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JP5981219B2 - 3相ブラシレスモータの制動装置及び電気機器 - Google Patents

3相ブラシレスモータの制動装置及び電気機器 Download PDF

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JP5981219B2 JP2012114838A JP2012114838A JP5981219B2 JP 5981219 B2 JP5981219 B2 JP 5981219B2 JP 2012114838 A JP2012114838 A JP 2012114838A JP 2012114838 A JP2012114838 A JP 2012114838A JP 5981219 B2 JP5981219 B2 JP 5981219B2
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Description

本発明は、3相ブラシレスモータの端子間を短絡することで制動力を発生させる3相ブラシレスモータの制動装置に関する。
従来、3相ブラシレスモータを動力源とする電気機器において、3相ブラシレスモータの回転を低下若しくは停止させる際には、3相ブラシレスモータの各端子間を短絡することで制動力を発生させる、所謂短絡ブレーキが利用されている(例えば、特許文献1参照)。
この短絡ブレーキでは、例えば、3相ブラシレスモータの各端子と直流電源の負極との間の通電経路に設けられる3つのスイッチング素子(所謂ローサイドスイッチ)をオン状態、3相ブラシレスモータの各端子と直流電源の正極との間の通電経路に設けられる3つのスイッチング素子(所謂ハイサイドスイッチ)をオフ状態とすることで、3相ブラシレスモータに制動力を発生させる。
このため、短絡ブレーキによれば、3相ブラシレスモータへの通電制御に用いられるスイッチング素子のオン・オフ状態を切り換えるだけで、3相ブラシレスモータを制動(減速若しくは停止)することができる。
特開平3−74194号公報
しかし、上記従来の短絡ブレーキでは、3相ブラシレスモータの全相に電流を流し、制動力を発生させるため、制動力が大きくなりすぎ、その制動力により電気機器に加わる力が大きくなって、電気機器に不具合が生じることがあった。
例えば、3相ブラシレスモータにて回転刃を回転させる充電式草刈り機において、従来の短絡ブレーキにて、3相ブラシレスモータの回転を停止させると、制動力が強すぎて、回転刃を取り付けているネジやナットなどが緩んでしまうという問題がある。
また、例えば、3相ブラシレスモータにて丸いノコギリを高速回転させる充電式丸ノコにおいて、従来の短絡ブレーキにて制動をかけると、制動力が強すぎるため、反動が大きく、使用者による使用感を損なうという問題もある。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、短絡ブレーキにより3相ブラシレスモータに制動力を発生させる制動装置において、短絡ブレーキにより発生する制動力を抑制して、3相ブラシレスモータを搭載した電気機器で不具合が発生するのを防止することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明の3相ブラシレスモータの制動装置においては、3相ブラシレスモータの回転時に、当該3相ブラシレスモータの停止指令若しくは減速指令が入力されると、制動制御手段が、スイッチング回路を構成する各スイッチング素子のオン・オフ状態を制御することで、3相ブラシレスモータに制動力を発生させる。
そして、特に本発明では、制動制御手段は、3相ブラシレスモータの各端子と直流電源の正極側若しくは負極側とを接続する3つの通電経路(正極側通電経路又は負極側通電経路)を同時に導通させる3相短絡制御を行うのではなく、その3つの通電経路の内、2つの通電経路だけを導通状態とする2相短絡制御を行う。
従って、本発明の制動装置によれば、3相短絡制御を行う従来装置に比べ、制動時に3相ブラシレスモータに発生する制動力を低減して、過大な制動力により電気機器に不具合が生じるのを防止することができる。
ところで、本発明の2相短絡制御実行時には、3相ブラシレスモータの2つの相には、3相ブラシレスモータの回転に応じて変化する電流が流れるものの、短絡制御に用いない残りの相には、電流が流れない期間が発生する。
そして、この期間内では、2つの相の電流変化が、電流:0の点(ゼロクロス点)で交差する。つまり、2相短絡制御による制動中には、3相ブラシレスモータの全ての相に流れる電流がゼロになるタイミングが発生する。
このため、2相短絡制御による3相ブラシレスモータの制動を解除するタイミング(つまり、2相短絡制御の終了タイミング)としては、3相ブラシレスモータの各相に流れる電流が零となるタイミングを設定するようにするとよい。
つまり、3相短絡制御では、制動中、3相ブラシレスモータの何れかの相に必ず電流が流れているので、3相短絡制御の終了のために、それまで導通状態にあった3つの通電経路を遮断状態に切り換えると、そのタイミングで電流が流れていた巻線の両端に高電圧が発生する。
この高電圧は、対応する端子に接続されたスイッチング素子に並列接続されるダイオード(FETの寄生ダイオード等)を介して、直流電源側に回生エネルギとして回生されるが、この回生エネルギ(換言すれば発生電圧)が大きいと、スイッチング素子が損傷する。
