JP6098111B2 - 駆動力伝達装置 - Google Patents
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Description
図1は四輪駆動車の概略を示す。図1に示すように、四輪駆動車200は、駆動力伝達系201,エンジン202,トランスミッション203,主駆動輪としての前輪204L,204R及び補助駆動輪としての後輪205L,205Rを備えている。
図2は駆動力伝達装置の全体を示す。図3は駆動力伝達装置の要部を示す。図2及び図3に示すように、駆動力伝達装置1は、第1のクラッチとしてのメインクラッチ8,電磁クラッチ9,第2のクラッチとしてのパイロットクラッチ10,ハウジング12,インナシャフト13,カム機構15及び反力受部材16を有し、四輪駆動車200(図1に示す)の後輪205R(図1に示す)側に配置されている。
メインクラッチ8は、複数のインナクラッチプレート80及び複数のアウタクラッチプレート81を有する摩擦式の多板クラッチからなり、第1の回転部材としてのハウジング12と第2の回転部材としてのインナシャフト13との間に介在して配置されている。そして、メインクラッチ8は、インナクラッチプレート80及びアウタクラッチプレート81のうち互いに隣り合う内外のクラッチプレート同士を摩擦係合させ、またその摩擦係合を解除してハウジング12とインナシャフト13とを断続可能に連結する。
電磁クラッチ9は、電磁コイル90及びアーマチャ91を有し、メインクラッチ8にハウジング12の回転軸線O上で並列して配置されている。そして、電磁クラッチ9は、ハウジング12の回転時に電磁力Fの発生によるアーマチャ91の電磁コイル90側への移動によってパイロットクラッチ10を作動させ、パイロットクラッチ10のインナクラッチプレート100とアウタクラッチプレート101とを互いに摩擦係合させる。
パイロットクラッチ10は、インナクラッチプレート100及びアウタクラッチプレート101を有し、アーマチャ91とリヤハウジング19との間における回転軸線O上でメインクラッチ8に並列して配置され、かつハウジング12の収容空間12aに収容されている。そして、パイロットクラッチ10は、インナクラッチプレート100及びアウタクラッチプレート101のうち互いに隣り合う内外のクラッチプレート同士を摩擦係合させ、またその摩擦係合を解除してフロントハウジング18とカム機構15(パイロットカム150)とを断続可能に連結する。
ハウジング12は、フロントハウジング18及びリヤハウジング19からなり、他方の後輪側のアクスルシャフト213L(図1に示す)の軸線(回転軸線O)上に配置され、かつサイドギヤ214R(図1に示す)に連結されている。ハウジング12には、その内周面とインナシャフト13の外周面との間に介在する収容空間12aが設けられている。
インナシャフト13は、ハウジング12に回転軸線Oに沿って相対回転可能に配置され、かつ一部がハウジング12の収容空間12aに収容され、全体が軸線両方向に開口する円筒部材によって形成されている。インナシャフト13には、軸線方向に互いに並列する2室13a,13bに内部空間を仕切る仕切部13cが設けられている。一方の室13aはインナシャフト13の軸線方向一方側(第1のフロントハウジングエレメント20側)に、また他方の室13bはインナシャフト13の軸線方向他方側(リヤアクスルシャフト213R側)にそれぞれ開口されている。他方の室13bの内周面には、リヤアクスルシャフト213Rをスプライン嵌合させるストレートスプライン嵌合部130bが設けられている。インナシャフト13の外周面には、ハウジング12の収容空間12aに露出するストレートスプライン嵌合部13dが設けられている。
カム機構15は、パイロットカム150,メインカム151及びカムフォロア152を有し、メインクラッチ8と反力受部材16との間に介在して配置され、かつハウジング12の収容空間12aに収容されている。そして、カム機構15は、パイロットクラッチ10のクラッチ動作による作動によってハウジング12からの回転力をメインクラッチ8のクラッチ動作力(摩擦係合力)となる押付力(カム推力)Pに変換する。
