JP6098346B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
以下に、本発明に係る空気入りタイヤについて、その基本形態を説明する。
上述のとおり、図1に示す空気入りタイヤ1では、車両装着内側TI及び車両装着外側TOのいずれにおいても、複数の周方向ピッチ長が規定され、これに基づいて、これらのピッチ長のうち、値の近いもの同士の商(除算による結果)を複数算出し、これらの商の大小関係が規定されている。また、上記複数の周方向ピッチ長に基づいて、最大ピッチ長側での上記商と最小ピッチ長側での上記商との大小関係も規定されている。より具体的には、図1に示す空気入りタイヤでは、車両装着内側TI及び車両装着外側TOのいずれにおいても、周方向ピッチ長の大きい側では、値の近い周方向ピッチ長同士の商を小さくなる傾向に、逆に、周方向ピッチ長の小さい側では、値の近い周方向ピッチ長同士の商を大きくなる傾向に規定している。また、車両装着内側TI及び車両装着外側TOのいずれにおいても、最大ピッチ長側での上記商が、最小ピッチ長側での上記商よりも小さく規定されている。
次に、本発明に係る空気入りタイヤの上記基本形態に対して、任意選択的に実施可能な、付加的形態1から4を説明する。
基本形態においては、車両装着内側TIにおいて、タイヤ周上でのピッチ長Pi1のピッチ数が、タイヤ周上でのPinのピッチ数よりも多いこと(付加的形態1)が好ましい。これにより、車両装着内側TIにおいて、上記第1要件、第2要件及び第5要件を満たす上で影響の大きいピッチ長の最も大きい部分を多く含ませることができる。その結果、特に、ユニフォミティに関する性能と耐偏摩耗性能とをさらに改善することができる。
基本形態又は基本形態と付加的形態1とを組み合わせた形態においては、車両装着外側TOにおいて、タイヤ周上でのピッチ長Po1のピッチ数が、タイヤ周上でのPonのピッチ数よりも多いこと(付加的形態2)が好ましい。これにより、車両装着外側TOにおいて、上記第3要件、第4要件及び第5要件を満たす上で影響の大きいピッチ長の最も大きい部分を多く含ませることができる。その結果、特に、ユニフォミティに関する性能とノイズ性能(通過音に関する)とをさらに改善することができる。
基本形態又は基本形態と付加的形態1、2の少なくともいずれかを組み合わせた形態においては、ピッチ数がnである場合に、車両装着内側TIにおけるピッチ長比Pik−1/Pik(kは2からnまでの自然数のうちの少なくともいずれか)と、車両装着外側TOにおけるピッチ長比Pok−1/Pok(kは2からnまでの自然数のうちの少なくともいずれか)との少なくとも一方が、1.05から1.20の範囲であること(付加的形態3)が好ましい。
基本形態又は基本形態に付加的形態1から3の少なくともいずれかを組み合わせた形態においては、車両装着内側TIにおける、タイヤ周上での最大ピッチ長Pi1と最小ピッチ長Pinとの比Pi1/Pinと、車両装着外側TOにおける、タイヤ周上での最大ピッチ長Po1と最小ピッチ長Ponとの比Po1/Ponとの少なくとも一方が、1.20から2.00の範囲であること(付加的形態4)が好ましい。
各試験タイヤの空気圧を200kPaとし、ユニフォミティ試験機を用いて、各試験タイヤのRFV(Radial Force Variation:荷重変動のうち、上下力の変動)を測定した。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、指数が大きいほど、ユニフォミティに関する性能が高いことを示す。
各試験タイヤの空気圧を230kPaとし、各試験タイヤを排気量1800CCのセダン型車両(フロントエンジン・フロントドライブ方式)に装着し、上記車両を10000km走行させた後のヒールアンドトー摩耗を測定した。そして、この測定結果に基づいて従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、指数が大きいほど、耐偏摩耗性能が高いことを示す。
各試験タイヤの空気圧を250kPaとし、各試験タイヤを排気量1800CCのセダン型車両(フロントエンジン・フロントドライブ方式)に装着し、欧州通過音規制に対応したEEC/ECEタイヤ単体騒音規制に基づく測定方法に準拠して通過音(dB)を測定(車室外計測)して従来例を基準(100)とした指数評価を行った。この評価は、指数が大きいほど、ノイズ性能(通過音に関する)が優れていることを示す。