特に、3相ブラシレスモータにおいて、重負荷時のモータ特性を高効率化するために、通電経路のインピーダンスやスイッチング素子のオン抵抗を低下させると、短絡ブレーキを行ったときのブレーキ電流が大きくなり、短絡ブレーキ終了時に発生する回生エネルギも大きくなる。
このため、3相ブラシレスモータを従来の3相短絡制御による短絡ブレーキにて制動させる場合、スイッチング素子には、短絡ブレーキ終了時に発生する回生エネルギ(高電圧)にて損傷することのないよう、耐圧の大きなものを使用する必要がある。
これに対し、2相短絡制御では、3相ブラシレスモータの全ての相の電流が零となるタイミングが存在することから、そのタイミングで2相短絡制御を終了するようにすれば、その終了タイミングで発生する回生エネルギを零にすることができる。
よって、このようにすれば、スイッチング素子の耐圧を小さくすることができ、延いては、制動装置のコストを低減することができる。
なお、3相ブラシレスモータの各相に流れる電流が零となるタイミングは、3相ブラシレスモータの回転状態(より詳しくは回転速度や回転位置)に応じて変化することから、2相短絡制御の終了タイミングは、3相ブラシレスモータの回転状態に基づき設定できる。
また、3相ブラシレスモータの回転状態は、3相ブラシレスモータに通常設けられる回転位置検出用の回転センサ(ホール素子やエンコーダ等)を用いて検出することができる。
また、3相ブラシレスモータの回転状態は、制動時に各相に発生する誘起電圧や、各相に流れる電流を検出することによっても、検出できる。
一方、本発明の2相短絡制御は、3相ブラシレスモータの2つの端子を短絡することで、3相ブラシレスモータの回転により発生する起電力にて各相巻線に電流を流し、制動力を発生させるものである。
このため、3相ブラシレスモータの制動時には、2つ通電経路を連続的に導通させるようにしてもよい。しかし、このようにすると、スイッチング素子に並列接続されるダイオード(FETの寄生ダイオード等)を介して、通電経路を導通させていない他の相にも電流が流れ、制動力が発生する。
このため、2相短絡制御を実施するに当たって、正極側又は負極側の2つの通電経路を連続的に導通状態にするようにした場合には、3相短絡制御に比べて制動力を低減できるものの、その制動力を充分低減できないことが考えられる。
このため、本発明の制動装置には、3相ブラシレスモータの回転位置を検出する回転位置検出手段が設けられ、制動制御手段が、2相短絡間欠制御を実行可能に構成されている。
この2相短絡間欠制御では、回転位置検出手段にて検出される3相ブラシレスモータの回転位置に応じて、2相短絡制御を間欠的に行い、2相短絡制御の非実行時には、正極側通電経路及び負極側通電経路の全てを非導通状態にする。
そして、このようにすれば、2相短絡制御を間欠的に実行することで、導通させる2つの通電経路に対応しない相に電流が流れるのを防止したり、導通させた2つの通電経路に流れる電流を抑制したりすることができる。
つまり、2相短絡間欠制御によれば、2相短絡間欠制御により2相短絡制御を停止させる期間を調整することで、3相ブラシレスモータの制動時に発生する制動力を任意に設定することが可能となる。
次に、2相短絡間欠制御は、2相短絡制御で用いる2つの通電経路を、間欠的に導通させることで、3相ブラシレスモータに発生する制動力を低減することができるが、この2相短絡間欠制御で間欠的に導通させる通電経路を、順次切り換えるようにしてもよい。
つまり、制動制御手段は、2相短絡制御にて導通状態にする2つの通電経路を、回転位置検出手段にて検出される3相ブラシレスモータの回転位置に応じて切り換える、2相短絡切換制御を実行するように構成してもよい。
そして、このようにすれば、2相短絡制御にて導通状態に制御する2つの通電経路の組み合わせを切り換えることで、3相ブラシレスモータに発生する制動力を、2相短絡間欠制御よりも大きく、且つ、2相短絡制御を連続的に実施する場合よりも小さい制動力に設定することが可能となる。
次に、2相短絡間欠制御を実施する際には、2相短絡制御で導通状態にする2つの通電経路を、正極側通電経路及び負極側通電経路の一方を構成する3つの通電経路の中から選択し、且つ、その選択する通電経路の組み合わせを、ブラシレスモータの回転位置に応じて切り換えるようにしてもよい。
これに対し、2相短絡制御で導通状態にする2つの通電経路を、3相ブラシレスモータの回転位置に応じて、正極側通電経路を構成する3つの通電経路、及び、前記負極側通電経路を構成する3つの通電経路、の中から交互に選択するようにしてもよい。
そして、2相短絡制御1回当たりの実行期間が同じであるとすれば、上記2種類の2相短絡間欠制御の内、後者の2相短絡制御の全実行期間を、前者の2相短絡制御の全実行期間の2倍にすることができる。
従って、この場合、後者の2相短絡制御によれば、前者の2相短絡制御に比べて、3相ブラシレスモータに発生する制動力を大きくすることができる。
また、本発明の制動装置においては、2相短絡制御が間欠的に実行されることから、その2相短絡制御1回当たりの実行期間を、3相ブラシレスモータの回転状態に応じて変更するようにすれば、3相ブラシレスモータに発生する制動力を最適に制御することができる。
つまり、例えば、3相ブラシレスモータの回転速度が高い場合には、制動力を抑えて、制動時に発生する減速ショックを低減し、3相ブラシレスモータの回転速度が低い場合には、制動力を高めて、減速ショックを発生させることなく、3相ブラシレスモータを速やかに停止させる、といったことができる。
