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JP6108238B2 - 制御回路及びその表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、制御回路及びその表示装置に関し、特に、情報処理装置などの各種表示装置に利用可能な制御回路及びその表示装置に関する。
近年、薄型表示装置の消費電力に関して、液晶表示装置などのバックライト(以下、B/Lとする。)のLED化など、低消費電力化が進んできている。しかし、B/Lを常時点灯させて用いられる表示装置などにおいて、表示装置の総消費電力に占めるB/Lの消費電力の値は依然として大きい。
そこで、このような表示装置において、入力される映像信号に応じてB/Lの輝度を制御する技術が知られている。
例えば、全体的に暗い映像が入力された場合にはB/L輝度を下げ、輝度を下げた量に応じてガンマ補正をすることで、表示画像の視認性に与える影響を少なくしてB/Lの低消費電力化を図るというものである。この方法はCABC(Content Adaptive Brightness Control)制御ともいわれる(以下、CABCとする。)。
この方法について詳しく説明すると、入力される映像信号が全体的に暗い階調(低階調)で構成される場合は、B/Lの輝度低減量を大きくし、かつ階調変換量(低階調を高階調に変換する度合い)を大きくしてパネルの透過率を上げることで、B/Lの低電力化を図り、一方で、入力される映像信号が全体的に明るい階調(高階調)で構成される場合は、B/Lの輝度低減量は小さくして階調変換量も小さくし、本来の表示画像の視認性を保つという手法である。
この方法においては、輝度低減量を決めるために、入力される映像信号の1フレームの中の情報(画面の情報)から映像信号の特徴値を算出する必要がある。言い換えれば、この映像信号の特徴値によって輝度低減量が決まるため、映像信号の特徴値は画質に大きな影響を与えることとなり、特徴値を算出する方法(回路)は重要である。
また、低消費電力の観点から、その特徴値を算出する回路(CABC特徴値算出回路)自体が大きくなってしまうと回路の消費電力が増えることとなるため、回路規模を小さくすることも重要である。
特開2008−304580号公報 特開2007−322901号公報 特開2010−204654号公報
CABC駆動回路においては、前述のとおり、B/Lの輝度低減量決めるために1フレーム中の映像信号の特徴量を算出する必要がある。この映像信号の特徴値はB/Lの輝度を変える値であるため、画質に大きな影響を与える値である。
この特徴値の算出方法は多種考えられる。例えば、特徴値算出方法の1つの例としてヒストグラムを用いた方法を挙げると、1フレーム中の各画素の映像信号の階調値をヒストグラム化し、そのヒストグラム情報に応じてB/Lの輝度を低減していくという方法である。
ただし、ヒストグラムを用いると輝度が不連続な変化をしてしまう場合があるという問題があるので、これを図5を用いて説明する。
例えば、映像信号の特徴値として、ヒストグラムの最大階調値から数えて総数の30%目の個数に当たる階調値に応じた(係数などはかかっていても良い)値を特徴値に設定した場合を考える。
本発明中では映像信号は8bitとし、最大階調は255階調として説明する。画像Aは黒画面(0階調)に30%の白window(255階調)を表示したものであり、画像Bは黒画面(0階調)に29%の白window(255階調)を表示したものである。画像Aと画像Bを比較すると見た目の差分はほぼ無いことが分かる。
しかしB/Lの輝度低減量を設定する映像信号の特徴値が1フレーム中の映像信号のヒストグラムをもとに設定されている場合、画像Aは最大階調から数えて総数の30%目に当たる階調が255階調であり、画像Bは最大階調から数えて総数の30%目に当たる階調が0階調であることになる。
つまり画像Aは255階調をもとにした輝度低減量となり、画像Bは0階調をもとにした輝度低減量となり、画像Aと画像Bの元の画像はほぼ差分が無いにも関わらず輝度低減量には大きな差分が出てしまうこととなる。
このような映像信号が入力された場合に画質に違和感を持つこととなる。つまり具体的には、画像A→画像Bに変化させると白windowの輝度が急激に暗くなったと感じることとなる。
このような画質の違和感を回避するには、映像信号の特徴値は1フレーム中の映像信号の階調の平均値を用いればよいが、単純に平均値を映像信号の特徴値としてしまうと、高階調側を多数含んだ映像信号の場合でも相応の輝度低減量を持ってしまうため暗く感じてしまうという問題がある。
また、もう一つの映像信号の特徴値算出方法の例として、1フレーム中の各画素の映像信号の最大階調値を算出し、その最大階調値に応じてB/Lの輝度を低減していくという方法がある。この方法を用いれば、ヒストグラムのような輝度が急激に暗くなるという画質の違和感もなくなる。
ただしこの方法では、1フレーム中の映像信号の中に1画素でも高階調(255階調に近い階調)が含まれているとその階調が映像信号の特徴値となってしまうため、全体的に暗い画面であるにもかかわらず輝度低減量は非常に小さくなってしまい、CABCの消費電力低減効果としては小さくなってしまうという問題がある。極端な例では、全画面が黒(0階調)の中に1点だけ255階調が存在すると輝度は低減できなくなる。
更には、前記複数の特徴値算出方法を閾値や判定条件などを用いて組み合わせて回路を構成したとしても、前述に挙げた不連続な輝度変化(輝度急変)、高階調が比較的多い映像信号が入力された場合の過剰な輝度低減による画質劣化(暗く感じること)、低階調が多い場合でも微量な高階調の存在による消費電力低減効果の減少など、画質の違和感を引き起こす原因や低消費電力効果があまり得られないという問題は各要素に内在しており、これら全てを回避することはできない。
