JP5972395B2 - タンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法 - Google Patents
タンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5972395B2 JP5972395B2 JP2014549352A JP2014549352A JP5972395B2 JP 5972395 B2 JP5972395 B2 JP 5972395B2 JP 2014549352 A JP2014549352 A JP 2014549352A JP 2014549352 A JP2014549352 A JP 2014549352A JP 5972395 B2 JP5972395 B2 JP 5972395B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- thickness
- strip
- deformation resistance
- feedforward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/16—Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/16—Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
- B21B37/18—Automatic gauge control
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/16—Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
- B21B37/18—Automatic gauge control
- B21B37/20—Automatic gauge control in tandem mills
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05B—CONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
- G05B15/00—Systems controlled by a computer
- G05B15/02—Systems controlled by a computer electric
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
ストリップの性能の仮想の(virtual)間接的な測定器として1つ以上のフレームを選択する工程であって、フレームS1はストリップの性能の仮想の間接的な測定器でなければならず、S1の入口に厚さ計を備えている工程。
供給された材料の変形抵抗の変動の値を計算する工程、すなわち、
ストリップの性能の間接的な測定器として選択されたフレームにロードセルを備える工程と、
フレームSiの変形抵抗の変動によって生じる圧延力の偏差ΔPiを、ロードセルを用いて測定する工程と、
次にフレームSiに供給された材料の変形抵抗の変動の値Δkiを、以下の式(1)に従って計算する工程。
Δki=ΔPi/Qi (1)
ここで、Qiは、フレームSiの圧延力に対する変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
各フレームに対するフィードフォワード調整量を計算する工程、すなわち、各フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の選択に従って計算する工程である。
1)フレームSiが、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択される場合、すなわち、フレームSiにロードセルが備わっている場合に、フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の式(2)に従って計算すること。
Δyi=(Δhi×Fi)/Cpi (2)
ここで、Δhiは、フレームSiの入口における、厚さ計により測定されたストリップの厚さの偏差である。フレームSiの入口に厚さ計が備えられない場合、フレームSiに対するフィードフォワード調整量は計算されない。CpiはフレームSiの長手方向の剛性である。Fiは、フレームSiの圧延力に対する、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
2)フレームSiが、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、フレームSiにロードセルが備わっていない場合、このフレームの変形抵抗の変動の値は、前の(previous)最も近いフレームの変形抵抗の変動の値であり、すなわち、Δki=Δki−1であり、フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の式(3)に従って計算すること。
Δyi=(Δki×Qi+Δhi×Fi)/Cpi (3)
ここで、Δhiは、厚さ計により測定された、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの偏差である。フレームSiの入口に厚さ計が備えられない場合、Δhi=0である。Cpiは、フレームSiの長手方向の剛性である。Fiは、フレームSiの圧延力に対する、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
Δyi=(bi×Δki×Qi+Δhi×Fi)/Cpi (4)
ここで、biは、フレームSiの性能のフィードフォワード加重係数である。
bi=ai×(Cpi/Qi) (5)
ここで、aiは、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する、フレームSiの変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
