JP5854917B2 - 空気調和装置 - Google Patents
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Description
また、風路内には第一熱交換器、デシカント材、及び第二熱交換器が直列に配置された構成であり、除湿運転において冷凍サイクルは、第一熱交換器が凝縮器として機能し、かつ第二熱交換器が露点より高い温度の蒸発器として機能する第一運転モードと、第一熱交換器が蒸発器として機能し、かつ第二熱交換器が凝縮器として機能する第二運転モードとを交互に行うように制御される。このため、風路の切り換えが不要であるので、装置構造の簡素化が可能であり、よりコンパクトで低コストの空気調和装置を得ることができる。
また、第二熱交換器が蒸発器として機能する第一運転モードでは、第二熱交換器が露点温度よりも高くなるように冷凍サイクルが運転されるので、第二熱交換器には結露水が付着しない。したがって、例えば、第二熱交換器の下側にデシカント材及び第一熱交換器を配置して略直線状の風路構成とすることが可能であり、このようにすることで装置構造が簡素化され、コンパクトで低コストの空気調和装置を得ることができる。
図1は、実施の形態1に係る空気調和装置の構成を説明する図である。空気調和装置1は、縦長の筐体9を備えている。筐体9の内部には、圧縮機2、流路切り換え装置である四方弁3、第一熱交換器4、減圧装置である膨張弁5、第二熱交換器6が設けられており、これらが冷媒配管で環状に接続されて冷媒回路30を構成している。本実施の形態1の空気調和装置1は、空調対象となる部屋の床に載置されるいわゆる床置きタイプの空気調和装置である。
第一熱交換器4は、水平もしくは高低差が生じるように斜めに傾けられた状態で、筐体9内に配置されている。第二熱交換器6は、第一熱交換器4と略平行に配置されている。
まず、風路31内には、空気流れ上流側から順に、第一熱交換器4、デシカントブロック7、及び第二熱交換器6が、略直列に高さ方向に並べて配置されており、これらのさらに空気流れ下流側に、送風機8が設置されている。これらの部材の配置を筐体9の高さ方向でみると、上側から順に、送風機8、第二熱交換器6、デシカントロータ7、及び第一熱交換器4が設置されている。風路31への空気の入口は筐体9に設けられた吸込口9aであり、風路31からの空気の出口は吹出口9bである。なお、吸込口9aから第一熱交換器4に至る風路31の一部がなるべくまっすぐな経路となるように、吸込口9aは、第一熱交換器4の少なくとも一部よりも下側に開口しているのが望ましい。
次に、空気調和装置1の除湿運転動作を説明する。本実施の形態1の空気調和装置1の除湿運転においては、四方弁3の流路切り換えによって第一運転モード、第二運転モードという2つの運転モードを実現する。以下、順に説明する。
第一運転モードは、図1の実線方向に四方弁3によって流路が切り換えられた状態で行う。
第一運転モードにおける冷凍サイクルの動作は以下のようになる。
圧縮機2により低圧のガスが吸入され、この吸入されたガスは圧縮されて高温かつ高圧のガスとなり、圧縮機2により吐出される。圧縮機2により吐出された冷媒は四方弁3を経て、第一熱交換器4に流入する。第一熱交換器4に流入した冷媒は、風路31を流れる空気に放熱し、空気を加熱しながら冷媒そのものは冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒となって第一熱交換器4から流出する。第一熱交換器4から流出した液冷媒は、膨張弁5で減圧され、低圧の二相冷媒となる。その後冷媒は第二熱交換器6に流入し、風路31を流れる空気から吸熱し、空気を冷却しながら冷媒そのものは加熱されて蒸発し、低圧のガスとなる。その後冷媒は四方弁3を経て圧縮機2に吸入される。
次に、第一運転モードにおける空気の動きについて、図2に基づいて説明する。
図2は、実施の形態1に係る第一運転モードにおける空気の状態変化を説明する空気湿り線図である。図2の縦軸は空気の絶対湿度、横軸は空気の乾球温度である。また図2の曲線Pは飽和空気を示すもので、飽和空気における相対湿度は100%である。
第二運転モードは、図1の破線方向に四方弁3によって流路が切り換えられた状態で行う。
第二運転モードにおける冷凍サイクルの動作は以下のようになる。
圧縮機2により低圧のガスが吸入され、この吸入されたガスは圧縮されて高温かつ高圧のガスとなり、圧縮機2により吐出される。圧縮機2により吐出された冷媒は四方弁3を経て、第二熱交換器6に流入する。第二熱交換器6に流入した冷媒は、風路31を流れる空気に放熱し、空気を加熱しながら冷媒そのものは冷却されて凝縮し、高圧の液冷媒となって第二熱交換器6から流出する。第二熱交換器6から流出した液冷媒は、膨張弁5で減圧され、低圧の二相冷媒となる。その後冷媒は第一熱交換器4に流入し、風路31を流れる空気から吸熱し、空気を冷却しながら冷媒そのものは加熱されて蒸発し、低圧のガスとなる。その後冷媒は四方弁3を経て、圧縮機2に吸入される。
次に第二運転モードにおける空気の動きについて、図3に基づいて説明する。
図3は、実施の形態1に係る第二運転モードにおける空気の状態変化を説明する空気湿り線図である。図3の縦軸は空気の絶対湿度、横軸は空気の乾球温度である。また図3の曲線Pは飽和空気を示すもので、飽和空気における相対湿度は100%である。
なお、第一熱交換器4のフィンの表面に、撥水加工を施してもよい。このようにすると、第一熱交換器4のフィンの表面における水分の滑落性を向上させることができる。特に、第一熱交換器4を水平に設けた場合には、フィンの表面に撥水加工を施すことで、第一熱交換器4のフィン間に水分が保持されるのを抑制することができる。
