[go: up one dir, main page]

JP6098561B2 - エンジンの冷却構造 - Google Patents

エンジンの冷却構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6098561B2
JP6098561B2 JP2014069178A JP2014069178A JP6098561B2 JP 6098561 B2 JP6098561 B2 JP 6098561B2 JP 2014069178 A JP2014069178 A JP 2014069178A JP 2014069178 A JP2014069178 A JP 2014069178A JP 6098561 B2 JP6098561 B2 JP 6098561B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water jacket
cylinder
coolant
engine
jacket spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014069178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015190403A (ja
Inventor
正▲礼▼ 道法
正▲礼▼ 道法
義昭 早水
義昭 早水
中島 純
純 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2014069178A priority Critical patent/JP6098561B2/ja
Priority to PCT/JP2015/000869 priority patent/WO2015145961A1/ja
Priority to US15/119,842 priority patent/US10202932B2/en
Priority to DE112015001528.0T priority patent/DE112015001528T5/de
Priority to CN201580015067.5A priority patent/CN106103957B/zh
Publication of JP2015190403A publication Critical patent/JP2015190403A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6098561B2 publication Critical patent/JP6098561B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/004Cylinder liners
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F1/14Cylinders with means for directing, guiding or distributing liquid stream
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01PCOOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
    • F01P3/00Liquid cooling
    • F01P3/02Arrangements for cooling cylinders or cylinder heads
    • F01P2003/024Cooling cylinder heads
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/02Cylinders; Cylinder heads  having cooling means
    • F02F1/10Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling
    • F02F2001/104Cylinders; Cylinder heads  having cooling means for liquid cooling using an open deck, i.e. the water jacket is open at the block top face

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

本発明は、エンジンの冷却構造に関し、特に、シリンダブロックのウォータジャケット内に冷却水の流路を形成するウォータジャケットスペーサが配設されたものに関する。
従来、エンジンを構成するシリンダブロックに冷却水が流通するウォータジャケットが形成され、該ウォータジャケットに冷却水の流路を形成するウォータジャケットスペーサが配設されたエンジンの冷却構造がある。その一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1には、ウォータジャケット内にシリンダライナの外周の略全周を覆うウォータジャケットスペーサが配設され、該ウォータジャケットスペーサの上部には、シリンダライナの外周部における冷却水の流量を増加させるための空間部を形成する切り欠きが設けられ、ウォータジャケットスペーサの内側及び外側に冷却水を流通させるエンジンの冷却構造が開示されている。
特開第4279713号公報
しかしながら、特許文献1に開示のエンジンの冷却構造では、ウォータジャケット内の冷却水がウォータジャケットスペーサの外側を流れるため、シリンダライナの熱が冷却水を介してウォータジャケットの外周を形成するシリンダブロック外周壁に放熱される。その結果、シリンダライナの昇温効果が低下し、シリンダライナ全体が安定した略均一の温度分布になるまでに時間を要する。そのため、シリンダライナの内側を摺動するピストンの摺動抵抗が低減し難く、また、暖機促進効果も低下する。その上、燃焼室近傍のシリンダライナ上部の効果的な冷却も不十分となる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、シリンダブロック外周壁への放熱を抑制しつつ、シリンダライナの早期の昇温及び早期の温度均一化を達成し、かつシリンダライナ上部の冷却性を確保することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ウォータジャケットスペーサの上部をシリンダブロック外周壁に近接させると共に、ウォータジャケットスペーサの上部とシリンダライナの上部外周りとの間に冷却液経路を形成したものである。