フレームS1の供給された材料の変形抵抗の変動を式(1)、すなわち、Δk1=ΔP1/Q1、Δk4=ΔP4/Q4に従って計算し、
最終的には、フレームS1、S2、S3、S4およびS5のフィードフォワード調整量のそれぞれを以下のように計算する。
1)フレームS1が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択される場合、フレームS1のフィードフォワード調整量Δy1を式(2)、すなわち、Δy1=(Δh1×F1)/Cp1、に従って計算する。
2)フレームS2がストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk2=Δk1である場合、フレームS2のフィードフォワード調整量Δy2を式(3)、すなわち、Δy2=(Δk2×Q2+Δh2×F2)/Cp2、に従って計算する。ここで、Δh2は、厚さ計によって測定された、フレームS2の入口におけるストリップの厚さの偏差である。
3)フレームS3がストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk3=Δk2である場合、フレームS3のフィードフォワード調整量Δy3を式(3)、すなわち、Δy3=(Δk3×Q3+Δh3×F3)/Cp3、に従って計算する。ここで、フレームS3はその入口に厚さ計を備えていないので、Δh3=0であり、従ってΔy3=(Δk3×Q3)/Cp3である。
4)フレームS4が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択される場合、フレームS4はその入口に厚さ計を備えないので、フレームS4のフィードフォワード調整量は計算されない。
5)フレームS5が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk5=Δk4である場合、フレームS5のフィードフォワード調整量Δy5を式(3)、すなわち、Δy5=(Δk5×Q5+Δh5×F5)/Cp5、に従って計算する。ここで、Δh5は、厚さ計によって測定された、フレームS5の入口におけるストリップの厚さの偏差である。
タンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法は、以下の工程を含む。
ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として1つ以上のフレームを選択する工程であって、フレームS1はストリップの性能の仮想の間接的な測定器でなければならず、S1の入口に厚さ計1を備える工程。
供給された材料の変形抵抗の変動の値を計算する工程、すなわち、
ストリップの性能の間接的な測定器として選択されたフレームにロードセル2を備える工程と、
フレームSiの変形抵抗の変動により生じる圧延力の偏差ΔPiを、ロードセル2を用いて測定する工程と、
次にフレームSiに供給された材料の変形抵抗の変動の値Δkiを、以下の式(1)に従って計算する工程。
Δki=ΔPi/Qi (1)
ここで、Qiは、フレームSiの圧延力に対する変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
各フレームに対する、フィードフォワード調整量を計算する工程、すなわち、各フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の選択に従って計算する工程である。
1)フレームSiが、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択される場合、すなわち、フレームSiにロードセル2が備わっている場合に、フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の式(2)に従って計算すること。
Δyi=(Δhi×Fi)/Cpi (2)
ここで、Δhiは、厚さ計1により測定された、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの偏差である。フレームSiの入口に厚さ計1が備えられない場合、フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiは計算されない。Cpiは、フレームSiの長手方向の剛性である。Fiは、フレームSiの圧延力に対する、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
2)フレームSiが、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、フレームSiにロードセル2が備わっていない場合、このフレームの変形抵抗の変動の値は、前の最も近いフレームの変形抵抗の変動の値であり、すなわち、Δki=Δki−1であり、フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の式(3)に従って計算すること。
Δyi=(Δki×Qi+Δhi×Fi)/Cpi (3)
ここで、Δhiは、厚さ計1により測定された、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの偏差である。フレームSiの入口に厚さ計1が備えられない場合、Δhi=0である。Cpiは、フレームSiの長手方向の剛性である。Fiは、フレームSiの圧延力に対する、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
