JP5936360B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents
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Description
(あ)空気調和装置の稼動時には、室外送風機による振動、騒音が生じる。
(い)車両の高速走行時には、走行風の影響により吸い込みの抵抗が増大するため、十分な風量を確保するには大型の室外送風機を搭載する必要がある。
(う)近年の車両用空気調和装置には、小型化、軽量化が求められており、大型の送風機はその要請に適さず、さらにはコストやランニングコストの面においても好ましくない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る車両用空気調和装置100の高速走行時における風流れを説明するための概略縦断面図である。図2は、車両用空気調和装置100の高速走行時における風流れを説明するための概略斜視図である。図1及び図2に基づいて、車両用空気調和装置100の高速走行時における風流れについて説明する。なお、図1及び図2を含め、以下の各図面は、模式的に描かれたものであって、本発明はそれらの図面に描かれた形態に限定されるものではない。また、図1及び図2を含め、以下の図面においては、各構成部材同士の大きさの関係を限定するものではなく、実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、車両用空気調和装置100は、室外機3と、図示しない室内機と、これらを接続する接続手段とから構成されており、室外機3に取り込む空気の風路20が形成されている車両50に設置される。室外機3は、たとえば図2に示すように車両50の床下に設置されている。室内機は、たとえば車両50の天井裏や床下等、空調対象空間となる客室に空調空気を供給できる場所に設置されている。接続手段は、冷媒配管や冷媒配管の開閉を行うバルブなどで構成されている。
図1および図2において、車両用空気調和装置100は、車両50の高速走行時において、室外熱交換器5、6に走行風2Bを導き、熱交換を行っている。すなわち、車両用空気調和装置100は、車両50が進行方向1に高速で進行する場合、車両50の前方から取り込んだ走行風2Bによって、筐体3aの底部に斜めに設置された室外熱交換器5、6において熱交換させて室外熱交換器5、6を冷却する。
図3は、車両用空気調和装置100の低速走行時における風流れを説明するための概略縦断面図である。図4は、車両用空気調和装置100の低速走行時における風流れを説明するための概略斜視図である。図3及び図4に基づいて、車両用空気調和装置100の低速走行時における風流れについて説明する。
図5は、車両用空気調和装置100の停車時における風流れを説明するための概略縦断面図である。図6は、車両用空気調和装置100の停車時における風流れを説明するための概略斜視図である。図5及び図6に基づいて、車両用空気調和装置100の停車時における風流れについて説明する。
車両用空気調和装置100は、高速走行時には室外送風機4を稼動しないため、騒音や振動を抑えることができる。また、車両用空気調和装置100は、走行風2A、2Bを利用するため室外送風機4の小型化、軽量化が可能になる。室外送風機4の小型化、軽量化が可能になれば、筐体3aの小型化、軽量化にもつながる。さらに、車両用空気調和装置100は、室外送風機4の稼動が停車時または低速走行時に限られるため、消費電力の低減にもつながる。
図7は、本発明の実施の形態2に係る車両用空気調和装置100Aの高速走行時における風流れを説明するための概略縦断面図である。図8は、車両用空気調和装置100Aの高速走行時における風流れを説明するための概略斜視図である。図9は、車両用空気調和装置100Aの停車時における風流れを説明するための概略縦断面図である。図7〜図9に基づいて、車両用空気調和装置100Aについて説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図7〜図9に示すように、車両用空気調和装置100Aの基本的な構成は、実施の形態1に係る車両用空気調和装置100と同様である。車両用空気調和装置100Aは、室外熱交換器5、6と地面との間に風路板9が設置されている点で、実施の形態1に係る車両用空気調和装置100と相違している。車両用空気調和装置100Aのそれ以外の構成については、実施の形態1に係る車両用空気調和装置100と同様である。
図7および図8において、車両用空気調和装置100Aは、車両50の高速走行時において、室外熱交換器5、6に走行風2Bを導き、熱交換を行っている。すなわち、車両用空気調和装置100Aは、車両50が進行方向1に高速で進行する場合、車両50の前方から取り込んだ走行風2Bによって、筐体3aの底部に斜めに設置された室外熱交換器5、6において熱交換させて室外熱交換器5、6を冷却する。
車両用空気調和装置100Aの低速走行時における風流れは、実施の形態1に係る車両用空気調和装置100と同様である。
図9において、車両用空気調和装置100Aは、車両50の停車時においては走行風を得られないため、室外送風機4を稼動させ、風路入口10と風路出口11の双方から外気8を取り込む。取り込まれた外気8によって、筐体3aの底部に斜めに設置された室外熱交換器5、6において熱交換させて室外熱交換器5、6を冷却する。つまり、風路入口10および風路出口11から取り込まれた外気8は、傾斜壁面7aおよび傾斜壁面7bに沿って流れ、室外熱交換器5、6を通過、熱交換し、室外送風機4により室外機3内、つまり筐体3a内に取り込まれ、車両側壁15に設けられた排出口14から排出される。このように、車両50の停車時においては、室外送風機4を稼動し、外気8のみを利用して室外熱交換器5、6を冷却する。
車両用空気調和装置100Aは、実施の形態1に係る車両用空気調和装置100と同様の効果を奏するとともに、風路板9を設けたことにより走行中に地面からの飛び石等から室外熱交換器5、6を保護することができ、補修費用が抑えられるという効果を奏する。また、車両用空気調和装置100Aは、風路板9を設けたことにより、室外熱交換器5、6に導かれた走行風2Bが、風路入口10から風路出口11に至り排出されるまで風路20外に逃げることはない。つまり、車両用空気調和装置100Aでは、走行風2Bのロスを低減でき、室外熱交換器5、6の熱交換効率を向上できる。
図10は、本発明の実施の形態3に係る車両用空気調和装置100Bの高速走行時における風流れを説明するための概略縦断面図である。図11は、車両用空気調和装置100Bの高速走行時における風流れを説明するための概略斜視図である。図10および図11に基づいて、車両用空気調和装置100Bについて説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1および2と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図10および図11に示すように、車両用空気調和装置100Bの基本的な構成は、実施の形態2に係る車両用空気調和装置100Aと同様である。なお、車両用空気調和装置100Bが風路板9Bを設置している点では、実施の形態2に係る車両用空気調和装置100Aと同様であるが、風路板9Bの構成が風路板9と相違している。車両用空気調和装置100Bのそれ以外の構成については、実施の形態1および2に係る車両用空気調和装置と同様である。
図10および図11において、車両用空気調和装置100Bは、車両50の高速走行時において、室外熱交換器5、6に走行風2Bを導き、熱交換を行っている。すなわち、車両用空気調和装置100Bは、車両50が進行方向1に高速で進行する場合、車両50の前方から取り込んだ走行風2Bによって、筐体3aの底部に斜めに設置された室外熱交換器5、6において熱交換させて室外熱交換器5、6を冷却する。
車両用空気調和装置100Bの低速走行時における風流れは、実施の形態1に係る車両用空気調和装置100と同様である。
車両用空気調和装置100Bの停車時における風流れは、実施の形態2に係る車両用空気調和装置100Aと同様である。
車両用空気調和装置100Bは、実施の形態1および2に係る車両用空気調和装置と同様の効果を奏するとともに、風路板9Bを設けたことにより走行風2Bを室外熱交換器5、6に導きやすく、さらに風路出口11から排出しやすくなり、得られる風量が増す。つまり、車両用空気調和装置100Bでは、実施の形態2に係る車両用空気調和装置100Aに比べて、走行風2Bのロスを更に低減でき、室外熱交換器5、6の熱交換効率を更に向上できる。
図12は、本発明の実施の形態4に係る車両用空気調和装置100Cの高速走行時における風流れを説明するための概略縦断面図である。図13は、車両用空気調和装置100Cの高速走行時における風流れを説明するための概略斜視図である。図12および図13に基づいて、車両用空気調和装置100Cについて説明する。なお、実施の形態4では実施の形態1〜3と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図12および図13に示すように、車両用空気調和装置100Cの基本的な構成は、実施の形態3に係る車両用空気調和装置100Bと同様である。なお、車両用空気調和装置100Cが風路板9Cを設置している点では、実施の形態3に係る車両用空気調和装置100Bと同様であるが、風路板9Cの構成が風路板9Bと相違している。車両用空気調和装置100Cのそれ以外の構成については、実施の形態3に係る車両用空気調和装置100Bと同様である。
車両用空気調和装置100Cの低速走行時における風流れは、実施の形態3に係る車両用空気調和装置100Bと同様である。
車両用空気調和装置100Cの低速走行時における風流れは、実施の形態3に係る車両用空気調和装置100Bと同様である。
車両用空気調和装置100Cの停車時における風流れは、実施の形態3に係る車両用空気調和装置100Bと同様である。
車両用空気調和装置100Cは、実施の形態1〜3に係る車両用空気調和装置と同様の効果を奏するとともに、傾斜させた風向ガイド13Cを備えた風路板9Cを設けたことにより走行風2Bをより滑らかに室外熱交換器5、6に導きやすくできる。つまり、車両用空気調和装置100Cでは、実施の形態3に係る車両用空気調和装置100Bに比べて、騒音をより低減することが可能になる。
図14は、本発明の実施の形態1〜4に係る車両用空気調和装置の構造を決定するパラメータを示した概略縦断面図である。図15は、実施の形態1〜4に係る車両用空気調和装置の風路20の高さと得られる風量との関係を説明するための説明図である。図16は、実施の形態1〜4に係る車両用空気調和装置の風路20の導入角度と得られる風量との関係を説明するための説明図である。図14〜図16に基づいて、実施の形態1〜4に係る車両用空気調和装置の風路構造について説明する。なお、ここでは、便宜的に実施の形態1に係る車両用空気調和装置100を代表として説明する。
Claims (7)
- 室外機を備え、前記室外機に取り込む空気の風路が形成されている車両に設置される車両用空気調和装置であって、
前記室外機は、
前記風路と連通する筐体と、
前記筐体の底部から前記風路に一部を突出させて対向配置された2つの室外熱交換器と、
前記筐体の内部に設置され、前記室外熱交換器に空気を供給する室外送風機と、
を備え、
前記2つの室外熱交換器は、
前記車両の走行方向に対して前後に分けて、各室外熱交換器の上端及び下端の両端部のうち、前記車両に接続される方の上端同士の幅が、他方の下端同士の幅よりも広くなるように傾斜配置され、
前記風路の導入角度が15〜35°である
ことを特徴とする車両用空気調和装置。 - 前記風路は、
前記車両の底部に形成される
ことを特徴とする請求項1に記載の車両用空気調和装置。 - 前記風路の上部壁面を風路入口および風路出口から前記室外熱交換器に向かって上昇するように傾斜させている
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用空気調和装置。 - 前記車両が所定速度以上の高速で走行している間、
前記室外送風機を停止状態にして、前記車両の走行により得られる走行風を前記風路に導いて前記室外熱交換器を通過させ、
前記車両が所定速度未満の低速で走行している間、
前記室外送風機を稼動させ、前記車両の走行により得られる走行風とともに前記室外送風機により得られる外気を前記風路に導いて前記室外熱交換器を通過させる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用空気調和装置。 - 前記車両が停止している間、
前記室外送風機を稼動させることによって、前記室外送風機により得られる外気を前記風路の前後方向から導いて前記室外熱交換器を通過させる
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用空気調和装置。 - 平板部を有する風路板を、地面と平行で前記車両の底部と略同じ高さで、前記2つの室外熱交換器の下部辺に接触する位置に設置した
ことを特徴とする請求項2、及び請求項2に従属する請求項3〜5のいずれか一項に記載の車両用空気調和装置。 - 前記風路板の走行方向の前後に風向ガイドを設けた
ことを特徴とする請求項6に記載の車両用空気調和装置。
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