具体的には、本発明は、エンジンを構成するシリンダブロックのシリンダライナ周りにウォータジャケットが形成され、該ウォータジャケットの外周りを形成するシリンダブロック外周壁に該ウォータジャケットにウォータポンプから送給される冷却液を導入する冷却液導入が形成されると共に、上記ウォータジャケットにウォータジャケットスペーサが配設されたエンジンの冷却構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、上記ウォータジャケットスペーサは、上記シリンダライナの略全周を囲むように配置され、下部と、該下部の上端から上記シリンダブロック外周壁に向かって外側に張り出す鍔部と、該鍔部の外周端から上方に延びる上部とを有し、上記ウォータジャケットスペーサの上記冷却液導入に対応する部位には、該冷却液導入から導入された冷却液を上記ウォータジャケットスペーサの内周面側に導入する開口部が形成され、上記ウォータジャケットスペーサの上部は、上記シリンダブロック外周壁に近接すると共に、上記シリンダライナの上部外周りとの間に上記開口部から導入された冷却液を上記シリンダライナの上部外周りに循環させる冷却液経路が形成されている一方、上記ウォータジャケットスペーサの下部は、気筒の外周面に近接し、 上記冷却液経路は、上記ウォータジャケットスペーサの上部を上記シリンダライナの上部外周りから離間させて形成され、上記開口部は、上記ウォータジャケットスペーサの上部に貫通形成され、上記鍔部及び上記ウォータジャケットスペーサの上部における上記冷却液導入路に対応する部位が上記冷却液導入路内に突出し、該突出部には上記開口部が形成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、ウォータジャケットスペーサの上部とシリンダライナの上部外周りとの間に冷却液経路が形成されているので、冷却液経路を流れる冷却液がシリンダブロック外周壁に接触せず、また、ウォータジャケットスペーサの上部がシリンダブロック外周壁に近接しているので、冷却液経路を流れる冷却液がこのウォータジャケットスペーサによって断熱される。そのため、冷却液経路を流れる冷却液を介してシリンダライナの熱がシリンダブロック外周壁に放熱されるのを抑制することができる。また、ウォータジャケットスペーサの下部が気筒の外周面に近接しており、シリンダライナの下部がウォータジャケットスペーサによって断熱されるので、シリンダライナの下部が冷却されるのを抑制することができる。以上により、シリンダライナが早期に昇温し、かつ均一な温度分布を達成することができる。その結果、ピストンの摺動抵抗を低減することができて、燃費向上を図ることができる。また、シリンダライナの上部における冷却性も確保することができる。さらには、冷却液がウォータジャケットの略上部だけを流れるため、冷却液流量を抑えることが可能となり、ウォータジャケットに冷却液を送出するウォータポンプの負荷を低減することができる。その結果、エンジンの暖気を促進することができる。
また、第1の発明によれば、冷却液経路がウォータジャケットの上部をシリンダライナの上部外周りから離間させて形成されているので、シリンダライナの上部外周りの形状を変更することなく、冷却液経路を形成することができる。
第2の発明は、上記ウォータジャケットスペーサは、上記シリンダライナの略全周を囲むように配置され、上記ウォータジャケットスペーサの上記冷却液導入部に対応する部位には、該冷却液導入部から導入された冷却液を上記ウォータジャケットスペーサの内周面側に導入する開口部が形成され、上記ウォータジャケットスペーサの上部は、上記シリンダブロック外周壁に近接すると共に、上記シリンダライナの上部外周りとの間に上記開口部から導入された冷却液を上記シリンダライナの上部外周りに循環させる冷却液経路が形成されている一方、上記ウォータジャケットスペーサの下部は、気筒の外周面に近接し、上記開口部は、上記ウォータジャケットスペーサの気筒列方向一端部に形成され、上記冷却液経路は、上記開口部から導入された冷却液を該冷却液経路の排気側部分から吸気側部分に循環させるように形成され、上記シリンダブロックと共に上記エンジンを構成するシリンダヘッドには、該シリンダブロックのウォータジャケットからの冷却液が流れるシリンダヘッドウォータジャケットが形成され、上記シリンダヘッドウォータジャケットは、上記気筒の燃焼室の周囲に形成されたジャケット本体を有し、上記シリンダヘッドの下面には、上記ジャケット本体を覆うようにガスケットが配設され、上記ガスケットのシリンダボア間に対応する部分には、上記シリンダブロックのウォータジャケットと上記ジャケット本体とを連通する連通孔が貫通形成され、上記ウォータジャケットスペーサの上部の排気側部分は、気筒列方向他端側に向かって高さ寸法が小さくなり、上記ウォータジャケットスペーサの上部の吸気側部分は、気筒列方向一端側に向かって高さ寸法が小さくなることを特徴とする。
第2の発明によれば、ウォータジャケットスペーサの上部とシリンダライナの上部外周りとの間に冷却液経路が形成されているので、冷却液経路を流れる冷却液がシリンダブロック外周壁に接触せず、また、ウォータジャケットスペーサの上部がシリンダライナの上部外周壁に近接しているので、冷却液経路を流れる冷却液がこのウォータジャケットスペーサによって断熱される。そのため、冷却液経路を流れる冷却液を介してシリンダライナの熱がシリンダブロック外周壁に放熱されるのを抑制することができる。また、ウォータジャケットスペーサの下部が気筒の外周面に近接しており、シリンダライナの下部がウォータジャケットスペーサによって断熱されるので、シリンダライナの下部が冷却されるのを抑制することができる。以上により、シリンダライナが早期に昇温し、かつ均一な温度分布を達成することができる。その結果、ピストンの摺動抵抗を低減することができて、燃費向上を図ることができる。また、シリンダライナの上部における冷却性も確保することができる。さらには、冷却液がウォータジャケットの略上部だけを流れるため、冷却液流量を抑えることが可能となり、ウォータジャケットに冷却液を送出するウォータポンプの負荷を低減することができる。その結果、エンジンの暖気を促進することができる。
また、第2の発明によれば、冷却液を比較的高温の排気側から循環させるため、各気筒のシリンダライナを適正に冷却することができる。
第3の発明は、第2の発明において、上記冷却液経路は、上記ウォータジャケットスペーサの上部を上記シリンダライナの上部外周りから離間させて形成されていることを特徴とする。
第3の発明によれば、冷却液経路がウォータジャケットの上部をシリンダライナの上部外周りから離間させて形成されているので、シリンダライナの上部外周りの形状を変更することなく、冷却液経路を形成することができる。
第4の発明は、第1の発明において、上記開口部は、上記ウォータジャケットスペーサの気筒列方向一端部に形成され、上記冷却液経路は、上記開口部から導入された冷却液を該冷却液経路の排気側部分から吸気側部分に循環させるように形成されていることを特徴とする。
第4の発明によれば、冷却液を比較的高温の排気側から循環させるため、各気筒のシリンダライナを適正に冷却することができる。
第5の発明は、第4の発明において、上記シリンダブロックと共に上記エンジンを構成するシリンダヘッドには、該シリンダブロックのウォータジャケットからの冷却液が流れるシリンダヘッドウォータジャケットが形成され、上記シリンダヘッドウォータジャケットは、気筒の燃焼室の周囲に形成されたジャケット本体を有し、上記シリンダヘッドの下面には、上記ジャケット本体を覆うようにガスケットが配設され、上記ガスケットのシリンダボア間に対応する部分には、上記シリンダブロックのウォータジャケットと上記ジャケット本体とを連通する連通孔が貫通形成され、上記ウォータジャケットスペーサの上部の排気側部分は、気筒列方向他端側に向かって高さ寸法が小さくなり、上記ウォータジャケットスペーサの上部の吸気側部分は、気筒列方向一端側に向かって高さ寸法が小さくなることを特徴とする。
第6の発明は、第4又は第5の発明において、上記シリンダブロックと共に上記エンジンを構成するシリンダヘッドには、該シリンダブロックのウォータジャケットからの冷却液が流れるシリンダヘッドウォータジャケットが形成されており、上記ウォータジャケットスペーサの気筒列方向一端部には、上記冷却液経路を循環した冷却液を上記シリンダヘッドウォータジャケットに導出する冷却液導出部が形成され、上記ウォータジャケットスペーサにおける上記冷却液導出部と上記開口部との間には、該開口部から導入された冷却液の流れを制限する冷却液制限部が形成されていることを特徴とする。
