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JP5829121B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、シートクッションおよびシートバックを備えた乗物用シートに関する。
従来より、シート本体の両側部に、着座者をその両側部から挟んで保持可能とするサイドサポート部が設けられた自動車用シートが知られている(特許文献1参照)。
特開昭61−109508号公報
ところで、従来のサイドサポート装置は、乗員の肩や上腕を両側から挟んで支持するため、コーナリングのときに肩や上腕が左右一方のサポート部に押しつけられ、操舵が行いにくくなることがあった。また、乗員の体型によっては、コーナリングのときに肩や上腕がサポート部からずれて姿勢が安定しないことがあった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、コーナリング時の操舵性や姿勢の安定性を向上させることができる乗物用シートを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の乗物用シートは、シートクッションおよびシートバックを備え、前記シートバックが、当該シートバックのフレームを構成するシートバックフレームと、当該シートバックフレームを覆うシートバックパッドとを有する乗物用シートであって、前記シートバックパッドは、乗員の上体背部に対面する中央部と、当該中央部の左右両側に設けられて前記中央部よりも前に張り出した左右の側部とを有し、前記シートバックは、前記左右の側部のうち、乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分が、乗員の他の部位に対面する部分よりも乗員に向けて膨出していることを特徴とする。
このような構成によれば、シートバックの左右の側部の膨出部分により乗員の腕の付け根の下の部位を左右から挟んで支持することで、乗員の肩や上腕を自由にすることができるため、コーナリング時の操舵性を向上させることができる。また、乗員の腕の付け根の下の部位は、肩や上腕とは異なり操舵時には動かない部位であるため、この部位を左右から挟んで支持することで、乗員の姿勢の安定性を向上させることができる。
前記した乗物用シートは、前記シートバック内に設けられ、前記側部のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分を膨出させる乗員支持部材を備え、前記乗員支持部材は、変形または移動することで前記側部の膨出量を変更可能に構成することができる。
このような構成によれば、シートバックの左右の側部の膨出量を乗員の体型に合わせて調整可能となるので、乗員の体型によらずに、コーナリング時の操舵性や姿勢の安定性を向上させることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記乗員支持部材の乗員に向けて膨出する頂部は、前記シートバックフレームの左右のサイドフレームの左右方向内側に配置された構成とすることができる。
このような構成によれば、乗員支持部材の変形や移動の前後においても、頂部はサイドフレームの左右方向内側に位置することになるので、シートバック(乗員支持部材が配置された付近)の左右方向の大型化を抑制することができる。
前記した乗員支持部材を備える乗物用シートにおいて、前記乗員支持部材は、板状であり、湾曲量を変更することで前記膨出量を変更可能に構成され、湾曲したときの乗員に向けて膨出する頂部が上下方向に沿って延びる構成とすることができる。
このような構成によれば、左右の側部の膨出部分の頂部が上下方向に延びる乗員の上体に沿うことになるので、膨出部分による乗員のホールド性を向上させることができる。これにより、乗員の姿勢の安定性をより向上させることができる。
前記した乗物用シートにおいて、前記乗員支持部材は、左右方向における外側端部が固定され、左右方向における内側端部が前記外側端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持された構成とすることができる。
このような構成によれば、内側端部を固定し、外側端部を移動可能に支持した構成と比較して、左右の側部の膨出量を相対的に大きくすることができるため、左右の側部の膨出部分の調整可能範囲を大きくすることができる。
また、前記した頂部が上下方向に沿って延びる乗員支持部材を備える乗物用シートにおいて、前記乗員支持部材は、左右方向に延びる板状の支持部と、前記支持部の乗員と対向する面とは反対側の面の左右方向における途中部分から延出する延出部とを有する二又状に形成され、前記支持部の左右方向における外側端部が固定され、前記延出部の端部が前記外側端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持され、前記支持部の左右方向における内側端部が自由端となっている構成とすることもできる。
このような構成によれば、支持部の内側端部が外側端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持された構成と比較して、支持部の湾曲具合を比較的緩やかにすることができる。これにより、乗員に対する乗員支持部材(左右の側部の膨出部分)の当たり感を和らげることができるので、乗物用シートの座り心地を向上させることができる。
前記した乗員支持部材の外側端部が固定された乗物用シートにおいて、前記シートバックフレームは、左右方向において対向し、下部が上部よりも前方に向けて張り出す張出部を有する左右のサイドフレームと、前記サイドフレームの上部と前記張出部とをつなぐように取り付けられた連結ワイヤとを有し、前記乗員支持部材は、前記外側端部が前記連結ワイヤに固定された構成とすることができる。
このような構成によれば、乗員支持部材は、少なくとも外側端部がシートバックフレームに直接固定されることになるので、外側端部を固定するための部品が不要となる。これにより、部品点数の削減や乗員支持部材の取付構造の複雑化の抑制が可能となる。
前記した乗員支持部材を備える乗物用シートは、乗員を側方から保護するエアバッグ装置と、前記側部の膨出量を変更するために前記乗員支持部材を変形または移動させる駆動装置とを備え、前記エアバッグ装置が、前記シートバックフレームの左右のサイドフレームの一方に取り付けられ、前記駆動装置が、前記左右のサイドフレームの他方に取り付けられた構成とすることができる。
このような構成によれば、エアバッグ装置と駆動装置の干渉を避けることができる。また、エアバッグ装置と駆動装置を同一のサイドフレームに取り付ける場合と比較して、エアバッグ装置と駆動装置の配置の自由度を向上させることができる。
