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JP6110128B2 - スピニングリール、及びスピニングリールのスプール - Google Patents

スピニングリール、及びスピニングリールのスプール Download PDF

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JP6110128B2 JP2012277877A JP2012277877A JP6110128B2 JP 6110128 B2 JP6110128 B2 JP 6110128B2 JP 2012277877 A JP2012277877 A JP 2012277877A JP 2012277877 A JP2012277877 A JP 2012277877A JP 6110128 B2 JP6110128 B2 JP 6110128B2
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本発明は、釣り糸を前方に繰り出すスピニングリール、及びスピニングリールのスプールに関する。
従来のスピニングリールは、スプール本体と、当接部材と、リング部材とを、備えている。このタイプのスピニングリールでは、スプール本体は、雄ネジ部を有している。雄ネジ部は、スプール本体の前端部から前方に突出するように、スプール本体に一体に形成されている。当接部材には、雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が、形成されている。リング部材は、スプール本体と当接部材とによって、挟持される。
特開2008―283931号公報
従来の構成では、スプール本体に一体に形成された雄ネジ部に、当接部材の雌ネジ部を螺合させることによって、リング部材が、スプール本体と当接部材とによって挟持されていた。この構成では、雄ネジ部の基端部には、不完全ネジ部が形成されるため、当接部材をスプール本体に確実に固定するためには、完全ネジ部を十分に確保する必要があった。すなわち、雄ネジ部を長く設計する必要があった。このため、スプール全体の前後方向の長さが、長くなってしまうおそれがあった。また、雄ネジ部をスプール本体から突出させた場合、この雄ネジ部の長さが長くなればなるほど、雄ネジ部の強度が低下するおそれもあった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、スプールのコンパクト化及びスプールの強度の向上を図ることにある。
発明1に係るスピニングリールのスプールは、釣り糸を前方に繰り出すスピニングリールのスプールである。このスプールは、筒状部材と、スプール本体と、当接部材と、リング部材とを、備えている。筒状部材は、円筒状の本体部と、雄ネジ部とを、有している。雄ネジ部は、本体部の外周において前端部から中央部に向けて形成されている。
スプール本体は、円筒状の糸巻き胴部と、フランジ部と、第1雌ねじ部とを、有している。糸巻き胴部には、釣り糸が外周に巻き付けられる。フランジ部は、糸巻き胴部の前端部から径方向外方に延び、糸巻き胴部と一体に形成される。第1雌ネジ部は、糸巻き胴部の内周において前端部側に形成される。この構成において、スプール本体は、第1雌ネジ部を雄ネジ部の中央部側に螺合することによって、糸巻き胴部の前方から挿入された筒状部材の外周に、配置される。
当接部材は、雄ネジ部の前端部側に螺合する第2雌ネジ部を、有する。当接部材は、筒状部材の外周においてスプール本体の前側に当接する。リング部材は、フランジ部の外周部と当接部材の外周部との間に配置される。
このスプールでは、筒状部材を介して、スプール本体と当接部材とは連結されている。詳細には、筒状部材の雄ネジ部に、スプール本体と当接部材とを螺合することによって、スプール本体と当接部材とは連結されている。これにより、スプール本体と当接部材との間に不完全ネジ部を形成することなく、スプール本体と当接部材とを連結することができる。これにより、スプールのコンパクト化、及びスプールの強度を同時に図ることができる。
また、この場合、スプール本体の第1雌ネジ部を、筒状部材の雄ネジ部の前端部側に螺合し、且つ当接部材の第2雌ネジ部を、筒状部材の雄ネジ部の前端部側に螺合することによって、スプール本体と当接部材とを確実に連結することができる。これにより、スプールのコンパクト化、及びスプールの強度を同時に図ることができる。
