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JP5982416B2 - 伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法 - Google Patents

伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、経編みの編み地に伸縮性の緯糸が挿入された伸縮性緯糸挿入経編み地製造方法に関する。
編み物は伸縮性が高く着用時の快適性にも優れるため、編み物の生地を用いた衣服は種々の分野で幅広く提供されている。さらに近年、これまで織物で製造されていた衣服にも、快適性の高い編み地が利用されている例も増加している。しかし、編み地は織物の生地と比較して張り感やコシが無く、形を保つ必要のある衣服や部材には不向きであった。
そこで、織物と編み物の両方の特性を持つような生地が求められ、例えば特許文献1に開示されているように、経編み地に緯糸が挿入された布帛が提案されている。この布帛は、経編み地の編目の間に、コース方向で長く延びた緯糸が挿入されて成るものである。この生地に挿入された緯糸は、編目を形成することはなく、コース方向に真っ直ぐに延びたもので、経編みの生地に緯糸が挿入されたものである。
特開平11−279907号公報
上記特許文献1に開示された布帛の構造は、経編みの構造がシングルデンビー編みによる編み組織で構成され、その編み目と編み目の間に緯糸が挿入されている構造である。従って、この布帛に挿入された緯糸は、生地シンカーループ側では経編みの各コース毎に、隣り合うウェールの間において1本の経糸でのみで保持される構造であった。
このため、伸縮性のある緯糸が挿入された経編み地を編成した場合、生地が編み機から外されてコース方向に収縮し張力のかからない状態になり、さらに、生地が湯通しされることにより収縮が生じて、しぼ立ちが表れるという現象があった。
従来、生地表面にしぼ立ちを形成した生地もあるが、そのような生地の状態を好む用途の衣服等の製品以外の場合、好ましくないものであった。特に、今日幅広い分野で従来の織物に代えて編み物の機能と織物の機能を合わせ持つことが求められ、衣服や部材等の用途によっては、特許文献1に開示されたような組織の生地は用いることができないものであった。
この発明は、上記背景技術に鑑みて成されたものであり、簡単な構成で表面に緯糸のしぼ立ちが表れず、外観性状が良好な伸縮性緯糸挿入経編み地製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、第一の筬により経糸の太さが15〜200デニールの第一編み組織を形成し、第二の筬により経糸の太さが15〜200デニールの第二編み組織を形成するとともに、同時に前記第一第二編み組織の編成に関わりなく前記第一第二編み組織のコース方向に太さが15〜500デニールの緯糸を挿入して生地を形成し、前記緯糸は弾性糸を有して伸縮性があり、編成される前記生地表面では、コース方向に挿入された前記緯糸を編み組織の各編み目において、前記緯糸をシンカーループ面側から、前記第一編み組織の経糸と前記第二編み組織の経糸により各々保持しながら編成し、前記編成後に編み機から外して張力を除いて、伸縮自在の編み組織を形成する伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法である。
前記第一編み組織と前記第二編み組織を形成する経糸は、弾性糸あるいは非弾性糸を用い、前記緯糸は、弾性糸あるいは弾性糸と非弾性糸の組み合わせである。
この発明の伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法により製造される伸縮性緯糸挿入経編み地は、この縦編み地の編成後に、編み機から外されてコース方向に収縮し張力のかからない状態となり収縮しても、縦編み地のシンカーループ面側では、編み組織の各編み目において、前記緯糸が前記経糸により保持され、しぼ立ちが無く、コース方向にも伸縮性を有するものである。
この発明の伸縮性緯糸挿入経編み地製造方法によれば、簡単な構造で表面性状が滑らかでしぼ立ち等が無く、編み物と織物の特徴を合わせ持った編み地を容易に形成することができるものである。
この発明の第一実施形態の伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法による縦編み地の編組織を示す図である。 第一実施形態の伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法による縦編み地の編組織の第一の編み組織を示す図である。 第一実施形態の伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法による縦編み地の編組織の第二の編み組織を示す図である。 この発明の第二実施形態の伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法による縦編み地の編組織を示す正面図である。 この発明の第三実施形態の伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法による縦編み地の編組織を示す正面図である。
以下、この発明の伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法の実施形態により製造される経編み地について、図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の第一実施形態の縦編み地の組織を示すもので、この実施形態の縦編み地10は、図1に示すような第一組織13と第二組織14とを備えている。第一組織13は、第一の筬L1により形成され、経糸11により第一の筬L1の糸位置番号(10/12)を繰り返すデンビー編みにより編成されている。第二組織14は、経糸12により第二の筬L2の糸位置番号(10/01)を繰り返す鎖編みにより編成された第二組織14により形成されている。
