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JP6116860B2 - 筆記具 - Google Patents

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JP6116860B2 JP2012242013A JP2012242013A JP6116860B2 JP 6116860 B2 JP6116860 B2 JP 6116860B2 JP 2012242013 A JP2012242013 A JP 2012242013A JP 2012242013 A JP2012242013 A JP 2012242013A JP 6116860 B2 JP6116860 B2 JP 6116860B2
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Description

本発明は、軸筒の後端に天冠が装着された筆記具に関する。
従来、筆記具の軸筒の後端の開口部を閉塞する目的で、天冠と称される部材がその開口部に装着されることがよく行われている。このような天冠にはしばしば、クリップのような外部に露出する構造物が一体に形成される(特許文献1及び2参照)。
また、このような天冠を内容物の送出機構あるいは繰出機構の後端部分を形成するものとする技術も開示されている(特許文献3及び4参照)。
特開2012−152910号公報 特開2012−192730号公報 特開2012−157611号公報 特開2011−72488号公報
上述のような筆記具の天冠の内面側(すなわち、筆記先端側を向く面)の軸心にネジ孔を設けて、このネジ孔に、筆記具の機構部分を支持する部材(たとえば、「芯金」などと称される部材)を螺着することも行われている。このような場合、このような芯金を天冠のみで固定し、軸筒内部には他に特にこれを固定する構造を設けないようにしようとすると、芯金の先端側の揺れや振動に伴い、支持部材である天冠が後軸に対してがたつきやすくなる。このようながたつきにより天冠が後軸から外れたりすることがある。
このようながたつきを押さえるためには、天冠を後軸に対してリジッドに止める必要がある。そのためにはこれらを接着剤で固定するのも一つの方法である。しかし、後軸や天冠の材質によっては接着剤を適用しにくい場合もある。また、製造工程上の要請あるいは設計上の要請から、接着剤を使用したくない場合もある。
さらに、このような天冠が、後軸の後端を被覆するようにして装着されるような場合の固定方法の一つとして、その後軸の後端部分に突起あるいは突条のようなアンダーカット部分を設け、これを天冠の内面と嵌合させることも考えられる。しかしこの方法では金型成形上の制約からアンダーカット部分をあまり大きくすることができないため、天冠との嵌合力をあまり強くすることができない。これにより、嵌合した天冠を強く引っ張ると抜けてしまう、という問題点も想定される。
以上の問題点に鑑み、本発明は、天冠を後軸に装着するに際して、特にそのような天冠が内部の機構部分を支持するような場合に、天冠が後軸に対してがたついたりぐらついたりしないような天冠の固定構造を提供することを課題とする。
上記の課題に鑑み、本発明は、軸筒20の後端に外径を減じた縮径部21bが形成され、この縮径部21bの外側面を被覆するように射出成形体である天冠25が装着された筆記具10であって、
前記縮径部21bには、前記外周面に等配される複数の収容溝21dが設けられ、
前記縮径部21bの外側面を被覆する面である前記天冠25の内側面に、前記複数の収容溝21dの各々に対応する複数の内方突起25cが設けられ、
前記複数の内方突起25cのうちの1つから、所定の幅をもって対向して突出する1対の位置決め突起25aが軸心方向へ突出して形成され、
前記複数の収容溝21dのうちの1つにおいて、前記位置決め突起25aに対応する位置決め切欠21cが設けられるとともに、
前記位置決め突起25aは、その前記所定の幅を撓めた状態で前記位置決め切欠21cに挿入されていることを特徴とする。
すなわち、天冠25の内側面に一対の位置決め突起25aが設けられる。一方、この天冠25が装着される軸筒20の後端には、この位置決め突起25aに対応した切欠である位置決め切欠21cが設けられる。
