[go: up one dir, main page]

JP5957217B2 - 2サイクルエンジン - Google Patents

2サイクルエンジン Download PDF

Info

Publication number
JP5957217B2
JP5957217B2 JP2011267670A JP2011267670A JP5957217B2 JP 5957217 B2 JP5957217 B2 JP 5957217B2 JP 2011267670 A JP2011267670 A JP 2011267670A JP 2011267670 A JP2011267670 A JP 2011267670A JP 5957217 B2 JP5957217 B2 JP 5957217B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
air
throttle valve
intermediate ring
vaporizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011267670A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012127342A (ja
Inventor
グレーター ミヒャエル
グレーター ミヒャエル
ケーリ ローベルト
ケーリ ローベルト
クンマーメーアー シュテファン
クンマーメーアー シュテファン
Original Assignee
アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト, アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト filed Critical アンドレアス シュティール アクチエンゲゼルシャフト ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト
Publication of JP2012127342A publication Critical patent/JP2012127342A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5957217B2 publication Critical patent/JP5957217B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B33/00Engines characterised by provision of pumps for charging or scavenging
    • F02B33/02Engines with reciprocating-piston pumps; Engines with crankcase pumps
    • F02B33/04Engines with reciprocating-piston pumps; Engines with crankcase pumps with simple crankcase pumps, i.e. with the rear face of a non-stepped working piston acting as sole pumping member in co-operation with the crankcase

