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JP6037172B2 - シールドコネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、防水タイプのシールドコネクタに関する。
従来、この種のシールドコネクタの一例として、下記特許文献1に記載のものが知られている。このものは、端子金具が端末に接続された複数のシールド電線と、各端子金具を挿入可能なキャビティを有するハウジングとが具備され、ハウジングが金属製の機器ケースの取付孔を貫通して水密に装着された状態において、端子金具がハウジングの対応するキャビティ内に挿入されると、各シールド電線の編組線の端末に接続された導電部材が機器ケースの取付孔の内面と接触することで、シールド機能が果たされるとともに、端子金具の後方に配されたゴム栓がキャビティの入口側に嵌着されることで、防水が図れるようになっている。
特開2010−140706号公報
上記従来のシールドコネクタでは、ゴム栓の抜け止め手段として、キャビティの入口に別途備えたバックリテーナ(ゴム栓押さえ)を装着するようにしていた。この手段によれば、リテーナを装着する分、キャビティの入口を後方に長く延出させた形状とする必要があり、ハウジングの特に電線の軸線に沿った方向の小型化を図る上で弊害となり、さらなる改良が切望されていた。
なお、上記のような事情は、各キャビティの入口側を一括ゴム栓で一括してシールする形式のものにも、同様に生ずるところである。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、防水ゴム栓の抜け止め構造を簡素化するところにある。
本発明のシールドコネクタは、端子金具が端末に接続された複数の電線と、前記端子金具が挿入される端子挿入口を有して内部に同端子金具が収容されるハウジングと、前記電線の端末に挿通され前記端子挿入口に嵌着される防水ゴム栓と、前記端子挿入口の回りを含んで前記ハウジングを覆って装着されるシールドシェルとが具備され、前記ハウジングは、ハウジング本体と、ロック突部を有し前記ハウジング本体の周縁に張り出し形成されたフランジとを備えており、前記シールドシェルは前記ロック突部が嵌まることで前記シールドシェルを前記ハウジングに装着状態にロックさせるロック孔と、前記端子挿入口の開口縁から内側に臨んで同端子挿入口に嵌着された前記防水ゴム栓の後面の周縁に係止する押さえ片とを備えているところに特徴を有する。
防水ゴム栓の抜け止めを、シールドシェルに設けた押さえ片で行うようにしたから、別途備えたリテーナで抜け止めする場合と比較すると、端子挿入口の入口側の延出量を小さく抑えることができ、ひいては電線の軸線に沿った方向のハウジングの小型化を実現できる。また、部品点数と組立工数の削減ができ、製造コストの低減に寄与し得る。
また、以下のような構成としてもよい。
(1)前記ハウジングが、前記端子金具が並列して収容される前記ハウジング本体の一面に、筒状をなす前記端子挿入口が突出形成された形状である一方、前記シールドシェルが、前記ハウジング本体の上面側を覆う本体部と、前記端子挿入口の外周に嵌合される筒状部とから構成されており、前記筒状部の開口縁に前記押さえ片が形成されている。
シールドシェルは、その本体部がハウジング本体の上面を覆い、かつ筒状部が端子挿入口の外周を覆った形態で装着され、その筒状部の開口縁に形成された押さえ片により防水ゴム栓の抜け止めがなされる。

(2)前記シールドシェルが2分割され、各分割シェルがそれぞれ前記ハウジングに装着可能となっている。
シールドシェルを、電線に対して先通しすることなくハウジングに装着できるため、シールドシェルの装着動作が容易となる。
(3)前記シールドシェルが、前記端子金具の並び方向と交差する面を境に2分割され、前記各分割シェルと前記ハウジングとの間には、前記各分割シェルを装着案内するためのガイド機構が形成されている。
両分割シェルは、ガイド機構で案内されつつハウジングを挟んで互いに突き合うように装着される。シールドシェルが、端子金具の並び方向と交差する面を境に2分割された場合は、ハウジングとの間でガイド機構が構築しやすく、もって分割シェルの装着動作をよりスムーズに行うことができる。
(4)前記防水ゴム栓が、前記全電線の電線挿通孔を有して前記端子挿入口に嵌着される一括型の防水ゴム栓であって、前記押さえ片が、前記防水ゴム栓の後面の周縁における隣り合う前記電線挿通孔の間の位置に対応して配設されるようになっている。