前記した乗員支持部材を備える乗物用シートにおいて、前記シートバックパッドには、前記中央部と前記左右の側部との間の上下方向において前記乗員支持部材と対応する位置に貫通したスロット孔が設けられている構成とすることができる。
このような構成によれば、左右の側部が乗員支持部材の変形または移動に応じて変形しやすくなるので、膨出量調整時の乗物用シートの動作を良好なものとすることができる。また、乗員支持部材を変形または移動させるための力を比較的小さくできるので、膨出量調整時の操作性を向上させたり、乗員支持部材を変形または移動させるための装置の小型化や低コスト化を図ったりすることなどが可能となる。
前記した乗員支持部材を備える乗物用シートにおいて、前記シートバックフレームは、左右のサイドフレームの間に設けられて乗員の上体を支持する支持ワイヤを備え、前記支持ワイヤは、上または下に向けて凸となるように屈曲する屈曲部を有し、前記乗員支持部材は、前記屈曲部のうち凹み状となる部分に対向して配置された構成とすることができる。
このような構成によれば、乗員からの荷重によって支持ワイヤが動いても、支持ワイヤと乗員支持部材の干渉を抑制することができる。
本発明によれば、シートバックの左右の側部のうち、乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分が、乗員の他の部位に対面する部分よりも乗員に向けて膨出しているので、コーナリング時の操舵性や姿勢の安定性を向上させることができる。
また、本発明によれば、変形または移動することで側部の膨出量を変更可能とする乗員支持部材を備えることで、乗員の体型によらずに、コーナリング時の操舵性や姿勢の安定性を向上させることができる。
また、本発明によれば、乗員支持部材の頂部をシートバックフレームの左右のサイドフレームの左右方向内側に配置することで、シートバックの左右方向の大型化を抑制することができる。
また、本発明によれば、乗員支持部材(膨出部分)の頂部を上下方向に沿って延びる構成とすることで、乗員のホールド性を向上させることができ、乗員の姿勢の安定性をより向上させることができる。
また、本発明によれば、乗員支持部材の外側端部を固定し、内側端部を移動可能とすることで、左右の側部の膨出部分の調整可能範囲を大きくすることができる。
また、本発明によれば、乗員支持部材を支持部と延出部を有する二又状に形成して、支持部の外側端部を固定し、延出部の端部を移動可能に支持し、支持部の内側端部を自由端とすることで、乗員に対する乗員支持部材の当たり感を和らげることができ、乗物用シートの座り心地を向上させることができる。
また、本発明によれば、乗員支持部材の外側端部をシートバックフレームの連結ワイヤに固定することで、外側端部を固定するための部品が不要となるため、部品点数を削減したり、乗員支持部材の取付構造の複雑化を抑制したりすることができる。
また、本発明によれば、エアバッグ装置を左右のサイドフレームの一方に取り付け、乗員支持部材を変形または移動させる駆動装置を左右のサイドフレームの他方に取り付けることで、エアバッグ装置と駆動装置の干渉を避けることができるとともに、エアバッグ装置と駆動装置の配置の自由度を向上させることができる。
また、本発明によれば、シートバックパッドの中央部と左右の側部との間の乗員支持部材と対応する位置に貫通したスロット孔を設けることで、膨出量調整時の乗物用シートの動作を良好なものとすることができる。また、膨出量調整時の操作性を向上させたり、乗員支持部材を変形または移動させるための装置の小型化や低コスト化を図ったりすることなどができる。
また、本発明によれば、乗員支持部材を支持ワイヤの屈曲部のうち凹み状となる部分に対向して配置することで、支持ワイヤが動いたときの支持ワイヤと乗員支持部材との干渉を抑制することができる。
第1実施形態に係る乗物用シートとしての車両用シートの斜視図である。 車両用シートに内蔵されるシートフレームの斜視図である。 シートフレームを構成するシートバックフレームの正面図である。 固定プレートとその周辺および可動プレートの斜視図である。 図4のX−X断面図であり、膨出部が形成される前の図(a)と、膨出部が形成された後の図(b)である。 シートバックフレームを覆うシートバックパッドの正面図である。 乗員が着座した車両用シートの側面図である。 第2実施形態に係る車両用シートの可動プレートとその周辺の斜視図である。 図8のY−Y断面図であり、膨出部が形成される前の図(a)と、膨出部が形成された後の図(b)である。 第3実施形態に係る車両用シートの可動プレートとその周辺の構成を示す図であり、膨出部が形成される前の図(a)と、膨出部が形成された後の図(b)である。 第3実施形態の変形例に係る車両用シートの可動プレートとその周辺の構成を示す図であり、膨出部が形成される前の図(a)と、膨出部が形成された後の図(b)である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る乗物用シートは、自動車の運転席に使用される車両用シートSとして構成され、シートクッションS1と、シートバックS2と、ヘッドレストS3とを主に備えている。そして、詳細については後述するが、この車両用シートSのシートバックS2は、左右の側部72のうち、乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分に、乗員の他の部位(例えば、腰部など)に対面する部分よりも乗員に向けて膨出する膨出部73を有している。これにより、車両用シートSに着座した乗員は、腕の付け根の下の部位が左右の膨出部73によって左右から挟まれた状態で支持されることとなる。
シートクッションS1およびシートバックS2には、図2に示すようなシートフレームFが内蔵されている。シートフレームFは、シートクッションS1のフレームを構成するシートクッションフレームF1と、シートバックS2のフレームを構成するシートバックフレームF2とから主に構成されている。シートクッションS1は、シートクッションフレームF1に、ウレタンフォームなどのクッション材からなるシートクッションパッドと、合成皮革や布地などからなる表皮材を被せることで構成され、シートバックS2は、シートバックフレームF2に、クッション材からなるシートバックパッド70(図6参照)と、表皮材を被せることで構成されている。
シートクッションフレームF1は、自動車のフロアにスライドレールSLを介して設置されている。これにより、車両用シートSは、前後位置を調整可能となっている。また、シートバックフレームF2は、その下部がシートクッションフレームF1の後部にリクライニング機構RLを介して回動自在に連結されている。これにより、シートバックS2は、シートクッションS1に対し前後に傾動可能となっている。