第6の発明によれば、冷却液導入部から導入された冷却液は、開口部から冷却液経路に流入し、冷却液経路の排気側及び吸気側に流れる。このうち、吸気側に流れる冷却液は、冷却液制限部によって上記開口部からシリンダヘッドウォータジャケットへ流れる冷却液導出部への流れが制限されている。したがって、開口部から冷却液経路に流入した冷却液の大部分を冷却液経路の排気側に流れて当該冷却液経路を確実に循環させ、シリンダヘッドウォータジャケットに流すことができる。
第7の発明は、第2又は第3の発明において、上記ウォータジャケットスペーサの気筒列方向一端部には、上記冷却液経路を循環した冷却液を上記シリンダヘッドウォータジャケットに導出する冷却液導出部が形成され、上記ウォータジャケットスペーサにおける上記冷却液導出部と上記開口部との間には、該開口部から導入された冷却液の流れを制限する冷却液制限部が形成されていることを特徴とする。
第7の発明によれば、冷却液導入部から導入された冷却液は、開口部から冷却液経路に流入し、冷却液経路の排気側及び吸気側に流れる。このうち、吸気側に流れる冷却液は、冷却液制限部によって上記開口部からシリンダヘッドウォータジャケットへ流れる冷却液導出部への流れが制限されている。したがって、開口部から冷却液経路に流入した冷却液の大部分を冷却液経路の排気側に流れて当該冷却液経路を確実に循環させ、シリンダヘッドウォータジャケットに流すことができる。
第8の発明は、第1乃至第7のいずれか1つの発明において、上記エンジンは多気筒エンジンであり、上記ウォータジャケットは、各気筒に設けられた上記シリンダライナ周りに形成され、上記ウォータジャケットスペーサは、樹脂製であって、複数の上記シリンダライナ周りを囲むように配置され、上記シリンダブロックのシリンダボア間と上記ウォータジャケットスペーサの該シリンダボア間に対応する部位との間には、シール部材が設けられていることを特徴とする。
第8の発明によれば、樹脂製のウォータジャケットスペーサは、製造誤差や組付性を考慮して、各ボア間との隙間が大きくなるように成形されているが、この隙間にシール部材が設けられているので、冷却液経路を流れる冷却液が当該隙間を通って冷却液経路の外部に流出するのを抑制することができる。
以上、本発明によれば、シリンダブロック外周壁への放熱を抑制しつつ、シリンダライナの早期の昇温及び早期の温度均一化を達成し、かつシリンダライナ上部の冷却性を確保することができる。
シリンダブロックの上面図である。 エンジンの図1のII-II線断面相当図である。 エンジンの図1のIII-III線断面相当図である。 ウォータジャケットスペーサを排気側から見た斜視図である。 ウォータジャケットスペーサを吸気側から見た斜視図である。 ウォータジャケットスペーサを示す図であって、(a)は平面図であり、(b)は排気側から見た側面図であり、(c)は吸気側から見た側面図である。 ウォータジャケットスペーサを取り付けた状態における図1の一部拡大図であって、(a)はVIIa部を示す図であり、(b)はVIIb部を示す図であり、(c)はVIIc部を示す図である。 図3のVIII-VIII線断面図である。 シリンダライナの温度分布を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るエンジンの冷却構造を備えた多気筒エンジン1(以下、エンジン1という)を構成するシリンダブロック3の上面図である。また、図2及び図3は、それぞれ上記エンジン1を図1におけるII-II線及びIII-III線で切断した場合の断面図である。
上記エンジン1は、直列に並ぶ4つのサイアミーズタイプの気筒5,5,…がクランク軸(図示省略)の軸方向に沿って直列に並ぶ直列4気筒エンジンである。このエンジン1は、アルミニウム合金製の上記シリンダブロック3と該シリンダブロック3の上側に組み付けられる同じくアルミニウム合金製のシリンダヘッド7とによって構成され、これらシリンダブロック3とシリンダヘッド7とによって形成される上記気筒5,5,…内でピストン(図示省略)が上下動するように構成されている。
上記エンジン1は、車両前部に設けられたエンジンルーム内に、クランク軸が車幅方向に延びるように横置き搭載されるものである。より具体的には、上記エンジン1は、上記各気筒5の中心線が鉛直方向に対して所定角度で傾斜するようにスラント状態で配設されている。該エンジン1の左側(図1において上側)には、各気筒5内に吸気を導入するための吸気マニホールド(図示省略)が配設されている一方、上記エンジン1の右側(図2において下側)には、排気系(排気マニホールド等、図示省略)が設けられている。このシリンダブロック3において、その長手方向(気筒列方向であり、以下、エンジン前後方向ともいう)両端部及びシリンダボア間9,9,…のそれぞれの吸気側及び排気側には、上記シリンダヘッド7とボルト締結するためのボルトが螺合されるボルト穴11,11,…が形成されている。
また、上記エンジン1には、後述するように、上記シリンダブロック3及びシリンダヘッド7にそれぞれ形成されたウォータジャケット13,15内に冷却水を送出するためのウォータポンプ(図示省略)が配設されている。該ウォータポンプは、上記シリンダブロック3に設けられたクランクプーリ(図示省略)を介してクランク軸によって駆動される。
上記シリンダブロック3は、概略直方体形状のブロック材の上面に、上記エンジン1の複数の上記気筒5,5,…の一部を構成するシリンダボア17,17,…が直列に並んで開口するように形成されている。そして、上記シリンダブロック3には、上記各気筒5の内周面上(シリンダボア17の内周面上)に配設されるシリンダライナ19(図3参照)周りを冷却するように、上記シリンダボア17,17,…の吸気側及び排気側に冷却水の流通路としてのシリンダブロックウォータジャケット13(ウォータジャケット)が形成されている。
該シリンダブロックウォータジャケット13は、上記シリンダボア間9,9,…に対応する箇所がくびれている。また、上記シリンダブロックウォータジャケット13の外周りを形成するシリンダブロック外周壁21の排気側エンジン前端部には、上記ウォータポンプから送給される冷却水を上記シリンダブロックウォータジャケット13に導入する冷却水導入路23(冷却液導入部)が形成されている。該冷却水導入路23は、上記シリンダブロック外周壁21のシリンダブロックウォータジャケット13中央部下側に対応する箇所に形成され、最もエンジン前側の気筒5に近づくに従ってエンジン後側に傾斜している。そのため、上記冷却水導入路23からシリンダブロックウォータジャケット13に導入された冷却水は、エンジン前側及び後側に分岐し、大部分がエンジン後側に流れ、その他がエンジン前側に流れる。
上記シリンダブロックウォータジャケット13には、該シリンダブロックウォータジャケット13を流れる冷却水の水路を形成するウォータジャケットスペーサ25が4つの上記シリンダライナ19,19,…の略全周を囲むように配設されている。図4及び図5は、ウォータジャケットスペーサ25の全体斜視図であって、それぞれ排気側及び吸気側から見たものである。さらに、図6はウォータジャケットスペーサ25を示す図であって、(a)は平面図、(b)は排気側から見た側面図、(c)は吸気側から見た側面図である。
上記ウォータジャケットスペーサ25は、耐熱性の合成樹脂からなる。該ウォータジャケットスペーサ25は、上記各シリンダライナ19の上下方向中央部を囲むジャケットスペーサ下部27と、該ジャケットスペーサ下部27の上端から上記シリンダブロック外周壁21に向かって外側に張り出す鍔部29と、該鍔部29の外周端から上方に延びて上記各シリンダライナ19の上端部を囲むジャケットスペーサ上部31と、を有している。
上記ジャケットスペーサ下部27は、エンジン前後方向に細長い略円筒状をなし、上記シリンダボア間9,9,…に対応する部位がこれらシリンダボア間9,9,…の形状に沿ってくびれている。