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

本発明は、請求項1の上位概念に記載の2サイクルエンジンに関するものである。
特許文献1から、吸気通路内に空気通路および混合気通路に共通のスロットルバルブを配置した層状掃気2サイクルエンジンが知られている。空気通路を遅れて開口させるため、空気通路の、スロットルバルブの縁に隣接して配置されている通路壁は、湾曲して実施され、且つスロットルバルブに対し密封されている。空気通路と混合気通路とは互いに完全に密封して仕切られている。
特開2001−295652号公報
本発明の課題は、構成が簡潔で、低回転数時に安定な回転挙動を有する、この種の2サイクルエンジンを提供することである。
この課題は、請求項1の構成によって解決される。
空気誘導要素は、スロットルバルブと通路壁との間を流動する空気を混合気通路の方向に誘導する。その際、空気通路内に達した燃料も混合気通路へ戻るように搬送することができる。これにより空気通路内での燃料堆積を回避することができる。
有利には、空気誘導要素はスロットルバルブのアイドリング位置で該スロットルバルブの縁に隣接して配置されている。スロットルバルブの縁と空気誘導要素との間には、有利には隙間が形成されている。この隙間の幅は特にスロットルバルブの径のほぼ3%ないしほぼ10%である。この場合、隙間の大きさは、不都合な公差がある場合もスロットルバルブの固着が生じないように選定されている。
有利には、空気通路と混合気通路とは少なくとも部分的に仕切り壁によって互いに仕切られている。スロットルバルブはスロットル軸により回動可能に支持されている。空気通路と混合気通路とは、スロットルバルブのアイドリング位置でスロットル軸の下流側に位置するように仕切り壁に配置される開口部を介して互いに連通している。この開口部を、空気誘導要素によって転向した空気が流動する。これにより、スロットルバルブがわずかしか開弁していないときに流入する空気が混合気通路を介してクランクケースへ十分に供給されることを簡単に達成できる。これにより、アイドリング時および低回転数時に燃料が空気通路内に堆積することが避けられる。本発明によれば、空気誘導要素は流動剥離エッジを有し、該流動剥離エッジでの接線は仕切り壁の開口部と交わっている。これにより、空気誘導要素によって混合気通路の方向に誘導された燃焼空気が仕切り壁の開口部を通じて混合気通路内へ流動することを簡単に達成できる。
気化器の下流側に中間リングが配置され、該中間リングに空気誘導要素が一体成形されていれば、簡潔な構成が得られる。これにより、気化器での構造的変化を回避することができる。中間リングが空気通路を画成している側に肉厚に形成され、空気誘導要素が肉厚部に形成されていれば、簡潔な構成が得られる。有利には、中間リングに仕切り壁部分が形成されている。この場合、中間リングに形成された仕切り壁は有利には中間リングの端面を越えて気化器の領域にも下流側にも突出している。特に、気化器の下流側に連通接続部材が配置され、中間リングは気化器と連通接続部材との間に配置されている。この場合、中間リングに形成された仕切り壁部分は有利には連通接続部材内へ突出している。有利には、空気誘導要素は横断面にて湾曲して形成されている。特に、空気誘導要素は半径部として前記肉厚部に形成されている。この場合、半径部はスロットルバルブの回動半径に従う必要はなく、かなり小さく選定されていてよく、その結果構成が簡潔になる。この場合、スロットルバルブの縁と空気誘導要素との間に形成された隙間の隙間幅は流動方向において一定でない。
次に、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
2サイクルエンジンの概略断面図である。 図1の2サイクルエンジンの気化器と連通接続部材との断面斜視図である。 図2の連通接続部材の部分断面斜視図である。 連通接続部材の側面図である。 連通接続部材の側面図である。 図5の線VI−VIによる連通接続部材の断面図である。 中間リングの斜視図である。 中間リングの側面図である。 図8の線IX−IXによる断面図である。 図8の矢印Xの方向に見た側面図である。
図1は、たとえばパワーソー、砥石切断機、刈払い機等の手で操縦される作業機の工具を駆動するために使用できる2サイクルエンジン1を示している。2サイクルエンジン1はシリンダ2を有し、シリンダ2内には燃焼室3が形成されている。燃焼室3はシリンダ2内を往復動するように支持されているピストン5によって画成され、ピストン5は、連接棒6を介して、クランクケース4内に回転可能に支持されているクランク軸7を駆動する。ピストン5の下死点でクランクケース4の内部空間は、掃気窓15でもって燃焼室3に開口している掃気通路14を介して燃焼室3と連通する。
