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JP5815049B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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JP5815049B2
JP5815049B2 JP2013550265A JP2013550265A JP5815049B2 JP 5815049 B2 JP5815049 B2 JP 5815049B2 JP 2013550265 A JP2013550265 A JP 2013550265A JP 2013550265 A JP2013550265 A JP 2013550265A JP 5815049 B2 JP5815049 B2 JP 5815049B2
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Description

本発明は、鞍乗型車両の改良に関する。
車体フレームが車体カバーで覆われた鞍乗型車両において、車体フレームに電装品等の補機を固定する部材(ケース)を配置した技術が知られている(例えば、特許文献1(図1、図3)参照。)。
特許文献1に示されるように、車体フレームはカバーで覆われており、電圧制御用レギュレータを収納するケースが車体フレームに取付けられている。このケースに、点火コイル及び点火制御装置が取付けられる。
特許文献1の技術によれば、電圧制御用レギュレータや点火制御装置等の電装部品を固定・支持する専用の取付部材及び支持部材の数を減らすことはできる。しかし、電装部品を固定・支持する部材として、電圧制御用レギュレータを収納するケースを流用したので、多数の補機を取付ける場合、車体フレームに専用のステーを設けることとなり、車体フレームの構造が複雑になる。加えて、仕様の異なる複数車種の車両を生産する場合においては、専用のステーを車種によりそれぞれ作り分けると、車体フレーム自体の作り分けが発生し、生産効率が低下してしまう。
国際公開第2003/004340号公報
本発明は、車体フレームが車体フレームカバーで覆われた鞍乗型車両において、車体フレームの構造を複雑にすることなく、補機部品の仕様に違いがある場合でも、車体フレームを共用化し、生産効率を向上させる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームと、この車体フレームの周辺に配置される少なくとも1つの補機部品と、車体フレームの少なくとも一部を覆う車体フレームカバーとを備える鞍乗型車両において、前記車体フレームに取り付けられた補機配置トレーに取付けられ、該補機配置トレーは、複数面を有する板状に形成された樹脂成形品であり、この樹脂成形品には、前記補機部品の支持部と、補機部品に付随する配線を支持する配線支持部及び/又は補機部品に付随する配管を支持する配管支持部が一体形成され、車体フレームは、ヘッドパイプと、このヘッドパイプから車両後方へ延びるメインフレームと、このメインフレームから車両後方へ延びるシートレールメンバとからなり、補機配置トレーは、下方へ開放しメインフレームに上から嵌められる第1凹部と、下方へ開口しシートレールメンバの上から嵌る第2凹部とを有することを特徴とする。
請求項2に係る発明では、メインフレームは、ヘッドパイプから車両後方且つ下方へ延び、シートレールメンバは、メインフレームの中間部から車幅方向左右に分かれ車両後方且つ上方へ延びる左右一対のシートレールメンバで構成され、第2凹部は、下方へ開口し左右のシートレールメンバの少なくとも一方に上から嵌ることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記補機配置トレーは、平面視で、車両前後方向及び車幅方向に延びており、前記少なくとも1つの補機部品は、燃料系補機部品と電装系補機部品とからなり、前記補機配置トレーの車幅方向の一方に前記燃料系補機部品が配置され、前記補機配置トレーの車幅方向の他方に前記電装系補機部品が配置されることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、補機配置トレーの後部が、後輪の上方を覆うリヤフェンダに取付けられることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、車体フレームと、この車体フレームの周辺に配置される少なくとも1つの補機部品と、車体フレームの少なくとも一部を覆う車体フレームカバーを備える鞍乗型車両において、補機部品は、車体フレームに取り付けられた補機配置トレーに取付けられ、補機配置トレーは、複数面を有し板状に形成される樹脂成形品であり、この樹脂成形品には、補機部品の支持部と、補機部品に付随する配線を支持する配線支持部及び/又は補機部品に付随する配管を支持する配管支持部が一体形成され、補機配置トレーの上方に、収納ボックスが配置され、この収納ボックスに、この収納ボックス内に溜まった液体を抜く液体抜き穴が形成されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