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JP5940123B2 - 回転電機の電機子 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば電動機や発電機などの回転電機の電機子に関し、特に電機子巻線の絶縁構造に関するものである。
回転電機の電機子では、コイルエンドにおいて、位相の異なる電圧が供給されるコイル同士が近接するため、位相の異なるコイル間を電気的に絶縁する必要があった。そこで、コイルエンドにおける位相の異なるコイル間に、相間絶縁紙を挿入して、位相の異なるコイル間の電気絶縁性を確保するのが一般的であった。
しかしながら、コイルエンドに配設されている相間絶縁紙は固定されていないので、回転電機の稼働時の振動により、相間絶縁紙の位置ずれや損傷が発生し、位相の異なるコイル間の電気絶縁性が低下するという課題があった。
このような状況を鑑み、コイルエンドにおける位相の異なるコイル間に、相間絶縁紙を挿入した後、ワニスをコイルエンドに含浸・硬化させて、相間絶縁紙をコイルエンドに固定し、位相の異なるコイル間の電気絶縁性を確保していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−217679号公報
特許文献1では、位相の異なるコイル間の電気絶縁性を確保するために、位相の異なるコイル間に相間絶縁紙を挿入した後、ワニスをコイルエンドに含浸・硬化させる工程が必要となり、製造コストが高くなるという課題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、ワニスをコイルエンドに含浸させることなく、コイルエンドに配設されている相間絶縁紙を簡易に固定できるようにして、位相の異なるコイル間の電気絶縁性を確保できるとともに、製造コストを低減できる回転電機の電機子を得ることを目的とする。
この発明による回転電機の電機子は、スロットが周方向に配列された円環状の電機子鉄心と、上記電機子鉄心に装着された電機子巻線と、上記電機子巻線のコイルエンドに配設された相間絶縁材と、を備えている。上記電機子巻線は、それぞれ、絶縁被覆された導体線により構成されている複数の分布巻きのコイルを備え、上記相間絶縁材は、厚み方向を径方向として、上記導体線の上記コイルエンドを構成する部分の、径方向に隣接する導体部間に挿入されて周方向に延びるように配設された帯状の絶縁性シート材、および上記絶縁性シート材の一面に形成され、内部に気泡群を有して径方向に隣接する上記導体部間に充填された絶縁性の緩衝材を有し、上記緩衝材は、上記絶縁性シート材の一面にのみ形成され、上記絶縁性シート材は、上記緩衝材が外側を向くように、幅方向の中央部で山折りされて、内周側シート材と外周側シート材とが径方向に積層される2層構造に構成されている。
この発明によれば、相間絶縁材は、厚み方向を径方向として、導体線のコイルエンドを構成する部分の、径方向に隣接する導体部間に挿入されて周方向に延びるように配設された帯状の絶縁性シート材と、絶縁性シート材の一面に形成され、内部に気泡群を有して径方向に隣接する導体部間に充填された絶縁性の緩衝材と、を有しているので、コイルエンドに固定される。そこで、位相の異なるコイル間の電気絶縁性が確保されるとともに、ワニスをコイルエンドに含浸・硬化させる工程が不要となり、製造コストを低減できる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子鉄心を構成する鉄心ブロックを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成するコイルを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成するコイルを示す端面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成するコイルを示す正面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子巻線を構成するコイルの配置を説明する断面模式図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子巻線を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線への絶縁紙の装着方法を説明する斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線への絶縁紙の装着方法を説明する模式断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の加熱硬化前の絶縁紙装着状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の絶縁紙装着状態を示す模式断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線に装着される第1絶縁紙を示す平面図である。 