JP5887939B2 - ヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法及び製造装置 - Google Patents
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Description
この製造方法では、まずセラミックス基板の一方の面にAl−Si系等のろう材を介して回路層を積層し、セラミックス基板の他方の面にろう材を介して金属層を積層して、これを積層方向に加圧するとともに加熱し、セラミックス基板と回路層及び金属層とを接合する。
次に、金属層のセラミックス基板が接合されている面とは反対側の面に、ろう材を介してヒートシンクの天板部を積層し、積層方向に加圧するとともに加熱して、金属層とヒートシンクとを接合するようにしている。
一方、金属層とヒートシンクとの間の接合方法としては、特許文献3に記載されているようにフラックスをろう材面に塗布してろう材面の酸化物を除去し、非酸化性雰囲気中で加熱して接合するろう付け法の適用が検討されている。
隙間を10μm以上200μm以下に設定することで、金属層の側面部との間に、その金属層とヒートシンクとの接合時に流出するフラックスを収納することができる。なお、この隙間は、確実にフラックスを収納する観点から20μm以上50μm以下がより望ましい。
フラックスは金属層に設けられた溝に沿って流れ易いため、少なくとも溝の長手方向端部に配置される側面部に対向するように隙間を設けておくことで、セラミックス基板と金属層との接合部にフラックスが侵入することを防止することができる。
なお、金属層の接合面に溝を形成しておくことで、接合面の表面積を増やすことができるので、金属層とヒートシンクとの接合信頼性を高めることができる。
ガイド枠に切欠部を設けておくことで、金属層とヒートシンクとの接合時に、接合部の周縁部においてフラックスの流動を確保する空間を設けることができ、これら接合部の周縁部に溶融ろう材が供給され、接合部の周縁部にフィレット形状を形成して金属層とヒートシンクとを接合することができる。このように、フィレット形状の形成を阻害することがないため、金属層とヒートシンクとの接合信頼性を高めることができる。
ガイド枠にフラックスと反応する部材を用いることで、セラミックス基板と金属層との接合部へフラックスが到達する前に、フラックスを反応させてセラミックス基板と金属層との接合部の剥離を確実に防止することができる。
また、本発明のパワーモジュール用基板の製造装置において、前記ガイド枠は、カーボン又はTiO2若しくはSiO2により形成されているとよい。
図1は、本発明のヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法により製造されるヒートシンク付きパワーモジュール用基板3を用いたパワーモジュール1を示している。この図1のパワーモジュール1は、ヒートシンク付きパワーモジュール用基板3と、パワーモジュール用基板3の表面に搭載された半導体チップ等の電子部品4とから構成される。
また、回路層6及び金属層7は、純度99.00質量%以上のアルミニウム(いわゆる2Nアルミニウム)を用いることができる。特に、純度99.90質量%以上のアルミニウムが望ましく、JIS規格では、1N90(純度99.90質量%以上:いわゆる3Nアルミニウム)又は1N99(純度99.99質量%以上:いわゆる4Nアルミニウム)を用いることができる。なお、回路層6及び金属層7には、アルミニウムの他、アルミニウム合金、銅及び銅合金を用いることもできる。
なお、パワーモジュール用基板30は、回路層6の裏面とセラミックス基板2の表面、及び金属層7の表面とセラミックス基板2の裏面を、それぞれろう材を挟んで当接させ、これら積層したセラミックス基板2と回路層6及び金属層7とを厚さ方向に加圧しながら加熱することによりろう付けして形成することができる。
また、これら回路層6及び金属層7は、プレス加工により所望の外形に打ち抜いたものをセラミックス基板2に接合するか、あるいは平板状のものをセラミックス基板2に接合した後に、エッチング加工により所望の外形に形成するか、いずれの方法も採用することができる。
第1実施形態のヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造装置100は、セラミックス基板2の一方の面に回路層6及び他方の面に金属層7が接合されたパワーモジュール用基板30とヒートシンク5とを接合して、ヒートシンク付きパワーモジュール用基板3を製造する装置である。この製造装置100は、図2に示すように、パワーモジュール用基板30を構成する金属層7とヒートシンク5とを積み重ねた状態で面方向に位置決めするガイド枠10と、そのガイド枠10により位置決めされたパワーモジュール用基板30及びヒートシンク5を厚さ方向に加圧する加圧手段20(図2では矢印で示す。)とを備える。
さらに、ガイド枠10は、カーボンの基材にTiO2又はSiO2がコーティングされていることがより望ましい。フラックスがTiO2又はSiO2に接触することによって、フラックスが不活性化し、セラミックス基板2と金属層7との接合部に侵食することを防止することができる。
セラミックス基板2の両面にろう材を介して回路層6及び金属層7を重ね合わせ加圧するとともに加熱し接合することによりパワーモジュール用基板30を形成した後、このパワーモジュール用基板30の金属層7とヒートシンク5とをフラックスを用いたろう付け法により接合する。