例えば、特許文献1に記載の従来例では、CABC制御による映像信号の特徴値を算出する方法として、映像信号の階調の平均値、最大値、最小値、階調分布(ヒストグラム)のいずれか1つまたは2つ以上の組み合わせにより求め、それを使用して輝度制御を実施するが、前記の組み合わせのみの演算方法では画質の違和感が発生する。
また、特許文献2に記載の従来例は、入力される映像信号の平均値を算出しその平均値が予め指定した閾値より小さい場合は輝度を上げ、かつγを深くして全体的に暗い映像信号の場合でも白表示部を明るくし、黒表示部を暗くするというものであり、映像信号の平均値が小さいときに輝度を上げるものであるが、この従来例では、平均値を閾値としてγカーブを変えるために閾値近傍においてγ特性不連続による輝度差が顕著に発生してしまうという問題がある。
更に、特許文献3に記載の従来例は、前フレームの最大値と平均値とをそれぞれの閾値と比較して輝度変化をさせるものであるが、閾値近傍において輝度が急変するという問題がある。
一方、色々な特徴値を算出して閾値で切り替えるなどの回路構成とすると、回路規模は大きくなってしまい低消費電力という目的に反するという問題が発生してしまう。
すなわち、B/Lの輝度を低減してB/L消費電力を低減する場合には、画質の違和感が課題となるため、如何に画質の違和感をなくした状態で消費電力を低減できるかの制御回路が重要となるが、更には、その制御回路自体の規模も小さくしなければ電力低減の効果も薄れてしまうことになる。
そこで本発明は、CABC駆動において、映像信号の特徴値算出回路の回路規模を小さくすることで回路自体の消費電力を小さくし、かつ入力された映像信号に対して本発明の映像信号特徴値算出回路を用いることにより、画質の違和感を極力なくした状態でB/Lの輝度低減を実施し、より大きな低消費電力効果を得られる制御回路を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の制御回路は、入力された映像信号に応じてバックライト輝度を制御する輝度制御回路部と、その制御された輝度に応じてその入力された映像信号の階調を変換するための階調変換回路部を有し、前記入力された映像信号として全白が入力され、その全白が表示された状態から任意の表示領域に1画素の黒を表示し、その黒が表示された領域の割合を徐々に大きくし、白の表示領域が1画素になるまで前記入力された映像信号を連続的に変化させた場合に、全白表示から白が1画素になるまでの間バックライト輝度は連続的かつ滑らかに小さくなることを特徴とする。
また、前記バックライト輝度の変化は、前記入力された映像信号の1フレーム中の平均値および最大値の一次関数(直線的な変化)で生成される特徴値で算出された輝度低減量と比較した場合、常にその一次関数で算出される輝度低減量以下の輝度低減量となるように前記バックライト輝度の低減量が制御されることを特徴とする。
その場合、本発明の制御回路は、前記入力された映像信号の1フレーム中の映像信号の階調の最大値と1フレーム中の映像信号の階調の平均値を算出する回路と、予め決定した少なくとも2つ以上の係数を設定しておく特徴値係数設定部とを有し、前記最大値と前記平均値と予め決定した係数を用いて映像信号の特徴値を算出する映像信号特徴値算出回路部を有し、前記映像信号の特徴値は、算出された前記最大値および前記平均値とを用いて、前記平均値の2乗に係数を乗じた項、前記平均値に係数を乗じた項、前記最大値に係数を乗じた項、前記平均値と前記最大値の積に係数を乗じた項の4つの項のみで構成される多項式の関数によって生成されてもよい。
更に、前記映像信号の特徴値(Rank)は、算出された前記最大値(MAX)および前記平均値(AVE)と任意の係数a、bとp、qを用いて
の数式で決定され、また、前記バックライト輝度はPWM値を用いて
の数式で決定されてもよい。
加えて、その場合の前記平均値と前記PWM値の関係においては、平均値が大きい領域ではPWM値の変化率は小さく、傾きが緩やかとなっており、一方で平均値が小さくなるにつれてPWM値の変化率は大きく、傾きが大きくなり、かつそのPWM値の変化は常に滑らかで連続的であるとしてもよい。
また更に、前記任意の係数aとbの値は
a = 1〜1024
b = 0〜31
の範囲で設定され、映像信号の特徴値が算出されるとしてもよい。
他方、前記特徴値係数設定部は、少なくとも3つ以上の係数を設定し、更に算出されたMAX値に応じて少なくとも1つ以上の係数の値を変更する特徴値係数算出部を有し、その変更された係数によって前記映像信号の特徴値が算出されるようにしてもよい。
また、前記算出された最大値と、最大値を想定して設定した前記任意の係数bの値と、任意の係数cの値を用いて
の数式で係数b_mが算出され、
前記映像信号の特徴値(Rank)は、前記算出されたMAX値とAVE値と係数aと前記算出された係数b_mと係数p、qと用いて
の数式で決定され、また、バックライト輝度はPWM値を用いて
の数式で決定されてもよい。
その場合の任意の係数cの値は
c = 1〜254
の範囲で設定され、映像信号の特徴値が算出されてもよい。
なお、本発明の表示装置は、前記制御回路を搭載したことを特徴とする。
前述のような、映像信号の特徴値を算出する式もしくは係数b_mを算出する式と映像信号の特徴値を算出する式を用いて算出した特徴値を用いてCABC制御をすることにより、入力される映像信号の微妙な変化で輝度が急に変化したり、高階調が多く含まれるような入力映像信号の場合に全体的に暗く感じてしまったりという画質の違和感を極力なくした状態で、回路規模を最小限とした駆動回路を用いて低消費電力化が可能となる。
特に、本発明は、映像信号の特徴値がAVE値の2乗に係数を乗じた項、AVE値に係数を乗じた項、MAX値に係数を乗じた項、AVE値とMAX値の積に係数を乗じた項の4つの項のみの多項式の関数という回路規模の小さい回路構成、すなわちROM、RAM、LUT等のメモリは使わず簡単な式で構成できる回路によって生成されることを特徴としており、これら全ての項を含んでいるため、前記従来例1のような問題に対して、AVE値に対して輝度は連続的に変化し、かつ画質の違和感をなくすことが可能である。