工程3のサブ工程2)において、フレームSiがストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、フレームSiがロードセル2を備えないが、その入口に厚さ計1を備える場合、フレームのフィードフォワード調整量を計算する際、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する、変形抵抗の影響係数aiが付加されてもよく、各フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の式(4)および式(5)に従って計算する。
Δyi=(bi×Δki×Qi+Δhi×Fi)/Cpi (4)
ここで、biは、フレームSiの性能に対するフィードフォワード加重係数である。
bi=ai×(Cpi/Qi) (5)
ここで、aiは、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する、フレームSiの変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
フレームS1の供給された材料の変形抵抗の変動を、式(1)、すなわち、Δk1=ΔP1/Q1に従って計算し、フレームS1〜S5のフィードフォワード調整量を以下のように計算する。
1)フレームS1が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択される場合、フレームS1のフィードフォワード調整量Δy1を、以下の式(2)に従って計算する。
Δy1=(Δh1×F1)/Cp1
2)フレームS2が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk2=Δk1である場合、フレームS2のフィードフォワード調整量Δy2を、以下の式(3)に従って計算する。
Δy2=(Δk2×Q2+Δh2×F2)/Cp2
3)フレームS3が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk3=Δk2である場合、フレームS3のフィードフォワード調整量Δy3を以下の式(3)に従って計算する。
Δy3=(Δk3×Q3+Δh3×F3)/Cp3
ここで、フレームS3はその入口に厚さ計を備えていないので、Δh3=0であり、従って、Δy3=(Δk3×Q3)/Cp3である。
4)フレームS4が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk4=Δk3である場合、フレームS4のフィードフォワード調整量Δy4を、以下の式(3)に従って計算する。
Δy4=(Δk4×Q4+Δh4×F4)/Cp4
ここで、フレームS4はその入口に厚さ計を備えていないので、Δh4=0であり、従ってΔy4=(Δk4×Q4)/Cp4である。
5)フレームS5が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk5=Δk4である場合、フレームS5のフィードフォワード調整量Δy5を以下の式(3)に従って計算する。
Δy5=(Δk5×Q5+Δh5×F5)/Cp5
タンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法が図3に示され、第2の実施形態と第1の実施形態との差異は、実施形態2では、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器としてフレームS1とS4を選択し、フレームS1とS4のそれぞれにロードセル2を備え、フレームS1、S2およびS5のそれぞれの入口に厚さ計1を備え、フレームS1の供給された材料の変形抵抗の変動を式(1)、すなわち、Δk1=ΔP1/Q1、Δk4=ΔP4/Q4、に従って計算し、最終的に、フレームS1、S2、S3、S4およびS5のフィードフォワード調整量のそれぞれを以下のように計算することである。
1)フレームS1がストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択される場合、フレームS1のフィードフォワード調整量Δy1を式(2)、Δy1=(Δh1×F1)/Cp1、に従って計算する。
2)フレームS2がストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk2=Δk1、である場合、フレームS2のフィードフォワード調整量Δy2を、以下の式(3)に従って計算する。
Δy2=(Δk2×Q2+Δh2×F2)/Cp2
ここで、Δh2は、厚さ計1によって測定された、フレームS2の入口におけるストリップの厚さの偏差である。
3)フレームS3がストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk3=Δk2である場合、フレームS3のフィードフォワード調整量Δy3を、以下の式(3)に従って計算する。
Δy3=(Δk3×Q3+Δh3×F3)/Cp3
ここで、フレームS3はその入口に厚さ計を設けられないので、Δh3=0であり、従ってΔy3=(Δk3×Q3)/Cp3である。
4)フレームS4がストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択される場合、フレームS4はその入口に厚さ計を設けられないので、フレームS4のフィードフォワード調整量は計算されない。
5)フレームS5がストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されない場合、すなわち、Δk5=Δk4である場合、フレームS5のフィードフォワード調整量Δy5を、以下の式(3)に従って計算する。
Δy5=(Δk5×Q5+Δh5×F5)/Cp5
ここで、Δh5は、厚さ計1によって測定された、フレームS5の入口におけるストリップの厚さの偏差である。
タンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法が図4に示される。第3の実施形態と第1の実施形態との差異は、第3の実施形態では、フレームのフィードフォワード調整量を計算する際、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する変形抵抗の影響係数が付加されることである。