図6(b)に示すように、上記ジャケットスペーサ下部27の排気側部分における最もエンジン前側の上記気筒5に対応する部分の上端は、一定の高さを保持し、当該部分からエンジン後側に向かって上方に傾斜している。そして、図6(c)に示すように、上記ジャケットスペーサ下部27の吸気側部分の上端は、排気側部分の上端よりも緩やかな勾配でエンジン前側に向かって上方に傾斜している。
また、上記ジャケットスペーサ下部27の外周面には、図4乃至図6に示すように、軽量化の観点から、肉抜き部33が周方向に等間隔で形成されている。
さらに、上記ジャケットスペーサ下部27は、上記各シリンダライナ19の上下方向中央部に近接しており、該各シリンダライナ19外側の上記気筒5の外周面とほぼ接触している。ただし、上記ジャケットスペーサ下部27の上記シリンダボア間9,9,…に対応する部位は、上記シリンダブロックウォータジャケット13の該シリンダボア間9,9,…に対応する箇所が比較的狭いため、該シリンダボア間9,9,…からやや外側に位置している。そのため、図2に示すように、上記ジャケットスペーサ下部27の上記シリンダボア間9,9,…に対応する部位と該シリンダボア間9,9,…との間には、比較的大きな隙間が形成されている。また、上記エンジン1の製造時に上記ウォータジャケットスペーサ25を上記シリンダブロックウォータジャケット13に取り付けやすくするために、上記ウォータジャケットスペーサ25は、最もエンジン前側の上記気筒5の外周面と最もエンジン後側の上記気筒5との外周面との間に比較的大きな隙間が形成されるように設計されている。しかしながら、これら比較的大きな隙間が形成されていると、上記ジャケットスペーサ上部31の内側に形成された後述する冷却水経路45を流れる冷却水が上記ジャケットスペーサ下部27の内側に漏れ出るおそれがある。そこで、上記の比較的大きな隙間には、ウレタンゴム製のシール部材35,37,39が配設されている。
図7は、ウォータジャケットスペーサ25を取り付けた状態における図1の一部拡大図であって、(a)はVIIa部を示す図であり、(b)はVIIb部を示す図であり、(c)はVIIc部を示す図である。上記シリンダボア間9,9,…に対応する隙間には、図7(a)に示すように、シール部材35が取り付けられ、当該隙間を閉塞している。また、エンジン前後方向両側の上記気筒5に対応する隙間には、図7(b)及び(c)に示すように、円弧状のシール部材37,39が取り付けられ、当該隙間を閉塞している。なお、図2では、上記シール部材35を省略している。
上記鍔部29は、図4、図5及び図6(a)に示すように、上記ジャケットスペーサ下部27の上端全周に亘って形成されている。該鍔部29及びジャケットスペーサ上部31の上記冷却水導入路23に対応する部位は、該冷却水導入路23の形状に沿って外側に突出している。
また、上記鍔部29の上記シリンダボア間9,9,…に対応する部位の外周端は、上記ジャケットスペーサ下部27の該シリンダボア間9,9,…に対応する部位よりも緩やかに湾曲している。
さらに、上記鍔部29は、上記シリンダブロックウォータジャケット13の全周に亘って該シリンダブロックウォータジャケット13の幅と略同じ幅を有している。ただし、上記鍔部29の最もエンジン前側の上記気筒5のエンジン前側に位置する部位は、上記シリンダヘッド7の内部に形成された後述するジャケット本体55(シリンダヘッドウォータジャケット)に冷却水を導出する冷却水導出部41を構成し、図6(a)に示すように、上記鍔部29における該冷却水導出部41と上記冷却水導入路23対応部位との中間の部位(以下、中間部位という)は、他の部位よりも幅狭となっている。
上記ジャケットスペーサ上部31は、上記鍔部29の外周端に沿って形成されており、上記ジャケットスペーサ下部27と同様に、エンジン前後方向に細長い略円筒状をなし、上記シリンダボア間9,9,…に対応する箇所がこれらシリンダボア間9,9,…の形状に沿ってくびれている。
上記ジャケットスペーサ上部31の排気側部分における上記冷却水導入路23に対応する部位(突出部)には、図4及び図6(b)に示すように、矩形状の開口部43が貫通形成されている。該開口部43は、上記冷却水導入路23から導入された冷却水を上記ジャケットスペーサ上部31の内周面側に導入する。
上記ジャケットスペーサ上部31は、図2及び図3に示すように、上記各気筒5の外周面から離間し、上記シリンダブロック外周壁21に近接している。したがって、該ジャケットスペーサ上部31と上記気筒5,5,…との間には、幅広の空間が形成されており、この空間を上記開口部43から導入された冷却水が循環する。つまり、この空間は、上記開口部43から導入された冷却水を上記シリンダライナ19,19,…の上部外周りに排気側から吸気側に循環させる冷却水経路45(冷却液経路)を構成している。
上記ジャケットスペーサ上部31の上端は、一定の高さを有しており、図6(b)に示すように、上記ジャケットスペーサ上部31の排気側部分における最もエンジン前側の上記気筒5に対応する部分は、一定の高さ寸法を有し、当該部分からエンジン後側に向かって高さ寸法が小さくなっている。そして、図6(c)に示すように、上記ジャケットスペーサ上部31の吸気側部分は、エンジン前側に向かって高さ寸法が小さくなっている。
また、上記ジャケットスペーサ上部31における上記鍔部29の上記中間部位対応箇所は、最もエンジン前側の上記気筒5の外周面に近接している。したがって、上記冷却水経路45の上記中間部位対応箇所は、該冷却水経路45の他の箇所よりも狭くなっているため、冷却水の流れが制限される冷却水制限部47を構成している。よって、上記開口部43から上記冷却水経路45に流入した冷却水は、エンジン前側及び後側に分岐するが、エンジン前側に流れる冷却水は、上記冷却水制限部47によって制限されるため、上記冷却水経路45に流入した冷却水の大半はエンジン後側に流れる。
上記シリンダヘッド7は、概略直方体形状のブロック材で構成され、その下面の上記各シリンダボア17対応箇所が燃焼室49の天井面を構成している。図8は、図3のVIII-VIII線断面図である。各天井面の吸気側には、一対の吸気ポート51,51がエンジン前後方向に間隔をあけて形成され、また、排気側には、一対の排気ポート53,53がエンジン前後方向に間隔をあけて形成されている。そして、これら吸気ポート51,51と排気ポート53,53との間には、プラグホール52が形成され、該プラグホール52の吸気側には、インジェクタホール54が形成されている。
上記シリンダヘッドウォータジャケット15は、図2及び図3に示すように、上記各気筒5の燃焼室49の周囲に形成されたジャケット本体55と、上記各気筒5の排気ポート53の反燃焼室49側に形成された排気側ジャケット57と、を有している。
上記ジャケット本体55は、各気筒5の燃焼室49の周囲近傍において各気筒5の吸排気ポート51,53やプラグホール52の外周を包み込むようにして上記シリンダヘッド7のエンジン前後方向全体に亘って形成されている。また、上記ジャケット本体55は、エンジン前後方向両端部に形成された孔部を介して、上記排気側ジャケット57のエンジン前後方向両端部にも連通している。これにより、上記ジャケット本体55を流れる冷却水は、順次、上記排気側ジャケット57に流通するようになっている。
上記シリンダヘッド7の下面には、図2及び図3に示すように、上記ジャケット本体55を覆うようにガスケット59が配設されている。当該下面には、上記シリンダブロック3に形成されたボルト穴11,11,…に対応する部分にボルト挿通孔61,61,…が形成されている。
上記ガスケット59の上記シリンダボア間9,9,…に対応する部分には、図2に示すように、上記シリンダブロックウォータジャケット13と上記ジャケット本体55とを連通する連通孔63,63,…が貫通形成されている一方、上記シリンダブロックウォータジャケット13のエンジン前後方向前端に対応する部分には、該シリンダブロックウォータジャケット13と上記ジャケット本体55とを連通する連通路(図示省略)が形成されている。
