JP5810528B2 - 転写フィルム、樹脂積層体及びそれらの製造方法 - Google Patents
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Description
本実施形態で使用される透明基材フィルムは、本実施形態の転写フィルムを後述する樹脂基材の表面に積層した後に剥離して除去される。透明基材フィルムとしては、従来転写用剥離フィルムとして使用されているもの、例えば、活性エネルギー線透過性フィルム等を使用することができる。また、本実施形態においては、透明基材フィルムとして表層に剥離層を有する積層フィルムを使用することができる。
防汚硬化膜は防汚組成物を硬化させた膜であり、防汚硬化膜の透明基材フィルムと接していない面の水接触角(1)(以下、「水接触角(1)」という。)は100度以下である。水接触角(1)は、好ましくは80度以上、95度以下である。水接触角(1)を100度以下とすることにより、防汚硬化膜の表面に後述する接着層や機能層を形成する際にハジキ欠陥の発生を抑制することができる。ここで防汚硬化膜は、部分硬化物(防汚組成物中の硬化性化合物の一部が反応して硬化したもの)を含んでもよい。
防汚硬化膜を構成する防汚組成物(以下、「防汚組成物」という。)としては、熱硬化性及び活性エネルギー線硬化性から選ばれる少なくとも1種の硬化性を有するものが挙げられる。
本実施形態において、接着層は本実施形態の転写フィルムと後述する樹脂基材とを接着するための層である。接着層は本実施形態の転写フィルムの防汚硬化膜の、透明基材フィルムと接していない面に積層される場合、及び樹脂基材の、転写フィルムが積層される面に積層される場合のいずれでもよい。接着層としては、例えば、熱可塑性樹脂を含有する熱可塑性樹脂塗膜層及び活性エネルギー線硬化性組成物を含有する硬化性塗膜の層が挙げられる。
熱可塑性樹脂塗膜層を形成する熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、塩素化オレフィン系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、マレイン酸系樹脂、塩化ゴム系樹脂、環化ゴム系樹脂、ポリアミド系樹脂、クマロンインデン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル系共重合体、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、スチレン系樹脂、ブチラール樹脂、ロジン系樹脂及びエポキシ系樹脂が挙げられる。これらは1種のみを用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
硬化性塗膜の層を形成するために使用される活性エネルギー線硬化性組成物としては、前述した防汚組成物に添加される分子中に少なくとも2個の(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物(架橋成分)、前記光開始剤などを含む組成物が挙げられる。
本実施形態の転写フィルムとしては、必要に応じて、防汚硬化膜に、低屈折率層、高屈折率層、ハードコート層及び帯電防止層から選ばれる少なくとも1層を含む機能層を積層したものとすることができる。
式(3)
M(OR)m
(式中、Mは金属を表し、Rは炭素数1〜5の炭化水素基を表し、mは金属Mの原子価であり、3又は4を表す。)
本実施形態で使用される液状有機化合物としては、アルコール、エステル、ケトン及びエーテルから選ばれる少なくとも1種の液状有機化合物が挙げられる。なお、液状とは常温常圧時の状態を示す。液状有機化合物は防汚膜の表面に塗布され、その後揮発されることによって、防汚組成物中のパーフルオロポリエーテル基と窒素原子とを含有するモノマー(A)の含有量が少ないにも係わらず良好な撥水性及び撥油性を示す樹脂積層体が得られる。
本実施形態の転写フィルムは透明基材フィルムの表面に防汚硬化膜が積層されたものである。本実施形態の転写フィルムは、必要に応じて防汚硬化膜の透明基材フィルムと接していない面に接着層を積層させたものとすることができる。
本実施形態で使用される樹脂基材としては、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、メタクリル酸メチル単位を主構成成分とする共重合体、ポリスチレン及びスチレン−メチルメタクリレート共重合体の成形品が挙げられる。樹脂基材は、必要に応じて着色剤、光拡散剤等の添加剤を含有することができる。樹脂積層体の厚みとしては、機械的強度の観点から、0.2mm以上が好ましく、生産性の観点から、10mm以下が好ましい。