1)フレームS2が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されず、厚さ計1がフレームS2の入口において構成される場合、すなわち、Δk2=Δk1、である場合、フレームS2のフィードフォワード調整量Δy2を、以下の式(4)および(5)に従って計算する。
Δy2=(b2×Δk2×Q2+Δh2×F2)/Cp2
ここでb2は、フレームS2の性能のフィードフォワード加重係数、すなわち、
b2=a2×(Cp2/Q2)
であり、ここでa2は、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する、フレームS2の変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
2)フレームS5が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されず、厚さ計1がフレームS5の入口において構成される場合、すなわち、Δk5=Δk4、である場合、フレームS5のフィードフォワード調整量Δy5を、以下の式(4)に従って計算する。
Δy5=(b5×Δk5×Q5+Δh5×F5)/Cp5
ここでb5は、フレームS5の性能のフィードフォワード加重係数、すなわち、
b5=a5×(Cp5/Q5)
であり、ここでa5は、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する、フレームS5の変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
タンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法が図5に示される。第4の実施形態と第2の実施形態との差異は、第4の実施形態では、フレームのフィードフォワード調整量を計算する際、厚さのフィードフォワードのパラメータ補償に対する変形抵抗の影響係数が付加されることである。
1)フレームS2が、ストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されず、すなわち、Δk2=Δk1、であり、厚さ計1がフレームS2の入口において構成される場合、フレームS2のフィードフォワード調整量Δy2を、以下の式(4)に従って計算する。
Δy2=(b2×Δk2×Q2+Δh2×F2)/Cp2
ここでb2は、フレームS2の性能のフィードフォワード加重係数、すなわち、
b2=a2×(Cp2/Q2)
であり、ここでa2は、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する、フレームS2の変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
2)フレームS5がストリップの性能の仮想の間接的な測定器として選択されず、すなわち、Δk5=Δk4、であり、厚さ計1がフレームS5の入口において構成される場合、フレームS5のフィードフォワード調整量Δy5を、以下の式(4)に従って計算する。
Δy5=(b5×Δk5×Q5+Δh5×F5)/Cp5
ここで、b5は、フレームS5の性能のフィードフォワード加重係数、すなわち、
b5=a5×(Cp5/Q5)
であり、ここでa5は、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する、フレームS5の変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
Claims (3)
- タンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法であって、
工程1:ストリップの変形抵抗の測定器として1つ以上のフレームを選択する工程であって、フレームS1はストリップの変形抵抗の測定器でなければならず、S1の入口に厚さ計(1)を備える工程と;
工程2:供給された材料の変形抵抗の変動の値を計算する工程:ストリップの変形抵抗の測定器として選択されたフレームにロードセル(2)を備え、フレームSiの変形抵抗の変動によって生じる圧延力の偏差ΔPiを、ロードセル(2)を用いて測定し、次にフレームSiに供給された材料の変形抵抗の変動の値Δkiを、以下の式(1)に従って計算する工程と;
Δki=ΔPi/Qi (1)
ここで、QiはフレームSiの圧延力に対する変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
工程3:各フレームに対するフィードフォワード調整量を計算する工程:各フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の選択に従って計算する工程であって;
サブ工程1):フレームSiがストリップの変形抵抗の測定器として選択される場合、すなわち、フレームSiにロードセル(2)が備わっている場合、フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の式(2)に従って計算すること;
Δyi=(Δhi×Fi)/Cpi (2)
ここでΔhiは、厚さ計(1)により測定された、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの偏差であり、フレームSiの入口に厚さ計(1)が備えられない場合、フレームSiに対するフィードフォワード調整量は計算されず;
CpiはフレームSiの長手方向の剛性であり;
Fiは、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの、フレームSiの圧延力に対する影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。