図14のXV−XV矢視断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線に装着される第1絶縁紙を示す斜視図である。 図15のA部拡大図である。 図14のB部拡大図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の加熱硬化後の絶縁紙装着状態を示す模式断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の組立方法を説明する図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の組立方法を説明する図である。
以下、本発明による回転電機の電機子の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機を示す片側断面図、図2はこの発明の実施の形態1に係る回転電機の要部を示す斜視図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子を示す斜視図、図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子鉄心を構成する鉄心ブロックを示す斜視図、図5はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成するコイルを示す斜視図、図6はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成するコイルを示す端面図、図7はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線を構成するコイルを示す正面図、図8はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子巻線を構成するコイルの配置を説明する断面模式図、図9はこの発明の実施の形態1に係る回転電機に適用される電機子巻線を示す斜視図である。なお、図8では、便宜上、第1から第3コイルエンド部を直線で示している。
図1および図2において、回転電機100は、有底円筒状のフレーム2およびフレーム2の開口を塞口する端板3を有するハウジング1と、フレーム2の円筒部に内嵌状態に固着された電機子10と、フレーム2の底部および端板3にベアリング4を介して回転可能に支持された回転軸6に固着されて、電機子10の内周側に回転可能に配設された回転子5と、を備えている。
回転子5は、軸心位置に挿通された回転軸6に固着された回転子鉄心7と、回転子鉄心7の外周面側に埋設されて周方向に一定の間隔で配列され、磁極を構成する永久磁石8と、を備えた永久磁石型回転子である。なお、回転子5は、永久磁石式回転子に限定されず、絶縁しない回転子導体を、回転子鉄心のスロットに収納して、両側を短絡環で短絡したかご形回転子や、絶縁した導体線を回転子鉄心のスロットに装着した巻線形回転子を用いてもよい。
つぎに、電機子10の構成について具体的に図3から図9を参照しつつ説明する。
電機子10は、図3に示されるように、電機子鉄心11と、電機子鉄心11に装着された電機子巻線20と、電機子鉄心11と電機子巻線20とを電気的に隔離するスロットセル14と、備えている。ここで、説明の便宜上、回転子5の極数を10、電機子鉄心11のスロット数を60、電機子巻線20を三相巻線とする。すなわち、スロット13は、毎極毎相当たり2個の割合で電機子鉄心11に形成されている。
鉄心ブロック12は、円環状の電機子鉄心11を周方向に30等分割したもので、図4に示されるように、多数枚の電磁鋼板を積層一体化して作製され、断面円弧形のコアバック部12aと、コアバック部12aの内周壁面から径方向内方に突出する2本のティース12bと、を備えている。