タイヤトレッド部において、タイヤ周方向に延在する少なくとも1本の主溝を備えるとともに、上記主溝と交差する複数本の傾斜溝を備え、車両装着内側では、タイヤ幅方向最外側に位置する上記主溝よりもタイヤ幅方向外側の領域において、上記傾斜溝と、上記傾斜溝にタイヤ周方向の一方で隣り合う陸部とからなる領域における、タイヤ周方向ピッチ長について、少なくとも3つのピッチ長からなるピッチバリエーションを有し、ピッチ数をnとした場合に、それぞれのピッチ長Piを大きいものから順にPi1、Pi2、Pi3、...、Pinとしたときに、Pi1/Pi2≦Pi2/Pi3≦、...、≦Pin−1/Pin、かつ、Pi1/Pi2<Pin−1/Pinの関係を満たし、車両装着外側では、タイヤ幅方向最外側に位置する上記主溝よりもタイヤ幅方向外側の領域において、上記傾斜溝と、上記傾斜溝にタイヤ周方向の一方で隣り合う陸部とからなる領域における、タイヤ周方向ピッチ長について、少なくとも3つのピッチ長からなるピッチバリエーションを有し、ピッチ数をnとした場合に、それぞれのピッチ長Poを大きいものから順にPo1、Po2、Po3、...、Ponとしたときに、Po1/Po2≦Po2/Po3≦、...、≦Pon−1/Pon、かつ、Po1/Po2<Pon−1/Ponの関係を満たし、上記車両装着内側における、タイヤ周上での最大ピッチ長Pi1と最小ピッチ長Pinとの比Pi1/Pinと、上記車両装着外側における、タイヤ周上での最大ピッチ長Po1と最小ピッチ長Ponとの比Po1/Ponと、が、Pi1/Pin<Po1/Ponの関係を満たす、空気入りタイヤ。
10 トレッド部
12 トレッド表面
14 周方向主溝
16 周方向副溝
18 周方向断続溝
20 傾斜断続溝
22、24、26、28 傾斜溝
30 サイプ
CL タイヤ赤道面
TI 車両装着内側
TO 車両装着外側
Pi、Pi´、Pi´´、Po、Po´、Po´´ ピッチ長
Claims (5)
- 車両装着方向が指定され、
タイヤトレッド部において、タイヤ周方向に延在する少なくとも1本の主溝を備えるとともに、前記主溝と交差する複数本の傾斜溝を備え、
車両装着内側では、タイヤ幅方向最外側に位置する前記主溝よりもタイヤ幅方向外側の領域において、前記傾斜溝と、前記傾斜溝にタイヤ周方向の一方で隣り合う陸部とからなる領域における、タイヤ周方向ピッチ長について、少なくとも3つのピッチ長からなるピッチバリエーションを有し、ピッチ数をnとした場合に、それぞれのピッチ長Piを大きいものから順にPi1、Pi2、Pi3、...、Pinとしたときに、Pi1/Pi2≦Pi2/Pi3≦、...、≦Pin−1/Pin、かつ、Pi1/Pi2<Pin−1/Pinの関係を満たし、
車両装着外側では、タイヤ幅方向最外側に位置する前記主溝よりもタイヤ幅方向外側の領域において、前記傾斜溝と、前記傾斜溝にタイヤ周方向の一方で隣り合う陸部とからなる領域における、タイヤ周方向ピッチ長について、少なくとも3つのピッチ長からなるピッチバリエーションを有し、ピッチ数をnとした場合に、それぞれのピッチ長Poを大きいものから順にPo1、Po2、Po3、...、Ponとしたときに、Po1/Po2≦Po2/Po3≦、...、≦Pon−1/Pon、かつ、Po1/Po2<Pon−1/Ponの関係を満たし、
前記車両装着内側における、タイヤ周上での最大ピッチ長Pi1と最小ピッチ長Pinとの比Pi1/Pinと、前記車両装着外側における、タイヤ周上での最大ピッチ長Po1と最小ピッチ長Ponとの比Po1/Ponと、が、Pi1/Pin<Po1/Ponの関係を満たす、
空気入りタイヤ。 - 前記車両装着内側において、タイヤ周上でのピッチ長Pi1のピッチ数が、タイヤ周上でのPinのピッチ数よりも多い、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記車両装着外側において、タイヤ周上でのピッチ長Po1のピッチ数が、タイヤ周上でのPonのピッチ数よりも多い、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
- ピッチ数がnである場合に、前記車両装着内側におけるピッチ長比Pik−1/Pik(kは2からnまでの自然数のうちの少なくともいずれか)と、前記車両装着外側におけるピッチ長比Pok−1/Pok(kは2からnまでの自然数のうちの少なくともいずれか)との少なくとも一方が、1.05から1.20の範囲である、請求項1から3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記車両装着内側における、タイヤ周上での最大ピッチ長Pi1と最小ピッチ長Pinとの比Pi1/Pinと、前記車両装着外側における、タイヤ周上での最大ピッチ長Po1と最小ピッチ長Ponとの比Po1/Ponとの少なくとも一方が、1.20から2.00の範囲である、請求項1から4のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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