また、前記従来例2、3に対しても、本発明では平均値の2乗の項と最大値を含む関数で特徴値が算出され、γ特性に関して連続性を持った構成としており、連続的な変化をさせることが可能で輝度が急変することが無い。
本発明の実施例1における映像信号特徴値算出回路部を示す図である。 本発明の実施例1における映像信号の平均値に対する特徴値変化を示す図である。 本発明の実施例1における最大階調値算出フローチャートを示す図である。 本発明の実施例1における平均値算出フローチャートを示す図である。 本発明の実施例1においてRGBサブピクセルを考慮した平均値算出フローチャートを示す図であって、サブピクセル全体の平均値算出方法を示す。 本発明の実施例1においてRGBサブピクセルを考慮した平均値算出フローチャートを示す図であって、サブピクセル最大値の平均値算出方法を示す。 本発明の実施例1において特徴値をヒストグラムで算出した例を示す図である。 本発明の実施例1における映像信号のwindow領域に対するB/L輝度変化を示す図である。 本発明の実施例1における映像信号特徴値算出部の周辺回路を示す図である。 本発明の表示装置における全体ブロック図である。 本発明の実施例2における映像信号の平均値に対する特徴値変化を示す図である。 本発明の実施例3における映像信号の平均値に対する特徴値変化を示す図である。 本発明の実施例4における映像信号の平均値に対する特徴値変化を示す図である。 本発明の実施例4における映像信号の平均値に対する特徴値変化を示す図である。 本発明の実施例4における映像信号特徴値算出回路部を示す図である。 特許文献1の代表図である。 特許文献2の代表図である。 特許文献3の代表図である。
映像信号の特徴値の算出方法として、1フレーム中の映像信号の階調の平均値(以下、AVE値とする。)と最大値(以下、MAX値とする。)を用いた関数を作成し、この関数で特徴値を算出することを特徴とする。
具体的には、AVE値の2乗に係数を乗じた項、AVE値に係数を乗じた項、MAX値に係数を乗じた項、AVE値とMAX値の積に係数を乗じた項の4つの項のみで構成され、四則演算のみ(指数関数や対数関数などは計算を煩雑化させ、回路規模を大きくするので好ましくない。)を使った多項式の関数によって映像信号の特徴値を算出し、前述のような画質の違和感を極力なくした状態で輝度低減量を増やして消費電力の低減効果を大きくする。
更に、回路規模の縮小の観点から、本発明では、最小限の回路規模で映像信号の特徴値算出を実現する方法を示している。以下、図面に基づいて本発明の制御回路および表示装置について説明する。
まず、図9に表示装置全体のブロック図を示す。信号処理基板11において電源供給源12から電源が供給されDCDCコンバータなどの電源生成回路13を用いて各種ICを駆動するための電源が生成され、各種ICを駆動し、また映像信号供給源14からは映像信号が供給され映像信号処理回路15で映像表示部16に映像を映すための信号処理(信号の配列変換や水平/垂直同期信号の生成など含む)が行われ、表示装置駆動用ドライバ200や表示装置走査用ドライバ201に供給され、その結果、映像表示部16に映像が表示される。
また、液晶表示装置においては映像を映すための光源が必要であるためB/L駆動基板202に供給された電源をもとに各種信号やB/Lを点灯させる回路を駆動させてB/Lを点灯させる。
ここで、映像信号処理回路15では、前述のとおり、入力された映像信号を表示装置駆動用ドライバ200に入力するためのデータ配列変換や各ドライバを駆動させるための同期信号などが生成されるが、本発明は、入力される映像信号に応じてB/L輝度を制御することを特徴とした発明であるため、映像信号処理回路15に関して詳しく説明する。
図8は、映像信号処理回路15の輝度制御回路部20を示している。この図を用いて輝度制御方法を説明する。なお、本発明において入力される映像信号の階調表現数は8bit(階調値は0〜255の値)とする。ただし、当然8bitに限定するわけではなく、6bitでも10bitでも考え方は同じである。
映像信号処理回路15の輝度制御回路部20は、映像信号特徴値算出回路部2、階調変換回路部100、および、B/L駆動用PWM信号生成部101から構成されており、映像信号入力部1より映像信号が入力され、映像信号特徴値算出回路部2と階調変換回路部100に伝送される。
まず、映像信号特徴値算出回路部2においては入力された映像信号から1フレーム中の映像信号の特徴値を算出する。ここで、映像信号の特徴値とは、その入力された1フレーム分の映像信号が全体的に明るい映像信号なのか全体的に暗い映像信号なのかというような情報を1つの数値で表したものである。
この数値をもとに、全体的に暗い映像信号であればB/Lの輝度の低減量を大きくし、電力消費を抑え、全体的に明るい映像信号であれば画質の視認性を落とさないようにB/L輝度の低減量を小さくするという制御を行う。
つまり、映像信号の特徴値が算出され、その結果B/Lの輝度の低減量が決まることとなる。
算出された特徴値はB/L輝度を制御するためのB/L駆動用PWM信号生成部101に伝送され、算出された特徴値に応じてPWM値を決定し、そのPWMはB/L駆動基板202へ伝送され輝度制御が実施される。
すなわち、B/Lの輝度を制御する方法に関しては、例えば、映像信号の特徴値から決められた輝度低減量をB/L駆動用PWM信号生成部101にてPWM信号として生成し、その信号をB/L駆動基板202に伝送することで実現可能である。
ただし、この制御のみでは単純に映像信号全体が暗くなってしまうだけなので画質の視認性が落ちる。そこで、輝度低減量に応じて映像信号の階調を本来の階調よりも上げる必要があるため、算出された特徴値は階調変換回路部100にも伝送される。
