JP5849526B2 - 非水電解液、リチウムイオン二次電池、及び、モジュール - Google Patents
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Description
しかし、本発明者らが上記課題を解決するために種々の検討を重ねた結果、特定の含フッ素化合物を含有した非水電解液とすることにより、意外にも上記課題が解決できることを見いだし、本発明を完成させるに至った。
H(CX1X2CX3X4)n(CH2)mOH (1)
(式中、X1、X2、X3及びX4は、同じか又は異なり、−F、−CF3、−OCF3又は−Hであり、X1、X2、X3及びX4のうち少なくとも一つが−Fであり、nは0〜10の整数であり、mは1〜6の整数である)、
F(CX5X6)n(CH2)mOH (2)
(式中、X5及びX6は、同じか又は異なり、−F又は−Hであり、nは0〜10の整数であり、mは1〜6の整数である)、
C3F7O(CFCF3CF2O)nCFCF3(CH2)mOH (3)
(式中、nは0〜20の整数であり、mは1又は2である)、
C3F7O(CFCF3CF2O)nCFCF3COOH (4)
(式中、nは0〜20の整数である)、
OH(CH2)m(CF2CF2)n(CH2)mOH (5)
(式中、nは1〜10の整数であり、mは1〜6の整数である)、
[HO(CH2)lCFCF3(OCF2CFCF3)nO(CF2CF2)m]2O (6)
(式中、lは1又は2であり、nは0〜20の整数であり、mは1〜10の整数である)、
(CFX7X8)2CHOH (7)
(式中、X7及びX8は、同じか又は異なり、−F又は−Hである)
H(CX1X2CX3X4)n(CH2)mOH (1)
(式中、X1、X2、X3及びX4は、同じか又は異なり、−F、−CF3、−OCF3又は−Hであり、X1、X2、X3及びX4のうち少なくとも一つが−Fであり、nは0〜10の整数であり、mは1〜6の整数である)、
F(CX5X6)n(CH2)mOH (2)
(式中、X5及びX6は、同じか又は異なり、−F又は−Hであり、nは0〜10の整数であり、mは1〜6の整数である)、
C3F7O(CFCF3CF2O)nCFCF3(CH2)mOH (3)
(式中、nは0〜20の整数であり、mは1又は2である)、
C3F7O(CFCF3CF2O)nCFCF3COOH (4)
(式中、nは0〜20の整数である)、
OH(CH2)m(CF2CF2)n(CH2)mOH (5)
(式中、nは1〜10の整数であり、mは1〜6の整数である)、
[HO(CH2)lCFCF3(OCF2CFCF3)nO(CF2CF2)m]2O (6)
(式中、lは1又は2であり、nは0〜20の整数であり、mは1〜10の整数である)、
(CFX7X8)2CHOH (7)
(式中、X7及びX8は、同じか又は異なり、−F又は−Hである)
X1、X2、X3及びX4は、高電圧でも安定である点で、少なくとも1つがフッ素原子である。
nは、結晶化しにくく溶解性が良好である点で、2以上の整数が好ましく、8以下の整数であることが好ましい。
X5及びX6は、高電圧でも安定である点で、いずれもフッ素原子であることが好ましい。
nは、結晶化しにくく溶解性が良好である点で、2以上の整数が好ましく、8以下の整数であることが好ましい。
nは、電解液に対する溶解性が良好である点で、2以上の整数が好ましく、10以下の整数であることが好ましい。
nは、電解液に対する溶解性が良好となる点で、2以上の整数が好ましく、10以下の整数であることが好ましい。
nは、電解液に対する溶解性が良好である点で、1〜6の整数であることが好ましい。
電解液に対する溶解性が良好である点で、nは、1以上の整数が好ましく、10以下の整数であることが好ましい。mは、1〜6の整数であることが好ましい。
X7及びX8は、高電圧でも安定である点で、いずれもフッ素原子であることが好ましい。
これらのカーボネートを更に含むことにより、電池特性を向上させることができる。
上記非フッ素化環状カーボネートとして、上述した化合物の1種を用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
上記非フッ素化鎖状カーボネートとして、上述した化合物の1種を用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
非フッ素化環状カーボネートの割合が小さすぎると、溶媒全体の誘電率が低下し、電池特性を損なうおそれがある。
上記電解質塩としては、二次電池用の電解液に使用することができる任意のものを用いることができるが、なかでも、リチウム塩が好ましい。
上記リチウム塩としては、例えば、LiClO4、LiPF6及びLiBF4等の無機リチウム塩;LiCF3SO3、LiN(CF3SO2)2、LiN(C2F5SO2)2、LiN(CF3SO2)(C4F9SO2)、LiC(CF3SO2)3、LiPF4(CF3)2、LiPF4(C2F5)2、LiPF4(CF3SO2)2、LiPF4(C2F5SO2)2、LiBF2(CF3)2、LiBF2(C2F5)2、LiBF2(CF3SO2)2、LiBF2(C2F5SO2)2、リチウムジフルオロ(オキサレート)ボレート〔LiFOB〕、リチウムビス(オキサレート)ボレート〔LiBOB〕、式:LiPFa(CnF2n+1)6−a(式中、aは0〜5の整数であり、nは1〜6の整数である)で表される塩等の含フッ素有機酸リチウム塩等が挙げられる。これらは、単独又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