、前記補機配置トレーは、前記収納ボックスの液体抜き穴の下方に設けられた凹部と、この凹部に形成されて補機トレーに溜まったドレーンを抜くドレーン孔とを有することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、前記少なくとも1つの補機部品は前記補機配置トレーに取り付けられたキャニスタからなり、前記補機配置トレーは、前記キャニスタに設けられた大気開放口を囲むように延びるリブ壁を備えることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、収納ボックスの下方に配置されている補機配置トレーに、エンジンの点火制御を行う点火制御装置が取付けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車体フレームに、樹脂成形品で複数面を有する板状の補機配置トレーが取付けられる。この補機配置トレーへ一括して補機部品を取付けるようにしたので、補機部品の取付に必要な専用部材の数を減らすことができる。加えて、補機配置トレーで配線及び/又は配管を支持するようにしたので、配線や配管の支持に必要な専用の支持部材の数を減らすことができる。取付部材及び支持部材の数が減るため、部品点数の数が低減され、生産効率を向上させることができると共に、車両の軽量化を図ることができる。
また、このような板状に成形される補機配置トレーであれば、補機、配線・配管の仕様が異なる車両であっても、車種による車体フレーム側の変更は小さなものとし、補機配置トレーの形状のみを変更するだけで対応可能になり、車体フレームの仕様の異なる点を可及的に低減し、共用化による生産効率向上を図ることができる。
また、補機配置トレーの第1凹部がメインフレームに嵌り、第2凹部がシートレールに嵌る。車体フレームの構造を有効に利用して、補機配置トレーを位置決め、固定することで、補機配置トレーを車体フレームへ締結する締結箇所の個数を減らすことができる。
請求項3に係る発明では、補機配置トレーの幅方向の一方側に燃料系補機部品を配置し、他方側に電装系補機部品を配置した。すなわち、補機配置トレーの車幅方向左右で燃料系と電装系の補機部品を互いに離して配置することができる。このため、燃料系補機部品同士の間隔をつめて配置でき、電装系補機部品同士の間隔をつめて配置できる。結果、補機部品をコンパクトに配置することができる。
請求項4に係る発明では、補機配置トレーの後部が、リヤフェンダに取付けられるので、リヤフェンダと補機配置トレーによって、補機配置トレー上方の車体内部への塵・埃等の侵入を抑制して防塵性を高めることができる。
請求項5に係る発明では、収納ボックスの液体抜き穴の下方には補機配置トレーが配置されるため、液体抜き穴から収納ボックス内への塵・埃等の侵入が抑制され、収納ボックスの防塵性が高められる。液体抜き穴は、平面視で、補機配置トレーに重なる部位であれば、どこでも設けることができ、また、液体抜き穴から排出される液体が板状の補機配置トレーで受け止められるため、収納ボックスの形状自由度が高められる。
請求項6に係る発明では、補機配置トレーに凹部が設けられ、この凹部にドレーン孔が設けられる。液体抜き穴の位置に関わらず、最終的に車外に排出するドレーン孔を形成できるため、車両構成に最適化したドレーン孔位置を設定できる。
請求項7に係る発明では、キャニスタの大気開放口が、補機配置トレーから延びるリブ壁で囲われる。リブ壁が遮断作用を発揮するために、キャニスタの大気開放口に塵等が侵入し難くなり、大気開放口周辺の防塵性を高めることができる。
請求項8に係る発明では、収納ボックスと補機配置トレーとの間に点火制御装置を配置した。すなわち、点火制御装置は、上方の収納ボックスと下方の補機配置トレーとで効果的に保護される。
本発明の第1実施例に係わる鞍乗型車両の1つの形態を提供する自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の車体フレームの左側面図である。 自動二輪車の車体フレームの平面図である。 自動二輪車の要部拡大図である。 補機配置トレーに配置されるハーネス、補機部品を説明する側面図である。 図4の6矢視図である。 図6の7−7線断面図である。 図6から収納ボックスを取り外したときの平面図である。 車体フレームへ補機配置トレーを載置する分解斜視図である。 図8の10A−10A線断面図である。 図8の10B−10B線断面図である。 キャニスタの配置構造を説明する断面図である。 図11の12−12線断面図である。 キャニスタから延びる配管の支持手段を説明する斜視図である。 補機配置トレーの凹部を説明する斜視図である。 本発明の第2実施例に係わる自動二輪車の図4と同様の図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明の実施例1を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、自動二輪車10は、前輪11を操舵自在に支持する操舵系13と、後輪12を揺動自在に支持する後輪懸架系14と、前輪11と後輪の間に設けられ後輪12を駆動する駆動源としてのエンジン15と、前輪11と後輪12の間に設けられ乗員が座るシート16とからなり、シート16に乗員が跨って座る形態の鞍乗型車両である。