ここで、階調を上げるためにはガンマ特性を変更すればよく、LUT(ルックアップテーブル)または数式などを用いてガンマ特性を変更すればよい。
また、ガンマ特性を変更する際には分解能も考慮しなくてはならないため、多階調化回路などを用いる場合もある。あるいは、ガンマ特性に変極点が出ないようにするためスムージング処理をする場合もある。
すなわち、階調変換回路部100においては、算出された特徴値に応じて映像信号入力部1より入力された映像信号の階調変換量が決定され、階調変換後(多階調化・スムージング処理など含む)に表示装置駆動ドライバに伝送され、映像として表示される。
以上はCABCの基本的な回路構成と動作であるが、本発明では映像信号特徴値算出回路部2に特徴があるので、この部分に関して図1を用いて詳しく説明する。
図1は映像信号特徴値算出回路部2のブロック図である。映像信号特徴値算出回路部2は映像信号最大階調値算出部3、映像信号平均値算出部4、特徴値係数(a,b)設定部5、および、映像信号特徴値算出部6で構成される。また、映像信号入力部1の出力は映像信号特徴値算出回路部2と映像信号最大階調値算出部3に連結され、更に、映像信号特徴値算出部6の出力は階調変換回路部100とB/L駆動用PWM信号生成部101に連結される。
まず、映像信号入力部1より入力された映像信号から、ある1フレーム中の映像信号の特徴値(以下、Rank値とする。)を算出するために、映像信号最大階調値算出部3で1フレーム中の映像信号の階調の最大値(MAX値)と、映像信号平均値算出部4で1フレーム中の映像信号の階調の平均値(AVE値)を算出する。
また、特徴値係数(a,b)設定部5にて予め設定された(a,b)の値と前記MAX値とAVE値を用いて、映像信号特徴値算出部6において四則演算のみを用いた関数(後述の式(a))でRank値が算出される。
算出された特徴値は、前記図8を用いて説明したとおり、階調変換回路部100とB/L駆動用PWM信号生成部101に伝送される。階調変換回路部100とB/L駆動用PWM信号生成部101から先の構成は、図8で説明したとおりである。
MAX値の算出方法に関しては、図3のフローチャートを用いて説明する。1画素目の映像信号が入力されたらまずAというレジスタに格納され、Aの値とMAX値の値を比較する。ここで、MAX値の初期値は0であるため、1画素目のデータは自動的にMAX値となる。
次に、2画素目の映像信号が入力されたらレジスタAの値は2画素目の映像信号のデータに更新され、そのAの値(2画素目のデータ)とMAX値(1画素目のデータ)を比較する。ここでAの値とMAX値とを比較し、Aの値がMAX値以上であればMAX値のデータを更新し、Aの値がMAX値よりも小さければMAX値は保持する。
次に、3画素目の映像信号が入力されたらレジスタAの値は3画素目の映像信号のデータに更新され、同様にMAX値と比較してMAX値以上であればMAX値を更新し、MAX値よりも小さければMAX値を保持する。
この動作を1フレーム中のデータ有効期間の間繰り返すことで、1フレーム中の映像信号のMAX値を算出することができる。
ここで映像信号とは、1画素あたりRGBの3種類のデータが存在するが、RGBのMAX値を算出するに当たっては、まずRとGとBのデータの大きさを比較してその中で最も大きなデータを1画素目のデータとして扱えばよい。
次に、AVE値の算出方法に関して図4を用いて説明する。1画素目の映像信号が入力されたら、まずBというレジスタに格納される。次に、Bの値とCの値(Cの初期値は0)を足したものをCというレジスタに格納する(Cの値を更新する)。次に、そのCの値を表示装置のパネルの総画素数で割り、AVEとする。総画素数は使用するパネルによって決まるので予め分かっている値である。この動作を1フレーム中のデータ有効期間の間繰り返す。
例えば、2画素目のデータが映像信号が入力されたらBのレジスタには2画素目のデータが格納され、この時点でCのレジスタには1画素目のデータが格納されているため、Cのレジスタは1画素目のデータと2画素目のデータが足されたデータに更新される。
総画素数がn個(nは自然数)あるパネルの場合、n画素目のデータが映像信号に入力されたらBのレジスタにはn画素目のデータが格納され、この時点でCのレジスタには(n−1)画素目までのデータが足されたデータが格納されているためCのレジスタはn画素目のデータとn−1画素目までの足されたデータが足されたデータに更新される。
つまり、Cのレジスタは最後の画素であるn画素目までのデータが全て足されたデータとなる。ここで、画素数はnであるためnの値で割ることでAVE値が求められることとなる。
ここで、映像信号とは1画素あたりRGBの3種類のデータが存在するが、まずRGB3種類のデータを足して1画素のデータとして扱えばよい。この際に画素数を予め3倍しておく必要がある。
1画素はRGBの3種類のサブピクセルから構成されるため、以下サブピクセルを考慮して図5Aおよび図5Bを用いて詳細に説明する。前述の算出方法を図5Aにサブピクセル全体の平均値算出方法に示す。1画素にRGBの3つのサブピクセルが存在するために、映像信号入力のRデータ、Gデータ、Bデータの総和をBのレジスタに入れ、順次Cのレジスタに加算していく場合、最終的に平均値を算出するために総個数、つまりこの場合では画素数で割る必要があるが、画面全体のサブピクセルの個数は画素数の3倍となるためCのレジスタの値を画素数×3で割ればよいことが分かる。
また、もう1つの平均値の算出方法として図5Bに示すサブピクセル中の最大値の平均値算出方法を示す。
まずRGBの3つのサブピクセルの中の最大値を取り、これを1画素の最大値としてBのレジスタに入れ、順次Cのレジスタに加算していく方法である。この方法の場合は3つのサブピクセルの中の最大値を取っているため、1画素に対して1個の値となり、平均値を算出するために割る個数は画素数と同じになることが分かる。