なお、本明細書において、前後、左右および上下は、リクライニング機構RLによってシートバックS2が倒されていない状態の車両用シートSに着座した乗員を基準とする。
シートバックフレームF2は、上部フレーム10と、左右のサイドフレーム20と、下部フレーム30とを主に有して構成され、上部フレーム10、左右のサイドフレーム20および下部フレーム30が溶接などによって一体に結合された枠状に形成されている。そして、この枠状のシートバックフレームF2の内側には、乗員の上体を後退移動可能に支持する受圧部材40が配置され、左右のサイドフレーム20には、それぞれ、乗員支持部材としての可動プレート50が配設されている。
上部フレーム10は、略U形状に屈曲するパイプ材で構成されており、左右方向に延びる横パイプ部11の前側には、ヘッドレストS3を取り付けるための左右一対のサポートブラケット12が溶接によって固定されている。また、上部フレーム10の上下方向に延びる左右の縦パイプ部13は、それぞれ、その下部に結合される左右のサイドフレーム本体部21と一体となって左右のサイドフレーム20を構成している。
左右のサイドフレーム本体部21は、金属板をプレス加工するなどして断面視略U形状に形成され、左右方向に対向して配置されている。サイドフレーム本体部21は、その上部において縦パイプ部13を抱持した状態で縦パイプ部13と結合されており、その下部が上部よりも前方に向けて張り出す張出部22を有する形状に形成されている。
本実施形態において、右のサイドフレーム20には、乗員を側方から支持するエアバッグ装置ABが取り付けられており、左のサイドフレーム20には、後述する駆動装置としてのアクチュエータACが取り付けられている。
受圧部材40は、樹脂などからなる板状の部材であり、図3に示すように、左右のサイドフレーム20の間に設けられた支持ワイヤとしての上部支持ワイヤW1および下部支持ワイヤW2を介して、左右のサイドフレーム20に後退移動可能に連結されている。より詳細に、上部支持ワイヤW1は、受圧部材40の背面側上部に形成された係止部(図示省略)に係止され、左右両端が上方に向けて凸となるように屈曲した後、それぞれの端部が縦パイプ部13に固定された支持舌片14に係止されることで、受圧部材40の上部を左右のサイドフレーム20に連結している。また、下部支持ワイヤW2は、受圧部材40の背面側下部に形成された係止部(図示省略)に係止され、左右の端部がサイドフレーム本体部21の内側面に固定された後方に揺動可能なリンク部材23に係止されることで、受圧部材40を左右のサイドフレーム20に連結している。
このような受圧部材40は、通常時には、上部支持ワイヤW1および下部支持ワイヤW2によって後から支持されることで、シートバックS2にもたれた乗員の上体を支持する。そして、自車両の後部に他車両が追突したり、後退する自車両の後部が他車両や構造物に衝突したりして乗員の上体からシートバックS2に後退移動荷重が作用したときに、上部支持ワイヤW1の左右両端の屈曲部分が撓んだり、リンク部材23の揺動によって下部支持ワイヤW2の左右の端部が後方へ移動したりすることで、左右のサイドフレーム20に対して後退移動する。これにより、乗員の上体がシートバックに沈み込むことになるので、乗員に対する追突時などの荷重の影響を緩和することができるようになっている。なお、リンク部材23は、引張コイルばね(符号省略)を用いた公知の機構により、所定値以上の後退移動荷重が作用した場合に後方へ揺動するように構成されている。
可動プレート50は、乗員に向けて膨出する膨出部73(図1参照)の形状を保つための部材であり、図4に示すように、平板状の本体部51と、二点鎖線で示す組付状態においてサイドフレーム20と対向する側の面に形成されたフック部52、突条部53および押圧部54とを主に有して構成されている。この可動プレート50は、樹脂などから形成されており、平板状の本体部51が弾性的に撓み変形可能となっている。また、本実施形態において、可動プレート50は、二点鎖線で示したように、固定プレート60を介してサイドフレーム20に組み付けられている。
固定プレート60は、樹脂などから形成され、サイドフレーム20を抱持するようにしてサイドフレーム20に固定されている。より詳細に、固定プレート60は、図5(a)に示すように、断面視において、縦パイプ部13の周面に沿うように湾曲して延びる湾曲部61と、湾曲部61の前端からサイドフレーム20に向けて前後に延びる延出部62と、延出部62の後端から左右方向外側に向けて延びる前側固定部63と、湾曲部61の後端から左右方向外側に向けて延びる後側固定部64とを有する形状に形成されており、前側固定部63がネジ(符号省略)によりサイドフレーム20の前面に固定され、後側固定部64がネジによりサイドフレーム20の後面に固定されることで、サイドフレーム20に固定されている。さらに述べると、この固定プレート60は、上下方向において、乗員の腕の付け根の下の部位と対応する高さ位置に配置、固定されている。湾曲部61には、サイドフレーム20に向けて凹む形状の凹部61Aが形成されている。また、延出部62の上下方向中央付近には、左右方向外側に向けて突出するフック係合部62Aが形成されており、このフック係合部62Aには、フック部52の先端部が嵌合する嵌合溝(符号省略)が形成されている。
可動プレート50のフック部52は、本体部51の左右方向外側に位置する端部(外側端部51A)側からサイドフレーム20に向けて延び、先端が屈曲して前方を向く鉤状に形成されている。フック部52の先端部は拡幅して略円筒状をなしており、フック係合部62Aの嵌合溝に嵌合することで、可動プレート50が固定プレート60(サイドフレーム20)に組み付けられている。これにより、可動プレート50は、乗員の腕の付け根の下の部位と対応する高さ位置に配設されることとなる。また、図4に示すように、可動プレート50(本体部51)は、二点鎖線で示す組付状態において、上部支持ワイヤW1の上に向けて凸となるように屈曲する屈曲部W11のうち、凹み状となる部分に対向して屈曲部W11の下に配置されている。
突条部53は、本体部51の左右方向内側に位置する端部(内側端部51B)側から突出するリブ状の部位であり、上下方向に所定の間隔をあけて2つ設けられている。この一対の突条部53は、組付状態(図5参照)において、湾曲部61の凹部61Aに入り込み、端部が凹部61Aの底面に当接することで、可動プレート50と固定プレート60との間隔を保っている。また、後述するように、内側端部51Bが外側端部51Aに対して近接または離間する方向に移動する際(本体部51が変形する際)には、突条部53は、その端部が凹部61Aの底面に摺接し、さらに、側面が凹部61Aの上または下の壁に摺接することで、凹部61Aとともに、内側端部51Bの移動をガイドする。