隣り合う電線挿通孔の間といったデッドスペースに押さえ片を係止するようにしたから、押さえ片の掛かり代を大きく採ることができ、防水ゴム栓の保持力を高めることができる。
本発明のシールドコネクタによれば、防水ゴム栓の簡素な抜け止め構造を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るシールドコネクタの背面視の分解斜視図 その正面視の分解斜視図 シールドコネクタの組立工程におけるゴム栓の装着動作を示す背面視斜視図 ゴム栓の装着完了時の背面視斜視図 分解シェルの装着動作を示す背面視斜視図 同正面視斜視図 分解シェルの装着完了後の背面視斜視図 シールドコネクタの組立完了時の背面視斜視図 同正面視斜視図 同背面図 同平面図 同底面図 図10のXIII−XIII線断面図 図10のXIV−XIV線断面図
<実施形態>
本発明の一実施形態を図1ないし図14に基づいて説明する。
本実施形態のシールドコネクタC(以下、単にコネクタC)は、車両のECU(Engine Control Unit)側からモータに電力を供給する部分に配索されるハーネスのモータ側に取り付けられたコネクタである。
同ハーネスは、図示3本の被覆電線W(以下、電線W)が一括して編組線でシールドされて、その編組線の上からコルゲートチューブが被せられた構造であり、編組線とコルゲートチューブについては図示が割愛されている。
以下では、コネクタCについて、電線Wが引き出されている側を背面、その反対側を正面として説明する。
上記のハーネスの一端側にコネクタCが取り付けられ、モータ側のケース1(図13参照)に装着されるようになっている。
コネクタCは、図1及び図2に示すように、ハウジング20と、上記の電線Wの端末に接続されてハウジング20に収容される端子金具10と、ハウジング20に設けられた端子挿入筒22に嵌着されてシールする一括型のゴム栓50と、ハウジング20を覆って装着されるシールドシェル60とを備えている。
端子金具10は、図13に示すように、電線Wの端末に接続される基端側端子11と、同基端側端子11の先端に直角をなして接続される先端側端子15とから構成されている。
基端側端子11は、タブ12の後端にバレル13が設けられた形状であって、電線Wの端末にバレル13が圧着されて接続されている。タブ12の先端部には、ボルト挿通孔12Aが開口されている。
一方の先端側端子15は、下向きに長く延びた接続片16の上端に、基端側端子11のタブ12の先端部の下面に重ねられる結合板17が直角曲げされて形成され、同結合板17にもボルト挿通孔17Aが開口されている。接続片16の下端部が、図示しない機器側コネクタに装着された相手端子と接続されるようになっている。
ハウジング20は合成樹脂製であって、図1及び図2に示すように、ハウジング本体21と、ハウジング本体21の後面に突出形成された端子挿入筒22と、ハウジング本体21の周縁に張り出し形成されたフランジ23とを備えている。フランジ23は、左右方向に長い平面略菱形に形成され、同フランジ23の左右両端部が取付部24とされて、カラー26が嵌着された取付孔25が形成されている。
ハウジング本体21は、フランジ23よりも上部側(以下、上側本体部30)が、後端側が一段低くなった段付きの方形状に形成され、一方、フランジ23よりも下部側(以下、下側本体部31)が、短寸の円柱状に形成されている。
ハウジング本体21の上側本体部30内には、図13に示すように、上記した電線Wの端末に接続された基端側端子11が挿入可能なキャビティ33が形成されている。各キャビティ33の奥側の天井面は開口され、高位部30Hの上面に開口された作業用開口39に連通している。この作業用開口39には、サービスカバー40が水密状態でかつ着脱可能に被着されるようになっている。
各キャビティ33の奥側の底面には、それぞれ締結用孔35が形成され、各締結用孔35の上端には、ナット36が回り止めされて装着されている。各締結用孔35の後方位置(図13の右側)には、先端側端子15の接続片16を挿通可能な挿通溝38が、下側本体部31の下面に貫通した形態で形成されている。先端側端子15の接続片16が対応する挿通溝38に差し込まれ、結合板17がナット36に当たったところで差し込みが停止され、そのとき接続片16の下端部の所定長さが、下側本体部31の下面側に突出するようになっている。
上側本体部30の低位部30Lの後面には、上記した端子挿入筒22が連設されている。端子挿入筒22は、上記した基端側端子11が3本並んで挿通可能に横長の長円形に形成されている。上記した3本のキャビティ33の後端が、揃って端子挿入筒22の奥端と連通している。