電機子鉄心11は、ティース12bを径方向内方に向けて、コアバック部12aの周方向の側面同士を突き合わせて、30個の鉄心ブロック12を周方向に配列、一体化して、円環状に構成されている。コアバック部12aと周方向に隣り合う2本のティース12bとにより構成されるスロット13が、内周側に開口するように、周方向に等角ピッチで配列されている。なお、ティース12bは、周方向幅が径方向内方に向って漸次狭くなる先細り形状に形成されており、スロット13の断面は長方形となっている。
スロットセル14は、例えばポリイミドフィルムをメタ系アラミド繊維で挟み込んで作製された長方形のシートを曲げ成形してU字状に形成され、スロット13内に挿入され、電機子鉄心11と電機子巻線20を電気的に隔離する。
電機子巻線20は、複数のコイル21により構成される。コイル21は、例えば、エナメル樹脂で絶縁被覆された、且つ接続部のない連続した銅線やアルミニウム線などからなる直径dの円形断面の導体線19をδ字状のコイルパターンに巻回して作製される。なお、コイル21は、長方形断面の導体線19をδ字状のコイルパターンに巻回して作製してもよい。
コイル21は、図5から図7に示されるように、6スロット角度間隔離れて3列となった、第1、第2、第3および第4直線部21a,21b,21c,21dと、第1および第2直線部21a,21bの長さ方向の一端同士を連結する第1コイルエンド部21eと、第2および第3直線部21b,21cの長さ方向の他端同士を連結する第2コイルエンド部21fと、第3および第4直線部21c,21dの長さ方向の一端同士を連結する第3コイルエンド部21gと、第1直線部21aの長さ方向の他端から延びる第1コイル端末21hと、第4直線部21dの長さ方向の他端から延びる第2コイル端末21jと、を備える。第1および第2コイル端末21h,21jは、他のコイル21や給電部、中性点などに接続される。なお、6スロット角度間隔とは、周方向に連続する6つのティース12bの両側のスロット13のスロット中心間の間隔であり、1磁極ピッチに相当する。
具体的には、コイル21は、図8に示されるように、導体線19が電機子鉄心11の軸方向一端側から1番のスロット13内の第1層に挿入され、1番のスロット13から電機子鉄心11の軸方向他端側に延び出て、周方向一側に6スロット角度間隔離れた7番のスロット13内の第2層に挿入され、7番のスロット13から電機子鉄心11の軸方向一端側に延び出て、周方向一側に6スロット角度間隔離れた13番のスロット13内の第3層に挿入され、13番のスロット13から電機子鉄心11の軸方向他端側に延び出て、周方向他側に6スロット角度間隔離れた7番のスロット13内の第4層に挿入され、7番のスロット13から電機子鉄心11の軸方向一端側に延び出るδ字状のコイルパターンに作製される。このように作製されるコイル21は、分布巻きのコイルである。
なお、図8中、スロット13内に収納される導体線19の収納位置を、便宜的に、外径側から第1層、第2層、第3層、第4層とした。また、図8中、1,2・・13はスロット13に周方向の並び順にふったスロット番号である。
ここで、1番のスロット13内の第1層から電機子鉄心11の軸方向他端側に延び出た第1コイルエンド部21eは、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向一側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)のクランク部で径方向内方にdだけ変位され、その後逆向きの傾きで、径方向位置を維持して、周方向一側かつ軸方向内方に延び、7番のスロット13内の第2層に入る。
7番のスロット13内の第2層から電機子鉄心11の軸方向一端側に延び出た第2コイルエンド部21fは、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向一側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)のクランク部で径方向内方にdだけ変位され、その後逆向きの傾きで、径方向位置を維持して、周方向一側かつ軸方向内方に延び、13番のスロット13内の第3層に入る。
13番のスロット13内の第3層から電機子鉄心11の軸方向他端側に延び出た第3コイルエンド部21gは、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向他側かつ軸方向外方に延び、中央部(頂部)のクランク部で径方向内方にdだけ変位され、その後逆向きの傾きで、径方向位置を維持して、周方向他側かつ軸方向内方に延び、7番のスロット13内の第4層に入る。
1番のスロット13内の第1層から電機子鉄心11の軸方向一端側に延び出た第1コイル端末21hは、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向他側かつ軸方向外方に延び、その後曲げられて径方向外方に延び出している。
