少なくとも1つのリブが形成された、
ことを特徴とする請求項3に記載の集塵装置。 - 前記除塵体の回転の軸方向における前記塵埃分離部と前記除塵体との間に、含塵空気を旋回させるための隙間が形成された、
ことを特徴とする請求項3または4に記載の集塵装置。 - 前記塵埃分離部の内面の一部に、前記吸気口に連通する第3開口が形成され、
含塵空気を吸引している時に前記第3開口を開き、前記除塵体が回転している時に前記第3開口を閉じる第1弁を備えた、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の集塵装置。 - 前記第1開口は、前記除塵体の回転の軸を中心として、前記吸気口から前記除塵体の回転の方向に180°以上離れた位置に形成された、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の集塵装置。 - 前記第1開口は、前記除塵体の回転の軸を中心として、前記吸気口から前記除塵体の回転の方向に270°離れた位置に形成された、
ことを特徴とする請求項7に記載の集塵装置。 - 前記除塵体の回転の軸方向における前記集塵部の寸法が、前記塵埃分離部の寸法と比較して小さい、
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の集塵装置。 - 前記塵埃分離部の外側から内側に嵌挿され、前記塵埃分離部の外側の動力を前記除塵体に伝達する回転軸を備えた、
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の集塵装置。 - 前記回転軸は、前記塵埃分離部の外側で回転板に連結された、
ことを特徴とする請求項10に記載の集塵装置。 - 前記回転板は、円板状であり、前記回転板の円周部に作用する動力によって回転する、
ことを特徴とする請求項11に記載の集塵装置。 - 請求項1〜12のいずれか一項に記載の集塵装置と、
前記集塵装置の下流側に設けられ、前記塵埃分離部に含塵空気を流入させる第1電動送風機と、
を備えたことを特徴とする電気掃除機。 - 請求項12に記載の集塵装置と、
前記塵埃分離部に含塵空気を流入させる第1電動送風機と、
前記回転板の円周部に回転力を伝達する電動回転機と、
前記第1電動送風機及び前記電動回転機の動作を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記第1電動送風機の停止後に前記電動回転機を回転させる、
ことを特徴とする電気掃除機。 - 前記塵埃分離部又は前記集塵部に蓄積した塵埃の量を検出する塵埃検知手段を備え、
前記制御部は、塵埃の量が予め設定された基準値に達している場合に、前記除塵体を回転させる、
ことを特徴とする請求項14に記載の電気掃除機。 - 前記塵埃検知手段は、前記電動回転機の負荷電流を検知する、
ことを特徴とする請求項15に記載の電気掃除機。 - 前記制御部は、塵埃の量が予め設定された基準値に達している場合に、前記電動回転機の回転を停止するとともに、報知手段に報知動作を行わせる、
ことを特徴とする請求項15または16に記載の電気掃除機。 - 請求項1〜12のいずれか一項に記載の集塵装置と、
前記塵埃分離部に含塵空気を流入させる第1電動送風機と、
本体と、
前記本体を移動させる駆動輪と、
前記本体に設けられ、前記駆動輪に回転力を伝達する駆動輪駆動部と、
前記本体に設けられ、近接する壁や障害物を検知する近接センサーと、
前記本体に設けられ、搭載された電気部品に電力を供給する蓄電池と、
前記本体の外面に設けられ、給電側充電端子に接続されて電力の供給を受ける受電側充電端子と、
を備えたことを特徴とする自走式掃除機。 - 前記本体の側面に平面部が形成され、
前記本体の底面の前記平面部に沿う領域に設けられた塵埃吸引部と、
前記平面部に対する前記駆動輪の転動方向を変更する転動方向切替機構と、
前記転動方向切替機構を駆動させて前記駆動輪の転動方向と前記平面部とを平行にする制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項18に記載の自走式掃除機。 - 前記駆動輪は、複数であり、
前記集塵部は、複数の前記駆動輪のうちの少なくとも一部の上方に設けられた、
ことを特徴とする請求項18または19に記載の自走式掃除機。 - 前記集塵部は、前記塵埃分離部に連通しない側に、底面に向かって広がる拡張部を有し、
前記駆動輪は、前記集塵部と干渉しない、
ことを特徴とする請求項18〜20のいずれか一項に記載の自走式掃除機。 - 内面の一部に第1開口が形成され、吸気口から吸引されて流入する含塵空気を塵埃と清浄空気に分離し、清浄空気をフィルタで覆われた第2開口から排出する塵埃分離部と、前記第1開口に連通し、内側に塵埃を蓄積する集塵部と、前記塵埃分離部の内側に設けられ、回転動作によって、前記フィルタに付着する塵埃を除去するとともに、除去した塵埃を前記集塵部に前記第1開口を介して移動させる除塵体とを備えた集塵装置と、
前記塵埃分離部に含塵空気を流入させる第1電動送風機と、
本体と、
前記本体を移動させる駆動輪と、
前記本体に設けられ、前記駆動輪に回転力を伝達する駆動輪駆動部と、
前記本体に設けられ、近接する壁や障害物を検知する近接センサーと、
前記本体に設けられ、搭載された電気部品に電力を供給する蓄電池と、
前記本体の外面に設けられ、給電側充電端子に接続されて電力の供給を受ける受電側充電端子と、
を備え、
前記集塵部は、前記塵埃分離部に連通しない側に、底面に向かって広がる拡張部を有し、
前記駆動輪は、前記集塵部と干渉しない、
ことを特徴とする自走式掃除機。 - 請求項18〜22のいずれか一項に記載された自走式掃除機と、
前記給電側充電端子を有する充電台と、
を備え、
前記本体の外面には、前記集塵部に連通し、第2弁によって閉塞された第4開口が形成され、
前記充電台は、前記給電側充電端子と前記受電側充電端子とが接続されたときに、前記第2弁を開いて、前記集塵部に蓄積された塵埃を吸引する、
ことを特徴とする自走式掃除機と充電台とを含むシステム。 - 前記充電台は、流入する含塵空気から塵埃を分離して蓄積する第2集塵装置と、前記第2集塵装置の下流側に設けられ、前記第2集塵装置に含塵空気を流入させる第2電動送風機と、を有する
ことを特徴とする請求項23に記載の自走式掃除機と充電台とを含むシステム。
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