2サイクルエンジン1は吸気通路61を有し、吸気通路61はエアフィルタ18と連通し、該吸気通路61を介して燃焼空気が吸い込まれる。吸気通路61の一部分は気化器17内に形成されている。本実施形態ではダイヤフラム気化器として構成されている気化器17内には、チョークバルブ24がチョーク軸25により回動可能に支持されているとともに、該チョークバルブ24の下流側にはスロットルバルブ22がスロットル軸23により回動可能に支持されている。スロットルバルブ22の代わりに他のスロットル要素を設け。チョークバルブ24の代わりに他のチョーク要素を設けてもよい。吸気通路61はスロットルバルブ22の下流側で仕切り壁10によって混合気通路8と空気通路9とに仕切られている。スロットルバルブ22とチョークバルブ24との間には仕切り壁部分26が配置されている。混合気通路8には、気化器17内で1つの主燃料穴20と複数個のアイドリング燃料穴21とが開口している。アイドリング燃料穴21は主燃料穴20の下流側で混合気通路8に開口している。主燃料穴20の領域には、ベンチュリー部19が吸気通路61内に形成されている。
混合気通路8は混合気取り込み口11でもってシリンダ2に開口し、ピストン5によって開閉制御される。空気通路9は空気取り込み口12でもってシリンダ2に開口している。ピストン5は1個または複数個のピストンポケット13を有し、該ピストンポケット13はピストン5の上死点の範囲で空気取り込み口12を掃気窓15と連通させる。空気通路9は、それぞれ別個の空気取り込み口12でもってシリンダ2に開口する2つの枝部に分割されていてもよい。
運転中、ピストン5の上昇行程の際に燃料空気混合気は混合気取り込み口11を介してクランクケース4内に吸い込まれる。上死点の範囲では、燃料をほとんど含んでいない燃焼空気が空気通路8から掃気通路14内に予蓄積される。ピストン5の下降工程の際にクランクケース4内の燃料空気混合気が圧縮され、ピストン5の下死点範囲で燃焼室3に流入する。その際、まず、掃気通路14内に予め蓄積されていた空気が燃焼室3に流入する。その後のピストン5の上昇行程の際に、燃焼室3内の燃料空気混合気がもう一度圧縮されて、ピストン5の上死点範囲で点火される。その後のピストン5の下降工程の際に排気口16が開き、排ガスが燃焼室から流出し、掃気通路14を介して順次流れてくる燃焼空気によって掃気される。
燃焼空気は、吸気通路61内で流動方向58にエアフィルタ18からシリンダ2へ流れる。気化器17とシリンダ2との間には連通接続部材28が配置され、該連通接続部材28はたとえばゴムまたはエラストマープラスチックのような弾性材料から成り、この連通接続部材28内で混合気通路8と空気通路9の双方が案内されている。混合気通路8内には、スロットルバルブ22に隣接して遮蔽要素27が配置され、遮蔽要素27は副通路37を画成している。少なくとも1つのアイドリング燃料穴21はこの副通路37に開口している。副通路37は混合気通路8内に配置され、遮蔽要素27によって混合気通路8から仕切られている。
図2は構成詳細図である。気化器17と連通接続部材28との間には中間リング36が配置され、中間リング36は気化器17内および連通接続部材28内にそれぞれ密封して保持されている。中間リング36には前記遮蔽要素27が一体成形されている。中間リング36は有利には形状安定なプラスチックから成る。図2が示すように、気化器17は制御室29を有し、制御室29はダイヤフラム30を介して補償室31から仕切られている。補償室29を介して燃料が吸気通路61に配量される。
また、図2が示すように、仕切り壁部分26は、チョークバルブ24が当接している空気通路9側に繰り抜き部41を有している。チョークバルブ24は完全に開いた位置で仕切り壁部分26にほぼ面一に接続する。仕切り壁部分26はチョーク軸25付近まで延在している。スロットル軸23に対し仕切り壁部分26は間隔をもっている。仕切り壁部分26は混合気通路8側に繰り抜き部40を有し、該繰り抜き部40は仕切り壁部分26の幅狭縁に形成され、繰り抜き部40にはスロットルバルブ22が完全開弁位置で当接する。仕切り壁部分26とスロットル軸23との間には開口部53が形成され、該開口部53を介して空気通路9と混合気通路8とはスロットルバルブ22が閉じて部分的に開弁している位置で互いに連通する。
スロットルバルブ22は開口部59を有し、その縁はスロットルバルブ22の閉弁位置で遮蔽要素27にほぼ面一に位置し、その結果燃焼空気はスロットルバルブ22の上流領域から開口部59を通じて副通路37に流入することができる。また、図2が示しているように、遮蔽要素27は気化器17内にも連通接続部材28内にも突出している。