上記の端子挿入筒22内には、一括型のゴム栓50が緊密に嵌合可能とされている。ゴム栓50は詳細には、端子挿入筒22の奥行に匹敵する厚さを有し、長円形断面に形成されている。同ゴム栓50には、電線Wを緊密に挿通可能な3個の電線挿通孔51が、所定間隔を開けて左右方向に並んで貫通形成されている。
シールドシェル60は金属板をプレス加工することで形成され、特に左右に2分割され、個々にハウジング20に対して装着可能となっている。
一体的に組み合わされたシールドシェル60の形状を先に説明すると、図7及び図8に示すように、シールドシェル60は、ハウジング本体21における上側本体部30の上面、左右の側面及び前面を覆う本体部61と、端子挿入筒22の外周に嵌合される筒状部62と、フランジ23の左右両端部の取付部24の上面に重なる取付板63とを備えて構成されている。取付板63には取付孔64が開口されている。
上記のような構造のシールドシェル60が、左右方向の中心で分断された形態で一対の分割シェル60A,60Bが備えられている。したがって、左右の分割シェル60A,60Bは左右対称形状であって、それぞれ本体部61の左又は右半分61A,61B、筒状部62の左又は右半分62A,62B、及び左又は右の取付板63を備えている。
左右一対の分割シェル60A,60Bは、図5及び図6に示すように、ハウジング20を左右両側から挟むようにして装着され、分断端縁が互いに突き合うようにして一体的なシールドシェル60が形成されるようになっている。
左右の分割シェル60A,60Bとハウジング20との間には、分割シェル60A,60Bをスムーズに装着するべくガイド機構70R,70Fが設けられている。
後側のガイド機構70Rは、図5に示すように、各分割シェル60A,60Bの半割りの筒状部62A,62Bと、当該筒状部62A,62Bを開口側から左右方向に外嵌させる端子挿入筒22とから構成されている。
一方、前側のガイド機構70Fは、図6に示すように、ハウジング20のフランジ23における前方張出縁部42の下面が少し薄肉に形成されている一方、各分割シェル60A,60Bの半割りの本体部61A,61Bにおける前面板の下縁からガイド片66が突出形成され、同ガイド片66の先端部の下面側に、上記したフランジ23の前方張出縁部42の薄肉部43を挿通するガイド溝67が設けられている。
各ガイド片66の基端部である上面にはそれぞれロック孔68が開口されているとともに、フランジ23の前方張出縁部42の上面には、上記の各ロック孔68にそれぞれ嵌る左右の2個のロック突部45が形成されている。
さて、各分割シェル60A,60Bにおける半割りの筒状部62A,62Bの後縁には、端子挿入筒22に嵌着されたゴム栓50の後面の周縁部に係止する押さえ片80が、上下一対ずつ形成されている。各押さえ片80は、ゴム栓50の後面の周縁部のうち、隣り合う電線挿通孔51の間の位置に対応して形成されており、筒状部62A,62Bの後縁から突出形成された舌片が径方向の内側に向けて直角曲げされることで形成されている。
一体化されたシールドシェル60については、筒状部62の上下の後縁におけるゴム栓50の隣り合う電線挿通孔51の間の位置ごとの都合4箇所に、押さえ片80が設けられることになる。
続いて、本実施形態のコネクタCの組立手順の一例を説明する。
ハウジング20においてサービスカバー40が開けられた状態から、各キャビティ33の奥側の底面に設けられた締結用孔35の上端部に、それぞれナット36が回り止めされて嵌着され、続いて先端側端子15の接続片16が対応する挿通溝38に差し込まれ、結合板17がナット36に当たったところで差し込みが停止される。
一方、3本の電線Wの端末には、それぞれ対応する基端側端子11がバレル13を圧着することで固定される。基端側端子11は所定の配置で並列される。ゴム栓50は、3本の電線Wに亘って先通しされ、初めは後方位置に退避されている。
この状態から、電線Wの端末に接続された3個の基端側端子11が、ハウジング20の後面側に設けられた端子挿入筒22内に挿入され、それぞれ対応するキャビティ33内に挿入される。基端側端子11が正規位置まで押し込まれてキャビティ33内で係止されると、各基端側端子11のタブ12の先端部が、対応する先端側端子15の結合板17の上に、ボルト挿通孔12A,17A同士を整合させた形態で重ねられる。