サブ工程2):フレームSiがストリップの変形抵抗の測定器として選択されない場合、すなわち、フレームSiにロードセル(2)が備わっていない場合、このフレームの変形抵抗の変動の値は、前の最も近いフレームの変形抵抗の変動の値であり、すなわち、Δki=Δki−1であり、フレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の式(3)に従って計算すること;を含むフィードフォワード厚さ制御方法。
Δyi=(Δki×Qi+Δhi×Fi)/Cpi (3)
ここでΔhiは、厚さ計(1)により測定された、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの偏差であり、フレームSiの入口に厚さ計(1)が備えられない場合、Δhi=0であり;
Cpiは、フレームSiの長手方向の剛性であり;
Fiは、フレームSiの入口におけるストリップの厚さの、フレームSiの圧延力に対する影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。 - 工程3のサブ工程2)において、フレームSiがストリップの変形抵抗の測定器として選択されない場合、すなわち、フレームSiがロードセル(2)を備えないが、その入口に厚さ計(1)を備える場合、フレームのフィードフォワード調整量を計算する際、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する、変形抵抗の影響係数aiが付加され、次にフレームSiに対するフィードフォワード調整量Δyiを、以下の式(4)および(5)に従って計算することを特徴とする、請求項1に記載のタンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法。
Δyi=(bi×Δki×Qi+Δhi×Fi)/Cpi (4)
ここで、biはフレームSiのフィードフォワード加重係数である。
bi=ai×(Cpi/Qi) (5)
ここで、aiは、厚さのフィードフォワードパラメータ補償に対する、フレームSiの変形抵抗の影響係数であり、実験によって得られる実験係数である。 - ストリップの変形抵抗の測定器としてフレームS1およびS4を選択し、フレームS1およびS4のそれぞれにロードセル(2)を備え、フレームS1、S 2 およびS5のそれぞれの入口に厚さ計(1)を備え;
フレームS1に供給された材料の変形抵抗の変動を式(1):Δk1=ΔP1/Q1、Δk4=ΔP4/Q4に従って計算し;
最終的に、フレームS1、S2、S 3 およびS5のフィードフォワード調整量のそれぞれを以下のように計算すること;を特徴とする請求項1に記載のタンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法。
1)フレームS1のフィードフォワード調整量Δy1を式(2)、Δy1=(Δh1×F1)/Cp1、に従って計算する。
2)フレームS2のフィードフォワード調整量Δy2を式(3)、Δy2=(Δk2×Q2+Δh2×F2)/Cp2、に従って計算し、ここで、Δk 2 =Δk 1 であり、Δh2は、厚さ計(1)によって測定された、フレームS2の入口におけるストリップの厚さの偏差である。
3)フレームS3のフィードフォワード調整量Δy3を式(3)、Δy3=(Δk3×Q3+Δh3×F3)/Cp3、に従って計算し、ここで、Δk 3 =Δk 2 であり、フレームS3はその入口に厚さ計を備えていないので、Δh3=0であり、従ってΔy3=(Δk3×Q3)/Cp3である。
4)フレームS4はその入口に厚さ計を備えないので、フレームS4のフィードフォワード調整量は計算されない。
5)フレームS5のフィードフォワード調整量Δy5を式(3)、Δy5=(Δk5×Q5+Δh5×F5)/Cp5、に従って計算し、ここで、Δk 5 =Δk 4 であり、Δh5は厚さ計(1)によって測定された、フレームS5の入口におけるストリップの厚さの偏差である。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CN201210161787.0 | 2012-05-23 | ||
CN201210161787.0A CN103418618B (zh) | 2012-05-23 | 2012-05-23 | 冷连轧机性能前馈厚度控制方法 |
PCT/CN2013/075316 WO2013174213A1 (zh) | 2012-05-23 | 2013-05-08 | 冷连轧机性能前馈厚度控制方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015503449A JP2015503449A (ja) | 2015-02-02 |
JP5972395B2 true JP5972395B2 (ja) | 2016-08-17 |
Family
ID=49623097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014549352A Active JP5972395B2 (ja) | 2012-05-23 | 2013-05-08 | タンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9623459B2 (ja) |
JP (1) | JP5972395B2 (ja) |
KR (1) | KR101617375B1 (ja) |
CN (1) | CN103418618B (ja) |
AT (1) | AT514290B1 (ja) |
DE (1) | DE112013000350B9 (ja) |
WO (1) | WO2013174213A1 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104772339B (zh) * | 2014-01-15 | 2017-01-18 | 宝山钢铁股份有限公司 | 提高钢板边缘降控制过程中轧制稳定性的方法 |