仮に、第一熱交換器4が蒸発器として機能する第二運転モードにおいて第一熱交換器4のフィンに付着した水分(結露水)が、フィンに保持されたままの状態であると、第一運転モードに移行したときに第一熱交換器4(凝縮器)に保持された水分が蒸発して、空気を加湿するおそれがある。しかし、上述のような構成を採用して第一熱交換器4のフィンに付着した水分の滑落性を向上させることで、第一熱交換器4が凝縮器として機能するときに空気を加湿するのを抑制することができる。
よって、除湿運転を開始するときに温湿度センサ13によって得た吸込空気の状態により、実際の吸込空気の相対湿度を求める。そして、その実際の吸込空気の相対湿度が基準相対湿度より高い場合は、第一運転モードの運転時間を第一運転モード対応の基準運転時間より長くし、逆に第二運転モードの運転時間を第二運転モード対応の基準運転時間より短くする。一方、実際の吸込空気の相対湿度が基準相対湿度よりも低い場合は、第一運転モードの運転時間を第一運転モード時間対応の基準運転時間より短くし、逆に第二運転モード時間の運転時間を第二運転モード対応の基準運転時間より長くする。このようにすることで、除湿運転において、空気調和装置1の周囲の空気の状態に応じてデシカントブロック7における水分の吸着と脱着を効率よく行うことができる。
本実施の形態2では、デシカントブロックの着脱構造を説明する。本実施の形態2では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。また、本実施の形態2は、後述の実施の形態3と組み合わせ可能である。
図4に示すように、筐体9の壁には、点検窓9cが設けられている。点検窓9cは、筐体9の壁において、デシカントブロック7、第一熱交換器4、及び第二熱交換器6を筐体9の外部から点検可能な位置及び大きさで開口している。また、点検窓9cには、着脱可能な窓板9dが取り付けられている。ユーザーは、この窓板9dを取り外すと、デシカントブロック7、第一熱交換器4、及び第二熱交換器6を点検し、またデシカントブロック7を筐体9内から取り出すことができ、メンテナンスが容易である。
前述の実施の形態1では、床置きタイプの空気調和装置を説明したが、本実施の形態3では、空調対象となる部屋の壁や天井に設置される空気調和装置の構成例を説明する。本実施の形態3では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
なお、図示しないが、制御装置14は、天吊筐体20または機械室ユニット25に設置されている。
Claims (7)
- 圧縮機、流路切換装置、第一熱交換器、減圧装置、及び第二熱交換器が順次冷媒配管で接続された冷凍サイクルと、
吸込口と吹出口が形成され、内部に前記吸込口と前記吹出口とを結ぶ風路を有する筐体と、
前記筐体の外の空気を前記吸込口から前記風路内に吸い込む送風機と、
前記風路内に設けられたデシカント材とを備え、
前記風路内には、空気流れの上流側から順に、水平状態もしくは高低差が生じるように傾斜した状態の前記第一熱交換器、前記デシカント材、及び前記第一熱交換器と略平行に配置された前記第二熱交換器が設けられており、
前記冷凍サイクルは、除湿運転において、
前記第一熱交換器が凝縮器として機能し、かつ前記第二熱交換器が露点より高い温度の蒸発器として機能する第一運転モードと、
前記第一熱交換器が蒸発器として機能し、かつ前記第二熱交換器が凝縮器として機能する第二運転モードとを交互に行うように制御される
ことを特徴とする空気調和装置。 - 前記デシカント材は、着脱可能に設置されており、
前記筐体には、前記デシカント材を出し入れ可能な点検窓が設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。 - 前記第一熱交換器、前記デシカント材、及び前記第二熱交換器は、高さ方向に並べて配置されている
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の空気調和装置。 - 前記吸込口は、前記第一熱交換器の少なくとも一部よりも下側に開口している
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記第一熱交換器の下側に設けられ、前記筐体の内部を前記風路が形成された風路室と機械室とに区画するドレンパンを備え、
前記機械室内に、前記圧縮機及び前記流路切換装置が配置されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記筐体とは別に設けられた機械室筐体を備え、
前記機械室筐体内に、前記圧縮機及び前記流路切換装置が配置されている
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記吸込口に吸い込まれる吸込空気の温湿度を検出する温湿度センサを備え、
前記温湿度センサの検出値によって得られる前記吸込空気の相対湿度が基準となる相対湿度より高いほど、前記第一運転モードの運転時間を基準となる運転時間より長くするとともに前記第二運転モードの運転時間を基準となる運転時間より短くし、
相対湿度が基準となる相対湿度より低いほど、前記第一運転モードの運転時間を基準となる運転時間より短くするとともに前記第二運転モードの運転時間を基準となる運転時間より長くする
ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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