このように2通りのAVE値の求め方を示したが、各算出方法の特徴として、図5Aのサブピクセル全体の平均値算出方法を用いた場合は、平均値は比較的小さくできるので、消費電力低減を優先したい場合に有用であり、また図5Bのサブピクセル中の最大値の平均値算出方法を用いた場合は、平均値は比較的大きくできるので、画質(輝度)を優先したい場合に有用である。それぞれ用途、特にどちらを優先したいかに応じて数式を使い分ければよい。
このようにして得られたMAX値とAVE値を用いて、下記の関数に従ってRank値を算出する。
式(a)を展開すると分かるように、
1.AVE値の2乗に係数を乗じた項
2.AVE値に係数を乗じた項
3.MAX値に係数を乗じた項
4.AVE値とMAX値の積に係数を乗じた項
の4つの項からなる多項式によって構成されていることが分かる。本発明では、映像信号の特徴値に関して前記の式(a)で算出される値であることを特徴としている。
このRank値を用いて、実際のPWM信号のPWM値は次の式によって生成する。
そして、輝度低減量を補完するためのγ変換を実施するため、図8に示すとおり、Rank値は階調変換回路部100に送られた後、γ変換が実施され、階調変換回路部100から出力された映像信号は表示装置駆動ドライバに所定の伝送フォーマットに従って伝送される。
ここで、前記式(a)に関して図2を用いて特徴を詳しく説明する。図2は、式(a)を横軸にAVE値、縦軸にPWM値をとってグラフ化したものである。また、任意の係数aとbの値はそれぞれa=123、b=8と設定した。このaとbの値は、画質を確認した上で最適な値であった。
さらに任意の係数pとqの値はp=1024、q=4096と設定した。このpとqの値はそれぞれ任意の係数aとbの値を除算するのに用いる係数であり、2のn乗の値を用いると計算を簡単にして回路規模を小さくすることができる。また今回のp=1024、q=4096の設定値はAVE値とMAX値が8bitの分解能で計算される場合に最適な値であり、例えばAVE値とMAX値の分解能が10bitであればp=1024、q=16384が最適な値となる。このようにp、qの値はAVE値やMAX値の分解能に応じて最適な値を決定すればよい。
図2中のlinearと記載されているグラフは、比較のためにMAX値の項とAVE値の項のみの多項式で生成されるRank値のグラフである。
このlinearのグラフは、AVE値に対して一定の割合でPWM値が減少するため、高階調側での輝度低減量の割合が本発明のグラフよりも大きくなっていることが分かる。また、linearのグラフは、式(a)においてb=0とした場合と同じとなることが分かる。
本発明では、bの値を1以上に設定することでlinearのグラフよりも上に凸となるグラフとなり、linearの輝度低減量よりも高階調側の輝度低減量減らして動作させることができ、高階調が多い画面でも画質の違和感を極力なくすことを特徴としている(当然b=0と設定することもできる)。
ここでlinearのグラフは比較の目安のために載せているものである。厳密に求める場合は式(a)においてb=0としてAVE値とMAX値からRank値を算出し、PWM値を算出する必要があるが、その計算は省略している。実際の動作はグラフよりも数式を最優先する。ここで重要なことは、本発明の式(a)によって得られるRankの値は、式(a)においてb=0の時に得られるRankの値(AVE値の1次関数)以上の値となることである。これはa、p、q、AVE、MAXの値が0より大きければ常に成立する。a、AVE、MAXの値は0でも良い。
これを具体的に説明すると、式(a)においてb=0の場合は、
また、式(a)を展開して整理すると
となり、b=0の時のRankの値に下線部を加算したものとなる。ここで式(数9)の下線部の(a/p)、(b/p)、AVE、( MAX − AVE )は常に0以上の値であるため、平均値が最大値以上の値となることはなく、これらを掛け合わせたものを加算すると、常にb=0の時のRankの値以上の値になることが数式から分かる。また式(b)のRankとPWMの関係は常に単調増加であるので、常にb=0の時に得られるRank値から算出されるPWM値以上の値となることが分かる。
つまりB/Lの輝度変化は、入力された映像信号の1フレーム中の平均値および最大値の一次関数(直線的な変化)で生成される特徴値で算出された輝度低減量と比較した場合、常にその一次関数で算出される輝度低減量以下の輝度低減量となるように制御する。
具体的には、図2において、縦軸にPWM値、横軸にAVE値を取ってグラフ化した場合、一次関数で示される線形な関数(linear)に対して常に上に凸となるグラフとなるように制御する。このように輝度低減量を制御することで、高階調が多い画面でも画質の違和感を極力なくすことを特徴としている。
高階調側を多く含む映像信号が入力された場合、輝度低減量を増やすと画面が暗く感じることになる。その理由は、入力される映像信号の階調値が最大階調値近傍にある場合、階調変換は最大でも255までしかできないからである。
簡単な例で示すと、243階調を255階調に変換すると階調変換により輝度はおよそ10%増やせるが、249階調を255階調に変換すると階調変換により輝度はおよそ5%しか増やせなく、254階調を255階調に変換する場合は輝度の増加分は1%程度となり、当然のことながら255階調が入力された場合は輝度を増やすための階調変換はできない。
つまり、輝度低減量を10%としても、243階調より上の階調が入力された場合は階調変換によって10%分補完する方法が無いため単純にその画素の輝度が落ちる。高階調を多く含む画面であるということは高階調の画素の総数が多いということであり、画面全体が暗く感じることとなる。
一例として画像に関して説明すると、低階調が多い画像とは例えば夜景、曇りの屋外、屋内などの自然画などに多くAVE値は50〜70程度となる場合が多い(8bit入力を前提としているため最大値は255である)。