CN103934280A (zh) * | 2014-04-14 | 2014-07-23 | 鞍钢建设集团有限公司 | 一种冷轧带钢头部加厚轧制的控制方法 |
CN106269898B (zh) * | 2015-05-18 | 2018-04-27 | 宝山钢铁股份有限公司 | 冷连轧机厚度扩展前馈控制方法 |
CN105537280B (zh) * | 2016-03-08 | 2018-07-06 | 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 | 改善钢轨矫后断面均匀性的来料规格控制方法 |
CN108817100B (zh) * | 2018-04-24 | 2019-07-26 | 邯郸钢铁集团有限责任公司 | 一种判断某机架轧辊造成带钢出口厚度波动的方法 |
CN109226277B (zh) * | 2018-11-07 | 2020-01-21 | 太原科技大学 | 一种有色金属柔性轧制厚度控制方法 |
CN109647901B (zh) * | 2018-12-28 | 2024-01-26 | 中冶南方工程技术有限公司 | 一种基于模糊控制的冷轧机前馈厚度控制方法及装置 |
WO2020183777A1 (ja) | 2019-03-12 | 2020-09-17 | 株式会社アルバック | 真空蒸着装置 |
CN111069300B (zh) * | 2019-12-30 | 2021-07-09 | 新疆八一钢铁股份有限公司 | 一种冷轧特厚高精度电机壳钢生产方法 |
CN114101346B (zh) * | 2021-10-26 | 2023-06-23 | 中冶南方工程技术有限公司 | 一种冷轧硅钢厚度缺陷识别方法、装置及系统 |
CN114101338B (zh) * | 2021-10-26 | 2023-06-23 | 中冶南方工程技术有限公司 | 一种基于全流程数据的冷轧硅钢厚度控制方法、装置 |
CN114042759B (zh) * | 2021-11-01 | 2024-08-23 | 北京科技大学设计研究院有限公司 | 一种轧制过程中自动切换检测带钢厚差仪表的方法 |
CN114192586B (zh) * | 2021-12-14 | 2023-08-25 | 杭州电子科技大学 | 基于前馈控制法的带钢冷轧过程油膜厚度测量与调节装置 |
CN117019882B (zh) * | 2023-08-24 | 2024-04-16 | 北京科技大学 | 考虑热轧来料信息的带钢冷连轧自动厚度前馈控制方法 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3892112A (en) * | 1974-03-27 | 1975-07-01 | Westinghouse Electric Corp | Rolling mill gauge control |
JPS57146414A (en) * | 1981-03-02 | 1982-09-09 | Kobe Steel Ltd | Controlling method of sheet thickness in cold tandem mill |
JPH02211906A (ja) | 1989-02-09 | 1990-08-23 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 熱間連続圧延機の制御方法 |
JPH06114428A (ja) * | 1992-10-09 | 1994-04-26 | Kawasaki Steel Corp | 熱間連続圧延機の先端板厚制御方法 |
JPH0732021A (ja) * | 1993-07-14 | 1995-02-03 | Nippon Steel Corp | 連続熱間圧延機の制御装置 |
JP3308926B2 (ja) * | 1999-03-19 | 2002-07-29 | 川崎製鉄株式会社 | 圧延方法 |
CN100546739C (zh) * | 2005-04-30 | 2009-10-07 | 宝山钢铁股份有限公司 | 薄带连铸带厚控制方法和装置 |
US20070068210A1 (en) * | 2005-09-29 | 2007-03-29 | University Of Pittsburgh - Of The Commonwealth System Of Higher Education | System for controlling a rolling mill and method of controlling a rolling mill |
CN100493748C (zh) | 2006-09-20 | 2009-06-03 | 宝山钢铁股份有限公司 | 利用前滑自适应动态修正带钢厚度偏差的控制方法 |
CN101116874A (zh) * | 2007-06-15 | 2008-02-06 | 中国第一重型机械集团公司 | 可逆冷轧机流量agc带材厚度控制方法 |
JP4538088B2 (ja) * | 2007-11-02 | 2010-09-08 | 新日本製鐵株式会社 | 板圧延機およびその制御方法 |
CN101612633A (zh) * | 2008-06-24 | 2009-12-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 冷连轧过程中间厚度在线设定方法 |
CN102029292B (zh) * | 2009-09-28 | 2014-04-30 | 宝山钢铁股份有限公司 | 基于机械性能检测的带钢厚度前馈控制方法 |
-
2012
- 2012-05-23 CN CN201210161787.0A patent/CN103418618B/zh active Active
-
2013
- 2013-05-08 US US14/366,034 patent/US9623459B2/en active Active