7番のスロット13内の第4層から電機子鉄心11の軸方向一端側に延び出た第2コイル端末21jは、径方向位置を維持して、一定の傾きで周方向一側かつ軸方向外方に延び、その後曲げられて径方向外方に延び出している。
このように、第1から第3コイルエンド部21e,21f,21gは、一対の傾斜部21e’,21f’,21g’と、導体線19の径方向幅dだけ径方向に変位するクランク部と、を有している。また、第1および第2コイル端末21h,21jは、スロット13から延び出る傾斜部21h’,21j’と、傾斜部21h’,21j’の端部から軸方向に延び出る接合部と、を有している。第1から第4直線部21a,21b,21c,21dは、直径dの円形断面に形成されている。第1から第3コイルエンド部21e,21f,21gおよび第1および第2コイル端末21h,21jは、例えば、円形断面の導体線を平行な平板で径方向の両側から加圧して、径方向厚みをd’(但し、d’<d)、軸方向厚みをd”(但し、d”>d)とする扁平な断面に塑性変形されている。
このように作製された60個のコイル21を1スロットピッチで周方向に円環状に配列し、図9に示される電機子巻線20が組み立てられる。この電機子巻線20の軸方向他端側には、第1コイルエンド部21eを周方向に1スロットピッチで配列して構成された第1コイルエンド部列201と、第3コイルエンド部21gを周方向に1スロットピッチで配列して構成された第3コイルエンド部列203とが、径方向に2層に並んで第1コイルエンド20aを構成する。また、この電機子巻線20の軸方向一端側には、第2コイルエンド部21fを周方向に1スロットピッチで配列して構成された第2コイルエンド部列202が、第2コイルエンド20bを構成する。さらに、軸方向外方に延び出している第1コイル端末21hの接合部が、第2コイルエンド20bの外径側に周方向に1スロットピッチで配列している。さらにまた、軸方向外方に延び出している第2コイル端末21jの接合部が、第2コイルエンド20bの内径側に周方向に1スロットピッチで配列している。
つぎに、電機子10を組み立てる方法を図10から図21を参照しつつ説明する。図10はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線への絶縁紙の装着方法を説明する斜視図、図11はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線への絶縁紙の装着方法を説明する模式断面図、図12はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の加熱硬化前の絶縁紙装着状態を示す斜視図、図13はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の絶縁紙装着状態を示す模式断面図、図14はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線に装着される第1絶縁紙を示す平面図、図15は図14のXV−XV矢視断面図、図16はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線に装着される第1絶縁紙を示す斜視図、図17は図15のA部拡大図、図18は図14のB部拡大図、図19はこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子巻線の加熱硬化後の絶縁紙装着状態を示す模式断面図、図20および図21はそれぞれこの発明の実施の形態1に係る回転電機における電機子の組立方法を説明する図である。なお、図18では、便宜上、接着剤を省略して示している。また、図20および図21では、便宜上、電機子巻線を第1から第4直線部のみで示している。
まず、電機子巻線20においては、第1から第3コイルエンド部21e,21f,21gおよび第1および第2コイル端末21h,21jは、直径dの円形断面の導体線19が、径方向厚みをd’(但し、d’<d)、軸方向厚みをd”(但し、d”>d)とする扁平な断面に塑性変形されている。
そこで、図11に示されるように、第1コイルエンド部列201内には、隙間Sが、スロット13の第1層から突出した傾斜部21e’とスロット13の第2層から突出した傾斜部21e’との間に形成される。また、第3コイルエンド部列203内には、隙間Sが、スロット13の第3層から突出した傾斜部21g’とスロット13の第4層から突出した傾斜部21g’との間に形成される。さらに、第1コイルエンド部列201と第3コイルエンド部列203との間には、隙間Sが、スロット13の第2層から突出した傾斜部21e’とスロット13の第3層から突出した傾斜部21g’との間に形成される。