操舵系13は、車体フレーム21に操舵自在に設けられ前輪11を支えるフロントフォーク22と、このフロントフォーク22に一体的に設けられ乗員が操舵操作を行うハンドル23とを主要素とする。
後輪懸架系14は、車体フレーム21の下部から後方へ延びて後端部で後輪12を支えるスイングアーム26と、このスイングアーム26の後端部と車体フレーム21間に渡したリヤクッションユニット27とを主要素とする。
車体30には、車体フレーム21と車体カバー31とを含む。この車体カバー31で車体フレーム21を覆っている。車体カバー31(又は「車体フレームカバー31」)は、車体30の前部を覆う前カバー部33と、この前カバー部33の上方にてハンドル23回りを覆うハンドルカバー部35と、シート16の下方を覆う後カバー部34とからなる。すなわち、車体フレームカバー31は、車体フレーム21を覆っている。
ハンドルカバー部35にヘッドライト36が取付けられている。フロントフォーク22に前輪11の泥をよけるフロントフェンダ37が取付けられ、車体後部に後輪12の泥をよけるリヤフェンダ38が取付けられる。
次の図2〜3を参照して、自動二輪車10の車体フレーム21について説明する。
図2に示すように、車体フレーム21は、ヘッドパイプ41と、このヘッドパイプ41から後方下方に延びるメインフレーム42と、このメインフレーム42の後部に連結されるピボット部43と、メインフレーム42の車両前後方向中間部から後方上方へ延びているシートレール44と、シートレール44の前後方向中間部とメインフレーム42後端との間を連結するバックステー45と、バックステー45の中間部から上方に延びており先端がシートレール44に接続されるサブフレーム46とを主要素とする。ピボット部43は、後輪12(図1)を支えるスイングアーム26(図1)を揺動自在に支持する。
図3に示すように、シートレール44は、メインフレーム42の中間部から車幅方向左右に分かれ延びた後車両後方へ延びている左右のシートレールメンバ44L、44Rからなる。同様に、バックステー45は、メインフレーム42の後端部左右の側面42Lb、42Rbから車幅方向左右で且つ後方へ延びているバックステーメンバ45L、45Rからなり、これらのバックステーメンバ45L、45Rは、各々、左右のシートレールメンバ44L、44Rの中間部に接続される。サブフレーム46(図2)は、左右のサブフレームメンバ46L、46Rからなり、これらの左右のサブフレームメンバ46L、46Rは、各々、左右のバックステーメンバ45L、45Rから左右のシートレールメンバ44L、44Rへ延びて、サブフレームメンバ46L、46Rの先端部46La、46Raが各々左右のシートレールメンバ44L、44Rに接続される。
第1クロスフレーム51と第2クロスフレーム52は、左右のシートレールメンバ44L、44R間にのびる。第1クロスフレーム51の両端は左右のサブフレームメンバ46L、46Rの先端46La、46Raに隣接して配置される。第2クロスフレーム52は第1のクロスフレーム51の後方に配置される。図示の実施例においては、第2のクロスフレーム52はシートレール44の後端に配置されている。
次に、収納ボックス及び周辺部の構造等について説明する。図4に示すように、収納ボックス61は、シート16(図1)の下方に配置され、シート16を支持すると共に物品等を収納する。この収納ボックス61の下方で、且つメインフレーム42の上方には、サブカバー62が配置され、このサブカバー62の後方に後輪12が跳ね上げた泥をよけるリヤフェンダ38が配置される。
サブカバー62は、収納ボックス61の下方を覆うと共に、後述する補機部品類を支持・固定する部材である。補機部品類を支持・固定するという機能を有するため、以下、サブカバー62を「補機配置トレー」とも言うこととする。
収納ボックス61の車両後方にてシートレール44に燃料タンク64が取付けられる。この燃料タンク64から燃料タンク64で蒸発した蒸発燃料を通すチャージ配管65が延ばされ、このチャージ配管65の先が蒸発した蒸発燃料を蓄えるキャニスタ70に接続される。キャニスタ70からエンジン15の燃料供給系へ、キャニスタ70で蓄えられた燃料を排出するパージ配管66が延びている。
キャニスタ70は、収納ボックス61より下でサブカバー62より上で且つリヤフェンダ38より車両前方に配置される。キャニスタ70は、収納ボックス61とサブカバー62の間で、リヤフェンダ38より車両前方に配置されるともいえる。車両側面視で、キャニスタ70は、シートレール44にキャニスタの一部71が重なり、このキャニスタの残部72が、メインフレーム42、シートレール44、バックステー45で囲われるように配置される。
車両側面視で、シートレール44にキャニスタの一部71が重なっている。加えて、キャニスタの残部72は、メインフレーム42、シートレール44、バックステー45とで囲まれる領域に配置される。このようなキャニスタ70の配置であれば、キャニスタ70へ上下左右方向から力がかかり難くなり、キャニスタ70を保護することが可能になる。
