JP6116860B2 - 筆記具 - Google Patents
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Description
また、このような天冠を内容物の送出機構あるいは繰出機構の後端部分を形成するものとする技術も開示されている(特許文献3及び4参照)。
このようながたつきを押さえるためには、天冠を後軸に対してリジッドに止める必要がある。そのためにはこれらを接着剤で固定するのも一つの方法である。しかし、後軸や天冠の材質によっては接着剤を適用しにくい場合もある。また、製造工程上の要請あるいは設計上の要請から、接着剤を使用したくない場合もある。
以上の問題点に鑑み、本発明は、天冠を後軸に装着するに際して、特にそのような天冠が内部の機構部分を支持するような場合に、天冠が後軸に対してがたついたりぐらついたりしないような天冠の固定構造を提供することを課題とする。
前記縮径部21bには、前記外周面に等配される複数の収容溝21dが設けられ、
前記縮径部21bの外側面を被覆する面である前記天冠25の内側面に、前記複数の収容溝21dの各々に対応する複数の内方突起25cが設けられ、
前記複数の内方突起25cのうちの1つから、所定の幅をもって対向して突出する1対の位置決め突起25aが軸心方向へ突出して形成され、
前記複数の収容溝21dのうちの1つにおいて、前記位置決め突起25aに対応する位置決め切欠21cが設けられるとともに、
前記位置決め突起25aは、その前記所定の幅を撓めた状態で前記位置決め切欠21cに挿入されていることを特徴とする。
すなわち、天冠25の内側面に一対の位置決め突起25aが設けられる。一方、この天冠25が装着される軸筒20の後端には、この位置決め突起25aに対応した切欠である位置決め切欠21cが設けられる。
なお、上記の天冠25の構造は、特に、前記軸筒20の内部に収納される機構部分がネジ止めされて支持されるような場合に適している。
本実施の形態に係る筆記具10は、図1に示すように、スライド式複式筆記具として構成されている。
この筆記具10の最外部を構成する軸筒20は、後端側を構成する後軸21と、この後軸21の先端側を被覆する中軸23と、この後軸21の先端側に装着される先軸22とで構成されている。この先軸22は、後軸21の先端内側に挿入される中ネジ管24を介してこの中ネジ管24の先端に螺着されている(図2参照)。
後軸21の後端には、図1に示すように、天冠25が装着される。また、後軸21の後端側外周には、軸方向に沿ったスライド溝21a(図1(B)参照)が3本、周方向に等配されている(図1(A)参照)。これらスライド溝21aの各々に対し、ノック棒40が配設されている。ノック棒40の後端からはノック突起41がスライド溝21aから外方へ突出している。そして、正面位置のノック突起41にはクリップ43が装着されている。さらにこのクリップ43の後端には装飾部材44が嵌め込まれている。
ノック棒40の先端は、リフィル尾栓51の後端に接するものの、これとは分離している。すなわち、ノック棒40はリフィル尾栓51とは機械的な接続はされていない。また、ノック棒40の先端には、リフィル30の前後方向に直交する緩衝孔42が形成されている。
このノック棒40のノック突起41をスライド溝21aに沿って前方へスライドさせると、ノック棒40の先端がリフィル尾栓51を押圧し、これによりリフィル管50はスプリング52を収縮させつつガイド孔26aに沿って前方へ移動し、該当する筆記先端33が先軸22先端の開口部22aから突出する。そして、ノック棒40の一部が回転カム機構28と係合することで、筆記先端33が筆記位置に保持されることになる。
図3は、天冠25が装着される軸筒20の後端部分を拡大して示すものである。天冠25は上述のとおり、軸筒20を構成する後軸21の後端の、外径を減じて形成されている縮径部21bを被覆するようにして装着される。この縮径部21bの一箇所には切欠が設けられており、これを位置決め切欠21cと称する。
天冠25の内側面のうち、位置決め切欠21cに対応する位置からは、内方に、一対の位置決め突起25aが突出している。この位置決め突起25aの間に間隙が設けられているのは、この部分が空間ではなく実質になっていて厚みを設けてしまうと射出成形時にこの厚み部分に樹脂が十分に充填されない(いわゆる、「ヒケ」という現象)という事態が起こりやすいため、これを回避することを目的としている。この位置決め突起25aの最外部の幅(図5中の「W1」)は、前記位置決め切欠21cの幅(図3中の「W2」)よりやや広く形成されている。また、天冠25の軸心部分には、前記芯金27の後端が螺合されるための雌ネジが切られているネジ孔25bが形成されている。なお、天冠25の内側面ににおいて位置決め切欠21cのある位置を含む3箇所には、内方にやや突出する内方突起25cが等間隔に設けられている。これは、天冠25の外周面に滑り止めないし装飾目的で設けられている外周溝25d(図1、図3、図4参照)を設けるための射出成形時の「ヒケ」を防止するとともに、縮径部21の外周を3方向から押し付けて天冠25の嵌合力を高めるための設計である。これらの内方突起25cは、同様に縮径部21の外周面に等配されている収容溝21d(図6参照)と対応してこれに収容されることになる。
20 軸筒 21 後軸 21a スライド溝
21b 縮径部 21c 位置決め切欠 21d 収容溝
22 先軸 22a 開口部 23 中軸
24 中ネジ管 25 天冠 25a 位置決め突起
25b ネジ孔 25c 内方突起 25d 外周溝
26 ガイドスペーサ 26a ガイド孔
27 芯金 28 回転カム機構
30 リフィル 31 シャープペンシルユニット
32 ボールペンリフィル 33 筆記先端
40 ノック棒 41 ノック突起 42 緩衝孔
43 クリップ 44 装飾部材
50 リフィル管 51 リフィル尾栓 52 スプリング
Claims (2)
- 軸筒の後端に外径を減じた縮径部が形成され、この縮径部の外側面を被覆するように射出成形体である天冠が装着された筆記具であって、
前記縮径部には、前記外周面に等配される複数の収容溝が設けられ、
前記縮径部の外側面を被覆する面である前記天冠の内側面に、前記複数の収容溝の各々に対応する複数の内方突起が設けられ、
前記複数の内方突起のうちの1つから、所定の幅をもって対向して突出する1対の位置決め突起が軸心方向へ突出して形成され、
前記複数の収容溝のうちの1つにおいて、前記位置決め突起に対応する位置決め切欠が設けられるとともに、
前記位置決め突起は、その前記所定の幅を撓めた状態で前記位置決め切欠に挿入されていることを特徴とする筆記具。 - 前記天冠には、前記軸筒の内部に収納される機構部分がネジ止めされて支持されることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
Priority Applications (1)
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JP2012242013A JP6116860B2 (ja) | 2012-11-01 | 2012-11-01 | 筆記具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012242013A JP6116860B2 (ja) | 2012-11-01 | 2012-11-01 | 筆記具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2014091239A JP2014091239A (ja) | 2014-05-19 |
JP6116860B2 true JP6116860B2 (ja) | 2017-04-19 |
Family
ID=50935686
Family Applications (1)
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JP2012242013A Active JP6116860B2 (ja) | 2012-11-01 | 2012-11-01 | 筆記具 |
Country Status (1)
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2012
- 2012-11-01 JP JP2012242013A patent/JP6116860B2/ja active Active
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