また、このように、3相ブラシレスモータの回転状態に応じて、制動力を制御する際には、制動制御手段を、従来の3相短絡制御と、本発明の2相短絡制御とを組み合わせて実行するようにしてもよい。
またこの場合、2相短絡制御についても、2相短絡間欠制御、2相短絡切換制御、といった制御方式を切り換えて実行するようにしてもよい。
そして、このようにすれば、3相ブラシレスモータを、そのときの回転状態に応じて、最適な制動力で制動することができるようになる。
実施形態のモータ駆動装置全体の構成を表すブロック図である。 全相短絡ブレーキでのホール信号、駆動信号、相電流の変化を表す説明図である。 2相短絡ブレーキ・H/L短絡相切換制御でのホール信号、駆動信号、相電流の変化を表す説明図である。 2相短絡ブレーキ・L側短絡相切換制御でのホール信号、駆動信号、相電流の変化を表す説明図である。 2相短絡ブレーキ・L側UV相短絡制御でのホール信号、駆動信号、相電流の変化を表す説明図である。 図3〜図5に示す2相短絡ブレーキで用いられる制御マップを表す説明図である。 制御回路でブレーキ制御部としての機能を実現するために実行される制御処理を表すフローチャートである。 2相短絡ブレーキ・L側短絡相切換制御の変形例を表す説明図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態は、上述した充電式草刈り機や充電式丸ノコ等の電気機器において、動力源となる3相ブラシレスモータ(以下、単にモータという)2を駆動するのに用いられるモータ駆動装置10に、本発明を適用したものである。
図1に示すように、本実施形態のモータ駆動装置10には、直流電源であるバッテリ4の正極側に接続される電源ラインと、バッテリ4の負極側に接続されるグランドラインとが備えられている。
そして、その正極側の電源ラインと負極側のグランドラインとの間には、モータ2の各相U,V,Wに流れる電流を制御するためのスイッチング回路12が設けられている。
このスイッチング回路12は、モータ2の各相U,V,Wの端子と電源ラインとの間の正極側通電経路に設けられた3つのスイッチング素子Q1,Q2,Q3(詳しくは、U相ハイサイドスイッチQ1,V相ハイサイドスイッチQ2,W相ハイサイドスイッチQ3)と、モータ2の各相U,V,Wの端子とグランドラインとの間の負極側通電経路に設けられた3つのスイッチング素子Q4,Q5,Q6(詳しくは、U相ローサイドスイッチQ4,V相ローサイドスイッチQ5,W相ローサイドスイッチQ6)とから構成されている。
また、スイッチング回路12とグランドラインとの間(つまり、負極側のスイッチング素子Q4〜Q6とグランドラインとの間)の負極側通電経路には、通電遮断用のスイッチング素子(通電遮断スイッチ)Q7及び抵抗R1が設けられている。
そして、この抵抗R1の両端には、抵抗R1の両端電圧からモータ2に流れた電流を検出する電流検出回路14が接続されており、通電遮断スイッチQ7の近傍には、通電遮断スイッチQ7の温度に応じて特性が変化する温度センサ17が設けられている。
また、温度センサ17には、温度センサ17を介して通電遮断スイッチQ7の温度を検出する温度検出回路18が接続されており、この温度検出回路18からの検出信号は、電流検出回路14からの検出信号と共に、制御回路30に入力される。
なお、上記各スイッチング素子Q1〜Q7は、本実施形態では、nチャネルのMOSFETにて構成されている。
また、バッテリ4の正極側からスイッチング回路12に至る電源ライン(正極側通電経路)とグランドラインとの間には、平滑用のコンデンサC1が設けられると共に、そのライン間の電圧(つまりバッテリ電圧)を検出する電圧検出回路16が設けられている。
また、モータ駆動装置10には、モータ2の回転位置を検出する回転位置検出回路20、及び、この回転位置検出回路20により検出される回転位置に基づいてモータ2の回転速度を演算する回転速度演算回路22、も設けられている。
そして、電圧検出回路16、回転位置検出回路20、及び、回転速度演算回路22からの検出信号も、制御回路30に入力される。
なお、回転位置検出回路20は、モータ2に設けられた回転位置検出用の3つのホールセンサ6,7,8からの検出信号(ホール信号)に基づき、モータ2の回転位置(換言すれば回転角度)を検出するものである。
すなわち、ホールセンサ6,7,8は、それぞれ、モータ2のロータの周囲に120度の間隔で配置されており、ロータが180度回転する度に増減方向が反転する、U相,V相,W相のホール信号を出力する。
そして、回転位置検出回路20は、各ホールセンサ6,7,8からの各相U,V,Wのホール信号を波形整形することで、ロータの180度毎に正負が反転するパルス状のホール信号(図2〜図4参照)を生成し、各ホール信号のエッジから60度間隔でモータ2(詳しくはロータ)の回転位置を検出する。また、回転速度演算回路22は、各ホール信号のエッジ間隔から、モータ2の回転速度を算出する。
次に、制御回路30は、CPU、ROM、RAMを中心に構成されるマイクロコンピュータ(マイコン)にて構成されており、使用者により操作される操作部24の状態に従い、モータ2の駆動制御及び制動制御を実行する。
つまり、制御回路30は、操作部24が使用者により操作されると、駆動指令が入力されたと判断して、操作部24の操作量に応じてモータ2を駆動し、使用者による操作部24の操作が終了すると、減速指令若しくは停止指令が入力されたと判断して、モータ2にブレーキをかける。
そして、こうしたモータ2の駆動制御及び制動制御を実行するために、制御回路30は、ROMに記憶された各種制御プログラムを実行し、図1に示すPWM生成部32、進角・通電角生成部34、過電流判定部36、ブレーキ制御部38、及び駆動信号生成部40としての機能を実現する。