本実施形態の樹脂積層体は、樹脂基材の表面に、接着層の硬化膜である硬化塗膜層と、防汚硬化膜とが順次積層された積層体である。即ち、転写フィルムの接着層と樹脂基材とを接着後、透明基材フィルムを剥離することで得られる積層体である。また、本実施形態においては、必要に応じて硬化塗膜層と防汚硬化膜との間に機能層を形成することができる。
透明基材フィルムの表面に防汚硬化膜を形成するための防汚組成物の塗膜層である防汚膜の形成方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。まず、前記防汚組成物を塗布し、希釈溶媒を含有する場合には希釈溶媒を乾燥により除去して防汚膜を形成する。
前記防汚膜形成工程で形成された防汚膜は、防汚硬化膜形成工程において、例えば、熱硬化法及び活性エネルギー線硬化法から選ばれる少なくとも1種の硬化法により硬化処理され、防汚硬化膜が形成される。これにより転写フィルムが得られる。該防汚硬化膜の透明基材フィルムと接していない面の水接触角(1)は100度以下であり、該防汚硬化膜の透明基材フィルムと接している面の水接触角(2)は90度以上、トリオレインの接触角(α)は55度以上である。
防汚膜形成工程の後、液状有機化合物塗布工程、揮発工程を経て、防汚硬化膜形成工程を行うことができる。液状有機化合物塗布工程において、防汚膜が形成された透明基材フィルムの防汚膜の表面に前記液状有機化合物を塗布して液状有機化合物の塗膜を形成させる。
本実施形態における揮発工程で、防汚膜の表面に塗布された液状有機化合物を揮発させる。液状有機化合物を揮発させる方法としては、例えば、室温以上の温度で、常圧又は減圧下で揮発させる方法が挙げられる。なお、液状有機化合物が完全に揮発しておらず、一部残存していても良い。
本実施形態の接着層形成工程において、転写フィルムの防汚硬化膜、又は機能層を有する場合には機能層の表面に、接着層である熱可塑性樹脂塗膜層又は硬化性塗膜の層を形成することができる。
本実施形態においては、転写フィルムとして防汚機能だけでなく、反射防止機能、耐擦傷性機能、帯電防止機能等の各種機能を付与させる場合には、機能層形成工程で透明基材フィルムの表面に防汚硬化膜を形成した後に、該防汚硬化膜の表面に機能層を形成することができる。
本実施形態において、樹脂基材ラミネート物は樹脂基材の表面に接着層としての熱可塑性樹脂塗膜層、防汚硬化膜及び透明基材フィルムが順次積層されたもの、又は樹脂基材の表面に接着層としての熱可塑性樹脂塗膜層、機能層、防汚硬化膜及び透明基材フィルムが順次積層されたものである。
本実施形態においては、接着層として熱可塑性樹脂塗膜層を使用する場合には、樹脂基材ラミネート物形成工程で転写フィルムの熱可塑性樹脂塗膜層と樹脂基材とを接着して樹脂基材ラミネート物を製造する。熱可塑性樹脂塗膜層は転写フィルムにあらかじめ設けてもよいし、樹脂基材にあらかじめ設けても良い。
本実施形態において、活性エネルギー線硬化性樹脂基材ラミネート物は、樹脂基材の表面に、接着層としての活性エネルギー線硬化性組成物を含有する硬化性塗膜の層、防汚硬化膜及び透明基材フィルムが順次積層されたもの、又は樹脂基材の表面に、接着層としての活性エネルギー線硬化性組成物を含有する硬化性塗膜の層、機能層、防汚硬化膜及び透明基材フィルムが順次積層されたものである。
本実施形態においては、接着層として活性エネルギー線硬化性組成物を含有する硬化性塗膜の層を使用する場合には、活性エネルギー線硬化性樹脂基材ラミネート物形成工程で、転写フィルムの硬化性塗膜の層と樹脂基材とを接着して活性エネルギー線硬化性樹脂基材ラミネート物を得る。硬化性塗膜の層は転写フィルムにあらかじめ設けてもよいし、樹脂基材にあらかじめ設けても良い。
本実施形態においては、熱可塑性樹脂塗膜層含有転写フィルム積層体は樹脂基材の表面に、接着層としての熱可塑性樹脂塗膜層、防汚硬化膜及び透明基材フィルムが順次積層され、一体化されたもの、又は樹脂基材の表面に接着層として熱可塑性樹脂塗膜層、機能層、防汚硬化膜及び透明基材フィルムが順次積層され、一体化されたものである。
本実施形態においては、熱可塑性樹脂塗膜層含有転写フィルム積層体形成工程において、樹脂基材ラミネート物形成工程で得られた樹脂基材ラミネート物を、加圧処理及び加温処理から選ばれる少なくとも1種の処理により樹脂基材と接着層である熱可塑性樹脂塗膜層と防汚硬化膜又は機能層とを一体化させる。