第一組織13の経糸11は、非弾性糸あるいは弾性糸で、ポリエステルやナイロン、キュプラ、アセテート、ポリウレタンあるいはそれらを複合した糸等が用いられ、太さは適宜選択されるものであり、例えば15〜200デニールである。経糸11の送り量は、80cm〜250cm/RACK(1RACK=編み目480個分)で、例えば124cm/RACKが好ましい。
第二組織14の経糸12も、非弾性糸あるいは弾性糸で、ポリエステルやナイロン、キュプラ、アセテート、ポリウレタンあるいはそれらを複合した糸等が用いられ、太さは適宜選択されるものであり、例えば15〜200デニールである。経糸12の送り量も、80cm〜250cm/RACKで、例えば120cm/RACKが好ましい。
縦編み地10の編み組織に挿入される伸縮性の緯糸15は、弾性糸あるいは弾性糸と非弾性糸の組み合わせであり、綿などの天然繊維、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維、ポリウレタンなどやそれらを複合した糸等が用いられ、用途に合わせて適宜の太さが選択されるものであり、例えば15〜500デニールである。
この実施形態の縦編み地10の製造は、第一の筬L1により第一編み組織13を形成し、第二の筬L2により第二編み組織14を形成するとともに、同時に第一第二編み組織13,14の編成に関わりなく第一第二編み組織13,14のコース方向に、1コース毎に緯糸15を挿入して縦編み地10を編成して行くものである。
この実施形態の縦編み地10は、挿入された緯糸15に対して、縦編み地10の各コースにて、第一編み組織13の経糸11のシンカーループにより形成される保持部11aが、縦編み地10のシンカーループ面側から緯糸15の表面を保持する。さらに、第二編み組織14の経糸12のシンカーループにより形成される保持部12aも、縦編み地10のシンカーループ面側から緯糸15の表面を保持する構造になる。これにより、弾性糸である緯糸15が縦編み地10の編成後に、編み機から外されてコース方向に収縮し張力のかからない状態となり湯通しにより収縮しても、縦編み地10のシンカーループ面側では、編み組織の各編み目において、緯糸15が経糸11,12による2点で保持されるので、緯糸15のしぼ立ちが生じない。
この実施形態の縦編み地10は、経編みによる第一第二の編み組織13,14に、コース方向に真っ直ぐに緯糸15が挿入され、編み物の生地に張りやコシが生じるとともに、生地表面に弾性糸である緯糸15によるしぼ立ちがなく、伸縮性を持ちながらも滑らかで良好な表面性状を呈するものである。なお、第一第二の編み組織13,14は、閉じ目及び開き目の何れでも良く、上記組み合わせに限定されるものではない。
この発明の縦編み地を用いた衣服としては、従来織物で製造されていた上着やズボン、スカート、外套、スポーツ用ウエアなどに利用することが出来る。また、それ以外の様々な部材としても適宜利用することができる。
次に、この発明の縦編み地の製造方法の第二実施形態について、図4を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は、同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の縦編み地20は、第一組織13をコード編みによる編み組織とし、第二編み組織14をデンビー編みの編み組織としたものである。
この実施形態の縦編み地20によっても、上記実施形態と同様の機能を有し、同様の作用効果を有するものである。
次に、この発明の伸縮性緯縦編み地の製造方法の第三実施形態について、図5を基にして説明する。ここで、上記実施形態と同様の部材は、同一の符号を付して説明を省略する。この実施形態の縦編み地22は、第一組織13をシングルアトラス編みによる編み組織とし、第二編み組織14を鎖編みの編み組織としたものである。
この実施形態の縦編み地22によっても、上記実施形態と同様の機能を有し、同様の作用効果を有するものである。
なお、この発明の伸縮性緯糸挿入経編み地製造方法は前記実施形態に限定されるものではなく、経糸11,12の太さや種類は、用途により適宜選択可能なものであり、経糸の編成方法も適宜変化をもたせて繰り返す構成でも良い。挿入される緯糸も、適宜の太さ及び種類の糸を用いることができるものである。
また、第一、第二編み組織は、閉じ目及び開き目の何れでも良いものであり、鎖編み、デンビー編み、コード編み、アトラス編みなどの組織、あるいはそれらを適宜変化させて繰り返す構成の組織の、同一又は異なる組織の組み合わせでも良い。さらに、編み目やその他、編地の用途により、適宜の編み組織を組み合わせても良い。
さらに、この発明の伸縮性緯糸挿入経編み地に柄を入れても良く、そのための編成時の筬数も適宜設定し得るものである。
10 縦編み地
11,12 経糸
13 第一編み組織
14 第二編み組織
15 緯糸
L1,L2 筬

Claims (3)

  1. 第一の筬により経糸の太さが15〜200デニールの第一編み組織を形成し、第二の筬により経糸の太さが15〜200デニールの第二編み組織を形成するとともに、同時に前記第一第二編み組織の編成に関わりなく前記第一第二編み組織のコース方向に太さが15〜500デニールの緯糸を挿入して生地を形成し、前記緯糸は弾性糸を有して伸縮性があり、編成される前記生地表面では、コース方向に挿入された前記緯糸を編み組織の各編み目において、前記緯糸をシンカーループ面側から、前記第一編み組織の経糸と前記第二編み組織の経糸により各々保持しながら編成し、前記編成後に編み機から外して張力を除いて伸縮自在の編み組織を形成することを特徴とする伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法。
  2. 前記第一編み組織と前記第二編み組織を形成する経糸は、弾性糸あるいは非弾性糸を用いる請求項1記載の伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法
  3. 前記緯糸は、弾性糸と非弾性糸の組み合わせを用いる請求項1または2記載の伸縮性緯糸挿入経編み地の製造方法。
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