次に、作業用開口39から、重ねられたタブ12の先端部と結合板17のボルト挿通孔12A,17Aにボルト19を通して、その下のナット36にねじ込むことで基端側端子11と先端側端子15とが結合される。3本のボルト締めが終了したら、作業用開口39にサービスカバー40が水密状に被着される。これにより、3本の電線Wの端末にL字形をなす形態で端子金具10が接続され、同端子金具10が先端側端子15の接続片16の下端部をハウジング本体21(下側本体部31)の下面から並列して突出させてハウジング20内に収容された形態となる。
この状態から、図3に示すように、ゴム栓50が3本の電線Wに沿って端末側に移動されつつ、ハウジング20の後面側に形成された端子挿入筒22に挿入される。ゴム栓50は奥面に当たるまで押し込まれ、図4に示すように、端子挿入筒22内にすっぽりと嵌着されることでシールが採られた状態となる。
続いて、左右の分割シェル60A,60Bが、ハウジング20に対して左右両側から個別に装着される。
分割シェル60A,60Bは、図5及び図6に示すように、半割りの筒状部62A,62Bを端子挿入筒22の左右の端部に嵌め、またガイド片66のガイド溝67をフランジ23の前方張出縁部42の薄肉部43に嵌めて摺動させつつ、同図の矢線に示すようにハウジング20の幅方向の中心に向けて押し込まれる。分割シェル60A,60Bは、筒状部62A,62Bの奥面が端子挿入筒22の左右の側面に、本体部61A,61Bの側面がハウジング本体21における上側本体部30の左右の側面に、それぞれ当たったところで押し込みが停止され、そのときガイド片66の基端部に開口されたロック孔68に、フランジ23の前方張出縁部42に設けられたロック突部45が嵌ることで、分割シェル60A,60Bが装着状態にロックされる。
両分割シェル60A,60Bが正規に装着されてロックされると、図7に示すように、分断端縁が互いに突き合った形態で一体的なシールドシェル60が形成される。このようにシールドシェル60が形成されると、本体部61が、ハウジング本体21における上側本体部30の上面、左右の側面及び前面を覆い、筒状部62が端子挿入筒22の外周に嵌合され、また、左右の取付板63が、フランジ23の左右両端部の取付部24の上面に重なった状態となる。
一方、両分割シェル60A,60Bの装着に伴い、筒状部62A,62Bの上下の後縁に設けられた押さえ片80は、端子挿入筒22における上下の後縁の直後を通りつつ、幅方向の中心に向けて進み、上記のように両分割シェル60A,60Bが正規装着されて一体的なシールドシェル60が形成されたときには、図7及び図10に示すように、筒状部62の後縁に設けられた都合4個の押さえ片80は、端子挿入筒22内に嵌着されたゴム栓50の後面における上下の周縁部のうち、隣り合う電線挿通孔51の間の位置の後方に対応して配されることになる。
上記のように両分割シェル60A,60Bの装着が完了したら、3本の電線Wの回りに挿通された図示しない編組線の端末が、シールドシェル60の筒状部62に外周に嵌められ、図7に示すように、編組線の回りに先通しされたかしめリング85が、図8及び図9に示すように、編組線の端末を挟んでシールドシェル60の筒状部62の外周に嵌められ、そののち同かしめリング85がかしめられることで、編組線の端末が固着される。
これにより、コネクタCの組み立てが完了する。
このように組み立てられたコネクタCは、図13に示すように、ハウジング本体21の下側本体部31が、モータ側のケース1に開口された装着孔2に水密状に嵌合され、シールドシェル60の取付板63と、ハウジング20のフランジ23の取付部24に開口された取付孔64,25にボルトを通して、ケース1に形成されたねじ孔にねじ込むことによりケース1の外面に取り付けられる。併せて、編組線とシールドシェル60とがケース1に対して電気的に接続され、シールド機能が果たされることになる。
以上のように本実施形態のコネクタCでは、ゴム栓50の抜け止めを、シールドシェル60に設けた押さえ片80で行うようにしたから、別途備えたリテーナ等で抜け止めする場合と比較すると、端子挿入筒22の入口側の延出量を小さく抑えることができ、ひいては電線Wの軸線に沿った方向のハウジング20の小型化を実現できる。また、部品点数と組立工数の削減ができ、製造コストの低減に寄与し得る。
シールドシェル60を左右に分割された一対の分割シェル60A,60Bで構成したから、電線Wに先通しすることなく、ハウジング20を挟むようにして後から装着でき、すなわちシールドシェル60の装着動作が容易となる。