図2が示すように、吸気通路61は連通接続部材28内で仕切り壁10によって空気通路9と混合気通路8とり仕切られている。空気通路9内にも混合気通路8内にも、連通接続部材8の中央領域に隆起部38が配置され、該隆起部38はほぼピラミッド状に形成され、該隆起部38には沈殿した燃料が集積することができる。燃料は隆起部38によって再び漸次、通過する燃焼空気に放出され、その結果2サイクルエンジン1を旋回させるときに燃料が大波のごとく溢れるのが避けられる。この場合、空気通路9内の隆起部は混合気通路8内の隆起部の上流側に配置されている。空気通路9内の隆起部38と混合気通路8内の隆起部38とは流動方向58に互いにオーバーラップしておらず、その結果縦中心軸線65に対し垂直などの横断面においても隆起部38が混合気通路8内または空気通路9内に設けられており、または、隆起部38は設けられておらず、しかし空気通路9内にも混合気通路8内にも隆起部38が設けられている横断面はない。
また、図2が示すように、混合気通路8内には、仕切り壁10に対向する通路側に、ほぼ吸気通路縦軸線65の方向に延在している誘導リブ39が配置されている。図1および図2では、混合気通路8は空気通路9の下方に配置されている。しかし、実際の取り付け位置では、混合気通路8は重力の作用方向に関し空気通路9の上方にあるのが有利である。
連通接続部材28は気化器接続フランジ32を有し、該気化器接続フランジ32により連通接続部材28が気化器17で保持されている。気化器接続フランジ32は図示していないクランプ要素を介して気化器17の端面で保持されている。連通接続部材28は、シリンダ2との結合のため、エンジン接続フランジ33を有している。エンジン接続フランジ33はたとえばねじのような固定手段用の固定穴43を有し、前記固定手段を用いてエンジン接続フランジ33をシリンダフランジに螺着させることができる。エンジン接続フランジ33は、強度を高めるため、連通接続部材28の材料に噴射成形される補強要素35を有している。前記端面には、周回するように延在するパッキン34が射出成形され、該パッキン34は空気通路9と混合気通路8の連通穴を完全に取り囲み、従って良好な密封を生じさせている。連通接続部材28には2つの接続部材44が一体成形されており、そのうち図2の断面図には一方の接続部材44のみが図示されている。接続部材44はエンジン接続フランジ33を越えてシリンダフランジ内へ突出し、空気通路9を画成している。これによって好ましい形状が付与され、シリンダ2をダイカスト方式で製造する際にシリンダフランジを簡単に脱型することができる。
図3が示すように、誘導リブ39は上流側にある気化器側の端部46を有し、この端部46は気化器接続フランジ32から連通接続部材28の内側へずれている。誘導リブ39は、さらに、下流側にあるエンジン側の端部55を有し、この端部55はエンジン接続フランジ33の面内にある。気化器側の端部46はほぼ遮蔽要素27の端部の高さにある。
誘導リブ39は、混合気通路8の周壁を、第1の周部分62と第2の周部分63とに分割している。遮蔽要素27は誘導リブ39に対し周方向にずらして配置されており、その結果副通路37は第1の周部分62に開口している。誘導リブ39は、流動を吸気通路縦軸線65の方向においてシリンダ2へ誘導するために用いる。同時に、第1の周部分62に沈積している燃料の壁膜が第2の周部分63へ変位するのが阻止される。これは特にアイドリング時に有利である。燃料と燃焼空気とは誘導リブ39によってダイレクトにシリンダ2へ誘導される。これにより、燃料が連通接続部材28全体に配分されることが阻止される。よって、燃料が空気流動のないデッドゾーンに到達することがなく、その結果燃料の堆積と、クランクケース4内への燃料の大波のような一定でない進入とが回避される。さらに、混合気通路8内へ突出している誘導リブ39は混合気通路8内での流動を均一化し、流動の乱れを阻止する。
図4が示すように、気化器接続フランジ32には、連通接続部材28に一体成形されているパッキン45が設けられている。
図5が示すように、吸気通路61は気化器接続フランジ32において径dを有している。従って、径dは連通接続部材28の気化器側端部64において測ったものである。誘導リブ39の高さhは吸気通路61の径dよりもかなり小さい。有利には、高さhは吸気通路61の径dのほぼ5%ないしほぼ25%、特にほぼ15%ないしほぼ20%である。連通接続部材28は気化器接続フランジ32に受容部56を有し、該受容部56内に中間リング36を位置固定するための要素が突出している。
図6は、誘導リブ39の構成と隆起部38の配置とを示している。誘導リブ39の気化器側端部46は、気化器接続フランジ32の接続面47に対し間隔aを有している。隆起部38は、ピラミッド状の隆起部38の間に、それぞれ吸気通路縦軸線65(図2)に対し傾斜し且つ互いに交差する通路64が形成されている。これにより、集積した燃料を、そばを通過する燃焼空気に向けて均一に排出させることができる。同時に、比較的大量の燃料が受容され、中間蓄積される。