フラックスを用いたろう付け法は、ろう材面にフッ化物系のフラックスを塗布して、非酸化性雰囲気中で加熱することにより、ろう付けする方法である。ろう材には、例えばAl‐Si系の合金のろう材が使用される。また、フラックスには、KAlF4、K2AlF5、K3AlF6等が用いられ、これらのフラックスがはんだ表面の酸化物を除去する働きをする。
第2実施形態では、図8に示すように、予め金属層70のヒートシンク5との接合面に複数の溝71が形成されている。
この場合、金属層70とガイド枠10Aとの間に設ける隙間15は、金属層70の四方に配置される側面部70cのうち、少なくとも溝71の長手方向端部に位置する側面部72に対向する位置に設けておけばよい。フラックスは、金属層70に設けられた溝71に沿って流れ易いため、少なくとも溝71の長手方向端部に配置される側面部72に対向するように隙間を設けておくことで、セラミックス基板2と金属層70との接合部にフラックスが侵入することを防止することができる。
また、金属層70の接合面に溝71を形成しておくことで、接合面の表面積を増やすことができるので、金属層70とヒートシンク5との接合信頼性を高めることができ、好適である。
その他の構成は、第1実施形態のものと同じであり、共通部分に同一符号を付して説明を省略する。
2 セラミックス基板
2a 側面部
3 ヒートシンク付きパワーモジュール用基板
4 電子部品
5 ヒートシンク
5b 側面部
6 回路層
7,70 金属層
7c,70c 側面部
8 はんだ接合層
10,10A ガイド枠
11 ガイドフレーム
12a 上側内周面
13b 下側内周面
14c 中央内周面
15 隙間
16 切欠部
17 爪部
18 フィレット形状
20 加圧手段
30 パワーモジュール用基板
71 溝
72 溝の長手方向端部に位置する側面部
100,200 パワーモジュール用基板の製造装置
Claims (8)
- セラミックス基板に金属層が接合されたパワーモジュール用基板の前記金属層とヒートシンクとをフラックスを用いたろう付けにより接合するヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法であって、前記金属層と前記ヒートシンクとを積み重ねた状態で面方向に位置決めするガイド枠の内面に、前記金属層の側面部との間に、前記金属層と前記ヒートシンクとの接合時に流出するフラックスを収納可能な隙間を設けておき、前記金属層及び前記ヒートシンクを加熱することにより接合することを特徴とするヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法。
- 前記隙間が10μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項1記載のヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法。
- 予め前記金属層の前記ヒートシンクとの接合面に複数の溝を形成しておき、前記隙間を、前記金属層の側面部のうち、少なくとも前記溝の長手方向端部に位置する側面部に対向する位置に設けておくことを特徴とする請求項1又は2に記載のヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法。
- 前記ガイド枠には、前記金属層と前記ヒートシンクとの接合部の周縁部に、前記隙間より大きい空間を形成する切欠部が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法。
- 前記ガイド枠は、カーボン、TiO2又はSiO2により形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造方法。
- セラミックス基板に金属層が接合されたパワーモジュール用基板とヒートシンクとをフラックスを用いたろう付け法により接合して、ヒートシンク付きパワーモジュール用基板を製造する装置であって、前記パワーモジュール用基板を構成する金属層とヒートシンクとを積み重ねた状態で面方向に位置決めするガイド枠と、該ガイド枠により位置決めされたパワーモジュール用基板及びヒートシンクを加圧する加圧手段とを備え、前記ガイド枠の内面には、前記金属層の側面部との間に、前記金属層と前記ヒートシンクとの接合時に流出するフラックスを収納可能な隙間を有しており、前記ガイド枠には、前記金属層と前記ヒートシンクとの接合部の周縁部に、前記隙間より大きい空間を形成する切欠部が設けられていることを特徴とするヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造装置。
- 前記隙間が10μm以上200μm以下であることを特徴とする請求項6記載のヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造装置。
- 前記ガイド枠は、カーボン、TiO2又はSiO2により形成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のヒートシンク付きパワーモジュール用基板の製造装置。
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