ここで、進角・通電角生成部34は、電流検出回路14により検出されるモータ2への通電電流や回転位置検出回路20により検出されるモータ2の回転位置に基づき、予めROM内に記憶された進角・通電角マップを参照して、モータ2の駆動時の進角・通電角を表す通電指令を生成し、駆動信号生成部40へ出力する。
また、PWM生成部32は、モータ2への通電をPWM制御するための駆動デューティ比を演算し、その駆動デューティ比を表すPWM指令を生成して駆動信号生成部40へ出力する。
そして、駆動信号生成部40は、操作部24が操作されて、モータ2の駆動制御を行う際に、通電遮断スイッチQ7をオンさせ、更に、進角・通電角生成部34からの通電指令に従って、スイッチング回路12を構成する正極側のスイッチング素子(ハイサイドスイッチ)Q1〜Q3のいずれか1つ及び負極側のスイッチング素子(ローサイドスイッチ)Q4〜Q6のいずれか1つをオンさせる駆動信号を生成し、スイッチング回路12へ出力する。
また、駆動信号生成部40は、ハイサイドスイッチ及びローサイドスイッチの何れか一方に対する駆動信号を、PWM生成部32からのPWM指令に対応した駆動デューティ比のPWM信号とすることで、そのスイッチをデューティ駆動する。
この結果、モータ2の各相U,V,Wに、駆動デューティ比に対応した電流が流れ、モータ2は、操作部24の操作量に対応した回転速度で回転することになる。
また、過電流判定部36は、電流検出回路14にて検出されたモータ2の駆動電流が過電流判定用の閾値を超えると、駆動信号生成部40からの駆動信号の出力(換言すればモータ2の駆動)を停止させる。
また、制御回路30は、電圧検出回路16及び温度検出回路18からの検出信号に基づき、バッテリ電圧及び温度を監視し、バッテリ電圧の低下時や、温度上昇時には、モータ2の駆動制御を停止する。
次に、ブレーキ制御部38は、本発明の制動装置としての機能を実現する制御ブロックであり、モータ2の駆動制御実行時に、使用者による操作部24の操作が終了すると、減速指令若しくは停止指令が入力されたものとして、モータ2に制動力を発生させる。
具体的には、ブレーキ制御部38は、駆動信号生成部40を介して、通電遮断スイッチQ7をオフ状態にし、更に、スイッチング回路12内のスイッチング素子Q1〜Q6の一部を選択的にオン状態にすることでモータ2の端子間を接続し、モータ2に制動力を発生させる。
このように、モータ2の各相U,V,Wの端子間を接続して制動力を発生させる短絡ブレーキとしては、図2に示すように、モータ2の各相U,V,Wの正極側(H側)のスイッチング素子Q1〜Q3をオフ状態に制御し、負極側(L側)のスイッチング素子Q4〜Q6をオン状態とする全相短絡ブレーキが知られている。
しかし、この全相短絡ブレーキでは、モータ2の回転に応じて、モータ2の各相U,V,Wに電流(所謂ブレーキ電流)が流れ、そのブレーキ電流に応じた制動力が発生するため、モータ2の回転状態(回転速度等)によっては、制動力が大きくなりすぎ、電気機器に不具合が生じることがある。
そこで、本実施形態では、ブレーキ制御部38は、図2に示した全相短絡ブレーキ以外に、図3〜図5に示す2相短絡ブレーキの何れかを実行することで、モータ2を所望の制動力で制動できるようにされている。
すなわち、本実施形態のモータ駆動装置10には、使用者がスイッチ操作によって、モータ2の制動時の制動力を、全相短絡ブレーキによる最大の制動力から図3〜図5に示す2相短絡ブレーキによる制動力へと、4段階に切り換えるための制動力切換スイッチ26が設けられている。
そして、ブレーキ制御部38は、その制動力切換スイッチ26を介して設定された短絡ブレーキにてモータ2に制動力を発生させることで、モータ2を制動させる。
ここで、図3に示す2相短絡ブレーキは、
1)スイッチング回路12内のスイッチング素子をオンすることで導通させる通電経路を、モータ2の60度回転毎に、正極側(H側)側通電経路と負極側(L側)通電経路との間で交互に切り換え、
2)同時に導通させる通電経路として、U,V,Wの3相の中から2相を選択し、
3)その選択する2相の組み合わせを、UV、VW、WUと順次切り換え、
4)更に、その切換タイミング(オフタイミング)を、ホール信号のエッジ(0度、60度、120度…)から、モータ2の20度回転分遅れたタイミングに設定する、
といった手順でモータ2に制動力を発生させる、H/L短絡相切換制御である。
そして、このH/L短絡相切換制御では、図3に示すように、モータ2の60度回転毎に、通電経路を介して短絡される2相が切り換えられるものの、モータ2の全回転領域で何れかの相の端子間が短絡されて、2相にブレーキ電流が流れることになる。
なお、モータ2の60度回転毎の2相短絡制御の切換タイミングを、ホール信号のエッジ(0度、60度、120度…)からモータ2の20度回転分遅れたタイミングに設定するのは、そのタイミングで、モータ2の各相に流れる電流を充分小さくできるからである。
つまり、モータ2の各相に流れる電流が零となるタイミングは、速度(誘起電圧)、ブレーキ電流値、モータ2の巻線インダクタンス、などの条件で変化する。
従って、上記切換タイミングを、モータ2の各相に流れる電流が零になるタイミングに設定するには、これらの条件に応じて切換タイミングを設定すればよい。
しかし、上記各条件は変動するので、モータ2の各相に流れる電流が必ず零になるように、上記切換タイミングを設定するのは難しい。