図7ないし図10は中間リング36の詳細構成図である。中間リング36は外側へ突出する位置決め突起54を有し、該位置決め突起54は連通接続部材28の受容部56内に配置されている(図5)。これらの図が示すように、遮蔽要素27は湾曲して形成され、この場合凹状側面は副通路37を画成している。副通路37は、遮蔽要素27とは反対の側で、混合気通路8の外壁によって画成される。これにより、副通路37の非常に小さな流動横断面積が生じる。副通路37は中間リング36に一体成形された遮蔽要素27のみによって混合気通路8から仕切られている。遮蔽要素27は中間リング36のリング状部分を両側で越えて気化器17内および連通接続部材28内へ突出している。図が示すように、中間リング36には仕切り壁部分50が一体成形されている。図9が示すように、仕切り壁部分50には、スロットルバルブ22のための当接面57が形成されている。仕切り壁部分50は、連通接続部材28内へ突出している部分で平坦に形成されており、その結果仕切り壁部分50は連通接続部材28内で仕切り壁10の一部分に当接して安定性を向上させる。
中間リング36は、空気通路9を画成している側に肉厚部51を有している。図9に図示したように、スロットルバルブ22がわずかに開いている場合、たとえばアイドリングの場合、スロットルバルブ22の縁67と中間リング36との間に隙間66が形成され、この隙間66を通じて燃焼空気が流動する。肉厚部51のスロットルバルブ22側は半径部52内に形成され、その結果スロットルバルブ22と中間リング26との間を流れる空気は混合気通路8の方向に転向する。従って、肉厚部51に設けた半径部52は空気誘導要素68を形成している。半径部52は有利には肉厚部51の厚さにほぼ相当している。半径部52がスロットルバルブ22の半径よりもかなり小さいことにより、隙間66は一定幅を有していない。しかしながら隙間66の幅は小さく、平均して有利にはスロットルバルブ22の径cのほぼ3%とほぼ10%の間である。
図9に図示したアイドリング位置でスロットルバルブ22の縁67と通路壁との間を貫流する燃焼空気は、空気誘導要素68によって転向されて、スロットルバルブ22と仕切り壁部分50との間に形成されている開口部53を貫流する。空気誘導要素68から通路壁への移行部には流動剥離エッジ69が形成されている。流動剥離エッジ69の空気誘導要素68での接線70は仕切り壁10の開口部53を通っている。本実施形態では、接線70は吸気通路縦軸線65に対しほぼ垂直に延びている。これにより、スロットルバルブ22と空気誘導要素68との間を貫流する燃焼空気が開口部53を通って混合気通路8内へ誘導される。
通常の取り付け位置では混合気通路8は有利には空気通路9の上に配置され、図面の図示に関しては180゜だけ回転されている。これにより、燃料はアイドリング時に壁膜としてスロットルバルブ22に沿って空気通路9へ流れることができる。この燃料は隙間66を貫流する燃焼空気によって連行されて混合気通路8内へ搬送される。
本実施形態では、開口部53はスロットル軸23の上流側にも下流側にも延在している。しかし、開口部53をスロットル軸23と仕切り壁部分50との間にだけ形成してもよく、すなわちスロットル軸23の下流側のみに形成してもよい。
図9が示すように、中間リング36は第1の固定部分48を有し、該第1の固定部分48は気化器17内へ突出し、周回するように延在して外側へ突出している細条部42を担持している。この細条部42により固定部分48は気化器17内で密封して保持されている。細条部42は公差を補償するために設けられており、組み立ての際に変形または剪断され、その結果固定部分48は公差が重なって不都合になった場合も常に密封状態で気化器17内に着座する。下流側にあって、連通接続部材28内へ突出している第2の固定部分49は、部分的に円錐状に先細りに形成され、その結果連通接続部材28を中間リング36上に良好な密封状態で取り付けることができる。
図9が示すように、中間リング36は連通接続部材28内への挿入長さbを有している。この挿入長さbは誘導リブ39の気化器側端部46の前記間隔aにほぼ相当している。遮蔽要素27は、よって副通路36は長さlを有し、この長さlはスロットルバルブ22の径cのほぼ25%ないしほぼ150%である。特に有利には、副通路37の長さlはスロットルバルブ22の径cのほぼ40%ないしほぼ100%である。図9は、副通路37の上流側端部にある副通路37への入口60も示している。図9に図示したスロットルバルブ22のアイドリング位置では、スロットルバルブ22は入口60に隣接している。その際開口部59は入口60に配置され、その結果燃焼空気は開口部59を通って副通路37内へ流入することができる。
1 2サイクルエンジン
2 シリンダ
3 燃焼室
4 クランクケース
5 ピストン
7 クランク軸
8 混合気通路
9 空気通路
14 掃気通路
17 気化器
22 スロットルバルブ
61 吸気通路
68 空気誘導要素