次に、ウォータポンプから送給された冷却水の流れを具体的に説明する。ウォータポンプから送給された冷却水は、冷却水導入路23に流れ、該冷却水導入路23からウォータジャケットスペーサ25に形成された開口部43を通って冷却水経路45に導入される。
冷却水経路45に導入された冷却水は、最もエンジン前側の気筒5の外周面に当たり、エンジン前側と後側に分岐する。冷却水導入路23は上述の如く上記気筒5に近づくに従ってエンジン後側に傾斜しているため、冷却水導入路23から導入された冷却水の流れは、エンジン後側に向かって方向付けられている。したがって、冷却水経路45の排気側部分に導入された冷却水は、エンジン後側に向かって流れ、その他が前側に向かって流れる。
エンジン前側に向かって流れる冷却水は、冷却水制限部47によってその流通が制限されるため、エンジン後側に向かって流れる冷却水よりも流量が小さい。そして、この冷却水制限部47を通過した冷却水は、冷却水導出部41に至り、ガスケット59に形成された連通路を通ってシリンダヘッド7のジャケット本体55に流入する。なお、このとき、ウォータジャケットスペーサ25の冷却水導出部41対応箇所と最もエンジン前側の気筒5との間の隙間にシール部材39が圧入されているので、冷却水がこの隙間から漏れ出ることがない。
一方、エンジン後側に向かって流れる冷却水は、冷却水導入路23の排気側部分を循環する。この循環途中で、冷却水経路45の上下幅が次第に小さくなっており、流路断面積が徐々に小さくなっている。そのため、冷却水の流速が所定速度に維持される。また、この循環途中で、冷却水の一部はシリンダボア間9,9,…を通るが、このとき、ウォータジャケットスペーサ25とシリンダボア間9,9,…との間の隙間にシール部材35が圧入されているので、冷却水がこの隙間から漏れ出ることがない。
冷却水経路45の排気側部分を流れた冷却水は、最もエンジン後側の気筒5の外周りを回り込む。このとき、ウォータジャケットスペーサ25と当該気筒5との間の隙間にシール部材37が圧入されているので、冷却水がこの隙間から漏れ出ることがない。
最もエンジン後側の気筒の外周りを回り込んだ冷却水は、冷却水経路45の吸気側部分をエンジン前側に向かって流れる。このとき、冷却水導入路23からの距離が遠ざかり、冷却水の勢いが低下するものの、冷却水経路45の上下幅がエンジン前側に向かって次第に小さくなっており、流路断面積が徐々に小さくなっているため、冷却水の流速が所定速度に維持される。
そして、冷却水経路45の吸気側部分を流れた冷却水は、最もエンジン前側の気筒5周りを回り込み、冷却水導出部41に至り、第2連通路を通ってシリンダヘッド7のジャケット本体55に流入する。なお、冷却水は、冷却水経路45を循環する途中で、ガスケット59の連通孔63,63,…を経由してシリンダヘッド7のジャケット本体55に流入する。
(シリンダライナの壁温の測定)
本発明者らは、シリンダライナ19の高さ方向の壁温を測定した。この測定は、ウォータポンプからシリンダブロックウォータジャケット13に冷却水を送出し、エンジン1を駆動した状態で、シリンダライナ19,19,…のうち一つのシリンダライナ19の高さ方向の壁温を測定した。測定条件は、(a)シリンダブロックウォータジャケット13に本実施形態に係るウォータジャケットスペーサ25を配設した場合、(b)シリンダブロックウォータジャケット13にウォータジャケットスペーサを配設しない場合、及び、(c)シリンダブロックウォータジャケット13に従来のウォータジャケットスペーサを配設した場合の3通りであった。なお、従来のウォータジャケットスペーサとは、その全体がシリンダライナ19,19,…に近接し、シリンダブロック外周壁21から離間しているものであった。
図9は、上記測定の結果を示す図であって、縦軸及び横軸はそれぞれシリンダライナ19の高さ及び壁温を示し、さらに、実線が上記測定条件(a)における結果を示し、破線が上記測定条件(b)における結果を示し、一点鎖線が上記測定条件(c)における結果を示している。
図9から分かるように、ウォータジャケットスペーサを配設しない上記測定条件(b)では、シリンダライナ19の上端の壁温が約130℃に達している一方、下端部の壁温が約112℃であり、その温度差は約18℃であった。また、従来のウォータジャケットスペーサを配設した上記測定条件(c)では、全体として壁温が高温領域にシフトしており、シリンダライナ19の上端の壁温が約135℃に達している一方、下端部の壁温が約122℃であり、その温度差は約13℃であった。
これらに対し、本実施形態に係るウォータジャケットスペーサ25を配設した上記測定条件(a)では、シリンダライナ19の上端の壁温が約130℃であり、従来のものよりも約5℃も低く、中央部から下端部にかけて約115℃であり、その温度差は約15℃であった。つまり、本実施形態に係るウォータジャケットスペーサ25では、シリンダライナ19全体の温度を低く保持し、かつその高さ方向の温度差を抑制可能であることが分かった。
−発明の実施形態の効果−
上記実施形態によれば、ジャケットスペーサ上部31とシリンダライナ19,19,…の上部外周りとの間に冷却水経路45が形成されているので、冷却水経路45を流れる冷却水がシリンダブロック外周壁21に接触せず、また、ジャケットスペーサ上部31がシリンダブロック外周壁21に近接しているので、冷却水経路45を流れる冷却水がこのウォータジャケットスペーサ25によって断熱される。そのため、冷却水経路45を流れる冷却水を介してシリンダライナ19,19,…の熱がシリンダブロック外周壁21に放熱されるのを抑制することができる。また、ジャケットスペーサ下部27が気筒5の外周面に近接しており、シリンダライナ19の中央部がウォータジャケットスペーサ25によって断熱されるので、シリンダライナ19の中央部が冷却されるのを抑制することができる。以上により、シリンダライナ19が早期に昇温し、かつ均一な温度分布を達成することができる。その結果、ピストンの摺動抵抗を低減することができ、かつ燃費向上を図ることができる。また、シリンダライナ19の上部における冷却性も確保することができる。さらには、冷却水がシリンダブロックウォータジャケット13の上部だけを流れるため、冷却水流量を抑えることが可能となり、シリンダブロックウォータジャケット13に冷却水を送出するウォータポンプの負荷を低減することができる。その結果、エンジン1の暖気を促進することができる。
また、上記実施形態によれば、冷却水経路45がジャケットスペーサ上部31をシリンダライナ19,19,…の上部外周りから離間させて形成されているので、シリンダライナ19の上部外周りの形状を変更することなく、冷却水経路45を形成することができる。
また、上記実施形態によれば、樹脂製のウォータジャケットスペーサ25は、製造誤差や組付性を考慮して、各シリンダボア間9,9,…との隙間が大きくなるように成形されているが、この隙間を閉塞するようにシール部材35が設けられているので、冷却水経路45を流れる冷却水が隙間を通って冷却水経路45の外部に流出するのを抑制することができる。
さらに、上記実施形態によれば、冷却水を比較的高温の排気側から循環させるため、各気筒5のシリンダライナ19を適正に冷却することができる。
さらにまた、上記実施形態によれば、冷却水導入路23から導入された冷却水は、ウォータジャケットスペーサ25の開口部43から冷却水経路45に流入し、エンジン前側及び後側に流れる。このうち、エンジン前側に流れる冷却水は、冷却水制限部47によって上記開口部43からシリンダヘッドウォータジャケット15へ流れる冷却水導出部41への流れが制限されている。したがって、開口部43から冷却水経路45に流入した冷却水の大部分は冷却水経路45の排気側に流れて当該冷却水経路45を確実に循環し、シリンダヘッドウォータジャケット15へ流れることができる。