そこで、本実施形態では、ある条件下で、モータ2の各相に流れる電流が零となるタイミングを求め、これを切換タイミングとして設定することで、モータ2の各相に流れる電流が零若しくは充分小さいときに、2相短絡制御の切り換えを行うようにしている。
そして、この切換タイミングの設定により、導通状態から遮断状態に切り換えられる通電経路に高電圧が発生するのを防止し、その通電経路に接続されたスイッチング素子を高電圧から保護することができる。
次に、図4に示す2相短絡ブレーキは、
1)スイッチング回路12内のスイッチング素子Q1〜Q6の内、正極側(H側)側通電経路に設けられたスイッチング素子(ハイサイドスイッチ)Q1〜Q3をオフ状態にすることで、正極側(H側)側通電経路を遮断し、
2)負極側(L側)通電経路に設けられたスイッチング素子(ローサイドスイッチ)Q4〜Q6の内の2つを、モータ2の120度回転毎に、60度だけオン状態にすることで、負極側(L側)通電経路の2つを導通状態にし、
3)そのオン状態にする2つのスイッチング素子の組み合わせを、UV、VW、WUと順次切り換え、
4)更に、その切り換えによりオン状態からオフ状態に切り換えられるスイッチング素子のオフタイミングを、ホール信号のエッジ(0度、120度、240度…)から、モータ2の20度回転分遅れたタイミングに設定する、
といった手順でモータ2に制動力を発生させる、L側短絡相切換制御である。
そして、このL側短絡相切換制御では、図4に示すように、モータ2の120度回転毎に、負極側(L側)通電経路を介して短絡される2相が切り換えられ、その2相の短絡期間は、モータ2が60度回転する期間であるので、モータ2の全回転領域の1/2の領域で2相にブレーキ電流が流れる。
従って、このL側短絡相切換制御による2相短絡ブレーキでは、図3に示したH/L短絡相切換制御による2相短絡ブレーキよりも、モータ2に発生する制動力を抑制できる。
なお、モータ2の120度回転毎の2相短絡制御の終了タイミングを、ホール信号のエッジ(0度、120度、240度…)からモータ2の20度回転分遅れたタイミングに設定するのは、そのタイミングで、モータ2の各相に流れる電流を充分小さくできるからである。
つまり、本実施形態では、L側短絡相切換制御での2相短絡ブレーキの切り換えタイミングについても、上述したH/L短絡相切換制御の場合と同様、ある条件下で、モータ2の各相に流れる電流が零となるタイミングを求め、これを切換タイミングとして設定している。
従って、このL側短絡相切換制御でも、図3に示したH/L短絡相切換制御と同様、2相短絡制御の終了タイミングの設定により、導通状態から遮断状態に切り換えられる通電経路に高電圧が発生するのを防止し、その通電経路に接続されたスイッチング素子を高電圧から保護することができる。
また次に、図5に示す2相短絡ブレーキは、
1)スイッチング回路12内のスイッチング素子Q1〜Q6の内、正極側(H側)側通電経路に設けられたスイッチング素子(ハイサイドスイッチ)Q1〜Q3と、負極側(L側)通電経路に設けられたスイッチング素子(ローサイドスイッチ)Q4〜Q6の内のW相ローサイドスイッチQ6とを、オフ状態にすることで、これら各スイッチング素子Q1〜Q3,Q6が設けられた通電経路を遮断し、
2)負極側(L側)通電経路に設けられたスイッチング素子(ローサイドスイッチ)Q4〜Q6の内の残りの2つ(U相ローサイドスイッチQ4,V相ローサイドスイッチQ5)を、モータ2の1回転当たりに100度回転する間だけオン状態にすることで、これら各スイッチング素子Q4,Q5が設けられた通電経路を一定期間だけ導通状態にし、
3)更に、そのスイッチング素子Q4,Q5をオン状態からオフ状態に切り換えるオフタイミングを、ホール信号の120度のエッジから、モータ2の40度回転分遅れたタイミングに設定する、
といった手順でモータ2に制動力を発生させる、L側UV相短絡制御である。
そして、このL側UV相短絡制御では、図5に示すように、モータ2の1回転当たりに、W相のホール信号の立下がりタイミング(モータ2の回転位置:60度)からモータ2が100度回転するまでの間だけ、U相ローサイドスイッチQ4,V相ローサイドスイッチQ5がオン状態になって、これら2つのスイッチング素子が設けられた負極側(L側)通電経路にブレーキ電流が流れる。
また、その間、W相ローサイドスイッチQ6は、オフ状態に保持されるが、W相ローサイドスイッチQ6を構成するFETのドレイン−ソース間には、ソースからドレインに向けて順方向となる寄生ダイオードが存在するので、ブレーキ電流の通電期間の前半部分では、そのダイオードを介して、W相の負極側通電経路にもブレーキ電流が流れる。
従って、このL側UV相短絡制御では、各相U,V,Wの負極側通電経路に流れるブレーキ電流に対応した制動力がモータ2に発生し、その制動力は、W相に流れるブレーキ電流の量により、図3、図4に示した2相短絡ブレーキとは異なる値に設定できる。
つまり、L側UV相短絡制御では、W相の負極側通電経路にブレーキ電流が流れる時間を短くすれば、制動力を小さくすることができ、W相の負極側通電経路にブレーキ電流が流れる時間を長くすれば、制動力を大きくすることができる。
従って、L側UV相短絡制御では、モータ2に発生する制動力を、図3、図4に示した2相短絡ブレーキによる制動力に比べ、小さくすることもできるし、大きくすることもできる。
なお、スイッチング素子Q4,Q5のオフタイミングを、ホール信号の120度のエッジから、モータ2の40度回転分遅れたタイミングに設定するのは、そのタイミングで、モータ2の各相に流れる電流を充分小さくできるからである。