本実施形態において、硬化塗膜層含有転写フィルム積層体は樹脂基材の表面に、接着層の硬化膜として硬化塗膜層、防汚硬化膜及び透明基材フィルムが順次積層されたもの、又は樹脂基材の表面に、接着層の硬化膜として硬化塗膜層、機能層、防汚硬化膜及び透明基材フィルムが順次積層されたものである。なお、硬化塗膜層は、接着層として使用される活性エネルギー線硬化性組成物を含有する硬化性塗膜の層を硬化させたものである。
本実施形態においては、硬化塗膜層含有転写フィルム積層体形成工程において、活性エネルギー線硬化性樹脂基材ラミネート物形成工程で得られた活性エネルギー線硬化性樹脂基材ラミネート物に活性エネルギー線を照射して硬化塗膜層を形成することができる。
本実施形態の樹脂積層体は、樹脂積層体形成工程において、熱可塑性樹脂塗膜層含有転写フィルム積層体又は硬化塗膜層含有転写フィルム積層体から透明基材フィルムを剥離することにより得られる。
「TAS」:コハク酸/トリメチロールエタン/アクリル酸(モル比1/2/4)縮合混合物(大阪有機化学工業(株)製)
「C6DA」:1,6−ヘキサンジオールジアクリレート(大阪有機化学工業(株)製、商品名)
「M305」:ペンタエリスリトールトリアクリレート(東亞合成(株)製、商品名)
「M400」:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(東亞合成(株)製、商品名)
「オプツールDAC」:パーフルオロポリエーテル基及び活性エネルギー線反応性基を有するフッ素基含有ポリエーテル化合物の溶液(ダイキン工業(株)製、固形分濃度20%、2,2,3,3−テトラフルオロ−1−プロパノール溶液、商品名)
「DAROCUR TPO」:2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド(チバ・ジャパン(株)製、商品名)
「IRGACURE819」:ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド(チバ・ジャパン(株)製、商品名)
「IRGACURE907」:2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン(チバ・ジャパン(株)製、商品名)
「KBM503」:3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン(信越シリコーン(株)製、商品名)
「スルーリアS」:中空シリカゾルのイソプロピルアルコール(IPA)分散体(固形分濃度20%)(日揮触媒化成(株)製、商品名)
「PGM」:1−メトキシ−2−プロパノール(和光純薬(株)製、商品名)
「IPA」:i−プロパノール(和光純薬(株)製)
「エタノール」:(和光純薬(株)製)
「MIBK」:メチル−iso−ブチルケトン(和光純薬(株)製)
「ブチセロ」:エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル(和光純薬(株)製)
「MMA」:メタクリル酸メチル(三菱レイヨン(株)製)
「トルエン」:(和光純薬(株)製)
「n−ヘキサン」:(和光純薬(株)製)
「ELCOM MR−1009SBV P−30」:五酸化アンチモンゾルのIPA分散体(日揮触媒化成(株)製、商品名)
「アクリライトEX001」:メタクリル樹脂板(三菱レイヨン(株)製、商品名)
「パンライトAD−5503」:ポリカーボネート樹脂板(帝人化成(株)製、商品名)
「トスガード510」:加熱硬化型撥水ハードコート塗料(固形分濃度21%)(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ(株)製、商品名)
「PH−91」:プライマー塗料(固形分濃度4%)(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ(株)製、商品名)。
樹脂基材の表面温度の測定には、非接触型表面温度計((株)チノー製、ハンディ型放射温度計IR−TA(商品名))を使用した。
日本電色工業(株)製HAZE METER NDH2000(商品名)を用いてJIS K7361−1に示される測定法に準拠して、樹脂積層体の全光線透過率を測定し、JIS K7136に示される測定法に準拠してヘーズ値を測定した。
(耐擦傷性評価法1)
#0000のスチールウールを装着した直径25.4mmの円形パッドを樹脂積層体の防汚硬化膜の表面に置き、1kgの荷重下で20mmの距離を10回往復擦傷し、擦傷前と擦傷後のヘーズ値の差(Δヘーズ)を下記式より求め、試験後のサンプル表面の傷の本数を数えて耐擦傷性を評価した。
[Δヘーズ(%)]=[擦傷後のヘーズ値(%)]−[擦傷前のヘーズ値(%)]
(耐擦傷性評価法2)
#0000のスチールウールを装着した直径25.4mmの円形パッドを樹脂積層体の防汚硬化膜の表面に置き、1kgの荷重下で20mmの距離を20回往復擦傷し、擦傷前と擦傷後のヘーズ値の差(Δヘーズ)を下記式より求め、試験後のサンプル表面の傷の本数を数えて耐擦傷性を評価した。
[Δヘーズ(%)]=[擦傷後のヘーズ値(%)]−[擦傷前のヘーズ値(%)]。
転写後の樹脂積層体の防汚硬化膜が積層されていない面をサンドペーパーで粗面化した後に艶消し黒色スプレーで塗ったものを評価用サンプルとした。分光光度計((株)日立製作所製、商品名:U−4000)を用いて、入射角5°及び波長380〜780nmの範囲でJIS R3106に示される測定法に準拠してサンプルの防汚硬化膜の表面の反射率を測定した。得られる反射率曲線の最も反射率の低い波長(ボトムの波長)及びボトムの波長における反射率(ボトムの波長反射率)を求めた。また、樹脂積層体の防汚硬化膜の表面に指紋を付着したときの反射色の変化の有無を以下の基準で評価した。
◎:反射色の変化が認められない。
○:反射色の変化がわずかに認められる。
×:反射色の変化が認められる。
防汚硬化膜の防汚性を下記の水接触角、トリオレインの接触角及び油性インキ拭き取り性により評価した。
23℃及び相対湿度50%の環境下において、防汚硬化膜の表面にイオン交換水0.2μLの1滴を滴下し、携帯型接触角計(Fibro syetem ab社製、商品名:PG−X)を用いて水と防汚硬化膜との接触角を測定し、水接触角を求めた。尚、水接触角(1)は転写フィルムの防汚硬化膜の表面の接触角を測定し、水接触角(2)は転写後の、樹脂積層体の防汚硬化膜の表面の接触角を測定した。
イオン交換水の代わりにトリオレインを使用したこと以外は水接触角の測定の場合と同様にして、トリオレインの接触角を求めた。尚、トリオレインの接触角(α)は転写後の、樹脂積層体の防汚硬化膜の表面の接触角を測定した。
転写後の、樹脂積層体の防汚硬化膜の表面に、油性インキとして「マイネーム」(黒色)((株)サクラクレパス製、商品名)で線を書き、3分後に「キムタオル」(日本製紙クレシア(株)製、商品名)で拭き取り、その際の油性インキの拭き取れ具合を目視により以下の基準で評価した。
◎:5回の拭き取りにより完全に拭き取ることができる。
○:5回の拭き取りではわずかに線の跡が残る。
×:5回の拭き取りでは一部又は全部の油性インキが付着したままである。
JIS K5600−5−6に準拠して、25マスの碁盤目の剥離評価を4箇所で実施し、100マスの中で剥離せずに残ったマスの数で樹脂積層体の防汚硬化膜の密着性を評価した。
樹脂積層体の厚み方向にミクロトームで幅100nmのサンプルを切り出し、透過型電子顕微鏡(日本電子(株)製JEM−1010(商品名))で樹脂積層体の断面を観察し、防汚硬化膜の膜厚を測定した。
JIS L0848の汗に対する染色堅ろう度試験方法のA法に準じて人工汗液を調製した。樹脂積層体を50×50mmの大きさにカットして評価用サンプルとした。次いで、脱脂綿を30×30mmの大きさにカットし、評価用サンプルの上に乗せ、注射器を使用し、人工汗液を脱脂綿に垂らして脱脂綿を湿らせた。そのサンプルを温度45℃及び相対湿度95%の恒温恒湿機に96時間放置した後に取り出し、樹脂積層体の表面を水洗浄した後に目視評価により以下の基準で耐汗性を評価した。
○:変色が認められない。
×:変色が認められる。
超絶縁抵抗計(東亜ディーケーケー(株)製、商品名:ULTRA MEGOHMMETER MODEL SM−10E)を使用し、測定温度23℃及び相対湿度50%の条件で、樹脂積層体の防汚硬化膜の表面の印加電圧500Vでの通電1分後の表面抵抗値(Ω/□)を測定した。尚、測定用の樹脂積層体としては、予め温度23℃及び相対湿度50%で1日間調温、調湿したものを用いた。
樹脂積層体の厚み方向にミクロトームで幅100nmのサンプルを切り出し、透過型電子顕微鏡(日本電子(株)製、JEM−1010(商品名))で樹脂積層体の断面を観察し、樹脂積層体中の防汚硬化膜と機能層、硬化塗膜層または熱可塑性樹脂塗膜層との界面の状態を下記基準で評価した。
○:界面が明確に存在し、不明瞭な箇所は認められない。
×:界面が不明瞭な箇所がある。
転写後の、樹脂積層体の防汚硬化膜の表面における窒素原子(N)とフッ素原子(F)との組成比(N/F)を、X線光電子分光分析により測定した。組成比は、全構成元素(C1s、N1s、O1s、F1s及びSi2p)についてXPSスペクトルを取得し、そのピーク面積値を用いて求めた。得られた組成比からN/Fを算出した。(測定装置:サーモフィッシャーサイエンティフィック社製ESCA−LAB 220iXL X線源:Alターゲットを用いたモノクロ線源電圧:10kVフィラメント電流:16mA 試料チャンバー内真空度:1×10−9Torr)。
撹拌機及び冷却管を備えた4ツ口フラスコ反応容器にスルーリアSを63g仕込み、次いでKBM503を12g添加した。その後、攪拌しながら水4.4g及び0.01mol/l塩酸水溶液0.1gを順次添加し、80℃で2時間加熱を行った。次いで、反応系を減圧状態にして固形分濃度が40%となるまで揮発分を留出させた後、トルエン38gを添加して80℃で2時間加熱した。その後、反応系を減圧状態にして固形分濃度が60%となるまで揮発分を留出させ、更に80℃で2時間加熱し、加水分解処理及び縮合反応処理されたシリカゾル(1)を製造した。
KBM503を8g添加したこと以外は製造例1と同様にして加水分解処理及び縮合反応処理されたシリカゾル(2)を製造した。
KBM503を16g添加したこと以外は製造例1と同様にして加水分解処理及び縮合反応処理されたシリカゾル(3)を製造した。
防汚組成物として、表1、2、3、4、6、7に示す防汚組成物(1)〜(14)を調合した。なお、防汚組成物(9)は、トスガード510をPGMで希釈した固形分濃度が1%の加熱硬化型撥水ハードコート塗料溶液である。
厚さ100μmのメラミン剥離層付きPETフィルム((株)麗光製、商品名:AC−J)の表面に防汚組成物(1)を10バーコーターを用いて塗布し、80℃で15分間乾燥させて防汚膜を形成した。尚、メラミン剥離層の臨界表面張力は44mN/mであった。該防汚膜の膜厚は、防汚組成物(1)の固形分濃度、塗布量及び塗布面積から計算して93nmであった。
防汚膜が積層されたPETフィルムを9.6kWの高圧水銀ランプ(出力設定50%)の下20cmの位置を9m/分の速度で通過させ、防汚膜を硬化させて防汚硬化膜とする際の紫外線硬化条件を表1に示す条件に変更した。それ以外は実施例1と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表1に示す。尚、防汚硬化膜の表面に接着層(1)を形成する際にハジキ欠陥は極めてわずかな面積発生した。
防汚膜が積層されたPETフィルムを6m/分の速度で通過させ、防汚膜を硬化させて防汚硬化膜とする際の紫外線硬化条件を表1に示す条件に変更した。それ以外は実施例2と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表1に示す。尚、防汚硬化膜の表面に接着層(1)を形成する際にハジキ欠陥は極めてわずかな面積発生した。
防汚組成物(1)の代わりに防汚組成物(2)〜(6)を使用した。それ以外は実施例1と同様にして樹脂積層体を作製した。評価結果を表1に示す。
実施例1と同様にして接着層(1)形成前の転写フィルムを製造した。次いで、以下に示す組成の高屈折率導電性ハードコート層用組成物を、アプリケーター(クリアランス:メモリ4)を用いて、前記転写フィルムの防汚硬化膜の表面に塗付し、80℃で10分間乾燥させて高屈折率導電性ハードコート層用塗膜を形成した。尚、高屈折率導電性ハードコート層用塗膜を形成する際、ハジキは発生しなかった。
ELCOM MR−1009SBV P−30:160部
M400:52部
IRGACURE907:5部
IPA:290部。
実施例9と同様にして高屈折率導電性ハードコート層が積層された積層体を製造した。高屈折率導電性ハードコート層が積層された積層体の高屈折率導電性ハードコート層の表面に、下記接着層用熱可塑性樹脂溶液を、10号バーコーターを用いて塗付した後、80℃で15分間乾燥して溶剤を揮発させ、接着層(2)の形成された転写フィルムを製造した。
アクリル樹脂「BR−80」(三菱レイヨン(株)製、商品名):2部
メチルイソブチルケトン:49部
IPA:49部。
樹脂基材として板厚が2mmのパンライトAD−5503を使用した。それ以外は実施例1と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表1に示す。
硬化塗膜層含有転写フィルム積層体を製造するときの硬化条件を表1に示す条件とした。それ以外は実施例1と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表1に示す。
C6DAを40部、M305を60部及びDAROCUR TPOを1.0部混合して活性エネルギー線硬化性組成物を調製し、接着層(3)を形成した。それ以外は実施例1と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表1に示す。
防汚組成物(1)の代わりに防汚組成物(8)を使用した。それ以外は実施例3と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表3に示す。防汚硬化膜の表面に接着層(1)を形成する際にハジキ欠陥は多数発生し、接着層(1)が形成された面積は極めて小さかった。評価結果を表3に示す。
厚さ100μmのメラミン剥離層付きPETフィルム((株)麗光製、商品名:AC−J)の表面に、防汚組成物(9)を、10号バーコーターを用いて塗付し、90℃で90分間乾燥、硬化させて防汚硬化膜を形成した。該防汚硬化膜の膜厚は加熱硬化型撥水ハードコート塗料溶液の固形分濃度、塗布量及び塗布面積から計算して100nmであった。防汚硬化膜の表面の水接触角(1)は102度であった。
冷却管を備えたナスフラスコに、イソシナネート基含有アクリレート化合物(昭和電工(株)製、製品名:カレンズBEI)2.6gと、パーフルオロポリエーテル化合物(ソルベイソレクシス社製、製品名:FLUOROLINK D10H)8gと、ジブチル錫ジラウリレート0.005gとを添加し、50℃で6時間攪拌し、パーフルオロポリエーテル基と窒素原子とを含有するモノマー(A−2)を含む白濁粘性液体を調製した。該溶液にメチルエチルケトンを添加して固形分濃度が20質量%となるように希釈し、パーフルオロポリエーテル基と窒素原子とを含有するモノマー(A−2)を含む液体を調製した。
厚さ100μmのメラミン剥離層付きPETフィルム((株)麗光製、商品名:AC−J)の表面に、防汚組成物(10)を、10号バーコーターを用いて塗布し、80℃で15分間乾燥させて防汚膜を形成した。尚、メラミン剥離層の臨界表面張力は44mN/mであった。該防汚膜の膜厚は、防汚組成物(10)の固形分濃度、塗布量及び塗布面積から計算して93nmであった。
液状有機化合物としてIPA(液状有機化合物(1))の代わりに表5に示す液状有機化合物(2)から(8)を使用した。それ以外は実施例18と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表4に示す。
防汚組成物(10)の代わりに表4に示す防汚組成物(11)〜(13)を使用した。それ以外は実施例18と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表4に示す。
防汚膜の紫外線硬化条件を表4に示す条件に変更した。それ以外は実施例18と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表4に示す。
実施例18において、液状有機化合物の塗布及び揮発を実施しなかった。それ以外は実施例18と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表6に示す。該樹脂積層体は、実施例で作製した樹脂積層体と比較して表面の防汚性が低下した。
液状有機化合物としてIPA(液状有機化合物(1))の代わりに表5に示す液状有機化合物(9)、(10)を使用した。それ以外は実施例18と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表6に示す。比較例4、5では、液状有機化合物であるアルコール、エステル、エーテル及びケトンのいずれとも異なる液状有機化合物を使用して樹脂積層体を製造したが、該樹脂積層体は、実施例で作製した樹脂積層体と比較して表面の防汚性が低下した。
厚さ100μmのPETフィルム((株)東洋紡、商品名:A4100)のPET表面に、防汚組成物(10)を、10号バーコーターを用いて塗布し、80℃で15分間乾燥させて防汚膜を形成した。尚、PET表面の臨界表面張力は42mN/mであった。該防汚膜の膜厚は、防汚組成物(10)の固形分濃度、塗布量及び塗布面積から計算して93nmであった。
防汚組成物(10)の代わりに表7に示す防汚組成物(13)、(14)を使用した。それ以外は実施例30と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表7に示す。
厚さ100μmのPETフィルム((株)東洋紡、商品名:A4100)の代わりに、100μmのPENフィルム((株)帝人デュポン、商品名:テオネックス Q65)を使用した。それ以外は実施例30と同様にして樹脂積層体を製造した。評価結果を表7に示す。尚、PEN表面の臨界表面張力は43mN/mであった。
この出願は、2009年10月9日に出願された日本出願特願2009−235652及び2009年10月16日に出願された日本出願特願2009−239886を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
Claims (15)
- 透明基材フィルムの表面に防汚硬化膜が積層された転写フィルムであって、
前記防汚硬化膜の透明基材フィルムと接していない面の水接触角(1)が100度以下であり、
前記防汚硬化膜の透明基材フィルムと接している面の水接触角(2)が90度以上で、トリオレインの接触角(α)が55度以上であり、
前記防汚硬化膜が、パーフルオロポリエーテル基と窒素原子とを含有するモノマー(A)と、無機微粒子とを含む防汚組成物を硬化してなり、
前記防汚組成物中に含まれるパーフルオロポリエーテル基と窒素原子とを含有するモノマー(A)の量は、前記防汚組成物中の固形分100質量部中に、10質量部以上、75質量部以下である転写フィルム。 - 透明基材フィルムの表面に防汚硬化膜が積層された転写フィルムであって、
防汚硬化膜の透明基材フィルムと接している面のX線光電子分光分析による窒素原子(N)とフッ素原子(F)との組成比(N/F)が0.110以下である請求項1に記載の転写フィルム。 - 無機微粒子表面が加水分解性シラン化合物で表面処理されている請求項1又は2に記載の転写フィルム。
- 防汚硬化膜が低屈折率成分を含有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の転写フィルム。
- 防汚硬化膜の透明基材フィルムと接していない面に接着層が積層された請求項1〜5のいずれか1項に記載の転写フィルム。
- 透明基材フィルムの表面に防汚硬化膜及び機能層が順次積層された転写フィルムであって、機能層が、低屈折率層、高屈折率層、ハードコート層及び帯電防止層から選ばれる少なくとも1層を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の転写フィルム。
- 機能層の防汚硬化膜と接していない面に接着層が積層された請求項7に記載の転写フィルム。
- 接着層が熱可塑性樹脂を含有する熱可塑性樹脂塗膜層又は活性エネルギー線硬化性組成物を含有する硬化性塗膜の層である請求項6又は8に記載の転写フィルム。
- 透明基材フィルムの表面に前記防汚組成物を塗布して防汚膜を形成する工程と、
前記防汚膜を硬化させて防汚硬化膜を形成する工程と、を含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の転写フィルムの製造方法。 - 透明基材フィルムが芳香族ポリエステル化合物からなる請求項10に記載の転写フィルムの製造方法。
- 透明基材フィルムの表面に前記防汚組成物を塗布して防汚膜を形成する防汚膜形成工程と、
前記防汚膜の表面に、アルコール、エステル、エーテル、ケトンから選ばれる少なくとも1種の液状有機化合物を塗布する液状有機化合物塗布工程と、
前記塗布した液状有機化合物を揮発させる揮発工程と、
防汚膜を硬化させて防汚硬化膜を形成する防汚硬化膜形成工程と、を含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の転写フィルムの製造方法。 - 請求項6または8に記載の転写フィルムの接着層と樹脂基材とを接着する工程と、
前記防汚硬化膜から前記透明基材フィルムを剥がし樹脂積層体を得る工程と、を含む樹脂積層体の製造方法。 - 前記接着層が活性エネルギー線硬化性混合物を含み、
前記転写フィルムの接着層と樹脂基材とを接着する工程の後、接着層に対し活性エネルギー線を照射し、前記活性エネルギー線硬化性混合物を硬化させて硬化塗膜層とする請求項13に記載の樹脂積層体の製造方法。 - 請求項13または14に記載の方法により製造される樹脂積層体であって、
露出している防汚硬化膜表面の水接触角が90度以上、トリオレインの接触角(α)が55度以上であり、X線光電子分光分析による窒素原子(N)とフッ素原子(F)との組成比(N/F)が0.110以下である樹脂積層体。
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