以上説明したように、本発明に係るエンジンの冷却構造は、シリンダブロック外周壁への放熱を抑制しつつ、シリンダライナの早期の昇温及び早期の温度均一化を達成し、かつシリンダライナ上部の冷却性を確保する用途に適用することができる。
1 エンジン
3 シリンダブロック
5 気筒
7 シリンダヘッド
9 シリンダボア間
19 シリンダライナ
13 シリンダブロックウォータジャケット(ウォータジャケット)
15 シリンダヘッドウォータジャケット
21 シリンダブロック外周壁
23 冷却水導入路(冷却液導入部)
25 ウォータジャケットスペーサ
27 ジャケットスペーサ下部(ウォータジャケットスペーサの下部)
31 ジャケットスペーサ上部(ウォータジャケットスペーサの上部)
35 シール部材
41 冷却水導出部(冷却液導出部)
43 開口部
45 冷却水経路(冷却液経路)
47 冷却水制限部(冷却液制限部)

Claims (8)

  1. エンジンを構成するシリンダブロックのシリンダライナ周りにウォータジャケットが形成され、該ウォータジャケットの外周りを形成するシリンダブロック外周壁に該ウォータジャケットにウォータポンプから送給される冷却液を導入する冷却液導入が形成されると共に、上記ウォータジャケットにウォータジャケットスペーサが配設されたエンジンの冷却構造であって、
    上記ウォータジャケットスペーサは、上記シリンダライナの略全周を囲むように配置され、下部と、該下部の上端から上記シリンダブロック外周壁に向かって外側に張り出す鍔部と、該鍔部の外周端から上方に延びる上部とを有し、
    上記ウォータジャケットスペーサの上記冷却液導入に対応する部位には、該冷却液導入から導入された冷却液を上記ウォータジャケットスペーサの内周面側に導入する開口部が形成され、
    上記ウォータジャケットスペーサの上部は、上記シリンダブロック外周壁に近接すると共に、上記シリンダライナの上部外周りとの間に上記開口部から導入された冷却液を上記シリンダライナの上部外周りに循環させる冷却液経路が形成されている一方、
    上記ウォータジャケットスペーサの下部は、気筒の外周面に近接し、
    上記冷却液経路は、上記ウォータジャケットスペーサの上部を上記シリンダライナの上部外周りから離間させて形成され、
    上記開口部は、上記ウォータジャケットスペーサの上部に貫通形成され
    上記鍔部及び上記ウォータジャケットスペーサの上部における上記冷却液導入路に対応する部位が上記冷却液導入路内に突出し、該突出部には上記開口部が形成されていることを特徴とするエンジンの冷却構造。
  2. エンジンを構成するシリンダブロックのシリンダライナ周りにウォータジャケットが形成され、該ウォータジャケットの外周りを形成するシリンダブロック外周壁に該ウォータジャケットに冷却液を導入する冷却液導入部が形成されると共に、上記ウォータジャケットにウォータジャケットスペーサが配設されたエンジンの冷却構造であって、
    上記ウォータジャケットスペーサは、上記シリンダライナの略全周を囲むように配置され、
    上記ウォータジャケットスペーサの上記冷却液導入部に対応する部位には、該冷却液導入部から導入された冷却液を上記ウォータジャケットスペーサの内周面側に導入する開口部が形成され、
    上記ウォータジャケットスペーサの上部は、上記シリンダブロック外周壁に近接すると共に、上記シリンダライナの上部外周りとの間に上記開口部から導入された冷却液を上記シリンダライナの上部外周りに循環させる冷却液経路が形成されている一方、
    上記ウォータジャケットスペーサの下部は、気筒の外周面に近接し、
    上記開口部は、上記ウォータジャケットスペーサの気筒列方向一端部に形成され、
    上記冷却液経路は、上記開口部から導入された冷却液を該冷却液経路の排気側部分から吸気側部分に循環させるように形成され、
    上記シリンダブロックと共に上記エンジンを構成するシリンダヘッドには、該シリンダブロックのウォータジャケットからの冷却液が流れるシリンダヘッドウォータジャケットが形成され、
    上記シリンダヘッドウォータジャケットは、上記気筒の燃焼室の周囲に形成されたジャケット本体を有し、
    上記シリンダヘッドの下面には、上記ジャケット本体を覆うようにガスケットが配設され、
    上記ガスケットのシリンダボア間に対応する部分には、上記シリンダブロックのウォータジャケットと上記ジャケット本体とを連通する連通孔が貫通形成され、
    上記ウォータジャケットスペーサの上部の排気側部分は、気筒列方向他端側に向かって高さ寸法が小さくなり、上記ウォータジャケットスペーサの上部の吸気側部分は、気筒列方向一端側に向かって高さ寸法が小さくなることを特徴とするエンジンの冷却構造。
  3. 請求項2に記載のエンジンの冷却構造において、
    上記冷却液経路は、上記ウォータジャケットスペーサの上部を上記シリンダライナの上部外周りから離間させて形成されていることを特徴とするエンジンの冷却構造。
  4. 請求項1に記載のエンジンの冷却構造において、
    上記開口部は、上記ウォータジャケットスペーサの気筒列方向一端部に形成され、
    上記冷却液経路は、上記開口部から導入された冷却液を該冷却液経路の排気側部分から吸気側部分に循環させるように形成されていることを特徴とするエンジンの冷却構造。
  5. 請求項4に記載のエンジンの冷却構造において、
    上記シリンダブロックと共に上記エンジンを構成するシリンダヘッドには、該シリンダブロックのウォータジャケットからの冷却液が流れるシリンダヘッドウォータジャケットが形成され、
    上記シリンダヘッドウォータジャケットは、気筒の燃焼室の周囲に形成されたジャケット本体を有し、
    上記シリンダヘッドの下面には、上記ジャケット本体を覆うようにガスケットが配設され、
    上記ガスケットのシリンダボア間に対応する部分には、上記シリンダブロックのウォータジャケットと上記ジャケット本体とを連通する連通孔が貫通形成され、
    上記ウォータジャケットスペーサの上部の排気側部分は、気筒列方向他端側に向かって高さ寸法が小さくなり、上記ウォータジャケットスペーサの上部の吸気側部分は、気筒列方向一端側に向かって高さ寸法が小さくなることを特徴とするエンジンの冷却構造。
  6. 請求項4又は5に記載のエンジンの冷却構造において、
    上記シリンダブロックと共に上記エンジンを構成するシリンダヘッドには、該シリンダブロックのウォータジャケットからの冷却液が流れるシリンダヘッドウォータジャケットが形成されており、
    上記ウォータジャケットスペーサの気筒列方向一端部には、上記冷却液経路を循環した冷却液を上記シリンダヘッドウォータジャケットに導出する冷却液導出部が形成され、
    上記ウォータジャケットスペーサにおける上記冷却液導出部と上記開口部との間には、該開口部から導入された冷却液の流れを制限する冷却液制限部が形成されていることを特徴とするエンジンの冷却構造。
  7. 請求項2又は3に記載のエンジンの冷却構造において、
    上記ウォータジャケットスペーサの気筒列方向一端部には、上記冷却液経路を循環した冷却液を上記シリンダヘッドウォータジャケットに導出する冷却液導出部が形成され、
    上記ウォータジャケットスペーサにおける上記冷却液導出部と上記開口部との間には、該開口部から導入された冷却液の流れを制限する冷却液制限部が形成されていることを特徴とするエンジンの冷却構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のエンジンの冷却構造において、
    上記エンジンは多気筒エンジンであり、