なお、スロット13の第1層から突出した傾斜部21e’とスロット13の第2層から突出した傾斜部21e’とが、導体線19の第1コイルエンド20aを構成する部分の、径方向に隣接する導体部に相当する。また、スロット13の第3層から突出した傾斜部21g’とスロット13の第4層から突出した傾斜部21g’とが、導体線19の第1コイルエンド20aを構成する部分の、径方向に隣接する導体部に相当する。さらに、スロット13の第2層から突出した傾斜部21e’とスロット13の第3層から突出した傾斜部21g’とが、導体線19の第1コイルエンド20aを構成する部分の、径方向に隣接する導体部に相当する。
第2コイルエンド部列202内には、隙間Sが、スロット13の第2層から突出した傾斜部21f’とスロット13の第3層から突出した傾斜部21f’との間に形成される。また、第1コイル端末21hの列と第2コイルエンド部列202との間には、隙間Sが、スロット13の第1層から突出した傾斜部21h’とスロット13の第2層から突出した傾斜部21f’との間に形成される。さらに、第2コイル端末21jの列と第2コイルエンド部列202との間には、隙間Sが、スロット13の第3層から突出した傾斜部21f’とスロット13の第4層から突出した傾斜部21j’との間に形成される。
なお、スロット13の第2層から突出した傾斜部21f’とスロット13の第3層から突出した傾斜部21f’とが、導体線19の第2コイルエンド20bを構成する部分の、径方向に隣接する導体部に相当する。また、スロット13の第1層から突出した傾斜部21h’とスロット13の第2層から突出した傾斜部21f’とが、導体線19の第2コイルエンド20bを構成する部分の、径方向に隣接する導体部に相当する。さらに、スロット13の第3層から突出した傾斜部21f’とスロット13の第4層から突出した傾斜部21j’とが、導体線19の第2コイルエンド20bを構成する部分の、径方向に隣接する導体部に相当する。
そこで、図10および図11に示されるように、円環状に作製された相間絶縁材としての第2絶縁紙152が第1コイルエンド20a側から電機子巻線20に装着され、円環状に作製された相間絶縁材としての第1および第3絶縁紙151,153が第2コイルエンド20b側から電機子巻線20に装着される。そして、図12および図13に示されるように、第1絶縁紙151は、第3直線部21cと第4直線部21dとの間を通って第1コイルエンド20a側に移動され、第1コイルエンド部21e内の隙間Sに挿入される。また、第2絶縁紙152は、第2直線部21bと第3直線部21cとの間を通って第2コイルエンド20b側に移動され、第2コイルエンド部21f内の隙間Sに挿入される。さらに、第3絶縁紙153は、第1直線部21aと第2直線部21bとの間を通って第1コイルエンド20a側に移動され、第3コイルエンド部21g内の隙間Sに挿入される。
このように、第1,第2および第3絶縁紙151,152,153は、それぞれ、第1から第3コイルエンド部21e,21f,21g内に挿入されて周方向に延びるように第1から第3コイルエンド部列201,202,203に配設される。そして、第1,第2および第3絶縁紙151,152,153の平均径は、それぞれ、電機子巻線20の配設された状態で、Φx1、Φx2、Φx3となる。
なお、図示していないが、第1絶縁紙151および第3絶縁紙153を、第2コイル端末21jの列と第2コイルエンド部列202との間の隙間、および第1コイル端末21hの列と第2コイルエンド部列202との間の隙間に挿入してもよい。
ここで、第1絶縁紙151は、図14から図17に示されるように、長尺帯状に作製され、かつ緩衝材165が一面に塗布され、緩衝材165が外側を向くように、幅方向の中央部で山折りされた絶縁性シート材160を、円環状に丸めて構成されている。そして、幅方向の中央部で山折りされた絶縁性シート材160は、内周側シート材161と外周側シート材162が径方向に積層された2層構造に構成され、その一端側では、内周側シート材161が外周側シート材162より突出し、他端側では、外周側シート材162が内周側シート材161より突出している。そこで、図18に示されるように、絶縁性シート材160を円環状に丸めた際に、内周側シート材161の突出部分161aと外周側シート材162の突出部分162aが径方向に重なり合っている。さらに、図16および図18に示されるように、スリット163が、それぞれ、外周側シート材162の幅方向の一端から他端に至るように形成されて、周方向に一定の間隔で配列されている。
絶縁性シート材160は、例えば、ポリイミド、アラミド、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)などの絶縁材料で作製される。緩衝材165は、発泡剤が添加された電気絶縁性を有するエポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂から構成され、常温では固化されて接着性を発揮せず、熱硬化性樹脂の硬化温度以上の温度に加熱されて接着性を発揮するとともに、内部に気泡群が発生して、厚みが増加した状態で硬化する性質を有する発泡接着剤が用いられる。
なお、第2および第3絶縁紙152,153は、第1絶縁紙151と同様に構成されているので、その説明を省略する。
ついで、第1から第3絶縁紙151,152,153が配設された電機子巻線20を、緩衝材165の硬化温度以上の温度に保持された炉内に投入する。これにより、緩衝材165は、接着性を発揮するとともに、内部に気泡群が発生して、厚みが増加する。そこで、図19に示されるように、第1から第3絶縁紙151,152,153は径方向に膨らみ、第1、第2および第3コイルエンド部21e,21f,21g内の隙間Sに充填される。そして、第1から第3絶縁紙151,152,153が、緩衝材165により第1、第2および第3コイルエンド部21e,21f,21gに接着される。同時に、緩衝材165は、分子間に架橋反応が起こり、二次元的網目構造となり、膨張した状態で硬化される。これにより、第1から第3絶縁紙151,152,153が、第1から第3コイルエンド部列201,202,203内に固定状態に配設される。
ついで、径方向に1列に配列した第1から第4直線部21a,21b,21c,21dの各列にスロットセル14が装着される。さらに、図20に示されるように、30個の鉄心ブロック12が、ティース12bを第1から第4直線部21a,21b,21c,21dの列間の径方向外方に位置させるように、電機子巻線20の外周側に略等角ピッチで配列される。
ついで、30個の鉄心ブロック12を同時に径方向内方に移動させる。この鉄心ブロック12の径方向内方への移動により、ティース12bが第1から第4直線部21a,21b,21c,21dの列間に挿入される。そして、隣り合う鉄心ブロック12のコアバック部12aの周方向側面同士が当接し、鉄心ブロック12の径方向内方への移動が阻止される。
これにより、図21に示されるように、鉄心ブロック12が、コアバック部12aの周方向側面同士を当接させて円環状に配列し、電機子鉄心11を構成する。また、第1から第4直線部21a,21b,21c,21dの各列がスロット13内に収納され、電機子巻線20が電機子鉄心11に装着される。ついで、第1コイル端末21hおよび第2コイル端末21jに所望の結線処理が施され、電機子10が得られる。
この実施の形態1によれば、第1から第3絶縁紙151,152,153が、発泡剤が添加された熱硬化性樹脂により構成され、常温では固化されて接着性を発揮せず、熱硬化性樹脂の硬化温度以上の温度に加熱されて接着性を発揮するとともに、内部に気泡群が発生し、厚みが増加した状態で硬化する性質を有する緩衝材165を、絶縁性シート材160の一面に形成して構成されている。そして、第1から第3絶縁紙151,152,153を第1から第3コイルエンド部列201,202,203に配設した後、緩衝材164を構成する熱硬化性樹脂の硬化温度以上の温度に加熱して、緩衝材165を膨張させて、第1から第3絶縁紙151,152,153を第1から第3コイルエンド部列201,202,203に接着固定している。
したがって、第1から第3絶縁紙151,152,153を第1から第3コイルエンド部列201,202,203に配設した後、ワニスをコイルエンド20a,20bに含浸、硬化させる工程が不要となり、製造コストを低減できる。また、電機子巻線20のコイルエンド20a,20bにおける位相の異なるコイル21間に第1から第3絶縁紙151,152,153が挿入されているので、位相の異なるコイル21間の電気絶縁性が確保される。さらに、第1から第3絶縁紙151,152,153を第1から第3コイルエンド部列201,202,203に接着固定されているので、回転電機100の稼働時の振動により、第1から第3絶縁紙151,152,153の位置ずれや損傷の発生が抑制され、位相の異なるコイル21間の電気絶縁性が確保される。