補機配置トレー(サブカバー)62に、エンジン15のACG(交流発電機)から延びるハーネス166の着脱を可能にするACGカプラー167が取付けられている。168はブリーザホースである。
図5に示すように、車幅方向右側方から見たとき、メインハーネス117は、メインフレーム42に沿うように車両前方から後方へ延びた後、右のシートレール44Rに沿うようにして配索されている。メインフレーム42の側部に板状のブラケット171が垂下するように取付けられ、このブラケット171の前部下部に、ASVユニット172が装着され、このASVユニット172の車両後方にてブラケット171の後部下部に、1次コイル173が装着されている。メインハーネス117は、ASVユニット172及び1次コイル173の上方に配索されている。
図6に示すように、収納ボックス61は、物品等を収納することができる開口部81と、この開口部81の前部に設けられて車体フレーム21側へ取付けられる前取付部83と、開口部81の画成すると共にシート16(図1)の前部を支える輪郭部82と、この輪郭部82の後部から左右外方に延びて左右のシートレールメンバ44L、44Rに載置される左右の後取付部84L、84Rとを有する。前取付部83と左右の後取付部84L、84Rは、各々、ねじ部材85で車体フレーム21へ締結される。収納ボックス61の開口部81に、バッテリ88が収納されている。
図7に示すように、車体フレーム21に取付けられる収納ボックス61の上部91と下部92とは、水平方向に延びる仕切板93で区画される。この仕切板93の下方にて収納ボックス61の下部92にバッテリ88が載置され、収納ボックス61の上部91に物を入れる物入れ空間が形成される。収納ボックス61の底部95には、この収納ボックス61内に溜まった液体を抜く液体抜き穴96が形成されている。
また、収納ボックス61の下部に、下方へ垂下する下膨出部97が設けられ、この下膨出部97にバッテリ88の下部が収受されている。下膨出部97の車両前方に、第1の補機部品(点火制御装置)101が配置される。この第1の補機部品(点火制御装置)101は、補機配置トレー(サブカバー)62に取付けられる。また、下膨出部97の車両後方に、第2の補機部品(キャニスタ)70が配置される。第2の補機部品(キャニスタ)70は、補機配置トレー(サブカバー)62に取付けられる。すなわち、車体フレーム21の周辺に補機部品を取付ける補機配置トレー62が配置される。
収納ボックス61に、キャニスタ70の前方にて垂下する下膨出部97が備えられ、下膨出部97の前方に電装部品(点火制御装置)101が配置される。すなわち、下膨出部97でキャニスタ70とを点火制御装置101とを車両前後に離間して配置することができる。
メインフレームの後端部42bから車両斜め後上方へ後輪12の泥をよけるリヤフェンダ38が延びている。このリヤフェンダの下端38cがフェンダ締結部105でメインフレームの後端部42bに締結される。
このリヤフェンダ38の車両前方に、リヤフェンダ38に連続するようにして補機配置トレー62が配置される。補機配置トレー62は、収納ボックス61とメインフレーム42の間に配置され、点火制御装置101やキャニスタ70等の補機部品が取付けられている。このように、補機配置トレー62の後部は、リヤフェンダ38に連続するようにしてリヤフェンダ38に取付けられる。
補機配置トレー62の前部は、メインフレーム42に接合したトレー支持ステー111に前トレー締結部材113で締結される。前トレー締結部材113はねじから成り、その軸は車幅方向水平に延びており、車幅方向左側から右側へ前トレー締結部材113がねじ込まれ、補機配置トレー62の前部がトレー支持ステー111へ締結される。
補機配置トレー62の後部は、フェンダ締結部105の上方位置にてリヤフェンダ38に後トレー締結部材114で締結される。後トレー締結部材114はボルトから成り、その軸は車両斜め前上方から車両斜め後ろ下方に延びており、車両斜め前上方から車両斜め後ろ下方へ後トレー締結部材114をねじ込んて図示しないナットと螺合させることにより、補機配置トレー62の後部がリヤフェンダ38へ締結される。すなわち、補機配置トレー62の後部は、メインフレーム42に締結され後輪12の上方を覆うリヤフェンダ締結部105の近傍にてリヤフェンダ38に締結される。
図8に示すように、補機配置トレー62は、板状に形成される樹脂成形品である。前述したように、補機配置トレー62には、補機部品の1つであるキャニスタ70が取付けられ、エンジン15の点火制御を行う点火制御装置101が取付けられる。さらに、補機配置トレー62に、補機部品(キャニスタ)70の取付支持部116に加えて、メインハーネス117を含む配線を支持する配線支持部118及び配管を支持する複数の配管支持部120a〜120c、121a〜121cが一体形成されている。これらの複数の配管支持部120a〜120cによって、キャニスタ70に接続されるパージ配管66は、補機配置トレー62に支持される。同様に、燃料タンク64(図6)からエンジン15の燃料供給系に延びている燃料配管67は、複数の配管支持部121a〜121cによって、補機配置トレー62に支持される。また、補機配置トレー62の車幅方向右側にカプラー支持部175、175が取付けられている。配管支持部121bと121cの間にてパージ配管66上にワンウエイバルブ185が介在される。補機配置トレー62の車幅方向右側には、エアクリーナとエンジン15(図1)のクランクケースを接続するブリーザホース168を支持するブリーザホースガイド119が補機配置トレー62の内方へ延出するように設けられている。
キャニスタ70の取付支持部116(図9)は、略円柱形状をもつキャニスタ70の円筒部130が係合可能な載置凹面177を有している。補機配置トレー62は、キャニスタ70に設けられた大気開放口131を囲むように延びるリブ壁128を有する。
補機配置トレー62に取付けられエンジン15の点火制御を行う点火制御装置101は、収納ボックス61(図6)と補機配置トレー62との間に配置される。すなわち、点火制御装置101は、下方の補機配置トレー62で効果的に保護される。なお、補機部品のうちのレギュレータ102は、右のシートレール44に突設したステー103にレギュレータ締結部材104(図13及び14)で支持されている。
次に、補機配置トレー(サブカバー)62を車体フレーム21へ載置する構造について説明する。図9に示すように、補機配置トレー62は、車幅方向で左右非対称の形状の板状部材であり、車体フレーム21に上方から載置され取付けられる。補機配置トレー62の前部に形成した第1凹部151がメインフレーム42に嵌るように載置され、補機配置トレー62の前後方向中間部の左側に形成した第2凹部152が左のシートレール44Lに嵌るように載置されると共に、補機配置トレー62の前後方向中間部の右側に形成した第3凹部150(図8)が右のシートレール44Rに嵌るように載置されている。
図8を併せて参照して、補機配置トレー62は、その前部に点火制御装置101を支持する点火制御装置支持部141が付設され、その車幅方向左側に、パージ配管66を支持するフック状のパージ配管支持部120a〜120cが付設され、燃料配管67を支持するフック状の燃料配管支持部121a〜121cが付設され、補機配置トレー62の後部にキャニスタ70を支持するキャニスタ支持部116が設けられる。キャニスタ支持部116は、後述するキャニスタ70を斜めに載置可能にする傾斜凸部126と、この傾斜凸部126に突設されキャニスタ70をゴム等の弾性材料からなるホルダ部材125で傾斜凸部126へ着脱可能に固定する爪部127、127とからなる。
図10A及び図10Bを参照して、車体フレーム21に対する補機配置トレー(サブカバー)62の嵌合構造等について説明する。
図10Aに示すように、補機配置トレー62に、下方へ開口する第1凹部151が形成される。この第1凹部151は、メインフレーム42に上から嵌めることができるように形成される。第1凹部151は、メインフレーム42に嵌るように配置される。
図10Bに示すように、補機配置トレー62の車幅方向左側の面に、下方へ開口する第2凹部152が形成される。この第2凹部152は、左のシートレール44Lに上から嵌めることができるように形成される。第2凹部152は、左のシートレール44Lに嵌るように配置される。
図8にて、補機配置トレー62は、平面視で、車両前後方向及び車幅方向に延びており、補機部品は、キャニスタ70等の燃料系補機部品153と点火制御装置101等の電装系補機部品154とからなる。電装系補機部品154は、前述した点火制御装置101の他、レギュレータ102に接続される配線155やメインハーネス117等の配線を含む。
図中、補機配置トレー62の車幅方向の一方(左側)には、キャニスタ70等の燃料系補機部品153が配置され、これら燃料系補機部品153の車幅方向の他方(右側)には、点火制御装置101やレギュレータ102等の電装系補機部品154が配置される。
このように構成したので、配置トレー62の車幅方向左右で燃料系補機部品153と電装系補機部品154を互いに離して配置することができる。このため、燃料系補機部品153同士の間隔をつめて配置でき、電装系補機部品154同士の間隔をつめて配置できる。結果、補機配置トレー62に補機部品153、154をコンパクトに配置することができる。
図10A及び図10Bに示すように、補機配置トレー62に、下方へ開口しメインフレーム42に上から嵌めることができる第1凹部151と、下方へ開口し左のシートレール44に上から嵌めることができる第2凹部152とが一体形成される。第1凹部151は、補機配置トレー62の前部に形成され、第2凹部152は、補機配置トレー62の長手方向中間部に形成される。
補機配置トレー(サブカバー)62の第1凹部151がメインフレーム42に嵌り、第2凹部152が左のシートレールメンバ44Lに嵌り、第3の凹部150が右のシートレールメンバ44Rに嵌る。これらの嵌合により補機配置トレー62の位置ずれを防止することができる。上記構成より、補機配置トレー62を車体フレーム21へ締結する締結箇所は、2つの締結箇所(図8に示す前トレー締結部材113及び後トレー締結部材114)で済ますことができる。結果、締結箇所及び締結部材の個数を減らすことができる。
なお、本実施例では、補機配置トレー62は、左右のシートレールメンバ44L、44Rに嵌合されるが、補機配置トレー62の形状を変更し、右のシートレールめんば44Rのみに嵌合させても良いし、若しくは、左のシートレールメンバ44Lのみに嵌合させることは差し支えない。
以上、説明したように、補機配置トレー62は、複数の補機部品の支持部及び配管・配線の支持部として機能すると共に、収納ボックス61の下方を覆うサブカバーとしての機能を併せもっている。
次に、補機配置トレー62に取付けたキャニスタ70の配置等について説明する。図11に示すように、補機配置トレー62へホルダ部材125で取付けられるキャニスタ70は、円筒状の部材であり、この円筒状の円筒部130の長手軸135方向が車幅方向に延びるように配置される。
キャニスタは、一端面(左端面)137に放出口133と導入口134とを備え、他端面(右端面)138に大気開放口131とドレーン口132とを備える。左端面137と右端面138とを通る長手軸135が車幅方向に延びるように、且つ、左端面137より右端面138が下方になるように、補機配置トレー62の傾斜凸部126の載置凹面177に載置することによって斜めに配置されている。
キャニスタ70の車幅方向一端面(左端面)137に、燃料タンク64(図5)につながる導入口134と、エンジン15の燃料供給系につながる放出口133とが設けられ、キャニスタの車幅方向他端面(右端面)138に、キャニスタ内部を大気圧に調圧する大気開放口131と、キャニスタ内貯蔵燃料が余剰になった場合に排出するドレーン口132とが備えられる。ドレーン口132にドレーンパイプ142が接続される。
図11及び図12に示すように、収納ボックス61の底部61sから下方へ環状(ロの字状)の壁部86が延び、この壁部86に沿うように補機配置トレー62から平面視で環状の一部を切り欠いた形状のリブ壁128が延びている。このリブ壁128は、キャニスタの大気開放口131を入れることができるキャニスタ用切欠部128aと、ラビリンス室129の容積をかせぐために設けた折曲部128bを有しており、底面視でラビリンス室129の形状は略L字状を呈する。
環状の壁部86内の空間にリブ壁128の先端を配置し壁部86とリブ壁128間に狭小のクリアランスを形成する。この狭小のクリアランスを含みリブ壁128と壁部86とでラビリンス部89となるようにし、リブ壁128で囲まれた空間であるラビリンス室129にキャニスタの大気開放口131を配置させる。すなわち、ラビリンス部89に大気開放口131を臨ませるようにキャニスタ70を配置し、外気がラビリンス部89を介して大気開放口131に至るようにした。外気は、壁部86とリブ壁128の狭小のクリアランスを介して、ラビリンス室129に導入されるため、ラビリンス室129の防塵性は高い。
キャニスタの左端面137に開けた導入口134には、燃料タンク64から延びるチャージ配管65が接続され、キャニスタの左端面137に開けた放出口133には、パージ配管66が接続される。このパージ配管66の先は、エンジン15(図1)の吸気系へ連結される。
図7に戻って、収納ボックス61に、この収納ボックス61内に溜まった液体を抜く液体抜き穴96が形成される。図8にて、収納ボックス61の下方に、補機配置トレー62が配置され、液体抜き穴96の下方位置にて補機配置トレー62に凹部145が設けられ、この凹部145に補機配置トレー62に溜まったドレーンを抜くドレーン孔146が設けられる。すなわち、補機配置トレー62に開けたドレーン孔146は、下方に凹ませ平面視で車幅方向及び前後方向に延びており平面視で略矩形状の凹部145に形成される。車両平面視で、液体抜き穴96とドレーン孔146とを位置をずらして配置すれば、収納ボックス61内の防塵性が一層高められる。
次に、補機配置トレー62の底部に設けたドレーン用開口等について説明する。図11に示すように、補機配置トレー62に第2の凹部148が設けられ、この第2の凹部148にドレーン用開口147が設けられる。第2の凹部148の底面は、ドレーン用開口147に向かって下方に傾斜しており、補機配置トレー62に溜まった液体は、ドレーン用開口147から速やかに排出される。収納ボックス61に溜まった液体が液体抜き穴96を介して補機配置トレー62に落下したとしても、この液体はドレーン用開口147を介して排出されるため、補機配置トレー62に液体が溜まる心配はない。従って、本実施例においては、ドレーンパイプ142がドレーン口132に接続されているが、ラビリンス部89によって防塵性の高い空間にドレーン口132が配置される点、及び第2の凹部148、ドレーン用開口147で補機配置トレー62から排出可能とされる点により、ドレーンパイプ142を廃止することもできる。
図13に示すように、補機配置トレー62に、メインフレーム42に固着され収納ボックス(図10、符号61)の前取付部83が締結される前取付ステー161が顔を出すように取付開口162が開けられる。補機配置トレー62に取付開口162を開けたので、メインフレーム42と収納ボックス61の間に補機配置トレー62を配置した場合であっても、収納ボックス61をメインフレーム42へしっかりと取付けることができる。
次に、左のシートレールメンバ44Lに嵌合される補機配置トレー62の第2凹部152の形状を説明する。
図14に示すように、補機配置トレーの第2凹部152は、図10Bで説明したように左のシートレールメンバ44Lに嵌るように設けられている。この第2凹部152の車両後端に連続して、補機配置トレー62の水平上面62hから鉛直上方に縦壁181が延び、この縦壁181の上端から水平方向車両外方へ上壁182が延びている。この上壁182に補機部品(配管類)の支持部121b、121cが一体的に設けられている。
縦壁181の車幅方向内方且つキャニスタ70を支える傾斜凸部126の車両前方にて、補機配置トレー62の水平上面62hには、下方に凹み補機配置トレー62上に落下したドレーンを溜める凹部145が形成されている。
以上に述べた鞍乗型車両の作用効果を次に述べる。
図7〜8に示すように、車体フレーム21に、複数の面を有する板状の樹脂成形品から成る補機配置トレー62が取付けられる。この補機配置トレー62へ一括して補機部品153、154を取付けるようにしたので、補機部品153、154の取付に必要な専用部材の数を減らすことができる。加えて、補機配置トレー62で配線や配管を支持するようにしたので、配線や配管の支持に必要な専用の支持部材の数を減らすことができる。取付部材及び支持部材の数が減るため、部品点数の数が低減される。部品点数が減るため、組付工数を低減させることができる。部品点数が減るため、車両の軽量化を図ることができる。
図4に示すように、収納ボックス61とサブカバー62の間で、リヤフェンダ38より車両前方に、キャニスタ70が配置される。すなわち、キャニスタ70は、収納ボックス61とサブカバー62とリヤフェンダ38とで囲われた領域に配置される。キャニスタ70の後方にリヤフェンダ38が配置され、キャニスタ70の上方に収納ボックス61が配置され、キャニスタ70の下方にサブカバー62が配置されるので、キャニスタ70を防塵性の高い空間に配置することができる。
図11に示すように、キャニスタ70は、左端面139が上に右端面140が下になるように配置される。キャニスタ70を水平に配置するよりも斜めに配置することで、車幅方向の寸法を短縮することができる。
補機配置トレー62に取付けられるキャニスタ70に設けられた大気開放口131を囲むように補機配置トレー62からリブ壁128が延びている。このような構成により、リブ壁128が遮断作用を発揮するために、キャニスタ70の大気開放口131に外から塵等の異物が侵入し難くなる。
従来は、異物の侵入防止を図るために、大気開放口にホースを接続し、ホースの先をクリーンな空間へ配置することが行われてきた。しかし、ホースの分だけ重量が増加し、ホースの調達コストが嵩む。この点、本発明によれば、クリーンな空間まで延ばすホースは不要になる。また、防塵性の観点のみを考慮するならば、本実施例では、ドレーンパイプ142を廃止することができる。結果、軽量化及びコスト低減を図ることができる。
収納ボックス61から外方へ壁部86が延ばされ、この壁部86に沿うように補機配置トレー(サブカバー)62からリブ壁128が延ばされ、このリブ壁128と壁部86とでラビリンス部89を形成した。
この構成により、外気はラビリンス部89を介して大気開放口131に至るので、大気開放口131からの塵・埃等異物の侵入を防止することができる。キャニスタ70の大気開放口131をより防塵性の高い空間(ラビリンス室128)に配置することで、大気開放口131に接続していたホースを廃止できる。結果、軽量化及びコスト低減を図ることができる。
キャニスタ70の円筒部130は、大気開放口131が下方に位置するように斜めに配置される。ラビリンス室128の下部に大気開放口131を配置したので、外気に塵・埃が含まれているとしても大気開放口131への侵入が抑えられる。結果、キャニスタ70の防塵性を一層高めることができる。
キャニスタ70は、補機配置トレー(サブカバー)62に取付けられている。キャニスタ70を車体側に支持する専用ステーを用いるよりも、本発明のように、補機配置トレー(サブカバー)62でキャニスタ70を支持させることで、部品点数の増加を抑えることができる。
図8〜9に示すように、板状に成形される補機配置トレー62であれば、補機、配線・配管の仕様が異なる車両であっても、車種による車体フレーム21側の変更は小さなものとし、補機配置トレー62の形状のみを変更するだけで対応可能になる。従って、異なる車種であっても同一ラインでの生産が行い易くなる。異なる車種が同一ラインで生産可能となれば、組立生産性を高めることができる。
また、キャニスタ70と、このキャニスタ70から延びるパージ配管66を予め補機配置トレー(サブカバー)62に組付けてサブアセンブリを形成し、このサブアセンブリを車体側へ組付けるようにしてもよい。このように、予めサブ組立化することにより、組付性に係る生産性の向上が図れる。
次に、本発明の実施例2を図面に基づいて説明する。
図15に示すように、収納ボックス61とメインフレーム42の間に補機配置トレー62Aが配置され、この補機配置トレー62Aの後部上面に、点火制御装置101Bが取付けられる。なお、実施例1の車両に用いられているキャニスタは搭載されていない。
点火制御装置101Bは、収納ボックス61より下でサブカバー62より上で且つリヤフェンダ38より車両前方に配置される。車両側面視で、点火制御装置101Bは、シートレール44に点火制御装置101Bの一部が重なり、この点火制御装置101Bの残部が、メインフレーム42、シートレール44、バックステー45で囲われるように配置される。このような点火制御装置101Bの配置であれば、点火制御装置101Bへ外方から力がかかり難くなり、点火制御装置101Bを保護することが可能になる。なお、実施例2は、キャニスタが設けられていない点以外、実施例1と同一構造であり説明を省略する。
尚、本発明は、実施の形態ではキャニスタを備えた自動二輪車に適用したが、キャニスタを備えた三輪自動車或いは他の鞍乗型車両に適用することは差し支えない。
本発明は、キャニスタを備えた自動二輪車に好適である。
10…鞍乗型車両(自動二輪車)、21…車体フレーム、38…リヤフェンダ、41…ヘッドパイプ、42…メインフレーム、44L、44R…左右のシートレールメンバ、61…収納ボックス、62…補機配置トレー、66…配管(パージ配管)、70…補機部品(キャニスタ)、96…液体抜き穴、101…補機部品(点火制御装置)、116…補機部品の支持部(キャニスタの取付支持部)、117…配線、118…配線支持部、121a〜121c…配管支持部(パージ配管支持部)、128…リブ壁、131…大気開放口、137…一端面(左端面)、138…他端面(右端面)、141…点火制御装置の支持部、145…凹部、146…ドレーン孔、148…第2の凹部、151…第1凹部、152…第2凹部。

Claims (8)

  1. 車体フレームと、この車体フレームの周辺に配置される少なくとも1つの補機部品と、前記車体フレームの少なくとも一部を覆う車体フレームカバーを備える鞍乗型車両において、
    前記補機部品は、前記車体フレームに取り付けられた補機配置トレーに取付けられ、
    前記補機配置トレーは、複数面を有し板状に形成される樹脂成形品であり、この樹脂成形品には、前記補機部品の支持部と、補機部品に付随する配線を支持する配線支持部及び/又は補機部品に付随する配管を支持する配管支持部が一体形成され
    前記車体フレームは、ヘッドパイプと、このヘッドパイプから車両後方へ延びるメインフレームと、このメインフレームから車両後方へ延びるシートレールメンバとからなり、
    前記補機配置トレーは、下方へ開放し前記メインフレームに上から嵌る第1凹部と、下方へ開口し前記シートレールメンバの上から嵌る第2凹部とを有することを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記メインフレームは、前記ヘッドパイプから車両後方且つ下方へ延び、
    前記シートレールメンバは、前記メインフレームの中間部から車幅方向左右に分かれ車両後方且つ上方へ延びる左右一対のシートレールメンバで構成され、
    前記第2凹部は、下方へ開口し前記左右のシートレールメンバの少なくとも一方に上から嵌ることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 前記補機配置トレーは、平面視で、車両前後方向及び車幅方向に延びており、
    前記少なくとも1つの補機部品は、燃料系補機部品と電装系補機部品とからなり、
    前記補機配置トレーの車幅方向の一方に前記燃料系補機部品が配置され、前記補機配置トレーの車幅方向の他方に前記電装系補機部品が配置される、請求項1又は請求項2記載の鞍乗型車両。
  4. 前記補機配置トレーの後部が、後輪の上方を覆うリヤフェンダに取付けられる、請求項2又は請求項3記載の鞍乗型車両。
  5. 車体フレームと、この車体フレームの周辺に配置される少なくとも1つの補機部品と、前記車体フレームの少なくとも一部を覆う車体フレームカバーを備える鞍乗型車両において、
    前記補機部品は、前記車体フレームに取り付けられた補機配置トレーに取付けられ、
    前記補機配置トレーは、複数面を有し板状に形成される樹脂成形品であり、この樹脂成形品には、前記補機部品の支持部と、補機部品に付随する配線を支持する配線支持部及び/又は補機部品に付随する配管を支持する配管支持部が一体形成され、
    前記補機配置トレーの上方に、収納ボックスが配置され、この収納ボックスに、この収納ボックス内に溜まった液体を抜く液体抜き穴が形成される鞍乗型車両。
  6. 前記補機配置トレーは、前記収納ボックスの前記液体抜き穴の下方に設けられた凹部と、この凹部に形成されて前記補機トレーに溜まったドレーンを抜くドレーン孔とを有する、請求項5記載の鞍乗型車両。
  7. 前記少なくとも1つの補機部品は前記補機配置トレーに取り付けられたキャニスタからなり、前記補機配置トレーは、前記キャニスタに設けられた大気開放口を囲むように延びるリブ壁を備える、請求項1〜6のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
  8. 前記収納ボックスの下方に配置されている前記補機配置トレーに、エンジンの点火制御を行う点火制御装置が取付けられる、請求項5〜7のいずれか1項記載の鞍乗型車両。
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