    上記ウォータジャケットは、各気筒に設けられた上記シリンダライナ周りに形成され、
    上記ウォータジャケットスペーサは、樹脂製であって、複数の上記シリンダライナ周りを囲むように配置され、
    上記シリンダブロックのシリンダボア間と上記ウォータジャケットスペーサの該シリンダボア間に対応する部位との間には、シール部材が設けられていることを特徴とするエンジンの冷却構造。
JP2014069178A 2014-03-28 2014-03-28 エンジンの冷却構造 Active JP6098561B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014069178A JP6098561B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 エンジンの冷却構造
PCT/JP2015/000869 WO2015145961A1 (ja) 2014-03-28 2015-02-23 エンジンの冷却構造
US15/119,842 US10202932B2 (en) 2014-03-28 2015-02-23 Engine cooling structure
DE112015001528.0T DE112015001528T5 (de) 2014-03-28 2015-02-23 Motorkühlstruktur
CN201580015067.5A CN106103957B (zh) 2014-03-28 2015-02-23 发动机的冷却构造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014069178A JP6098561B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 エンジンの冷却構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015190403A JP2015190403A (ja) 2015-11-02
JP6098561B2 true JP6098561B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=54194519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014069178A Active JP6098561B2 (ja) 2014-03-28 2014-03-28 エンジンの冷却構造

Country Status (5)

Country Link
US (1) US10202932B2 (ja)
JP (1) JP6098561B2 (ja)
CN (1) CN106103957B (ja)
DE (1) DE112015001528T5 (ja)
WO (1) WO2015145961A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101776756B1 (ko) * 2016-03-16 2017-09-08 현대자동차 주식회사 워터자켓을 갖는 엔진
JP2018109361A (ja) * 2016-12-28 2018-07-12 株式会社クボタ 多気筒エンジンの水冷構造
JP6710169B2 (ja) * 2017-02-17 2020-06-17 ニチアス株式会社 内燃機関
DE102017216694B4 (de) * 2017-09-20 2022-02-03 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Verbrennungsmotorgehäuse mit Zylinderkühlung
KR102614151B1 (ko) * 2018-06-15 2023-12-14 현대자동차주식회사 차량용 엔진의 egr 냉각 장치
KR20200067531A (ko) * 2018-12-04 2020-06-12 현대자동차주식회사 실린더블록용 워터재킷의 내장 구조물
KR20200068989A (ko) * 2018-12-06 2020-06-16 현대자동차주식회사 실린더블록용 워터재킷의 내장 구조물
JP7172629B2 (ja) 2019-01-17 2022-11-16 マツダ株式会社 エンジンの冷却構造
JP7238413B2 (ja) 2019-01-17 2023-03-14 マツダ株式会社 エンジンの冷却構造
CN110748432B (zh) * 2019-07-30 2021-01-15 中国第一汽车股份有限公司 一种导流嵌件及气缸体水套
JP7268585B2 (ja) * 2019-11-21 2023-05-08 マツダ株式会社 シリンダブロック
JP7238749B2 (ja) * 2019-12-09 2023-03-14 マツダ株式会社 シリンダブロック
JP6977088B2 (ja) * 2020-03-25 2021-12-08 本田技研工業株式会社 ウォータジャケット
CN112483272A (zh) * 2020-12-02 2021-03-12 潍柴动力股份有限公司 一种气缸套

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5566612A (en) * 1978-11-10 1980-05-20 Nissan Motor Co Ltd Cooling system for compound siamese cylinder block
JPS60164645U (ja) * 1984-04-12 1985-11-01 本田技研工業株式会社 エンジンのシリンダブロツクにおけるウオ−タジヤケツト容量調整用スリ−ブ
JPH07224651A (ja) * 1994-02-14 1995-08-22 Toyota Motor Corp 内燃機関の冷却装置
JP2000345838A (ja) * 1999-06-03 2000-12-12 Nissan Motor Co Ltd 水冷式内燃機関の冷却装置
JP2001020738A (ja) 1999-07-09 2001-01-23 Toyota Motor Corp 内燃機関の冷却装置
US6581550B2 (en) * 2000-06-30 2003-06-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cooling structure of cylinder block
JP3596438B2 (ja) * 2000-07-13 2004-12-02 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP3601417B2 (ja) * 2000-06-30 2004-12-15 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP2003262155A (ja) * 2002-03-08 2003-09-19 Toyota Motor Corp シリンダブロック
JP4051019B2 (ja) * 2003-10-17 2008-02-20 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP4267487B2 (ja) * 2004-03-10 2009-05-27 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP4227914B2 (ja) * 2004-03-10 2009-02-18 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP2005282509A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Toyota Motor Corp シリンダブロックの冷却構造