つまり、本実施形態では、L側UV相短絡制御でのスイッチング素子Q4,Q5のオフタイミングについても、上述したH/L短絡相切換制御やL側短絡相切換制御での切換タイミングと同様、ある条件下で、モータ2の各相に流れる電流が零となるタイミングを求め、これをオフタイミングとして設定するようにしている。
従って、このL側UV相短絡制御でも、図3に示したH/L短絡相切換制御、及び、図4に示したL側短絡相切換制御と同様、2相短絡制御の終了タイミングの設定により、導通状態から遮断状態に切り換えられる通電経路に高電圧が発生するのを防止し、その通電経路に接続されたスイッチング素子を高電圧から保護することができる。
次に、上記3種類の2相短絡ブレーキを実現するために、制御回路30のメモリ(ROM若しくは不揮発性のRAM)内には、上記2相短絡ブレーキ毎に、図6に示す制御マップが記憶されている。
そして、制御回路30(詳しくはCPU)が、2相短絡ブレーキによる制動制御を実行する際には、2相短絡ブレーキの種類に応じて、制御マップを選択し、その選択した制御マップに従い、スイッチング回路12内のスイッチング素子Q1〜Q6のオン/オフ状態を切り換える。
なお、上記各2相短絡ブレーキの制御マップは、図6に示すように、ホール信号のエッジに対応したモータ2の基準回転位置(0度、60度、120度、…)毎に、各スイッチング素子Q1〜Q6のオン/オフ状態と、そのオン/オフ状態の切り換えタイミングを表す基準回転位置からの遅延角度とを記述することにより構成されている。
そして、制御回路30は、ホール信号のエッジタイミングに同期して、モータ2の60度回転毎に、図7に示すホール信号割り込み処理を実行し、更に、必要に応じて図7に示すタイマ割り込み処理を実行することで、ブレーキ制御部38としての機能を実現する。
図7に示すように、ホール信号割り込み処理では、まずS110(Sはステップを表す)にて、前回のホール信号割り込みからの経過時間を取得する。
また、続くS120では、各相U,V,Wのホール信号の信号レベルから、モータ2の回転位置(角度:0度、60度、120度、…)を検出する。
そして、S130では、現在選択されている2相短絡ブレーキの種類に対応する制御マップから、S120で検出したモータ2の回転位置に対応した駆動信号パターン(スイッチング素子Q1〜Q6のオン・オフ状態)を取得し、S140にて、その取得した駆動信号パターンを設定予約バッファにセットする。
次に、S150では、S130と同様の制御マップから、S120で検出したモータ2の回転位置に対応した遅延角度を取得し、続くS160にて、その遅延角度は、0度であるか否かを判断する。
そして、遅延角度が0度であれば、駆動信号の出力を遅延させる必要がないので、S170に移行し、S140にて設定予約バッファにセットした各スイッチング素子Q1〜Q6の駆動信号を、対応するスイッチング素子Q1〜Q6のゲートに出力し、当該ホール信号割り込み処理を一旦終了する。
一方、S160にて、遅延角度は0度ではないと判断されると、S180に移行し、S110にて取得した前回のホール信号割り込みからの経過時間と、S150にて取得した遅延角度とに基づき、次の駆動信号切り換えタイミングまでの遅延時間をタイマ値として算出する。
つまり、S180では、前回のホール信号割り込みから今回のホール信号割り込みまでのモータ2の回転角度は60度であるので、次の駆動信号切り換えタイミングまでの遅延時間を、「遅延時間=経過時間・(遅延角度/60度)」として算出し、その遅延時間を計時用のタイマ値(カウント値)に換算する。
そして、続くS190では、そのタイマ値をタイマレジスタに設定して、タイマによる計時をスタートさせ、当該ホール信号割り込み処理を一旦終了する。
次に、S200にてタイマによる計時をスタートさせると、その後、遅延時間が経過した時点で、タイマ割り込みが発生する。
このため、制御回路30では、このタイマ割り込みにより、S210の処理を実行し、S140にて設定予約バッファにセットした各スイッチング素子Q1〜Q6の駆動信号を、対応するスイッチング素子Q1〜Q6のゲートに出力させる。
この結果、2相短絡ブレーキとして、H/L短絡相切換制御、L側短絡相切換制御、及び、L側UV相短絡制御の何れの制御が選択されていても、その制御に対応した制御パターンで、スイッチング素子Q1〜Q6のオン・オフ状態が切り換えられ、モータ2には、その制御に対応した制動力が発生することになる。
以上説明したように、本実施形態のモータ駆動装置10によれば、モータ2の制動時に実行する制動制御として、全相短絡ブレーキと、3種類の2相短絡ブレーキ(H/L短絡相切換制御、L側短絡相切換制御、L側UV相短絡制御)との何れかを設定することができる。
このため、本実施形態のモータ駆動装置10によれば、従来の3相短絡制御である全相短絡ブレーキでは、モータ2の制動時の制動力が大きすぎる場合、使用者は、制動力が所望の制動力となるよう、3種類の2相短絡ブレーキの何れかを選択することができ、過大な制動力により電気機器に不具合が生じるのを防止することができる。
また、本実施形態では、H/L短絡相切換制御、L側短絡相切換制御、及びL側UV相短絡制御の何れの2相短絡ブレーキでも、短絡相の切り換えのために2相短絡制御を一旦終了する際には、モータ2の各相に流れる電流が零若しくは充分小さい電流値となるよう、2相短絡制御の終了タイミングが設定される。
このため、その終了タイミングで導通状態から遮断状態に切り換えられる通電経路に高電圧が発生するのを防止し、その通電経路に接続されたスイッチング素子を高電圧(換言すれば回生エネルギ)から保護することができる。