上記電解質塩の濃度は、0.9モル/リットル以上がより好ましく、1.5モル/リットル以下がより好ましい。
このような化合物を含有することにより、電極界面の安定性が向上し、電池特性を向上させることができる。
なかでも、電池特性がより良好となる点で、ポリエチレンオキシドモノオールとポリエチレンオキシドジオールの混合物、及び、ポリエチレンカルボン酸とポリエチレンジカルボン酸の混合物であることが好ましい。
上記重量平均分子量は、パーミエーションゲルクロマトグラフィー(GPC)法によるポリスチレン換算により測定することができる。
上記ポリエチレンオキシドの含有量は、5×10−6mol/kg以上であることがより好ましい。
上記フッ素化環状カーボネートは、フッ素原子が付加した環状カーボネートであり、具体的には、例えば、フルオロエチレンカーボネート、ジフルオロエチレンカーボネート等を挙げることができる。
上記環状スルホン酸化合物としては、例えば、1,3−プロパンスルトン、1,4−ブタンスルトン、1,3−プロペンスルトン等が挙げられる。
なかでも、高温特性を向上させることができる点で、本発明の非水電解液は、1,3−プロパンスルトン、1,4−ブタンスルトンを含有することが好ましい。
Rf1COO−M+ (7)
(式中、Rf1は炭素数3〜10のエーテル結合を含んでいてもよい含フッ素アルキル基;M+はLi+、Na+、K+又はNHR’3 +(R’は同じか又は異なり、いずれもH又は炭素数が1〜3のアルキル基)である)で表される含フッ素カルボン酸塩や、下記式(8):
Rf2SO3 −M+ (8)
(式中、Rf2は炭素数3〜10のエーテル結合を含んでいてもよい含フッ素アルキル基;M+はLi+、Na+、K+又はNHR’3 +(R’は同じか又は異なり、いずれもHまたは炭素数が1〜3のアルキル基)である)で表される含フッ素スルホン酸塩等が好ましい。
上記過充電防止剤の含有量は、過充電等の場合に電池の破裂や発火を防止できる点で、非水電解液中0.1〜5質量%であることが好ましい。
フッ酸の含有量は、0.5ppm以上がより好ましく、50ppm以下がより好ましく、30ppm以下が更に好ましい。
フッ酸の含有量は、中和滴定法により測定することができる。
以下に、本発明の非水電解液を用いた電池の例として、リチウムイオン二次電池について説明する。このような本発明の非水電解液を備えたリチウムイオン二次電池もまた、本発明の一つである。
上記リチウム含有遷移金属複合酸化物としては、例えば、
式(9):LiaMn2−bM1 bO4(式中、0.9≦a;0≦b≦1.5;M1はFe、Co、Ni、Cu、Zn、Al、Sn、Cr、V、Ti、Mg、Ca、Sr、B、Ga、In、Si及びGeよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属)で表されるリチウム・マンガンスピネル複合酸化物、
式(10):LiNi1−cM2 cO2(式中、0≦c≦0.5;M2はFe、Co、Mn、Cu、Zn、Al、Sn、Cr、V、Ti、Mg、Ca、Sr、B、Ga、In、Si及びGeよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属)で表されるリチウム・ニッケル複合酸化物、又は、
式(11):LiCo1−dM3 dO2(式中、0≦d≦0.5;M3はFe、Ni、Mn、Cu、Zn、Al、Sn、Cr、V、Ti、Mg、Ca、Sr、B、Ga、In、Si及びGeよりなる群から選ばれる少なくとも1種の金属)で表されるリチウム・コバルト複合酸化物が挙げられる。
上記正極活物質の粒子は、二次粒子の平均粒子径が40μm以下で、かつ、平均一次粒子径が1μm以下の微粒子を、0.5〜7.0体積%含むものであることが好ましい。平均一次粒子径が1μm以下の微粒子を含有させることにより、電解液との接触面積が大きくなり、電極と電解液との間でのリチウムイオンの拡散をより速くすることができ、その結果、電池の出力性能を向上させることができる。
上記結着剤としては、電極製造時に使用する溶媒や電解液に対して安全な材料であれば、任意のものを使用することができ、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体等が挙げられる。
上記結着剤としては、上述した、正極に用いることができる結着剤と同様のものが挙げられる。
上記増粘剤としては、上述した、正極に用いることができる増粘剤と同様のものが挙げられる。
上記セパレータの材質や形状は、電解液に安定であり、かつ、保液性に優れていれば特に限定されず、公知のものを使用することができる。
なかでも、上記セパレータは、電解液の浸透性やシャットダウン効果が良好である点で、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンを原料とする多孔性シート又は不織布等であることが好ましい。
(電解液1の調製)