発明2に係るスピニングリールのスプールでは、発明1に記載のスプールにおいて、スプール本体が、位置決め部をさらに有する。位置決め部は、スプール軸に沿う軸方向において、筒状部材の本体部を位置決めする。
発明3に係るスピニングリールのスプールでは、発明1又は2に記載のスプールにおいて、スプール本体の第1雌ネジ部と当接部材の第2雌ネジ部とが隣接した状態で、スプール本体の第1雌ネジ部と当接部材の第2雌ネジ部とは、雄ネジ部に螺合する。
この場合、スプール本体の第1雌ネジ部と当接部材の第2雌ネジ部とが隣接した状態で、当接部材をスプール本体の前側に当接させることができるので、スプール本体と当接部材とをより確実に連結することができる。これにより、スプールのコンパクト化、及びスプールの強度を同時に図ることができる。
発明4に係るスピニングリールのスプールでは、発明1から3のいずれか1項に記載のスプールにおいて、当接部材は、突出部を、さらに有している。突出部は、当接部から径方向外方に突出している。リング部材は、スプール本体のフランジ部と当接部材の突出部とによって、挟持される。
この場合、当接部材の突出部を、当接部から径方向外方に突出させることによって、当接部材とスプール本体との間で、リング部材を保持することができる。すなわち、上記の効果を有するスプールを、提供することができる。
発明5に係るスピニングリールは、リール本体と、ハンドルと、ロータと、スプールとを、備えている。ハンドルは、リール本体に回転自在に装着される。ロータは、ハンドルの操作に連動して回転する。スプールは、ロータの回転によって釣り糸が巻き付けられる。スプールは、上記の発明1から4のいずれか1項に記載のスプールである。
このスピニングリールでは、スプールが、上記の発明1から4のいずれか1項に記載のスプールになっている。これにより、スプールのコンパクト化、及びスプールの強度を同時に図ることが可能なスピニングリールを、提供することができる。
本発明によれば、スプールのコンパクト化及びスプールの強度の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態によるスピニングリールの側面図。 その側面断面図。 スプールの部分拡大図。 本発明の他の実施形態によるスプールの部分拡大図。
図1に示すように、本発明の一実施形態によるスピニングリール100は、釣り糸を前方に繰り出し可能なリールである。図1及び図2に示すように、スピニングリール100は、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。
ハンドル1は、リール本体2に回転自在に装着される。ハンドル1はリール本体2の左右いずれにも装着可能である。
リール本体2は、側部が開口する筐体部2a(図2を参照)と、筐体部2aの側部を覆う蓋部材2bと、筐体部2aの後部に装着されるガード部材26と、を備える。
筐体部2aには、上部に前後に延びるT字形の釣り竿装着部2eが、一体形成されている。筐体部2aの内部には、図2に示すように、ロータ駆動機構5と、オシレーティング機構6とが、設けられている。筐体部2aの前縁部は、開口している。蓋部材2bは、筐体部2aの側部の開口を塞ぐために、筐体部2aに着脱可能に装着される。蓋部材2bは、例えば、図示しない固定ボルトにより、筐体部2aに固定されている。
ガード部材26は、筐体部2a及び蓋部材2bを覆うように後方から装着される部材である。ガード部材26は、例えば、ボス部26aを介して、筐体部2aに固定されている。ガード部材26は、リール本体2の後部の外形形状を決定している。ガード部材26は、例えば、姿合わせのための図示しないパッキンを介して、釣り竿装着部2eを含む筐体部2a、及び蓋部材2bに装着される。
ロータ3は、リール本体2の前部に、回転自在に支持されている。具体的には、ロータ3は、後述するピニオンギア12に一体回転可能に連結される。ロータ3は、逆転防止機構50により、逆転禁止状態と逆転許可状態とに切り換え可能である。逆転防止機構50は、例えば、ローラ型のワンウェイクラッチ51である。この切換操作は、リール本体2の下部に配置された切換レバー52により行える。
ロータ3は、円筒部3aと、第1ロータアーム3bと、第2ロータアーム3cとを、有している。円筒部3aと第1ロータアーム3b及び第2ロータアーム3cとは、一体成形されている。第1ロータアーム3b及び第2ロータアーム3cは、円筒部3aの側方に互いに対向して設けられている。
