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JP6066556B2 - 電子機器 - Google Patents

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JP6066556B2
JP6066556B2 JP2011280024A JP2011280024A JP6066556B2 JP 6066556 B2 JP6066556 B2 JP 6066556B2 JP 2011280024 A JP2011280024 A JP 2011280024A JP 2011280024 A JP2011280024 A JP 2011280024A JP 6066556 B2 JP6066556 B2 JP 6066556B2
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Description

本発明は、例えばデジタルカメラ等の電子機器に関する。
小型でレンズ鏡筒が大きいデジタルカメラ等では、レンズ鏡筒の先端でストロボ光が遮られて被写体に届かなくなる、所謂「ケラレ」を防止するため、ストロボ発光部をカメラ本体から突出させるポップアップストロボを搭載したものがある。
例えば、ストロボ発光部の下方に設けた圧縮バネによりストロボ発光部をカメラ本体から突出する方向に付勢した状態で、ロック機構によりカメラ本体の内部に保持する技術が提案されている(特許文献1)。この提案では、必要に応じてロック機構のロックを解除することで、ストロボ発光部を機器本体から突出させるようにしている。
また、圧縮バネに代えて、旋回アームを設け、ストロボ発光部をトグルバネによりカメラ本体から突出する方向に付勢する技術が提案されている(特許文献2)。
特開2010−26265号公報 特開2001−311986号公報
しかし、上記特許文献1では、ストロボ発光部の移動量を大きくするほど圧縮バネの全長が長くなり、カメラ本体に圧縮バネを伸縮させるための細長いスペースが必要となる。このため、ストロボユニット全体がカメラ本体の上下方向に細長い形状となり、カメラ本体内でのスペース効率が悪い。
また、上記特許文献2では、旋回アームを使用することで、圧縮バネのような細長いスペースが不要となり、また、トグルバネも省スペースで済むが、旋回アームの先端とストロボ発光部との接合部分が摺動するため、摺動抵抗が生じ、動作性能の低下につながる。また、ストロボ発光部の移動量を大きくするほど旋回アームが長くなって、広い旋回範囲が必要となり、カメラ本体内でのスペース効率が悪くなる。
そこで、本発明は、小型の機器本体内でのスペース効率と動作性能を低下させることなく、可動部の十分な移動量を確保することができる仕組みを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電子機器は、機器本体と、前記機器本体の内部に設けられる固定部材と、前記固定部材に収納される収納位置と前記機器本体から突出する突出位置との間で移動する可動部と、前記固定部材と前記可動部との間に配線されるリード線と、前記可動部を前記突出位置の方向に付勢する付勢機構と、前記可動部を前記収納位置で前記付勢機構の付勢力に抗して係脱可能に係止する係止機構と、を備え、前記付勢機構は、互いに回動可能に結合される一対のレバーと、前記一対のレバーを互いに開く方向に付勢する付勢バネと、を有し、前記一対のレバーのうちの一方のレバーが前記可動部に回動可能に支持され、他方のレバーが前記固定部材に回動可能に支持され、前記一対のレバーは、前記収納位置で前記付勢バネの付勢力に抗して互いに接近する方向に回動して内側に折り畳まれた状態となり、前記係止機構による前記可動部の係止が解除されたとき、前記付勢バネの付勢力により互いに外側に開く方向に回動して前記可動部を前記突出位置に移動させ、前記リード線は、前記一対のレバーの前記外側に沿って配線され、前記可動部を前記突出位置から前記収納位置の方向へ移動させる際に、前記一対のレバーが互いに結合される結合部が前記リード線を押し込み、前記可動部が前記収納位置となるときに、前記リード線は、折り曲げられた状態で収納されることを特徴とする。
本発明によれば、小型の機器本体内でのスペース効率と動作性能を低下させることなく、可動部の十分な移動量を確保することができる。
(a)は本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタルカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図、(b)は(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た斜視図である。 図1(a)に示すデジタルカメラのストロボ発光部をカメラ本体から突出させた状態を示す斜視図である。 図1(a)に示すデジタルカメラの分解斜視図である。 ストロボユニットの分解斜視図である。 (a)は付勢機構の斜視図、(b)は付勢機構の分解斜視図である。 (a)は一対のレバーを中間軸を中心に互いに接近する閉方向に回動させて内側に折り畳んだ状態を示す図、(b)は一対のレバーが互いに開方向に回動して外側に開いた状態を示す図である。 ストロボ発光部の分解斜視図である。 ベース部材、付勢機構、ケース、及びスライダの斜視図である。 図8を背面側から見た斜視図である。 固定部材の分解斜視図であり、付勢機構が組み付けられたストロボ発光部の斜視図を付加した図である。 (a)は固定部材の組み立て例を説明するための斜視図、(b)は(a)を背面側から見た斜視図である。 固定部材にストロボ発光部を組み込む様子を示す斜視図である。 固定部材にストロボ発光部を組み込んだ状態を示す斜視図である。 (a)はストロボ発光部がリアベースに対して上方へ移動した状態を示す斜視図、(b)は(a)を右側から見た斜視図である。 (a)はストロボ発光部が収納位置にあるときのストロボユニットの一部を破断した図、(b)はストロボ発光部が突出位置にあるときのストロボユニットの一部を破断した図である。 (a)は、ストロボ発光部が収納位置にあるときのスライダ、ロックアーム、及びロックレバーの動作状態を説明するための図である。(b)は、ストロボ発光部が収納位置でロックレバーを操作したときのスライダ、及びロックアームの動作状態を説明するための図である。 (a)は、ストロボ発光部が突出位置にあるときのスライダ、ロックアーム、及びロックレバーの動作状態を説明するための図である。(b)は、ストロボ発光部が突出位置でロックレバーから手を離したときのスライダ、及びロックアームの動作状態を説明するための図である。 (a)は、ストロボ発光部が下降途中のときのスライダ、ロックアーム、及びロックレバーの動作状態を説明するための図である。(b)は、ストロボ発光部が収納位置に達したときのスライダ、ロックアーム、及びロックレバーの動作状態を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
図1(a)は本発明の電子機器の実施形態の一例であるデジタルカメラを正面側(被写体側)から見た斜視図、図1(b)は図1(a)に示すデジタルカメラを背面側から見た斜視図である。図2は図1(a)に示すデジタルカメラのストロボ発光部をカメラ本体から突出させた状態を示す斜視図、図3は図1(a)に示すデジタルカメラの分解斜視図である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態のデジタルカメラは、フロントカバー2、リアカバー3、及びトップカバー4により、カメラ本体1の外装を形成している。カメラ本体1の内部には、電池収納部5が設けられ、カメラ本体1の正面側には、レンズ鏡筒6が設けられ、カメラ本体1の背面側には、表示ユニット7等が設けられている。
また、カメラ本体1の上面部には、電源スイッチ9、ズームレバー10、レリーズボタン11、ストロボユニット8のストロボ発光部12、及びロックレバー45等が設けられている。ここで、カメラ本体1は、本発明の機器本体の一例に相当し、ストロボ発光部12は、本発明の可動部の一例に相当する。
レンズ鏡筒6は、電源スイッチ9がオンされると、被写体側に繰り出し、ズームレバー10の操作によって焦点距離(光学ズームのズーム倍率)を調整することができる。表示ユニット7は、撮影する画像の確認や記録された画像の表示を行うほか、撮影に必要な各種情報、例えば撮影する被写体が暗い場合、ストロボ発光部12をポップアップする様に撮影者へ促すためのアイコンやガイド等を表示する。
また、図1(a)の状態でロックレバー45を操作することで、ストロボ発光部12のロックが解除されてストロボ発光部12がトップカバー4の開口部4aから突出(ポップアップ)し、図2の状態となる。
次に、図4乃至図18を参照して、ストロボユニット8について説明する。図4は、ストロボユニット8の分解斜視図である。図4に示すように、ストロボユニット8は、ストロボ発光部12、付勢機構13、及び固定部材14を備える。
説明の便宜上、付勢機構13から説明する。図5(a)は付勢機構13の斜視図、図5(b)は付勢機構13の分解斜視図である。
図5に示すように、付勢機構13は、一対のレバー15,16、中間軸17、及び付勢バネ18を備える。ここで、レバー15は、本発明の一方のレバーの一例に相当し、レバー16は、本発明の他方のレバーの一例に相当する。
レバー15の両端部には、それぞれ第1軸穴15a及び第2軸穴15bが形成され、第1軸穴15aと第2軸穴15bとの間には、ビス穴15c及び略半円形のバネ収納部15dが形成されている。
レバー16の両端部にも、それぞれ第1軸穴16a及び第2軸穴16bが形成され、第1軸穴16aと第2軸穴16bとの間には、ビス穴16c及び略半円形のバネ収納部16dが形成されている。
中間軸17は、レバー15の第2軸穴15bとレバー16の第2軸穴16bに挿入される。これにより、レバー15とレバー16とが互いに回動可能に結合される。
付勢バネ18は、本実施形態では、一対の腕部18a,18bと、巻き部18cとを備えるトグルバネで構成されている。そして、腕部18aは、レバー15のビス穴15cにビス19を介して固定され、腕部18bは、レバー16のビス穴15cにビス19を介して固定される。
図6(a)は、一対のレバー15,16を付勢バネ18の付勢力に抗して内側に押すことで、中間軸17を中心に互いに接近する閉方向に回動させて折り畳んだ状態を示す図である。図6(a)の状態では、付勢バネ18の巻き部18cが一対のレバー15,16のバネ収納部15d,16dに収納される。
図6(b)は、一対のレバー15,16を内側に押す力を解除することで、一対のレバー15,16が付勢バネ18の付勢力により互いに開方向に回動して外側に開いた状態を示す図である。
図7は、ストロボ発光部12の分解斜視図である。ストロボ発光部12は、ストロボ発光に必要な各部材を収納し、付勢機構13の付勢力により固定部材14から突出して発光するもので、固定部材14とは複数のリード線23〜26で接続される。
図7に示すように、ストロボ発光部12は、フレネルカバー21、リフレクター29、ベース部材31、トリガー部材32、ケース34、及びスライダ35を備える。
フレネルカバー21は、透明アクリル材等で形成され、略箱状をなして、正面にフレネルレンズ21aが配置され、背面側は開放されている。フレネルカバー21の背面側には、キセノン管22にリード線23,24を半田付けし、ゴム管27,28に挿入したものが取り付けられる。
リフレクター29は、高輝度アルミ板材で形成され、接続部29aにリード線30が接続されている。リフレクター29は、キセノン管22の背面からフレネルカバー21に嵌め込まれた状態で、ベース部材31に取り付けられる。
このとき、ベース部材31に設けた4ヶ所の爪部31a〜31dにフレネルカバー21が係止され、フレネルカバー21、キセノン管22、及びリフレクター29が一体的にベース部材31に保持される。
トリガー部材32は、入力部32a,32bにリード線25,26が半田付けされた状態でベース部材31の取付部31eに接着固定され、また、リフレクター29に接続されたリード線30が出力部32cに半田付けされる。
キセノン管22に接続されたリード線23,24、及びトリガー部材32に接続されたリード線25,26は、ベース部材31に配線されてリード線出口31fから引き出され、リード線出口31f付近は、接着剤等で固定される。
本実施形態では、キセノン管22とトリガー部材32をストロボ発光部12の内部に設けているので、固定部材14とストロボ発光部12とを接続するリード線23〜26をより低電圧で細いリード線とすることができ、スムーズなポップアップ動作が可能となる。
図8はフレネルカバー21、リフレクター29、及びトリガー部材32を組み付けた状態のベース部材31と、付勢機構13、ケース34、及びスライダ35の斜視図、図9は図8を背面側から見た斜視図である。
図8及び図9を参照して、付勢機構13のレバー15の第1軸穴15a、及びベース部材31の軸受部31gには、第1レバー軸33が嵌合され、これにより、ベース部材31に対してレバー15が回動可能に支持される。
ケース34は、略箱状をなし、正面側(被写体側)に開口窓34aが形成され、背面側及び下面側は開放されている。また、ケース34の上面部34bは、トップカバー4の開口部4aを内側から塞いで内部へごみや異物等が侵入しにくくなっている。ケース34に、ベース部材31を取り付けた状態では、開口窓34aにフレネルカバー21のフレネルレンズ21aが露出するようになっている。
スライダ35は、ケース34の背面側を覆うもので、ビス36,37によってケース34に固定される。スライダ35の背面側には、図9に示すように、摺動穴35a,35b、摺動爪35c、係止爪35d、スイッチ検出部35e、及びストッパー部35fが設けられている。
リード線23〜26の所定の位置L1には、マークが付され、マークよりベース部材31に所定量接近した位置には、熱収縮性を有するチューブ38が外挿される。チューブ38の表面を半田コテ等で加熱することで、チューブ38が収縮して、リード線23〜26が束ねられた状態になる。
図10は、固定部材14の分解斜視図であり、付勢機構13が組み付けられたストロボ発光部12の斜視図を付加した図である。図11(a)は固定部材14の組み立て例を説明するための斜視図、図11(b)は図11(a)を背面側から見た斜視図である。
図10及び図11において、ガイドプレート40には、第2レバー軸41をカシメ等で結合され、ロックアーム42の回転軸42aは、リアベース39の軸受穴39aに挿入され(図11(a))、図11(b)に示すように、裏側からビス43で固定される。
ロックバネ44のフック部44aは、リアベース39のバネ掛け部39bに掛けられ、フック部44bは、ロックアーム42のバネ掛け部42bに掛けられて、ロックアーム42が回動方向に付勢される。
そして、ロックレバー45は、リアベース39の摺動レール39cに組み込まれる。この状態で、ガイドプレート40は、リアベース39にビス46,47で結合され、ロックレバー45は、ロックアーム42(ロックバネ44)の付勢力により押されて摺動レール39cの片側に寄せられた位置で停止する。ガイドプレート40には、クッション材48が貼着固定される。
図12は固定部材14にストロボ発光部12を組み込む様子を示す斜視図、図13は固定部材14にストロボ発光部12を組み込んだ状態を示す斜視図である。
図12に示すように、ストロボ発光部12は、スライダ35に形成された摺動爪35cがガイドプレート40のレール部40bを挟む様にして組み付けられる。このとき、付勢機構13の一対のレバー15,16を適宜内側に折り畳んで、レバー16の第1軸穴16aを第2レバー軸41に回動可能に嵌合し、この状態でストロボ発光部12を押し下げると、図13に示す状態となる。
図13に示すように、ガイドシャフト49は、両端部が小径に形成され、スライダ35の摺動穴35bに挿入されて、一端がガイドプレート40の取付穴40aに嵌合され、他端が保持板50の取付穴50aに嵌合される。保持板50は、ビス51によりリアベース39に固定される。
この状態では、ガイドプレート40のレール部40bとガイドシャフト49とが平行に配置され、レール部40bとガイドシャフト49に沿ってスライダ35がスライド可能な状態となる。
そして、付勢機構13の一対のレバー15,16が付勢バネ18の付勢力により互いに開方向に回動して外側に開くことで、ストロボ発光部12は、図14に示すように、上方へ移動する。
図14(a)はストロボ発光部12がリアベース39に対して上方へ移動した状態を示す斜視図、図14(b)は図14(a)を右側から見た斜視図である。
図14に示すように、リアベース39の配線部39dには、リード線23〜26が固定される。配線部39dには、リード線23〜26の太さに応じた幅のスリットが形成されている。リード線23〜26は、前述した位置L1にマークした部分を配線部39dの下端に合わせて接着剤等で固定される。
図10に戻って、フロントベース52は、略コ字形状とされて、リアベース39及びガイドプレート40にビス53〜55を介して取り付けられ、リアベース39と一体となってストロボ発光部12が下降したときの収納空間を形成する。
ストロボフレキ56には、ストロボ制御に必要な各種回路及び電気素子類が実装され、リアベース39の配線部39dから延びるリード線23〜26が接続される。また、ストロボフレキ56は、折り畳まれてフレキホルダー57に取り付けられる。
このとき、ストロボフレキ56の一端に実装された検出スイッチ58がフレキホルダー57のスイッチ取付面57aに貼り付けられて固定される。また、フレキホルダー57は、リアベース39の背面側に配置されて、ビス59〜61によりリアベース39に固定される。
メインコンデンサ62は、ストロボ発光に要する電力を充電する。メインコンデンサ62は、リード線63,64がストロボフレキ56に接続され、リアベース39のコンデンサ取付部39eに取り付けられる。スピーカユニット65は、サイドプレート66に取り付けられ、サイドプレート66は、リアベース39の側面にビス67により固定される。
次に、デジタルカメラの操作例について説明する。
電源スイッチ9をオン操作すると、レンズ鏡筒6が沈胴位置からワイド位置まで繰り出し、撮影可能となる。撮影者は、表示ユニット7で被写体像を確認し、レリーズボタン11を押して撮影する。表示ユニット7にストロボ撮影を促すアイコンが表示され、撮影者がロックレバー45を操作すると、図2に示すように、ストロボ発光部12が収納位置から上昇してカメラ本体1から突出する。
この突出動作について具体的に説明する。
図15(a)はストロボ発光部12が収納位置にあるときのストロボユニット8の一部を破断した図、図15(b)はストロボ発光部12が突出位置にあるときのストロボユニット8の一部を破断した図である。
図16(a)は、ストロボ発光部12が収納位置にあるときのスライダ35、ロックアーム42、及びロックレバー45の動作状態を説明するための図である。図16(b)は、ストロボ発光部12が収納位置でロックレバー45を操作したときのスライダ35、及びロックアーム42の動作状態を説明するための図である。なお、図16では、スライダ35は、断面(斜線部)で図示している。
図1(a)に示すように、ストロボ発光部12が収納位置にある状態では、図16(a)に示すように、ロックアーム42が図の時計周り方向へ回動し、先端部42cがロックレバー45のリブ部45aを右方向に寄せた位置で停止している。
この状態では、ロックアーム42の係止部42dに、スライダ35の係止爪35dが付勢機構13の付勢力に抗して係止されている。ここで、ロックアーム42の係止部42d及びスライダ35の係止爪35dは、本発明の係脱可能な係止機構の一例に相当する。
このとき、付勢機構13は、図6(a)に示すように、一対のレバー15,16は、中間軸17を中心に互いに接近する閉方向に回動して折り畳まれた状態にあり、中間軸17は、第1軸穴15a及びレバー16から右側に寄った位置にある。
そして、図6に示すように、付勢バネ18の巻き部18cは、バネ収納部15d,16dによって形成される略円筒状の空間に高さ方向のスペースを小さくして収納される。また、リード線23〜26についても、中間軸17の右側で折り曲げられた状態で高さ方向のスペースを小さくして収納される。
図16(b)に示すように、図16(a)の状態からロックレバー45をロックアーム42の付勢力に抗して左方向に操作すると、ロックレバー45のリブ部45aがロックアーム42の先端部42cを押してロックアーム42を図の反時計周り方向に回動させる。
このとき、ロックアーム42の係止部42dからスライダ35の係止爪35dが離脱し、ロック状態が解除される。これにより、スライダ35(ストロボ発光部12)は、付勢機構13の付勢バネ18の付勢力によって上方へ移動して、ストロボ発光部12がカメラ本体1から突出し、図2の状態となる。
図2の状態では、付勢機構13は、図6(b)に示すように、一対のレバー15,16が付勢バネ18の付勢力により互いに開方向に回動して外側に開いた状態となる。
また、図15(a)及び図15(b)に示すように、固定部材14の第1軸穴16aに対してストロボ発光部12の第1軸穴15aが上昇する。これにより、中間軸17も図の左側へ移動するので、リード線23〜26が延びるためのスペースを妨げないで済む。
また、固定部材14と付勢機構13とストロボ発光部12をつなぐ各結合部分、すなわち、中間軸17、第1レバー軸33、及び第2レバー軸41は、軸によるリンク結合で直線摺動がないので、動作抵抗が少なく、スムーズに動作する。
図17(a)は、ストロボ発光部12が突出位置にあるときのスライダ35、ロックアーム42、及びロックレバー45の動作状態を説明するための図である。図17(b)は、ストロボ発光部12が突出位置でロックレバー45から手を離したときのスライダ35、及びロックアーム42の動作状態を説明するための図である。
図17(a)に示す位置までストロボ発光部12が上方に移動すると、ストッパー部35fがガイドプレート40に設けたクッション材48に当接して、それ以上の移動が規制される。また、スライダ35に設けたスイッチ検出部35eによって検出スイッチ58が押されて、カメラ本体1の制御部にストロボ発光部12の上昇完了信号が送信される。
そして、ロックレバー45から手を離すと、図17(b)に示すように、ロックバネ44の付勢力によりロックアーム42が図の時計周り方向に回動してロックレバー45が右方向へ戻される。
この状態で、撮影者は、ストロボを使用した撮影を行なうことができる。撮影中は、付勢機構13によって、ストロボ発光部12は、常にカメラ本体1から突出した状態が維持される。
また、本実施形態では、フロントベース52とリアベース39で形成されるストロボ発光部12の収納空間は、カメラ本体1の内部と隔離されている。このため、トップカバー4の開口部4aからゴミ等の異物が侵入しても、前記収納空間で止められて、カメラ本体1の内部のレンズ鏡筒6や回路に悪影響を及ぼすのを防ぐことができる。
次に、ストロボ発光部12の収納動作について説明する。
図2の状態でストロボ発光部12を付勢バネ18の付勢力に抗して手で押し下げると、ストロボ発光部12は、前述した突出動作と逆の動作で収納位置まで下降していく。このとき、スライダ35に設けたスイッチ検出部35eが検出スイッチ58から離れ、カメラ本体1側の制御部にストロボ発光部12の下降信号を送信する。
また、付勢機構13の一対のレバー15,16は、図6(b)に示す開いた状態から互いに接近する閉方向に回動して折り畳まれた状態(図6(a))となり、付勢バネ18の巻き部18cがバネ収納部15d,16dにより形成される略円筒状の空間に収納される。
また、この収納動作の際、中間軸17が図15(b)の状態から右方向へ移動して図15(a)の状態となってリード線23〜26を右側へ押すため、リード線23〜26も中間軸17と共に右方向へ移動する。このため、リード線23〜26は、折り曲げられた状態で高さ方向のスペースを小さくして収納される。
図18(a)は、ストロボ発光部12が下降途中のときのスライダ35、ロックアーム42、及びロックレバー45の動作状態を説明するための図である。図18(b)は、ストロボ発光部12が収納位置に達したときのスライダ35、ロックアーム42、及びロックレバー45の動作状態を説明するための図である。
ストロボ発光部12が下降の途中では、ロックアーム42は、図18(a)から図18(b)に示すように、係止部42dがスライダ35の係止爪35dに押されて図の反時計周り方向へ回動する。
そして、ストロボ発光部12が図18(b)の収納位置まで達すると、ロックバネ44によって付勢されたロックアーム42が時計周り方向へ回動(図16(a))し、先端部42cがロックレバー45のリブ部45aを右方向に寄せた位置で停止する。このとき、ロックアーム42の係止部42dにスライダ35の係止爪35dが係止して、ストロボ発光部12がロック状態となり、ストロボ発光部12が収納位置に保持される。
以上説明したように、本実施形態では、ストロボ発光部12の収納位置では、付勢機構13の一対のレバー15,16が付勢バネ18の付勢力に抗して折り畳まれた状態でコンパクトに収納されてストロボ発光部12がロック状態とされる。そして、ロック状態が解除されると、一対のレバー15,16が付勢バネ18の付勢力により外側に開き、ストロボ発光部12がカメラ本体から突出する位置に移動する。これにより、小型のカメラ本体1内でのスペース効率と動作性能を低下させることなく、ストロボ発光部12の十分な移動量を確保することができる。
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、材質、形状、寸法、形態、数、配置箇所等は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
1 カメラ本体
12 ストロボ発光部
13 付勢機構
14 固定部材
15,16 一対のレバー
17 中間軸
18 付勢バネ
35d 係止爪
42d 係止部

Claims (5)

  1. 機器本体と、
    前記機器本体の内部に設けられる固定部材と、
    前記固定部材に収納される収納位置と前記機器本体から突出する突出位置との間で移動する可動部と、
    前記固定部材と前記可動部との間に配線されるリード線と、
    前記可動部を前記突出位置の方向に付勢する付勢機構と、
    前記可動部を前記収納位置で前記付勢機構の付勢力に抗して係脱可能に係止する係止機構と、を備え、
    前記付勢機構は、互いに回動可能に結合される一対のレバーと、前記一対のレバーを互いに開く方向に付勢する付勢バネと、を有し、
    前記一対のレバーのうちの一方のレバーが前記可動部に回動可能に支持され、他方のレバーが前記固定部材に回動可能に支持され、
    前記一対のレバーは、前記収納位置で前記付勢バネの付勢力に抗して互いに接近する方向に回動して内側に折り畳まれた状態となり、前記係止機構による前記可動部の係止が解除されたとき、前記付勢バネの付勢力により互いに外側に開く方向に回動して前記可動部を前記突出位置に移動させ、
    前記リード線は、前記一対のレバーの前記外側に沿って配線され、
    前記可動部を前記突出位置から前記収納位置の方向へ移動させる際に、前記一対のレバーが互いに結合される結合部が前記リード線を押し込み、前記可動部が前記収納位置となるときに、前記リード線は、折り曲げられた状態で収納されることを特徴とする電子機器。
  2. 前記付勢バネは、一対の腕部と巻き部と、を有し、
    前記一対のレバーの回動軸方向にて、前記巻き部が前記一対のレバーと重なり合わないように配置され、前記一対の腕部が前記一対のレバーにそれぞれ固定されることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記一対のレバーが内側に折り畳まれた状態のとき、前記一対のレバーの前記内側にそれぞれ形成されたバネ収納部に前記巻き部が収納されることを特徴とする請求項に記載の電子機器。
  4. 前記固定部材に形成される前記可動部の収納空間は、前記機器本体の内部と隔離されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記機器本体がカメラ本体、前記可動部がストロボ発光部であり、前記ストロボ発光部の内部には、キセノン管と前記キセノン管に接続されるトリガー部材とが設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器。
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