Claims (7)

  1. シリンダ(2)と吸気通路(61)とを備え、前記シリンダ(2)内に燃焼室(3)が形成され、該燃焼室(3)がピストン(5)によって画成され、該ピストン(5)がクランクケース(4)内に回転可能に支持されているクランク軸(7)を駆動し、前記クランクケース(4)が前記ピストン(5)の下死点範囲で少なくとも1つの掃気通路(14)を介して前記燃焼室(3)と連通し、前記吸気通路(61)の一部分が気化器(17)内に形成され、且つ前記吸気通路(61)が少なくとも部分的に空気通路(9)と混合気通路(8)とに分割され、該混合気通路(8)が前記クランクケース(4)に開口し、前記空気通路(9)が燃焼空気を前記掃気通路(14)へ供給し、前記空気通路(9)と前記混合気通路(8)とが少なくとも部分的に仕切り壁(10)によって互いに仕切られ、前記気化器(17)内に、前記空気通路(9)と前記混合気通路(8)とに供給される燃焼空気量を制御するスロットルバルブ(22)がスロットル軸(23)により回動可能に支持され、前記空気通路(9)の通路壁に、前記スロットルバルブ(22)のアイドリング位置で該スロットルバルブ(22)と前記通路壁との間を貫流する燃焼空気を前記混合気通路(8)の方向に誘導する空気誘導要素(68)が配置され、前記空気通路(9)と前記混合気通路(8)とが、前記スロットルバルブ(22)のアイドリング位置で前記スロットル軸(23)の下流側に位置するように前記仕切り壁(10)に配置される開口部(53)を介して互いに連通し、該開口部(53)を、前記空気誘導要素によって転向した空気が流動するようにした2サイクルエンジンにおいて、
    前記空気誘導要素が流動剥離エッジ(69)を有し、該流動剥離エッジ(69)での接線(70)が前記仕切り壁(10)の前記開口部(53)と交わっていることを特徴とする2サイクルエンジン。
  2. 前記気化器(17)が中間リング(36)を有し、該中間リング(36)に前記空気誘導要素(68)が一体成形されていることを特徴とする、請求項に記載の2サイクルエンジン。
  3. 前記空気誘導要素(68)が前記中間リング(36)の上流側に形成されていることを特徴とする、請求項に記載の2サイクルエンジン。
  4. 前記中間リング(36)が前記空気通路(9)を画成している側に肉厚に形成され、前記空気誘導要素(68)が肉厚部(51)に形成されていることを特徴とする、請求項またはに記載の2サイクルエンジン。
  5. 前記中間リング(36)に仕切り壁部分(50)が形成されていることを特徴とする、請求項からまでのいずれか一つに記載の2サイクルエンジン。
  6. 前記気化器(17)の下流側に連通接続部材(28)が配置され、前記中間リング(36)が前記気化器(17)と前記連通接続部材(28)との間に配置されていることを特徴とする、請求項からまでのいずれか一つに記載の2サイクルエンジン。
  7. 前記空気誘導要素(68)が横断面にて湾曲して形成されていることを特徴とする、請求項1からまでのいずれか一つに記載の2サイクルエンジン。
JP2011267670A 2010-12-16 2011-12-07 2サイクルエンジン Expired - Fee Related JP5957217B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102010054839.1A DE102010054839B4 (de) 2010-12-16 2010-12-16 Zweitaktmotor
DE102010054839.1 2010-12-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012127342A JP2012127342A (ja) 2012-07-05
JP5957217B2 true JP5957217B2 (ja) 2016-07-27