- 2013-05-08 KR KR1020147012166A patent/KR101617375B1/ko active Active
- 2013-05-08 DE DE112013000350.3T patent/DE112013000350B9/de active Active
- 2013-05-08 WO PCT/CN2013/075316 patent/WO2013174213A1/zh active Application Filing
- 2013-05-08 JP JP2014549352A patent/JP5972395B2/ja active Active
- 2013-05-08 AT ATA9031/2013A patent/AT514290B1/de active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN103418618A (zh) | 2013-12-04 |
KR20140077193A (ko) | 2014-06-23 |
AT514290B1 (de) | 2015-08-15 |
US20150094843A1 (en) | 2015-04-02 |
WO2013174213A1 (zh) | 2013-11-28 |
DE112013000350T5 (de) | 2014-11-13 |
JP2015503449A (ja) | 2015-02-02 |
US9623459B2 (en) | 2017-04-18 |
DE112013000350B9 (de) | 2024-01-11 |
AT514290A5 (de) | 2015-05-15 |
CN103418618B (zh) | 2015-05-20 |
DE112013000350B4 (de) | 2023-10-12 |
KR101617375B1 (ko) | 2016-05-02 |
AT514290A2 (de) | 2014-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5972395B2 (ja) | タンデム冷間圧延機における厚さのフィードフォワード制御方法 | |
CN101618402B (zh) | 冷轧带钢平直度控制方法 | |
TWI483790B (zh) | 能源消費量預測裝置 | |
CN102632085B (zh) | 冷轧带钢板形控制系统及方法 | |
CN101678417B (zh) | 在热态下的板轧制中的轧制负荷预测的学习方法 | |
JP5759206B2 (ja) | 学習係数制御装置 | |
CN101590489B (zh) | 热轧机的板宽控制装置及控制方法 | |
CN104096714B (zh) | 一种热轧带钢凸度自动控制方法 | |
CN102581026B (zh) | 冷轧带钢板形横向整体优化控制方法 | |
JP2009113101A (ja) | 圧延荷重の学習制御方法および装置、ならびに鋼板の製造方法 | |
JPH06526A (ja) | 連続熱間圧延機の制御装置 | |
CN103100564A (zh) | 一种新型的轧制过程自适应控制方法 | |
CN101966535A (zh) | 一种基于来料板廓的冷轧板形前馈控制设定方法 | |
JP6136743B2 (ja) | 冷間タンデム圧延機における走間板厚変更方法 | |
Hu et al. | Distributed model predictive control based on neighborhood optimization for thickness and tension control system in tandem cold rolling mill | |
CN202527481U (zh) | 一种冷轧带钢板形前馈控制系统 | |
CN103056169B (zh) | 冷连轧机边缘降的控制方法 | |
CN105127214B (zh) | 一种四辊轧机轧制过程中的轧机弹性变形预测方法 | |
JP2007203303A (ja) | 冷間圧延における形状制御方法 | |
JP7211386B2 (ja) | モデル学習方法、走間板厚変更方法、鋼板の製造方法、モデル学習装置、走間板厚変更装置および鋼板の製造装置 | |
JP6232193B2 (ja) | 冷間圧延における形状制御方法、及び形状制御方法 | |
CN101623707B (zh) | 连轧机板形标准曲线设计方法 | |
Khosravi et al. | Design of a novel fuzzy adaptive PI controller for monitor hydraulic AGC system of cold rolling mill | |
JP2005177818A (ja) | 冷間圧延における形状制御方法 | |
JP2013128983A (ja) | レベリング制御装置、およびその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150811 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20151111 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20151211 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160112 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160628 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160712 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5972395 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |