JP5925783B2 - アスペルギルスフミガーツス感染症の検査、予防及び治療のための方法並びに組成物 - Google Patents
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Description
(1) 被検体から分離された生体試料における、YMAF1蛋白質の存在を検出する工程を含む、アスペルギルス フミガーツス感染症を検査するための方法。
(2) 前記YMAF1蛋白質の存在をYMAF1蛋白質に対する抗体を用いて検出する、(1)に記載の方法。
(3) YMAF1蛋白質に対する抗体を含む、アスペルギルス フミガーツス感染症を検査するための組成物。
(4) YMAF1蛋白質に対する抗体を投与する工程を含む、アスペルギルス フミガーツス感染症を予防又は治療するための方法。
(5) YMAF1蛋白質に対する抗体を含む、アスペルギルス フミガーツス感染症を予防又は治療するための組成物。
(6) 被験化合物をYMAF1蛋白質又はその一部に接触させ、YMAF1蛋白質又はその一部に結合する化合物を選択する工程を含む、アスペルギルス フミガーツス感染症の検査、予防又は治療をするための化合物のスクリーニング方法。
(7) YMAF1蛋白質中の配列番号:33に記載のアミノ酸配列からなる領域を認識する抗体。
(8) 下記(a)〜(c)のうちのいずれかに記載の抗体
(a)配列番号:1〜3に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:4〜6に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
(b)配列番号:7〜9に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:10〜12に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
(c)配列番号:13〜15に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:16〜18に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体。
(9) 下記(a)〜(c)のうちのいずれかに記載の抗体
(a)配列番号:20に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:22に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
(b)配列番号:24に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:26に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
(c)配列番号:28に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:30に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体。
後述の実施例において示す通り、YMAF1蛋白質はアスペルギルス フミガーツスの病原性ならびに胞子形成能に関与していることが本発明者らによって明らかになった。そのため、YMAF1蛋白質の存在を指標として、単にアスペルギルス フミガーツスの存在を検出することのみならず、アスペルギルス フミガーツスの病原性に起因するアスペルギルス フミガーツス感染症を検査することができる。さらに当該蛋白質はアスペルギルス フミガーツスの細胞壁に局在する蛋白質であることも明らかになり、細胞壁から解離したこの蛋白質はアスペルギルス フミガーツス感染症の患者の血清等に放出されている蓋然性が極めて高いため、YMAF1蛋白質の存在を指標として、前記検査を高い特異性および感度をもって、簡便かつ効率的に行うことができる。
(a)配列番号:1〜3に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:4〜6に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
「1B4C抗体のCDRを含む可変領域を保持する抗体」
(b)配列番号:7〜9に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:10〜12に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
「3G4FB7抗体のCDRを含む可変領域を保持する抗体」
(c)配列番号:13〜15に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:16〜18に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体。
(a)配列番号:20に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:22に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
「1B4C抗体の可変領域を保持する抗体」
(b)配列番号:24に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:26に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
「3G4FB7抗体の可変領域を保持する抗体」
(c)配列番号:28に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:30に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体。
また、本発明は、前記YMAF1蛋白質に対する抗体を含む、アスペルギルス フミガーツス感染症を検査するための組成物を提供する。本発明の検査用組成物に用いる抗体は、上記した通り、標識したものであってもよい。本発明の検査用組成物は、抗体成分の他、組成物として許容される他の成分を含むことができる。このような他の成分としては、例えば、担体、賦形剤、崩壊剤、緩衝剤、乳化剤、懸濁剤、安定剤、保存剤、防腐剤、生理食塩、標識化合物、二次抗体などが挙げられる。賦形剤としては乳糖、デンプン、ソルビトール、D−マンニトール、白糖等を用いることができる。崩壊剤としてはデンプン、カルボキシメチルセルロース、炭酸カルシウム等を用いることができる。緩衝剤としてはリン酸塩、クエン酸塩、酢酸塩等を用いることができる。乳化剤としてはアラビアゴム、アルギン酸ナトリウム、トラガント等を用いることができる。懸濁剤としてはモノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸アルミニウム、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ラウリル硫酸ナトリウム等を用いることができる。安定剤としてはプロピレングリコール、ジエチリン亜硫酸塩、アスコルビン酸等を用いることができる。保存剤としてはフェノール、塩化ベンザルコニウム、ベンジルアルコール、クロロブタノール、メチルパラベン等を用いることができる。防腐剤としてはアジ化ナトリウム、塩化ベンザルコニウム、パラオキシ安息香酸、クロロブタノール等を用いることができる。
後述の実施例において示す通り、本発明者らは、YMAF1蛋白質がアスペルギルス フミガーツスの病原性に関与し、当該蛋白質に対する抗体を投与することによって、アスペルギルス フミガーツス感染症に罹患したマウスの生存率が向上することを明らかにした。
さらに、本発明は、被験化合物をYMAF1蛋白質又はその一部に接触させ、YMAF1蛋白質又はその一部に結合する化合物を選択する工程を含む、アスペルギルス フミガーツス感染症の検査、予防又は治療をするための化合物のスクリーニング方法をも提供するものである。
アスペルギルス フミガーツスの細胞表面に発現している膜蛋白質又は分泌蛋白質をコードする遺伝子の情報を網羅的に得るためにSST−REXを実施した。
アスペルギルス フミガーツス臨床分離株MF−13の分生子をYPD培地37℃で3日間培養した。培養により分生子から菌糸体が形成され、さらに当該菌糸体を直径約5〜10mmの糸状に増殖させた。そして、アスペルギルス フミガーツスを集菌した後に、当該菌からトータル(total) RNAを調製した。そして、このトータルRNAを材料にファストトラック2.0 mRNA mRNA分離キット(FastTrack2.0 mRNA Isolation kit、invitrogen社製、#K1593−02)を用いて、mRNA 12μgを得た。次いで、スーパースクリプト(TM)チョイスシステム(SuperScript(TM) Choice System、invitorgen社製、#18090−019)を用いて、得られたmRNA3μgから2本鎖cDNAの作製を行った。
レトロウイルスベクターpMX−SSTに得られたcDNAを組み込むためにpMX−SSTベクター(Kojima T.およびKitamura T.、Nature Biotechnology、1999年、17巻、487〜490ページ 参照)5μgを制限酵素BstXIを用いて、100μlの反応系で45℃で4時間切断処理した。反応液すべてを1%アガロースゲルにて電気泳動し、ベクター部位に相当する約5000塩基の長さのDNA断片を切り出した。さらにウィザード(登録商標)SVゲル及びPCRクリーンアップシステム(Wizard(R) SV Gel and PCR Clean−Up System、promega社製、#A9282)を用いて、約5000塩基の長さのDNA断片を精製した。このようにして得られたDNA断片をpMX−SSTベクターをBstXIで制限酵素処理したものとし、これを1μl当たり50ng含む水溶液となるよう調製した。
pMX−SSTベクターを用いて構築したcDNAライブラリを大腸菌に導入して増幅を行った。cDNAライブラリに、5μgのtRNA、12.5μlの7.5M酢酸ナトリウムおよび70μlのエタノールを加え、転倒混和した後、20,400×gで30分遠心し、上清を捨て沈殿を得た。得られた沈殿に500μlの70%エタノールを加え、20,400×gで5分遠心し、上清を捨て得られた沈殿を6μlの水に溶かした。cDNAを大腸菌内で増幅させるために、そのうちの2μlを、コンピテントセル(invitrogen社製、#18920−015)23μlと混ぜ、1.8kVの条件でエレクトロポレーションを行い、1mlのSOC培地に全量を懸濁した。この作業を2回行い、大腸菌を懸濁したSOC培地を37℃で90分間、振とう培養した。その後、この培養溶液全量を、培地1ml当たりアンピシリン100μgを含むLB培地300mlに投入し、37℃で16時間、振とう培養した。なお、LB培地の組成は、トリプトン 1%(w/v)、酵母エキス 0.5%(w/v)、塩化ナトリウム 1%(w/v)である。
cDNAライブラリ由来遺伝子が組み込まれたpMX−SSTレトロウイルスベクターRNAを含むレトロウイルスを産生させるため、ウイルスパッケイジング細胞Plat−E(Morita S.ら、Gene Ther.、2000年6月、7巻、12号、1063〜1066ページ 参照)2×106個を、4mlのDMEM培地(Wako社製、#044−29765)を含む6cmディッシュに懸濁し、37℃で5%CO2の条件で24時間培養した。一方、100μlのopti−MEM(GIBCO社製、#31985070)と9μlのヒュージーン(Fugene、Roche社製、#1814443)を混ぜ、5分室温で放置後、3μgのcDNAライブラリを添加し、15分室温で放置した。cDNAライブラリを含む溶液を、培養後のPlat−E細胞に滴下し、24時間後に上清を入れ替えて同一条件で培養を続けた。さらに24時間後の上清を0.45μmのフィルターを通してろ過した。
各ウェルから得られた細胞の半分量は拡大培養して、細胞ストックとした。さらに、細胞ストックからの細胞を培養して、組み込まれたcDNA由来のペプチド分子を細胞外に発現するトランスフェクタントBa/F3細胞を、抗体作製のための免疫源細胞として、また、スクリーニング対象の細胞として用いた。各ウェルから得られた細胞の残り半分からはゲノムを抽出してシークエンスを行い、導入されたcDNA由来の遺伝子を解析した。シークエンスにおいては、得られたゲノムに対して、プライムスター マックス DNAポリメラ―ゼ(PrimeSTAR MAX DNA polymerase、TaKaRa社製、#R045A)を用いて、PCRを行った。なお、PCRには以下の配列からなるプライマーを用いた。
SST3’側−T7 5’−TAATACGACTCACTATAGGGCGCGCAGCTGTAAACGGTAG−3’(配列番号:34)
SST5’側−T3 5’−ATTAACCCTCACTAAAGGGAGGGGGTGGACCATCCTCTA−3’(配列番号:35)。
SST5’側−T3 5’−ATTAACCCTCACTAAAGGGAGGGGGTGGACCATCCTCTA−3’(配列番号:35)。
(1)発現遺伝子の同定とクローニング
実施例1のSST−REX法で得られた分泌蛋白質、膜蛋白質をコードすると考えられる遺伝子に対し、アスペルギルス フミガーツスのゲノムデータベースに記載されているアノテーション(annotation)情報などから対応遺伝子を同定した。同定された多くの遺伝子がデータベース上の情報では機能不明であったが、得られた遺伝子を含むSSTクローン数を考慮し、該遺伝子を含むSSTクローン細胞が最多数とれて、発現量が高いと考えられた遺伝子 YMAF1(YPD medium associated major antigen of Aspergillus fumigatus、SSTクローン細胞コード:ACT073−502)をターゲットとした。
クローニングしたYMAF1遺伝子をHA tagを蛋白質のC末端に付加するpADH−HA発現ベクターに挿入し、S.cerevisiaeに導入した。このように調製したS.cerevisiaeの培養上清を回収後、抗HA抗体で免疫沈降し、抗HA−抗体で分泌蛋白質を検出するウエンスタンブロットに供した。その結果、約23KDaのバンドが確認された(図2 参照)。
YMAF1遺伝子をコードする領域をpGEX−6P−1−His6a−Flagベクターにクローニングし、大腸菌で発現させて大量培養を行った。培養して得られた菌を緩衝液(50mM Tris−HCl pH7.5、100mM NaCl、10% グリセロール)に懸濁し、超音波破砕処理を施して、可溶性画分を得た。次いで、このようにして調製した可溶性画分からYMAF1とGSTとの融合蛋白質を、グルタチオン セファロース(Glutathione Sepharose)カラムにより精製した。そして、このように精製した組換え蛋白質を、ウサギによるポリクローナル抗体作製、ウエスタンブロット、サンドイッチELISAのコントロールに使用した。また、前記超音波破砕処理における不溶性画分は8M ウレアにて処理し、その可溶性画分も回収した。なお、この大腸菌の発現系においては、超音波破砕処理における可溶性画分、不溶性画分(前記8M ウレア可溶性画分)のいずれからも分子量約60KDaのYMAF1とGSTとの融合蛋白質の発現が確認された(図3および4 参照)。
(1)ポリクローナル抗体
実施例2(3)に記載のYMAF1遺伝子をクローニングしたベクターを大腸菌BL21に導入し、前記組換え蛋白質を過剰発現させて精製した。すなわち、1Lの三角フラスコにLB培地を100mL入れ、前培養した培養液のうち100分の1量をさらに加えて37℃で振とう培養を行った。次いで、O.D.600=0.7になった時点でIPTGを終濃度1mMになるよう培養液に入れ、37℃でさらに3時間の振とう培養を行った。そして、得られた大腸菌体に2mL程度のTris−HClバッファー(pH7.5)を加え、過熱せぬよう氷上でソニケーションを行った。次いで、先と同じTris−HClバッファーでペレットを洗い、再度ソニケーションを行った。この作業を3回繰り返して前記組換え蛋白質の濃縮を行った。そして、濃縮した蛋白質溶液をSDS−PAGEにて分離し、前記組換え蛋白質の部分をゲルから切り出して破砕した後、PBSバッファーに漬け、100Vで1昼夜通電し、ゲルから溶出させた。次いで、溶出した蛋白質をアミコンウルトラ(AmiconUltra、Millipore社製、カタログ番号:UFC901096)にて濃縮し、1mg/mLになるよう調製し、免疫原蛋白質とした。
免疫動物はマウスBALB/cを使用し、まず、免疫賦活剤として、TiterMax Goldを等量のPBSと混和して乳化したもの50μlをBalb/cマウスに投与した。翌日、抗原遺伝子を有するSSTクローン細胞(ACT073−502)を免疫原細胞として5×106個投与し、さらに免疫原細胞を2日おきに4回注入した。最初の免疫から約2週間後、摘出した二次リンパ組織をすりつぶし、抗体産生細胞を含む細胞集団を得た。それらの細胞と融合パートナー細胞とを混合し、ポリエチレングリコール(MERCK社製、1.09727.0100)を用いた細胞融合によりハイブリドーマを作製した。なお、融合パートナー細胞としては、マウスミエローマ細胞P3U1(P3−X63−Ag8.U1)を用いた。
YMAF1遺伝子がコードする蛋白質の機能を解析するために、アスペルギルス フミガーツスのYMAF1遺伝子破壊株並びにその相補性株を図10に示すコンストラクトに基づき作製した。なお、これらの株の作製には、ファンガル ジェネティクス ストック センター(Fungal Genetics Stock Center)から臨床分離株D141に由来するAfs35を購入して用いた。この株はakuA遺伝子が欠失されており相同組換えの頻度が高くなっている。
YMAF1遺伝子を破壊するために用いたDNA断片(YMAF1遺伝子破壊用DNA断片)については、先ず、精製したAfs35株のゲノムDNAを鋳型としてYMAF1遺伝子の5’側の非コーディング領域約500bpと3’側の非コーディング領域約500bpをPCRにて増幅し、薬剤耐性遺伝子(ハイグロマイシンチミジンキナーゼ融合蛋白質)の両側に連結してpBluescript IIへクローニングした。そして、得られたプラスミドが期待される組換え体であることをシークエンスにより確認した後、それを鋳型としてPCR法にて増幅することにより、YMAF1遺伝子破壊用DNA断片を調製した。
YMAF1遺伝子破壊株クローンd−YMAF1を用い、YMAF1遺伝子相補株(YMAF1−comp)を作製した。すなわち先ず、YMAF1遺伝子のプロモーターを含む5’領域およびYMAF1遺伝子のC末端に3xHAペプチドタグを付加し、その下流にピリチアミン(pyrithiamine)耐性遺伝子を連結したプラスミドpCR4−YMAF1comp−3HA−ptrAを作製した。そして、このプラスミドを鋳型として遺伝子導入に用いるDNA断片をPCR法によって作製し、このDNA断片をCaCl2とPEGとを用いてAfs35株に導入し、寒天培地に播き0.2μg/ml pyrithiamineにて選択し遺伝子導入株を得た。また、得られた株からRT−PCRおよびサザンハイブリダイゼーション法により、相補株を同定した。得られた結果を図11および図12に示す。
先ず、アスペルギルス最少(AMM)培地、SD培地、PDA培地、YPD培地、Spider培地およびYG培地、ならびにそれらにウシ新生仔血清を10%加えた寒天培地を調製した。
YMAF1蛋白質の局在についての解析するために、先ずウエスタンブロットを行った。すなわち、最少培地AMMにて37℃で培養した各菌体(Afs35、d−YMAF1、YMAF1−comp)を液体窒素で凍結し破砕後、50mM Tris−HCl(pH7.5)、100mM NaCl、10% グリセロールおよびプロテアーゼ阻害剤(Roche社製)に懸濁した。次いで、この懸濁液を遠心にかけ、得られた上清を細胞粗抽出液とし、得られた沈殿物を細胞壁等(細胞壁、細胞膜およびペリプラズム)の画分として調製した。そして、これらをSDS−PAGEに供し、次いで、抗YMAF1ポリクローナル抗体を用いたウエスタンブロット法により、YMAF1蛋白質を検出した。得られた結果を図19に示す。
YMAF1蛋白質とアスペルギルスマウス感染症との関連性を調べるために、親株Afs35、YMAF1遺伝子欠損株、YMAF1遺伝子相補株 5x106個の胞子をそれぞれ7個体のICRマウスの気管支に投与し、生存率を調べた。得られた結果を図22に示す。
実験的マウスアスペルギルス症(侵襲性アスペルギルスモデルマウス)を用いて、抗体を用いた治療効果を検証した。すなわち、先ずICRマウス(8週齢、雌)に菌接種の前日、当日、1日後にそれぞれ酢酸コルチゾン200μg/kg 皮下投与し免疫抑制の前処理を行った。そして、このモデルマウスにA.Fummigatus MF13株の胞子サスペンド1X108/ml 50μlを気管内投与した。菌接種の翌日に1個体あたり抗YMAF1モノクローナル抗体(4B6M2GK抗体)150μgをこのモデルマウスに投与し、生存率の推移を検証した。得られた結果を図23に示す。
YMAF1蛋白質を標的としたアスペルギルス感染症の診断に好適に用いることができる、YMAF1サンドイッチELISA系の構築を試みた。
得られた結果を図26および図27に示す。
1B4C、2G11GB5、3G4FB7、4B6M2GKモノクローナル抗体の各可変領域の遺伝子配列を明らかにするため、1B4C、2G11GB5、3G4FB7、4B6M2GK抗体産生細胞ハイブリドーマ細胞2×106をトリゾール(Trizol、invitrogen社製、#15596−026)1mlに懸濁して5分放置し、クロロフォルムを200μl添加して、15秒間懸濁した後、12,000×gで15分間遠心し、上清を得た。この上清と500μlイソプロパノールとを混合した後、12,000×gで10分間遠心した。得られたペレットを80%エタノールで洗浄し、トータルRNAを得た。そして、その全量を20μlの水で溶かし、そのうち、トータルRNA 5μg分の溶液を使用して、SuperScript(TM) Choice Systemを用いて、トータルRNAから2本鎖cDNAを作製した。得られた2本鎖cDNAにエタノール沈殿処理を施した後、LigationHighを用いて2本鎖cDNAの5’末端と3’末端とを結合させ、そのうち1μlを鋳型としてPCRを行った。プライマーとしては、重鎖と軽鎖の定常領域に対して設計したものを使用した。プライマーの配列は、次の通りである。
<1B4C>
重鎖5’側 GATACCCTGGATGACTTCAG(配列番号:36)
重鎖3’側 CTCTCAGCATGGAAGGACAG(配列番号:37)
<2G11GB5および3G4FB7>
重鎖5’側 AGGGTACAGTCACCAAGCTG(配列番号:38)
重鎖3’側 TGCATGAGGCTCTCCATAAC(配列番号:39)
<4B6M2GK>
重鎖5’側 TGGACAGGGATCCAGAGTTC(配列番号:40)
重鎖3’側 CTGCTCTGTGTTACATGAGG(配列番号:41)
<共通>
軽鎖5’側 CACTGCCATCAATCTTCCAC(配列番号:42)
軽鎖3’側 TGTCAAGAGCTTCAACAGGA(配列番号:43)。
1B4C、3G4FB7(2G11GB5)、4B6M2GKモノクローナル抗体のエピトープを特定するために、鎖長の異なる数種のYMAF1ポリペプチドを発現するBa/F3細胞を作製し、抗体との反応性を評価した。
フォワードプライマー(配列番号:44):GCACTCCGTTCTGGATAATG
リバースプライマー(Rに付加した数字は、増幅産物がコードするポリペプチドの鎖長を意味する)
R33(配列番号:45):TTTTCCTTTTGCGGCCGCCCCGGCGGGCGCTGTTGTCTGCGCAGGAGG
R63(配列番号:46):TTTTCCTTTTGCGGCCGCTGTGGTCGTGGGGCTGGGCTCCTCGTCACG
R93(配列番号:47):TTTTCCTTTTGCGGCCGCGTAGTGACCATAGTCCCCATATTGACCATA
R123(配列番号:48):TTTTCCTTTTGCGGCCGCATATTGACCATAGTTTCCGTAGTTTGCTGG
R153(配列番号:49):TTTTCCTTTTGCGGCCGCGCCGTAGTCGGCGGGAGTGGGAGAGGGAGT
R183(配列番号:50):TTTTCCTTTTGCGGCCGCGGTGGTAGTCGTGCGAGGCTCGTCGTCTCT。
SST3’側 5’−GGCGCGCAGCTGTAAACGGTAG−3’(配列番号:51)
SST5’側 5’−CGGGGGTGGACCATCCTCTA−3’(配列番号:52)。
<223> 4B6M2K抗体 軽鎖可変領域 CDR1
配列番号2
<223> 4B6M2K抗体 軽鎖可変領域 CDR2
配列番号3
<223> 4B6M2K抗体 軽鎖可変領域 CDR3
配列番号4
<223> 4B6M2K抗体 重鎖可変領域 CDR1
配列番号5
<223> 4B6M2K抗体 重鎖可変領域 CDR2
配列番号6
<223> 4B6M2K抗体 重鎖可変領域 CDR3
配列番号7
<223> 1B4C抗体 軽鎖可変領域 CDR1
配列番号8
<223> 1B4C抗体 軽鎖可変領域 CDR2
配列番号9
<223> 1B4C抗体 軽鎖可変領域 CDR3
配列番号10
<223> 1B4C抗体 重鎖可変領域 CDR1
配列番号11
<223> 1B4C抗体 重鎖可変領域 CDR2
配列番号12
<223> 1B4C抗体 重鎖可変領域 CDR3
配列番号13
<223> 3G4FB7抗体 軽鎖可変領域 CDR1
配列番号14
<223> 3G4FB7抗体 軽鎖可変領域 CDR2
配列番号15
<223> 3G4FB7抗体 軽鎖可変領域 CDR3
配列番号16
<223> 3G4FB7抗体 重鎖可変領域 CDR1
配列番号17
<223> 3G4FB7抗体 重鎖可変領域 CDR2
配列番号18
<223> 3G4FB7抗体 重鎖可変領域 CDR3
配列番号19
<223> 4B6M2K抗体 軽鎖可変領域 cDNA
配列番号21
<223> 4B6M2K抗体 重鎖可変領域 cDNA
配列番号23
<223> 1B4C抗体 軽鎖可変領域 cDNA
配列番号25
<223> 1B4C抗体 重鎖可変領域 cDNA
配列番号27
<223> 3G4FB7抗体 軽鎖可変領域 cDNA
配列番号29
<223> 3G4FB7抗体 重鎖可変領域 cDNA
配列番号34〜52
<223> 人工的に合成されたプライマーの配列
Claims (4)
- YMAF1蛋白質に対する抗体を含む、アスペルギルス フミガーツス感染症を検査するための組成物。
- 前記抗体が、YMAF1蛋白質中の配列番号:33に記載のアミノ酸配列からなる領域を認識する抗体である、請求項1に記載の組成物。
- 前記抗体が、下記(a)〜(c)のうちのいずれかに記載の抗体である、請求項1に記載の組成物
(a)配列番号:1〜3に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:4〜6に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
(b)配列番号:7〜9に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:10〜12に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
(c)配列番号:13〜15に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:16〜18に記載のアミノ酸配列又は該アミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体。 - 前記抗体が、下記(a)〜(c)のうちのいずれかに記載の抗体である、請求項1に記載の組成物
(a)配列番号:20に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:22に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
(b)配列番号:24に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:26に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体
(c)配列番号:28に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域と、配列番号:30に記載のアミノ酸配列若しくは該アミノ酸配列からシグナル配列が除去されたアミノ酸配列、又はこれらのアミノ酸配列の少なくともいずれかにおいて、1若しくは複数のアミノ酸が置換、欠失、付加および/または挿入されたアミノ酸配列を含む重鎖可変領域とを保持し、YMAF1蛋白質に結合する抗体。
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