これら位置決め突起25aの幅は、これが挿入される位置決め切欠21cの幅よりやや広く形成されていることで、これらが挿入される際、互いに近接するようにこれらが内方に撓められることになる。このように位置決め突起25aは内方に撓められた状態で位置決め切欠21cに挿入されることで、位置決め突起25aがその外方に復元しようとする力が位置決め切欠21cの両縁にかかる。この力によって天冠25が軸筒20に対してがたつくことが抑えられることとなっている。
なお、上記の天冠25の構造は、特に、前記軸筒20の内部に収納される機構部分がネジ止めされて支持されるような場合に適している。
本発明は、上述のように構成されており、位置決め突起間に間隙があるため、これらを撓めるようにして圧入されるように位置決め切欠に挿入されると、元に戻ろうとする力が位置決め切欠を押し拡げる方向に押さえつけることになる。その結果、天冠が後軸に対してがたつくことが抑えられる。
本発明の実施の形態に係る筆記具を(A)正面図及び(B)側面図で示す。 本発明の実施の形態に係るスライド式複式筆記具を側面断面図で示す。 天冠が装着される軸筒の後端部分を拡大して正面図で示す。 天冠の内側面を後方斜視図で示す。 天冠の内側面を底面図で示す。 天冠の軸筒への装着前の状態を斜視図で示す。なお、天冠の一部を切り欠いて示している。 天冠の軸筒への装着後の状態を斜視図で示す。なお、天冠の一部を切り欠いて示している。
以下、本発明の1の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
本実施の形態に係る筆記具10は、図1に示すように、スライド式複式筆記具として構成されている。
この筆記具10の最外部を構成する軸筒20は、後端側を構成する後軸21と、この後軸21の先端側を被覆する中軸23と、この後軸21の先端側に装着される先軸22とで構成されている。この先軸22は、後軸21の先端内側に挿入される中ネジ管24を介してこの中ネジ管24の先端に螺着されている(図2参照)。
後軸21の後端には、図1に示すように、天冠25が装着される。また、後軸21の後端側外周には、軸方向に沿ったスライド溝21a(図1(B)参照)が3本、周方向に等配されている(図1(A)参照)。これらスライド溝21aの各々に対し、ノック棒40が配設されている。ノック棒40の後端からはノック突起41がスライド溝21aから外方へ突出している。そして、正面位置のノック突起41にはクリップ43が装着されている。さらにこのクリップ43の後端には装飾部材44が嵌め込まれている。
軸筒20の内部には、図2に示すように、リフィル30として、1本のシャープペンシルユニット31と、2本のボールペンリフィル32とが収納されている。シャープペンシルユニット31は、リフィル管50の先端に外挿されて装着されている。一方、ボールペンリフィル32は、リフィル管50の先端に挿入されている。リフィル管50の後端側には、リフィル30の後方への復帰に寄与するスプリング52が外挿されている。さらに、リフィル管50の後端には、リフィル尾栓51が装着されている。リフィル尾栓51の後端部分の径はリフィル管50の外径より大きくなっており、この部分によってスプリング52の後端が支持されている。これら都合3本のリフィル管50は、後筒の内部に装着されるガイドスペーサ26に設けられるガイド孔26aによって前後の移動が誘導されている。
また、天冠25の先端側には芯金27が螺着されている。この芯金27の外周には回転カム機構28が備えられている。この回転カム機構28は、リフィル30の筆記位置での保持及びこの筆記位置からの後方への復帰に関与するものである。
ノック棒40の先端は、リフィル尾栓51の後端に接するものの、これとは分離している。すなわち、ノック棒40はリフィル尾栓51とは機械的な接続はされていない。また、ノック棒40の先端には、リフィル30の前後方向に直交する緩衝孔42が形成されている。
このノック棒40のノック突起41をスライド溝21aに沿って前方へスライドさせると、ノック棒40の先端がリフィル尾栓51を押圧し、これによりリフィル管50はスプリング52を収縮させつつガイド孔26aに沿って前方へ移動し、該当する筆記先端33が先軸22先端の開口部22aから突出する。そして、ノック棒40の一部が回転カム機構28と係合することで、筆記先端33が筆記位置に保持されることになる。
そして、この筆記位置から、そのノック棒40をさらに前方へスライドさせると、回転カム機構28との係合が解除される。そしてスプリング52の復元力によりリフィル尾栓51が後方へ移動し、それに伴いリフィル30全体も後方へ移動し、該当する筆記先端33は開口部22aの内部へ没入する。このとき、リフィル尾栓51によりノック棒40は後方へ押しやられることになる。しかし、リフィル尾栓51とノック棒40とは分離しているため、ノック棒40が元の位置に復帰する際の衝撃は、リフィル尾栓51には直接伝わらない。なお、この際の衝撃は、ノック棒40先端の緩衝孔42によって幾分緩衝される。
