JP2011162058A - 自動二輪車 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートレールにキャニスタ等を配置した場合であっても、同乗者の乗り心地が良好な自動二輪車を提供する。
【解決手段】車両フレームの後部を構成するシートレール14がリアカウル26によって覆われ、リアカウル26の上方に配置されたフロントシート25とその後方に配置されたリアシート27とを備える。リアカウル26側面における所定部位を凹ませてなる抉り部31を設け、リアシート27の同乗者がその脚部を抉り部31に沿わせて着座し得るようにする。
【選択図】図6
【解決手段】車両フレームの後部を構成するシートレール14がリアカウル26によって覆われ、リアカウル26の上方に配置されたフロントシート25とその後方に配置されたリアシート27とを備える。リアカウル26側面における所定部位を凹ませてなる抉り部31を設け、リアシート27の同乗者がその脚部を抉り部31に沿わせて着座し得るようにする。
【選択図】図6
Description
本発明は自動二輪車、特に同乗者の乗り心地を有効に改善し得る自動二輪車に関する。
従来より二輪車の燃料タンクにおいて、収納された燃料が気化し、燃料タンクの上部に蒸発ガスとして滞留することが知られている。この蒸発ガスが、エンジン停止中などに空気中へ漏れ出すことは、燃料の無駄となると共に環境への影響も懸念される。この問題を解決するために、特許文献1には、二輪車のシートレールにキャニスタを配置し、燃料タンク内の蒸発ガスを該キャニスタに導いて、キャニスタ内の活性炭等に吸着させ、その後、エンジンの始動時に、キャニスタ内の蒸発ガスをキャブレターへ引き込む構造が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載のキャニスタの取付構造では、キャニスタを内側に収納配置するためにキャニスタを覆うリアカウルは、側方へ膨出させる必要がある。このため、同乗者が乗車した場合に、同乗者の脚部の内側にリアカウルがあたり、乗り心地に著しく影響する等の問題がある。
本発明は上記の問題に鑑み、シートレールにキャニスタ等を配置した場合であっても、同乗者の乗り心地が良好な自動二輪車を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の自動二輪車は、車両フレームの後部を構成するシートレールがリアカウルによって覆われ、前記リアカウルの上方に配置されたフロントシートとその後方に配置されたリアシートとを備えた自動二輪車において、前記リアカウル側面における所定部位を凹ませてなる抉り部を設け、前記リアシートの同乗者がその脚部を前記抉り部に沿わせて着座し得るようにしたことを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車において、前記シートレールの下方に同乗者の足を乗せるためのピリオンステップを有し、前記抉り部が、前後方向における前記フロントシートと前記ピリオンステップとの間に形成されることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車において、前記抉り部は、その上端が最も内側に抉られて形成され、該上端から下方に向う従って車幅方向寸法が大きくなるように形成されることを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車において、前記抉り部は、側面視にて前記上端にその2つの角が含まれる概略逆三角形状に形成され、これら2つの角よりも前後方向で後方に第3の角が位置するように形成したことを特徴とする。
また、本発明の自動二輪車において、前記抉り部よりも後方の前記リアカウル内に、燃料タンク内の蒸発ガスを吸着するキャニスタを配置したことを特徴とする。
上述の構成によれば、リアカウルに設けた抉り部に同乗者が脚部を沿わせることで、膝の間隔を狭めることができ、強固にニーグリップが可能となり、走行中の姿勢を安定させることができる。
以下、図面に基づき、本発明による自動二輪車の好適な実施の形態を説明する。
本発明の詳細な構造について、先ず図1〜図7を用いて説明する。なお、以下の説明で記載する方向の指示は、車両乗車時の運転者からみた方向によるものとする。この場合、説明中で用いる各図において、必要に応じて車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
本発明の詳細な構造について、先ず図1〜図7を用いて説明する。なお、以下の説明で記載する方向の指示は、車両乗車時の運転者からみた方向によるものとする。この場合、説明中で用いる各図において、必要に応じて車両の前方を矢印Frにより、車両の後方を矢印Rrにより示し、また、車両の側方右側を矢印Rにより、車両の側方左側を矢印Lにより示す。
車両全体構造
先ず、本発明を適用した車両全体構造について説明する。自動二輪車10において車両の前後方向に伸びる車両フレームの前端に、左右に回動自在に支承されたフロントフォーク11を備え、このフロントフォーク11に前輪12が取り付けられる。車両フレームは、略車両前半部を構成するメインフレーム13と車両後半部を構成するシートレール14からなり、メインフレーム13の下方にはエンジン15が、メインフレーム13に対して取り付けられる。
先ず、本発明を適用した車両全体構造について説明する。自動二輪車10において車両の前後方向に伸びる車両フレームの前端に、左右に回動自在に支承されたフロントフォーク11を備え、このフロントフォーク11に前輪12が取り付けられる。車両フレームは、略車両前半部を構成するメインフレーム13と車両後半部を構成するシートレール14からなり、メインフレーム13の下方にはエンジン15が、メインフレーム13に対して取り付けられる。
エンジン15の後上方には、エンジン15へ供給する空気量を調整するスロットルボディ16と、このスロットルボディ16に空気を供給するエアクリーナ17が上方に向かって連続して接続されている。エアクリーナ17の上方には、燃料タンク18がメインフレーム13に対して取り付けられ、前述のスロットルボディ16に取り付けられた燃料噴射装置及びフューエルホース(共に図示せず)に接続して、燃料を供給するようになっている。
また、車両前部にはフロントカウル19が取り付けられる。フロントカウル19には、前照灯20と左右一対の方向指示器21が備えられている。フロントカウル19の下端には、車両側面を覆うサイドカウル22が接続される。
メインフレーム13の後部には、遥動自在にスイングアーム23が取り付けられ、このスイングアーム23の後端に後輪24が取り付けられ、公知の技術と同様にエンジン15の動力が伝えられ、これにより後輪24が駆動される。シートレール14は、メインフレーム13の後部上側に取り付けられ、後方且つ上方に向けて延出して設けられる。燃料タンク18の後方において、運転者が着座するフロントシート25がリアカウル26の上面にて配置される。フロントシート25は、シートレール14に固定される。
フロントシート25の後方且つ上方には、同乗者が着座するリアシート27が取り付けられている。また、フロントシート25の後部下方には、同乗者がその足を乗せるためのピリオンステップ28がシートレール14の下部にて固定して設けられる。ピリオンステップ28は、そのステー29がシートレール14との取付け位置から後方下方に延出して設けられ、ステー29の先端に足を乗せるステップ部30が配置される。このステップ部30は、前後方向においてフロントシート25とリアシート27との間に位置している。ステップ部30は図2の点線で示すように、車両上方後方に向けて可倒できるように構成されている。この構造により同乗者は、リアシート27に着座してピリオンステップ28に足を乗せると共に運転者の腰部を両膝で挟み込む(ニーグリップという)ことで体勢を安定させることができる。
また、図6を参照してリアカウル26の左右側面であって、フロントシート25とリアシート27との間には、略U字(もしくはV字)形状の抉り部31が形成される。この抉り部31によって形成されるリアカウル26の車幅寸法wは、フロントシート25の最大幅w1よりも小さく設定される。また、抉り部31は、その最内点Oから下方に向かう程、車幅方向に広く形成される。更に図7に示すように、側面視において抉り部31により構成される三角形ABCとすると、その角B(又はB点)がA点及びC点に対して著しく後方に伸び出してなる三角形状を呈する。
このように構成すると、同乗者が上述のようにニーグリップする場合、抉り部31に下腿内側を合わせることで、膝の間隔を狭くすることができ、運転者の腰を挟みやすくなる。また、抉り部31にてニーグリップを行うと人間の両脚下腿は略ハの字となる、即ち下方側が広くなるため、抉り部31の上端(A点又はC点側)から下端(B点側)まで同じ深さ(V字の谷の深さ)で抉ったのでは、下方に向かうに従ってリアシート27から下腿が離れてしまう。そこで、本発明では、下方に向う程抉り部31が谷の深さが浅くなるように構成している。
更に、抉り部31を垂直方向に沿って形成しても、ニーグリップをより強くすることは可能である。この場合、例えば仮想線ABのように車両の進行方向に直行する面が形成されてしまうため、この面に走行風が当たり走行性能を悪化させる恐れがある。このためB点を少なくともA点よりも後方に形成し、走行風を辺ABに沿って下方に逃がすように構成している。
シートレール14の側面及び上面の一部はリアカウル26に覆われる。リアカウル26の後端には、尾灯32と左右一対の方向指示器33が配設されている。また、車両の左側下部には、駐車時に車体を支持するプロップスタンド34がメインフレーム13に対し、回動可能(図1、点線参照)に取り付けられている。
キャニスタの配置構造
次に、主に図2〜図4を用いて、本発明のキャニスタ配置(又は取付)構造について説明する。
図2において、シートレール14は平面視において、後方へ向う程車幅方向の寸法が減少する内向部14aが左右側面に設けられる。内向部14aの前端14bよりも後方のシートレール14は、その側面と一部の上面がリアカウル26により覆われる。また、リアカウル26の前端下部26aは、内向部14aの前端14bに沿って形成されている(図7をも参照のこと)。
次に、主に図2〜図4を用いて、本発明のキャニスタ配置(又は取付)構造について説明する。
図2において、シートレール14は平面視において、後方へ向う程車幅方向の寸法が減少する内向部14aが左右側面に設けられる。内向部14aの前端14bよりも後方のシートレール14は、その側面と一部の上面がリアカウル26により覆われる。また、リアカウル26の前端下部26aは、内向部14aの前端14bに沿って形成されている(図7をも参照のこと)。
図3及び図4において、本発明のキャニスタ35は、内向部14aの前端14bよりも後方であって、且つリアカウル26の抉り部31よりも後方のシートレール14の右側面に第1キャニスタ35Aが、左側面に第2キャニスタ35Bがそれぞれ配置される。これらのキャニスタ35A,35Bは共に、固定ベルト36にてシートレール14に固定される。このようにキャニスタ35を抉り部31よりも後方に取り付けることにより、抉り部31を設計するにあたり、抉り部31の設計自由度を十分に確保した上で、同乗者の下腿に沿った形状を設けることができ、ひいては同乗者の姿勢を安定させることができる。
また、キャニスタ35は一般に吸着剤を内包する容器であるため、強い衝撃が加わることを避ける方が望ましい。例えば仮に、内向部14aの無い状態で同様の位置にキャニスタ35を取り付けた場合、キャニスタ35の外側面は、ピリオンステップ28よりも外側にはみ出して設けられる。このような状態で、車両が転倒した場合を想定すると、ピリオンステップ28よりも先に、キャニスタ35を覆うリアカウル26が地面と接触し、次いでキャニスタ35に強い衝撃が加わる恐れがある。
そこで、本発明のように車両フレームの幅を減少させるように内向部14aを設け、この内向部14aの前端よりも後方にキャニスタ35を取り付けたことにより、キャニスタ35がピリオンステップ28よりも内側に設けることができ、強い衝撃からキャニスタ35を保護することができる。
キャニスタの配管構造
次に、主に図2〜図4及び図5を用いて、本発明のキャニスタ配管構造について説明する。
第1キャニスタ35Aの後端に連結ホース37が接続され、この連結ホース37をシートレール14の後端上面に沿わせて車両左側へと延出し、その後、第2キャニスタ35Bの下方を迂回して、第2キャニスタ35Bの前端へ接続して構成される。第1キャニスタ35Aの前端には、燃料タンク18の上部と第1キャニスタ35Aとを連結するガス回収チューブ39と、第1キャニスタ35Aとスロットルボディ16とを連結するガス供給チューブ38とが接続されている。
次に、主に図2〜図4及び図5を用いて、本発明のキャニスタ配管構造について説明する。
第1キャニスタ35Aの後端に連結ホース37が接続され、この連結ホース37をシートレール14の後端上面に沿わせて車両左側へと延出し、その後、第2キャニスタ35Bの下方を迂回して、第2キャニスタ35Bの前端へ接続して構成される。第1キャニスタ35Aの前端には、燃料タンク18の上部と第1キャニスタ35Aとを連結するガス回収チューブ39と、第1キャニスタ35Aとスロットルボディ16とを連結するガス供給チューブ38とが接続されている。
更に具体的には、ガス回収チューブ39及びガス供給チューブ38は共に、第1キャニスタ35Aの前方に向かって延出した後、車両左側方向へ向きを変えられ、シートレール14の左右を連結する中間ブリッジ40上に立設された固定ブラケット41に支持され、シートレール14の左側内面まで延設される。図5において、ガス回収チューブ39及びガス供給チューブ38はそれぞれ、シートレール14の右側外面から固定ブラケット41の左方までの間を金属パイプ42にて構成している。蒸発ガスを通過させるチューブは、一般的に軽量なゴム素材が使用される。
この場合、両ガス回収チューブ39及びガス供給チューブ38は、フロントシート25とシートレール14との間を通す必要がある。そのため、仮に肉厚で管の外径が太いゴム管を使用した場合、フロントシート25を更に上方へ設定することとなりそのシート高が高くなり、そのままでは運転者の足つき性を悪化させる恐れがある。そこで、管径の比較的小さい金属パイプ42を採用し、足つき性を向上させたものである。
ここで、中間ブリッジ40の前方であってバッテリ43の後方のスペースは、エンジン15又は前照灯20等の作動に必要なセンサ及び電装部品が収納される補機部品収納スペース44として区画されている。また、中間ブリッジ40の後方は、工具収納スペース45として区画されている。
ガス回収チューブ39は、シートレール14の左側内面に沿って前方に向きを変え、バッテリ43とシートレール14との隙間を通過して、燃料タンク18の下方へ延設され、燃料タンク18下方から燃料タンク18内に突入し、燃料タンク18内上部まで延設される。一方、ガス供給チューブ38は、シートレール14の左側内面から前方に向かって向きを変え、エンジン回転数等によって電気的に開閉するパージバルブ(図示しない)を介してスロットルボディ16に接続される。
上記構成において、燃料タンク18内上部に滞留する蒸発ガスがガス回収チューブ39内を通り、第1キャニスタ35A内の吸着材(例えば活性炭)に吸着される。そして、第1キャニスタ35Aが満たされると連結ホース37を介して第2キャニスタ35Bに吸着される。エンジン15の始動時には、例えばエンジン回転数の上昇に伴いパージバルブが開放され、さらにスロットルボディ16内が負圧となるため、第1キャニスタ35A及び第2キャニスタ35Bに吸着された蒸発ガスが、スロットルボディ16内に引き込まれてエンジン15に供給される。
さて、上述した本発明の自動二輪車において特に、先ず図8及び図9にも示すようにリアカウル26の側面所定部位を凹ませてなる抉り部31を設ける。ここで、図10に示すように同乗者M2は運転者M1の後方にて、ピリオンステップ28のステップ部30に足を乗せながらリアシート27に着座する。同乗者M2はその際、脚部を抉り部31に沿わせて着座することにより、より強固なニーグリップが可能となり走行中の姿勢を安定させることができる。
また、抉り部31は前述した通り、フロントシート25とピリオンステップ28との間に形成される。ここで、車両発進などによる急加速時において、慣性力により同乗者M2には車両後方に向かう力が発生する。この力に抗するため、ニーグリップした時、踵が膝よりも後方に位置する姿勢を同乗者に取らせる必要がある。このため、ピリオンステップ28は、前後方向においてフロントシート25よりも後方に設けられ、必然的にフロントシート25とピリオンステップ28との間のリアカウル26側方を同乗者M2の脚部が通過することとなる。従って、フロントシート25とピリオンステップ28との間のリアカウル26側面に抉り部31を設けることで、より強固に同乗者M2の姿勢を安定させることができる。これにより走行安定性を確保し、走行時の安全性を向上することができる。
また、同乗者M2は、ニーグリップをしたとき、運転者M1の腰部を挟む膝が最も狭められ、踵に向かって足を広げるように乗車する(膝から踵にかけてハの字状に足を開く姿勢をとる)。この場合、本発明においてリアカウル26の抉り部31を同乗者M2の脚部に沿うように形成することで、運転者M1の腰部と同時にリアカウル26をも挟み込むことができるため、姿勢をより安定させることができる。また、車両の振動等によって膝部のグリップが弱まった際に、早期にリアカウル26を挟み込むことができ、この点でも安全性を向上することができる。
更に、本発明において抉り部31は、側面視にて上端にその2つの角A,C(図7参照)が含まれる概略逆三角形状に形成され、これら2つの角A,Cよりも後方に第3の角Bが位置するようにする。ここで、抉り部31を垂直に設けた場合、車両の進行方向に対して、実質的に垂直な壁(図7の仮想線AB)が形成され、その壁のために空気抵抗が発生する。そこで、上記のように抉り部31を側面視で逆三角形ABC状とし、そのうちの角Bを後方になるようにすることで、走行風を辺ABに沿って下方へ逃がすことができ、空気抵抗を有効に抑制することができる。
また、抉り部31の後方にキャニスタ35を取り付けることにより、同乗者M2の姿勢に影響を与えることなく、キャニスタ35を取り付けることができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。
上記実施形態において、左右に第1キャニスタ35A及び第2キャニスタ35Bを1つずつ配設した例を説明したが、左右いずれか又は双方に2以上のキャニスタを配設することも可能である。
上記実施形態において、左右に第1キャニスタ35A及び第2キャニスタ35Bを1つずつ配設した例を説明したが、左右いずれか又は双方に2以上のキャニスタを配設することも可能である。
10 自動二輪車、12 前輪、13 メインフレーム、14シートレール、15 エンジン、16 スロットルボディ、17 エアクリーナ、18燃料タンク、19 フロントカウル、20 前照灯、21 方向指示器、22 サイドカウル、23 スイングアーム、24 後輪、25 フロントシート、26 リアカウル、27 リアシート、28 ピリオンステップ、29 ステー、30 ステップ部、31 抉り部、32 尾灯、33 方向指示器、34 プロップスタンド、35 キャニスタ、35A 第1キャニスタ、35B 第2キャニスタ、36 固定ベルト、37 連結ホース、38 ガス供給チューブ、39 ガス回収チューブ、40 中間ブリッジ、41 固定ブラケット、42 金属パイプ、43 バッテリ。
Claims (5)
- 車両フレームの後部を構成するシートレールがリアカウルによって覆われ、前記リアカウルの上方に配置されたフロントシートとその後方に配置されたリアシートとを備えた自動二輪車において、
前記リアカウル側面における所定部位を凹ませてなる抉り部を設け、前記リアシートの同乗者がその脚部を前記抉り部に沿わせて着座し得るようにしたことを特徴とする自動二輪車。 - 前記シートレールの下方に同乗者の足を乗せるためのピリオンステップを有し、
前記抉り部が、前後方向における前記フロントシートと前記ピリオンステップとの間に形成されることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車。 - 前記抉り部は、その上端が最も内側に抉られて形成され、該上端から下方に向う従って車幅方向寸法が大きくなるように形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動二輪車。
- 前記抉り部は、側面視にて前記上端にその2つの角が含まれる概略逆三角形状に形成され、これら2つの角よりも前後方向で後方に第3の角が位置するように形成したことを特徴とする請求項3に記載の自動二輪車。
- 前記抉り部よりも後方の前記リアカウル内に、燃料タンク内の蒸発ガスを吸着するキャニスタを配置したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の自動二輪車。
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Cited By (1)
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WO2013094549A1 (ja) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
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2010
- 2010-02-09 JP JP2010026878A patent/JP2011162058A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013094549A1 (ja) * | 2011-12-21 | 2013-06-27 | 本田技研工業株式会社 | 鞍乗型車両 |
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