第1ロータアーム3bの先端の外周側には、第1ベール支持部材45が揺動自在に装着されている。第1ベール支持部材45の先端には、釣り糸をスプール4に案内するためのラインローラ46が、装着されている。また、第2ロータアーム3cの先端内周側には、第2ベール支持部材42が揺動自在に装着されている。
ラインローラ46と第2ベール支持部材42との間には、線材を略U状に湾曲させた形状のベール43が、固定されている。これらの第1ベール支持部材45、第2ベール支持部材42、ラインローラ46、及びベール43により、釣り糸をスプール4に案内するベールアーム44が、構成される。ベールアーム44は、図2に示す糸案内姿勢とそれから反転した糸開放姿勢との間で揺動自在である。
スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。スプール4は、一体成型されている。スプール4は、ロータ3の第1ロータアーム3bと第2ロータアーム3cとの間に配置されている。スプール4は、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して、装着されている。
図3に示すように、スプール4は、連結部材40(筒状部材の一例)と、スプール本体41と、リング部材8と、固定部材9(当接部材の一例)とを、有している。
連結部材40は、スプール本体41と固定部材9とを連結するための部材である。連結部材40は、円筒状の本体部40aと、雄ネジ部40bとを、有している。雄ネジ部40bは、本体部40aの外周において、一端側に形成されている。具体的には、雄ネジ部40bは、本体部40aの外周において、本体部40aの前端部から中央部に向けて、形成されている。
スプール本体41は、糸巻き胴部4aと、スカート部4b(図2を参照)と、前フランジ部4c(フランジ部の一例)とを、有している。糸巻き胴部4aの外周面には、釣り糸が巻かれる。糸巻き胴部4aは、連結部材40の雄ネジ部40bに螺合することによって、連結部材40の外周に配置される。糸巻き胴部4aは、円筒部16aと、第1雌ネジ部16bと、位置決め部16cとを、有している。円筒部16aは、円筒状に形成されている。第1雌ネジ部16bは、糸巻き胴部4aの内周において、糸巻き胴部4aの前端部側に形成されている。より具体的には、第1雌ネジ部16bは、円筒部16aの前部内周側に形成されている。第1雌ネジ部16bは、連結部材40の雄ネジ部40bの中央部側に螺合する。位置決め部16cは、連結部材40を位置決めするためのものである。位置決め部16cは、円筒部16aの内周部から内方に突出して一体に形成されている。位置決め部16cには、連結部材40の後端部が当接可能である。
図2に示すように、スカート部4bは、ロータ3の円筒部3aを覆うように、糸巻き胴部4aと一体成形されている。具体的には、スカート部4bは、糸巻き胴部4aの後方において、糸巻き胴部4aと一体形成されている。このスカート部4bは、筒状に形成されている。スカート部4bは、後フランジ部18eと、後フランジ部18eの先端部から後方に突出する円筒部18cとを有している。後フランジ部18eは、前フランジ部4cの径方向長さと実質的に同一長さになるように、糸巻き胴部4aの後端部から径方向外方に突出している。
図2及ぶ図3に示すように、前フランジ部4cは、糸巻き胴部4aの前端部から径方向外方に延びている。言い換えると、前フランジ部4cは、糸巻き胴部4aより大径に形成されているおり、糸巻き胴部4aの前端に設けられている。前フランジ部4cは、糸巻き胴部4aの前端部から径方向外方に突出している。前フランジ部4cは、糸巻き胴部4aと一体成形されており、糸巻き胴部4aの前端部と滑らかに連結されている。前フランジ部4cには、固定部材9に係合する係合部4dが、形成されている。係合部4dは、前フランジ部4cから前方に突出して一体に形成されている。係合部4dは、例えば、円筒状に形成されている。
リング部材8は、釣り糸を前方に案内するためのものである。リング部材8は、糸巻き胴部4aの外周部と固定部材9の外周部との間に配置される。詳細には、リング部材8は、糸巻き胴部4aの外周部と固定部材9の外周部とによって、挟持される。具体的には、リング部材8は、前フランジ部4cの外周部に、配置される。より具体的には、リング部材8は、係合部4dの外周側に配置される。この状態において、リング部材8は、前フランジ部4cと固定部材9の傾斜部9a(突出部の一例)とによって、挟持される。
固定部材9は、リング部材8を糸巻き胴部4aに固定するためのものである。固定部材9は、連結部材40の雄ネジ部40bに螺合することによって、連結部材40の外周において糸巻き胴部4aの前側に当接する。固定部材9は、当接部9bと、傾斜部9aとを、有している。当接部9bは、糸巻き胴部4aに当接する部分である。当接部9bは、筒状に形成されている。
当接部9bは、第2雌ネジ部19bを有している。第2雌ネジ部19bは、当接部9bの内周面に、形成されている。第2雌ネジ部19bは、連結部材40の雄ネジ部40bの前端部側に螺合する。これにより、当接部9bは、連結部材40の外周において、糸巻き胴部4aの前側に当接する。より具体的には、当接部9bは、連結部材40の外周において、前フランジ部4cの前側に当接する。このように、第2雌ネジ部19bが連結部材40の雄ネジ部40bに装着されると、第1雌ネジ部16bと第2雌ネジ部19bとが連続した状態で、第1雌ネジ部16bと第2雌ネジ部19bとが雄ネジ部40bに螺合する。
傾斜部9aは、当接部9bの外周部に一体に形成されている。具体的には、傾斜部9aは、前側から後側に向けて拡径するように、当接部9bから径方向外方に突出して形成されている。傾斜部9aの外周部は、リング部材8の前端部に接触可能である。傾斜部9aの外周部は、前フランジ部4cとで、リング部材8を挟持する。また、傾斜部9aには、段差部9cが形成されている。段差部9cには、係合部4dが当接している。固定部材9の内周部には、後述するドラグ調整つまみ61の後端部が、収納される。
ドラグ機構60は、スプール4の回転を制動するものであり、スプール軸15の先端に螺合するドラグ調整つまみ61と、ドラグ調整つまみ61により押圧されてスプール4を制動する制動部62とを有している。
ロータ駆動機構5は、ロータ3を駆動する。ロータ駆動機構5は、駆動軸10と、駆動ギア11と、ピニオンギア12と、を有している。駆動軸10は、図示しない軸受により、リール本体2に回転自在に支持されている。駆動軸10には、ハンドル1が固定されている。駆動ギア11は、駆動軸10に一体、又は駆動軸10に別体で、設けられる。ここでは、駆動ギア11は、フェースギアの形態になっている。ピニオンギア12は、駆動ギア11に噛み合う部材である。ピニオンギア12は、筒状に形成されており、ピニオンギア12の前部はロータ3の中心部を貫通し、ナット13を介してロータ3に固定されている。また、ピニオンギア12は、その軸方向の中間部と後端部とが、それぞれ軸受14a、14bを介してリール本体2に回転自在に支持されている。
オシレーティング機構6は、スプール4を駆動する。オシレーティング機構6は、ドラグ機構60を介して、スプール4の中心部に連結されたスプール軸15を、前後方向に移動させて、スプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構6は、トラバースカム軸21と、スライダ22と、中間ギア23とを有している。トラバースカム軸21は、スプール軸15の下方において、スプール軸15に平行に配置されている。スライダ22は、トラバースカム軸21に沿って前後方向に移動する。スライダ22には、スプール軸15の後端が回転不能に固定されている。中間ギア23は、トラバースカム軸21の先端に固定されている。中間ギア23は、ピニオンギア12に噛み合っている。
<スプール前部の組み立て>
ここでは、スプール4の前部を組み立てる手順について、説明する。
まず、連結部材40が、糸巻き胴部4aに装着される。例えば、連結部材40の後端部が、糸巻き胴部4aの前方から、糸巻き胴部4aの内周側に挿入される。続いて、連結部材40の中央部側の雄ネジ部40bが、糸巻き胴部4aの内周において前部に形成された第1雌ネジ部16bに螺合される。そして、連結部材40の後端部が、糸巻き胴部4aの位置決め部16cに当接すると、連結部材40が糸巻き胴部4aに位置決めされる。このようにして、連結部材40は、糸巻き胴部4aに装着される。
次に、前フランジ部4cの外周部に、リング部材8が配置される。この状態で、固定部材9が、連結部材40に装着される。例えば、固定部材9の第2雌ネジ部19bが、連結部材40の前端部側の雄ネジ部40bに螺合される。これにより、リング部材8が、前フランジ部4cと固定部材9との間で挟持される。このように、糸巻き胴部4aと固定部材9とは、連結部材40を介して、連結される。
<まとめ>
(1)本スピニングリール100のスプール4は、釣り糸を前方に繰り出すスプールである。このスプール4は、連結部材40と、スプール本体41と、固定部材9と、リング部材8とを、備えている。連結部材40は、円筒状の本体部40aと、雄ネジ部40bとを、有している。雄ネジ部40bは、本体部40aの外周において前端部から中央部に向けて形成されている。スプール本体41は、連結部材40の雄ネジ部40bの中央部側に螺合することによって、連結部材40の外周に配置される。固定部材9は、連結部材40の雄ネジ部40bの前端部側に螺合することによって、連結部材40の外周においてスプール本体41の前側に当接する。リング部材8は、スプール本体41の外周部と固定部材9の外周部とによって、挟持される。
このスプール4では、連結部材40を介して、スプール本体41と固定部材9とは連結されている。詳細には、連結部材40の雄ネジ部40bに、スプール本体41と固定部材9とを螺合することによって、スプール本体41と固定部材9とは連結されている。これにより、スプール本体41と固定部材9との間に不完全ネジ部を形成することなく、スプール本体41と固定部材9とを連結することができる。これにより、スプール4のコンパクト化、及びスプール4の強度を同時に図ることができる。
(2)本スピニングリール100のスプール4では、スプール本体41は、円筒状の糸巻き胴部4aと、第1雌ネジ部16bとを、有している。糸巻き胴部4aには、釣り糸が外周に巻き付けられる。第1雌ネジ部16bは、雄ネジ部40bの中央部側に螺合する部分である。第1雌ネジ部16bは、糸巻き胴部4aの内周において前端部側に形成されている。固定部材9は、第2雌ネジ部19bを、有している。第2雌ネジ部19bは、雄ネジ部40bの前端部側に螺合する。
この場合、スプール本体41の第1雌ネジ部16bを、連結部材40の雄ネジ部40bの前端部側に螺合し、且つ固定部材9の第2雌ネジ部19bを、連結部材40の雄ネジ部40bの前端部側に螺合することによって、スプール本体41と固定部材9とを確実に連結することができる。これにより、スプール4のコンパクト化、及びスプール4の強度を同時に図ることができる。
(3)本スピニングリール100のスプール4では、スプール本体41の第1雌ネジ部16bと固定部材9の第2雌ネジ部19bとが隣接した状態で、スプール本体41の第1雌ネジ部16bと固定部材9の第2雌ネジ部19bとは、雄ネジ部40bに螺合する。
この場合、スプール本体41の第1雌ネジ部16bと固定部材9の第2雌ネジ部19bとが隣接した状態で、固定部材9をスプール本体41の前側に当接させることができるので、スプール本体41と固定部材9とをより確実に連結することができる。これにより、スプール4のコンパクト化、及びスプール4の強度を同時に図ることができる。
(4)本スピニングリール100のスプール4では、固定部材9は、スプール本体41に当接する当接部9bを、さらに有している。固定部材9の第2雌ネジ部19bは、当接部9bの内周に形成されている。
この場合、固定部材9の第2雌ネジ部19bを当接部9bの内周に形成することによって、スプール本体41と固定部材9とをより確実に連結することができるとともに、スプール4の更なるコンパクト化を図ることができる。
(5)本スピニングリール100のスプール4では、スプール本体41が、前フランジ部4cを、さらに有している。前フランジ部4cは、糸巻き胴部4aの前端部から径方向外方に延びている。固定部材9は、傾斜部9aを、さらに有している。傾斜部9aは、当接部9bから径方向外方に突出している。リング部材8は、スプール本体41の前フランジ部4cと固定部材9の傾斜部9aとによって、挟持される。
この場合、固定部材9の傾斜部9aを、当接部9bから径方向外方に突出させることによって、固定部材9とスプール本体41との間で、リング部材8を保持することができる。すなわち、上記の効果を有するスプール4を、提供することができる。
(6)本スピニングリール100は、リール本体2と、ハンドル1と、ロータ3と、スプール4とを、備えている。ハンドル1は、リール本体2に回転自在に装着される。ロータ3は、ハンドル1の操作に連動して回転する。スプール4は、ロータ3の回転によって釣り糸が巻き付けられる。スプール4は、前記実施形態に記載のスプールである。
このスピニングリール100では、スプール4が、前記実施形態のスプールを有している。これにより、スプール4のコンパクト化、及びスプール4の強度を同時に図ることが可能なスピニングリールを、提供することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて、任意に組合せ可能である。
(A)前記実施形態では、リング部材8が、スプール本体41の外周部と固定部材9の外周部(傾斜部9a)とによって挟持される場合の例を示したが、図4に示すように、リング部材8は、スプール本体41の外周部に、カシメ固定されていてもよい。ここで、図4の構成は、リング部材8を固定する構成を除くと、前記実施形態(図3)の構成と同様である。このため、同じ構成には、同じ符号を付している。
この場合、スプール前部は、次のように組み立てられる。まず、リング部材8が、スプール本体41の外周部に固定される。詳細には、スプール本体41の係合部4dをカシメることによって、リング部材8が、スプール本体41の外周部に、固定される。次に、連結部材40が、スプール本体41に装着される。最後に、固定部材9が、連結部材40に装着される。なお、ここでは、係合部4dが、リング部材8に係合する部材として用いられている。
この場合、連結部材40をスプール本体41に装着する前に、リング部材8が、スプール本体41の外周部に固定される。すなわち、リング部材8をスプール本体41に固定する際には、スプール本体41の中央部に突出部(連結部材40の前端部)が存在していない。これにより、固定作業、例えばカシメ作業を、容易に行うことができる。この効果は、連結部材40をスプール本体41とは別体にすることによって生じる。
なお、図4では、リング部材8がスプール本体41の外周部に固定されていることを示すために、リング部材8の外周部と固定部材9の外周部との間に隙間Dが、設けられている。この隙間Dは、必須ではなく、設けなくてもよい。隙間Dを設けなかった場合(D≒0)、異物の混入等を効果的に防止することができる。
本発明は、スピニングリールのスプール、及びスピニングリールに対して、広く適用可能である。
100 スピニングリール
1 ハンドル
2 リール本体
3 ロータ
4 スプール
41 スプール本体
7a 糸巻き胴部
8 リング部材
9 固定部材
9a 傾斜部
9b 当接部
16b 第1雌ネジ部
19b 第2雌ネジ部
40 連結部材
40a 本体部
40b 雄ネジ部

Claims (5)

  1. 釣り糸を前方に繰り出すスピニングリールのスプールであって、
    円筒状の本体部と、前記本体部の外周において前端部から中央部に向けて形成される雄ネジ部とを、有する筒状部材と、
    前記釣り糸が外周に巻き付けられる円筒状の糸巻き胴部と、前記糸巻き胴部と一体に形成され前記糸巻き胴部の前端部から径方向外方に延びるフランジ部と、前記糸巻き胴部の内周において前端部側に形成される第1雌ネジ部とを有し、前記第1雌ネジ部を前記雄ネジ部の前記中央部側に螺合することによって、前記糸巻き胴部の前方から挿入された前記筒状部材の外周に配置されるスプール本体と、
    前記雄ネジ部の前記前端部側に螺合する第2雌ネジ部を有し、前記筒状部材の外周において前記スプール本体の前側に当接する当接部材と、
    前記フランジ部の外周部と前記当接部材の外周部との間に配置されるリング部材と、
    を備えるスピニングリールのスプール。
  2. 前記スプール本体は、前記スプール軸に沿う軸方向において前記筒状部材の前記本体部を位置決めする位置決め部を、さらに有する、
    請求項1に記載のスピニングリールのスプール。
  3. 前記第1雌ネジ部と前記第2雌ネジ部とが隣接した状態で、前記第1雌ネジ部と前記第2雌ネジ部とは、前記雄ネジ部に螺合する、
    請求項1又は2に記載のスピニングリールのスプール。
  4. 前記当接部材は、前記当接部から径方向外方に突出する突出部を、さらに有し、
    前記リング部材は、前記スプール本体の前記フランジ部と前記当接部材の前記突出部とによって、挟持される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールのスプール。
  5. リール本体と、
    リール本体に回転自在に装着されるハンドルと、
    前記ハンドルの操作に連動して回転するロータと、
    前記ロータの回転によって釣り糸が巻き付けられる、請求項1から4のいずれか1項に記載のスプールと、
    を備えるスピニングリール。
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