また、中間調が多い画像とは、例えば晴れの日の屋外、樹木、果物などの自然画に多くAVE値は100〜120程度、高階調が多い画像とは白い服や白い皿などが大きく映っている画面や昼の雲がかかった青空などの自然画に多くAVE値は180以上となる場合が多い。
よって、高階調を多く含む映像信号が入力された場合は画質の違和感を起こさないため輝度低減量は小さくすべきである。
一方で、低階調を多く含む映像信号が入力された場合は多くの画素の階調変換が可能であるので、輝度低減量は大きくしても良い。高階調の画素は、同様に255階調までしか変換できないのであるが、高階調の画素の総数が少ないため全体的に暗くなったという感じはそれほど受けなくて済む。
一方で、従来の課題にも記載したが、特徴値算出方法の別の例としてヒストグラムを用いた方法に関して説明する。ヒストグラムを用いると輝度が不連続な変化をしてしまうという問題がある。
図6に示すとおり、映像信号の特徴値として、ヒストグラムの最大階調値から数えて総数の30%目の個数にあたる階調値に応じた値(係数などはかかっていても良い。)を特徴値に設定した場合を考えると、画像Aは黒画面(0階調)に30%の白window(255階調)を表示したものであり、画像Bは黒画面(0階調)に29%の白window(255階調)を表示したものである。
画像Aと画像Bを比較すると、見た目の差分はほぼ無いことが分かる。しかし、B/Lの輝度低減量を設定する映像信号の特徴値が1フレーム中の映像信号のヒストグラムをもとに設定されている場合、画像Aは最大階調から数えて総数の30%目にあたる階調は255階調であり、画像Bは最大階調から数えて総数の30%目にあたる階調は0階調であることになる。
つまり、画像Aは255階調をもとにした輝度低減量となり、画像Bは0階調をもとにした輝度低減量となり、画像Aと画像Bのもとの画像はほぼ差分が無いにも関わらず輝度低減量には大きな差分が出てしまうこととなる。
このwindowサイズと輝度の関係を示したものが図7である。まず、全白表示の映像信号が入力された場合のwindowサイズを100%とする。
次に、windowサイズ(全白領域)を徐々に小さくしていき、例えば30%のwindowサイズにしたとする。この時は255階調をもとにした輝度低減量のため輝度低減量は0%である。
次に、windowサイズを29%にした場合、0階調をもとにした輝度低減量のため輝度低減量は100%(B/L消灯)となり、急激に輝度が暗くなることとなる。
このように微妙な映像信号の変化で輝度が急変すると、画質に違和感を持つこととなる。具体的には、画像A→画像Bに変化させると白windowの輝度が急激に暗くなったと感じることとなる。
それに対して、本発明では図7に示すとおりwindowサイズを連続的に変えても輝度が急変することはなく、連続的に輝度が変わっていることが分かる。
更に具体的に入力される映像信号とB/Lの輝度変化の関係を説明すると、本発明においては、映像信号として全白が入力され、その全白表示状態から任意の表示領域に1画素の黒を表示し、その黒表示領域の割合を徐々に大きくし、白表示領域が1画素になるまで映像信号を連続的に変化させた場合に、全白表示から白が1画素になるまでの間B/Lの輝度は連続的に小さくなり、微妙な映像信号の変化で輝度が急変しない。
また、式(a)を用いることで、どの部分の輝度変化においても変極点が存在しないため、画像の微小な変化で特徴値が微小に変わったとしても輝度が急変することはなく、連続的かつ滑らかな輝度変化が行われ、画質違和感の発生を抑えることが可能となる。
なお補足として、全黒表示の時はB/Lを点灯する必要が全く無いため、本発明でも輝度低減量は100%(B/L消灯)となる。これは式(a)からも分かる。
以上説明のとおり、式(a)を用いて算出した特徴値を用いてCABC制御をすることにより、入力される映像信号の微妙な変化で輝度が急に変化したり、高階調が多く含まれるような入力映像信号の場合に全体的に暗く感じてしまったりという画質の違和感を極力なくした状態での低消費電力化が可能となる。
実施例2では、実施例1で説明した任意の係数bの値を設定する方法を示す。例えばb=16と設定すると、図10のような特性を持たせることができる。
これは、高階調が多い画面において更に画質の視認性を維持したいというような場合に有効である。例えば元々のB/L輝度が低いなど、明るい画面では少しでも輝度を落としたくないという場合に有効な設定となる。
実施例1も踏まえると、係数bの値は1〜31程度の値の範囲で設定するとよい。また、b=0の場合は線形な動きとなるが、b=0に設定しても良い。
bの値を大きくしていくと、あるAVE値からPWM値が計算上100%を超える場合も出てくるが、これは超え始めたAVE値を境にリミッタをかける(100%を超えた場合は100%の値とする。)などの処置を実施すればよい。
また、設定方法は製品Aではb=8、製品Bではb=16などのように、ICのレジスタに記録しておいてもよいし、外部ROMを用いて設定値を変更できるようにしておいてもよい。
本実施例における係数bの設定方法以外は、実施例1と同じ構成および動作となる。
実施例3では実施例1で説明した任意の係数aの値を設定する方法を示す。例えばa=675と設定すると、図11のような特性を持たせることができる。
これは、低階調が多い画面において更に低消費電力化を図りたいというような場合に有効である。実施例1でも述べたが、低階調の多い画像つまり暗い画像というのはAVE値は50〜70程度である(8bit入力の場合)。
これを踏まえて、PWMのターゲット値を決めて係数aの値を決定することが可能である。例えば、図11ではAVEが50近傍ではPWM値は30(%)となっている。
これが暗くし過ぎていれば、aの値をもう少し小さくすればPWM値を増やすことができる。これは画質を確認しながら決定すればよい。