攪拌翼の付いた縦型の混合槽を用いて、これにまずエチレンカーボネート(EC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを体積比がEC/EMC=3/7となるよう混合し、これに、LiPF6が1.0モル/リットル、含フッ素化合物HCF2CF2CH2OHが1×10−5mol/kg、及び、添加剤として、ポリエチレンオキシドモノオールとポリエチレンオキシドジオールとの混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)が2.5×10−5mol/kgとなるようにそれぞれ添加して混合し、非水電解液を得た。得られた非水電解液中のフッ酸の含有量は、15ppmであった。
LiNi1/3Mn1/3Co1/3O2とカーボンブラックとポリフッ化ビニリデン(呉羽化学(株)製、商品名:KF−7200)を92/3/5(質量%比)で混合した正極活物質をN−メチル−2−ピロリドンに分散してスラリー状とした正極合剤スラリーを準備した。アルミ集電体上に、得られた正極合剤スラリーを均一に塗布し、乾燥して正極合剤層(厚さ50μm)を形成し、その後、ローラプレス機により圧縮成形して、正極積層体を製造した。正極積層体を打ち抜き機で直径1.6mmの大きさに打ち抜き、円状の正極を作製した。
コイン型リチウムイオン二次電池について、つぎの要領で高電圧でのサイクル特性と高温保存特性を調べた。
充電:0.5C、4.3Vにて充電電流が1/10Cになるまでを保持(CC・CV充電)
放電:0.5C 3.0Vcut(CC放電)
サイクル特性については、上記の充放電条件(1.0Cで所定の電圧にて充電電流が1/10Cになるまで充電し1C相当の電流で3.0Vまで放電する)で行う充放電サイクルを1サイクルとし、5サイクル後の放電容量と100サイクル後の放電容量を測定する。サイクル特性は、つぎの計算式で求められた値を容量維持率の値とする。容量維持率は98%であった。
高温保存特性については上記の充放電条件(1.0Cで所定の電圧にて充電電流が1/10Cになるまで充電し1C相当の電流で3.0Vまで放電する)により充放電を行い、放電容量を調べた。その後、再度上記の充電条件で充電をし、85℃の恒温槽の中に1日保存した。保存後の電池を25℃において、上記の放電条件で放電終止電圧3Vまで放電させて残存容量を測定し、さらに上記の充電条件で充電した後、上記の放電条件での定電流で放電終止電圧3Vまで放電を行って回復容量を測定した。保存前の放電容量を100とした場合の回復容量率は95%であった。
攪拌翼の付いた縦型の混合槽を用いて、これにまずエチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)とを体積比がEC/DEC=3/7となるよう混合し、これに、LiPF6が1.0モル/リットル、含フッ素化合物HCF2CF2CH2OHが1×10−5mol/kg、及び、添加剤として、ポリエチレンオキシドモノオールとポリエチレンオキシドジオールとの混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)が2.5×10−5mol/kgとなるようにそれぞれ添加して混合し、非水電解液を得た。得られた非水電解液中のフッ酸の含有量は、15ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は95%であった。
攪拌翼の付いた縦型の混合槽を用いて、これにまずエチレンカーボネート(EC)とプロピレンカーボネート(PC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを体積比がEC/PC/EMC=2/1/7となるよう混合し、これに、LiPF6が1.0モル/リットル、含フッ素化合物HCF2CF2CH2OHが1×10−5mol/kg、及び、添加剤として、ポリエチレンオキシドモノオールとポリエチレンオキシドジオールとの混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)が2.5×10−5mol/kgとなるようにそれぞれ添加して混合し、非水電解液を得た。得られた非水電解液中のフッ酸の含有量は、17ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は94%であった。
攪拌翼の付いた縦型の混合槽を用いて、これにまずエチレンカーボネート(EC)とプロピレンカーボネート(PC)とエチルメチルカーボネート(EMC)とを体積比がEC/PC/DEC=2/1/7となるよう混合し、これに、LiPF6が1.0モル/リットル、含フッ素化合物HCF2CF2CH2OHが1×10−5mol/kg、及び、添加剤として、ポリエチレンオキシドモノオールとポリエチレンオキシドジオールとの混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)が2.5×10−5mol/kgとなるようにそれぞれ添加して混合し、非水電解液を得た。得られた非水電解液中のフッ酸の含有量は、18ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は95%であった。
含フッ素化合物として、HOCH2CF2CF2CH2OHを用いた以外は、実施例1と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、18ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は92%であった。