図3は、天冠25が装着される軸筒20の後端部分を拡大して示すものである。天冠25は上述のとおり、軸筒20を構成する後軸21の後端の、外径を減じて形成されている縮径部21bを被覆するようにして装着される。この縮径部21bの一箇所には切欠が設けられており、これを位置決め切欠21cと称する。
図4及び図5は、天冠25の内側面をそれぞれ後方斜視図及び底面図で示すものである。
天冠25の内側面のうち、位置決め切欠21cに対応する位置からは、内方に、一対の位置決め突起25aが突出している。この位置決め突起25aの間に間隙が設けられているのは、この部分が空間ではなく実質になっていて厚みを設けてしまうと射出成形時にこの厚み部分に樹脂が十分に充填されない(いわゆる、「ヒケ」という現象)という事態が起こりやすいため、これを回避することを目的としている。この位置決め突起25aの最外部の幅(図5中の「W1」)は、前記位置決め切欠21cの幅(図3中の「W2」)よりやや広く形成されている。また、天冠25の軸心部分には、前記芯金27の後端が螺合されるための雌ネジが切られているネジ孔25bが形成されている。なお、天冠25の内側面ににおいて位置決め切欠21cのある位置を含む3箇所には、内方にやや突出する内方突起25cが等間隔に設けられている。これは、天冠25の外周面に滑り止めないし装飾目的で設けられている外周溝25d(図1、図3、図4参照)を設けるための射出成形時の「ヒケ」を防止するとともに、縮径部21の外周を3方向から押し付けて天冠25の嵌合力を高めるための設計である。これらの内方突起25cは、同様に縮径部21の外周面に等配されている収容溝21d(図6参照)と対応してこれに収容されることになる。
この天冠25を軸筒20に装着する際には、図7に示すように、後軸21の縮径部21bにこれを被覆するようにして装着する。この際、上述のように、位置決め突起25aの幅W1は位置決め切欠21cの幅W2より大きいため、この幅W1を狭めて位置決め突起25aを内方に撓めるようにして挿入することになる。このようにして挿入することで、位置決め突起25aが外方に復元しようとする力が位置決め切欠21cの両縁にかかることになる。この力によって天冠25は軸筒20に対して確実に固定されることになる。さらに、ネジ孔25bに芯金27が螺着され、ノック操作の際にこの芯金27に振動などが加えられる場合にも、位置決め突起25aの復元力による天冠25の確実な固定により、軸筒20に対するがたつきが抑えられることとなっている。
本発明は、軸筒の後端に天冠を装着される筆記具に利用可能である。
10 筆記具
20 軸筒 21 後軸 21a スライド溝
21b 縮径部 21c 位置決め切欠 21d 収容溝
22 先軸 22a 開口部 23 中軸
24 中ネジ管 25 天冠 25a 位置決め突起
25b ネジ孔 25c 内方突起 25d 外周溝
26 ガイドスペーサ 26a ガイド孔
27 芯金 28 回転カム機構
30 リフィル 31 シャープペンシルユニット
32 ボールペンリフィル 33 筆記先端
40 ノック棒 41 ノック突起 42 緩衝孔
43 クリップ 44 装飾部材
50 リフィル管 51 リフィル尾栓 52 スプリング

Claims (2)

  1. 軸筒の後端に外径を減じた縮径部が形成され、この縮径部の外側面を被覆するように射出成形体である天冠が装着された筆記具であって、
    前記縮径部には、前記外周面に等配される複数の収容溝が設けられ、
    前記縮径部の外側面を被覆する面である前記天冠の内側面に、前記複数の収容溝の各々に対応する複数の内方突起が設けられ、
    前記複数の内方突起のうちの1つから、所定の幅をもって対向して突出する1対の位置決め突起が軸心方向へ突出して形成され、
    前記複数の収容溝のうちの1つにおいて、前記位置決め突起に対応する位置決め切欠が設けられるとともに、
    前記位置決め突起は、その前記所定の幅を撓めた状態で前記位置決め切欠に挿入されていることを特徴とする筆記具。
  2. 前記天冠には、前記軸筒の内部に収納される機構部分がネジ止めされて支持されることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
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