図4(a)及び(b)は反力受部材を示す。図3及び図4(a),(b)に示すように、反力受部材16は、パイロットカム150の基部150aの背面側(パイロットクラッチ10側)でメインクラッチ8とパイロットクラッチ10との間に、すなわち針状ころ軸受32とフロントハウジング18(第2のフロントハウジングエレメント21)のストレートスプライン嵌合部21a(スプライン歯210a:図6に示す)のメインクラッチ側端面2100aとの間に介在して配置され、全体がパイロットカム150の回転力受部150bを挿通させる円環部材によって形成されている。また、反力受部材16は、第2のフロントハウジングエレメント21にピン取付部材31及び複数の連結ピン34を介して相対回転不能に連結されている。これにより、反力受部材16の軸線回りの回転が規制される。そして、反力受部材16は、カム機構15の作動によるカム推力Pの発生によってパイロットカム150からパイロットクラッチ10側に作用する反力を受ける。
先ず、フロントハウジング18(第2のフロントハウジングエレメント21)のストレートスプライン嵌合部21aに反力受部材16のストレートスプライン部16aを嵌合させる。
先ず、複数の連結ピン34が取り付けられたピン取付部材31のストレートスプライン嵌合部31aをフロントハウジング18(第2のフロントハウジングエレメント21)のストレートスプライン嵌合部21aに嵌合させる。この場合、ストレートスプライン嵌合部31aがストレートスプライン嵌合部21aに嵌合すると、反力受部材16の凹孔16bに連結ピン34を合致させる位置にピン取付部材31が配置される。
次に、本実施の形態に示す駆動力伝達装置の動作につき、図1及び図2を用いて説明する。
以上説明した第1の実施の形態によれば、次に示す効果が得られる。
次に、本発明の第2実施の形態に係る駆動力伝達装置につき、図7を用いて説明する。図7は駆動力伝達装置の要部を示す。図7において、図2と同一又は同等の機能をもつ部材については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態に示す効果と同様の効果が得られる。すなわち、反力受部材301がパイロットカム150の基部150aとの間に針状ころ軸受32を介在させてハウジング12の収容空間12aに収容されているため、パイロットクラッチ10の径方向寸法を縮小することなく、駆動力伝達装置300の径方向寸法を縮小することができ、駆動力伝達装置300における径方向の小型化を図ることができる。
Claims (2)
- 駆動源によって回転する第1の回転部材と、
前記第1の回転部材にその回転軸線上で相対回転可能に配置された第2の回転部材と、
前記第2の回転部材と前記第1の回転部材との間に介在して配置され、前記第1の回転部材と前記第2の回転部材とを断続可能に連結する第1のクラッチと、
前記第1のクラッチに前記回転軸線上で並列して配置された第2のクラッチと、
前記第2のクラッチのクラッチ動作による作動によって前記第1の回転部材からの回転力をカム推力に変換し、前記第1の回転部材の回転力を前記第2のクラッチから受けて回転するパイロットカム、及び前記第1のクラッチに前記カム推力を押付力として付与するメインカムを有するカム機構と、
前記カム機構の前記パイロットカム側から前記第2のクラッチ側に前記カム推力の発生によって作用する反力を受け、前記第1のクラッチと前記第2のクラッチとの間に介在して配置された反力受部材と、
を備え、
前記反力受部材は、前記第2のクラッチを構成するインナクラッチプレート及びアウタクラッチプレートのうちアウタクラッチプレートを連結するスプライン嵌合部の端面によって前記第2のクラッチ側に対する軸線方向の移動が、また前記スプライン嵌合部にピン取付部材を介して軸線回りに取り付けられた複数のピンによって軸線回りの回転がそれぞれ規制されている
駆動力伝達装置。 - 前記カム機構は、前記反力受部材に軸受を介して対向する円環状の基部、及び前記反力受部材を挿通する円筒状の回転力受部を前記パイロットカムに有し、前記第2のクラッチを構成するインナクラッチプレート及びアウタクラッチプレートのうちインナクラッチプレートを相対回転不能に連結するスプライン嵌合部が前記回転力受部に設けられている請求項1に記載の駆動力伝達装置。
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