押圧部54は、一対の突条部53の間から突出する板状の部位であり、ケーブル55のインナーケーブル55Aを通すための貫通穴54Aが形成されている。
ケーブル55は、インナーケーブル55Aと、インナーケーブル55Aが摺動可能に挿通される管状のアウターケーブル55Bとを有して構成されており、インナーケーブル55Aが貫通穴54Aに挿通され、その一端部がフック部52に形成された貫通穴52Aに固定されることで、可動プレート50に取り付けられている。アウターケーブル55Bは、貫通穴54Aよりも大径に形成されており、図5に示す組付状態において、一端部55Cが押圧部54の後面に当接している。
図2に示すように、可動プレート50から延び出すケーブル55は、シートフレームFの後方を通って左のサイドフレーム20の左右方向外側に引き出され、他端部が可動プレート50を変形させるためのアクチュエータACに接続されている。より詳細に、インナーケーブル55Aは、他端部がアクチュエータAC内に設けられたリール(図示省略)に巻き付けられており、リールの回転に応じて、巻き取られたり、送り出されたりする。ケーブル55は、アクチュエータACが作動してインナーケーブル55Aの他端部が巻き取られることで、図5に示すインナーケーブル55Aの一端部がアウターケーブル55B内に引き込まれるようになっている。
図5(a),(b)に示すように、可動プレート50(本体部51)は、乗員に向けて膨出する頂部51Cが、左右のサイドフレーム20の左右方向内側に配置されている。また、可動プレート50は、自然状態で平板状の本体部51が弓なりに撓まされて設置されており、頂部51Cは、上下方向に沿って延びている。
なお、以上では、左の可動プレート50と固定プレート60の構成について主に説明したが、右の可動プレート50は、左の可動プレート50と左右対称に形成、配設され、右の固定プレート60は、左の固定プレート60と左右対称に形成、配設されている。
左右の可動プレート50やこれらが組み付けられたシートバックフレームF2などは、シートバックパッド70および表皮材によって覆われている。これにより、可動プレート50の内側端部51Bは、シートバックパッド70や表皮材によって押さえられるので、がたつかないようになっている。
図6に示すように、シートバックフレームF2などを覆うシートバックパッド70は、乗員の上体背部に対面する中央部71と、中央部71の左右両側に設けられて中央部71よりも前に張り出した左右の側部72とを有している。このシートバックパッド70には、前から見て、中央部71や、中央部71と左右の側部72との間の境界部75に、表皮材を吊り込むための吊り込溝76Aが複数設けられている。また、シートバックパッド70には、境界部75の上下方向において可動プレート50と対応する高さ位置に、上下方向に細長い貫通したスロット孔77が設けられている。
なお、念のために述べておくと、図1や図2に示すように、本実施形態の車両用シートSには、着座する乗員の肩や腕を支持するための部材(例えば、従来技術のサイドサポート部など)は何ら設けられていない。これにより、乗員は、肩や腕を自由に動かすことができるようになっている。
次に、以上のように構成された車両用シートSの作用効果について説明する。
可動プレート50が図5(a)に示す状態にあるときに、乗員がコントローラ(図示省略)を操作することでアクチュエータACが作動し、インナーケーブル55Aの他端部が巻き取られると、インナーケーブル55Aの一端部がアウターケーブル55B内に引き込まれることで、アウターケーブル55Bの一端部55Cが押圧部54を押す。そうすると、図5(b)に示すように、押圧部54(内側端部51B)が外側端部51Aに近接するように前斜め左方向に向けて移動するため、本体部51の湾曲量が大きくなり、シートバックパッド70の左右の側部72のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分を乗員に向けて膨出させる。これにより、シートバックパッド70に膨出部73が形成され、図7に示すように、乗員Pの腕の付け根の下の部位を左右から挟んで支持する。
車両用シートSでは、乗員Pは、腕の付け根の下の部位が膨出部73によって左右から挟まれた状態で支持されることで、上体が左右にずれるのが抑制されつつも肩や腕が自由になっている。そのため、コーナリング時には、慣性により腕の付け根の下の部位が左右一方の膨出部73に押しつけられるが、肩や腕は自由なので、ステアリングを良好に操作することができる。また、乗員Pの腕の付け根の下の部位は、肩や腕とは異なり、動かない部位であるため、この部位を左右から挟んで支持することで、乗員Pの姿勢の安定性を向上させることができる。
本実施形態においては、本体部51が湾曲したときの乗員Pに向けて膨出する頂部51Cが上下方向に沿って延びているため、膨出部73の頂部も上下方向に延びることとなる。これにより、膨出部73の頂部が乗員Pの上下に延びる上体に沿うことになるので、膨出部73による乗員Pのホールド性を向上させることができる。これにより、乗員Pの姿勢の安定性をより向上させることができるようになっている。
可動プレート50が図5(b)に示す状態にあるときに、乗員がコントローラを操作することでアクチュエータACが作動し、インナーケーブル55Aの他端部が送り出されると、図5(a)に示すように、本体部51が元の形状に戻ろうとする力により、インナーケーブル55Aの一端部がアウターケーブル55Bから引き出されながら、内側端部51Bが外側端部51Aから離間するように後斜め右方向に向けて移動する。これにより、本体部51の湾曲量が小さくなり、左右の側部72のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分の膨出量が小さくなる。本実施形態においては、図5(a)に示す本体部51が完全に元の形状に戻った状態では、膨出部73は形成されないようになっている。
車両用シートSでは、コントローラの操作によってアクチュエータACによるインナーケーブル55Aの巻き取り量を調整することで、可動プレート50(本体部51)の湾曲量を、図5(a)に示す状態と図5(b)に示す状態との間で変更することができるので、膨出部73の有無の切り替えや、膨出部73の膨出量の変更が可能となっている。これにより、左右の側部72の膨出量を乗員の体型に合わせて調整可能となるので、乗員の体型によらずに、コーナリング時の操舵性や姿勢の安定性を向上させることができる。また、本体部51の形状を図5(a)に示す状態とすることで膨出部73が形成されないので、膨出部73による支持を望まない乗員のニーズにも応えることができる。
本実施形態において、可動プレート50(本体部51)は、内側端部51Bが外側端部51Aに対して近接または離間する方向に移動可能に支持されているので、左右の側部72の膨出量を相対的に大きくすることができる。補足すると、本実施形態とは逆に、外側端部51Aが内側端部51Bに対して近接または離間する方向に移動可能な構成では、本体部51の湾曲が大きくなることで、頂部51Cは、中央部71に近づき、場合によっては中央部71の前面よりも後に移動してしまうので、膨出部73を形成することができなくなる。すなわち、外側端部51Aが移動する構成では、本体部51の変形可能な範囲のすべてを側部72を膨出させるのに利用することができないため、側部72の膨出量が相対的に小さくなる。一方、本実施形態では、図5(a)に示す状態から図5(b)に示す状態まで、本体部51の変形可能な範囲のすべてを側部72を膨出させるのに利用することができるので、膨出部73の調整可能範囲を大きくすることができる。
図6に示したように、シートバックパッド70は、境界部75の可動プレート50と対応する位置にスロット孔77が設けられているので、左右の側部72が可動プレート50の変形に応じて変形しやすくなっている。これにより、膨出量調整時の車両用シートSの動作を良好なものとすることができる。また、可動プレート50を変形させるための力を比較的小さくできるので、アクチュエータACの小型化や低コスト化を図ることができる。
また、図5に示したように、可動プレート50(本体部51)は、乗員に向けて膨出する頂部51Cが、変形の前後において左右のサイドフレーム20の内側に配置されているので、頂部51Cは、左右のサイドフレーム20から外側に飛び出ることがない。これにより、シートバックS2の左右方向の大型化を抑制することができる。
また、図2に示したように、エアバッグ装置ABが右のサイドフレーム20に取り付けられ、アクチュエータACが左のサイドフレーム20に取り付けられているので、エアバッグ装置ABとアクチュエータACの干渉を避けることができる。また、エアバッグ装置ABとアクチュエータACを同一のサイドフレーム20に取り付ける場合と比較して、これらの配置の自由度を向上させることができる。なお、本実施形態においては、エアバッグ装置ABやアクチュエータACがサイドフレーム20の外側に取り付けられ、可動プレート50がサイドフレーム20の前側から内側にわたって配置されているので、可動プレート50と、エアバッグ装置ABやアクチュエータACとの干渉を避けることができる。
さらに、図4に示したように、可動プレート50は、上部支持ワイヤW1の屈曲部W11の凹み状となる部分に対向して配置(ここでは、上に凸に屈曲することで形成された空間に配置)されているので、後退移動荷重が作用して上部支持ワイヤW1が動いても、上部支持ワイヤW1との干渉を抑制することができる。なお、図3に示すように、可動プレート50は、受圧部材40の左右両側に配置されており、また、後側の表皮材が引っ掛けられるロッド状のクロスメンバ15(表皮取付部材)の下に配置されているので、受圧部材40やクロスメンバ15との干渉も抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明では、先に説明した実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
図8に示すように、本実施形態において、左右のサイドフレーム20(一方のみ図示)は、その上部である縦パイプ部13と、サイドフレーム本体部21の張出部22とをつなぐように溶接などにより取り付けられたロッド状の連結ワイヤ25を有して構成されている。そして、本実施形態において、図示しないシートバッグパッドの左右の側部は、主に、張出部22と連結ワイヤ25とによって前に張り出す形状が保たれている。各サイドフレーム20には、乗員の腕の付け根の下の部位と対応する高さ位置に、それぞれ、可動プレート150と一対のガイドワイヤ160が配設されている
一対のガイドワイヤ160は、金属などから形成されたロッド状の部材であり、上下方向に所定の間隔をあけてサイドフレーム20に固定されている。より詳細に、ガイドワイヤ160は、図9(a)に示すように、連結ワイヤ25から左右方向内側の斜め後方に向けて延びるガイド部161と、ガイド部161の後端から屈曲して左右方向外側に向けて延びる後側固定部162とを有し、後側固定部162が溶接などによりサイドフレーム本体部21の後面に固定され、ガイド部161の前端が連結ワイヤ25に巻き付けられることで、サイドフレーム20に固定されている。
可動プレート150は、樹脂などから形成された板状の部材であり、弾性的に撓み変形可能となっている。図8に示すように、この可動プレート150は、外側端部51Aが、一対のガイドワイヤの160の間で、結束バンド152により連結ワイヤ25に固定されている。また、可動プレート150は、内側端部51Bに形成された一対の貫通穴153がガイド部161に挿通されている。このような構成により、可動プレート150は、内側端部51Bがガイド部161に沿って移動することで、固定された外側端部51Aに対して近接または離間する方向に移動可能に支持されている。図9(a)に示すように、外側端部51Aと内側端部51Bの上下方向中央付近には、ケーブル55のインナーケーブル55Aが挿通される貫通穴(図示省略)が設けられており、インナーケーブル55Aの一端部は、外側端部51Aに固定されている。また、アウターケーブル55Bの一端部55Cは、内側端部51Bの左右方向内側の面に当接している。
次に、可動プレート150の動作について説明する。
可動プレート150が図9(a)に示す状態にあるときに、乗員がコントローラを操作してインナーケーブル55Aの一端部がアウターケーブル55B内に引き込まれると、アウターケーブル55Bの一端部55Cが内側端部51Bを外側端部51Aに向けて押すことで、図9(b)に示すように、内側端部51Bがガイド部161に沿って外側端部51Aに近接する方向に移動する。これにより、可動プレート150の湾曲量が大きくなるので、左右の側部72のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分を乗員に向けて膨出させ、膨出部73が形成される。
一方、可動プレート150が図9(b)に示す状態にあるときに、乗員がコントローラを操作することでインナーケーブル55Aが弛むと、図9(a)に示すように、可動プレート50が元の形状に戻ろうとする力により、内側端部51Bがガイド部161に沿って外側端部51Aから離間する方向に移動する。これにより、可動プレート150の湾曲量が小さくなり、左右の側部72のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分の膨出量が小さくなる。
以上説明した本実施形態においても、前記した第1実施形態と略同様の効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、可動プレート150の外側端部51Aが、連結ワイヤ25、すなわちサイドフレーム20(シートバックフレームF2)に直接固定されているので、外側端部51Aを固定するためのブラケットなどの部品が不要となる。これにより、部品点数の削減や、可動プレート150の取付構造の複雑化の抑制が可能となっている。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図10(a),(b)に示すように、本実施形態の可動プレート250は、平面視において二又形状をなすように形成されている。より詳細に、可動プレート250は、左右方向(前斜め左方から後斜め右方)に延びる板状の支持部251と、支持部251の左右方向外側の面(乗員と対向する面とは反対側の面)の左右方向における途中部分から後方に向けて延出する延出部252とを有する二又状に形成されている。
支持部251の左右方向における外側端部51Aは、連結ワイヤ25に固定されている。また、延出部252の端部253には、一対の貫通穴(図示省略)が形成され、この貫通穴が一対のガイド部161(一方のみ図示)に挿通されている。これにより、端部253は、ガイド部161に沿って移動することで、外側端部51Aに対して近接または離間する方向に移動可能に支持されている。そして、本実施形態において、支持部251の左右方向における内側端部51Bは、固定されていない自由端となっている。
外側端部51Aと端部253の間には、前記した第2実施形態と略同様にして、図示しないインナーケーブルが張られており、端部253の左右方向内側の面には、インナーケーブルが挿通される管状のアウターケーブルの一端部が当接している。
可動プレート250が図10(a)に示す状態にあるときに、乗員がコントローラを操作してインナーケーブルの一端部がアウターケーブル内に引き込まれると、アウターケーブルの一端部が端部253を外側端部51Aに向けて押すことで、図10(b)に示すように、端部253がガイド部161に沿って外側端部51Aに近接する方向に移動する。これにより、支持部251の中央部付近が乗員側に押し出され、支持部251の湾曲量が大きくなるため、左右の側部72のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分に膨出部73が形成される。
一方、可動プレート250が図10(b)に示す状態にあるときに、乗員がコントローラを操作することでインナーケーブルが弛むと、図10(a)に示すように、支持部251が元の形状に戻ろうとする力により、端部253がガイド部161に沿って外側端部51Aから離間する方向に移動する。これにより、支持部251の湾曲量が小さくなり、膨出部73の膨出量が小さくなる。
以上説明した本実施形態においても、前記した第1実施形態と略同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、内側端部51Bが自由端となっているので、前記した第2実施形態のように、内側端部51Bが外側端部51Aに対して近接または離間する方向に移動可能に支持された構成と比較して、支持部251の湾曲具合を比較的緩やかにすることができる。これにより、乗員に対する可動プレート250の当たり感を和らげることができるので、シートの座り心地を向上させることができる。
なお、上記した形態では、可動プレート250は、1つの部品として二又形状に形成されていたが、これに限定されず、例えば、2部品から構成され、サイドフレーム20に組み付けられた状態で二又形状をなすように形成されていてもよい。具体的には、図11(a)に示すように、可動プレート250’は、2枚の板状の部材、すなわち、支持部材251’と可動部材252’とから構成されており、支持部材251’と可動部材252’の外側端部51Aがそれぞれ連結ワイヤ25に固定されている。
そして、支持部材251’の左右方向外側の面の途中部分から後方に向けて分岐するように延びる可動部材252’の端部253(内側端部)は、前記した第2実施形態の可動プレート150の内側端部51Bと同様に支持されており、ガイド部161に沿って移動することで、外側端部51Aに対して近接または離間する方向に移動可能となっている。また、可動部材252’には、前記した第2実施形態の可動プレート150と同様にして、図示しないケーブルが取り付けられている。
支持部材251’の内側端部51Bは、自由端となっている。
図11(b)に示すように、乗員がコントローラを操作することで、可動部材252’の湾曲量が大きくなると、可動部材252’の頂部に押されることで支持部材251’の湾曲量が大きくなる。これにより、左右の側部72のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分に膨出部73が形成される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、乗員支持部材としての可動プレート50などは、内側端部51Bが外側端部51Aに対して近接または離間する方向に移動可能に支持されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、板状の乗員支持部材は、外側端部が内側端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持されていてもよい。また、前記実施形態では、乗員支持部材として、可動プレート50,150など、板状の部材を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、乗員支持部材は、略半円柱状の部材などであってもよい。
前記実施形態では、車両用シートSは、乗員支持部材としての可動プレート50などが変形することで側部72の膨出量を変更可能に構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図5(b)を参考にして説明すると、車両用シートSは、平板状の可動プレート50が乗員に対して近接または離間する方向に移動可能(進退自在)に支持され、その可動プレート50がモータなどの駆動装置によって移動するように構成されていてもよい。また、前記実施形態では、車両用シートSは、側部72の膨出量を変更可能に構成されていたが、本発明はこれに限定されず、側部の膨出部分はその膨出量が変更できない構成であってもよい。具体的には、例えば、側部に膨出部分を形成する、平板状の乗員支持部材を弓なりに撓ませながら外側端部と内側端部の両方をサイドフレームなどに固定することで、乗員支持部材の形状を固定し、これにより、側部の膨出部分を変更できない構成としてもよい。また、乗員支持部材を備えない構成において、側部(シートバックパッド)自身が、乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分に膨出部を有していてもよい。
前記実施形態では、エアバッグ装置ABが右のサイドフレーム20に取り付けられ、アクチュエータAC(駆動装置)が左のサイドフレーム20に取り付けられていたが、本発明はこれに限定されず、例えば、前記実施形態とは逆の配置であってもよい。また、エアバッグ装置と駆動装置は、同一のサイドフレームに取り付けられていてもよい。また、駆動装置は、シートクッション内に設けられていてもよい。
前記実施形態で示したスロット孔77の形状は一例であり、本発明は前記実施形態の構成に限定されるものではない。例えば、図6を参考にして説明すると、スロット孔は、可動プレート50の上と下に左右に延びる部分を有する略U形状に形成されていてもよい。また、スロット孔は、表皮材を吊り込むための穴を兼ねていてもよい。なお、本発明においては、乗員支持部材の変形や移動に応じて側部が良好に変形できるのであれば、シートバックパッドにスロット孔が設けられていなくてもよい。
前記実施形態では、可動プレート50(乗員支持部材)は、上部支持ワイヤW1(支持ワイヤ)の上に向けて凸となるように屈曲する屈曲部W11のうち、凹み状となる部分に対向して屈曲部W11の下に配置されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、乗員支持部材は、支持ワイヤの下に向けて凸となるように屈曲する屈曲部のうち、凹み状となる部分に対向して屈曲部の上に配置されていてもよい。また、前記実施形態では、支持ワイヤとして、受圧部材40を左右のサイドフレーム20に連結する上部支持ワイヤW1と下部支持ワイヤW2を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、支持ワイヤは、受圧部材を備えない構成において、左右のサイドフレームの間に張設されるシートスプリングなどであってもよい。
前記実施形態では、乗物用シートとして、自動車で使用される車両用シートSを例示したが、本発明はこれに限定されず、その他の乗物用シート、例えば、船舶や航空機などで使用されるシートに適用することもできる。
13 縦パイプ部
20 サイドフレーム
22 張出部
25 連結ワイヤ
50 可動プレート
51A 外側端部
51B 内側端部
51C 頂部
70 シートバックパッド
71 中央部
72 側部
77 スロット孔
150 可動プレート
250 可動プレート
251 支持部
252 延出部
253 端部
AB エアバッグ装置
AC アクチュエータ
F2 シートバックフレーム
S 車両用シート
S1 シートクッション
S2 シートバック
W1 上部支持ワイヤ
W2 下部支持ワイヤ
W11 屈曲部

Claims (13)

  1. シートクッションおよびシートバックを備え、前記シートバックが、当該シートバックのフレームを構成するシートバックフレームと、当該シートバックフレームを覆うシートバックパッドとを有する乗物用シートであって、
    前記シートバックパッドは、乗員の上体背部に対面する中央部と、当該中央部の左右両側に設けられて前記中央部よりも前に張り出した左右の側部とを有し、
    前記シートバックは、前記左右の側部のうち、乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分が、乗員の他の部位に対面する部分よりも乗員に向けて膨出するように構成され、
    前記シートバック内に設けられ、前記側部のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分を膨出させる乗員支持部材を備え、
    前記乗員支持部材は、
    一方の端部が他方の端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持されて曲がり具合が変わる可動部材と、
    前記可動部材と前記側部との間に配置され、前記可動部材に押されることで前記側部を膨出させる支持部材とを有することを特徴とする乗物用シート。
  2. 前記可動部材の一方の端部を他方の端部に対して近接または離間する方向に移動可能にガイドするガイド部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記支持部材は、左右方向における一方の端部が自由端となっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
  4. シートクッションおよびシートバックを備え、前記シートバックが、当該シートバックのフレームを構成するシートバックフレームと、当該シートバックフレームを覆うシートバックパッドとを有する乗物用シートであって、
    前記シートバックパッドは、乗員の上体背部に対面する中央部と、当該中央部の左右両側に設けられて前記中央部よりも前に張り出した左右の側部とを有し、
    前記シートバックは、前記左右の側部のうち、乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分が、乗員の他の部位に対面する部分よりも乗員に向けて膨出するように構成され、
    前記シートバック内に設けられ、前記側部のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分を膨出させる乗員支持部材を備え、
    前記乗員支持部材は、
    板状であり、湾曲量を変更することで前記側部の膨出量を変更可能に構成され、湾曲したときの乗員に向けて膨出する頂部が上下方向に沿って延び、
    左右方向に延びる板状の支持部と、前記支持部の乗員と対向する面とは反対側の面の左右方向における途中部分から延出する延出部とを有する二又状に形成され、
    前記支持部の左右方向における外側端部が固定され、前記延出部の端部が前記外側端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持され、前記支持部の左右方向における内側端部が自由端となっていることを特徴とする乗物用シート。
  5. シートクッションおよびシートバックを備え、前記シートバックが、当該シートバックのフレームを構成するシートバックフレームと、当該シートバックフレームを覆うシートバックパッドとを有する乗物用シートであって、
    前記シートバックパッドは、乗員の上体背部に対面する中央部と、当該中央部の左右両側に設けられて前記中央部よりも前に張り出した左右の側部とを有し、
    前記シートバックは、前記左右の側部のうち、乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分が、乗員の他の部位に対面する部分よりも乗員に向けて膨出するように構成され、
    前記シートバック内に設けられ、前記側部のうちの乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分を膨出させる乗員支持部材を備え、
    前記乗員支持部材は、板状であり、左右方向における外側端部が固定され、左右方向における内側端部が前記外側端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持されて湾曲量を変更することで前記側部の膨出量を変更可能に構成され、湾曲したときの乗員に向けて膨出する頂部が上下方向に沿って延び、
    前記シートバックフレームは、左右方向において対向し、下部が上部よりも前方に向けて張り出す張出部を有する左右のサイドフレームと、前記サイドフレームの上部と前記張出部とをつなぐように取り付けられた連結ワイヤとを有し、
    前記乗員支持部材は、前記外側端部が前記連結ワイヤに固定されたことを特徴とする乗物用シート。
  6. シートクッションおよびシートバックを備え、前記シートバックが、当該シートバックのフレームを構成するシートバックフレームと、当該シートバックフレームを覆うシートバックパッドとを有する乗物用シートであって、
    前記シートバックパッドは、乗員の上体背部に対面する中央部と、当該中央部の左右両側に設けられて前記中央部よりも前に張り出した左右の側部とを有し、
    前記シートバックは、前記左右の側部のうち、乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分が、乗員の他の部位に対面する部分よりも乗員に向けて膨出するように構成され、
    本体部を有し、当該本体部の一方の端部が他方の端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持されて前記本体部の湾曲量を変更することで前記側部の膨出量を変更する乗員支持部材と、
    インナーケーブルと、当該インナーケーブルが摺動可能に挿通されるアウターケーブルとを有し、前記インナーケーブルが前記アウターケーブルに対して摺動することで前記本体部を動作させるケーブルとを備え、
    前記乗員支持部材は、前記本体部の一方の端部に設けられて前記アウターケーブルの一端部が固定されるアウターケーブル固定部と、前記本体部の他方の端部に設けられて前記インナーケーブルの一端部が固定されるインナーケーブル固定部とを有し、
    前記アウターケーブル固定部および前記インナーケーブル固定部は、前記本体部の乗員と対向する面とは反対側の面に設けられていることを特徴とする乗物用シート。
  7. シートクッションおよびシートバックを備え、前記シートバックが、当該シートバックのフレームを構成するシートバックフレームと、当該シートバックフレームを覆うシートバックパッドとを有する乗物用シートであって、
    前記シートバックパッドは、乗員の上体背部に対面する中央部と、当該中央部の左右両側に設けられて前記中央部よりも前に張り出した左右の側部とを有し、
    前記シートバックは、前記左右の側部のうち、乗員の腕の付け根の下の部位に対面する部分が、乗員の他の部位に対面する部分よりも乗員に向けて膨出するように構成され、
    一方の端部が他方の端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持されて湾曲量を変更することで前記側部の膨出量を変更する乗員支持部材と、
    前記シートバックフレームに固定されたロッド状部材とを備え、
    前記乗員支持部材は、前記一方の端部に貫通穴を有し、当該貫通穴が前記ロッド状部材に挿通されていることで、前記一方の端部が前記ロッド状部材に沿って移動可能に支持されていることを特徴とする乗物用シート。
  8. 前記乗員支持部材の乗員に向けて膨出する頂部は、前記シートバックフレームの左右のサイドフレームの左右方向内側に配置されたことを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  9. 前記乗員支持部材は、板状であり、湾曲量を変更することで前記膨出量を変更可能に構成され、湾曲したときの乗員に向けて膨出する頂部が上下方向に沿って延びることを特徴とする請求項または請求項に記載の乗物用シート。
  10. 前記乗員支持部材は、左右方向における外側端部が固定され、左右方向における内側端部が前記外側端部に対して近接または離間する方向に移動可能に支持されたことを特徴とする請求項4または請求項9に記載の乗物用シート。
  11. 乗員を側方から保護するエアバッグ装置と、前記側部の膨出量を変更するために前記乗員支持部材を変形または移動させる駆動装置とを備え、
    前記エアバッグ装置は、前記シートバックフレームの左右のサイドフレームの一方に取り付けられ、前記駆動装置は、前記左右のサイドフレームの他方に取り付けられたことを特徴とする請求項から請求項10のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  12. 前記シートバックパッドには、前記中央部と前記左右の側部との間の上下方向において前記乗員支持部材と対応する位置に貫通したスロット孔が設けられていることを特徴とする請求項から請求項11のいずれか1項に記載の乗物用シート。
  13. 前記シートバックフレームは、左右のサイドフレームの間に設けられて乗員の上体を支持する支持ワイヤを備え、
    前記支持ワイヤは、上または下に向けて凸となるように屈曲する屈曲部を有し、
    前記乗員支持部材は、前記屈曲部のうち凹み状となる部分に対向して配置されたことを特徴とする請求項から請求項12のいずれか1項に記載の乗物用シート。
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