なお、本実施形態においては、制御回路30(詳しくは、ブレーキ制御部38)が、本発明の制動制御手段に相当する。
また、制御回路30による制動制御(図7のホール信号割り込み処理及びタイマ割り込み処理)にて実現される2相短絡ブレーキの内、H/L短絡相切換制御、及び、L側短絡相切換制御は、本発明の2相短絡切換制御に対応し、L側UV相短絡制御は、本発明の2相短絡間欠制御に対応する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にて種々の態様をとることができる。
例えば、上記実施形態では、モータ2の制動制御として、全相短絡ブレーキと、3種類の2相短絡ブレーキ(H/L短絡相切換制御、L側短絡相切換制御、L側UV相短絡制御)との何れかを、使用者が制動力切換スイッチ26を操作することにより選択するものとした。
しかし、この選択は、制御回路30が、モータ2の制動時の回転速度等に基づき、自動で行うようにしてもよい。
そして、このようにすれば、モータ2の高速回転時には、制動力が低い2相短絡ブレーキ(L側UV相短絡制御)を選択して、電子機器に加わる衝撃を和らげ、モータ2の低速回転時には、制動力が高い全相短絡ブレーキを選択して、モータ2を速やかに停止させる、といったことが自動できるようになる。
また、H/L短絡相切換制御、L側短絡相切換制御、L側UV相短絡制御等の2相短絡ブレーキは、必ずしも、上記実施形態のように複数種類用意する必要はなく、所望の制動力が得られる1種類の2相短絡ブレーキだけで、モータ2の減速制御を実施するようにしてもよい。
また次に、上記実施形態では、2相短絡ブレーキを実行する際、正極側通電経路に設けられるスイッチング素子Q1〜Q3若しくは負極側通電経路に設けられるスイッチング素子Q4〜Q6の中から、2つのスイッチング素子を選択して、同時にオン状態にするものとして説明した。
しかし、スイッチング素子Q1〜Q6を構成するFETには、寄生ダイオードが存在し、電流方向によっては、スイッチング素子をオン状態にしなくても、そのダイオードを介してブレーキ電流を流すことができる。
例えば、図8は、2相短絡ブレーキの内、図4に示したL側短絡相切換制御と同様にブレーキ電流を流す制御(つまりL側短絡相切換制御)を表している。
図8に示す制御では、図4と同様の制御タイミングで、制御対象となる2相の内の一方のスイッチング素子だけをオン状態し、他方のスイッチング素子が設けられた通電経路には、スイッチング素子に付与されたダイオードを介してブレーキ電流を流す。
このように、2相短絡制御では、モータ2の端子間を導通させる2つの通電経路の内、一方の通電経路に設けられたスイッチング素子だけをオン状態にすることによって、ブレーキ電流を流し、モータ2に制動力を発生させることができる場合があるので、本発明を実施する場合には、このような制御方法を選択してもよい。
また、上記実施形態では、2相短絡ブレーキのL側UV相短絡制御において、スイッチング素子のオン期間を、モータ2の100度回転期間に設定することで、導通させたUV相の負極側通電経路に加え、W相の負極側通電経路にもブレーキ電流を流すようにしている。
これは、W相にもブレーキ電流を流すことで、モータ2の制動時に発生する制動力を増加させているのであるが、制御対象ではない他の相(W相)の通電経路にはブレーキ電流が流れないように、スイッチング素子のオン期間を設定してもよい。
また次に、上記実施形態では、2相短絡制御の切換タイミングは、モータ2の回転位置を検出するホールセンサ6〜8からの検出信号(ホール信号)に基づき設定するが、この切換タイミングは、エンコーダ等、回転位置検出用の他の回転センサからの検出信号を用いて設定するようにしてもよい。また、切換タイミングは、制動時に各相に発生する誘起電圧や、各相に流れる電流の変化に基づき、設定するようにしてもよい。
2…モータ(3相ブラシレスモータ)、4…バッテリ、6〜8…ホールセンサ、10…モータ駆動装置、12…スイッチング回路、Q1〜Q3…スイッチング素子、Q7…通電遮断スイッチ、14…電流検出回路、16…電圧検出回路、17…温度センサ、18…温度検出回路、20…回転位置検出回路、22…回転速度演算回路、24…操作部、26…制動力切換スイッチ、30…制御回路(マイクロコンピュータ)、32…PWM生成部、34…進角・通電角生成部、36…過電流判定部、38…ブレーキ制御部、40…駆動信号生成部。

Claims (9)

  1. 3相ブラシレスモータの3つの端子と直流電源の正極側及び負極側とをそれぞれ接続する正極側通電経路及び負極側通電経路に設けられて、各通電経路を導通・遮断する6つのスイッチング素子からなるスイッチング回路と、
    前記3相ブラシレスモータの回転時に、当該3相ブラシレスモータの停止指令若しくは減速指令が入力されると、前記スイッチング回路を構成する各スイッチング素子のオン・オフ状態を制御することで、前記3相ブラシレスモータに制動力を発生させる制動制御手段と、
    前記3相ブラシレスモータの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    を備え、
    前記制動制御手段は、
    前記3相ブラシレスモータに制動力を発生させる制動制御として、前記正極側通電経路及び前記負極側通電経路の一方を構成する3つの通電経路の内、2つの通電経路が導通状態となり、他の通電経路が非導通状態となるよう、前記スイッチング回路内の各スイッチング素子のオン・オフ状態を設定する2相短絡制御、を実行可能であり、