含フッ素化合物として、HOCH2CF2CF2CH2OHを用いた以外は、実施例2と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、15ppmであった。容量維持率は99%、回復容量率は92%であった。
含フッ素化合物として、HOCH2CF2CF2CH2OHを用いた以外は、実施例3と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、16ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は91%であった。
含フッ素化合物として、HOCH2CF2CF2CH2OHを用いた以外は、実施例4と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、15ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は93%であった。
添加剤として、ポリエチレンカルボン酸とポリエチレンジカルボン酸との混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)を用いた以外は、実施例1と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、17ppmであった。容量維持率は99%、回復容量率は93%であった。
添加剤として、ポリエチレンカルボン酸とポリエチレンジカルボン酸との混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)を用いた以外は、実施例2と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、17ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は93%であった。
添加剤として、ポリエチレンカルボン酸とポリエチレンジカルボン酸との混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)を用いた以外は、実施例3と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、18ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は94%であった。
添加剤として、ポリエチレンカルボン酸とポリエチレンジカルボン酸との混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)を用いた以外は、実施例4と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、20ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は92%であった。
含フッ素化合物として、CF3CF2CH2OHを用いた以外は、実施例1と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、22ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は94%であった。
含フッ素化合物として、CF3CF2CH2OHを用いた以外は、実施例2と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、21ppmであった。容量維持率は99%、回復容量率は93%であった。
含フッ素化合物として、CF3CF2CH2OHを用いた以外は、実施例3と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、20ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は94%であった。
含フッ素化合物として、CF3CF2CH2OHを用いた以外は、実施例4と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、19ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は95%であった。
含フッ素化合物として、C3F7OCFCF3CF2OCFCF3CH2OHを用いた以外は、実施例1と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、21ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は96%であった。
含フッ素化合物として、C3F7OCFCF3CF2OCFCF3CH2OHを用いた以外は、実施例2と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、20ppmであった。容量維持率は96%、回復容量率は97%であった。
含フッ素化合物として、C3F7OCFCF3CF2OCFCF3CH2OHを用いた以外は、実施例3と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、21ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は96%であった。