JP4279713B2 (ja) 2004-03-31 2009-06-17 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP4279714B2 (ja) * 2004-03-31 2009-06-17 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP4395002B2 (ja) * 2004-04-27 2010-01-06 トヨタ自動車株式会社 シリンダブロックの冷却構造
JP2006090197A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Aisan Ind Co Ltd 内燃機関の冷却装置
JP4465313B2 (ja) * 2005-09-05 2010-05-19 内山工業株式会社 ウォータジャケットスペーサ
JP4845620B2 (ja) * 2006-07-21 2011-12-28 トヨタ自動車株式会社 内燃機関冷却用熱媒体流路区画部材、内燃機関冷却構造及び内燃機関冷却構造形成方法
JP4851258B2 (ja) * 2006-07-31 2012-01-11 トヨタ自動車株式会社 内燃機関冷却用熱媒体流路区画部材、内燃機関冷却機構及び内燃機関冷却機構形成方法
JP5063449B2 (ja) * 2008-03-31 2012-10-31 ダイハツ工業株式会社 ウォータージャケット用スペーサ
JP4547017B2 (ja) * 2008-04-25 2010-09-22 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却構造
JP5062071B2 (ja) * 2008-07-04 2012-10-31 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のシリンダブロック
JP5175808B2 (ja) * 2009-07-14 2013-04-03 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の冷却構造
JP2011064142A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Toyoda Gosei Co Ltd ウォータジャケット構造
JP2011106388A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却構造
JP2011106399A (ja) * 2009-11-19 2011-06-02 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の冷却構造
JP5064470B2 (ja) * 2009-11-19 2012-10-31 本田技研工業株式会社 内燃機関の冷却構造
JP5064471B2 (ja) * 2009-11-19 2012-10-31 本田技研工業株式会社 内燃機関の冷却構造
JP5623122B2 (ja) * 2010-04-28 2014-11-12 トヨタ自動車株式会社 多気筒型内燃機関のシリンダブロック
JP5610290B2 (ja) * 2010-11-29 2014-10-22 内山工業株式会社 ウォータジャケットスペーサ
JP5935476B2 (ja) * 2012-04-19 2016-06-15 トヨタ自動車株式会社 エンジンの冷却装置
JP6199911B2 (ja) * 2014-03-31 2017-09-20 トヨタ自動車株式会社 ウォータージャケットスペーサ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015145961A1 (ja) 2015-10-01
DE112015001528T5 (de) 2016-12-29
CN106103957B (zh) 2018-09-25
CN106103957A (zh) 2016-11-09
JP2015190403A (ja) 2015-11-02
US20170067411A1 (en) 2017-03-09
US10202932B2 (en) 2019-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6098561B2 (ja) エンジンの冷却構造
JP6090535B2 (ja) 内燃機関
JP5880471B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却装置
JP5974926B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
JP6036668B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
US10107171B2 (en) Cooling structure of internal combustion engine
CN106894906B (zh) 多缸发动机的冷却结构
CN103403330B (zh) 气缸体及其制造方法
JP6384492B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
CN110366636B (zh) 用于内燃机的气缸盖
JP6079594B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
US10808595B2 (en) Engine cooling system for vehicle
JP5939176B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
JP2007127066A (ja) 内燃機関の冷却構造及び水路形成部材
JP6314966B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
JP2011208527A (ja) 内燃機関の冷却構造
US10330042B2 (en) Water jacket for cylinder head
JP6062312B2 (ja) シリンダブロックの冷却構造
JP4279760B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP4279758B2 (ja) 内燃機関の冷却装置
JP6296111B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
JP5363554B2 (ja) 内燃機関の冷却構造
JP6985679B2 (ja) 多気筒エンジンの冷却構造
JP6344356B2 (ja) 内燃機関の冷却構造
JP6156582B2 (ja) 内燃機関

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160725

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20160728

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20160908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6098561

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150