また、緩衝材165が常温で固化となり、接着性を発揮できない状態であるので、第1から第3絶縁紙151,152,153の取り扱い性がよく、緩衝材165がツール等に付着することがない。
また、第1から第3絶縁紙151,152,153を第1から第3コイルエンド部列201,202,203に配設する際に、絶縁性シート材160がコイル21を構成する導体線19に擦れて損傷するような事態の発生が緩衝材165により抑制される。これにより、電機子巻線20のコイルエンド20a,20bにおける位相の異なるコイル21間の電気絶縁性が向上される。
また、硬化した緩衝材165は、気泡群が内部に存在しているので、緩衝材165は、一般的に用いられるエポキシワニスやアクリルワニスと比較して、柔軟性を有する。したがって、緩衝材165が、回転電機100の稼働時に、電機子巻線20に加わる振動を吸収し、電機子巻線20の耐振性が向上される。
また、第1から第3絶縁紙151,153,152が第1から第3コイルエンド部21e,21f,21g内に充填されるので、コイル21間の相対的な動きが拘束され、コイルエンド20a,20bの剛性が高められる。また、第1から第3絶縁紙151,153,152が第1から第3コイルエンド部21e,21f,21g内で移動しないので、第1から第3絶縁紙151,153,152の摩耗に起因する損傷発生が抑制される。
また、第1から第3コイルエンド部21e,21f,21gの隙間Sを広くしても、加熱により、第1から第3絶縁紙151,153,152が第1から第3コイルエンド部21e,21f,21g内に充填される。したがって、第1から第3コイルエンド部21e,21f,21gの隙間Sを広くして、第1から第3絶縁紙151,153,152の装着作業性を高めつつ、第1から第3絶縁紙151,153,152の固着を行うことができる。
また、第1から第3絶縁紙151,153,152は、それぞれ、緩衝材165が一面に形成された絶縁性シート材160を幅方向の中央部で山折りして、内周側シート材161と外周側シート材162とが径方向に積層された2層構造に作製されている。そこで、第1から第3絶縁紙151,153,152は、緩衝材165が一面に形成された2枚の絶縁性シート材を積層して第1から第3絶縁紙を構成する場合と同等の電気絶縁性を得ることができる。したがって、第1から第3絶縁紙151,153,152を用いることにより、部品点数を削減でき、生産性を向上させることができる。
また、第1から第3絶縁紙151,153,152は、緩衝材165が一面のみに形成された絶縁性シート材160を幅方向の中央部で山折りして構成されている。そこで、緩衝材165を絶縁性シート材160の両面に形成する必要がなく、製造コストを低減できる。
また、スリット163が、それぞれ、絶縁性シート材160の外周側シート材162の幅方向の一端から他端に至るように形成されて、周方向に複数配列されている。そこで、絶縁性シート材160を円環状に丸める際に、内周側シート材161と外周側シート材162との内外径差に起因する内周側シート材161を周方向に圧縮する力が発生しない。そこで、絶縁性シート材160を円環状に丸める際に、内周側シート材161にしわが発せしにくくなり、コイルエンド20a,20bの小型化が図られる。
なお、上記実施の形態1では、第1から第3絶縁紙がコイルエンドに配設された電機子巻線を炉内に投入して、第1から第3絶縁紙の緩衝材を加熱しているが、第1から第3絶縁紙の緩衝材の加熱方法はこれに限定されず、例えば、電機子の製造工程において、通電加熱や誘導加熱により、電機子巻線に電流を流して、第1から第3絶縁紙の緩衝材を加熱してもよい。また、回転電機の稼働時の電機子巻線での発熱を利用して、第1から第3絶縁紙の緩衝材を加熱してもよい。この場合、電機子の製造工程での第1から第3絶縁紙の緩衝材の加熱工程が不要となり、製造コストを低減することができる。
また、上記実施の形態1では、第1から第3絶縁紙が長尺帯状体を丸めて円環状に作製されているが、第1から第3絶縁紙は長尺帯状体を丸めて円弧状に作製されてもよい。
また、上記実施の形態1では、第1から第3絶縁紙を構成する緩衝材として発泡接着剤を用いているが、緩衝材は、加熱時に、必ずしも接着性を発揮する必要はなく、発泡剤が添加された絶縁性を有する、接着性を発揮しない熱硬化性樹脂から構成され、常温では固化状態となり、硬化温度以上の温度に加熱されて、内部に気泡群が発生し、厚みが増加した状態で硬化する性質を有していればよい。この場合、第1から第3絶縁紙がコイルエンドに配設された後、加熱することで、緩衝材の厚みが増加して、緩衝材がコイルエンド部に押し当てられる。そして、緩衝材がコイルエンド部に押し当てられた状態で硬化し、第1から第3絶縁紙がコイルエンド部に固定状態に保持される。