含フッ素化合物として、C3F7OCFCF3CF2OCFCF3CH2OHを用いた以外は、実施例4と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、23ppmであった。容量維持率は95%、回復容量率は95%であった。
含フッ素化合物として、C3F7OCFCF3CF2OCFCF3COOHを用いた以外は、実施例1と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、18ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は96%であった。
含フッ素化合物として、C3F7OCFCF3CF2OCFCF3COOHを用いた以外は、実施例2と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、19ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は98%であった。
含フッ素化合物として、C3F7OCFCF3CF2OCFCF3COOHを用いた以外は、実施例3と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、20ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は95%であった。
含フッ素化合物として、C3F7OCFCF3CF2OCFCF3COOHを用いた以外は、実施例4と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、21ppmであった。容量維持率は99%、回復容量率は94%であった。
含フッ素化合物として、(HOCH2CFCF3OCF2CFCF3OCF2CF2)2Oを用いた以外は、実施例1と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、21ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は94%であった。
含フッ素化合物として、(HOCH2CFCF3OCF2CFCF3OCF2CF2)2Oを用いた以外は、実施例2と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、22ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は93%であった。
含フッ素化合物として、(HOCH2CFCF3OCF2CFCF3OCF2CF2)2Oを用いた以外は、実施例3と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、20ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は92%であった。
含フッ素化合物として、(HOCH2CFCF3OCF2CFCF3OCF2CF2)2Oを用いた以外は、実施例4と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、21ppmであった。容量維持率は99%、回復容量率は95%であった。
添加剤として、ポリエチレンオキシドモノオールとポリエチレンオキシドジオールとの混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)に加えて、更に、1,3−プロパンスルトンを2質量%となるように添加した以外は、実施例1と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、24ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は98%であった。
添加剤として、ポリエチレンオキシドモノオールとポリエチレンオキシドジオールとの混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)に加えて、更に、1,3−プロパンスルトンを2質量%となるように添加した以外は、実施例2と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、23ppmであった。容量維持率は98%、回復容量率は98%であった。
添加剤として、ポリエチレンオキシドモノオールとポリエチレンオキシドジオールとの混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)に加えて、更に、1,3−プロパンスルトンを2質量%となるように添加した以外は、実施例3と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、22ppmであった。容量維持率は97%、回復容量率は97%であった。
添加剤として、ポリエチレンオキシドモノオールとポリエチレンオキシドジオールとの混合物(混合比1:1(モル比)、重量平均分子量2000)に加えて、更に、1,3−プロパンスルトンを2質量%となるように添加した以外は、実施例4と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、21ppmであった。容量維持率は96%、回復容量率は95%であった。
含フッ素化合物と添加剤とを添加しなかった点以外は、実施例1と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、16ppmであった。容量維持率は90%、回復容量率は80%であった。
含フッ素化合物と添加剤とを添加しなかった点以外は、実施例2と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、15ppmであった。容量維持率は90%、回復容量率は80%であった。
含フッ素化合物と添加剤とを添加しなかった点以外は、実施例3と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、16ppmであった。容量維持率は89%、回復容量率は79%であった。
含フッ素化合物と添加剤とを添加しなかった点以外は、実施例4と同様にして電池を作製し試験を行った。また、この非水電解液中のフッ酸の含有量は、17ppmであった。容量維持率は88%、回復容量率は78%であった。
Claims (8)
- 非水溶媒、及び、電解質塩を含有するリチウムイオン二次電池用非水電解液であって、
前記非水溶媒は、一般式(1)〜(7)で表される化合物からなる群より選択される少なくとも1種の含フッ素化合物を含み、
前記非水溶媒は、非フッ素化環状カーボネート及び非フッ素化鎖状カーボネートを更に含み、
前記電解質塩は、LiPF6、LiBF4、LiCF3SO3、LiN(CF3SO2)2、LiN(C2F5SO2)2、LiN(CF3SO2)(C4F9SO2)、LiC(CF3SO2)3、LiPF4(CF3)2、LiPF4(C2F5)2、LiPF4(CF3SO2)2、LiPF4(C2F5SO2)2、LiBF2(CF3)2、LiBF2(C2F5)2、LiBF2(CF3SO2)2、LiBF2(C2F5SO2)2、リチウムジフルオロ(オキサレート)ボレート、及び、式:LiPFa(CnF2n+1)6−a(式中、aは0〜5の整数であり、nは1〜6の整数である)で表される塩からなる群より選択される少なくとも1種であり、
前記非フッ素化環状カーボネート及び非フッ素化鎖状カーボネートが、非水溶媒中、50体積%以上であり、
前記一般式(1)〜(7)で表される化合物が、非水溶媒中1×10−6〜1×10−2mol/kgである
ことを特徴とする非水電解液。
H(CX1X2CX3X4)n(CH2)mOH (1)
(式中、X1、X2、X3及びX4は、同じか又は異なり、−F、−CF3、−OCF3又は−Hであり、X1、X2、X3及びX4のうち少なくとも一つが−Fであり、nは1〜10の整数であり、mは1〜6の整数である)、
F(CX5X6)n(CH2)mOH (2)
(式中、X5及びX6は、同じか又は異なり、−F又は−Hであり、nは0〜10の整数であり、mは1〜6の整数である)、
C3F7O(CFCF3CF2O)nCFCF3(CH2)mOH (3)
(式中、nは0〜20の整数であり、mは1又は2である)、
C3F7O(CFCF3CF2O)nCFCF3COOH (4)
(式中、nは0〜20の整数である)、
OH(CH2)m(CF2CF2)n(CH2)mOH (5)
(式中、nは1〜10の整数であり、mは1〜6の整数である)、
[HO(CH2)lCFCF3(OCF2CFCF3)nO(CF2CF2)m]2O (6)
(式中、lは1又は2であり、nは0〜20の整数であり、mは1〜10の整数である)、
(CFX7X8)2CHOH (7)
(式中、X7及びX8は、同じか又は異なり、−F又は−Hである) - 非フッ素化環状カーボネートは、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、及び、ブチレンカーボネートからなる群より選択される少なくとも1種の化合物である請求項1記載の非水電解液。
- 非フッ素化鎖状カーボネートは、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルプロピルカーボネート、メチルブチルカーボネート、エチルプロピルカーボネート、及び、エチルブチルカーボネートからなる群より選択される少なくとも1種の化合物である請求項1又は2記載の非水電解液。
- 電解質塩は、LiPF6、LiBF4、LiSO3CF3、LiN(SO2CF3)2、LiN(SO2C2F5)2、リチウムジフルオロ(オキサレート)ボレート、及び、式:LiPFa(CnF2n+1)6−a(式中、aは0〜5の整数であり、nは1〜6の整数である)で表される塩からなる群より選択される少なくとも1種のリチウム塩である請求項1、2又は3記載の非水電解液。
- フッ酸を0.5〜70ppm含有する請求項1、2、3又は4記載の非水電解液。
- 不飽和環状カーボネート、フッ素化環状カーボネート、及び、環状スルホン酸化合物からなる群より選択される少なくとも一種の化合物を更に含み、その含有量が0.1〜10質量%である請求項1、2、3、4又は5記載の非水電解液。
- 請求項1、2、3、4、5又は6記載の非水電解液を備えることを特徴とするリチウムイオン二次電池。
- 請求項7記載のリチウムイオン二次電池を備えることを特徴とするモジュール。
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