また、実施例1も踏まえると、係数aの値は1〜1024程度の値の範囲で設定するとよい。設定方法は、製品Aではa=123、製品Bではa=675などのように、ICのレジスタに記録しておいてもよいし、外部ROMを用いて設定値を変更できるようにしておいてもよい。
本実施例における係数aの設定方法以外は、実施例1と同じ構成および動作となる。
実施例4では、実施例1で説明した任意の係数bの値をMAX値と連動させる回路を示す。例えば、実施例1で説明したように、(a,b)=(123,8)と設定すると図2のような特性を持たせることができるが、これはMAX値が255の場合を想定している。
これは、一般的な自然画などの画像を考えると、全体的に暗い画面でもどこか一部に高階調(255階調近辺)が含まれている場合が多いためである。ただし、MAX値が255ではなく220や200と低くなる場合も当然存在するため、これも考慮に入れなくてはならない。
図12は、実施例1で説明した係数(a,b)=(123,8)の設定で、MAX値が255ではなく200となった場合のグラフを示している。これを見ると図2と比較して高階調側の輝度が落ちていることが分かる。
つまり、MAX値が255よりも小さくなるような場合は、MAX値に連動させて係数bの値を変えるような制御をすれば図2のように高階調側での輝度低減を抑えることが可能となる。
例えば、MAX値=200の場合にb=12と設定したものを図13に示す。これと図2を比較してみると高階調側の輝度低減率が同じような割合で抑えられていることが分かる。
つまり、MAX値=255の場合は係数を(a,b)=(123,8)とし、MAX値=200の場合は係数を(a,b)=(123,12)となるように制御すればよいことが分かる。
前述のMAX値が変化した場合に、係数bを最良の値とする関係式を下記に示す。
具体的に考えると、例えばMAX値が255の時に係数(a,b)を(123,8)と設定した場合、式(c)中の任意の係数cの値を216に設定することでMAX値が200の時に式(c)によって得られるbの値は12となり、MAX値が255に時は(a,b)=(123,8)、MAX値が200の時は(a,b)=(123,12)と得られることが分かる。
次に、Rank値を算出する計算式は、下記の式(d)によって算出される。
ここで、式(a)と式(d)は、bとb_mが異なっているが、b_mの値は実施例4の計算を分かりやすくするために用いた値であり、実際は式(c)によってbの値が更新されるものである。
従って、式(a)と式(d)の2つの式を用意する必要はなく、式(a)のみでよい。よって、実施例4の制御回路を実行するには、式(c)のみを実施例1の制御回路に追加すればよいこととなる。
また任意の係数pとqの値は、実施例1と同様p=1024、q=4096と設定した。このp、qの設定値はAVE値とMAX値が8bitの分解能で計算される場合に最適な値であり、AVE値やMAX値の分解能が増えればp、qの値もそれに応じて最適な値を計算して設定すればよい。
このように式(c)を用いてbの値を制御することで、MAXの値が変化したときでも、高階調が多く含まれるような入力映像信号の場合に全体的に暗く感じてしまうという画質の違和感を極力なくすことが可能となる。
本実施例の構成に関しては、実施例1の図8にて示した映像信号処理回路15の輝度制御回路部20が同じ構成であるため、映像信号特徴値算出回路部2に関して詳しく説明する。
実施例4の映像信号特徴値算出回路部2の構成を図14に示す。実施例1と異なる部分は、図14に示した特徴値係数(b_m)算出部7と特徴値係数c設定部8が追加された構成となっているところである。
映像信号特徴値算出回路部2は、映像信号最大階調値算出部3、映像信号平均値算出部4、特徴値係数(a,b)設定部5、映像信号特徴値算出部6、特徴値係数(b_m)算出部7、および、特徴値係数c設定部8で構成される。
まず、映像信号入力部1より映像信号が入力され、映像信号最大階調値算出部3で1フレーム中の映像信号の最大値(MAX値)が算出され、映像信号平均値算出部4で1フレーム中の映像信号の平均値(AVE値)が算出される。
ここで、特徴値係数(b_m)算出部7においては、映像信号最大値算出部3にて算出されたMAX値と特徴値係数(a,b)設定部5にて予め設定されたbの値と特徴値係数c設定部8にて予め設定されたcの値を用いて、実施例4中の式(c)を用いてb_mの値が算出される。
次に、特徴値係数(a,b)設定部5にて予め設定されているaの値と前記特徴値係数(b_m)算出部7で算出されたb_mの値と前記MAX値とAVE値を用いて、映像信号特徴値算出部6において実施例4中の式(d)で示される四則演算のみを用いた関数でRank値が算出される。
算出された特徴値は、前記図8を用いて説明したとおり、階調変換回路部100とB/L駆動用PWM信号生成部101に伝送される。階調変換回路部100とB/L駆動用PWM信号生成部101から先の構成は、図8で説明したとおりである。
最後に、本実施例の動作について説明する。本実施例は、実施例1に記載の任意の係数bの値をMAX値に応じて制御することが特徴である。その他の動作は実施例1と同様である。
入力される映像信号に応じてB/L輝度を制御するための各回路ブロックに関して、図8と図14を用いて説明する。
図13に示すとおり、映像信号が入力され、1フレーム中の映像信号の最大階調値(MAX)と映像信号の平均値(AVE)が算出される。次に、算出されたMAX値より係数bの値が下記の式(c)によって算出される。
Rank値は算出されたMAX値とAVE値と係数a、b_mの値を使用して、下記の式(d)によって算出される。
ここで、式(d)は式(a)のbの値をb_mに置き換えたものである。実際の制御回路においてはbの値が式(c)によって更新されるため、特徴値を算出する式は式(a)でよい。数式を分かりやすくするためにb_mの値を用いている。