また、上記実施の形態1では、常温では固化されて接着性を発揮しない緩衝材を用いているが、常温では半固化状態で弱い接着性をもち、硬化温度以上の温度に加熱されて、強い接着性を発揮するとともに、内部に気泡群が発生し、膨張した状態で硬化する緩衝材でもよい。
また、上記実施の形態1では、コイルが、導体線をδ字状のコイルパターンに1回巻き回して作製されているが、コイルは、導体線をδ字状のコイルパターンを2回以上巻き回して作製されたコイルでもよい。また、コイルが、導体線をδ字状のコイルパターンに1回巻き回して作製されているが、コイルは、導体線を螺旋状に巻き回して作製された、いわゆる亀甲形のコイルでもよく、2つの直線部をコイルエンド部で連結したU字状のコイルでもよい。
また、上記実施の形態1では、コイルエンド部が、6スロット角度間隔離れたスロットに挿入されている直線部の端部同士を連結しているが、コイルエンド部により連結される2本の直線部が挿入されるスロット間の間隔は、6スロット角度間隔に限定されず、2スロット角度間隔以上離れていればよい。
また、上記実施の形態1では、第1コイルエンド部列と第3コイルエンド部列が径方向に2層に配列されているが、第1コイルエンド部列と第3コイルエンド部列が軸方向に2層に配列されてもよい。つまり、第1コイルエンド部列が第3コイルエンド部列の外側に位置するように配列されてもよい。例えば、4本の直線部がスロット内に径方向に1列に並んで挿入されている場合、第1コイルエンド部が第1層と第4層に位置する直線部の端部同士を連結し、第3コイルエンド部が第2層と第3層に位置する直線部の端部同士を連結することで、第1コイルエンド部列と第3コイルエンド部列が軸方向に2層に配列される構成を実現できる。そして、相間絶縁紙は、第1コイルエンド部のスロットの第1層から突出する傾斜部と第3コイルエンド部のスロットの第2層から突出する傾斜部との間、第3コイルエンド部列のスロットの第2層と第3層から突出する傾斜部間、および第3コイルエンド部のスロットの第3層から突出する傾斜部と第1コイルエンド部のスロットの第4層から突出する傾斜部との間のそれぞれに挿入される。
10 電機子、11 電機子鉄心、13 スロット、19 導体線、20 電機子巻線、20a 第1コイルエンド、20b 第2コイルエンド、21 コイル、21e 第1コイルエンド部、21e’ 傾斜部(導体部)、21f 第2コイルエンド部、21f’ 傾斜部(導体部)、21g 第3コイルエンド部、21g’ 傾斜部(導体部)、21h’ 傾斜部(導体部)、21j’ 傾斜部(導体部)、151 第1絶縁紙(相間絶縁材)、152 第2絶縁紙(相間絶縁材)、153 第3絶縁紙(相間絶縁材)、160 絶縁性シート材、161 内周側シート材、162 外周側シート材、163 スリット、165 緩衝材、201 第1コイルエンド部列、202 第2コイルエンド部列、203 第3コイルエンド部列。

Claims (3)

  1. スロットが周方向に配列された円環状の電機子鉄心と、上記電機子鉄心に装着された電機子巻線と、上記電機子巻線のコイルエンドに配設された相間絶縁材と、を備えた回転電機の電機子において、
    上記電機子巻線は、それぞれ、絶縁被覆された導体線により構成されている複数の分布巻きのコイルを備え
    上記相間絶縁材は、厚み方向を径方向として、上記導体線の上記コイルエンドを構成する部分の、径方向に隣接する導体部間に挿入されて周方向に延びるように配設された帯状の絶縁性シート材、および上記絶縁性シート材の一面に形成され、内部に気泡群を有して径方向に隣接する上記導体部間に充填された絶縁性の緩衝材を有し、
    上記緩衝材は、上記絶縁性シート材の一面にのみ形成され、
    上記絶縁性シート材は、上記緩衝材が外側を向くように、幅方向の中央部で山折りされて、内周側シート材と外周側シート材とが径方向に積層される2層構造に構成されている回転電機の電機子。
  2. スリットが、それぞれ、上記外周側シート材の幅方向の一端から他端至るように上記外周側シート材に形成されて、周方向に複数配列されている請求項1記載の回転電機の電機子。
  3. 上記緩衝材は、発泡剤が添加された熱硬化性樹脂からなる発泡接着剤を硬化した物である請求項1又は請求項2記載の回転電機の電機子。
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