また、左右に分割した場合は、ハウジング20が左右方向に長い形状をなしていることから、分割シェル60A,60Bとハウジング20との間に、装着案内をするべくガイド機構70F,70Rを長い距離に亘って構築することができ、分割シェル60A,60Bの装着動作をよりスムーズに行うことができる。
シールドシェル60に設けられた4個の押さえ片80は、端子挿入筒22内に嵌着されたゴム栓50の後面における上下の周縁部のうち、隣り合う電線挿通孔51の間の位置の後方に対応して配されている。すなわち、隣り合う電線挿通孔51の間といったデッドスペースに押さえ片80を係止するようにしたから、押さえ片80の掛かり代を大きく採ることができ、結果ゴム栓50の保持力を高めることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)シールドシェルの筒状部の後縁に設けられた押さえ片の数、並びに配置については、上記実施形態に例示したものに限らず適宜に選定できる。
(2)上記実施形態では、シールドシェルが左右に分割された一対の分割シェルから構成されている場合を例示したが、上下に分割されたものであってもよい。
(3)さらに、シールドシェルは分割されることなく一体的に形成されたものであってもよい。この場合は、シールドシェルをいわゆる電線の回りに先通ししておき、ハウジングに対して後方から装着すればよい。
(4)上記実施形態では、電線の端末に接続される端子金具が、二体物でL型をなすものを例示したが、一体物でL型をなすものであってもよい。また、直線型の端子金具を用いたものであってもよい。
(5)上記実施形態では、複数本の被覆電線の回りに編組線を嵌装した一括シールド形式のものを例示したが、電線にシールド電線を適用した個別シールド形式のものにも、本発明は同様に適用できる。
(6)また上記実施形態では、一括ゴム栓を用いた一括防水形式のものを例示したが、各キャビティの入口に個別にゴム栓を嵌着する個室防水形式のものにも、本発明は同様に適用可能である。
C…シールドコネクタ
W…電線
10…端子金具
11…基端側端子
15…先端側端子
20…ハウジング
21…ハウジング本体
22…端子挿入筒(端子挿入口)
50…ゴム栓
51…電線挿通孔
60…シールドシェル
60A,60B…分割シェル
61,61A,61B…本体部
62,62A,62B…筒状部
70F,70R…ガイド機構
80…押さえ片

Claims (5)

  1. 端子金具が端末に接続された複数の電線と、
    前記端子金具が挿入される端子挿入口を有して内部に同端子金具が収容されるハウジングと、
    前記電線の端末に挿通され前記端子挿入口に嵌着される防水ゴム栓と、
    前記端子挿入口の回りを含んで前記ハウジングを覆って装着されるシールドシェルとが具備され、
    前記ハウジングは、ハウジング本体と、ロック突部を有し前記ハウジング本体の周縁に張り出し形成されたフランジとを備えており、
    前記シールドシェルは前記ロック突部が嵌まることで前記シールドシェルを前記ハウジングに装着状態にロックさせるロック孔と、前記端子挿入口の開口縁から内側に臨んで同端子挿入口に嵌着された前記防水ゴム栓の後面の周縁に係止する押さえ片とを備えていることを特徴とするシールドコネクタ。
  2. 前記ハウジングが、前記端子金具が並列して収容される前記ハウジング本体の一面に、筒状をなす前記端子挿入口が突出形成された形状である一方、
    前記シールドシェルが、前記ハウジング本体の上面側を覆う本体部と、前記端子挿入口の外周に嵌合される筒状部とから構成されており、
    前記筒状部の開口縁に前記押さえ片が形成されていることを特徴とする請求項1記載のシールドコネクタ。
  3. 前記シールドシェルが2分割され、各分割シェルがそれぞれ前記ハウジングに装着可能となっていることを特徴とする請求項2記載のシールドコネクタ。
  4. 前記シールドシェルが、前記端子金具の並び方向と交差する面を境に2分割され、前記各分割シェルと前記ハウジングとの間には、前記各分割シェルを装着案内するためのガイド機構が形成されていることを特徴とする請求項3記載のシールドコネクタ。
  5. 前記防水ゴム栓が、前記全電線の電線挿通孔を有して前記端子挿入口に嵌着される一括型の防水ゴム栓であって、前記押さえ片が、前記防水ゴム栓の後面の周縁における隣り合う前記電線挿通孔の間の位置に対応して配設されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載のシールドコネクタ。
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