また、式(c)における任意の係数cの値は1〜254の範囲で設定するとよい。特に、c=216の値が画質を確認した上で最適な値であった。
さらにcの値を小さく設定していくとb_mの値が31を超える場合も出てくるが、これは超え始めたb_m値を境にリミッタをかける(31を超えた場合は31の値とする。)などの処置を実施すればよい。
cの値の設定方法は、ICのレジスタに記録しておいてもよいし、外部ROMを用いて設定値を変更できるようにしておいてもよい。
次に、図7に示すように、算出されたRank値を用いてB/L輝度を低減するためのPWM信号がPWM信号生成部において式(b)にもとづいて生成され、B/L駆動基板202へと伝送される。
一方で、輝度低減量を補完するためのγ変換を実施するため、図8に示す階調変換回路部にて階調変換が実施され、階調変換回路部から出力された映像信号は表示装置駆動ドライバに所定の伝送フォーマットに従って伝送される。
1 映像信号入力部
2 映像信号特徴値算出回路部
3 映像信号最大階調値算出部
4 映像信号平均値算出部
5 特徴値係数(a,b)設定部
6 映像信号特徴値算出部
7 特徴値係数(b_m)算出部
11 信号処理基板
12 電源供給源
13 電源生成回路
14 映像信号供給源
15 映像信号処理回路
20 輝度制御回路部
21 表示装置
100 階調変換回路部
101 B/L駆動用PWM信号生成部
200 表示装置駆動ドライバ
201 表示装置走査用ドライバ
202 B/L駆動基板

Claims (9)

  1. 入力された映像信号に応じてバックライト輝度を制御する輝度制御回路部と、その制御された輝度に応じてその入力された映像信号の階調を変換するための階調変換回路部を有し、
    前記入力された映像信号として全白が入力され、その全白が表示された状態から任意の表示領域に1画素の黒を表示し、その黒が表示された領域の割合を徐々に大きくし、白の表示領域が1画素になるまで前記入力された映像信号を連続的に変化させた場合に、全白表示から白が1画素になるまでの間前記バックライト輝度は連続的かつ滑らかに小さくなり、
    前記バックライト輝度の変化は、前記入力された映像信号の1フレーム中の映像信号の階調の平均値および最大値の一次関数で生成される特徴値で算出された輝度低減量と比較した場合、常にその一次関数で算出される輝度低減量以下の輝度低減量となるように前記バックライト輝度の低減量が制御されることを特徴とした制御回路。
  2. 前記最大値と前記平均値を算出する回路と、予め決定した少なくとも2つ以上の係数を設定しておく特徴値係数設定部を有し、
    前記最大値と前記平均値と予め決定した係数を用いて映像信号の特徴値を算出する映像信号特徴値算出回路部を有し、
    前記映像信号の特徴値は、算出された前記最大値および前記平均値を用いて、前記平均値の2乗に係数を乗じた項、前記平均値に係数を乗じた項、前記最大値に係数を乗じた項、前記平均値と前記最大値の積に係数を乗じた項の4つの項のみで構成される多項式の関数によって生成されることを特徴とした請求項に記載の制御回路。
  3. 前記映像信号の特徴値Rankは、算出された前記最大値MAXと前記平均値AVEと任意の係数aおよびbとp、qを用いて

    Rank=(a/p)×(1−(b/q)×AVE)×AVE
    +(1−(a/p)×(1−(b/q)×AVE))×MAX

    の数式で決定され、また、前記バックライト輝度はPWM値を用いて

    PWM=(Rank/f(n))^2.2
    f(n):最大表示階調値(8bitの場合は255)

    の数式で決定されることを特徴とした請求項に記載の制御回路。
  4. 前記平均値と前記PWM値の関係においては、平均値が大きい領域ではPWM値の変化率は小さく、傾きが緩やかとなっており、一方で平均値が小さくなるにつれてPWM値の変化率は大きく、傾きが大きくなり、かつそのPWM値の変化は常に滑らかで連続的であることを特徴とした請求項に記載の制御回路。
  5. 前記任意の係数aおよびbの値は
    a = 1〜1024
    b = 0〜31
    の範囲で設定され、映像信号の特徴値が算出されることを特徴とした請求項またはに記載の制御回路。
  6. 前記特徴値係数設定部は、少なくとも3つ以上の係数を設定し、更に算出された前記最大値に応じて少なくとも1つ以上の係数の値を変更する特徴値係数算出部を有し、その変更された係数によって前記映像信号の特徴値が算出されることを特徴とした請求項のいずれか一に記載の制御回路。
  7. 前記算出された最大値MAXと、最大値を想定して設定した前記任意の係数bの値と、任意の係数cの値を用いて

    b_m=(255/c)×(f(n)/MAX)×b
    f(n):最大表示階調値(8bitの場合は255)

    の数式で係数b_mが算出され、
    前記映像信号の特徴値Rankは、算出された前記最大値MAXと前記平均値AVEと任意の係数aと前記算出された係数b_mを用いて

    Rank=(a/p)×(1−(b_m/q)×AVE)×AVE
    +(1−(a/p)×(1−(b_m/q)×AVE))×MAX

    の数式で決定され、また、バックライト輝度はPWM値を用いて

    PWM=(Rank/f(n))^2.2
    f(n):最大表示階調値(8bitの場合は255)

    の数式で決定されることを特徴とした請求項に記載の制御回路。
  8. 前記任意の係数cの値は
    c = 1〜254
    の範囲で設定され、前記映像信号の特徴値が算出されることを特徴とした請求項に記載の制御回路。
  9. 請求項1〜のいずれか一に記載の制御回路を搭載した表示装置。
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