    しかも、前記2相短絡制御として、
    前記回転位置検出手段にて検出される前記3相ブラシレスモータの回転位置に応じて、前記2相短絡制御を間欠的に行い、前記2相短絡制御の非実行時には、前記正極側通電経路及び前記負極側通電経路の全てを非導通状態にする2相短絡間欠制御と、
    前記2相短絡制御にて導通状態にする2つの通電経路を、前記回転位置検出手段にて検出される前記3相ブラシレスモータの回転位置に応じて切り換える2相短絡切換制御と、 の何れか一方を選択可能であることを特徴とする3相ブラシレスモータの制動装置。
  2. 前記制動制御手段は、前記2相短絡制御を実行する際、前記2相短絡間欠制御と前記2相短絡切換制御との何れを実行するかを、前記3相ブラシレスモータの回転速度に応じて選択するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の3相ブラシレスモータの制動装置。
  3. 前記制動制御手段は、前記2相短絡制御の終了タイミングとして、前記3相ブラシレスモータの回転状態に基づき、前記3相ブラシレスモータの各相に流れる電流が零となるタイミングを検知し、該検知した終了タイミングにて前記2相短絡制御を終了することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の3相ブラシレスモータの制動装置。
  4. 前記制動制御手段は、
    前記2相短絡制御で導通状態にする2つの通電経路を、前記正極側通電経路及び前記負極側通電経路の一方を構成する3つの通電経路の中から選択し、且つ、該選択する通電経路の組み合わせを、前記ブラシレスモータの回転位置に応じて切り換えることで、前記2相短絡切換制御を実行することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の3相ブラシレスモータの制動装置。
  5. 前記制動制御手段は、
    前記2相短絡制御で導通状態にする2つの通電経路を、前記ブラシレスモータの回転位置に応じて、前記正極側通電経路を構成する3つの通電経路、及び、前記負極側通電経路を構成する3つの通電経路、の中から交互に選択することで、前記2相短絡切換制御を実行することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の3相ブラシレスモータの制動装置。
  6. 前記制動制御手段は、
    前記3相ブラシレスモータの回転状態に応じて、前記2相短絡制御の実行期間を変更することで、前記3相ブラシレスモータに発生する制動力を変化させることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の3相ブラシレスモータの制動装置。
  7. 前記制動制御手段は、前記制動制御として、
    前記正極側通電経路及び前記負極側通電経路の一方を構成する3つの通電経路が導通状態となり、他方を構成する3つの通電経路が非導通状態となるよう、前記スイッチング回路内の各スイッチング素子のオン・オフ状態を設定する3相短絡制御、
    を実行可能であり、前記3相ブラシレスモータの制動時には、前記3相短絡制御と前記2相短絡制御とを組み合わせて実行することにより、前記3相ブラシレスモータに発生する制動力を制御することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の3相ブラシレスモータの制動装置。
  8. 前記制動装置は、前記3相ブラシレスモータを備えた電気機器に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の3相ブラシレスモータの制動装置。
  9. 3相ブラシレスモータと、
    前記3相ブラシレスモータの3つの端子と直流電源の正極側及び負極側とをそれぞれ接続する正極側通電経路及び負極側通電経路に設けられて、各通電経路を導通・遮断する6つのスイッチング素子からなるスイッチング回路と、
    前記3相ブラシレスモータの回転時に、当該3相ブラシレスモータの停止指令若しくは減速指令が入力されると、前記スイッチング回路を構成する各スイッチング素子のオン・オフ状態を制御することで、前記3相ブラシレスモータに制動力を発生させる制動制御手段と、
    前記3相ブラシレスモータの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    を備え、
    前記制動制御手段は、
    前記3相ブラシレスモータに制動力を発生させる制動制御として、前記正極側通電経路及び前記負極側通電経路の一方を構成する3つの通電経路の内、2つの通電経路が導通状態となり、他の通電経路が非導通状態となるよう、前記スイッチング回路内の各スイッチング素子のオン・オフ状態を設定する2相短絡制御、を実行可能であり、
    しかも、前記2相短絡制御として、
    前記回転位置検出手段にて検出される前記3相ブラシレスモータの回転位置に応じて、前記2相短絡制御を間欠的に行い、前記2相短絡制御の非実行時には、前記正極側通電経路及び前記負極側通電経路の全てを非導通状態にする2相短絡間欠制御と、
    前記2相短絡制御にて導通状態にする2つの通電経路を、前記回転位置検出手段にて検出される前記3相ブラシレスモータの回転位置に応じて切り換える2相短絡切換制御と、 の何れか一方を選択可能であることを特徴とする電気機器。
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