Family

ID=46232699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011267670A Expired - Fee Related JP5957217B2 (ja) 2010-12-16 2011-12-07 2サイクルエンジン

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9353675B2 (ja)
JP (1) JP5957217B2 (ja)
CN (1) CN102661214B (ja)
DE (1) DE102010054839B4 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010054840B4 (de) 2010-12-16 2020-03-26 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Zweitaktmotor
JP6343176B2 (ja) * 2014-05-21 2018-06-13 株式会社やまびこ 層状掃気式2サイクルエンジン用の気化器
JP6432081B2 (ja) * 2014-11-28 2018-12-05 株式会社やまびこ 層状掃気エンジンの吸入管ユニット
JP6556524B2 (ja) * 2015-06-24 2019-08-07 株式会社やまびこ 層状掃気式2サイクル内燃エンジン用のエアクリーナ
DE102020119158A1 (de) 2020-07-21 2022-01-27 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Vergaser und Zweitaktmotor mit einem Vergaser
SE2250643A1 (en) * 2022-05-30 2023-12-01 Husqvarna Ab A fuel system module for hand-held powertools

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN2069486U (zh) 1990-06-16 1991-01-16 长沙交通学院 怠速节油降污节气门
US5632792A (en) 1995-08-16 1997-05-27 Purolator Products Company Air induction filter hose assembly
JP2001295652A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Zama Japan Kk 層状掃気2サイクルエンジン
DE10160539B4 (de) * 2001-12-10 2017-06-08 Andreas Stihl Ag & Co. Zweitaktmotor mit Spülvorlage und einflutigem Vergaser
DE102004009310B4 (de) 2004-02-26 2012-10-04 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Ansaugvorrichtung
US7429033B2 (en) 2004-12-10 2008-09-30 Walbro Engine Management, L.L.C. Scavenging carburetor
JP2006194087A (ja) 2005-01-11 2006-07-27 TI Walbro Japan株式会社 ダイヤフラム式気化器
DE102005003559B4 (de) * 2005-01-26 2014-07-03 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Vergaser
DE102005015164B4 (de) 2005-04-02 2014-04-17 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Zweitaktmotor
JP2007239463A (ja) * 2006-03-03 2007-09-20 Komatsu Zenoah Co 2サイクルエンジン
DE102006024078A1 (de) 2006-05-23 2007-11-29 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Verbrennungsmotor
US7503312B2 (en) 2007-05-07 2009-03-17 Ford Global Technologies, Llc Differential torque operation for internal combustion engine
DE102008006681A1 (de) * 2008-01-30 2009-08-06 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Verbrennungsmotor mit einem elastischen Verbindungsstutzen und Verfahren zur Herstellung eines elastischen Verbindungsstutzens
DE102008012536B4 (de) * 2008-03-04 2020-07-30 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Verfahren zum Betrieb eines Zweitaktmotors
WO2012063276A1 (en) * 2010-11-08 2012-05-18 Husqvarna Zenoah Co., Ltd. Air supply device of stratified scavenging two-cycle engine
DE102010054840B4 (de) 2010-12-16 2020-03-26 Andreas Stihl Ag & Co. Kg Zweitaktmotor

Also Published As

Publication number Publication date
US20120152217A1 (en) 2012-06-21
DE102010054839A1 (de) 2012-06-21
DE102010054839B4 (de) 2021-03-18
JP2012127342A (ja) 2012-07-05
CN102661214A (zh) 2012-09-12
US9353675B2 (en) 2016-05-31
CN102661214B (zh) 2016-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012127346A (ja) 2サイクルエンジン
JP5957217B2 (ja) 2サイクルエンジン
JP5111001B2 (ja) 内燃エンジン
JP2012127348A (ja) 2サイクルエンジン
US7090204B2 (en) Carburetor arrangement
US8215278B2 (en) Internal combustion engine having an elastic connector and method of producing same
CN103470413B (zh) 带有内燃机和空气过滤器的手持式工作器械
US8833316B2 (en) Stratified scavenging two-stroke engine
US7694943B2 (en) Carburetor
JP4682075B2 (ja) 2サイクルエンジン
US11976587B2 (en) Two-stroke engine and method for operating a two-stroke engine
CN1594861A (zh) 吸气装置
GB2405670A (en) Elastomeric connecting duct for intake of i.c. engine
US9988971B2 (en) Air leading type two-stroke engine and intake system for same, and carburetor
US9903314B2 (en) Carburetor for stratified scavenging two-stroke engine
EP3115573B1 (en) Air cleaner for stratified scavenging two-stroke internal combustion engine
EP3273048B1 (en) Suction tube of stratified scavenging engine
US20170130642A1 (en) Rotary Carburetor For Two-Stroke Internal Combustion Engine
CN100410509C (zh) 回转阀

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141010

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160223

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5957217

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees