JP6111050B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents
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Description
また、本発明は、前記目的を達成するために、車室内に供給する空気を流出させるための開口が形成されたケースと、開口内を移動させることによって開口を開閉するダンパと、を備えた車両用空気調和装置であって、ダンパには、開口を閉鎖した場合にケースに当接する端部のうち、開口を開閉する方向に延びる端部を、開口の閉鎖方向側の端部に向かってダンパの移動方向と直交する方向の中央部側に斜めに延びる傾斜面とし、ケースには、傾斜面と平行を成すように形成され、ダンパによって開口を閉鎖した状態でダンパの傾斜面が当接することで、開口におけるダンパの開閉方向に延びる端部とケースとの隙間を閉塞する当接面が設けられ、ケースには、開口として、センターベント吹出口に連通するセンターベント開口と、センターベント開口に隣接するように配置され、サイドベント吹出口に連通するサイドベント開口と、が設けられ、ダンパは、センターベント開口を開閉するセンターベント部と、サイドベント開口の一部を開閉するサイドベント部と、を有し、ダンパのセンターベント部とサイドベント部との間には、ケースのセンターベント開口とサイドベント開口との間に向かって突出し、センターベント開口およびサイドベント開口の閉鎖方向側の端部に向かってダンパの移動方向と直交する方向の中央部側に斜めに延びるリブが設けられ、ケースのセンターベント開口とサイドベント開口との間には、ダンパによってセンターベント開口を閉鎖した状態でリブのダンパの移動方向と直交する方向の外側の面が当接することで、センターベント開口を閉鎖した状態におけるケース内でのセンターベント開口とサイドベント開口との連通を規制するリブ当接面が形成されている。
車両用空気調和装置は、これらの複数の吹出口2,3,4,5の少なくとも1つから冷却または加熱した空気を車室内に吹出すことによって車室内の空気の温度および湿度の調整や、ガラスの曇りの除去を行うものである。
ベントモードでは、図8に示すように、第1ダンパ250によってセンターベント開口212およびサイドベント開口213の前側を開放し、第2ダンパ260によってサイドベント開口213の後側を開放すると共にフット開口215に連通する通風路215aを閉鎖し、第3ダンパ270によってデフロスタ開口214を閉鎖する。
これにより、流入空気通風路216を流通して冷却用熱交換器220を通過した空気は、流出空気通風路217を流通してセンターベント開口212およびサイドベント開口213から流出し、センターベント吹出口2およびサイドベント吹出口3から車室内に吹出される。
フットモードでは、図9に示すように、第1ダンパ250によってセンターベント開口212およびサイドベント開口213の前側を閉鎖し、第2ダンパ260によってサイドベント開口213の後側を閉鎖すると共にフット開口215に連通する通風路215aを開放し、第3ダンパ270によってデフロスタ開口214を閉鎖する。
これにより、流入空気通風路216を流通して冷却用熱交換器220を通過した空気は、流出空気通風路217を流通してフット開口215から流出し、フット吹出口4から車室内に吹出される。
バイレベルモードでは、図10に示すように、第1ダンパ250によってセンターベント開口212の一部およびサイドベント開口213の前側の一部を開放し、第2ダンパ260によってサイドベント開口213の後側を開放すると共にフット開口215に連通する通風路215aを開放し、第3ダンパ270によってデフロスタ開口214を閉鎖する。
これにより、流入空気通風路216を流通して冷却用熱交換器220を通過した空気は、流出空気通風路217を流通してセンターベント開口212、サイドベント開口213およびフット開口215から流出し、センターベント吹出口2、サイドベント吹出口3およびフット吹出口4から車室内に吹出される。
デフロスタモードでは、図11に示すように、第1ダンパ250によってセンターベント開口212およびサイドベント開口213の前側を閉鎖し、第2ダンパ260によってサイドベント開口213の後側を開放すると共にフット開口215に連通する通風路215aを閉鎖し、第3ダンパ270によってデフロスタ開口214を開放する。
これにより、流入空気通風路216を流通して冷却用熱交換器220を通過した空気は、流出空気通風路217を流通してサイドベント開口213およびデフロスタ開口214から流出し、サイドベント吹出口3およびデフロスタ吹出口5から車室内に吹出される。
デフフットモードでは、図12に示すように、第1ダンパ250によってセンターベント開口212およびサイドベント開口213の前側を閉鎖し、第2ダンパによってサイドベント開口213の後側を開放すると共にフット開口215に連通する通風路215aを開放し、第3ダンパ270によってデフロスタ開口214を開放する。
これにより、流入空気通風路216を流通して冷却用熱交換器220を通過した空気は、流出空気通風路217を流通してサイドベント開口213、デフロスタ開口214およびフット開口215から流出し、サイドベント吹出口3、フット吹出口4およびデフロスタ吹出口5から車室内に吹出される。
これにより、第1ダンパ250の動作時において、第1ダンパ250の傾斜面251c,251dに設けられたシール部材254を、当接面212a,213aから離した状態とすることができるので、シール部材254と当接面212a,213aとの間の摩擦抵抗を低減し、第1ダンパ250の開閉動作に必要な操作力を小さくすることができる。また、第1ダンパ250の動作時において、シール部材254を当接面212a,213aから離した状態とすることができるので、シール部材254の劣化を抑制することができる。
これにより、ダンパ本体251のフランジ251eと当接面212bとの面接触によってダンパ本体251の前側とケース210との隙間を閉塞することができるので、第1ダンパ250によって確実にサイドベント開口213の前側およびセンターベント開口212を閉鎖することが可能となる。
これにより、フランジ251eの幅方向両端側を、ケース210の他の部分よりも外側に張り出す加熱空気バイパス通風路218aに配置させることができるので、外径寸法を大きくすることなくサイドベント開口213およびセンターベント開口212の必要な幅方向寸法とすることが可能となる。また、フランジ251eの幅方向両端側の移動スペースを、加熱空気バイパス通風路218aとしたので、別途フランジ251eの幅方向両側の移動スペースを確保する必要がなく、ケースの小型化を図ることが可能となる。
これにより、第1ダンパ250の支軸253を回転させることによってサイドベント開口213の前側およびセンターベント開口212の開閉が可能となることから、複雑な機構を要することなく簡単な機構を用いることができ、製造コストの低減を図ることが可能となる。
これにより、第1ダンパ250の動作時において、リブ251fに設けられたシール部材256を、当接面212cから離した状態とすることができるので、シール部材256と当接面212cとの間の摩擦抵抗を低減し、第1ダンパ250の開閉動作に必要な操作力を小さくすることができる。また、第1ダンパ250の動作時において、シール部材256を当接面212cから離した状態とすることができるので、シール部材256の劣化を抑制することができる。
これにより、第1ダンパ250および第2ダンパ260によってサイドベント開口213を全開の状態から全閉の状態まで開度を調整することができるので、各サイドベント吹出口3に開閉ダンパを取り付ける必要がなく、製造コストの低減を図ることが可能となる。
Claims (4)
- 車室内に供給する空気を流出させるための開口が形成されたケースと、開口内を移動させることによって開口を開閉するダンパと、を備えた車両用空気調和装置であって、
ダンパには、開口を閉鎖した場合にケースに当接する端部のうち、開口を開閉する方向に延びる端部を、開口の閉鎖方向側の端部に向かってダンパの移動方向と直交する方向の中央部側に斜めに延びる傾斜面とし、
ケースには、傾斜面と平行を成すように形成され、ダンパによって開口を閉鎖した状態でダンパの傾斜面が当接することで、開口におけるダンパの開閉方向に延びる端部とケースとの隙間を閉塞する当接面が設けられ、
ダンパの開口の開放方向側の端部には、開口側の面から延出すると共にダンパの移動方向と直交する方向の外側に延びるフランジが設けられ、
ケースには、フランジと平行を成すように形成され、ダンパによって開口を閉鎖した状態でダンパのフランジが当接することで、開口とダンパの開口の開放方向側の端部との隙間を閉塞するフランジ当接面が形成され、
ダンパの移動方向と直交する方向の外側に延びるフランジの端部は、ケース内の空気が流通するケースの外側に張り出すように形成された通風路内を移動可能である
ことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 車室内に供給する空気を流出させるための開口が形成されたケースと、開口内を移動させることによって開口を開閉するダンパと、を備えた車両用空気調和装置であって、
ダンパには、開口を閉鎖した場合にケースに当接する端部のうち、開口を開閉する方向に延びる端部を、開口の閉鎖方向側の端部に向かってダンパの移動方向と直交する方向の中央部側に斜めに延びる傾斜面とし、
ケースには、傾斜面と平行を成すように形成され、ダンパによって開口を閉鎖した状態でダンパの傾斜面が当接することで、開口におけるダンパの開閉方向に延びる端部とケースとの隙間を閉塞する当接面が設けられ、
ケースには、開口として、センターベント吹出口に連通するセンターベント開口と、センターベント開口に隣接するように配置され、サイドベント吹出口に連通するサイドベント開口と、が設けられ、
ダンパは、センターベント開口を開閉するセンターベント部と、サイドベント開口の一部を開閉するサイドベント部と、を有し、
ダンパのセンターベント部とサイドベント部との間には、ケースのセンターベント開口とサイドベント開口との間に向かって突出し、センターベント開口およびサイドベント開口の閉鎖方向側の端部に向かってダンパの移動方向と直交する方向の中央部側に斜めに延びるリブが設けられ、
ケースのセンターベント開口とサイドベント開口との間には、ダンパによってセンターベント開口を閉鎖した状態でリブのダンパの移動方向と直交する方向の外側の面が当接することで、センターベント開口を閉鎖した状態におけるケース内でのセンターベント開口とサイドベント開口との連通を規制するリブ当接面が形成されている
ことを特徴とする車両用空気調和装置。 - ケースには、フット吹出口に連通するフット開口が設けられ、
ケース内のセンターベント開口およびサイドベント開口の近傍には、フット開口に連通する通風路を開閉するフットダンパが設けられ、
フットダンパは、フット開口に連通する通風路を開放している状態で、サイドベント開口のダンパのサイドベント部によって閉鎖される一部以外の部分を閉鎖可能である
ことを特徴とする請求項2に記載の車両用空気調和装置。 - ダンパは、開口を開閉するダンパ本体と、ダンパ本体からケース内側に延びるように設けられ、ダンパ本体を支持する支持部と、支持部の端部をケース内に回転自在に支持する支軸と、を有し、支軸を回転中心としてダンパ本体を移動させることによって開口を開閉する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両用空気調和装置。
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